JPS6330849A

JPS6330849A - 密着焼付け方法

Info

Publication number: JPS6330849A
Application number: JP61173910A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Komano; 博司駒野
Original assignee: Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Current assignee: Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Priority date: 1986-07-25
Filing date: 1986-07-25
Publication date: 1988-02-09
Anticipated expiration: 2011-03-27
Also published as: JPH0830892B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、平版、凸版、グラビア版などに用いられる、
感光性樹脂層を表面に形成した金属版あるいは樹脂層な
どの製版材料や、プリント回路基板の製造に用いられる
ホトレジストに、原画フィルムを密着して焼付ける方法
に関する。したがって本発明は、印刷分野および電子機
器の分野において利用されるものである。

〔従来の技術〕

写真製版法によって平版、凸版、グラビア版などの刷版
や、プリント回路基板を作成するには、通常、活性光線
による焼付けに際して、感光性樹脂層に原画フィルムを
密着させてから焼付けが行われる。すなわち、選択的に
透明部と不透明部とを形成して成る原画フィルムを感光
性樹脂層の上に重ねて真空密着したのち、その上から活
性光線を照射し、焼付けを行い、次いで現像処理を行う
という操作が施される。

この真空密着の手段としては、感光性樹脂よりも十分大
きな面積の透明ガラス板又はアクリル板を用意し、これ
を焼付台上に載置した感光性樹脂上の原画フィルムに重
ね合わせ１次いで焼付台上面に形成した真空引き用の溝
を介して、上記透明ガラス板又はアクリル板を吸引し、
原画フィルムを感光性樹脂に真空ｖ、Ｒさせて焼付けを
行うようにしている。

しかしながら、このような真空Ｖ：着の方法は。

限定されたサイズの平板状の感光性樹脂に対しては有効
であるが、感光性樹脂層を円筒状のシリンダに形成して
、これに原画フィルムを介して焼付けを行うグラビア版
の製版や、写真製版法を数回くり返すことによって表面
に段差を生じたプリント回路基板のように感光性樹脂表
面が湾曲していたり、凹凸部を宥したもの、または大型
の平板感光性樹脂には有効な密着ができないために、密
着不良から生じる寸法精度の低下や光カブリによる形状
不良が起こるという問題点を有している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明者らは、上記従来法の問題点を改善した新規な密
着焼付は方法の提供を目的として鋭意研究を重ねた結果
、本発明を完成した。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、感光性樹脂層表面に、原画フィルムを密着し
、活性光線の照射により焼付ける方法において、該感光
性樹脂層と該原画フィルムとの間に、イソパラフィンを
主成分とする有機溶剤を供給して感光性樹脂層に原画フ
ィルムを密着させることを特徴とする密着焼付は方法で
ある。

（感光性樹脂）本発明の密着焼付は方法において使用される感光性樹脂
としては、活性光線照射に際して窒素などのガスを発生
しないものであればどのようなものでも使用できる。そ
れらの中で、特に好ましいものは光架橋性または光重合
性を有するものである。特に好ましいものの例としては
、高分子量ポリオールのケイ皮酸エステルなどの光架橋
性重合体、ポリアクリル酸アミド、ポリオール重合体、
ゼラチンなどと重クロム酸塩などとを組み合わせた組成
物、アクリル系光重合性樹脂などを挙げることができる
。特に本発明方法の効果が顕著なのは、アクリル酸およ
びメタクリル酸のうち少なくともｌｒ＆分を含有するア
クリル共重合体を主体とし、これにポリアルキレングリ
コールジアクリレート又はジメタクリレート（平均重合
度ｎ＝２〜２００）、ポリエチレングリコールジアクリ
レート又はジメタクリレート（ｎ＝１〜２００）、ポリ
エチレングリコールモノアクリレート又はモノメタクリ
レート（ｎ＝１〜２００）、４ウレタンジアクリレート
又はジメタクリレート、ポリアルキレンジアミンジアク
リレート又はジメタクリレート（ｎ＝１〜ｔＯ）、エポ
キシアクリレート（ｎ＝１〜１０）、ペンタエリスリト
ールトリアクリレート又はトリメタクリレートなどのア
クリル系重合性化合物又はアクリル系光重合性混合物を
活性成分として添加混合したもので、水系の現像液を使
用する光重合性樹脂である。

これらの感光性樹脂には、通常上記の活性成分に加え、
光重合開始剤及び熱重合禁止剤が配合される。光重合開
始剤としては、アントラキノン。

メチルアントラキノン、クロロアントラキノン、２−二
チルアントラキノン、２−　ｔｅｒｔ−ブチルアントラ
キノン、ベンズアントラキノン、チオキサントン、ベン
ゾイン、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジル、
ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、有機ハロゲン化合物
などを挙げることができ、ｍＭｃ合禁止剤としては、ヒ
ドロキノン、メチルヒドロキノンなどを挙げることがで
きる。

また、本発明で使用される上記感光性樹脂には、必要に
応じて着色剤、安定剤、可塑剤などを添加剤として加え
てもよい。

（原画フィルム）本発明の方法で使用される原画フィルムは、支持体にゼ
ラチンコロイドと硝酸銀とハロゲン化合物と木から成る
感光乳剤を塗布し、乾燥したのちに選択的露光処理によ
り感光乳剤に潜像を生じさせ、そして現像処理により活
性光線があたったハロゲン化銀を金属銀に５元すること
によって選択的に透明部と不透明部を形成させて画像面
としたものである。特に好ましい原画フィルムは、写真
製版法において多用されているリスフィルムである。

支持体としては、例えば透光性に優れたポリスチレンフ
ィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリエステルフィ
ルム、ポリエチレンフィルムなどが使用される。

（密　着　液）本発明の方法で使用されるＶ：着液は、′＃、素原子数
が１０−１３のイソパラフィンを主成分とする溶剤であ
る。特に沸点範囲が１５０〜２１０℃のものが好ましい
、沸点範囲または炭素原子数の範囲がこの範囲より小さ
いと、揮発速度が高くなるため良好な密着ができなくな
り、逆に大きいと乾燥時間が長くなるため実用上好まし
くない。

このようなイソパラフィンを主成分とする溶剤としては
、アイソパーＧ、Ｈ及びＬ（エクソン化学社製）、ＩＰ
ツルベン）１６２０　（出光石油化学社製）として市販
されているものを例示することができる。このような溶
剤は、’ｉｓ分をほとんど含まず、紫外線にも安定であ
り、価格面あるい入手面において好ましく使用できる。

また、一般的には密着液として灯油も使用可能であるが
、灯油には硫黄分が多く含まれているために作業環境を
悪くするという問題があり、また品質が不安定で、紫外
線により劣化しやす〈安定性にも問題があるから、本発
明においては密着液として灯油を使用することを包含し
ない。

この密着液の供給は、スプレーなどによる吹き付けによ
る方法が好ましい。

〔実　施　例〕

本発明の密着焼料は方法の使用例として円筒状シリンダ
ーを用いたグラビア製版における焼付は方法を図に示す
が、本発明の方法は、これに限定されるものではなく、
感光性樹脂表面の形状にかかわらずどのようなものにも
密着焼付けを行うことができる。特に本発明の方法は、
感光性樹脂表面が湾曲していたり、凹凸部を有するもの
に有効である。

円筒状シリンダー（１）上に設けられた感光性樹脂層（
２）と原画フィルム（３）との間に密着液（４）として
例えばアイソパーＨ（エクソン化学社製）をスプレーな
どにより吹き付け、原画フィルムを介して低圧水銀灯、
高圧水銀灯、ａ高圧水銀灯、キセノンランプなどにより
活性光線（５）を照射すれば、原画フィルムに忠実な画
像を焼付けることができる。この場合、該シリンダー（
１）を回転させるとともに、原画フィルムを該シリンダ
ーの周速度と等しい線速度で該シリンダーの回転方向に
移動させながら密着液（４）を連続的に吹き付けること
によって、連続的に焼付けを行うこともできる。

本発明の方法では、活性光線による焼付けの際に、密着
液が感光性樹脂層表面の湾曲部や凹凸部を埋めるととも
に、原画フィルムを密着固定する。

〔発明の効果〕

本発明の密着焼付は方法は、下記の効果を奏するもので
ある。

（１）作業環境を悪くせず、安全に操業できる。

（２）原画フィルムに忠実な焼付けができる。

（３）真空密着方法ではできなかった円筒状シリンダー
を用いるグラビア製版や、凹凸部を有するプリント基板
に対しても原画フィルムに忠実な画像を与えることがで
きる。

（４）密着液の＠環連続使用ができる。

（５）従来の真空密着法では排気装置や真空平板などが
必要であったが、本発明ではそれらを使用しないため、
作業効率が高い。

【図面の簡単な説明】

図は、円筒状シリンダーを用いたグラビア製版に本発明
方法を利用した時の概略説明図である。１・・・円筒状シリンダー、２・・・感光性樹脂層、３
・・・原画フィルム、４・・・密着液、５・・・活性光
線６・・・押さえロール

Claims

【特許請求の範囲】

（１）感光性樹脂層表面に、原画フィルムを密着させ、
活性光線の照射により画像を焼付ける方法において、該
感光性樹脂層と該原画フィルムとの間にイソパラフィン
を主成分とする有機溶剤を供給することによって感光性
樹脂層に原画フィルムを密着させることを特徴とする密
着焼付け方法。
（２）イソパラフィンを主成分とする有機溶剤が、１５
０〜２１０℃の沸点範囲を有するものである特許請求の
範囲第１項に記載の密着焼付け方法。
（３）イソパラフィンが１０〜１３個の炭素原子を有す
るものの少なくとも１種である特許請求の範囲第１項に
記載の密着焼付け方法。