JPS63306408A - テ−プ型光ファイバ−ケ−ブルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、高密度のテープ型光ファイバーケーブルの製
造方法に係り、特に詳しくはテープ型光ファイバーを供
給装置から撚口部へテープ型光ファイバーを供給するよ
うな製造方法に関するものである。

（従来技術及びその問題点） この種のテープ型光ファイバーを示す第５図で１０はテ
ンションメンバーであり、１２は樹脂製のスペーサーで
ある。スペーサー１２の外周には、等間隔で例えば８本
の螺旋溝１４が形成されている。螺旋溝１４内には例え
ば４枚のテープ型光ファイバー１６が積層されている。

テープ型光ファイバー１６は例えば４〜１０本の芯線１
８を並列し、樹脂製の被覆層２０で被覆しである。

ところで、第５図の光ファイバーケーブル２２を製造す
る従来の方法は、第６図に示すように螺旋溝１４の本数
分だけボビン２４をテープサプライスタンド２５（供給
装置）に水平な姿勢で設け、ボビン２４に巻きとられた
テープ型光ファイバー１６をガイドシーブ２６、目板２
８でスペーサ＝１２の各螺旋溝１４に落し込めるように
捩り、撚口ダイ３０（撚口部）でテープ型光ファイバー
１６を各螺旋溝１４に落し込んでいる。なお、光ファイ
バーケーブル２２は螺旋溝１４の螺旋の捩り方向の逆方
向（第５図の矢印Ａ）に回転しながら矢印Ｂ方向に走行
する。したがって、矢印Ｂ方向のある一定点である撚口
ダイ３０の位置では各螺旋溝１４はスペーサー１２の円
周方向には捩れず、固定された撚口ダイ３０で例えば８
束のテープ型光ファイバー１６を各螺旋溝１４に落し込
むことが可能になる。

しかしながら、以上のような引巻取回転型集合機（パン
チャー型）を使用した従来の製造方法では、第７図に示
すように、螺旋溝１４の傾斜角（スペーサー１２の円周
方向の位置）に拘らずすべてのテープ型光ファイバー１
６を水平なボビン２４からテープ型光ファイバー１６に
捻り（捩り）を加えながら、螺旋溝１４に落し込んでい
る。このため、大きく傾斜しいている螺旋溝１４の場合
は、テープ型光ファイバー１６を大きく捩じる必要があ
り、テープ型光ファイバー１６に局部的な負荷を与えて
終うことになり、テープ型光ファイバー１６の信号伝送
特性を劣化させる原因になる。

また、ガイドシーブ２６、目板２８の数を増やして、段
階的にテープ型光ファイバー１６を捩じる場合には、作
業性が低下し、製造装置が大型になるという問題がある
。

（発明の目的） 本発明は、テープ型光ファイバーを供給装置から撚口部
へテープ型光ファイバーに負荷を与えず、無理なく供給
できるテープ型光ファイバーケーブルの製造方法を提供
することを目的としている。

（発明の構成） （１）技術的手段 本発明は、外周面に複数の螺旋状の溝が形成されたスペ
ーサーと、前記溝に挿入されたテープ型の光ファイバー
とを備えたテープ型光ファイバーケーブルの製造方法に
おいて、テープ型光ファイバーが溝内に落し込まれる位
置での谷溝の傾斜角度に応じた姿勢で、各テープ型光フ
ァイバーを供給装置に保持し、大きな捩りを加えずにテ
ープ型光ファイバーを供給するようにしたことを特徴と
するテープ型光ファイバーケーブルの製造方法である。

（２）作用 テープ型光ファイバーは供給装置に収容されたままの状
態で捩りを加えずに撚口部に送られるので、テープ型光
ファイバーには負荷が掛らない。

（実施例） 本発明を実施するための装置を示す第１図において、第
５図〜第７図と同一符号を付した部分は同一あるいは相
当部分を示す。

第１図中で２枚の円板４０が円筒軸４２で対向するよう
に連結されており、円筒軸４２の左端部は保持部４４で
片持ち支持されている。この円筒軸４２の内部を通って
前記スペーサー１２が矢印Ｂ方向に送られる。なお、前
述したようにスペーサー１２は矢印Ａ方向に回転しなが
ら走行する。

２枚の円板４０の間には円周方向の等間隔を隔てた８箇
所にボビンホルダ４６が詳しくは後述するようにスペー
サー１２の各螺旋溝１４の傾斜角度に応じた姿勢で設け
られている。

第３図に示すように略枠形をなすボビンホルダ４６の内
部には、４個のボビン２４が回転自在に軸支されており
、ボビン２４にはテープ型光ファイバー１６（第６図）
が巻き取られている。ボビンホルダ４６の左右両端部に
は各１本毎のねじ棒４８が例えば溶接で固着されており
、ねじ棒４８は円板４０を貫通している。ねじ棒４８に
は円板４０を挟み付けるように２個のナツト５０が螺合
しており、このナツト５０を締付けることによって前述
の螺旋溝１４の傾斜角度を任意に調整して固定するよう
になっている。

第１図に示すように、各ボビン２４に巻き取られたテー
プ型光ファイバー１６は右側の円板４０の外側端面近傍
に設けられたガイドシーブ２６で捩りをできるだけ加え
ずに、上下方向の俯仰角度だけを調整し、矢印Ｃ方向に
沿って前記撚口ダイ３０（第６図）に向かって走行する
。

４本のガイドシーブ２６はブラケット５２に軸支されて
おり、ガイドシーブ２６とブラケット５２は各ボビンホ
ルダ４６毎に１個づつ合計８組設けられている。なお、
ガイドシーブ２６は実施例の場合には１本のテープ型光
ファイバー１６に１本づつ合計４本設けられているが、
単一のボビン２４に４枚のテープ型光ファイバー１６を
積層した状態で巻き取っている場合には１本のガイドシ
ーブ２６だけでよく、ブラケット５２も小型化が可能で
ある。

以上のような円板４０、円筒軸４２、ボビンホルダ４６
等で筒状のクレードル５４が構成されている。円板４０
の下面には各円板４０毎にローラー５６が圧接しており
、ローラー５６でクレードル５４全体を下から支えてい
る。

第１図の■矢視図である第２図で、本発明の要旨すなわ
ちボビンホルダ４６およびボビン２４の傾斜姿勢につい
て説明する。第２図中で、スペーサー１２には２本の螺
旋溝１４だけを図示しているが、実際には８本の螺旋溝
１４が円周方向に等間隔を隔てて形成されている。

この螺旋溝１４の中心線Ｏｆ　、０２であり、各ボビン
ホルダ４６のボビン２４は中心線０１１０２に捩り角α
を加えた中心線０１’、０２°に直交する軸芯Ｏｊを中
心として軸支されている。したがって、図中の右側のボ
ビン２４は中心線Ｏｓに対して傾斜角βだけ矢印Ｘ方向
（逆Ａ方向）に傾斜した０２に、更に捩り角αを加えた
角度γ（γ−α十β）だけ中心線０２に対して傾斜して
いる。

この捩り角αの角度は、矢印Ａ方向に回転するスペーサ
ー１２の表面に矢印Ｘ方向に捩れるような螺旋を描く螺
旋溝１４内にテープ型光ファイバー１６を落し込む際に
、テープ型光ファイバー１６に掛る負荷をできる少なく
するように設定されている。

したがって、この捩り角αは、撚口ダイ３０が設けられ
ている位置での螺旋溝１４の　接線角度α′に応じて調
整されることは勿論、螺旋溝１４の螺旋ピッチ、スペー
サー１２の矢印入方向への回転速度、スペーサー１２の
矢印Ｂ方向への送り速度、矢印Ｃ方向へのテープ型光フ
ァイバー１６の供給速度およびテープ型光ファイバー１
６の機械的特性等によって適宜に選択される。

以上のような装置で実施される光ファイバーケーブル２
２の製造方法を説明する。この実施例装置では各ボビン
ホルダ４６がクレードル５４に第２図に示す傾斜角度で
放射状に配置されているので、各ボビン２４から引きだ
されたそのままの状態で、殆んど捩りを加えずにテープ
型光ファイバー１６を螺旋溝１４内に落し込む。

したがって、螺旋溝１４内のテープ型光ファイバー１６
は、自身の信号伝送特性を充分に発揮できる無理１のな
い状態で積層される。

（発明の効果） 以上説明したように本発明によるテープ型光ファイバー
ケーブルの製造方法では、テープ型光ファイバー１６が
螺旋溝１４内に落し込まれる位置での谷溝１４の傾斜角
度に応じた姿勢で、各テープ型光ファイバー１６を供給
装置（例えばクレードル５４）に保持し、大きな捩りを
加えずにテープ型光ファイバー１６を供給するようにし
たので、螺旋溝１４内に積層されたテープ型光ファイバ
ー１６に負荷が掛らず、テープ型光ファイバー１６の信
号伝送特性を充分に発揮させることができる。

また、クレードル５４から撚口ダイ３０迄の間でテープ
型光ファイバー１６が従来のように大きく捩じられるこ
とがないので、テープ型光ファイバー１６が切断してし
まうことを防止でき、生産性がよい。

更に、クレードル５４全体は回転することがないので、
非常に細いテープ型光ファイバー１６が遠心力や空気抵
抗を受ける恐れもないので、この面からもテープ型光フ
ァイバー１６が損傷することを防止できる。

（別の実施例） （１）　クレードル５４は１個のボビンホルダ４６に４
個のボビン２４を収容する場合に限らず、例えば第４図
に示すように１個のホルダ６０に２個づつのボビン２４
を収容してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施する装置の側面図、第２図は第１
図の■矢視図、第３図は第１図の■矢視図、第４図は別
の実施例を示す側面図、第５図、第６図、第７図はそれ
ぞれ従来例を示す構造略図である。１２・・・スペーサ
ー、１４・・・螺旋溝、１６・・・テープ型光ファイバ
ー、２２・・・テープ型光ファイバーケーブル、２４・
・・ボビン、４６・・・ボビンホルダ、５４・・・クレ
ードル 特許出願人　三菱電線工業株式会社 −′パ　つ　：Ａ 、、Ｎ−Ｉ′Ｉ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）外周面に複数の螺旋状の溝が形成されたスペーサ
   ーと、前記溝に挿入されたテープ型の光ファイバーとを
   備えたテープ型光ファイバーケーブルの製造方法におい
   て、テープ型光ファイバーが溝内に落し込まれる位置で
   の各溝の傾斜角度に応じた姿勢で、各テープ型光ファイ
   バーを供給装置に保持し、大きな捩りを加えずにテープ
   型光ファイバーを供給するようにしたことを特徴とする
   テープ型光ファイバーケーブルの製造方法。
2. （２）光ファイバーケーブルは、各溝に複数枚積層され
   ている特許請求の範囲第１項記載のテープ型光ファイバ
   ーケーブルの製造方法。