JPS63273731A

JPS63273731A - 電子レンジ用蒸し器

Info

Publication number: JPS63273731A
Application number: JP10780587A
Authority: JP
Inventors: Hisashi Nozaki; 恒野崎
Original assignee: Kibun KK
Current assignee: Kibun KK
Priority date: 1987-04-30
Filing date: 1987-04-30
Publication date: 1988-11-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】Ｌｌと＠机肛光４本発明は、電子レンジで用いる蒸し容器に関する。

本澄１昼す」汲↓」七りと１不１１ＩＫ電子レンジは種
々の食品の加熱調理に用いられているが、例えば、中華
まんじゅうや焼売などを加熱する場合は、一般的に、そ
れらをラップで包んで加熱するようにしている。ラップ
で包むのは、加熱に際して、当該食品が乾燥するのをな
るべく避けるためであるが、この種の食品をおいしく食
するためには単に加熱するだけでなく、蒸気で蒸すこと
が望ましい。また、中華点心などでは、調理の際に単に
加熱するだけでなく、蒸気により蒸さなければならない
ものもある。

しかし、以上のような食品を電子レンジにおいて蒸すの
に適した器具は、これまで、開発されていない。

光用−の」［的一本発明は、このような点に鑑み、電子レンジ用の蒸し容
器を提供することを目的とするものである。

光訓Ｖ１１戒− すなわち、本発明に係る蒸し容器は、上方に向いて開口
している蒸気発生容器と、蒸気発生容器上に取り外し自
在に設定される食品収納容器とから構成される。

蒸気発生容器は、マイクロ波を透過するように構成され
ており、また、食品収納容器は、マイクロ波を透過する
部分及び透過しない部分を所要割合として構成されてお
り、蒸気発生容器内で加熱発生される蒸気を当該食品収
納容器の底部部材を通して導入するようにされていいる
。

明の　　　び　果本発明に係る電子レンジ用蒸し器は、以上のごとき基本
的構成を有するものであり、これを使用する場合は、蒸
気発生容器に所要量の水を入れ、食品収納容器の中に加
熱調理しようとする食品を入れて、これを電子レンジの
中にセ・ント腰当該電子レンジのスイッチをＯＮすれば
よい。

食品は、食品収納容器を透過するマイクロ波による直接
加熱の外、蒸気発生容器の中で加熱されて発生する蒸気
による蒸し加熱（若しくは間接加熱）を受ける。直接加
熱は、食品収納容器を作る材料を適宜選択することによ
り、すなわち、マイクロ波を透過する材料及び透過しな
い材料を適宜選択して当該食品収納容器のマイクロ波を
透過する部分及び透過しない部分を所望の割合とするこ
とにより、その加熱の程度を調節することができ、従っ
て、直接加熱及び間接（蒸し）加熱の割合を適宜調節す
ることが出来ネ。

従って、本発明によれば、電子レンジを用いて調理する
のに、従来のようにマイクロ波による直接加熱だけでな
く、蒸気により蒸すことが出来るので、中華まん頭や焼
売などの食品を適正に調理することが出来る。

え１鮭以下、本発明を添付図面に示した実施例に基づき詳細に
説明する。

実施例■ 第１図には、本発明の第１の実施例に係る電子レンジ用
蒸し器１０が示されている。

図示のように、この蒸し器は平鍋状の蒸気発生容器１２
と、（図示しない）取付手段により蒸気発生容器１２上
に取り外し可能に設定される食品収納容器１４とを有し
ている。

蒸気発生容器１２は、ポリプロピレンなどのマイクロ波
を透過する材料により作られており、その中に蒸気用の
水Ｗを受けるようにしである。

食品収納容器１４は、深鍋状の食品収納容器本体１６と
、該容器本体上に設定される蓋１８とからなる。容器本
体１６は、ポリプロピレンなどのマイクロ波を透過する
材料により作られ、その底部部材２０には、蒸気発生容
器１２内で発生される蒸気を受は入れるための蒸気通過
穴２２が設けられており、食品Ｆを受は入れるようにさ
れている。蓋１８は、ポリプロピレンなどのマイクロ波
を透過する材料で作られており、容器本体１６の上部開
口を閉じるようになっている。

この実施例に係る蒸し器を用いて食品を調理する場合、
食品は当該蒸し器を透過する電子レンジのマイクロ波に
よる直接加熱と蒸気による間接（蒸し）加熱とを受ける
ことになる。

第１図の実施例に係る蒸し器１０を家庭用電子レンジ（
５００Ｗ＞に入れて加熱し、蒸気発生容器１４における
沸騰開始時間を調べた結果、次のようになった。

水の量（ｍｌ）　　　沸騰開始時間（秒）以上の沸騰開
始時間は、通常の態様で食品を加熱する時間（２分−５
分）より短く、従って、加熱前若しくは加熱前及び加熱
中において、当該食品を蒸気で蒸すことが出来ることが
分かる。

なお、第１の実施例に係る蒸し器においては、上述のよ
うに、食品収納本体１６をすべてマイクロ波を透過する
材料で作るようにしであるが、上記の沸騰（蒸し）開始
時間と加熱時間とを調整するために、当該本体の一部を
マイクロ波の透過しない材料で作ることもできる。例え
ば、容器本体１６をアルミなどのマイクロ波を透過しな
い材料で作れば、マイクロ波は、実質上、蓋だけがら当
該食品収納容器内に入るので、食品の加熱時間はその分
だけ長くなることになる。このような蒸し器は、当該食
品がマイクロ波による直接加熱の時間に比較して、蒸気
による蒸し時間を長くすることが望ましいものを調理す
るに適している。

実施例ＩＩ次に、第２図に示した第２の実施例に係る蒸し器３０に
つき説明する。

この実施例に係る蒸し器３０は、図示のように、平鍋状
の蒸気発生容器３２と、蒸気発生容器３２上に載置され
る食品収納容器３４とから構成されている。

蒸気発生容器３２は、第１の実施例と同様にマイクロ波
を透過する材料で作られ、その中に蒸発する水Ｗを収納
するようになっている。

食品収納容器３４は、トレー状の底部部材３６と、該底
部部材に載置される下方に向けて開口されている食品収
納容器本体３８とから構成されている。１ヘレ一状底部
部材３６はそのフランジ状周縁３６′が、蒸気発生容器
３２のフランジ状周縁３２“の上に係合することにより
、当該底部部材が蒸気発生容器上に取り外し可能に載置
されるようになっている。容器本体３８は底部部材上の
食品Ｆを覆うようにして当該底部部材３６上に載置され
るようになっている。

容器本体３８はアルミなどのマイクロ波を透過しない材
料で作られており、一方、底部部材３６は、ポリプロピ
レンフィルムなどのマイクロ波を透過する材料で作られ
ており、蒸気発生容器で発生した蒸発を通す蒸気通過穴
（図示せじ）が設けられている。

この第２の実施例に係る蒸し器は以上のごとき構成を有
するものであり、食品収納容器の中には電子レンジのマ
イクロ波が殆ど通らず、従って、調理される食品は、主
に、蒸気発生容器において発生される蒸気により蒸され
て間接加熱処理されることになる。

この蒸し器を用いて次のような実験を行った。

蒸気発生容器に約１５°の水Ｗを入れ、食品収納容器の
中には約−１５°の冷凍焼売を６個入れ、家庭用電子レ
ンジ（５００Ｗ）で３分間加熱した。

この加熱においては、約１分２５秒後に蒸気の発生が起
こり、従って、その後の約１分３５秒の間蒸気による蒸
し加熱が行われた。

これに対し、同じ温度及び個数の焼売をラッピングし、
上記蒸し器を用いずに上記電子レンジで２分間、通常の
加熱をして、加熱後の焼売の中心温度と、重量とを、上
述の本発明に係る蒸し器を用いた場合のものと比較して
みた。その結果は、次の通りである。

中心温度（°Ｃ）　　重量（ｇ）調理前　調理後蒸し加熱　　７３−８２９５９８通常加熱　　８５−９１９１８８以上の結果から分がるように、本発明に係る蒸し器を用
いた場合は、蒸気により、調理後の重量が増加しており
、これに反し、通常加熱の場合は、重量が低減し、乾燥
が生じていることが分かる。

上記結果の焼売を食した結果、本発明により蒸し加熱し
たものが、通常加熱のものに比べ食味が優れていること
が分かっな。

以上、２つの実施例につき説明したが、本発明はこれら
実施例に限定されるものではない。例えば、底部部材は
、蒸気発生容器において生じる蒸気を通すものであれば
、どのような材料及び構成のものでもよく、従って、上
記のもののほか、通気性及び耐熱性のある紙材やメツシ
ュ材で作ることもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１の実施例に係る電子レンジ用蒸
し器の断面側面図、第２図は、第２の実施例に係る電子レンジ用蒸し器の断
面側面図である。１０．３０−一一蒸し器、１２．３２−ｍ−蒸気発生容器、１４．３４−ｍ−食品収納容器、２０．３６一−−底部部材。第１図第２図Ｗ　　　　　　　　　　３ｂ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）上方に向いて開口している蒸気発生容器と、蒸気
発生容器上に取り外し自在に設定される食品収納容器と
からなり、蒸気発生容器は、マイクロ波を透過するように構成され
ており、食品収納容器は、マイクロ波を透過する部分及び透過し
ない部分を所要割合として構成されており、蒸気発生容
器内で加熱発生される蒸気を当該食品収納容器の底部部
材を通して導入するようにされていることを特徴とする
電子レンジ用蒸し器。
（２）食品収納容器の底部部材が、蒸気を通すための穴
を有している特許請求の範囲第１項に記載の電子レンジ
用蒸し器。
（３）食品収納容器の底部部材が、通気性及び耐水性を
有する紙材により作られている特許請求の範囲第１項に
記載の電子レンジ用蒸し器。
（４）食品収納容器の底部部材が、メッシュ材で作られ
ている特許請求の範囲第１項に記載の電子レンジ蒸し器
。
（５）食品収納容器が、蒸気発生容器上に取り外し自在
に設定される底部部材と、該底部部材上に取り外し自在
に設定される下方に向いて開口している食品収納容器本
体とから構成され、該本体がマイクロ波を実質上透過し
ない材料で作られている特許請求の範囲第１項ないし第
４項のいづれかに記載の電子レンジ用蒸し器。
（６）食品収納容器が、底部部材及び該底部部材から上
方に延びる周壁部材とからなる上方に向けて開口してい
る食品収納容器本体と、該本体の開口を閉じる蓋とから
構成されており、蓋がマイクロ波を透過する材料で作ら
れている特許請求の範囲第１項ないし第４項のいづれか
に記載の電子レンジ用蒸し器。