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JPS6327777B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6327777B2
JPS6327777B2 JP766377A JP766377A JPS6327777B2 JP S6327777 B2 JPS6327777 B2 JP S6327777B2 JP 766377 A JP766377 A JP 766377A JP 766377 A JP766377 A JP 766377A JP S6327777 B2 JPS6327777 B2 JP S6327777B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
young
modulus
polyethylene terephthalate
intrinsic viscosity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP766377A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS5393804A (en
Inventor
Tomio Adachi
Masahiro Hosoi
Shigeyoshi Masuda
Akihisa Oono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP766377A priority Critical patent/JPS5393804A/en
Publication of JPS5393804A publication Critical patent/JPS5393804A/en
Publication of JPS6327777B2 publication Critical patent/JPS6327777B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は磁気記録材料用ベースフイルムに関す
る。更に詳しくは、本発明は特定の特性を有する
二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルムよ
りなり、信号の記録、再生の特性に優れた磁気記
録材料を生産性良く製造するに適したベースフイ
ルムに関する。 従来、固有粘度が0.50〜0.65、縦方向ヤング率
500〜630Kg/mm2の二軸配向ポリエチレンテレフタ
レートフイルムが磁気記録材料用ベースフイルム
として使用されて来た。 しかし、このベースフイルムを使用して画像記
録用磁気テープを製造した場合には、記録・再生
時の信号の脱落(ドロツプアウト)で画面がちら
つく現象が起りやすい。 磁気記録テープのドロツプアウトの要因とし
て、(a)テープ表面に埋め込まれた異物、(b)磁性層
そのものの突起、(c)一時的に付着した異物、(d)ピ
ンホール、(e)磁性面のヘツドによる削れ、(f)ベー
ス表面の突起等が知られ、これら要因が磁性層の
バインダー組成、ベースの除塵、塗布液の過、
塗布方法、加工方法等の工夫・改良で低減される
につれ、ドロツプアウトの頻度が逐次減少してき
ている。しかし、一方では磁気テープに対する要
求特性が高度化し、より一段とドロツプアウトの
少い磁気テープが要求されている。 更に、上記ベースフイルムにはビデオテープの
電子編集時や、テープのスタート、ストツプ時に
おいて画像が乱れる現象が発生する欠点がある。
画像の乱れについては磁気記録テープの走行時の
張力変動によるテープの伸縮、歪みの回復性が関
与しており、これらはベースフイルムのヤング率
及びJISC5542に準拠した残留伸びに依存してい
るものと考えられるが、上記伸縮と歪みの回復性
は二律背反的関係にあり、同時に満足させること
が困難であつた。 これらの欠点は録画再生装置の改良でも解決で
き、例えばテレビ放送に使用せる高級録画再生装
置では自動調整機構を内蔵することで解決してい
るが、この機構は複雑で装置全体が高価になる。
そこで、いわゆる家庭用、業務用、教育用として
一般に使用されている録画再生装置ではこの自動
調整機構は設けてなく、上記欠点は使用するベー
スフイルムで解決する途がとられ、この改良が望
まれている。 本発明者は、これらの欠点のない磁気記録材料
用ベースフイルムにつき鋭意研究を重ねた結果、
ベースフイルムとして特定の固有粘度、ヤング率
及び熱収縮率を有する二軸配向ポリエチレンテレ
フタレートフイルムを用いると上記の諸欠点を解
消でき、かつ該フイルムから磁気記録材料を生産
性良く製造できることを知見し、本発明に到達し
たものである。 すなわち、本発明は、固有粘度が0.70〜0.84の
範囲にあり、縦方向ヤング率が750Kg/mm2以上で、
且つ横方向ヤング率以上であり、しかも横方向
105℃熱収縮率が0.7%以下の二軸配向ポリエチレ
ンテレフタレートフイルムよりなることを特徴と
する磁気記録材料用ベースフイルムである。 本発明のベースフイルムを構成するポリエチレ
ンテレフタレートは、その固有粘度が0.70以上で
あり、好ましくは0.75以上、特に好ましくは0.80
以上である。ただし、固有粘度の上限は0.84であ
る。固有粘度が0.70未満になると、ドロツプアウ
トや画像の乱れが改善できず、好ましくなく、一
方0.84を越えると、溶融粘度が高くなりすぎて製
膜性が低下しまたポリマーコストが高くなるので
好ましくない。このポリエチレンテレフタレート
は、ホモポリマーを主たる対象とするが、酸成分
がテレフタル酸90(好ましくは95)モル%以上と、
例えばイソフタル酸、フタル酸、アジピン酸、セ
バチン酸、コハク酸、シユウ酸、マロン酸、p−
ヒドロキシ安息香酸、ω−ヒドロキシカプロン酸
等のような二官能性の酸の一種または二種以上の
10(好ましくは5)モル%以下からなる、及び/
またはグリコール成分がエチレングリコール90
(好ましくは95)モル%以上と、例えばトリメチ
レングリコール、ヘキサメチレングリコール、シ
クロヘキサンジメタノール(1,4)、2,2,
4,4−テトラメチルシクロブタンジオール
(2,4)やハイドロキノン等の様なジオール化
合物の一種または二種以上の10モル%(好ましく
は5モル%)以下からなる共重合体であつてもよ
く、またこれら重合体の混合物でも良い。更にこ
のポリエチレンテレフタレートには10重量%(好
ましくは5重量%)以下の他の重合体が混合され
ていても良い。 前記ポリエチレンテレフタレート中には、例え
ばリン酸、亜リン酸およびそれらのエステル等の
如き安定剤、二酸化チタン、微粒子状シリカ、カ
オリン等の如き艶消剤、滑剤などが含まれていて
もよい。 本発明においてポリエチレンテレフタレートフ
イルムは縦方向ヤング率が750Kg/mm2以上で、か
つ横方向ヤング率以上である必要がある。好まし
い縦方向ヤング率は800Kg/mm2以上である。縦方
向ヤング率が750Kg/mm2未満では、画像の乱れ等
が改善できず、好ましくない。また、縦方向ヤン
グ率が横方向ヤング率より小さいと、横方向の熱
収縮が大きくなり、テープの生産性が低下するの
で好ましくない。縦方向ヤング率と横方向ヤング
率との差は10〜500Kg/mm2の範囲とするのが好ま
しく、更に好ましくは200〜450Kg/mm2である。か
かるヤング率はフイルムを延伸配向させることで
得られる。なお、本発明においては縦方向とは押
出方向であり、フイルムの長手方向を通常意味す
る。 更に、本発明においてポリエチレンテレフタレ
ートフイルムは105℃の横方向熱収縮率が0.7%以
下である必要がある。好ましい横方向熱収縮率は
0.3%以下である。この熱収縮率が0.7%より大き
いと、磁気記録材への加工工程においてフイルム
が熱収縮のため横方向に収縮し、これによりフイ
ルムに収縮しわが発生したり、フイルム巾が減少
して、製品の品質は悪化し、歩留は悪くなり、好
ましくない。熱収縮はフイルムを二軸延伸したの
ち熱固定処理することで低減でき、またある程度
の熱収縮は弛緩熱処理によつて制御することもで
きる。 二軸配向ポリエチレンテレフタレートは、延伸
倍率にもよるが、熱固定処理によつて分子配向が
乱れ、ヤング率が低下する傾向を示す。この傾向
は熱固定温度が高い程大きく、また延伸倍率が大
きい程大きい。一方、同一製膜条件でポリマーの
固有粘度のみ変えて二軸配向ポリエチレンテレフ
タレートフイルムを製膜すると、固有粘度が高く
なる程熱収縮率は大きくなる。このため同じ熱収
縮率にするにはより厳しい条件の熱固定を要する
ことになる。これらの傾向によると、単に固有粘
度を高くしても高ヤング率でかつ低い熱収縮率の
二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルムを
得ることは難しいと推測される。ところが、本発
明者は、同一延伸倍率における熱固定処理による
ヤング率の低下がポリマーの固有粘度が大きい程
小さいこと、そしてポリマーの固有粘度が0.7〜
0.84のとき750Kg/mm2以上の縦方向ヤング率と105
℃の横方向熱収縮率が0.7%以下、特に0.3%以下
の特性とを同時に満足する二軸配向フイルムが得
られ、該フイルムが磁気記録材料のベースフイル
ムとして優れた特性を有することを見い出した。
ベースフイルムの固有粘度をこのような値にする
ことによつてドロツプアウトが減少し、しかも画
像の乱れが防止された磁気記録材料が得られるこ
とは予測されざる驚くべき効果である。 本発明のベースフイルムは固有粘度0.70〜0.84
以上のポリエチレンテレフタレート未延伸(非
晶)フイルムを二次転移点以上の温度で縦方向に
4.5〜6倍、横方向に2〜4倍の範囲で延伸し、
次いで熱固定することによつて得られる。かかる
延伸倍率をとると、縦方向ヤング率を750Kg/mm2
以上とすることができ、かつフイルム表面が平坦
化する。熱固定温度は235℃前後が好ましい。210
℃のようにより低い温度で熱固定する場合には熱
固定時間を比較的長くするとよく、例えば5秒程
度の短い時間では熱収縮率を十分に小さくするこ
とができない。熱固定温度と処理時間は105℃の
横方向熱収縮率0.7%以下を満足するよう適当な
組合せを選ぶとよい。 本発明のベースフイルムの厚さは特に限定はな
いが通常2〜50μである。 本発明のベースフイルムを用いた磁気記録材料
としては、例えば磁気テープ、磁気カード等があ
げられる。磁気テープとしては電算機用、録音
用、録画用、計測用等が例示される。本発明のベ
ースフイルムを使用した磁気記録材料は主として
録画用の用途に有用であるが、録音用のような他
の用途においても有用である。 本発明では、ポリエチレンテレフタレートの分
子量の尺度として、溶液粘度より計算される固有
粘度を用いる。その測定法は、溶媒としてo−ク
ロロフエノールを用い、測定温度は25℃として、
下記式より計算する。 ηsp/C=〔η〕+K〔η〕2C 〔ここでηsp=溶液粘度/溶媒粘度−1 〔η〕:固有粘度(dl/g) C:溶媒100ml当りの溶解ポリマー質量(g/100
ml)……ここでは1.2とする。 K:ハギンス定数(0.247とする) 溶液粘度、溶媒粘度はオストワルド粘度計を用
いて測定。〕 以下、実施例をあげて本発明を更に具体的に説
明する。なお、例中のヤング率、熱収縮率及び残
留伸度はそれぞれ次の測定法によつて求めた。 <ヤング率> フイルム試料巾10mm、長さ15cmに切り、チヤツ
ク間100mmにして引張速度10mm/分、チヤート速
度500mm/分にてインストロンタイプの万能引張
試験装置にて引張つた。得られた荷物−伸び曲線
の立上り部の接線よりヤング率を計算した。 <熱収縮率> 105℃の熱風循環炉(例えばギヤー老化試験機)
に30分間荷重なしの状態で自由収縮させ、熱処理
前後のサンプル長より下式で計算した。 熱収縮率(%)=原長−処理後長/原長×100 <残留伸度> JIS C5542に準拠して日本自動制御(株)の定荷重
伸び測定装置を使用し、応力7.50Kg/mm2、試料巾
6.35mm、試料長500mmで測定した。測定は縦方向
である。 実施例1〜3及び比較例1〜7 第1表に示す固有粘度のポリエチレンテレフタ
レートを用いて、常法により溶融押出し、急冷
し、非晶未延伸フイルムを作り、これを縦5.0倍
に75℃にて延伸し、次で100℃にて3.2倍横延伸
し、210℃または235℃にて5秒間熱固定し、20μ
の二軸配向ポリエチレンテレフタレートフイルム
を得た。これらの特性を第1表に示した。
The present invention relates to a base film for magnetic recording materials. More specifically, the present invention relates to a base film made of a biaxially oriented polyethylene terephthalate film having specific characteristics and suitable for manufacturing magnetic recording materials with excellent signal recording and reproducing characteristics with high productivity. Traditionally, intrinsic viscosity is 0.50-0.65, Young's modulus in longitudinal direction
Biaxially oriented polyethylene terephthalate films of 500-630 Kg/ mm2 have been used as base films for magnetic recording materials. However, when a magnetic tape for image recording is manufactured using this base film, the screen tends to flicker due to signal dropout during recording and reproduction. Dropouts on magnetic recording tapes are caused by (a) foreign matter embedded in the tape surface, (b) protrusions on the magnetic layer itself, (c) temporarily attached foreign matter, (d) pinholes, and (e) magnetic surface. (f) Protrusions on the surface of the base, etc. are known to occur, and these factors are caused by the composition of the binder in the magnetic layer, dust removal from the base, excessive coating liquid, etc.
The frequency of dropouts has gradually decreased as they have been reduced through innovations and improvements in coating methods, processing methods, etc. However, on the other hand, the characteristics required for magnetic tapes have become more sophisticated, and magnetic tapes with even fewer dropouts are required. Furthermore, the above-mentioned base film has the disadvantage that the image may be distorted during electronic editing of the videotape or when starting or stopping the tape.
The distortion of the image is related to the expansion and contraction of the tape due to tension fluctuations during running of the magnetic recording tape, and the ability to recover from distortion, and these depend on the Young's modulus of the base film and the residual elongation according to JISC5542. However, the expansion/contraction and strain recovery are in an antinomic relationship, and it has been difficult to satisfy them at the same time. These drawbacks can be solved by improving the recording/playback device. For example, high-end recording/playback devices used for television broadcasting have been solved by incorporating an automatic adjustment mechanism, but this mechanism is complicated and the entire device becomes expensive.
Therefore, recording and playback devices commonly used for home, business, and educational purposes do not have this automatic adjustment mechanism, and the above drawbacks are resolved by the base film used, and improvements in this are desired. ing. As a result of extensive research into a base film for magnetic recording materials that does not have these drawbacks, the inventor has found that
It has been discovered that by using a biaxially oriented polyethylene terephthalate film having a specific intrinsic viscosity, Young's modulus, and heat shrinkage coefficient as a base film, the above-mentioned drawbacks can be overcome, and magnetic recording materials can be manufactured from the film with high productivity, This has led to the present invention. That is, the present invention has an intrinsic viscosity in the range of 0.70 to 0.84, a longitudinal Young's modulus of 750 Kg/mm 2 or more,
Moreover, it is greater than or equal to Young's modulus in the transverse direction, and
This is a base film for magnetic recording materials, characterized by being made of a biaxially oriented polyethylene terephthalate film with a heat shrinkage rate of 0.7% or less at 105°C. The polyethylene terephthalate constituting the base film of the present invention has an intrinsic viscosity of 0.70 or more, preferably 0.75 or more, particularly preferably 0.80.
That's all. However, the upper limit of the intrinsic viscosity is 0.84. If the intrinsic viscosity is less than 0.70, dropout and image disturbance cannot be improved, which is undesirable. On the other hand, if it exceeds 0.84, the melt viscosity becomes too high, resulting in poor film formability and high polymer cost, which is not preferred. This polyethylene terephthalate is mainly intended for homopolymers, but the acid component is 90 (preferably 95) mol% or more of terephthalic acid,
For example, isophthalic acid, phthalic acid, adipic acid, sebacic acid, succinic acid, oxalic acid, malonic acid, p-
One or more difunctional acids such as hydroxybenzoic acid, ω-hydroxycaproic acid, etc.
consisting of 10 (preferably 5) mol% or less, and/
Or the glycol component is ethylene glycol 90
(preferably 95) mol% or more, such as trimethylene glycol, hexamethylene glycol, cyclohexanedimethanol (1,4), 2,2,
It may be a copolymer consisting of 10 mol% or less (preferably 5 mol%) of one or more diol compounds such as 4,4-tetramethylcyclobutanediol (2,4) and hydroquinone, A mixture of these polymers may also be used. Furthermore, this polyethylene terephthalate may contain other polymers of up to 10% by weight (preferably 5% by weight). The polyethylene terephthalate may contain stabilizers such as phosphoric acid, phosphorous acid and esters thereof, matting agents such as titanium dioxide, particulate silica, kaolin, etc., and lubricants. In the present invention, the polyethylene terephthalate film must have a Young's modulus in the longitudinal direction of 750 Kg/mm 2 or more and a Young's modulus in the transverse direction. A preferable longitudinal Young's modulus is 800 Kg/mm 2 or more. If the longitudinal Young's modulus is less than 750 Kg/mm 2 , image distortion etc. cannot be improved, which is not preferable. Furthermore, if the Young's modulus in the longitudinal direction is smaller than the Young's modulus in the transverse direction, thermal shrinkage in the transverse direction increases, which is undesirable because the productivity of the tape decreases. The difference between the longitudinal Young's modulus and the transverse Young's modulus is preferably in the range of 10 to 500 Kg/mm 2 , more preferably 200 to 450 Kg/mm 2 . Such Young's modulus can be obtained by stretching and orienting the film. In the present invention, the longitudinal direction is the extrusion direction, and usually means the longitudinal direction of the film. Furthermore, in the present invention, the polyethylene terephthalate film must have a transverse heat shrinkage rate of 0.7% or less at 105°C. The preferred transverse heat shrinkage rate is
Less than 0.3%. If the heat shrinkage rate is greater than 0.7%, the film will shrink in the lateral direction due to heat shrinkage during the processing process into magnetic recording materials, which may cause shrinkage wrinkles on the film or reduce the film width, resulting in a product product. The quality of the product deteriorates and the yield decreases, which is not desirable. Heat shrinkage can be reduced by biaxially stretching the film and then subjecting it to heat setting treatment, and a certain degree of heat shrinkage can also be controlled by relaxation heat treatment. Biaxially oriented polyethylene terephthalate tends to have a disordered molecular orientation and a decrease in Young's modulus due to heat setting treatment, although it depends on the stretching ratio. This tendency increases as the heat setting temperature increases, and as the stretching ratio increases, this tendency increases. On the other hand, when a biaxially oriented polyethylene terephthalate film is formed under the same film forming conditions by changing only the intrinsic viscosity of the polymer, the higher the intrinsic viscosity, the higher the thermal shrinkage rate. Therefore, heat setting under stricter conditions is required to maintain the same heat shrinkage rate. According to these trends, it is presumed that it is difficult to obtain a biaxially oriented polyethylene terephthalate film that has a high Young's modulus and a low thermal shrinkage rate simply by increasing the intrinsic viscosity. However, the present inventor discovered that the lower the Young's modulus due to heat setting treatment at the same stretching ratio is, the greater the intrinsic viscosity of the polymer, and that
Longitudinal Young's modulus of 750Kg/ mm2 or more and 105 when 0.84
It has been found that a biaxially oriented film can be obtained that simultaneously satisfies the characteristics of a lateral heat shrinkage rate of 0.7% or less, particularly 0.3% or less at °C, and that this film has excellent properties as a base film for magnetic recording materials. .
It is an unexpected and surprising effect that by setting the intrinsic viscosity of the base film to such a value, it is possible to obtain a magnetic recording material in which dropout is reduced and image disturbance is prevented. The base film of the present invention has an intrinsic viscosity of 0.70 to 0.84.
The polyethylene terephthalate unstretched (amorphous) film of
Stretched 4.5 to 6 times, 2 to 4 times in the transverse direction,
It is then obtained by heat setting. Taking such a stretching ratio, the Young's modulus in the longitudinal direction is 750Kg/mm 2
The above can be achieved, and the film surface is flattened. The heat setting temperature is preferably around 235°C. 210
When heat setting is carried out at a lower temperature such as °C, the heat setting time should be relatively long; for example, a short time of about 5 seconds does not make it possible to sufficiently reduce the heat shrinkage rate. An appropriate combination of heat setting temperature and processing time should be selected to satisfy a transverse heat shrinkage rate of 0.7% or less at 105°C. The thickness of the base film of the present invention is not particularly limited, but is usually 2 to 50 microns. Examples of magnetic recording materials using the base film of the present invention include magnetic tapes and magnetic cards. Examples of magnetic tape include those for computers, recording, recording, and measurement. Magnetic recording materials using the base film of the present invention are primarily useful for video recording applications, but are also useful for other applications such as audio recording. In the present invention, the intrinsic viscosity calculated from the solution viscosity is used as a measure of the molecular weight of polyethylene terephthalate. The measurement method uses o-chlorophenol as the solvent and the measurement temperature is 25℃.
Calculate using the formula below. ηsp/C=[η]+K[η] 2 C [where ηsp=solution viscosity/solvent viscosity-1 [η]: Intrinsic viscosity (dl/g) C: Dissolved polymer mass per 100ml of solvent (g/100
ml)...Here it is set to 1.2. K: Huggins constant (set to 0.247) Solution viscosity and solvent viscosity were measured using an Ostwald viscometer. ] Hereinafter, the present invention will be explained in more detail with reference to Examples. In addition, the Young's modulus, thermal shrinkage rate, and residual elongation in the examples were determined by the following measuring methods, respectively. <Young's Modulus> A film sample was cut into pieces with a width of 10 mm and a length of 15 cm, and was stretched using an Instron type universal tensile tester at a tension speed of 10 mm/min and a chart speed of 500 mm/min with a chuck distance of 100 mm. Young's modulus was calculated from the tangent to the rising part of the obtained load-elongation curve. <Heat shrinkage rate> 105℃ hot air circulation furnace (e.g. gear aging tester)
The sample was allowed to shrink freely for 30 minutes without any load, and calculated using the formula below from the sample length before and after heat treatment. Thermal shrinkage rate (%) = original length - length after treatment / original length x 100 <Residual elongation> Using a constant load elongation measuring device manufactured by Japan Automatic Control Co., Ltd. in accordance with JIS C5542, the stress was 7.50 Kg/mm. 2 , sample width
Measured with a sample length of 6.35 mm and a sample length of 500 mm. Measurements are in the longitudinal direction. Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 to 7 Polyethylene terephthalate having the intrinsic viscosity shown in Table 1 was melt-extruded and rapidly cooled to produce an amorphous unstretched film, which was then stretched 5.0 times in length at 75°C. Stretched at 100℃, then horizontally stretched 3.2 times at 100℃, heat-set at 210℃ or 235℃ for 5 seconds, and then stretched to 20μ
A biaxially oriented polyethylene terephthalate film was obtained. These properties are shown in Table 1.

【表】【table】

【表】 これらのフイルムに公知の方法に従つて磁性体
塗料を4μ厚さに塗布し、カレンダーで鏡面化し
てビデオ用テープを作成した。但し、比較例1、
3、5、6、7のフイルムは横方向熱収縮率が大
きいことから乾燥工程で縦方向しわが入り、カレ
ンダー工程で折れ傷が付きビデオ用磁気記録テー
プとしては使用できなかつた。従つて、比較例
2、4及び実施例1〜3のフイルムをベースフイ
ルムとして用いたビデオテープをソニー(株)ユーマ
テイツクビデオ装置にて録画再生のテストに供し
た。その結果、比較例2、4のベースフイルムよ
り得られたビデオテープでは平坦性が悪くドロツ
プアウトが発生し、画面がちらつく欠点があつ
た。 更に比較例2、4のものはテープ走行をストツ
プし、再スタートする時画面の乱れがあつた。一
方、実施例1〜3のフイルムをベースとしたもの
ひドロツプアウトが生ぜず、画面がちらつかず、
また再スタート時の画面の乱れもなかつた。 実施例4〜5及び比較例7〜10 縦方向のヤング率の異なる二軸配向ポリエチレ
ンテレフタレートフイルム(厚さ21μ)を用い
て、実施例1〜3と同様にして磁気記録テープと
し、該テープのビデオテープ特性を評価した。そ
の結果を第2表に示した。 なお、ベースフイルムの固有粘度は0.84、残留
伸度は0.03〜0.06%であつた。
[Table] Magnetic paint was applied to these films to a thickness of 4 μm according to a known method, and the films were mirror-finished using a calendar to prepare video tapes. However, Comparative Example 1,
Films Nos. 3, 5, 6, and 7 had large transverse heat shrinkage rates, so they were wrinkled in the vertical direction during the drying process, and were creased during the calendering process, making them unusable as magnetic recording tapes for video. Therefore, video tapes using the films of Comparative Examples 2 and 4 and Examples 1 to 3 as base films were subjected to a recording/playback test using a Sony Umatake video device. As a result, the video tapes obtained from the base films of Comparative Examples 2 and 4 had poor flatness, dropouts, and screen flickering. Furthermore, in Comparative Examples 2 and 4, tape running was stopped and the screen was distorted when restarted. On the other hand, films based on the films of Examples 1 to 3 do not cause drop-outs and do not flicker on the screen.
There was also no screen disturbance when restarting. Examples 4 to 5 and Comparative Examples 7 to 10 Magnetic recording tapes were prepared in the same manner as in Examples 1 to 3 using biaxially oriented polyethylene terephthalate films (thickness 21μ) with different Young's moduli in the longitudinal direction. Videotape characteristics were evaluated. The results are shown in Table 2. The base film had an intrinsic viscosity of 0.84 and a residual elongation of 0.03 to 0.06%.

【表】【table】

Claims (1)

【特許請求の範囲】[Claims] 1 固有粘度が0.70〜0.84の範囲にあり、縦方向
ヤング率が750Kg/mm2以上で且つ横方向ヤング率
以上であり、しかも横方向105℃の熱収縮率が0.7
%以下の二軸配向ポリエチレンテレフタレートフ
イルムよりなることを特徴とする磁気記録材料用
ベースフイルム。
1 The intrinsic viscosity is in the range of 0.70 to 0.84, the Young's modulus in the longitudinal direction is 750 Kg/mm2 or more and the Young's modulus in the transverse direction, and the heat shrinkage rate at 105℃ in the transverse direction is 0.7
A base film for magnetic recording materials, characterized in that it is made of a biaxially oriented polyethylene terephthalate film with a biaxially oriented polyethylene terephthalate film of % or less.
JP766377A 1977-01-28 1977-01-28 Base film for magnetic recording material Granted JPS5393804A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP766377A JPS5393804A (en) 1977-01-28 1977-01-28 Base film for magnetic recording material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP766377A JPS5393804A (en) 1977-01-28 1977-01-28 Base film for magnetic recording material

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5393804A JPS5393804A (en) 1978-08-17
JPS6327777B2 true JPS6327777B2 (en) 1988-06-06

Family

ID=11672041

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