JPS63223102A - 複合貴金属合金製品の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は貴金属に純チタン、チタン合金、アルミ系合金
等を含ませた指輪、ネックレス、ペンダント等の宝飾品
として使用できる複合貴金属合金製品の製造方法に関す
る。

「従来の技術」 従来、この種の複合貴金属合金製品は貴金属パウダーと
、純チタン、チタン合金、アルミ系合金等の卑金属パウ
ダーとを混合してプレス成形した後、焼結して成形する
ことが試みられているが、貴金属材と卑金属材との結合
強度が低く、割れやすいという欠点があった。このため
、商品化は不可能とされていた。

「本発明の目的」 本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、貴金属と卑金
属等との結合が強固に結合して割れたりすることがなく
、新しい宝飾品として十分に使用することのできる、製
造が容易で、多量生産することのできる複合貴金属合金
製品の製造方法を得るにある。

［本発明の目的を達成するための手段」本発明は純チタ
ン、チタン合金、アルミ系合金、アルミ金、ニッケル合
金、銀等のパ１クダーのいずれかの表面にニッケルを乾
式コート法あるいは無電解メッキ、電解メッキ等の湿式
コート法等でコートしてニッケルパウダーを形成するニ
ッケル処理工程と、このニッケル処理工程によって形成
されたニッケルパウダーに所定量の該ニッケルパウダー
を形成する金属材よりも融点の低い貴金属パウダーおよ
び所定量のバインダーを混合して射出成形パウダーを形
成１６射出成形パウダー形成工程と、この射出成形パウ
ダー形成工程で形成された射出成形パウダーを射出成形
によって所定形状の射出成形品に成形覆る射出成形工程
と、この射出成形工程Ｃ成形された射出成形品からバイ
ンダーを除去するバインダー除去工程と、このバインダ
ー除去工程を経たものを焼結する焼結工程と、この焼結
工程を経たものを後処哩加工する後処理加工工程とを含
むことを特徴としている。

「本発明の実施例」 以下、図面に示す実施例により、本発明の詳細な説明す
る。

第１図の実施例において、１はニッケルパウダー２を形
成するニッケル処理工程で、このニッケル処理工程１で
使用される金属パウダーは粒（Ｙが数ミクロンから数ミ
リの純チタンパウダーあるいはチタン合金パウダーが使
用されている。

また、この純チタンパウダーあるいはチタン合金パウダ
ーの表面にはニッケルの無電解メッキあるいはニッケル
の電解メッキ処理等の湿式コート法によって、コート膜
厚が焼結温度を経ても貴金属と純チタン、チタン合金と
の間に介在して貴金属と純チタン、チタン合金との金属
合金拡散を防止して明確な異秤複合材にできる１００オ
ングストロームから数十ミクロンに形成されたニッケル
パウダー２に形成さ、れてる。

なお、ニラクルパウダー２は純チタンパウダーあるいは
ブタン合金パ１クダーの表面にＰｖＤ法、ＣＶＤ法、真
空蒸着法、スパッタリング法等の乾式コート法によって
ニッケルをコートしてもよい。

３は前記ニッケルパウダー２に所定量の該ニッケルパウ
ダーを形成する金属材よりも融点の低い貴金属パウダー
としての金パウダー４および所定■のオレフィン系樹脂
や高分子等のバインダー５を混合して射出成形パウダー
６を形成する射出成形パウダー形成二［稈で、この射出
成形パウダー形成工程３で形成される射出成形パウダー
６に含まれるニッケルパウダー２と金パウダー４との混
合割合は、使用目的等によって任意の割合に設定されて
いる。　７は前記射出成形パウダー形成工程３で形成さ
れた射出成形パウダー６を射出成形によって指輪、ネッ
クレス、ペンダント笠の宝飾晶形状の射出成形品８に成
形する射出成形工程で、この射出成形工程７は誘過の射
出成形工程あるいるは真空射出成形装置９を用いて行な
う。

１０は前記射出成形工程７で成形された射出成形品８か
らバインダー５を除去するバインダー除去工程で、この
バインダー除去工程１０は約４００℃の加熱炉１１内に
射出成形品８を所定時間入れて行なう。

なお、この加熱炉１１内での射出成形品８の処Ｉ１１′
！時間は該射出成形品の大きさや形状等によって、十分
バインダーが除去される時間が設定される。

１２は前記バインダー除去工程１０を経た脱バインダー
された射出成形品１３を焼結（シンター）！Ｊ′る焼結
工程で、この焼結工程１２は加熱炉１１△で焼結温度が
８５０℃〜１０５０℃で約３０分〜２時間程行なう。

この焼結によって金パウダー４とニッケルパウダー２と
がニッケルによって強固に結合して、従来の貴金属素材
と同様な組成に形成することができる。

１４は前記焼結工程１２によって形成された焼結晶１５
を後処理加工して複合貴金属合金製品１６にするＩＩ理
加エエ稈で、この後処理加工工程１４は焼結晶１５の表
面を金メッキ１７する金メッキ処理工程１８と、この金
メッキ処理工程１８を経たものをドライホーニング、研
摩あるいはエツチングして、純チタンあるいはチタン合
金の表面を出す表出処理工程１つと、この表出処理工程
１９後に陽極酸化あるいは加熱酸化等によって発色させ
る発色工程２０とから構成されている。

上記製造方法によって形成された純チタンあるいはチタ
ン合金と金との複合貴金属合金製品１６は今まで割れや
すくて不可能とされていた６金以上２２金までの割れず
らい複合貴金属製品１６の製造が可能となった。

また、純チタンあるいはチタン合金部分を発色きせるこ
とにより、大変美しく輝き、新しい宝飾品を製造するこ
とができる。

「本発明の異なる実施例」 次に第２図ないし第５図に示す本発明の異なる実施例に
つき説明する。なお、これらの実施例の説明に当って、
前記本発明の実施例と同一構成部分には同一符号を付し
て単複する説明を省略する。

第２図の実施例において、前記本発明の実施例と主に異
なる点は溶融温度が１０００℃以上のアルミ系合金パウ
ダーを用いて、ニッケル処理工程１Ａを行ないニッケル
パウダー２Ａを形成するとともに、焼結工程１２Ａの焼
結温度を１０００℃以下で行なった点で、このような製
造方法を用いてもアルミ系合金と金との複合貴金属合金
製品１６を同様に製造することができる。

なお、アルミパウダーを用いてニッケルパウダ−２Ａを
形成したものを使用する場合は焼結温度は６００℃以下
で行なう。

第３図の実施例において、前配本発明の実施例と主に異
なる点は２０〜２５％のアルミと、８０〜７５％ウエー
トの金の溶解材を破砕したアルミ金パウダーを用いてニ
ッケル処理工程１Ｂを行ない、ニッケルパウダー２Ｂを
形成するとともに、焼結１程１２△の焼結温度を１００
０℃以下で行ない、後処理加工工程１４△でパフ研摩だ
けの表出処理工程１９を行なった点で、このような＠Ｉ
造方法を用いてもアルミ金と金との複合貴金属合金製品
１６を同様に製造することができる。

第４図の実施例において、前記本発明の実施例とニドに
異なる点は、ニッケル合金パウダーを用いてニッケル処
理工程１Ｃを行ないニッケルパウダー２Ｃを形成すると
ともに、焼結■稈１２Ａの焼結温度を１０００℃以下で
行なった点と、後処理加工工程１４８　ｒパフ研摩の表
出処理工程１９を行なった後、カラーニッケルメッキ法
によってニッケル部分だけ発色させる発色工程２ＯＡを
行なった点で、このような製造方法を用いてもニッケル
合金と金との複合貴金属合金製品１６を同様に製造する
ことができる。

第５図の実施例において、前記本発明の実施例と主に異
なる点は、銀パウダーを用いてニッケル処理工程１Ｄを
行ない、ニッケルパウダー２Ｄを形成するとともに、焼
結工程１２の焼結温度を８５０℃〜１０５０℃で行なっ
た点と、後処理加工工程１４Ｃでバフω１庁の表出処理
工程１９を行なった俊、化成処理法によって、根部分だ
けを発色させる発色工程２０Ｂを行なった点で、このよ
うな製造方法を用いても銀と金との複合貴金属合金製品
１Ｇを同様に製造することができる。

なお、前記本発明の実施例では欝金属パウダーとして、
金パウダーを用いたものについて説明したが、これに限
らず、他の金合金、プラチナ、パラジウム、ロジウム、
銀、プラチノー合金、パラジウム合金、ロジウム合金、
銀合金等の貴金属パウダーを用いても良い。

また、ニッケルパウダーを製造するのに純チタン、チタ
ン合金、アルミ系合金、アルミ金、ニッケル合金、銀等
の金属材を用いたものについて説明したが、本発明はこ
れに限らず、他の卑金属材を用いても同様な作用効果が
得られる。

「本発明の効果」 以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に
列挙する効果がある。

（１）純チタン、チタン合金、アルミ系合金、アルミ金
、ニッケル合金、銀等のパウダーのいずれかの表面にニ
ッケルを乾式コート法あるいは無電解メッキ、電解メッ
キ等の湿式コート法等でコー１−　ｔ、てニッケルパウ
ダーを形成するニッケル処理工程と、このニッケル処理
工程によって形成されたニッケルパウダーに所定量の該
ニッケルパウダーを形成する金属材よりも融点の低い貴
金属パウダーおよび所定量のバインダーを混合して射出
成形パウダーを形成づ゛る射出成形パウダー形成工程と
、この射出成形パウダー形成工程で形成された射出成形
バ「クダーを射出成形によって所定形状の射出成形品に
成形する射出成形■稈と、この射出成形工程で成形され
た射出成形品からバインダーを除去するバインダー除去
工程と、このバインダー除去工程を経たものを焼結する
焼結工程と、この焼結工程を経たものを後処理加工する
後処理加工工程とからなっているので、貴金属パウダー
と純チタン、チタン合金、アルミ系合金、アルミ金、ニ
ッケル合金、銀等で形成されたニッケルパウダーと強固
に結合させることができる。したがって、従来のように
割れたりすることがなり、貴金属と同様な代金Ｂ木材と
なり、指輪、ネックレス、ペンダント等の宝飾品となる
製品を多量に容易に製造することかぐきる。

（２）前記（１）によって、新しい内金属素材の宝飾品
を製造することができるので、宝飾品の多様化をはかる
ことができる。

（３）前記（１）によって、製造も容易に行なうことが
でき、コス１〜の低減を図ることができる。

（４）ニッケルパウダーを構成する木材を後処理加工工
程によって発色させることができるので、美しく輝く宝
飾品を製造することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す工程図、第２図、第３
図、第４図、第５図はそれぞれ本発明の異なる実施例を
示す工程図である。 １．１Ａ〜１ｒ１：ニッケル処理工程、２．２△〜２ｒ
）二ニッケルパウダー、３：１出成形パウダー成形工程
、 ４：金パウダー、　　　５：バインダー、６：Ｏ１ｌ出
成形成形パウダー：射出成形工程、８：！ｌＦＪ出成形
品、　　　９：真空射出成形Ｖ１．置、１０：バインダ
ー除去工程、 １１：加熱炉、　　　　　１２：焼結工程、１３：脱バ
インダーされた射出成形品、１４：少処理加エエ稈、　
１５：焼結晶、１６：複合内金居合金製品、 １７：金メッキ、　　　　　１８：金メッキ処理工程、
１９：表出処理工程、　　２０：発色工程。 特　　許　　出　　願　　人 藤　　好　　克　　聡

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）純チタン、チタン合金、アルミ系合金、アルミ金、
   ニッケル合金、銀等のパウダーのいずれかの表面にニッ
   ケルを乾式コート法あるいは無電解メッキ、電解メッキ
   等の湿式コート法等でコートしてニッケルパウダーを形
   成するニッケル処理工程と、このニッケル処理工程によ
   って形成されたニッケルパウダーに所定量の該ニッケル
   パウダーを形成する金属材よりも融点の低い貴金属パウ
   ダーおよび所定量のバインダーを混合して射出成形パウ
   ダーを形成する射出成形パウダー形成工程と、この射出
   成形パウダー形成工程で形成された射出成形パウダーを
   射出成形によって所定形状の射出成形品に成形する射出
   成形工程と、この射出成形工程で成形された射出成形品
   からバインダーを除去するバインダー除去工程と、この
   バインダー除去工程を経たものを焼結する焼結工程と、
   この焼結工程を経たものを後処理加工する後処理加工工
   程とを含むことを特徴とする複合貴金属合金製品の製造
   方法。 ２）純チタン、ブタン合金、アルミ系合金、アルミ金、
   ニッケル合金、銀等のパウダーは数ミクロンから数ミリ
   の大きさの粒子に形成されたものであることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の複合貴金属合金製品の製
   造方法。 ３）ニッケルパウダーのニッケルコート膜厚は焼結温度
   を経ても貴金属と純チタン、チタン合金、アルミ系合金
   、アルミ金、ニッケル合金、銀等との間に介在して貴金
   属と純チタン、チタン合金、アルミ系合金、アルミ金、
   ニッケル合金、銀等との金属合金拡散を防止して明確な
   異種複合材にできる１００オングストロームから数十ミ
   クロンであることを特徴とする特許請求の範囲第１項ま
   たは第２項記載の複合貴金属合金製品の製造方法。 ４）バインダーはオレフィン系樹脂や高分子等であるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第３項いず
   れかに記載の複合貴金属合金製品の製造方法。 ５）射出成形工程は通常の射出成形装置あるいは真空射
   出成形装置によって行なうことを特徴とする特許請求の
   範囲第１項ないし第４項いずれかに記載の複合貴金属合
   金製品の製造方法。 ６）バインダー除去工程は約４００℃に加熱して行なう
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第５項い
   ずれかに記載の複合貴金属合金製品の製造方法。 ７）焼結工程は貴金属が金パウダーで、ニッケルパウダ
   ーが純チタン、チタン合金、あるいは銀の場合には焼結
   温度が１０５０℃以下で行なうことを特徴とする特許請
   求の範囲第１項ないし第６項いずれかに記載の複合貴金
   属合金製品の製造方法。 ８）焼結工程は貴金属が金パウダーで、ニッケルパウダ
   ーがアルミ系合金、アルミ金、ニッケル合金の場合には
   焼結温度が１０００℃以下で行なうことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項ないし第６項いずれかに記載の複合
   貴金属合金製品の製造方法。 ９）後処理加工工程は焼結工程を経たものの表面を金メ
   ッキ処理する金メッキ処理工程と、この金メッキ処理工
   程を経たものをドライホーニング、研摩あるいはエッチ
   ングしてニッケルメッキパウダーの素材を表面に出す表
   出処理工程と、この表出処理工程後に陽極酸化、あるい
   は加熱酸化あるいは化成処理によって発色させる発色工
   程とからなることを特徴とする特許請求の範囲第１項な
   いし第８項いずれかに記載の複合貴金属合金製品の製造
   方法。