JPS63194704A - 固液混合体の分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は固体と液体とが混合した固液混合体、例えば
、切削工程で発生した切削屑が混入されたクーラント液
や、洗滌液等から固体を分離するときなどに適用される
固液混合体の分離装置に関する。

（従来の技術） 従来では固液混合体の分離に際し、固液混合体をフィル
ターや網−Ｃ＊過したり、固体を沈澱させて固体と液体
とに分離し“Ｃいた。

なお、従来の技術としては例えば実公昭６１−３４００
８号公報がある。

（発明が解決しようとする問題点） 痘過による固液分離方法の場合にはフィルタ等に目詰り
が起生じて分離機能が経時的に低下し、また、沈澱によ
る固液分離方法の場合には固体に気泡が付着して固体が
浮遊したり、沈澱した固体が分散して固体の回収が困難
となる問題点があつノこ　。

本発明の目的は固液混合体から固体を的確に分離し、か
つ、分離機能を経時的に確保しうる固液混合体の分離装
置を提供することである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は固液混合体が貯留されたタンクの中心部付近に
対し下端付近が固液混合体中に突入された状態で可転支
持された回転筒と、固液混合体中の固体をタンクの中心
部付近へ集合させる渦流を起生させるための渦流起生手
段と、固液混合体を前記回転筒内へすくい上げかつこの
回転筒の内壁面に付着した固体を掻き取って前記回転筒
外へ取り出すために前記回転筒内に挿入された掻き取り
手段とを設けた固液混合体の分離装置を要旨とするもの
である。

（作　用） 本発明装置は固液混合体を固体と液体どに分離するに際
し、タンク内の固液混合体に渦流を起生させ、起生した
渦流によっ゛Ｃ固液混合体中の固体をタンクの中心部付
近へ集合させ、集合した固体を掻き取り手段によってタ
ンクの中心部に可転支持された回転筒内へすくい上げて
この回転筒の内壁面に付着させるとともに、付着した固
体を掻き取り部材によって掻き取って前記回転筒外へ取
り出すように構成したものである。

（実施例） 次に、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。

固体と液体とが混合した固Ｆ＆混合体Ｋを分離するため
の分離装置Ｂにおいて、固液混合体Ｋを貯留するために
設置されたタンク１はその上部が円筒状でその下部が有
底円錐形状に形成されている。

縦型円筒状に形成された回転筒２はそのＦ端付近がタン
ク１内の固液混合体に中に突入されて下端縁がタンク１
の底面１ａの上方に離隔した状態でタンク１の中心軸Ｃ
上に対し垂直状に可転支持され、その中央部付近に嵌着
されたプーリ３と、モータ４で回転駆動される中間軸５
の下端に嵌着されたプーリ６とに掛装されたベルト７を
介して一定方向（図示Ｐ方向）へ回転駆動される。回転
筒２の上端付近は有蓋円筒状の支持部材８内に挿入され
、この支持部材８の上端には排出口８ａが開口されると
ともにシュート８ｂが取着されている。

複数個の撹拌部材９は固液混合体Ｋをタンク１内の中心
軸Ｃの回りに旋回覆る渦流が起生ずるように撹拌して固
液混合体に中の固体とタンク１の中心部付近に集合させ
るために回転筒２の外壁面の下端に対し離隔状態で一体
状に突設されて周方向に配列されている。

掻き取り部材１０は渦流でタンク１の中心部付近に集合
した固体を回転筒２内へすくい上げかつ回転筒２の内壁
面２ｂに付着した固体を掻き取って回転筒２外へ取出す
ために回転筒２内に対し回転可能に挿入され、回転筒２
の中心部を貫通して垂直状に可転支持された軸部１０ａ
と、この軸部１０ａに対し回転筒２の下端縁に対向する
部位から回転筒２の上端縁の若干上方に対向する部位に
わたって螺旋状に固るされ、かつ、液体を通過させるた
めの通孔が穿設されたスクリュー１０ｂとを備え、軸部
１０ａの上端に嵌着されたプーリ１１と、中間軸５の上
端に嵌着されたプーリ１２とに掛装されたベルト１３を
介して回転筒２の回転速度より若干増速された回転速度
で回転筒２と同方向（Ｐ方向）へ回転駆動される。

そして、モータ４を〜回転駆動して回転筒２および掻き
上げ部材１０を回転駆動したときにはタンク１内の固液
混合体Ｋが回転筒２の各撹拌部材５の回転動作によって
撹拌されてタンク１の中心軸Ｃの回りへ旋回する渦流が
起生じ、固液混合体に中の固体はこの渦流でタンク１の
中心軸Ｃ付近へ集合して掻き上げ部材１０のスクリュー
１０ｂの回転動作によって回転筒２内の下端へ液体とと
もにすくい上げられ、遠心力によって回転筒２の内壁面
２ｂに付着し、また、すくい上げられた液体はスクリュ
ー１０ｂの前記通孔を通じて流下する。

内壁面２ｂに付着した固体は掻き上げ部材１０のスクリ
ュー１０ｂによって内壁面２ｂから順次掻き取られなが
ら持上げられ、排出口８ａおよびシュート８ｂを通じて
回転筒２外へ連続的に排出されて回収される。

なお、上記掻き取り部材１０に代えて下端部に回転筒２
の内壁面２ｂに摺接する傘型状の摺接体を備えた掻き取
り部材を回転筒２内に対し上下動可能に挿入し、この掻
き取り部材の往復上下動動作によって固液混合体Ｋを回
転筒２内に導入しかつ回転筒２の内壁面２ｂに付着した
固体を掻き取って回転筒２外へ取り出すようにしてもよ
い。

−〇　− また、固液混合体にの渦流を起生させる撹拌手段は上記
実施例に限定するものではなく、掻き取り部材１０の軸
部１０ａの下端付近に撹拌部材を設けたり、また、タン
ク１内の底面１ａ上に撹拌部材を別設してもよい。

さらに、回転筒２の内壁面２ｂを円錐面状に形成しても
よい。

続いて、上記した構成をもつ実施例の作用と効果を説明
する。

さて、本例では固液混合体Ｋが貯留されたタンク１の中
心軸Ｃ上に対し下端付近が固液混合体に中に突入された
状態で垂直状に可転支持された回転筒２と、タンク１内
の固液混合体Ｋを撹拌してタンク１の中心軸Ｃの回りへ
旋回する渦流を起生させ、固液混合体に中の固体をタン
ク１の中心部付近へ集合させるためにタンク１の外壁面
下端に突設された複数個の撹拌部材５と、タンク１の中
心部付近に集合した固体を回転筒２内へすくい上げかつ
回転筒２の内壁面２ｂに付着した固体を掻き取って回転
筒２外へ取り出すために回転筒２内に挿入されてスクリ
ュー１０ｂを備えた掻き取り部材１０とを設けである。

このため、固液混合体Ｋを固体と液体とに分離するに際
し、固体を渦流でタンク１内の中心部付近へ的確に集合
させて掻き取り部材１０で回転筒２内へすくい上げ、か
つ回転筒２の内壁面２ｂに付着した固体を掻き取り部材
１０で的確に掻き取って回転筒２外へ連続的に取出すこ
とができ、各種の固液混合体に中から固体を確実に分離
して回収しうるとともに、分離機能が経時的に変化する
不具合を解消して分離機能を安定に保持しうる効果があ
る。

（発明の効果） すなわち、本発明は固液混合体が貯留されたタンクの中
心部付近に対し下端付近が固液混合体中に突入された状
態で可転支持された回転筒と、固液混合体中の固体をタ
ンクの中心部付近へ集合させる渦流を起生さぜるだめの
渦流起生手段と、固液混合体を前記回転筒内へすくい上
げかつこの回転筒の内壁面に付着した固体を掻き取って
前記回転筒外へ取り出すために前記回転筒内に挿入され
た掻き取り手段とを設けたことによって、固液混合体中
から固体を的確に分離して回収しうるとともに、分離機
能を安定に保持しうる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は分離装
置の縦断面図、第２図は第１図のＸ−Ｘ線矢視図である
。 １・・・タンク ２・・・回転筒 ５・・・撹拌部材 １０・・・掻き取り部材 Ｋ・・・固液混合体

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固液混合体が貯留されたタンクの中心部付近に対し下端
   付近が固液混合体中に突入された状態で可転支持された
   回転筒と、固液混合体中の固体をタンクの中心部付近へ
   集合させる渦流を起生させるための渦流起生手段と、固
   液混合体を前記回転筒内へすくい上げかつこの回転筒の
   内壁面に付着した固体を掻き取つて前記回転筒外へ取り
   出すために前記回転筒内に挿入された掻き取り手段とを
   設けたことを特徴とする固液混合体の分離装置。