JPS6317857Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6317857Y2 JPS6317857Y2 JP1982164429U JP16442982U JPS6317857Y2 JP S6317857 Y2 JPS6317857 Y2 JP S6317857Y2 JP 1982164429 U JP1982164429 U JP 1982164429U JP 16442982 U JP16442982 U JP 16442982U JP S6317857 Y2 JPS6317857 Y2 JP S6317857Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- elasticity member
- stud
- press
- socket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Support Of The Bearing (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はジヨイント等に用いるベアリングを低
弾力部材と高弾力部材よりなる二重構造に構成し
たことを特徴とするものである。
弾力部材と高弾力部材よりなる二重構造に構成し
たことを特徴とするものである。
従来ボールスタツド等に適用されるベアリング
においてはベアリング材料にプラスチツク材等の
低弾力部材を一体成形して使用し、該ベアリング
をソケツトに圧入し発生する弾発力にてボールス
タツドに作動抵抗を発生させていたがベアリング
及びベアリング圧入部の部品精度を上げないと圧
入後ベアリングに発生する弾発力も誤差が大とな
り、ボールスタツドの作動抵抗も高過ぎたり、又
低過ぎたりし適当なる作動抵抗のものが得られな
かつた。
においてはベアリング材料にプラスチツク材等の
低弾力部材を一体成形して使用し、該ベアリング
をソケツトに圧入し発生する弾発力にてボールス
タツドに作動抵抗を発生させていたがベアリング
及びベアリング圧入部の部品精度を上げないと圧
入後ベアリングに発生する弾発力も誤差が大とな
り、ボールスタツドの作動抵抗も高過ぎたり、又
低過ぎたりし適当なる作動抵抗のものが得られな
かつた。
本考案のものはスタツドの摺動面部に用いる低
弾力部材としては耐久性(耐摩耗性)の高い低弾
力部材、例えばポリアミド樹脂、ポリアセタール
樹脂、強化プラスチツク及びグラスウール入強化
プラスチツク材等を用い、又該低弾力部材5の外
側を完全に包む高弾力部材としては特に弾力性の
高い、例えばウレタンやゴム材料を用いるもの
で、この構成によればベアリングをソケツトに強
く圧入しても高弾力部材のため上部開口部より内
部圧力が逃げるため弾発力も小さくなり、従つて
ベアリング及びベアリング圧入部の部品精度を従
来程上げなくても圧入後におけるボールスタツド
の作動抵抗も安定したものが得られる。
弾力部材としては耐久性(耐摩耗性)の高い低弾
力部材、例えばポリアミド樹脂、ポリアセタール
樹脂、強化プラスチツク及びグラスウール入強化
プラスチツク材等を用い、又該低弾力部材5の外
側を完全に包む高弾力部材としては特に弾力性の
高い、例えばウレタンやゴム材料を用いるもの
で、この構成によればベアリングをソケツトに強
く圧入しても高弾力部材のため上部開口部より内
部圧力が逃げるため弾発力も小さくなり、従つて
ベアリング及びベアリング圧入部の部品精度を従
来程上げなくても圧入後におけるボールスタツド
の作動抵抗も安定したものが得られる。
即ち本考案は低弾力部材と高弾力部材のそれぞ
れの特長を生かし、それぞれの欠点を補つたもの
で、第5図にその特性を示す。
れの特長を生かし、それぞれの欠点を補つたもの
で、第5図にその特性を示す。
第5図において縦軸にボールスタツドの作動ト
ルクを取り、横軸にベアリング圧入代(絞りカシ
メ量により調整)を取つたもので、ベアリング圧
入代を一定公差内とした場合のボールスタツドの
作動トルク公差の差の違いを表わした図である。
ルクを取り、横軸にベアリング圧入代(絞りカシ
メ量により調整)を取つたもので、ベアリング圧
入代を一定公差内とした場合のボールスタツドの
作動トルク公差の差の違いを表わした図である。
つまりベアリング圧入代が一定公差a内では従
来の低弾力部材のベアリングを用いたものは第5
図のような曲線を描くのでボールスタツドの作
動トルクの公差a′が大となり調整困難である。又
高弾力部材のベアリングを用いたものは第5図
のようになるが弾発力も作動トルクも抵過ぎるた
め使用できない。本考案のものは(第5図参
照)それらの中間的な機能を果すものであり、両
者の長所のみを備えたものである。
来の低弾力部材のベアリングを用いたものは第5
図のような曲線を描くのでボールスタツドの作
動トルクの公差a′が大となり調整困難である。又
高弾力部材のベアリングを用いたものは第5図
のようになるが弾発力も作動トルクも抵過ぎるた
め使用できない。本考案のものは(第5図参
照)それらの中間的な機能を果すものであり、両
者の長所のみを備えたものである。
又スタツド摺動面部には耐摩耗性の高い材料を
用いるため摺動面部の摩耗も少なくなり安定した
スタツドの作動抵抗が得られるものである。又ベ
アリング圧入作業においてもソケツトに圧入する
際のベアリングの倒れ等の心配も不要となり圧入
簡単にして容易に製造しうるものである。又更に
スタツド摺動面部の低弾力部材部に油溝を形成す
れば尚一層耐久性が向上するのは言うまでもな
い。又本考案ベアリングの高弾力部材の存在は捩
り作用を利用し用いるもの例えば自動車等のアイ
ドラーアーム等に使用することもできるものであ
る。
用いるため摺動面部の摩耗も少なくなり安定した
スタツドの作動抵抗が得られるものである。又ベ
アリング圧入作業においてもソケツトに圧入する
際のベアリングの倒れ等の心配も不要となり圧入
簡単にして容易に製造しうるものである。又更に
スタツド摺動面部の低弾力部材部に油溝を形成す
れば尚一層耐久性が向上するのは言うまでもな
い。又本考案ベアリングの高弾力部材の存在は捩
り作用を利用し用いるもの例えば自動車等のアイ
ドラーアーム等に使用することもできるものであ
る。
第1図は本考案の実施例を示すもので、1はソ
ケツト、2は他部品との取付部、3は絞りカシメ
部、4はスタツド、5は低弾力部材、6は高弾力
部材でスタツド先端の球状部4′との摺動部を低
弾力部材5をもつて受け、該低弾力部材5の外側
を完全に包み込んで高弾力部材6を配置し、この
二重成形構造のベアリングをソケツト1に圧入嵌
装後該ソケツト1のベアリング圧入開口部を絞り
カシメることによりスタツドに作動抵抗を与え構
成する。
ケツト、2は他部品との取付部、3は絞りカシメ
部、4はスタツド、5は低弾力部材、6は高弾力
部材でスタツド先端の球状部4′との摺動部を低
弾力部材5をもつて受け、該低弾力部材5の外側
を完全に包み込んで高弾力部材6を配置し、この
二重成形構造のベアリングをソケツト1に圧入嵌
装後該ソケツト1のベアリング圧入開口部を絞り
カシメることによりスタツドに作動抵抗を与え構
成する。
二重成形ベアリングは内外別体に成形したもの
を組合せてもよく、或は一つの成型機械で成形す
ることもできる。
を組合せてもよく、或は一つの成型機械で成形す
ることもできる。
第2図はスタツド端が軸状の場合でベアリング
部が低弾力部材5及びその外側を完全に包み込む
高弾力部材6の二重成形により構成されることは
第1図と同様である。
部が低弾力部材5及びその外側を完全に包み込む
高弾力部材6の二重成形により構成されることは
第1図と同様である。
第3図は低弾力部材5と高弾力部材6とを凹凸
嵌合部を設けることにより両者の固着面積を増大
させたところを示す。凹凸嵌合部は点状、線状或
は環状等任意に採ることができる。
嵌合部を設けることにより両者の固着面積を増大
させたところを示す。凹凸嵌合部は点状、線状或
は環状等任意に採ることができる。
第1図は本考案実施例の要部断面図、第2図及
び第3図はそれぞれ本考案の他の実施例の要部断
面図、第4図は従来例の対照部断面図、第5図は
ベアリング圧入代−スタツド作動トルク曲線図で
ある。 1……ソケツト、3……絞りカシメ部、4……
スタツド、5……低弾力部材、6……高弾力部
材。
び第3図はそれぞれ本考案の他の実施例の要部断
面図、第4図は従来例の対照部断面図、第5図は
ベアリング圧入代−スタツド作動トルク曲線図で
ある。 1……ソケツト、3……絞りカシメ部、4……
スタツド、5……低弾力部材、6……高弾力部
材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ベアリング圧入開口部とベアリング装着部と
他部品との取付部を有するソケツト内におい
て、スタツド摺動面部には低弾力部材を用い該
低弾力部材の外面を完全に包むように高弾力部
材を固着配置した二重成形ベアリングを該ソケ
ツトに圧入装嵌し、該ソケツトのベアリング圧
入開口部を絞りカシメすることによりスタツド
に作動抵抗を発生させてなることを特徴とする
ジヨイント等の二重成形ベアリング。 (2) スタツド端が球状でベアリングは内腔が球状
である実用新案登録請求の範囲第1項記載のジ
ヨイント等の二重成形ベアリング。 (3) スタツド端が軸状をなしベアリング内腔も円
筒状である実用新案登録請求の範囲第1項記載
のジヨイント等の二重成形ベアリング。 (4) 低弾力部材と高弾力部材との固着面部を凹凸
部等にし固着面積の増加を計つた実用新案登録
請求の範囲第1項乃至第3項の何れかに記載の
ジヨイント等の二重成形ベアリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16442982U JPS5968823U (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | ジヨイント等の二重成形ベアリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16442982U JPS5968823U (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | ジヨイント等の二重成形ベアリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5968823U JPS5968823U (ja) | 1984-05-10 |
JPS6317857Y2 true JPS6317857Y2 (ja) | 1988-05-20 |
Family
ID=30360497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16442982U Granted JPS5968823U (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | ジヨイント等の二重成形ベアリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5968823U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH056413Y2 (ja) * | 1984-11-02 | 1993-02-18 | ||
DE19638252A1 (de) * | 1996-09-19 | 1998-03-26 | Sachsenring Automobiltechnik G | Kugelgelenk und Verfahren zu seiner Herstellung |
JP7260491B2 (ja) * | 2020-01-23 | 2023-04-18 | 日本発條株式会社 | ボールシート及びボールジョイント |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3017209A (en) * | 1957-07-18 | 1962-01-16 | American Metal Prod | Low friction dampened bearing |
JPS64120Y2 (ja) * | 1980-08-18 | 1989-01-05 |
-
1982
- 1982-10-29 JP JP16442982U patent/JPS5968823U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5968823U (ja) | 1984-05-10 |
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