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JPS63122659A - α,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を有する特定物質の製造方法 - Google Patents

α,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を有する特定物質の製造方法

Info

Publication number
JPS63122659A
JPS63122659A JP61270635A JP27063586A JPS63122659A JP S63122659 A JPS63122659 A JP S63122659A JP 61270635 A JP61270635 A JP 61270635A JP 27063586 A JP27063586 A JP 27063586A JP S63122659 A JPS63122659 A JP S63122659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amino acid
substance
acid residue
dehydro
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61270635A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Shin
辛 重基
Yasumi Yonezawa
米沢 養躬
Seiji Honda
誠司 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
S K I BAITSU KK
Original Assignee
S K I BAITSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by S K I BAITSU KK filed Critical S K I BAITSU KK
Priority to JP61270635A priority Critical patent/JPS63122659A/ja
Publication of JPS63122659A publication Critical patent/JPS63122659A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、α、β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を有す
る特定物質の製造方法に関し、さらに詳しくは、デヒド
ロアミノ酸残基を構成要素又は前駆体とする生理活性ペ
プチドの製造あるいはN−保護−デヒドロアミノ酸エス
テルの製造に有用な新規の製造方法に関する。
[従来の技術] 天然より発見されたデヒドロアミノ酸残基を構成要素又
は前駆体とする生理活性ペプチド(例えばテロマイシン
、カブレオマイシン、セファロスポリンC、ホモプシン
、アントリマイシンなど)は、はとんどが抗菌、抗腫瘍
性、植物毒素あるいは酵素阻害作用などの生理活性を有
していることが知られている。これは、デヒドロアミノ
酸残基又はこれを前駆体としたアミノ酸残基が立体構造
の2次、3次構造に大きな影響を及ぼし、立体構造の保
持や生理活性発現の重要な部位をなしている。さらに、
動物由来の蛋白構成アミノ酸からなる生理活性ペプチド
の一部をデヒドロアミノ酸残基で置き替えることによっ
て、抗蛋白分解酵素作用を示し、活性の持続性の向上に
重要な役割を果たしていると考えられている0例えば、
血圧降下作用や腸管収縮作用のあるブラジキニンは、5
位フェニルアラニンのかわりにデヒドロフェルアラニン
を導入すると、もとの降圧作用の20数倍もの高い活性
を示すことが知られている。(jc献:Y、Shimo
higashi、 and N、 Izumiya、 
”The peptides、 Vol、  5″、 
ed Acadea+ic Press by E、 
Grossand J、 Meienhofer、 1
983 )。
従来、デヒドロアミノ酸残基を構成要素とするペプチド
の製造方法としては、[1ルて2種の方法があった。1
つはデヒドロアミノ酸とアミノ酸の直接縮合による方法
、他は脱離基をもつペプチドから、それらを脱離してデ
ヒドロペプチドを合成する方法である。前者には、アズ
ラクトン法、アジド法、混合酸無水物法、酸クロライド
法等がある。しかし、各法には次のごとき欠点があった
・アズラクトン法 α−デヒドロアミノ酸のアミノ基の保護及びα−デヒド
ロアミノ酸残基が限定されてしまう。
・アジド法 他の光学活性アミノ酸残基への悪影響はないが、賜率が
悪い。
会混合酸無水物法 副反応の危険性が高い、したがって収率が悪いΦ酸クロ
ライド法 反応条件が厳しく、他のアミノ酸残基等が限定される。
番α−1β−又はα、β−説敲による方法脱離基を有す
るものでなければならないこと、あるいは芳香族系置換
基を有するアミノ酸の場合にあっては脱水素化剤により
合成すること等のため、生成されるデヒドロアミノ酸残
基に限定がある。
このように、上記製造方法にあっては、汎用性の点で問
題があった。また、これらの製造方法は概して収率が低
いという欠点があった。さらに、光学活性アミノ酸残基
の一部がラセミ化するため、他の光学活性アミノ酸残基
への悪影容があるという欠点があった。さらに、アミン
成分として反応させるアミノ酸に関しては、アルコール
、フェノール系水酸基をもつアミノ酸、メルカプト基を
もつアミノ酸など、側鎖に官能基をもつアミノ酸である
場合、従来の製造方法では、側鎖保護基が必要であった
。さらに従来の製造方法は概して反応条件が厳しい等の
点で問題のあるものがあった次に、N−保護−α、β−
デヒドロ−α−アミノ酸エステルの製造方法としては、
デヒドロアズラクトンの分解による方法、β−置換基の
脱離による方法、α−ケト酸エステルとR−CONH2
との縮合による方法、デヒドロアミノ酸エステルからア
ミン基を保護する方法があった。しかし、各法には次の
如き欠点があった。
・デヒドロアズラクトンの分解による方法N位の保護基
に限定があり、かつその保護基では脱保護が難しい、等
汎用性がない。
・β−置換基の脱離による方法 β位に脱離基をもつか又はこの脱離基を導入しなければ
ならないことと、そのm時に条件により、アミン基やカ
ルボン酸の保護基に限定がある。汎用性がない。
・α−ケト酸エステルとR−CONH2との縮合による
方法 アミノ基の保護基が限定される。
このように上記3法はいずれも汎用性がなく。
かつ収率が悪かった。
拳デヒドロアミノ酸エステルからアミン基を保護する方
法 二重結合の影響によりアミン基の求核性が低下し、目的
物ができないか、収率が悪い。
このように上記各製造方法はいずれも汎用性がなく、か
つ収率が悪い等の欠点があった。
以上詳述した如く、従来の各種製造方法では、デヒドロ
アミノ酸残基を構成要素又は前駆体とするペプチドの製
造あるいはN−保護−デヒドロアミノ酸エステルの製造
に当たって、汎用性、収率、光学活性アミノ酸への鰻、
簡便性、反応条件係の全てを満足させる方法はなかった
[発明が解決しようとする開維m1 本発明は上記欠点を解決し、デヒドロアミノ酸残基を構
成要素又は前駆体とするペプチドの製造あるいはN−保
護−デヒドロアミノ酸エステルの製造に当たって、汎用
性、収率、光学活性アミノ酸への影響、簡便性、反応条
件等の全てを満足させる製造方法を供することを目的と
する。
(以下余白) [問題点を解決するための手段] 上記目的達成のため、本発明は、α、β−デヒドロ−α
−アミノ酸残基を有する特定化合物を製造する方法にお
いて、所定の溶媒中、 (式中、R,、R2はそれぞれ水素原子、適宜に置換さ
れたカルボキシル基又は適宜置換されてもよいアルキル
基もしくはアリール基からなる同−又は異なる置換基を
表わす。但し、R1とR2が同時に水素原子であること
はない。)にて示されるN−カルボキシ−α、β−デヒ
ドロ−α−アミノ酸無水物に、アミン基の保護化剤又は
N−保護−α−アミノ酸もしくはN−保護−α−アミノ
酸ハライドからなる物質a■工工程デポを加え、所定の
塩基又は所定の縮合斉1と所定の塩基の存在下反応させ
、上記反応により合成された(式中、R,、R2は前記
同様、Xは所定のα−アミン基の保護基又はN−保護−
α−アミノ酸残基を表わす、)にて示されるN−X−N
−カルボキシ−α、β−デヒドロ−α−アミノ酸無水物
に求核性を有する物質からなる所定の物質悌2工程物質
)を加え、所定の塩基存在下反応させる工程からなり、
前記2つの工程が同一系内で行なわれることを特徴とす
るα、β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を有する特定物
質の製造方法を供する特に、本発明製造方法においては
、特定物質がX+  NHCCOOY+ (式中、Rτ、R2は前記同様、xlはα−アミノ酸の
α−アミノ基のアシル型保護基を表わす。
Ylは第3級アルキル基を除く低級アルキル基を表わす
、)にて示されるN−保護−α、β−デヒドロ−α−ア
ミノ酸エステル誘導体のとき、第1工程物質がアミノ基
の保甜ヒ剤であってアシル型となるものであり、第2工
程物質が第3級アルキルアルコールを除く低級アルキル
アルコールである点、 X+  NHCC00Y2 吠中、R,、R2及びX、は前記同様、Ylは水素原子
を表わす。)にて示されるN−保護−α、β−デヒドロ
−α−アミノ酸のとき、第1工程物質がアミン基の保護
化剤であってアシル型となるものであり、第2工程物質
が水である点、特定X2 NHCCOOY+ (式中、R,、R2及びYlは前記同様、 x2 ハα
−アミノ酸のα−アミン基のウレタン型保護基を表わす
。)にて示されるN−保護−α、β−デヒドロ−α−ア
ミノ酸エステル誘導体のとき、第1工程物質がアミン基
の保護化剤であってウレタン型となるものであり、第2
工程物質が第3級アルキルアルコールを除く低級アルキ
ルアルコールである点、 特定物質が一般式 R,R2 ゝ。/ X2 NHCCOOY2 (式中、R1、R2、X2及びYlは前記同様。
)にて示されるN−保護−α、β−デヒドロ−α−アミ
ノ酸のとき、第1工程物質がアミン基の保護化剤であっ
てウレタン型となるものであり、第2工程物質が水であ
る点、 特定物質が一般式 R,R2 ゝ。′ Xl NHCCOAAl 0Y:1 (式中、R,、R2及びxlは前記同様、Y3は低級ア
ルキル基を表わす、 AA、はα−アミノ酸残基を表わ
す。)にて示されるN端のアミノ酸残基がα、β−デヒ
ドロ−α−アミノ酸残基であり、N、C両端がそれぞれ
保護されたデヒドロジベブチド(N端はペプチドのアミ
ン末端を示し、C端はペプチドのカルボキシ末端を示す
、)のとき、第1工程物質がアミン基の保護化剤であっ
てアシル型となるものであり、第2工程物質がα−アミ
ノ酸アルキルエステルである点、 Xs   NHCCOAAI   0Y3(式中、R,
、R2、X、、Y3及びAA、は前記同様、)にて示さ
れるN端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−α−アミ
ノ酸残基であり、N、C両端がそれぞれ保護されたデヒ
ドロジペプチドのとき、第1工程物質がアミ7基の保護
化剤であってアシル型となるものであり、第2工程物質
がα−アミノ酸アルキルエステル塩化合物である点X2
 NHCCOAAI 0Y3 (式中、R+ 、R2、X2 、Y3及びAA+ ハ前
記同様、)にて示されるN端のアミノ酸残基がα、β−
デヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N、C両端がそれ
ぞれ保護されたデヒドロジペプチドのとき、第1工程物
質がアミン基の保護化剤であってウレタン型となるもの
であり、$2工程物質がα−アミノ酸アルキルエステル
である点、特定X2 NHCCOAAI 0Y3 (式中、R1、R2、X2 、Y3及びAA、は前記同
様。)にて示されるN端のアミノ酸残基がα、β−デヒ
ドロ−α−アミノ酸残基であり、N、C両端がそれぞれ
保護されたデヒドロジペプチドのとき、第1工程物質が
アミノ基の保護化剤であってウレタン型となるものであ
り、第2工程物質がα−アミノ酸アルキルエステル塩化
合物である点、 特定物質が一般式 R,R2 ゝ。/ X3 AA2 NHCCOOY+ (式中、R,、R2は前記同様、x3はα−アミノ基の
アシル型保護基を表わす。、AA2はα−アミノ酸残基
を表わす、Ylは前記同様。)にて示されるC端のアミ
ノ酸残基がα、β−デヒドロ−α−アミノ酸残基であり
、N、 CP?端がそれぞれ保護されたデヒドロジペプ
チドのとき、第1工程物質がα−アミノ基がアシル型保
護基で保護されたアミノ酸であり、第2工程物質が第3
級アルキルアルコールを除く低級アルキルアルコールで
ある点、 特定物質が一般式 R,R2 X3 AA2 NHCCOOY2 (式中、R1、R2,X3.Y2及びAA2は前記同様
。)にて示されるC端のアミノ酸残基がα、β−デヒド
ロ−α−アミノ酸残基であり、N端が保護されたデヒド
ロジペプチドのとき、第1工程物質がα−アミノ基がア
シル型保護基で保護されたアミノ酸であり、第2工程物
質が水である点特定物質が一般式 R,R2 X2 AA2 NHCCOOY+ (式中、R1,R2、X2、Yl及びAA2は前記同様
。)にて示されるC端のアミノ酸残基がα、β−デヒド
ロ−α−アミノ酸残基であり、N、C両端がそれぞれ保
護されたデヒドロジペプチドのとき、第1工程物質がα
−アミン基がウレタン型保護基で保護されたアミノ酸で
あり、第2工程物質が第3級アルキルアルコールを除く
低級アルキルアルコールである点、 I X2 AA2 NHCCOOY2 (式中、R,、R2、X2.Yl及びAA2は前記同様
、)にて示されるC端のアミノ酸残基がα、β−デヒド
ロ−α−アミノ酸残基であり、N端が保護されたデヒド
ロジペプチドのとき、第1工程物質がα−アミン基がウ
レタン型保護基で保護されたアミノ酸であり、第2工程
物質が水である点、 特定物質が一般式 R,R2 j X3 AA:I NHCCOOYI (式中、R1,R2,X3及びYlは前記同様。
AA3はα−アミノ酸残基を表わす。)にて示されるC
端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−α−アミノ酸残
基であり、N、 C両端がそれぞれ保護されたデヒドロ
ジペプチドのとき、第1工程物質がN−保護−α−アミ
ノ酸ハライドであってα−アミン基の保護基がアシル型
であり、第2工程物質が第3級アルキルアルコールを除
く低級アルキルアルコールである点、 特定物質が一般式 R,R2 X3 AA3 NHCCOOY2 拭中、R,、R2,X3、Yl及びAA3は前記同様。
)にて示されるC端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ
−α−アミノ酸残基であり、N端が保護されたデヒドロ
ジペプチドのとき、第1工程物質がN−保護−α−アミ
ノ酸ハライドであってα−アミン基の保護基がアシル型
であり、第2工程物質が水である点。
X4 AA3 NHCCOOYI (式中、R,、R2、Y、及びAA3は前記同様。X4
はα−アミン基のウレタン型保護基を表わす。)にて示
されるC端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−α−ア
ミノ酸歿基であり、N、C両端がそれぞれ保護されたデ
ヒドロジペプチドのとき、第1工程物質がN−保護−α
−アミノ酸ハライドであってα−アミン基の保護基がウ
レタン型であり、第2工程物質が第3級アルキルアルコ
ールを除く低級アルキルアルコールである点、特定物質
が一般式 R,R2 X4 AA3 NHCCOOY2 (式中、R1,R2,X4、Yl及びAA3は前記同様
、)にて示されるC端のアミノ酸残基がα、β−デヒド
ロ−α−アミノ酸残基であり、N端が保護されたデヒド
ロジペプチドのとき、第1工程物質がN−保護−α−ア
ミノ酸ハライドであってα−アミン基の保護基がウレタ
ン型であり、第2工程物質が水である点、 X3 AA2 NHCCOAAI 0Y3(式中、R,
、R2,X3.Y3、AA、及びAA2は前記同様。)
にて示されるN端から2番目のアミノ酸残基がα、β−
デヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N、C両端がそれ
ぞれ保護されたデヒドロトリペプチドのとき、第1工程
物質がα−アミノ基がアシル型保護基で保護されたアミ
ノ酸であり、第2工程物質がα−アミノ酸アルキルエス
テルである点、 X3  AA2   NHCCOAA、   oy3(
式中、R1,R2、X3、Y3、AA、及びAA2は前
記同様、)にて示されるN端から2番目のアミノ酸残基
がα、β−デヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N、C
両端がそれぞれ保護されたデヒドロトリペプチドのとき
、第1工程物質がα−アミノ基がアシル型保護基で保護
されたアミノ酸であり、第2工程物質がα−アミノ酸ア
ルキルエステル塩化合物である点、 X2 AA2 NHCCOAAI 0Y3(式中、R,
、R2,X2、Y3.AA、及びAA2は前記同様。)
にて示されるN端から2番目のアミノ酸残基がα、β−
デヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N、 CTR端が
それぞれ保護されたデヒドロトリペプチドのとき、第1
工程物質がα−アミン基がウレタン型保護基で保護され
たアミノ酸であり、第2工程物質がα−アミノ酸アルキ
ルエステルである点、 特定物質が一般式 R,R2 X2 AA2 NHCCOAA、0Y3(式中、R,、
R2,X2、Y3、AA、及びAA2は前記同様。)に
て示されるN端から2番目のアミノ酸残基がα、β−デ
ヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N、C両端がそれぞ
れ保護されたデヒドロトリペプチドのとき、第1工程物
質がα−アミノ基がウレタン型保護基で保護されたアミ
ノ酸であり、第2工程物質がα−アミノ酸アルキルエス
テル塩化合物である点、 X3 AA3 NHCCOAAI 0Y3(式中、R,
、R2,X3、Y3、AA、及びAA3は前記同様、)
にて示されるN端から2番目のアミノ酸残基がα、β−
デヒドロ−α−アミン酸残基であり、N、C両端がそれ
ぞれ保護されたデヒドロトリペプチドのとき、第1工程
物質がN−保護−α−アミノ酸ハライドであって、α−
アミノ基の保護基がアシル型であり、第2工程物質がα
−アミノ酸アルキルエステルである点。
X3 AA3 NHCCOAAI 0Y3(式中、R1
,R2,X3、Y3、AA盲及びAA3は前記同様。)
にて示されるN端から2番目のアミノ酸残基がα、β−
デヒドロ−α−アミン酸残基であり、N、C両端がそれ
ぞれ保護されたデヒドロトリペプチドのとき、第1工程
物質がN−保護−α−アミノ酸ハライドであってα−ア
ミノ基の保護基がアシル型であり、第2工程物質がα−
アミノ酸アルキルエステル塩化合物である点X4 AA
3 NHCCOAAI 0Y3(式中、R,、R2,X
4、Y3、AA、及びAA3は前記同様。)にて示され
るN端から2番目のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−
α−アミノ酸残基であり、N、C両端がそれぞれ保護さ
れたデヒドロトリペプチドのとき、第1工程物質がN−
保護−α−アミノ酸ハライドであってα−アミノ基の保
護基がウレタン型であり、第2工程物質がα−アミノ酸
アルキルエステルである点。
X4 AA3 NHCCOAAt 0Y3(式中、R1
,R2、X4、Y3、AA、及びAA3は前記同様。)
にて示されるN端から2番目のアミノ酸残基がα、β−
デヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N、C両端がそれ
ぞれ保護されたデヒドロトリペプチドのとき、第1工程
物質がN−保護−α−アミノ酸ハライドであってα−ア
ミン基の保護基がウレタン型であり、第2工程物質がα
−アミノ酸アルキルエステル塩化合物である点に特徴が
ある。
[発明の効果] 本発明にかかる製造方法によれば、デヒドロアミノ酸残
基を構成要素又は前駆体とするペプチドの製造あるいは
N−保護−デヒドロアミノ酸エステルの製造に当たって
、汎用性、収率、光学活性アミノ酸への影響、簡便性、
反応条件等の全てを満足させることができる。以下詳述
する。
■汎用性について α、βデヒドローα−アミノ酸のアミン基は。
二重結合部分と共役性をとるため、アミノ基の求核性が
低下して、N−保護−α−アミノ酸及びN−保護化剤と
の反応性が従来極めて低く、かつ不安定で種種の副反応
を起こしていた。
しかし、本願発明にかかる製造方法によれば、5−アル
キリデン−2,4−オキサシリジンジオン構造(N−カ
ルボキシ−α、β−デヒドロ−α−アミノ酸無酸無水物
全色ることによって、安定化し、アミノ基の保詔ヒ剤又
はN−保護−α−アミノ酸等と反応することができる。
また、α、β位間に二重結合が存在することによって、
近似物質であるN−カルボキシ−α−アミノ酸無水物に
比し、目的物の安定性が増加し、かつアミン成分やカル
ボキシ成分の反応のコントロールが容易になった。これ
により、各種アミノ酸、アルコール類等との反応が容易
になり、ペプチド鎖中にデヒドロアミノ酸残基を自由に
導入することができる。したがって、α、β−デヒドロ
−α−アミノ酸残基を有する各種特定物質の製造が可能
になるという効果を有するのである。
■収率について 本願発明にかかる製造方法により目的物を合成よれば、
上述のところから明らかなように、従来の製造方法に比
し、収率が格段に向上した。
■光学活性アミノ酸への影響について 本願発明にかかる製造方法により目的物を合成すれば、
反応条件が温和であるため、またN−カルボキシ−α、
β−デヒドロ−α−アミノ酸無水物(ΔNCA)独自の
反応機構により、光学活性アミノ酸のα位の水素原子を
引きぬいたり、オキサシロンの形成等によるラセミ化の
危険性はほとんどない。したがって、光学活性アミノ酸
への悪影響がほとんどないという効果がある。
■簡便性について 本願発明にかかる製造方法により目的物を合成すれば、
デヒドロアミノ酸残基の自在導入や、多種の成分のアミ
ノ酸を副反応系を用いるのみで、製造することができる
。加えて、操作が煩雑でないという効果がある。
また、アミン成分として反応させるアミノ酸に関しては
、側鎖に官爺基を有するアミノ酸(例えば、アルコール
性水酸基、フェノーノl七幻瞥基、メルカプト基をもつ
アミノ酸等)を側鎖無保護の状態で反応させてもさしつ
かえなく、その側鎖保護や保護基の切断等の工程を省く
ことができるという効果がある。
■反応条件について 本願発明にかかる製造方法により目的物を合成すれば、
反応条件が常温常圧で済み、穏やかであり、冷却が必要
な場合であっても過度の冷却を必要としないという効果
がある。
(以下余白) [発明の詳細な説明] 本願発明にがかるα、β−デヒドロ−α−アミノ酸残基
を有する特定化合物を製造する方法におで示されるN−
カルボキシ−α、β−デヒドロ−α−アミノ酸無木物が
出発物質として用いられる、上記出発物質を、所定の溶
媒中、アミン基の保護化剤又はN−保護−α−アミノ酸
もしくはN−保護−α−アミノ酸ハライドからなる物質
部1工程物質)と、所定の塩基又は所定の縮合剤と所定
の塩基の存在下反応させる(3+1工W、この反応によ
り中間物質として、 で示されるN−X−N−カルボキシ−α、β−デヒドロ
−α−アミノ酸無木物が合成される。該中間物質に求核
性を有する物質からなる所定の物質(第2工程物質)が
加えられる(i2工ω。
上記第1工程及び第2工程は、同一系内で連続的に行な
われる。
中間物質として合成される物質は通常は単離されないが
、単離してもよい。
次に、得られる目的物に基すいて具体的に説明する。式
中、R,、R2,x+  、X2 、X3 、X4、Y
l  * Y2 eY3及びAA、、AA2 、AA3
は下記の通りである・ イ、R,,R2 R,、R2は、それぞれ、次に示す置換基の中から適宜
のものが選択される。
水素原子。
置換カルボキシル基;メチル基、エチル基、ベンジル基
等のアルキル基等により置換されたカルボキシル基。
アルキル基;メチル基、エチル基、プロピル基等。
置換アルキル基: ・ベンジルオキシカルボニル1(Cbz基、以下同)、
t−ブトキシカルボニル基(BOC基、以下同)等で適
宜置換されたアミン基、・アルキルメルカプト基、 等にて置換されたアルキル基。
アリール基:フェニル基等。
置換アリール基: ・アルキル基、 ・ハロゲン、 ・メチル基、メトキシ基等により適宜置換されてもよい
ヒドロキシル基、 等にて置換されたアリール基。
但し、上記置換基R,とR2は同時に水素原子であるこ
とはない。
口、X Xは所定のα−アミン基の保護基又はN−保護−α−ア
ミノ酸残基を表わす、XI 、X2 、X3、x4は、
それぞれ次に示す通りである。
xl ニアセチル基(AC勘、トリフルオロアセチル基
(Tfa基) 等、α−アミノ酸のα−アミノ基のアシ
ル型保護基を表わす。
X2:BOC基、Cbz基等、α−アミノ酸のα−アミ
ン基のウレタン型保護基を表わす。
X3:Pht基等、α−アミノ基のアシル型保護基を表
わす。
X4:Cbz基等、α−アミン基のウレタン型保護基を
表わす。
/\、Y Y■ エステル系、エチル基、イソプロピル基、ベンジ
ル基等の第3級アルキル基を除く低級アルキル基を表わ
す。
Y2:水素原子を表わす。
Y3 エステル系、エチル基、ベンジル7.1、t−ブ
チル基等の低級アルキル基を表わす。
二、AA AAはα−アミノ酸の残基を示す。AAI、AA2.A
A3は下記の中から適宜のものが選択される。
AA。
φ側鎖官能基のないα−アミノ酸:グリシスアラニン、
α−アミノブタン酸、バリン、n−バリン、ロイシン、
n−ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラ
ニン等。
・側鎖官能基があり1反応時側鎖無保護でよいα−アミ
ノ酸;セリン、スレオニン、チロシン、システィン、メ
チオニン等。
・側鎖官能基があり、反応時側鎖の適宜保護が必要であ
るα−アミノ酸:アスパラギン酸、グルタミン酸、オル
ニチン、リジン、アルギニン等。
A2 ・側鎖官能基のないα−アミノ酸;グリシン、アラニン
、α−アミノブタン酸、バリン、n−バリン、ロイシン
、n−ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニルア
ラニン等。
・側鎖官能基の適宜保護が必要なα−アミノ酸:セリン
、スレオニン、チロシン、システィン、メチオニン、ア
スパラギン酸、グルタミン酸、オルニチン、リジン、ア
ルギニン等。
A3 拳側鎖官能基のないα−アミノ酸;グリシン、アラニン
、α−アミノブタン酸、バリン、n−バリン、ロイシン
、n−ロイシン、インロイシン、プロリン、フェニルア
ラニン等。
・側鎖官能基は比較的酸性条件下で安定な保護基で適宜
保護が必要なα−アミノ酸;セリン、スレオニン、チロ
シン、システィン、メチオニン、アスパラギン酸、グル
タミン酸、オルニチン、リジン、アルギニン等。
また、所定の溶媒、所定の塩基及び所定の縮合剤は、次
に示す物質からなる。
ホ、所定の溶媒 非プロトン溶媒としては、 ハロゲン化炭化水素系;ジクロロメタン、クロロホルム
等。
エーテル系;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(
THF)、ジオキサン等。
ケトン系:アセトン、メチルエチルケトン等。
エステル系;酢酸エチル等。
窒素化合物系ニアセトニトリル、ジメチルホルムアミド
(DMF)等。
硫黄化合物系ニジメチルスルホキシド(DMSO)等。
リン化合物系;ヘキサメチルリン酸トリアミド(HMP
A)等。
炭化水素系:ベンゼン、トルエン等。
プロトン溶媒系:ターシャリ−ブタノール(t−ブタノ
ール)等。
上記溶媒の単独又は2種類以上の組合せによる使用が可
能である。
へ、所定の塩基 第2級アミン化合物ニジエチルアミン、ジシクロヘキシ
ルアミン等。
第3級アミン化合物:ピリジン、N−メチルモルホリン
(NMM)、トリエチルアミン、1゜4−ジアザビシク
ロ[2、2、2]オクタン(DABCO)、i、a−ジ
アザビシクロ[5、4。
0]ウンデカン−7−エン(DBU)等。
アルカリ水溶液:塩ヒナトリウム水溶液等上記の化合物
を単独もしくは2種類以上の組合せによる使用又はこれ
を主成分とする使用が可能である。
ト、所定の縮合剤 所定の縮合剤はカルボジイミド型縮合剤が用いられる。
これには、ジシクロへキシルカルボジイミド(D、(、
、C)、あるいはl−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド及びその塩酸塩(W、S、
C・HCl)等がある。その使用量は、出発物質と等量
程度でよい。好ましくはり、C,Cがよい。
所定の縮合剤とともに用いられる所定の塩基は、ピリジ
ン、NMM等の第3級アミン化合物の中から適宜のもの
が選択される。
■N−保護−α、β−デヒドロ−α−アミノ酸誘導体の
合成 N−カルボキシ−α、β−デヒドロ−α−アミノ酸無木
物(ΔNCA)を所定の溶媒に混ぜ、所定のN保護化剤
(第1工程勤つと所定の塩基存在下、1時間から数10
時間、室温ならば5乃至6時間程度反応させる。次いで
、所定の塩基存在下、水又はメチル、エチル、ベンジル
等の低級アルキルアルコール(第2工程[と数10分か
ら数時間(通常2時間程度でよい)反応させ、抽出、洗
浄等の適当な処理、必要ならばカラムクロマトや再結晶
等の精製を行なって、目的のN−保護−α、β−デヒド
ロ−α−アミノ酸及びそのエステル誘導体を得た。
この場合において、目的物が X、NHCCOOY。
にて示されるN−保護−α、β−デヒドロ−α−アミノ
酸エステル誘導体のとき、第1工程物質は上記アミン基
の保護化剤であってアシル型となるものであり、第2工
程物質は第3級アルキルアルコールを除く低級アルキル
アルコールである。
このとき、溶媒はTHF、ジクロロメタン等が望ましく
、保護化剤はアセチルクロライド、無水トリフルオロ酢
酸等が望ましい。所定の塩基は、第1工程においてトリ
エチルアミン等が、第2工程においてピリジン等がそれ
ぞれ望ましい。
目的物が X + N HCCOOY 2 にて示されるN−保護−α、β−デヒドロ−α−アミノ
酸のとき、第1工程物質は上記アミン基の保護化剤であ
ってアシル型となるものであり、第2工程物質は水であ
る。このとき、溶媒はTHF、ジクロロメタン等が望ま
しく、保護化剤はアセチルクロライド、無水トリフルオ
ロ酢酸等が望ましい。所定の塩基は、第1工程において
トリエチルアミン等が、第2工程において水酸化ナトリ
ウム水溶液、トリエチルアミン等がそれぞれ望ましい。
目的物が C X2 NHCCOOYI にて示されるN−保護−α、β−デヒドロ−α−アミノ
酸エステル誘導体のとき、第1工程物質は上記アミノ基
の保護化剤であってウレタン型となるものであり、第2
工程物質は第3級アルキルアルコールを除く低級アルキ
ルアルコールである。
このとき、溶媒はTHF、ジクロロメタン等が望ましく
、保護化剤はジ−t−ブチル−ジ−カーボネート((B
OC)20) 、ベンジルオキシカルボニルクロライド
(Cbz−C1)等が望ましい。所定の塩基は、第1工
程においてピリジン等が、第2工程においてNMM等が
それぞれ望ましい目的物が し X2 NHCCOOY2 にて示されるN−保護−α、β−デヒドロ−α−アミノ
酸のとき、第1工程物質は上記アミン基の保護化剤であ
ってウレタン型となるものであり、第2工程物質は水で
ある。このとき、溶媒はTHE、ジクロロメタンが望ま
しく、保田ヒ剤は(BQC)20.Cbz−CI等が望
ましい。所定の塩基は、第1工程においてピリジン等が
、第2工程において水酸化ナトリウム水溶液、トリエチ
ルアミン等がそれぞれ望ましい。
かかる方法により、上記目的物を製造するときは、それ
ぞれ収率、簡便性及び反応条件が一層良好になるという
効果がある。
■N端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−α−アミノ
酸残基であり、N、 C両端がそれぞれ保護されたデヒ
ドロジペプチドの合成 N−カルボキシ−α、β−デヒドロ−α−アミノ酸無水
物(ΔN CA)を所定の溶媒に混ぜ、所定のN保護化
剤(第1工程mと所定の塩基存在下、1時間から数10
時間、室温ならば5乃至6時間程度反応させる0次いで
、上記反応液にアミノ酸エステル又はアミノ酸エステル
塩化合物(第2工程物質)を加え、所定の塩基存在下(
アミノ酸エステル塩化合物の場合は、該塩化合物を中和
し得る程度の量の所定の塩基をさらに加える)、室温程
度(あえて冷却又は加熱の必要はない)で数分から数時
間(1時間程度でよい)反応させ、抽出、洗浄等の適当
な処理、必要ならばカラムクロマトや再結晶等の精製を
することによって目的のN端にα、β−デヒドロ−α−
アミノ酸歿基を有するN−保護−ジペプチドエステル誘
導体を得た。
この場合において、目的物が X+ NHCCOAAt OY3 にて示されるN端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−
α−アミノ酸歿基であり、N、C両端がそれぞれ保護さ
れたデヒドロジペプチド(N端はペプチドのアミン末端
を示し、C端はペプチドのカルボキシ末端を示す。)の
とき、第1工程物質は上記アミン基の保護化剤であって
アシル型となるものであり、第2工程物質はα−アミノ
酸アルキルエステルまたはその塩化合物である。上記2
つの場合、溶媒はTHF、ジクロロメタン等が望ましく
、保護化剤はアセチルクロライド(AcC1)、無水ト
リフルオロ酢酸((CF3 Co)20)等が望ましい
。所定の塩基は、第1工程においてトリエチルアミン等
が、第2工程においてNMM等がそれぞれ望ましい。
次に、目的物が C X2 NHCCOAAI OY3 にて示されるN端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−
α−アミノ酸残基であり、N、C両端がそれぞれ保護さ
れたデヒドロジペプチドのとき、第1工程物質は上記ア
ミン基の保護化剤であってウレタン型となるものであり
、第2工程物質はα−アミノ酸アルキルエステルまたは
その塩化合物である。上記2つの場合、溶媒はTHF、
ジクロロメタン等が望ましく、保詔ヒ剤は(BOC)2
0、Cbz−CI等が望ましい。所定の塩基は、第1工
程においてピリジン等が、第2工程においてNMM等が
それぞれ望ましい。
かかる方法により、上記目的物を製造するときは、それ
ぞれ収率、簡便性及び反応条件力μ層良好になり、かつ
光学活性アミノ酸への影響がほとんどないので一層右利
であるという効果がある。
また目的のペプチドを合成する場合において、C端とな
るアミノ酸を縮合させるとき、側鎖官能基をもつα−ア
ミノ酸中特定の側鎖官能基は無保護であってもよい。し
たがって、次反応で特定の側鎖官能基の保護基の脱離工
程を要する場合は、これを無保護で行なうことができ、
あるいは次反応でも特定の側鎖官能基の保護が必要な場
合は側鎖を保護したアミノ酸を使用することができる。
したがって、収率及び簡便性の一層の向上がこの面から
も図ることができる。
(以下余白) ■C端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−α−アミノ
酸残基であり、N端が保護されたデヒドロジペプチド誘
導体の合成 N−カルボキシ−α、β−デヒドロ−α−アミノ酸無水
物(ΔNCA)と、所定のN−保護基を有するアミノ酸
(第1工程mを所定の溶媒中、所定の塩基存在下、D、
C,C等のカルボジイミド型の縮合剤で、15℃以下好
ましくはO〜−10℃に冷却下、数10分から数時間(
1時間程度でよい)、その後、室温程度で数時間から数
10時間(10時間程度でよい)反応させる。次いで、
水又はメチル、エチル、ベンジル等の第3級アルコール
を除く低級アルキルアルコ−ルミV工程物質)と、所定
の塩基存在下、1時間程度反応させ、抽出、洗浄等の適
当な処理、必要ならばカラムクロマトや再結晶等の精製
を行なうことによって、目的のC端にα、β−デヒドロ
−α−アミノ酸残基を有するN−保護デヒドロジペプチ
ド及びエステル誘導体を得た。
この場合において、目的物が X3 AA2 NHCCOOY+ で示されるC端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−α
−アミノ酸残基であり、N、 CPf端がそれぞれ保護
されたデヒドロジペプチドのとき、第1工程物質はα−
アミノ基がアシル型保護基で保護されたアミノ酸であり
、第2工程物質は第3級アルキルアルコールを除く低級
アルキルアルコールである。このとき、溶媒はTHF、
ジクロロメタン等が望ましい。N−保護−アミノ酸は、
例えば、N−Pht−アミノ酸等である。塩基は第1工
程においてピリジン等が望ましく、第2工程においてN
MM等が望ましい。縮合剤はり、C,C等が望ましい。
目的物が C X3 AA2 NHCCOOY2 にて示されるC端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−
α−アミノ酸歿基であり、N端が保護されたデヒドロジ
ペプチドのとき、第1工程物質はα−アミノ基がアシル
型保護基で保護されたアミノ酸であり、第2工程物質は
水である。このとき、溶媒はTHF、ジクロロメタン等
が望ましい。N−保護−アミノ酸は、例えば、N−Ph
t−アミノ酸等である。塩基は第1工程においてピリジ
ン等が望ましく、第2工程において水酸化ナトリウム水
溶液、トリエチルアミン等が望ましい。縮合剤はり、C
,C等が望ましい。
目的物が X 2 A A 2 N HCCOOY 1にて示され
るC端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−α−アミノ
酸歿基であり、N、C両端がそれぞれ保護されたデヒド
ロジペプチドのとき、第1工程物質はα−アミン基がウ
レタン型保護基で保護されたアミノ酸であり、第2工程
物質は第3級アルキルアルコールを除く低級アルキルア
ルコールである。このとき、溶媒はTHF、ジクロロメ
タン等が望ましい、N−保護−アミノ酸は、例えば、N
−BOC−アミノ酸、N−Cbz−アミノ酸等である。
塩基は第1工程においてピリジン等が望ましく、第2工
程においてNMM等が望ましい0wJ合剤はり、C−C
等が望ましい。
目的物が 一般式    RIR2 X2 AA2 NHCCOOY2 にて示されるC端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−
α−アミノ酸残基であり、N端が保護されたデヒドロジ
ペプチドのとき、第1工程物質はα−アミノ基がウレタ
ン型保護基で保護されたアミノ酸であり、第2工程物質
は水である。このとき、溶媒はTHF、ジクロロメタン
等が望ましい。
N−保護−アミノ酸は、例えば、N−BOC−アミノ酸
、N−Cbz−アミノ酸等である。塩基は、第1工程に
おいてピリジン等が望ましく、第2工程において水酸化
ナトリウム水溶液、トリエチルアミン等が望ましい、縮
合剤はり、C,C等が望ましい。
他の合成方法として次の方法がある。即ち、アミノ酸の
α−アミン基にフタリル基(Pht)、ベンジルオキシ
カルボニル基(Cb z)等の比較的酸性条件下で脱離
しにくい保護基をもつN−保護−α−アミノ酸を常法で
N−保護−α−アミノ酸ハライドとし、該N−保護−α
−アミノ酸ハライド(第1工程M)とN−カルボキシ−
α、β−デヒドロ−α−アミノ酸無水物(ΔNCA)と
を、所定の塩基存在下、数分から数時間j常1時間程度
)反応させる0次いで、水又はメチル、エチル、ベンジ
ル等の第3級アルコールを除いた低級アルキルアルコー
ル■2工荘粉℃を加え、所定の塩基存在下、1時間程度
反応させて、抽出、洗浄等の適当な処理、必要ならばシ
リカゲルカラムや再結晶等の精製を行なうことによって
、目的のC端にα、β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を
有するN−保護デヒドロペプチド及びエステル誘導体を
得た。
この場合において、目的物が C X3 AA3 NHCCOOYI にて示されるC端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−
α−アミノ酸残基であり、N、 C両端がそれぞれ保護
されたデヒドロジペプチドのとき、第1工程物質はN−
保護−α−アミノ酸ハライドであってα−アミン基の保
護基がアシル型であり、第2工程物質は第3級アルキル
アルコールを除く低級アルキルアルコールである。この
とき、溶媒はTHF等が望ましい。N−保護−アミノ酸
ハライドは、例えば、N−Pht−アミノ酸クロライド
等である。塩基は第1工程においてトリエチルアミン等
が望ましく、第2工程においてトリエチルアミン等が望
ましい。
目的物が X3 AA3 NHCCOOY2 にて示されるC端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−
α−アミノ酸残基であり、N端が保護されたデヒドロジ
ペプチドのとき、第1工程物質はN−保護−α−アミノ
酸ハライドであってα−アミ7基の保護基がアシル型で
あり、第2工程物質は水である。このとき、溶媒はTH
F等が望ましい、N−保護−アミノ酸ハライドは、例え
ば、N−Cbz−アミノ酸クロライド等である。塩基は
第1工程においてトリエチルアミン等が望ましく、第2
工程において水酸化ナトリウム水溶液、トリエチルアミ
ン等が望ましい。
目的物が X4 AA3 NHCCOOYI にて示されるC端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−
α−アミノ酸残基であり、N、 C両温W(それぞれ保
護されたデヒドロジペプチドのとき、第1工程物質はN
−保護−α−アミノ酸ハライドであってα−アミン基の
保護基がウレタン型であり、第2工程物質は第3級アル
キルアルコールを除く低級アルキルアルコールである。
このとき、溶媒はTHF等が望ましい。N−保護−アミ
ノ酸ハライドは、例えば、N−Cbz−アミノ酸クロラ
イド等である。塩基は第1工程においてトリエチルアミ
ン等が望ましく、第2工程においてトリエチルアミン等
が望ましい。
目的物が し X4 AA3 NHCCOOY2 にて示されるC端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−
α−アミノ酸残基であり、N端が保護されたデヒドロジ
ペプチドのとき、第1工程物質はN−保護−α−アミノ
酸ハライドであってα−アミ7基の保護基がウレタン型
であり、第2工程物質は水である。このとき、溶媒はT
HF等が望ましい。N−保護−アミノ酸ハライドは、例
えば、N−Cbz−アミノ酸クロライド等である。塩基
は第1工程においてトリエチルアミン等が望ましく、第
2工程において虚ヒナトリウム水溶液、トリエチルアミ
ン等が望ましい。
かかる方法により、上記目的物を製造するときは、それ
ぞれ収率、簡便性及び反応条件が一層良好になり、かつ
光学活性アミノ酸への影響がほとんどないので−層有利
であるという効果がある。
■N端から2番目のアミノ酸残基がα、β−ケヒドロー
α−アミノ酸残基であり、N、 C両端がそれぞれ保護
されたデヒドロトリペプチド誘導体の合成 N−カルボキシ−α、β−デヒドロ−α−アミノ酸無水
物(ΔNCA)と、所定のN−保護基を有するアミノ酸
(第1工程令−Dを所定の溶媒中、所定の塩基存在下、
D、C,C等のカルボジイミド型の縮合剤で、15℃以
下好ましくはθ〜−10℃に冷却下、数10分から数時
間(1時間程度でよい)、その後、室温程度で数時間か
ら数10時間(10時間程度でよい)反応させる0次い
で、上記反応液にアミノ酸エステル又はアミノ酸エステ
ル塩化合物(第2工程mを加え、所定の塩基存在下(ア
ミノ酸エステル塩化合物の場合は、該塩化合物を中和し
得る程度の量の所定の塩基をさらに加える)、室温程度
で数分から数時間(1時間程度でよい)反応させ、抽出
、洗浄等の適当な処理、必要ならばカラムクロマトや再
結晶等の精製を行なうことによって目的のN端から2番
目にα、β−デヒドロ−α−アミノ酸歿基を有するN−
保護デヒドロトリペプチドエステル誘導体を得た。
この場合において、目的物が x3 AA2  NHCCOAA、  OY3にて示さ
れるN端から2番目のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ
−α−アミノ酸残基であり、N、C両端がそれぞれ保護
されたデヒドロトリペプチドのとき、第1工程物質はα
−アミノ基がアシル型保護基で保護されたアミノ酸であ
り、第2工程物質はα−アミノ酸アルキルエステルまた
はその塩化合物である。上記2つの場合、溶媒はTHF
、ジクロロメタン等が望ましい。N−保護−アミノ酸は
、例えば、N−Pht−アミノ酸等である。塩基は第1
工程においてピリジン等が望ましく、第2工程において
NMM等が望ましい、縮合剤はり、C,C等が望ましい
次に、目的物が X2 AA2 NHCCOAAI OY3にて示される
N端から2番目のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−α
−アミノ酸残基であり、N、C両端がそれぞれ保護され
たデヒドロトリペプチドのとき、第1工程物質はα−ア
ミン基がウレタン型保護基で保護されたアミノ酸であり
、第2工程物質はα−アミノ酸アルキルエステルまたは
その塩化合物である。上記2つの場合、溶媒はTHE、
ジクロロメタン等が望ましい。N−保護−アミノ酸は、
例えば、N−BOC−アミノ酸、N−Cbz−アミノ酸
等である。塩基は第1工程においてピリジン等が望まし
く、第2工程においてNMM等が望ましい。縮合剤はり
、C,C等が望ましい。
他の合成方法として次の方法がある。即ち、アミノ酸の
α−アミノ基にフタリル基(Pht)、ベンジルオキシ
カルボニル基(Cb z)等の比較的酸性条件下で脱離
しにくい保護基をもつN−保護−α−アミノ酸を常法で
N−保護−α−アミノ酸ハライドとし、該N−保護−α
−アミノ酸ハライド(第1工程秒ポDとN−カルボキシ
−α、β−デヒドロ−α−アミノ酸無木物(ΔNCA)
とを、所定の塩基存在下、数分から数時間樋常1時間程
度)反応させる0次いで、上記反応液にアミノ酸エステ
ル又はアミノ酸エステル塩化合物(第2工程物質)を加
え、所定の塩基存在下(アミノ酸エステル塩化合物の場
合は、該塩化合物を中和し得る程度の量の所定の塩基を
さらに加える)、室温程度で数分から数時間(1時間程
度でよい)反応させ、抽出、洗浄等の適当な処理、必要
ならばカラムクロマトや再結昼等の精製を行なうことに
よって目的のN端から2番目にα、β−デヒドロ−α−
アミノ酸残基を有するN−保護デヒドロトリペプチドエ
ステル誘導体を得た。
この場合において、目的物が 一般式    R,R2 X3 AA3 NHCCOAAI OY3にて示される
N端から2番目のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−α
−アミノ酸残基であり、N。
C両端がそれぞれ保護されたデヒドロトリペプチドのと
き、第1工程物質はN−保護−α−アミノ酸ハライドで
あって、α−アミン基の保護基がアシル型であり、第2
工程物質はα−アミノ酸アルキルエステルまたはその塩
化合物である。上記2つの場合、溶媒はTHF等が望ま
しい。N−保護−アミノ酸ハライドは、例えば、N−P
ht−アミノ酸クロライド等である。塩基は第1工程に
おいてトリエチルアミン等が望ましく、第2工程におい
てトリエチルアミン等が望ましい。
次に、目的物が X4 AA3 NHCCOAAI OY3にて示される
N端から2番目のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−α
−アミノ酸残基であり、N、C両端がそれぞれ保護され
たデヒドロトリペプチドのとき、第1工程物質はN−保
護−α−アミノ酸ハライドであってα−アミン基の保護
基がウレタン型であり、第2工程物質はα−アミノ酸ア
ルキルエステルまたはそのアミン基の塩化合物である。
上記2つの場合、溶媒はTHF等が望ましい、N−保護
−アミノ酸ハライドは2例えば、N−Cbz−アミノ酸
クロライド等である。塩基は第1工程においてトリエチ
ルアミン等が望ましく、第2工程においてトリエチルア
ミン等が望ましいかかる方法により、上記目的物を製造
するときは、それぞれ収率、簡便性及び反応条件力μ層
良好になり、かつ光学活性アミノ酸への影響がほとんど
ないので一層有利であるという効果がある。
また目的のペプチドを合成する場合において、C端とな
るアミノ酸を縮合させるとき、側鎖官能基をもつα−ア
ミノ酸中特定の側鎖官能基は無保護であってもよい。し
たがって、次反応で特定の側穎官爺基の保護基の脱離工
程を要する場合は、これを無保護で行なうことができ、
あるいは次反応でも特定の側鎖官能基の保護が必要な場
合は側鎖を保護したアミノ酸を使用することができる。
したがって、収率及び簡便性の一層の向上がこの面から
も図ることができる。
なお、C端のアミノ酸残基がα、β−デヒドロ−α−ア
ミノ酸残基であり、N端が保護されたデヒドロジペプチ
ド誘導体吐記■)及びN端から2番目のアミノ酸残基が
α、β−デヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N、 C
両端がそれぞれ保護されたデヒドロトリペプチド誘導体
吐記■)を合成するための中間物質において、置換基R
1とR2の組合せとしては、例えば、次の如きかある。
即ち、R,が水素原子であり、R2はイソプロピル基で
あり、Xがt−ブトキシルカルボニル基であり゛、AA
がL−アラニン残基である場合、R1が水素原子であり
、R2はイソプロピル基であり、Xがt−ブトキシルカ
ルボニル基であり、AAがグリシン残基である場合、R
1が水素原子であり、R2はイソプロピル基であり、X
がt−ブトキシルカルボニル基であり、AAがL−ロイ
シン残基である場合、R,が水素原子であり、R2はイ
ソプロピル基であり、Xがt−ブトキシルカルボニル基
であり、AAがL−フェニルアラニン残基である場合、
R,が水素原子であり、R2がフェニル基であり、Xが
t−ブトキシルカルボニル基であり、AAがL−ロイシ
ン残基である場合、R1が水素原子であり、R2がフェ
ニル基であり、Xがt−ブトキシルカルボニル基であり
、AAがL−フェニルアラニン残基である場合又はR1
が水素原子であり、R2がフェニル基であり、Xがt−
ブトキシルカルボニル基であり、AAがL−プロリン残
基である場合が通常である。しかし、R1とR2を構成
する幾何異性体の場合であってもよい。
この場合において、R,及びR2をいずれもアルキル基
とすれば、ビニル基になり得ず、安定となる。従って、
α、β−デヒドロ−α−アミノ酸誘導体及びα、β−デ
ヒドロ−α−α−アミノ酸残基を骨格にもつペプチドの
合成を一層有利に誘導することが可能となる。
同様に、R,をメチル基、R2をエチル基とすれば、α
、β−デヒドロ−イソロイシン誘導体及びα、β−デヒ
ドロ−イソロイシン残基を骨格にもつペプチドの合成を
一層有利に誘導することが可能となる。
同様に、R1及び2をいずれもメチル基とすれば、α、
β−デヒドロバリン誘導体及びα、β−デヒドロバリン
残基を骨格にもつペプチドの合成を一層有利に誘導する
ことが可能となる。
同様に、R,を水素原子、R2を水素原子以外の上記置
換基とすれば、α、β−デヒドロα−アミノ酸誘導体及
びα、β−デヒドロα−アミノ酸残基を骨格にもつペプ
チドの合成を一層有利に誘導することが可能となる。
同様に、R1を水素原子、R2をフェニル基とすれば、
α、β−デヒドロ−フェニルアラニン誘導体及びα、β
−デヒドロ−フェニルアラニン残基を骨格にもつペプチ
ドの合成を一層有利に誘導することが可能となる。
同様に、R1を水素原子、R2をイソプロピル基とすれ
ば、α、β−デヒドロ−ロイシン誘導体及びα、β−デ
ヒドロ−ロイシン残基を骨格にもつペプチドの合成を一
層有利に誘導することが可能となる。
同様に、R1を水素原子、R2をノルマルプロピル基と
すれば、α、β−デヒドロ−ノルマルロイシン誘導体及
びα、β−デヒドロ−ノルマルロイシン残基を骨格にも
つペプチドの合成を一層有利に誘導することが可能とな
る。
同様に、R,を水素原子、R2をエチル基とすれば、α
、β−デヒドロ−ノルマルバリン誘導体及びα、β−デ
ヒドロ−ノルマルバリン歿基を骨格にもつペプチドの合
成を一層有利に誘導することが可能となる。
同様に、R1を水素原子、R2をメチル基とすれば、2
−アミノ−2−ブテン酸誘導体及び2−アミノ−2−ブ
テン酸残基を骨格にもつペプチドの合成を一層有利に誘
導することが可能となる。
同様に、R,を水素原子、R2をバラ−ヒドロキシフェ
ニル基とすれば、α、β−デヒドロ−チロシン誘i体及
びα、β−デヒドロ−チロシン残基を骨格にもつペプチ
ドの合成を一層有利に誘導することが可能となる。
またR1を水素原子、R2をパラーメトキシフェこル基
とすれば、ビニル基になり得す、安定となる。また、次
反応に導く場合、バラヒドロキシル基を保護する必要が
ある場合があるため、それをメチル基で保護したα、β
−デヒドロ−O−メチルーチロシン誘導体及びα、β−
デヒドロ−0−メチルーチロシン残基を骨格にもつペプ
チドの合成を一層有利に誘導することが可能となる。
同様に、R1を水素原子、R2をバラ−メトキシメトキ
シフェニル基とすれば、α、β−デヒドロ−0−メトキ
シメチル−チロシン誘導体及びα、β−デヒドロ−〇−
メトキシメチルーチロシン残基を骨格にもつペプチドの
合成を一層有利に誘導することが可能となる。
(以下余白) [実施例] 次に、実施例を示す。この場合において、デヒドロ−ア
ミノ酸残基の二重結合部の幾何異性体につき、とくに示
さないときはZ配位体を示す。また、下記実施例におい
ては、便宜上、XI、X2、X3 、X4についてはX
と、y+  、Y2 、Y3についてはYと、AA4 
 、AA2 、AA3についてはAA又はAA’と総称
的に記号表示され、具体的物質が示される。
融点はヤマト(Model  Mp−21)micro
 welting−point appatatusを
使用し、未補正である。IRは株式会社日立製作所EP
I−G2型を使用した。
’H−NMRは日本電子JNM−PS−100型を使用
した。溶媒CDCl3もしくはDMSO−d6を使用し
、テトラメチルシランを内部標準とした。比旋光度は0
 、5chm tube日本分光 DIP−4を使用し
た。カラムクロマトの充填剤は、Kiesel −ge
l 80 (メルク社製、Art−7734)を使用し
た。
〈実施例1〉 XNH−C−COOY (式中、R+ =C2R5、R2=CH3,X=t−ブ
トキシカルボニル(BOC)、Y=CH:y)にて表わ
されるN−BOC−α、β−デヒドロ−イソロイシンメ
チルエステル(BOC−Δ−インロイシンメチルエステ
ル)の合成 N−カルボキシ−α、β−デヒドロ−イソロイシン無水
物776mg (5mmo l)をTHF8mlに溶解
し、ジ−t−ブチル−ジカーボネート(以下、 (BO
C)20という。第1I程物質)1 、31 g (6
mmo l)とピリジン20 m lを加え、室温で6
時間攪拌する。その後、メタノール(第2工程物質)5
mlを加え、NMMでpH9とし、室温で2時間攪拌し
、反応液を減圧濃縮する。残渣を酢酸エチル40m1に
溶解し、10%クエン酸水溶液、飽和重層水及び水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥剤を濾別後
、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラム(ベンゼン:酢
酸エチル=5:IV/V)で精製し、目的のN−BOC
−α、β−デヒドロ−イソロイシンメチルエステルを理
論量の82%の収率で得た。
この物質の物性値は下記の通りである。
融点(’C):81〜83 I R(KB r 、 cm’) : 1720 (COOH) 1690.1500 (NHCO) 1645(C=C) ’H−NMR(δ、CDC13): 5.85 (bs 、IH,NH) 3.75 (s 、3H,0CH3) 元素分析値二Cl2H2、NO4 計算値(%) : C59,24H8,70N 5.7
6実測値(%) : C59,21H8,80N 5.
73(E配位体:Z配位体=3:2) 次に、実施例2乃至実施例15に、R,、R2の組合せ
、開運反応時のYOH(Yは水素原子及び第3級アルコ
ールを除く所定のアルコールに対応するアルキル基であ
る)等の相違する場合における収率及び物性値を示す。
〈実施例2〉 出発物質 N−カルボキシ−α−アミノ−α−ブテン酸無水物 第1I程物質:  (BOC)20 中間物質 N−BOC−α−アミノ−α−ブテン酸無水物第2T程
物質二水 目的物 N−BOC−α−アミノ−α−ブテン酸但、R1=CH
3 R2=H X=BOC Y=H 収率(%)ニア3 融点(’C):135〜137 I R(KB r 、 cm’) : 1700 (COOH) 1680 (CONH) 1655(C=C) ’H−NMR(δ、DMSO−d6):6.32(q、
R−C旦=、J=7Hz)1.38 (S 、(CH3
)3 C−)7 、98 (b s 、NH) 元素分析値:Cg H+ 5NO4 計算値(%)  : C53,72H7,51N 8.
9B実測値(%) : C53,8? H7,57N 
B−8?く実施例3〉 出発物質 N−カルボキシ−α、β−デヒドロ−ノルマルーバリン
無水物(以下、Δ−n−バリンNCA(7)如きに表示
する。) 第1工程物質: (BOC)20 中間物質 N−BOC−α、β−デヒドロ−ノルマルーバリン無水
物(以下、BOC−Δ−n−バリンNCAの如きに表示
する。) 第2工程物質二水 目的物 N−BOC−α、β−デヒドロ−ノルマルーバリン(以
下、BOC−Δ−n−バリンの如きに表示する。) 但、R,=C2H,。
R2=H X=BOC Y=H 収率(%)ニア0 融点(℃):111〜113 I R(KB r 、 cm’) : 1700 (cooH) 1670 (CONH) 1650(C=C) ’H−NMR(δ、 DMSO−dc ) :6.24
 (t 、R−CH=、J=7Hz)1.38 (s 
、(CH3)3 C−)8.00 (bs 、NH) 元素分析値:C1oH1□N04 計算値(%)  : C55,80H7,98N 8.
51実測値(%)  : C55,?I H7,87N
 B、80く実施例4〉 出発物質 Δ−n−ロイシンNCA 第1工程物質:  (BOC)20 中間物質 BOC−Δ−n−ロイシンNCA 第2工程物質二水 目的物 BOC−Δ−n−ロイシン イ旦、 R1=n−C3H7 R2=H X=BOC Y=H 収率(%)二86 融点(’0):107〜108 I R(KB r 、 cm−1) :1700 (C
OOH) 1650 (CONH) 1640(C=C) ’H−NMR(δ、 DMSO−dr、 ) :6.3
4 (t 、R−C旦=、J=7Hz)1.40 (s
 、(CH3)3 C−)8.08 (bs 、NH) 元素分析値:C+ I H+ (INOA計算値(%)
  : C57,82HC35N Ei、11尖測値(
%)  : C57,68H8,21N 8.00〈実
施例5〉 出発物資 Δ−ロイシンNCA 第1王程物質: (BOC)20 中間物質 BOC−Δ−ロイシンNCA 第2T程物質:水 目的物 BOC−Δ−ロイシン 但、R+ = i −C3R7 R2=H X=BOC Y=H 収率(%)ニア0 融点C℃):14i〜142 I R(KB r 、 cm’) : 1710 (COOH) 1690 (CONH) 1640(C=C) ’H−NMR(δ、DMSO−d、):6.20(d、
R−C旦=、J=10Hz)1−40 (S、(CH3
)3C) 8 、04 (b s 、NH) 元素分析値:C1、H19N04 計算値(%)  : C57,82H8,35N 6.
11実10旧III(%)  :  C57,57H8
,23N B、00〈実施例6〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1T程物質:  (BOC)20 中間物質 BOC−Δ−フェニルアラニンNCA 男2工程物質二水 目的物 BOC−Δ−フェニルアラニン 但、R+ =C6R5 R2=H X=BOC Y=H 収率(%)ニア2 融点(’Cり:169〜172 I R(KB r 0cm’) : 1710 (COOH) 1690 (CONH) 1630(C=C) ’H−NMR(δ、DMSO−dG)ニア 、 26 
Cs 、 R−CH=)1 、40 (s 、  (C
H3) 3 C−)8.52 (bs 、NH) 元素分析値:C14H17NO4 計算値(%)  : C83,88H8,51N 5.
32実測値(%)  : C83,81H8,85N 
5.43く実施例7〉 出発物質 Δ−バリンNCA 7Ff、1TTT程物質:  (BOC)20中間物質 BOC−Δ−バリンNCA 第2工程物質:水 目的物 BOC−Δ−バリン 但、R+ :CH:I R2=CH3 X=BOC Y=H 収率(%)二83 融点(℃):191〜192 I R(KB r 、 cm’) : 1710 (COOH) 1690 (CONH) 1640 (C=C) IH−NMR(δ、 DMSO−dr、 ) :1 .
38  (s  、   (CH3)  3  C−)
8.16(bs、NH) 元素分析値:01oH17NO4 計算値(%)  : C55,80H7,913N B
、51笑A川イ直 (%)   :  C55,58H
7,82N  8.80〈実施例8〉 出発物質 Δ−インロイシンNCA 第1工程物質: (BOC)20 中間物質 BOC−Δ−インロイシンNCA 第2工程物質二水 目的物 BOC−Δ−イソロイシン 但、R+ =C2R5 R2=CH3 X=BOC Y=H 収率(%)二82 融点(’C):138〜140 IR(KBr、cm″′1): 1700 (COOH) 1670 (CONH) 1640(C=C) 1H−NMR(δ、DMSO−dG):1 、40 (
s 、  (CH3) 3 C−)8.16(bs、N
H) 元素分析値二C1□H1゜NO4 計算4rM(%)  : C57,62H8,35N 
8.11実測値(%)  : C57,49H8−09
N S、23く実施例9〉 出発物質 Δ−n−ロイシンNCA 7A1丁程物質:  (BOC)20 中間物質 BOC−Δ−n−ロイシンNCA 第2工程物質:メタノール 目的物 BOC−Δ−n−ロイシンメチルエステル但、 R1=
n−C3H7 R2=H X=BOC Y=CH3 収率(%):60 融点(℃):57〜58 I R(KB r 、 cm−1) :1730 (C
OOH) 1700.1500 (CONH) 1655(C=C) ’H−NMR(δ、CDC13): 6.58 (t 、R−C旦= 、 J=7 、5Hz
)3.78 (s、−〇CH3) 6.17 (bs 、NH) 元素分析値:C+ 2 R21NO4 計算値(%)  : C59,24H8,70N 5.
76実測値(%)  : C59,13H8,78N 
5.81〈実施例1O〉 出発物質 Δ−ロイシンNCA 第1T程物質:  (BOC)20 中間物質 BOC−Δ−ロイシンNCA 第2工程物質:メタノール 目的物 BOC−Δ−ロイシンメチルエステル 但、R1= i −C3R7 R2=H X=BOC Y=CH3 収率(%)=71 融点(’0)ニア4〜75 I R(KB r 、 cm−1) :1705 (C
OOH) 1705.1500 (CONH) 1660(C=C) ’H−NMR(δ、CDCl5): 6.35 (d 、R−CH=、J=lOH2)3.7
6 (s、−0CH3) 6.17(bs、NH) 元素分析値:Cl2H2□NO4 計算値(%)  : C59,24H8,70N 5.
78実測値(%) 、 C3fl18 H8,88N 
5.89〈実施例11〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質: (BOC)20 中間物質 BOC−Δ−フェニルアラニンNCA 第2工程物質:メタノール 目的物 BOC−Δ−フェニルアラニンメチルエステル但、R,
=CF、H5 R2=H X=BOC Y=CH3 収率(%)=73 融点(’Cり:81〜82 I R(KB r 、 cm’) : 1720 (COOH) 1700.1500 (CONH) 1640(C=C) ’H−NMR(δ、CDCh)ニ ア 、 24 (s 、 R−CH=)3 、85 (
s 、−0CH3) 6.27 (bs 、NH) 元素分析値:C15H19NO4 計算値(%)  : CEf4.96 H6,91N 
5.05実測値(%)  : C[34,83H8,8
4N 5−13〈実施例12〉 出発物質 Δ−バリンNCA 第1工程物質:  (BOC)20 中間物質 BOC−Δ−バリンNCA 第2工程物質:メタノール 目的物 BOC−Δ−バリンメチルエステル 但、 R,=CH3 R2=CH3 X=BOC Y=CH3 収率(%)=89 融点(’Cり:82〜83 I R(KB r 、 cm’) : 1700 (COOH) 1700.1495 (CONH) 1647(C=C) ’H−NMR(δ、CDC13): 3 、77 (s 、−0CH3) 5.95(bs、NH) 元素分析値二C1□H1゜N04 計算値(%)  : C57,82H8,35N 6.
11実測値(%)  : C57,56H8,29N 
S、05く実施例13〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質:  (BOC)20 中間物質 BOC−Δ−フェニルアラニンNCA 第2T程物質:エタノール 目的物 BOC−Δ−フェニルアラニンエチルエステル但、R2
=CH3 R2=H X=BOC Y=02 Hり 収率(%)ニア1 融点(℃):油状物 I R(KB r 、 cm’) : 1720 (COOH) 1705.1480 (CONH) 1640(C=C) ’H−NMR(δ、CDC13)ニ ア 、 20 (S 、 R−CH=)4.28 (q
 、−0CH2−、J=7Hz)6.32 (bs 、
NH) 元素分析値:C16H2□NO4 計算値(%)  : C85,95H7,27N 4.
81笑測値(%)  : C65,85H7,19N 
4.75〈実施例14〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質:  (BOC)20 中間物竹 BOC−Δ−フェニルアラニンNCA 第2 I9’lh質:ベンジルアルコール目的物 BOC−Δ−フェニルアラニンベンジルエステル 但、Rイ =C6H5 R2=H X=BOC Y=CH2C6Hに 収率(%)=73 融点(’C):95〜96 I R(KB r 、 cm’) : 1720 (COOH) 1700.1490 (CONH) 1640(C=C) ’H−NMR(δ、CDC13)ニ ア 、 24 (s 、 R−CH=)5.24 (s
 、−0CR2) 6.23(bs、NH) 元素分析値:C2□H23N O4 計3二【イi(%)  、 C71,37H[3,51
3N 3.98¥測値(%)  、 C71,21H8
,40N 4.10〈実施例15〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質: (BOC)20 中間物質 BOC−Δ−フェニルアラニンNCA 第2工程物質:イソプロパノール 目的物 BOC−Δ−フェニルアラニンイソプロピルエステル 但、R+ =Ct; H5 R2=H X=BOC Y=i−C3Hフ 収率(%):55 融点(’0)ニア5〜76 I R(KB r 、 cm’) : 1730  (COOH) 1710 、1490 (CONH) 1650(C=C) 1H−NMR(δ、CDC13)ニ ア、 12 (s 、R−C旦=) 5 、10 (m 、 −0CR2−)6.26 (b
s 、NH) 元素分析値:C17H23N04 計算値(%)  : CEi6.86 H7,59N 
4.59実測値(%) : C8B、81 H7,70
N 4.80(以下余白) 〈実施例16〉 C XNH−C−COAAOY (式中、R1= i  C3R7、R2=H,X=BQ
C,Y=CH3、AA=L−セリン残ユリにて表わされ
るN−BOC−α、β−デヒドロ−ロイシルーL−セリ
ンメチルエステルの(BOC−Δ−ロイシルーL−セリ
ンメチルエステル)の合成 N−カルボキシ−α、β−デヒドロ−ロイシン無水物1
.55g (10mmol)にTHF5mlを加え、ジ
−t−ブチル−ジカーボネートil工程物質) 2 、
62g (12mmo l)とピリジン数滴を加える。
室温で6時間攪拌後、L−セリンメチルエステルG2工
θ−ジ1.31g(l 1mmo l)のTHF5ml
溶液を滴下し、1時間室温攪拌する。溶媒を減圧留去後
、酢酸エチル100 m lで残渣を溶解し、10%ク
エン酸水溶液、飽和食塩水、水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥する。そして乾燥剤を濾別後、減圧濃縮し
、残渣をシリカゲルカラム(ベンゼン:酢酸エチル=5
:lV/V)で精製し、無角り山状の目的物を理論量の
70%の収率で得た。
この物質の物性値は下記の通りである。
’H−NMR(δ、CDC13): 6.25 (d 、R−CH=、J=10Hz)4.6
6 (d 、NHCHCO。
J = 3 、5 、7 、0Hz) 〔α]乙pc=1.メタノール)=−11,9゜元素分
析値:C15H26N206 計算値(%)  : C54,53H7,93N 8.
48実測値(%)  : C54,39H7,95N 
8.44次に、実施例17乃至実施例36に、R+、R
2の組合せ、N−保護基X、 AA、 Yの相違による
α、β−デヒドロペプチド誘導体を上記と同様の方法で
合成した場合における収率及び物性値を示す。
〈実施例17> 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1下程物質ニアセチルクロライド 中間物質 Ac−α−アミノ−α−ブアン酸NCA(Ac=アセチ
ル) ’A2.Ili物質:L−ロ物質:ノーロイシンメチル
エ ステル目的物ミノ−α−ブテノイル−L−ロイシンメチ
ルエステル 但、R+ =CH3 R2=H X=Ac AA=L−ロイシン残基 Y:CH3 収率(%)二80 融点(’C):148〜150 I R(KB r 、 cm’) : 1630.1550 (CONH) ’H−NMR(δ、CDC13): 6.38 (q 、R−C旦=、J=7Hz)4.45
 (dt 、NHCHCO) [α]24(C= 1.メタノール)=−24,3゜元
素分析値:C13H22N204 計算値(%)  : C57,78H8,20N10.
38実λ11値(%) : C57,63H8,39N
10.42〈実施例18> 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質:アセチルクロライド 中間物質 Ac−α−アミノ−α−ブテン酸NCA(Ac=アセチ
ル) 第2工程物質:L−チロシンメチルエステル目的物 Ac−α−アミノ−α−ブテノイル−L−チロシンメチ
ルエステル 但、R,=CH3 R2=H X=Ac AA=L−チロシン残基 Y=CH3 収率(%)二89 融点(’Cり  :油状物 I R(KB r 、 am’) : 1660.1520 (CONH) ’H−NMR(δ、 DMSO−ds ) :5.77
(q、R−C旦=、J=7Hz)4.45 (d t 
、NHCHCO)[α1D(C=1.82.メタノール
)= 10 、2’ 元素分析値:Cl8H2oN205 計nイm  (%)  :  C59,99H13,2
9N 8.75実測値(%)  : C60,08H8
,17N 8.58〈実施例19〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質ニアセチルクロライド 中間物質 Ac−α−アミノ−α−ブテン酸NCA(Ac=アセチ
ル) 第2工程物質:L−セリンメチルエステル目的物 Ac−α−アミノ−α−ブテノイル−L−セリンメチル
エステル 但、R,=CH3 R2=H X=Ac AA=L−セリン残基 Y=CH3 収:B(%)ニア4 融点(℃):油状物 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.44 (q 、R−CH=、J=7Hz)4 、’
 56 (m、NHCHCO)[α]D(C=1.メタ
ノール)=7.5@元素分析値:C1oH16N205 計算値(%)  : C4!9.1? H8,80N1
1.47¥Jll値(%) : C49,25H8,4
9N11.58〈実施例20> 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質ニアセチルクロライド 中間物質 Ac−α−アミノ−α−ブテン酸NCA(Ac=アセチ
ル) 第2工程物質:L−プロリンメチルエステル目的物 Ac−α−アミノ−α−ブテノイル−し−プロリンメチ
ルエステル 但、R,=CH3 R2=H X=Ac AA=L−プロリン残基 Y=CH3 収率(%)ニア8 融点(’C):118〜120 I R(KB r 、 cm−1) :1600.15
20 (CONH) ’H−NMR(δ、CDC13): 5 、50 (q 、 R−CH= 、 J=7Hz)
4.60 (t 、NHCHCO) 〔α]2’(C= 0 、89 、メタノール)=−2
2,5゜ 元素分析値:Cl2H18N204 計算値(%)  : C5B、88 H7,14N11
.02実測値(%) : C58,51H7,25N1
1.13〈実施例21〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1王程物質ニアセチルクロライド 中間物質 Ac−α−アミノ−α−ブテン酸NCA(Ac=アセチ
ル) 第2工程物質:L−メチオニンメチルエステル目的物 Ac−α−アミノ−α−ブテノイル−L−メチオニンメ
チルエステル 但、R,=CH3 R2=H X=Ac AA=L−メチオニン残基 Y=CH3 収率(%)ニア9 融点(’C):110〜112 I R(KB r 、 cm’) : 1630 、l 550 (CONH)’H−NMR(
δ、 CDC13) 、:6.44 (q 、R−CH
= 、J=7Hz)4.64(dd、NHCHCO) [α]D(c=o。22.メタノール)=−19,8゜ 元素分析値:Cl2H2oN204S 計算値(%)  ; C49,!39 H8−87N 
9.89実測値(%)  、 C50,05H8,71
N 9.5?〈実施例22〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質ニアセチルクロライド 中間物質 Ac−α−アミノ−α−ブテン酸NCA(Ac=アセチ
ル) 第2工程物質:L−)リプトファンメチルエステル 目的物 Ac−α−アミノ−α−ブテノイル−L−1リブトフア
ンメチルエステル 但、R1:CH3 R2=H X=Ac AA=L−)リプトファン残基 Y=CH3 収率(%)ニア3 融点(’C):183〜185(分解)I R(KB 
r 、 cm’) : 1620.1500 (CONH) ’H−NMR(δ、DMSO−dG):6.36(q、
R−C旦=、J=7Hz)4.60 (m、NHCHC
O) 〔α]D(C=0.70.メタノール)=−2、4゜ 元素分析値:Cl8H2、N304 計算値(%)  、 C62,98H8,18N12.
24実測値(%)  : C63,13H8,03N1
2−11〈実施例23〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテンetNCA 第1工程物質ニアセチルクロライド゛ 中間物質 Ac−α−アミノ−α−ブテン酸NCA(Ac=アセチ
ル) 第2丁程物質:L−グルタミン酸−α−メチル−γ−エ
チルエステル 目的物 Ac−α−アミノ−α−ブテノイル−L−グルタミン酸
−α−メチル−γ−エチルエステル但、R,=CH3 R2=H X=Ac AA=L−グルタミン酸−γ−エチルエステル残基 Y=CH3 収率(%):84 融点(’0):88〜90 1H−NMR(δ、CDCh): 6.47(q、R−C旦=、J=7Hz)6.54 (
dt 、NHCHCO。
J = 7 、5 、6 、0H2) [α]D(c=t、メタノール)=−16,5゜元素分
析値:C14H22N206 計算値(%)  : C53,49H7,05N 8.
91実測値(%) : C53,61H7,13N 9
.00〈実施例24〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質ニアセチルクロライド 中間物質 Ac−α−アミノ−α−ブテン#NCA(Ac=アセチ
ル) 第2工程物質:L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 Ac−α−アミノ−α−ブテノイル−L−フェニルアラ
ニンメチルエステル 但、R+ =CH3 R2=H X=Ac AA=L−フェニルアラニン残基 Y=CH3 収率(%):94 融点(℃):144〜145 I R (KB r 、 cm’) :1620、15
40 (CONH) IH−NMR(δ,CDCh): 6、38(q.R−C旦=,J=7Hz)4、67 (
dt 、NHCHCO) 〔α]D(C=1,メタノール)=−8.5’元素分析
値:C18H2oN204 計算値(%)  : C83.14 H 8.82 N
 !9.21実Ill値(%)  : C83.01 
H 8.75 N 9.00〈実施例25〉 出発物質 α−アミノ−αーブテン酸NCA i1工程物質ニアセチルクロライド 中間物質 Ac−α−アミノ−αーブテン酸NCA(Ac=アセチ
ル) 第2工程物質:L−フェニルアラニンエチルエステル 目的物 Ac−α−アミノ−α−ブテノイル−L−フェニルアラ
ニンエチルエステル 但、R,=CH3 R2=H X=Ac AA=L−フェニルアラニン残基 Y=C2H5 収率(%):96 融点(℃):138〜140 ’H−NMR(δ、CDC13): 6 、38 (q 、 R−CH= 、 J=7 、1
Hz)4.76 (dt 、NHC旦CO) [α]D(c=t、メタノール)=−5,4゜元素分析
値:C17H22N204 計算値(%) : C3L13 H8,97N 8.8
0実測値(%)  : C84,30H7,08N 8
.133〈実施例26〉 出発物質 Δ−n−バリンNCA m1工程物質ニアセチルクロライド 中間物質 Ac−Δ−n−バリアNCA (Ac=アセチル) 第2工程物質:L−フェニルアラニンエチルエステル 目的物 Ac−Δ−n−バリルーL−フェニルアラニンエチルエ
ステル 但、R1=C2R5 R2=H X=Ac AA=L−フェニルアラニン残基 Y=C2R5 収率(%):97 融点(℃):162〜163 ’H−NMR(δ、CDC13): 6 、38 (t 、 R−CH= 、 J=7Hz)
4.87 (dt 、NHC旦Co) [α]o (c = 1.メタノール)=−6,1”元
素分析値:Cl8H24N204 計算値(%)  : Ce5.04 H7,28N 8
.43実測値(%) 、 C84,93H7,38N 
8.41(以下余白) 〈実施例27〉 出発物質 Δ−n−ロイシンNCA 第1工程物質ニアセチルクロライド 中間物質 Ac−Δ−n−ロイシンNCA (Ac=アセチル) 第2工n物質: L−フェニルアラニンエチルエステル 目的物 Ac−Δ−n−ロイシル−し一フェニルアラニンエチル
エステル 但、R1=n  C5H7 R2=H X=Ac AA=L−フェニルアラニン残基 Y=C2R5 耳マ司ス (%)  = 93 融点(’0):137〜138 1H−NMR(δ、CDC13): 6.26(t、R−C旦=、J=7Hz)4.82(d
七、NHCHCO) [α]24(C= 1 、メタノール)=−7,5゜元
素分析値:C1゜H26N204 計算値(%)  、 CB5.8? H7,57N 8
.09実測値(%)  : C85,91H7,48N
 8.20〈実施例28〉 出発物質 Δ−ロイシンNCA 第1工程物質ニアセチルクロライド 中間物質 Ac−Δ−ロイシンNCA (Ac=アセチル) 第2工程物質:L−フェニルアラニンエチルエステル 目的物 Ac−Δ−ロイシルーL−フェニルアラニンエチルエス
テル 但、 R1=:  i   C3Hフ R2=H X=Ac AA=L−フェニルアラニン残基 Y=C2R5 収率(%):94 融点(℃):150〜152 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.10 (d、R−CH=、J=10Hz)4.82
 (dt 、NHCHCO) [α]24(C= 1 、メタノール)=−6,2゜元
素分析値:Cl9H26N204 計算値(%)  : C85,87H7,57N 8.
09実測イa(%)  : C8G、03  H7,7
2N 8−21〈実施例29〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質ニアセチルクロライド 中間物質 Ac−Δ−フェニルアラニンNCA (Ac=アセチル) 第2工程物質:L−フェニルアラニンエチルエステル 目的物 Ac−Δ−フェニルアラニルーL−フェニルアラニンエ
チルエステル 但、R,=C6Hぢ R2=H X=Ac AA=L−フェニルアラニン残基 Y=Cz R5 収率(%):98 融点(”0):152〜154 1H−NMR(δ、CDCl5): 6 、88 (s 、 R−CH=) 4.79 (dt 、NHCHCO) [α]”cc=i、メタノール)=−35,8゜元素分
析値:C22H24N204 計算値(%)  : C89,45H6,38N 7.
38実測値(%) : C89,53H8,12N 7
.19〈実施例30〉 出発物質 Δ−ロイシンNCA 第1工程物質:無水トリプルオロ酢酸 中間物質 Tfa−Δ−ロイシンNCA (Tfa=トリフルオロアセチル) 第2工程物質:L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 Tfa−Δ−ロイシルーL−フェニルアラニンメチルエ
ステル 但、R1= i −C3R7 R2=H X=Tfa AA=L−フェニルアラニン残基 Y=CH3 収率(%):93 融点(’C):103〜104 1041H−Nδ、CDC13): 6.19 (d、R−CH=、J=10H2)4.83
 (dt 、NHC旦CO。
J=8.0.5−7Hz) [α]24(C= 1.メタノール)=−15−6゜元
素分析イ直:018H21N2°4 F3計算値(%)
  : C55−98H5,48N 7.25実測値(
%) : C5G、18 H5,58N ?−42〈実
施例31〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質:無水トリプルオロ酢酸 中間物質 Tfa−Δ−フェニルアラニンNCA (Tfa−4リフルオロアセチル) 第2工程物質:L−スレオニンメチルエステル目的物 Tfa−Δ−フェニルアラニルーL−スレオニンメチル
エステル 但、R,=CG R5 R2=H X=Tfa AA=L−スレオニン残基 Y=CH3 収率(%)ニア4 融点(℃):油状物 ”H−NMR(δ、CDC13)ニ ア、15〜7.29 (m 、 R−CH= 、 +C
6Hs )4.43 (dd、NHcHco。
J=8−5.3.0H2) [αコD(C=1.メタノール)=29.0@元素分析
値:C16H1□N205F3計算値(%)  : C
51,34H4,58N 7.48実測値(%) : 
C51,08H4,89N 7.32〈実施例32〉 出発物質 Δ−ロイシンNCA 第1工程物質:無水トリフルオロ酢酸 中間物質 Tfa−Δ−ロイシンNCA (Tfa=トリフルオロアセチル) ;7.2工程物質:δ−Cbz−L−オルニチンメチル
エステル 目的物 Tfa−Δ−ロイシルーδ−Cbz−L−オルニチンメ
チルエステル 但、R1= i −C3R7 R2=H X=Tfa AA=δ−Cbz−L−オルニチン残基Y=CH3 収率(%)ニア9 融点(℃)二油状物 IH−NMR(δ、 CDCh ) :6.21 (d
、R−CH=、J=10H2)4.58(m、NHC旦
CO) [α]D(c=t、メタノール)=−7,5゜元素分析
値:C22H28N306F3計算値(%) 、 C3
L20 H5,79N 12英測値(%) : C54
,06H5,92N 8.50〈実施例33〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質: (BOC)20 中間物質 BOC−Δ−フェニルアラニンNCA 第2工程物質ニゲリシンメチルエステル目的物 BOC−Δ−フェニルアラニルーグリシンメチルエステ
ル 但、RI=C(、R5 R2=H X=BOC AA=グリシン歿基 残基CH3 収率(%)ニア8 融点(’0):156〜157 1H−NMR(δ、CDC13)ニ ア 、 14 (S 、 R−CH=)4.14 (d
、NHCHCO,J=8H2)元素分析値:C1□H2
2N20゜ 計算値(%)  : C81,06H[3,63N 8
.38実測値(%)  : C80,89H8,51N
 L49〈実施例34〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質: (BOC)20 中間物質 BOC−Δ−フェニルアラニンNCA 第2工程物質:L−ロイシンメチルエステル目的物 BOC−Δ−フェニルアラニルーL−aイシンメチルエ
ステル 但、R,=C6R5 R2=H X=BOC AA=L−ロイシン残基 Y=CH3 収率(%)=84 融点(℃):99〜101 ’H−NMR(δ、CDC13)ニ ア 、 12 (s 、 R−CH=)168 (dt
 、NHCHCO。
J=8.0,8.0Hz) 〔α124(C= 1.メタノール)=−41,8゜元
素分析値:C2□H3oN205 計算値(%)  :C64,59H7,74N 7.1
7実測値(%) 、 C84,70H7,87N 7.
01〈実施例35〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質= (BOC)20 中間物質 BOC−Δ−フェニルアラニンNCA 第2工程物質:L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 BOC−Δ−フェニルアラニルーL−フェニルアラニン
メチルエステル 但、R1=C6R5 R2=H X=BOC AA=L−フェニルアラニン残基 Y=CH3 収率(%)=73 融点(’Q):127〜128 ’H−NMR(δ、CDCl:l)ニ ア 、 04 Cs 、 R−CH=)4.90 (d
t 、NHCHCO。
J=6.0,7.0Hz) 〔αコD(C= 1 、メタノール)=−3,6’元素
分析値:C24H28N2.05 計算値(%) ; CB7.90 H8,65N f3
.80実測値(%) :C67,70H8,72N 6
.77〈実施例36〉 出発物質 Δ−n−バリンNCA 第1工程物質: (BOC)20 中間物質 BOC−Δ−n−バリンNcA 第2工程物質:L−チロシンメチルエステル目的物 BOC−Δ−n−バリルーL−チロシンメチルエステル 但、 R,=C2B5 R2=H X=BOC AA=L−チロシン残基 Y=CH3 収率(%)ニア8 融点(℃):油状物 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.39 (t 、R−C旦=、J=7Hz)4.80
 (dt 、NHCHCO。
J=7.0,8.0Hz) [α]24(C=1.メタノール)=−11−7’元素
分析値:C2oH28N206 計算値(%)  : C81,21H7,19N ?=
14実測値(%) 、 CB1.01 H13i3 N
 7.01(以下余白) 〈実施例37〉 XAANH−C−COOY (式中、R,=C6B5、R2=H,X=Pht、Y=
CH3,AA=グリシン歿□□□にて表わされるN−P
ht−グリシル−α、β−デヒドロ−フェニルアラニン
メチルエステルの合成N−カルボキシ−α、β−デヒド
ロ−フェニルアラニン無水物1 、89 g (10m
mo l)のTHF5ml溶液に、常法により合成した
Phtグリシルクロライド(第1工即覇狼2.46g 
(11mmol)を加え、冷却下θ℃にてトリエチルア
ミンをpH5〜6まで加える。室温で1時間攪拌し、メ
タノール」2工程場の10m1を加え、トリエチルアミ
ンにてPH8乃至9とする。再び室温で1時間攪拌し、
その後減圧濃縮し、残渣を酢酸エチル100m1で溶解
する。IMJ!A酸、水にて洗浄後、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥し、乾燥剤を濾別後、減圧濃縮し、残渣をシリ
カゲルカラム(ベンゼン:酢酸エチル=lO:IV/V
)で精製し、ベンゼンからW+状結晶の目的物を理論量
の85%の収率で得た。
この物質の物性値は下記の通りである。
融点(’C):160〜161 1 R(KB r 9cm’) : 1680.1530 (CONH) IH−NMR(δ、CDC13)ニ ア、46〜7.2[3(R−C旦= 、 +Cr、 H
s )4.43 (s 、NHCHCO) 元素分析値二02eH16N20S 計算値(%)  、 CB5.93 HC43N 7.
89実測値(%) : C8B、05 H4,39N 
7.73次に、実施例38乃至実施例42に、R,、R
2の組合せ、X、 AA、 Yの相違によるα、β−デ
ヒドロペプチド誘導体を上記と同様の方法で合成した場
合における収率及び物性値を示す。
〈実施例38〉 出発物質 Δ−n−バリンNCA 第4工程物質:Pht−D、L−フェニルアラニルクロ
ライド 中間物質 Pht−D 、L−7,ニルアラニル−Δ−n−バリン
NCA 第2工程物質:水 目的物 Pht−D、L−フェニルアラニル−Δ−n−バリン 但、 R盲 =C2H5 R2=H x= p h t AA=D 、L−フェニルアラニン残基Y=H 収率(%)二80 融点(℃):148〜150 ’H−NMR(δ、 DMSO−dc ) :6 、7
6 (t 、 R−CH= 、 J=7Hz)5.20
 (dt 、NHCHCO。
J=8.0,5.5Hz) 元素分析値:C22H2oN205 計算m(%) ; CB7.33 H5,14N 7.
14実測値(%) : C87,15H5,29N ?
、09〈実施例39〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質:Pht−L−アラニルクロライド中間物
質 Pht−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテン酸NC
A 第2工程物質:エタノール 目的物 Pht−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテン酸エチ
ルエステル 但、R,=CH3 R2=H x= p h t AA=L−アラニン残基 Y=C2H5 収率(%)二86 融点(℃):133〜135 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.76 ((1、R−CH= 、J=7Hz)5.0
6 (q、NHCHCO,J=7Hz)[α124(C
= 1.メタノール)=0.9’元素分析値:C,+t
H+5N205 計算値(%)  : CB1.81 H5,49N L
48実測値(%) 、 C81,89H5,81N 8
.41〈実施例40> 出発物質 α−アミノ−α−ブテンfIINCA 第1工程物賀:Cbz−グリシルクロライド中間物質 Cbz−グリシル−α−アミノ−α−ブテン酸CA 第2工程物質:エタノール 目的物 Cbz−グリシル−α−アミノ−α−ブテン酸エチルエ
ステル 但、R,=CH3 R2=H X=Cbz AA=グリシン残基 Y=C2H5 収率(%)=20 融点(℃):油状物 ’H−NMR(δ、CDCl5)ニ ア、02(q、R−C旦=、J=7Hz)3.87 (
d、NHCHCO,J=6Hz)元素分析値:C16H
2oN205 計算値(%)  : C59,98H8,29N 8.
75実測値(%) :C80,07H8,35N 8.
63〈実施例41〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質:Cbz−グリシルクロライド中間物質 Cbz−グ刃シルーΔ−フェニルアラニンNCgS2工
程物質:メタノール 目的物 Cbz−グリシル−Δ−フェニルアラニンメチルエステ
ル 但・R,=C6H= R2=H X=Cbz AA=グリシン残基 Y=CH3 収率(%)=25 融点(’0):107〜108 1081H−Nδ、CDCl:1)ニ ア、25〜7.53 (m 、 R−C旦= 、 +c
6 N5 )3.91(d、NHCHCO,J=7Hz
)元素分析値:C2oH2oN205 計算値(%) : C65,21H5−47N 7.8
1実測値(%)  : C85−49H5,40N 7
.53〈実施例42〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質:Cbz−L−アラニルクロライド中間物
質 Cbz−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテン酸NC
A 第2工程物質:メタノール 目的物 Cbz−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテン酸メチ
ルエステル 但、R,=CH3 R2=H X=Cbz AA=L−アラニン残基 Y=CH3 収率(%):23 融点(℃):137〜138 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.76 (cl 、R−CH= 、J=7Hz)4.
43 (m、NHCHCO) [α]D(C=0.65.メタノール)=−10,5゜ 元素分析値:CIGH2・N20S 計算値(%)  : C59,99H8,29N 8.
75実測値(%) 、 Cf30.09 HEi、20
 N 8.87〈実施例43〉 一般式    R,R2 XAANH−C−COOY (式中、R,=C6N5、R2=H,X=BOC、Y=
CH3、AA=L−フェニルアラニン残基)にて表わさ
れるN−BOC−L−フェニルアラニル−α、β−デヒ
ドロ−フェニルアラニンメチルエステルの合成 N−カルボキシ−α、β−デヒドロ−フェニルアラニン
無水物1 、89 g (10mmo l)のTHF5
ml溶液に、常法によって合成したBOC−L−フェニ
ルアラニン■1工程物質) 2 、92g (11mm
o l)を加える。−10℃に冷却し、ジシクロへキシ
ルカルボジイミド2.27g(llmmol)を投入す
る。同温で20分攪拌し、ピリジンでpHを6とする。
その後、0℃で1時間攪拌し、室温で12時間攪拌する
。メタン−ル(第2工程物質)10mlを加え、NMM
でPHを9とし、室温で1時間攪拌後反応液を減圧濃縮
し、残渣を酢酸エチル50 m lに溶解し、1時間冷
所に放置後、析出ジシクロヘキシル尿素を濾別する。こ
れを冷酢酸エチル50m1で洗浄し、両酢酸エチル層を
あわせ、10%クエン酸水溶液、水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾鰻する。乾煙剤を濾別後、減圧濃縮し、
残渣をシリカゲルカラム(クロロホルム:アセトン=2
0:IV/V)で精製し、ジイソプロピルエーテルから
バールイエロー針状結晶の目的物を理論量の90%の収
率で得た。
この物質の物性値は下記の通りである。
融点(”0):116〜118 r R(KB r 、 cm−’) :1640.15
30 (CONH) ’H−NMR(δ、CDC13): 6.54 (d 、R−CH=、J=lOHz)4.5
4 (dt 、NHCHCO。
J=8.0,7.0Hz) 元素分析値:C24H28N205 計算& (%) ; C67−90H6,85N 8.
60実測値(%)  : C87,80H8,69N 
8J3次に、実施例44乃至実施例55に、R,、R2
の組合せ、X、AA、Yの相違にょるα、β−デヒドロ
ペプチド誘導体を上記と同様の方法で合成した場合にお
ける収率及び物性値を示す。
〈実施例44〉 出発物質 Δ−n−バリンNCA 第1工程物質:Pht−D、L−フェニルアラニン 中間物質 Pht  D、L  7xニルアラニル−Δ−n−バリ
ンNCA 第2工程物質二水 目的物 Pht−D、L−フェニルアラニル−Δ−n−バリン 但、R,=C2HS R2=H X=Pht AA=D、L−フェニルアラニン残基 Y=H 収率(%):85 融点(’C):148〜150 ’H−NMR(δ、DMSOds) :6.76 (t
 、R−CH= 、J=7Hz)5.20 (dt 、
NHCHCO。
J=8.0.5.5Hz) 元素分析値:C22H2oN205 計算値(%) : C87,33H5,14N 7.1
4実測値(%) : Cf1i7.28 H5,17N
 ?−20〈実施例45〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質:Pht−グリシン 中間物質 Pht−グリシル−Δ−フェニルアラニンNC第2工程
物質:メタノール 目的物 Pht−グリシル−Δ−フェニルアラニンメチルエステ
ル 但、R,=C6HS R2=H X= P h t AA=グリシン歿基 残基CH3 収率(%):90 融点(”O):160〜161 1H−NMR(δ、CDC13)ニ ア、46〜7.28 (m 、 R−CH= 、 十〇
6 HS)4.43 Cs 、NHCHCO) 元素分析値:C2oH16N20゜ 計算値(%) 、 CB5.93 H4,43N ?、
B9実測値(%) 、 CBG、05 H4,32N 
7.81〈実施例46〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン@NCA 第1工程物質:Pht−L−アラニン 中間物質 Pht−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテン酸NC
A 第2工程物質:エタノール 目的物 Pht−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテン酸エチ
ルエステル 但、R1=CH3 R2=H X= P h t AA=L−アラニン残基 Y=C2R5 収率(%)二87 融点(’C:):133〜135 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.76 (q 、R−CH=、J=7Hz)5.06
 (q 、NHCHCO,J=7Hz)[α]D(c=
t、メタノール)=0.9゜元素分析値:C17H18
N205 計算値(%) : C81,81H5,48N 8.4
8実測値(%) : C81,89H5,58N 8.
30〈実施例47〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質:Cbz−グリシン 中間物質 Cbz−グリシル−α−アミノ−α−ブテン酸CA 第2工程物質:エタノール 目的物 Cbz−グリシル−α−アミノ−α−ブテン酸エチルエ
ステル 但、R,=CH3 R2=H X=Cbz AA=グリシン残基 Y=C2R5 収率(%)ニア9 融点(℃)二油状物 ’H−NMR(δ、CDC13)ニ ア 、02 (q 、R−CH=、J=7Hz)3.8
7 (d、NHcHco、J=6Hz)元素分析値:C
16H2・N2O5 計算値(%)  、 C5!1199 H6,29N 
8.75実測値(%) 、 C59,80H8,18N
 C92〈実施例48〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質:Cbz−グリシン 中間物質 Cbz−グリシル−Δ−フェニルアラニンNC’52工
程物質:メタノール 目的物 Cbz−グリシル−Δ−フェニルアラニンメチルエステ
ル 但、R,=C6R5 R2=H X=Cbz AA=グリシン残基 Y=CH3 収率(%)=79 融点(’C):107〜108 1081H−Nδ、CDC13)ニ ア、25〜7.53 (m 、 RCH= 、 +c5
 R5)3.91  (d 、NHCHCO,J=7H
z)元素分析値:C2oH2oN20゜ 計算値(%) ; C85−21H5,47N 7.6
1実測値(%)  :C65,03H5,59N ?−
77〈実施例49〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質:Cbz−L−アラニン 中間物質 Cbz−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテン酸NC
A 第2工程物質:メタノール 目的物 Cbz−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテン酸メチ
ルエステル 但、R,=CH3 R2=H X=Cbz AA=L−アラニン残基 Y=CH3 収率(%):88 融点(℃):137〜138 1H−NMR(δ、CDC13): 6−76 (q 、R−C旦=、J=7Hz)4.43
 (m、NHCHCO) [α]D(c=o、ss、メタノール)=−10,5” 元素分析値:C16H2oN205 計算値(%)  : C59,99H8,29N 8.
75実測値(%) 、 C59,91H8,38N 8
.89〈実施例50〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第4工程物質:BOC−L−アラニン 中間物質 BOC−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテン酸NC
A 第2工程物質:メタノール 目的物 BOC−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテン酸メチ
ルエステル 但、R1=CH3 R2=H X=BOC AA=L−アラニン残基 Y=CH3 収率(%)=65 融点(℃):116〜117 ’H−NMR(δ、CDCl:)): 6.80 (q 、R−CH= 、J=7Hz)4.4
0 (m、NHCHCO) [α]24(c = 1.メタノール)=−25,70
元素分析値:C13H22N205 計算値(%)  : C54,53H7,75N 9.
78実測値(%) ; C54,70H7−93N S
、131〈実施例51> 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質:BOC−L−バリン 中間物質 BOC−L−バリル−α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第2工程物質:メタノール 目的物 BOC−L−バリル−α−アミノ−α−ブテン酸メチル
エステル 但、R,=CH3 R2=H X=BOC AA=L−バリン残基 Y=CH3 収率(%):69 融点(℃):110〜111 ’H−NMR(δ、CDC13): 6 、82 (q 、 R−CH= 、 J=7Hz)
4.10 (m、NHCHCO) [α]D(C=1.メタノール)=−25,4゜元素分
析値:C15H28N205 計算値(%)  ; C57,31H8,34N 8.
91実測値(%) :C57,19H8,49N S、
10〈実施例52〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン#NCA 第1工程物質:BOC−L−ロイシン 中間物質 BOC−L−ロイシル−α−アミノ−α−ブテン酸NC
A 第2工程物質:メタノール 目的物 BOC−L−ロイシル−α−アミノ−α−ブテン酸メチ
ルエステル 但、R,=CH3 R2=H X=BOC AA=L−ロイシン残基 Y=CH3 収率(%):64 融点(℃):油状物 ’H−NMR(δ、 CDC13) :6.64 (q
 、R−CH=、J=7Hz)4.18 (m、NHC
旦CO) [α]D(C=1.メタノール)=−19,2゜元素分
析値:C16H28N205 計算値(%) ; C58,51H8,59N L53
実測値(%) 、 C58−70H8,80N 8.3
2〈実施例53〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質:BOC−L−フェこルアラニン中間物質 BOC−L−フェニルアラニル−α−アミノ−α−ブテ
ン酸NCA 第2工程物質:メタノール 目的物 BOC−L−フェニルアラニル−α−アミノ−α−ブテ
ン酸メチルエステル 但、R,=CH3 R2=H X=BOC AA=L−フェニルアラニン残基 Y=CH3 収率(%)=85 融点(℃):97〜98 ’H−NMR(δ、 CDC13) :6.73(q、
R−C旦=、J=7Hz)4.58 (dt 、NHC
HCO。
J=8.0,7.0Hz) Ea ]o (C= 1 、 )夕/ −ル) =−1
5、0’元素分析値:C19H26N205 計算値(%)  ; C82,96H7,23N 7.
73実測値(%) ; C83,13H7,10N 7
.87〈実施例54〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質:BOC−グリシン 中間物質 EOC−グリシル−α−アミノ−α−ブテン酸CA 第2工程物質:メタノール 目的物 BOC−グリシル−α−アミノ−α−ブテン酸メチルエ
ステル 但、R,=CH3 R2=H X=BOC AA=グリシン残基 Y=CH3 収率(%):60 融点(’C):103〜104 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.84 (q 、R−C旦=、J=7H2)3.98
 (d 、NHCHCO,J=6Hz)元素分析値:C
l2H2oN205 計算値(%) :C52,93N7.40 N10.2
9実測値(%)  、 C53,10H7,26N13
.49〈実施例55〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質:BOC−L−ロイシン 中間物質 BOC−L−ロイシル−Δ−フェニルアラニンCA 第2工程物質:メタノール 目的物 BOC−L−ロイシル−Δ−フェニルアラニンメチルエ
ステル 但、 R,=CG N5 R2=H X=BOC AA=L−ロイシン残基 Y=CH3 収率(%)二84 融点(’C):91〜93 ’H−NMR(δ、CDC13)ニ ア、24〜7.50 (m 、 R−CH= 、 +C
6N5 )4.28 (m、NHCHCO) [α]D(c=i、メタノール)=41.5゜元素分析
値:C2□H3oN205 計算値(%)  : C84,59H7,74N 7.
17実測値(%) :C3L70 H7,86N 7.
13(以下余白) 〈実施例56〉 XAANH−C−COAA’OY (式中、R1=i  C3N7、R2=H,X=BQC
,Y=CH3、AA=L−アラニン残基、AA’=L−
フェニルアラニンmにて表わされるN−BOC−L−ア
ラニル−α、β−デヒドロ−ロイシルーL−フェニルア
ラニンメチルエステル(BOC−L−アラニル−Δ−ロ
イシルーL−フェニルアラニンメチルエステル)の合成
N−カルボキシ−α、β−デヒドロ−ロイシン無水物1
 、55 g (10mmo 1)のTHF5ml澄液
に、常法によって合成したBOC−L−アラニン(第4
工程物剤2.08g (11mm。
1)を加える。−10℃に冷却し、ジシクロへキシルカ
ルボジイミド2 、27g (l 1mmo l)を投
入する。同温で20分間攪拌し、ピリジンでpHを6に
する。その後、0℃で1時間、室温で12時間攪拌し、
これにL−フェニルアラニンメチAyニス−rAy (
第2工fJr¥t) 1 、97 g (11mmol
)のTHF5ml溶液を加え、トリエチルアミンでpH
8〜9とする。室温で1時間攪拌後、反応液を減圧濃縮
し、残渣を酢酸エチル50m1に溶解し、1時間冷所に
放置した後、析出ジシクロヘキシル尿素を濾別し、これ
を酢酸エチル50 m lで洗浄する。両酢酸エチル層
をあわせ、10%クエン酸水、水で洗浄し1、無水硫酸
ナトリウムで乾燥する。乾燥剤を濾別後、減圧濃縮し、
残液をシリカゲルカラム(クロロホルム:アセトン=2
0 : IV/V)で精製し、クロロホルム、ジイソプ
ロピルエーテル 的物を理論量の90%の収率で得た。
この物質の物性値は下記の通りである。
融点(℃):121〜122 ’H−NMR(δ,CDC13): 6、29(d,R−C旦= 、 J = 1 0Hz)
4、21 (m,NHCHCO) 4、86 (dq 、NHCHCO。
J=7.5,5.0Hz) [α]:?c=t,メタノール)=−35.8。
元素分析値:C24H35N306 計算値(%)  : C82.83 H 7.81 N
 9.13実測値(%) ; C82.45 H 7.
84 N 9.01次に、実施例57乃至実施例91に
、R1,R2の組合せ、X.AA,AA’、Y(7)相
違ニヨルα.βーデヒドロペプチド誘導体を上記と同様
の方法で合成した場合における収率及び物性値を示す。
〈実施例57〉 出発物質 α−アミノ−αーブテン酸NCA 第1工程物質:Pht−グリシン 中間物質 Pht−グリシル−α−アミノ−αーブチ漕CA 第2工程物質:L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 Pht−グリシル−α−アミノ−α−ブテノイル−L−
フェニルアラニンメチルエステル但、R1 =CH3 R2=H X= P h t AA=グリシン残基 AA’=L−フェニルアラニン残基 Y=CH3 収率(%):68 融点(℃):175〜176 1H−NMR(δ,CDC13): 6 、43 (q 、R−CH=,J=7Hz)4、7
4 (dt 、NHCHCO。
J=7.5.7.0Hz) 4 、 2 8 (s 、 NHCHCO)[α]:i
!c=t,メタノール)=−24.9。
元素分析値:C24H23N306 計算値(%)  ; C84.13 H 5.18 N
 9.35実測値(%) : C84.01 H 5.
01 N O.52〈実施例58〉 出発物質 α−アミノ−q−ブテン酸NCA 第1工程物質:Pht−グリシン 中間物質 Pht−グリシル−α−アミノ−αーブテン酸CA 第2工程物質:L−ロイシンメチルエステル目的物 Pht−グリシル−α−アミノ−α−ブテノイル−L−
ロイシンメチルエステル 但、R,=CH。
R2=H X=Pht AA=グリシン残基 AA’=L−ロイシン残基 Y=CH3 収率(%):85 融点(’0):161〜162 ’H−NMR(δ、CDCl5) : 6.59(q、R−C旦=、J=7Hz)4.52 (
dt 、NHCHCO。
J=7.0,7.0Hz) 4.44 (S 、NHCHCO) [α] DEC= 1 、メタノール)=−42,8゜
元素分析値:C2、H25N306 計算値(%) : C60,71H6,07N10.1
2実測値C%”) ; C80,90H8,25N10
.01〈実施例59〉 出発物質 Δ−ロイシンNCA 第1工程物質:Pht−グリシン 中間物質 pht−グリシル−Δ−ロイシンNCA第2工程物質:
L−バリンメチルエステル目的物 pht−グリシル−Δ−ロイシルーL−バリンメチルエ
ステル 但、R1= i −C3R7 R2=H X=Pht AA=グリシン歿基 残基’=L−バリン残基 Y=CH3 収率(%)二85 融点(”C): 204〜205 ’H−NMR(a 、 CDC13) :6.33 (
d、R−CH=、J=10H2)4.44 (m、NH
CHCO) [α]fi3(C= 1 、メタノール)=−24,6
゜元素分析値:C22H27N3o6 計算値C%) ; C81,52H8,34N 9.7
9実測値(%) : C81,37H8,22N 9.
92〈実施例60> 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質:Pht−グリシン 中間物質 Pht−グリシル−Δ−7エニルアラニンNC第2工程
物質:L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 Pht−グリシル−Δ−フェニルアラニルーL−フェニ
ルアラニンメチルエステル 但、 R言 =C6H5 R2=H x= p h t AA=グリシン残基 AA’=L−7エニルアラニン歿基 Y=CH3 収率(%)ニア9 融点(”0):175〜176 ’H−NMR(δ、CDC13) : 8.92〜7.30 (m、R−CH=、 +〇& R
5)4.64 (dt 、NHCHCO。
J=7.5,7.0Hz) 4.24 (s 、NHCHCO) [α]D(C=0.5.メタノール) =−61,8゜ 元素分析値:C2゜H25N308 計算値(%) 、 C60,09H4,93N 8.2
2実測値(%) ; C88,31H4,70N 8.
43〈実施例61> 出発物質 Δ−ロイシンNCA 第1工程物質:Pht−グリシン 中間物質 Pht−グリシル−Δ−ロイシンNCA第2T程物質:
L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 Pht−グリシル−Δ−ロイシルーL−フェニルアラニ
ンメチルエステル 但、R1= i −C3N7 R2=H X= P h t AA=グリシン残基 AA”=L−フェニルアラニン歿残 基=CH3 収率(%)=88 融点(’0):193〜194 ’H−NMR(δ、 CDC13) :6.25 (d
 、R−CH=、J=10Hz)4.80 (dt 、
NHC旦Co。
J=15.l0H2) 4.40 (S 、NHC旦CO) [α]33(C=1.メタノール)=−20,2゜元素
分析値:C26H2゜N306 計算値(%)  : C85,39H5,70N 8.
80実測値(%)  : C85,49H5,82N 
8.131〈実施例62〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質:Pht−グリシン 中間物質 pht−グリシル−Δ−フェニルアラニンNC第2工程
物質:L−バリンメチルエステル目的物 Pht−グリシル−Δ−フェニルアラニルーし一バリン
メチルエステル 但、 R,=C6HS R2=H X= P h t AA=グリシン残基 AA’=L−バリン残基 Y=CH3 収率(%)二87 融点(℃):215〜216 ’H−NMR(δ、CDC13)ニ ア 、 17 (s 、 R−CH=)4.26 (d
d、NHC旦CO。
J=7.5,7.0H2) 4.50(s、NHC旦CO) [α]23(c = i、メタノール)=−20,5゜
元素分析値:C25H25N308 計算値(%)  :C84,78H5−44N 9.0
7実測値(%) ; C84,82H5,32N 9.
16〈実施例63〉 出発物質 Δ−n−バリンNCA 第1工程物質:Pht−グリシン 中間物質 Pht−グリシル−Δ−n−バリンNCA7iT12工
程物質: L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 Pht−グリシル−Δ−n−バリルーL−フェニルアラ
ニンメチルエステル 但、R,=C2Hs R2=H X= Ph t AA=グリシン歿基 残基’=L−フェニルアラニン残基 Y=CH3 収率(%)=83 融点(”C):169〜171 ’H−NMR(δ、CDCl5): 6.36 (t 、R−C旦= 、J=7Hz)4.8
0 (dt 、NHCHCO。
J=7.0,7.0H2) 4.42 (s 、NHCHCO) [α]23cc = 1.メタノール)=−18,9゜
元素分析値:C25H25N306 計算値(%) ; Ce4.78 H5,44N 9.
07実測値(%) 、 C6t83 H5,82N [
90〈実施例64〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質:Pht−L−アラニン 中間物質 Pht−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテン酸NC
A 第2工程物質:L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 Pht−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテノイル−
L−フェニルアラニンメチルエステル但、R,=CH3 R2=H X= P h t AA=L−アラニン残基 AA’=L−フェニルアラニン残基 Y=CH3 収率(%):64 融点(’C):161l61− 1621H−Nδ、CDC13): 6.48(q、R−C旦=、J=7Hz)4.92 (
q 、NHCHCO,J=7Hz)4.62 (dt 
、NHCHCO。
J=7.0,6.5H2) [α]D(C=1.メタノール)=12.9゜元素分析
値:C25H25N308 計算値(%) ; C84,78H5,44N 9.0
7実測値(%) ; C3L90 H5,29N 9.
18〈実施例65〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質:Pht−L−ロイシン 中間物質 Pht−L−ロイシル−α−アミノ−α−ブテン#NC
A 第2工程物質:L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 Pht−L−ロイシル−α−アミノ−α−ブテノイル−
L−フェニルアラニンメチルエステル但、R,=CH3 R2=H X= P h t AA=L−ロイシン残基 AA’=L−フェニルアラニン残基 Y=CH3 収率(%):80 融点(℃):151〜152 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.46(q、R−C旦=、J=7Hz)5.00 (
dd、NHCHCO。
J=11.0,5.0Hz) 4.66 (dt 、NHCHCO。
J=7.0,7.0Hz) [α斥3(C=1.メタノール)=−4,5@元素分析
値:C28H3、N306 計算値(%)  ; C68,52H8,18N 8.
31実測値(%) ; C88,44H6,24N 8
.45〈実施例66〉 出発物質 Δ−n−ロイシンNCA 第1工程物賀:Pht−L−ロイシン 中間物質 Pht−L−ロイシル−Δ−n−ロイシンNC第2工程
物質:L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 Pht−L−ロイシル−Δ−i−ロイシルーL−フェニ
ルアラニンメチルエステル 但、R1= n  C:l H7 R2=H X=Pht AA=L−ロイシン残基 AA’=L−フェニルアラニン残基 Y=CH3 収率(%):65 融点(”Cり:53〜55 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.46 (t 、R−CH=、、、J=7Hz)5.
02 (dd 、NHCHCO。
J=11.0.5.0H2) 4.72 (dt 、NHCHCO。
J=7.5,6.0H2) [α]D(C=1.メタノール)=−7,0”元素分析
値: C3# H:l s N30s;計算値(%) 
 : C87,52H6,81N 7.88実測値(%
)  : C87,39H8,89N 7.79〈実施
例67〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質:Pht−L−フェニルアラニン中間物質 Pht−L−7エニルアラニルーα−アミ7−α〜ブテ
ン酸NCA 第2工程物質ニゲリシンメチルエステル目的物 Pht−L−フェニルアラニル−α−アミノ−α−ブテ
ノイル−グリシンメチルエステル但、R,=CH3 R2=H X=Pht AA=L−フェニルアラニン残基 AA ’ =グリシン残基 Y=CH3 収率(%)=87 融点(’C):100〜101 1011H−Nδ、CDC13) : 6 、56 (q 、 R−CH= 、 J=7Hz)
5.20 (dd、NHCHCO。
J=10.5,5.5Hz) 3+90 (d、NHCHCO,J=6H2)[α] 
fi2c=t 、tタノ−ル)=−113,4゜元素分
析値: C24N23 N30G計算値(%) ; C
84,13H5,18N 9.35実測値(%)  ;
 C84,05H5,31N 9.22〈実施例68〉 出発物質 Δ−ロイシンNCA 第1工程物jJ:Pht−L−フェニルアラニン中間物
質 Pht−L−フェニルアラニル−Δ−ロイシンCA 第2工程物質:L−セリンメチルエステル目的物 Pht−L−フェニルアラニル−Δ−ロイシルL−セリ
ンメチルエステル 但、R1= i −C3R7 R2=H X= P h t AA=L−フェニルアラニン残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH3 収率(%)=C8 融点(”C):179〜180 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.21 (d、R−CH=、J=10Hz)5.30
 (dd、NHCHCO。
J=110.5.0Hz) 4.38 (m、NHCHCO) [α]:2c=t、メタノール)=−59,1゜元素分
析値:C2□H28N307 計算値(%) : C63−89H5,78N 8.2
8実測値(%) : C63,96H5,85N 8.
19〈実施例69〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質:Cbz−グリシン 中間物質 Cbz−’l”リシル−Δ−フェニルアラニンNC第2
工程物質:L−セリンメチルエステル目的物 Cbz−グリシル−Δ−フェニルアラニルーL−セリン
メチルエステル 但、R,=C6R5 R2=H X=Cbz AA=グリシン歿基 残基’=L−セリン残基 Y=CH3 収率(%)ニア0 融点(℃)二油状物 1H−NMR(δ、CDC13)ニ ア 、 06 Cs 、 R−(J=)3.84 (m
、NHCHCO) 4.60 (m、NHCHCO) [α]l1(C=1.16.メタノール)=−21,9
” 元素分析値:C23H25N307 計算値(%)  : C80,85H5,53N 9.
23実測値(%) : C80,80H5,48N 9
.29〈実施例70> 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質:BOC−L−アラニン 中間物質 BOC−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテン酸NC
A 第2工程物質:L−セリンメチルエステル目的物 BOC−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテノイル−
し−セリンメチルエステル 但、 R,=CH3 R2=H X=BOC AA=L−アラニン残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH3 収率(%):61 融点(℃):油状物 IH−NMR(δ、 CDC13) :6.63(q、
R−C旦=、J=7Hz)4.20 (dd 、NHC
HCO。
J=7.0,7.0Hz) 4.61 (dt 、NHCHCO。
J=8.0,4.0H2) [α]D(c=i、メタノール)=−31,9゜元素分
析値:C16H2□N30□ 計算値(%)  、 C51,46H7,29N11.
25実測値(%) 、 C51,37H7,37N11
29〈実施例71> 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質:BOC−L−バリン 中間物質 BOC−L−バリル−α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第2工程物質:L−セリンメチルエステル目的物 BOC−L−バリル−α−アミノ−α−ブテノイル−L
−セリンメチルエステル 但、R,=CH3 R2=H X=BOC AA=L−バリン残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH3 収率(%):63 融点(℃):油状物 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.62 (q 、R−CH=、J=7Hz)4.02
 (m、NHCHCO) 4.62 (m、NHCHCO) [α]ハ3(C=1.メタノール)=−22,9゜元素
分析値:Cl8H3□N30□ 計算値(%)  、 C53−85H7=78 N1(
L47実測値(%) 、 C53,75H7,94N1
0.39〈実施例72〉 出発物質 Δ−n−バリンNCA 第1工程物質:BOC−L−アラニン 中間物質 BOC−L−アラニル−Δ−n−バリアNCA第2工程
物質:L−セリンメチルエステル目的物 BOC−L−アラニル−Δ−n−バリルーL−セリンメ
チルエステル 但、R1=C2N5 R2=H X=BOC AA=L−アラニン残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH3 収率(%)=C7 融点(℃):油状物 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.57 (t 、R−C旦=、J、=7Hz)4.2
0 (dd、NHCHCO。
J=7.0,7.0H2) 4.60 (dt 、NHCHCO。
J=8.0,4.0Hz) [α化3(C=1.メタノール)=−34,5゜元素分
析値:C17H29N307 計算値(%)  ; C52,70H155N10.8
5実測値(%) : C52,90H7,47N10.
89〈実施例73〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質:BOC−グリシン 中間物質 BOC−グリシル−Δ−フェニルアラニンNC第2工程
物質:L−メチ才ニンメチルエステル目的物 BOC−グリシル−Δ−フェニルアラニルーL−メチオ
ニンメチルエステル 但、R,=C6HS R2=H X=BOC AA=グリシン残基 AA’=L−メチオニン残基 Y=CH3 収率(%)二85 融点(℃):161〜162 1H−NMR(δ、CDC13)ニ ア、12(s、R−C旦=) 3.70 (d 、NHCHCO,J=6Hz)4.5
1 (dt 、NHCHCO。
J=8.0,7.0Hz) [α躇3(C=1.メタノール)=−50−9゜元素分
析値”22H31N3°6s 計算値(%)  : C3L78 H6,71N 9.
03実測値(%) ; C5B、83 H8,85N 
S、10〈実施例74〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第4工程物質:BOC−グリシン 中間物質 BOC−グリシル−Δ−フェニルアラニンNC第2工程
M:L−ロイシンメチルエステル目的物 BOC−グリシル−Δ−フェニルアラニルーL−ロイシ
ンメチルエステル 但、R,=CG H5 R2=H X=BOC AA=グリシン歿基 残基”=L−ロイシン歿残 基=CH3 収率(%)=85 融点(℃):188〜189 ’H−NMR(δ、CDCl5) ニ ア 、 16 (s 、 R−CH=)3.70(d、
NHCHCO、J =5.5 Hz)4.40 (dt
 、NHCHCO。
J=8.0,4.5Hz) [α]D(c=t、メタノール)=−26,2゜元素分
析値:C23H33N308 計算値(%) 、 CB1.72 H7,43N 9.
39実測値(%) ; C81,80H7,38N 9
.45〈実施例75〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 11工程物賀:BOC−L−フェニルアラニン中間物質 BOC−L−フェニルアラニル−α−アミノ−α−ブテ
ン酸NCA 第2工程物質:L−アラニンメチルエステル目的物 BOC−L−フェニルアラニル−α−アミノ−α−ブテ
ノイル−L−アラニンメチルエステル但、R,=CH3 R2=H X=BOC AA=L−フェニルアラニン残基 AA’=L−アラニン残基 Y=CH3 収率(%):94 融点(℃):190〜191 ’H−NMR(δ、CDCl:l): 6 、65 (q 、 R−CH= 、 J=7 、5
Hz)4.36 (dq、NHCHCO。
J=8.0.5.5Hz) 4.59 (m、NHCHCO) [α]D(C=1.メタノール)=−26,4゜元素分
析値:C22H3□N306 計算値(%)  : C80,95H7,21N 9.
69実測値(%) 、 CB1.08 H7,18N 
9.73〈実施例76〉 出発物質 Δ−ロイシンNCA 第1工程物質:BOC−L−ロイシン 中間物質 BOC−L−ロイシル−Δ−ロイシンNCA第2工程物
質:L−アラニンメチルエステル目的物 BOC−L−ロイシル−Δ−ロイシルーL−アラニンメ
チルエステル 但、 RI= i −03R7 R2=H X=BOC AA=L−ロイシン残基 AA’=L−アラニン残基 Y=CH3 収率(%)二87 融点(”0):126〜127 1H−NMR(δ、CDC13): 6−36 (d、R−CH=、J=lOHz)4.19
 (m、NHCHCO) 4.62 (dq、NHCHCO。
J=7.5..5.0Hz) [61g3cc = 1.メタノール)=−60,8’
元素分析値:02、H3□N308 計算値(%) ; C58,99H8,72N 9−8
3実測値(%) : C59,10H8,85N 9.
92〈実施例77〉 出発物質 Δ−インロイシンNCA 第1工程物質:BOC−L−アラニン 中間物質 BOC−L−7ラニルーΔ−インロイシンNC第2工程
物質:L−セリンメチルエステル目的物 BOC−L−アラニル−Δ−インロイシルーL−セリン
メチルエステル 但、R1=C2R5 R2=CH3 X=BOC AA=L−アラニン残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH3 E配位体とZ配位体の混合物 収率(%)=94 融点(℃):159〜161 1R(KB r 、 cm’″1): 1650.1520 (CONH) ’H−NMR(δ、CDC13): 4.16(dq、NHCHCO。
J=7.0,7.0Hz) 4.60 (m、NHCHCO) E配位体: 2 、40 (q、 CH3CH2、J=7.5 Hz
)1.72(S、CH3) Z配位体: 2 、10 (q、 CH3CH2、J=7.5 Hz
)2.04(s、CH3) [α]D(C=1.メタノール)=−31,6゜元素分
析値:Cl8H31N307 計算値(%) : C53,85H7,78NIo、4
7実測値(%)  : C53−92H7,90Nl(
140〈実施例78〉 出発物質 Δ−インロイシンNCA 第4工程物質:BOC−L−α−アミノブタン酸中間物
質 BOC−L−α−アミノブチリル−Δ−インロイシンN
CA 第2工程物質:L−セリンメチルエステル目的物 ’BOC−L−α−アミノブチリル−Δ−インロインル
ーL−セリンメチルエステル 但、R,=C2R5 R2=CH3 X=BOC AA=L−α−アミノブタン酸残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH3 E配位体とZ配位体の混合物 収率(%)二81 融点(’C):175〜176 I R(KB r 、 cm’) : 1650.1520 (CONH) ’H−NMR(δ、CDC13): 4.08.4.68 (m、NHCHCO)E配位体: 2.44(Q、CH:ICC20、J =7.5 Hz
)1 、76 (S 、 CH:s) Z配位体; 2 、08 (q、 CH3CH2、J=7.5 )1
z)2.04(S、CH:l) [α]D(C=1.メタノール)=−26,2゜元素分
析値:C1゜R33N307 計算値(%) ; C54,92H8,01N10.1
1実測値(%)  :C55−03H7,90N10.
00〈実施例79〉 出発物質 Δ−インロイシンNCA 第1工程物質:BOC−L−n−バリン中間物質 BOC−L−n−バリル−Δ−インロイシンNA 第2工程物質:L−セリンメチルエステル目的物 BOC−L−n−バリル−Δ−インロイシルーL−セリ
ンメチルエステル 但、R,=C2R5 R2=CH3 X=BOC AA=L−n−バリン残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH3 E配位体とZ配位体の混合物 収率(%)ニア3 融点(℃):178〜179 I R(KB r 、 cm’) : 1650.1520 (CONH) IH−NMR(δ、CDC13): 4.12,4.64 (m、NHCHCO)E配位体; 2.40((1,CH3C旦2.J=7.5七)1.7
6 (s 、CH3) Z配位体; 2 、08 ((1、CH3CH2、J=7.5 Hz
)2.04 (s 、CH3) [α詔3(C=1.メタノール)=−27,0’元素分
析値:C2・R3t、N30? 計算値(%)  :C55,93H8,21N 9.7
8実測値(%) ; C5B、08 H8,29N !
3.87〈実施例80> 出発物質 Δ−イソロイシンNCA 第1工程物質:BOC−L−ロイシン 中間物質 BOC−L−ロイシル−Δ−イソロイシンNC第2工程
物質:L−セリンメチルエステル目的物 BOC−L−ロイシル−Δ−イソロイシルーL−セリン
メチルエステル 但、R,=C2R5 R2=CH3 X=BOC AA=L−ロイシン残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH3 E配位体とZ配位体の混合物 収率(%)ニア8 融点(’0):186〜187 1H−NMR(δ、CDC13): 4.14.4.60 (m、NHCHCO)E配位体: 2 、42 (q 、 CH3CH2、J=7.5 H
z)1 、76 (s 、 CH3) Z配位体: 2 、08 (q 、 CH3CH2、J=7.5Hz
)2+04 (s 、CH3) [α]D(C=1.メタノール)=−29,0゜元素分
析値:02、H3□N30□ 計算値(%)  ; C5G、88 H8,41N 9
.47実測値(%)  ; C57,OOH8,32N
 9.59〈実施例81> 出発物質 Δ−バリンNCA 第1工程物質:BOC−L−アラニン 中間物質 BOC−L−アラニル−Δ−バリンNCA第2工程物質
:L−セリンメチルエステル目的物 BOC−L−アラニル−Δ−バリルーL−セリフメチル
エステル 但、R1=CH3 R2=CH3 X=BOC AA=L−アラニン残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH3 E配位体と2配位体の混合物 収率(%):92 融点(’C):149〜150 I R(KB r 、 cm’) : 1660.1520 (CONH) ”H−NMR(δ、CDC13): 4.16 (dq 、NHCHCO。
J=7.0,7.0H2) 4.58 (m、NHCHCO) E配位体: 2.04 (s 、CH3) Z配位体; 1.72 (s 、CH3) [α]D(C=1.メタノール)=−26−8゜元素分
析値:Cl7H29N30フ 計算値(%)  :C52,70H7,55N10.8
5実測値(%) : C52,83H7,59N10.
97〈実施例82〉 出発物質 Δ−バリンNCA 第1工程物質:BOC−L−α−アミノブタン酸中間物
質 BOC−L−α−アミノブチリル−Δ−バリンCA 第2工程物ff : L−セリンメチルエステル目的物 BOC−L−α−アミノブチリル−Δ−バリルーL−セ
リンメチルエステル 但、R1=CH3 R2=CH3 X=BOC AA=L−α−アミノブタン酸残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH3 E配位体とZ配位体の混合物 収率(%)二81 融点C℃):156〜157 I R(KB r 、 cm−1) :1660.15
20 (CONH) IH−NMR(δ、CDC13): 4.08.4.68 (m、NHCHCO)E配位体: 2.06(S、CH3) Z配位体: 1 .76  (s  、CH3) [α]D(C=1.メタノール)=−26,4゜元素分
析値:C+5H3IN30を 計算値(%) 、 C53−85H7−78NIQ、4
7実測値(%) : C53,?7 H7,80NIO
,35〈実施例83〉 出発物質 Δ−バリンNCA 第1工程物質:BOC−L−n−バリン中間物質 BOC−L−n−バリル−Δ−バリアNCA第2工程物
質:L−セリンメチルエステル目的物 BOC−L−n−バリル−Δ−バリルーL−セリンメチ
ルエステル 但、R,=CH3 R2=CH3 X=BOC AA=L−n−バリン8沙ら裟 AA’=L−セリン残基 Y=CH3 E配位体とZ配位体の混合物 収率(%)ニア9 融点(”0):170〜171 1R(KBr、cm’):     ’1640.15
20 (CONH) ’H−NMR(δ、CDC13): 4.12.4.64 (m、NHCHCO)E配位体: 2.04(S、CH3) Z配位体: 1.76 (s 、CH3) [α]23(C= 1.メタノール)=−24,7゜元
素分析イガ:01SH33N307 計算値C%) :C54,92H8,01N10.11
実測値(%) ; C55,08H7,90N10.2
2〈実施例84〉 出発物質 Δ−バリンNCA 第1工程物質:BOC−L−コイシン 中間物質 BOC−L−口イシル−Δ−バリンNCA第2工程物質
:L−セリンメチルエステル目的物 BOC−L−ロイシル−Δ−バリルーL−セリンメチル
エステル 但、R,=CH3 R2=CH3 X=BOC AA=L−ロイシン残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH3 E配位体とZ配位体の混合物 収率(%)ニア3 融点(”C):185〜186 I R(KB r 、 cm−1) :1650.15
20 (CONH) ’H−NMR(δ、CDC13)。
4.20.4.64 (m、NHCHCO)E配位体; 2.04 (s 、CH3) Z配位体: 1.74(S、CH3) [α]23(C= t、メタノール)=−27,4゜元
素分析値:C2oH35N30□ 計算値(%)  : C55,93H13,21N 9
.78実測値(%) ; C55,88H8,14N 
9.87〈実施例85〉 出発物質 Δ−インロイシンNCA 第1工程物質:BOC−L−アラニン 中間物質 BOC−L−アラニル−Δ−インロイシンNC第2工程
物J:L−セリンベンジルエステル目的物 BOC−L−アラニル−Δ−イソロイシルーL−セリン
ベンジルエステル 但、R,=C2HS R2=CH3 X=BOC AA=L−アラニン残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH2c6H5 E配位体とZ配位体の混合物 収率(%):63 融点(℃):107〜108 I R(KB r 、 Cm−1) :1650.15
20 (CONH) ’H−NMR(δ、CDC13): 4.16.4.64 (m、NHCHCO)E配位体: 2 、34 ((L 、 CH3CH2)1.70 (
s 、CH3) Z配位体: 2.06(q、CH3C旦2) 1.98(S、CH3) [α]D(Cm1.メタノール)=−37,9゜元素分
析値: C24R3S N30フ計算値(%) ;C8
0,38H7,3!3 N 8.80実測値(%)  
; C3L50 H7,31N 8.59〈実施例86
〉 出発物質 Δ−インロイシンNCA 第1工程物質:BOC−L−n−バリン中間物質 BOC−L−n−バリル−Δ−インロイシンNA 第2工程M:L−セリンベンジルエステル目的物 BOC−L−n−バリル−Δ−イソロイシルーL−セリ
ンベンジルエステル 但、R,=C2R5 R2=CH3 X=BOC AA=L−n−バリン残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH2C6R5 E配位体とZ配位体の混合物 収率(%)=50 融点(℃):136〜138 I R(KB r 、 cm’) : 1650.1530 (CONH) ’H−NMR(δ、CDC13): 4.08.4.64 (m、NHCHCO)E配位体: 2.34(q、CH3C旦2) 1.68 (s 、CH3) Z配位体: 2.06((1,CH3C月2) 1.92(5,CH3) [α]バ5(Cm1.メタノール)=−22,5゜元素
分析値:C26H38N307 計算値(%)  ; C8178H7,76N L31
実測値(%) : C81,75H7,71N 8.3
4〈実施例87〉 出発物質 Δ−インロイシンNCA 第1工程物質:BOC−L−ロイシン 中間物質 BOC−L−ロイシル−Δ−イソロイシンNC第2工程
物m:L−セリンベンジルエステル目的物 BOC−L−ロイシル−Δ−インロイシルーL−セリン
ベンジルエステル 但・R,=02 R5 R2=CH3 X=BOC AA=L−ロイシン残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH2c、、R5 E配位体とZ配位体の混合物 収率(%)=43 融点(”0):146〜147 I R(KB r 、 Cm−1) :1650.15
30 (CONH) 1H−NMR(δ、CDC13): 4.10.4.70 (m、NHCHCO)E配位体; 2.40(q、CH3C旦2) 1.72 (s 、CH3) Z配位体: 2.12(q、CH3C旦2) 2.00(S、CH3) [α]D(Cm1.メタノール)=−23,9゜元素分
析値二C2□H4□N307 計算値(%)  :C82,41H7,95N 8.0
9実測値(%) ; C82,35H7,90N 8.
15〈実施例88〉 出発物質 Δ−バリンNCA 第1工程物賀:BOC−L−アラニン 中間物質 BOC−L−アラニル−Δ−バリンNCA第2工程物W
:L−セリンベンジルエステル目的物 BOC−L−アラニル−Δ−バリルーL−セリンベンジ
ルエステル 但、R,=CH3 R2=CH3 X=BOC AA=L−アラニン残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH2C6R5 E配位体とZ配位体の混合物 収率(%)=61 融点(℃):97〜98 I R(KB r 、 cm−1) :1660.15
20 (CONH) IH−NMR(δ、CDC13): 4.08.4.60 (m、NHCHCO)E配位体; 2.04(S、CH3) Z配位体: 1.76 (s 、CH3) [α]25(C= 1 、メタノール)=−32,5゜
元素分析値:C23H33N307 計算値(%)  、 C5!J、80 H7,18N 
9.07実測値(%) ; C59,23H8,83N
 9.09〈実施例89〉 出発物質 Δ−バリンNCA 第1工程物賀:BOC−L−n−バリン中間物質 BOC−L−n−バリル−Δ−バリアNCA第2工程物
質:L−セリンベンジルエステル目的物 BOC−L−n−バリル−Δ−バリルーL−セリンベン
ジルエステル 但、R,=CH3 R2=CH3 X=BOC AA=L−n−バリン残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH2c6H5 E配位体とZ配位体の混合物 収率(%):41 融点(℃):145〜147 I R(KB r 、 cm’) : 1650 、1530 (CONH) ’H−NMR(δ、CDC13) : 4.08,4.60 (m、NHCHCO)E配位体; 1.90’(S、CH3) Z配位体: 1.64(S、CH3) [α]25(C= 1 、メタノール)=−20,8゜
元素分析値二C25H3□N30□ 計算値(%)  、 CG1.08 H7,59N 8
.55実測値(%) ; C80,71H8,05N 
8.48〈実施例90> 出発物質 Δ−バリンNCA 第1工程物質:BOC−L−ロイシン 中間物質 BOC−L−ロイシル−Δ−バリンNCA第2工程物質
:L−セリンベンジルエステル目的物 BOC−L−ロイシル−Δ−バリルーL−セリンベンジ
ルエステル 但、R,=CH3 R2=CH3 X=BOC AA=L−ロイシン残基 AA’=L−セリン残基 Y:CH2C6R5 E配位体とZ配位体の混合物 収率(%)=47 融点(℃):158〜159 I R(KB r 、 cm’) : 1650.1530 (CONH) ’H−NMR(δ、CDC13): 4.08.4.60 (m、NHCHCO)E配位体; 1.98(s、CH3) Z配位体: 1.70(s、CH3) [α]D(C=1.メタノール)=−22,6゜元素分
析値:C26H39N307 計算値(%)  、 CB1.78 H7,78N 8
.31実測値(%) ;C81,88H7,74N 8
.39〈実施例91> 出発物質 Δ−インロイシンNCA 第1工程物質:BOC−L−アラニン 中間物質 BOC−L−アラニル−Δ−インロイシンNC第2工程
物質:L−セリン−t−ブチルエステル目的物 BOC−L−アラニル−Δ−インロイシルーL−セリン
ーt−ブチルエステル 但、R,=C2Hs R2=CH3 X=BOC AA=L−アラニン残基 AA’=L−セリン残基 Y=t  C4H9 E配位体とZ配位体の混合物 収率(%)=80 融点(’0):62〜63 I R(KB r 、 cm−1) :1660 、1
510 (CONH) ’H−NMR(δ、CDCl5): 4.26 (dq 、NHCHCO。
J=7.0,7.0Hz) 4.58(m、NHCHCO) E配位体; 2.40(q、CH:Ic旦2) 1.72(S、CH3) Z配位体: 2.10 ((1、CH3CH2) 2.00 (s 、CH3) [α]25(C= t、メタノール)=−9,5゜元素
分析値:C25H45N30□ 計算値(%)  :C3(110H9−08N 8.4
1実測値(%)  :C80,52H9,57N 7.
92(以下余白) 〈実施例92〉 一般式    R,R2 XAANH−C−COAA’OY (式中、R1=iC3R7、R2=H,X=Pht、Y
=CH3、AA=グリシン残基、AA″=L−バリン残
基) にて表わされるN−Pht−グリシル−α、β−デヒド
ロ−ロイシルーL−バリンメチルエステル(Pht−グ
リシル−Δ−ロイシルーL−へリンメチルエステル)の
合成 N−カルボキシ−α、β−デヒドロ−ロイシン無水物1
.55g (lommo l)のTHF5ml溶液に、
常法により合成したPhtグリシルクロライド(第1工
程憬釦2.46g (11mm01)を加え、冷却下0
℃付近にてトリエチルアミンでpHを5乃至6に調整す
る。室温で1時間攪拌し、これにL−バリンメチルエス
テル(第2工程物質) 1 、44g (11m1)の
THF5ml溶液を加え、トリエチルアミンにてpHを
8乃至9とする。室温で1時間攪拌後、反応液を濃縮し
、残渣を酢酸エチル100m1に溶解し、IM−塩酸、
水で2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。乾燥
剤を超IJ後、減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラム(
ベンゼン:酢酸エチル=lO:IV/V)で精製し、ク
ロロホロム、n−へキサンから無色針状結晶の目的物を
理論量の77%の収率で得た。
この物質の物性値は下記の通りである。
融点(0Cり:204〜205 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.33 (d、R−CH=、J=10Hz)4.44
 (m、NHCHCO) 〔α]23(C= t、メタノール)=−24,6゜元
素分析値: C22R27N:106計算値(%)  
; C61−52H6,34N 9.79実測値(%)
  ; C61,63H8,17N 9.63次に、実
施例93乃至実施例103に、R,、R2の組合せ、X
、AA、AA’、Yの相違によるα、β−デヒドロペプ
チド誘導体を上記と同様の方法で合成した場合における
収率及び物性値を示す。
〈実施例93〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質: Pht−グリシルクロライド中間物質 Pht−グリシル−α−アミノ−α−ブテン酸CA 第2工程物質:L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 Pht−グリシル−α−アミノ−α−ブテノイル−L−
フェこルアラニンメチルエステル但、R,=CH3 R2=H x=: P h t AA=グリシン歿基 残基’=L−フェニルアラニン残基 Y=CH3 収率(%):62 融点(°C):175〜176 1H−NMR(δ、CDCl5): 6.43(q、R−C旦=、J=7Hz)4.74 (
dt 、NHC旦Co。
J=7.5,7.0Hz) 4.28 (s 、NHCHCO) [α]D(C=1.メタノール)冨−24,9゜元素分
析値: C2、s R23N30ts計算値(%)  
:C84,13H5,18N 9.35実J1値(%)
ツCF34.20 H5,24N 9.2f3〈実施例
94〉 出発物質 α−アミノ〜α−ブテン酸NCA 第1工程物質:Pht−グリシルクロライド中間物質 Pht−グリシル−α−アミノ−α−ブテン酸CA 第2工程物質:L−ロイシンメチルエステル目的物 Pht−グリシル−α−アミノ−α−ブテノイル−L−
ロイシンメチルエステル 但、R1=CH3 R2=H X= P h t AA=グリシン残基 AA’=L−ロイシン残基 Y=CH3 収率(%)ニア9 融点(”C):161〜162 ’H−NMR(δ、CDC13): 6 、59 (q 、 R−CH= 、 J=7Hz)
4.52 (dt 、NHCHCO。
J=7.0,7.0Hz) 4.44(s、NHCHCO) [α]D(C=1.メタノール)=−42,8゜元素分
析値:C2□H25N306 計算値(%)  ; C80,71H8,07N10.
12実測値(%)  ; C60,83H8,19N1
0.18〈実施例95〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質:Pht−グリシルクロライド中間物質 Pht−グリシル−Δ−フェニルアラニンNC第2工程
物質:L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 Pht−グリシル−Δ−フェニルアラニルーL−フェニ
ルアラニンメチルエステル 但、R+ =C6H5 R2=H X= P h t AA=グリシン歿基 残基’=L−フェニルアラニン残基 Y=CH3 収率(%)ニア3 融点(”C):175〜176 1H−NMR(δ、CDC13): 6 、92〜7 、30 (m、 R−CH=)4.6
4 (dt 、NHCHCO。
J=7.5,7.0Hz) 4.24 (s 、NHCHCO) [αコo (c = o−5,メタノール)=−64,
6゜元素分析値:C28H25N306 計算値(%)  、 CBB、09 H4,93N 8
.22実測値(%) ; C68,27H5,05N 
8.13〈実施例96〉 出発物質 Δ−ロイシンNCA 第1工程物質:Pht−グリシルクロライド中間物質 pht−グリシル−Δ−ロイシンNCA第2工程物質:
L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 Pht−グリシル−Δ−ロイシルーL−フェニルアラニ
ンメチルエステル 但、R1=iC3H7 R2=H X= P h t AA=グリシン残基 AA’=L−フェニルアラニン残基 Y=CH3 収率(%)〜82 融点(’0):193〜194 1H−NMR(δ、CDC13): 6.25(d、R−C旦=、J=10Hz)4.80 
(dt 、NHCHCO。
J=7.5,7.0Hz) 4 、40 (s 、 NHCHCO)[α]23(C
= 1 、メタノール)=−20,2゜元素分析値:C
26H27N306 計算値(%)  、 CG5.39 H5,70N F
L80実測値(%)  ; C85,45H5,82N
 8.99〈実施例97〉 出発物質 Δ−フェニルアラニンNCA 第1工程物質:Pht−グ刀シルクロライド中間物質 Pht−グリシル−Δ−フェニルアラニンNC第2工程
物質:L−バリンメチルエステル目的物 Pht−グリシル−Δ−フェニルアラニルーL−へリン
メチルエステル 但、R,=C6H5 R2=H X= P h t AA=グリシン残基 AA’=L−バリン残基 Y=CH3 収率(%)=85 融点(℃)+215〜216 ’H−NMR(δ、CDC13)ニ ア 、 17 (s 、 R−CH=)4.26 (d
d、NHCHCO。
J=7.5,7.0H2) 4.50(s、NHCHCO) [α]D(C=1.メタノール)=−20,5゜元素分
析値:C2,H25N306 計算値(%)  ; C64,78H5,44N 9.
07実測値(%) 、 Cf34.83 H5,59N
 9.15〈実施例98〉 出発物質 Δ−n−バリンNCA 第1工程物質:Pht−グリシルクロライド中間物質 Pht−グリシル−Δ−n−バリンNcA第2工程物質
:L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 Pht−グリシル−Δ−n−バリルーL−フェニルアラ
ニンメチルエステル 但、R,=C2H5 R2=H X= P h t AA=グ刃シン残基 AA ’ =L−フェニルアラニン残基Y=CH3 収率(%)ニア5 融点(’C):169〜171 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.36 (t 、R−CH= 、J=7Hz)4.8
0 (dt 、NHCHCO。
J=7.0,7.0Hz) 4.42 (s 、NHCHCO) [α]23(C= t、メタノール)=−18,9゜元
素分析値:C25H25N308 計算値(%)  : C84,78H5,44N 9.
07実測値(%)  : C84,88H5,57N 
8.98〈実施例99〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質:Pht−L−アラニルクロライド中間物
質 Pht−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテン酸NC
A 第2工程物質:L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 Pht−L−アラニル−α−アミノ−α−ブテノイル−
L−フェニルアラニンメチルエステル但、R,=CH3 R2=H X= P h t AA=L−アラニン残基 AA’=L−フェニルアラニン残基 Y=CH3 収率(%)ニア2 融点(’C):161〜162 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.48(q、R−C旦=、J=7Hz)4.92(q
、NHCHCO,J=7Hz)4.62 (dt 、N
HCHCO。
J=10,8.5H2) [α]23(C=1.メタノール)=12.9゜元素分
析値:C2,N2.N306 計算値(%)  : (J4.78 H5−44N 9
.07実測値(%) ; C84,85H!5.31 
N 9.23〈実施例100〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物賀:Pht−L−ロイシルクロライド中間物
質 Pht−L−ロイシル−α−アミノ−α−ブテン酸NC
A 第2工程物質:L−7エニルアラニンメチルエステル 目的物 Pht−L−ロイシル−α−アミノ−α−ブテノイル−
L−フェニルアラニンメチルエステル但、R,=CH3 R2=H X= P h t AA=L−ロイシン残基 AA’=L−フェニルアラこン残基 Y=CH3 収率(%)=78 融点(’Cり:151〜152 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.46(q、R−C旦= 、J=7Hz)5.00 
(dd、NHCHCO。
J=11.0,5.0Hz) 4.66 (dt 、NHCHCO。
J=7.0,7.0Hz) [αコ23CC=1.メタノール)=−4,5゜元素分
析値:C28H3、N306 計算値(%) ; C3B−52H8,18N 8.3
1実測値(%) ; C6B、87 HB、(19N 
8.40〈実施例101> 出発物質 Δ−n−ロイシンNCA 第1工程物質:Pht−L−ロイシルクロライド中間物
質 Pht−り−ロイシル−Δ−n−ロイシンNC第2工程
物質:L−フェニルアラニンメチルエステル 目的物 Pht−L−ロイシル−Δ−n−ロイシルーL−7エニ
ルアラニンメチルエステル 但、R1= nC3N7 R2=H X= P h t AA=L−ロイシン残基 AA’=L−7エニルアラニン残基 Y=CH3 収率(%)=71 融点(°C):53〜55 ’H−NMR(δ、CDCl5) : 6.46 (t 、R−CH= 、J=7Hz)5.0
2 (dd 、NHCHCO。
J=11.0,5.0H2) 4.72 (dt 、NHCHCO。
J=7.5,6.0Hz) 23゛ [α]D(C=1.メタノール)=−7,0゜元素分析
値: C3o N3 r、 N:l O(。
計箕値(%)  ; C8?、52 H8JI N 7
.88実測値(%) ; C87,6!J H8,42
N 8.01〈実施例102〉 出発物質 α−アミノ−α−ブテン酸NCA 第1工程物質:Pht−L−フェニルアラニルクロライ
ド 中間物質 Pht−L−フェニルアラニル−α−アミノ−α−ブテ
ン酸NCA 第2工程物質ニゲリシンメチルエステル目的物 Pht−L−フェニルアラニル−α−アミノ−α−ブテ
ノイル−グリシンメチルエステル但、R1:CH3 R2=H X= P h t AA=L−フェニルアラニン残基 AA ’ =グリシン残基 Y=CH3 収率(%)ニア9 融点(℃):100〜101 ’H−NMR(δ、CDC13): 6.56(q、R−C旦=、J=7Hz)5.20(d
d、NHCHCO。
J=10.5,5.5Hz) 3.90 (d 、NHCHCO,J=6Hz)[α]
(C=1.メタノール)=−113,4゜元素分析値:
C24H23N306 計算値(%)  :C64,13H5,18N 9.3
5実測値(%)  、 C60,30H5−01N 9
.09〈実施例103〉 出発物質 Δ−ロイシンNCA 第1工程物質:Pht−L−フェニルアラニルクロライ
ド 中間物質 Pht−L−フェニルアラニル−Δ−ロイシンCA 第2工程物質:L−セリンメチルエステル目的物 Pht−L−フェニルアラニル−Δ−ロイシルーL−セ
リンメチルエステル 但、R1= i C3N7 R2=H X= P h t AA=L−フェニルアラニン残基 AA’=L−セリン残基 Y=CH3 収率(%)=70 融点(℃):179〜180 ’H−NMR(δ、CDCl:l): 6.21  (d、R−C旦=、J=10Hz)5.3
0 (dd 、NHCHCO。
J=11.0,5.0Hz)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)α,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を有する特
    定化合物を製造する方法において、所定の溶媒中、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1、R^2はそれぞれ水素原子、適宜に置
    換されたカルボキシル基又は適宜置換されてもよいアル
    キル基もしくはアリール基からなる同一又は異なる置換
    基を表わす。但し、R^1とR^2が同時に水素原子で
    あることはない。)にて示されるN−カルボキシ−α,
    β−デヒドロ−α−アミノ酸無水物に、アミノ基の保護
    化剤又はN−保護−α−アミノ酸もしくはN−保護−α
    −アミノ酸ハライドからなる物質(以下、第1工程物質
    という。)を加え、所定の塩基又は所定の縮合剤と所定
    の塩基の存在下反応させ、上記反応により合成された 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2は前記同様。Xは所定のα−ア
    ミノ基の保護基又はN−保護−α−アミノ酸残基を表わ
    す。)にて示されるN−X−N−カルボキシ−α,β−
    デヒドロ−α−アミノ酸無水物に求核性を有する物質か
    らなる所定の物質(以下、第2工程物質という。)を加
    え、所定の塩基存在下反応させる工程からなり、前記2
    つの工程が同一系内で行なわれることを特徴とするα,
    β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を有する特定物質の製
    造方法。 (2)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2は前記同様、X_1はα−アミ
    ノ酸のα−アミノ基のアシル型保護基を表わす。 Y_1は第3級アルキル基を除く低級アルキル基を表わ
    す。)にて示されるN−保護−α,β−デヒドロ−α−
    アミノ酸エステル誘導体のとき、第1工程物質がアミノ
    基の保護化剤であってアシル型となるものであり、第2
    工程物質が第3級アルキルアルコールを除く低級アルキ
    ルアルコールである特許請求の範囲第1項記載のα,β
    −デヒドロ−α−アミノ酸残基を有する特定物質の製造
    方法(3)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2及びX_1は前記同様、Y_2
    は水素原子を表わす。)にて示されるN−保護−α,β
    −デヒドロ−α−アミノ酸のとき、第1工程物質がアミ
    ノ基の保護化剤であってアシル型となるものであり、第
    2工程物質が水である特許請求の範囲第1項記載のα,
    β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を有する特定物質の製
    造方法。 (4)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2及びY_1は前記同様、X_2
    はα−アミノ酸のα−アミノ基のウレタン型保護基を表
    わす。)にて示されるN−保護−α,β−デヒドロ−α
    −アミノ酸エステル誘導体のとき、第1工程物質がアミ
    ノ基の保護化剤であってウレタン型となるものであり、
    第2工程物質が第3級アルキルアルコールを除く低級ア
    ルキルアルコールである特許請求の範囲第1項記載のα
    ,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を有する特定物質の
    製造方法。 (5)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_2及びY_2は前記同様
    。 )にて示されるN−保護−α,β−デヒドロ−α−アミ
    ノ酸のとき、第1工程物質がアミノ基の保護化剤であっ
    てウレタン型となるものであり、第2工程物質が水であ
    る特許請求の範囲第1項記載のα,β−デヒドロ−α−
    アミノ酸残基を有する特定物質の製造方法。 (6)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2及びX_1は前記同様、Y_3
    は低級アルキル基を表わす。AA_1はα−アミノ酸残
    基を表わす。)にて示されるN端のアミノ酸残基がα,
    β−デヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N、C両端が
    それぞれ保護されたデヒドロジペプチド(N端はペプチ
    ドのアミノ末端を示し、C端はペプチドのカルボキシ末
    端を示す。)のとき、第1工程物質がアミノ基の保護化
    剤であってアシル型となるものであり、第2工程物質が
    α−アミノ酸アルキルエステルである特許請求の範囲第
    1項記載のα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を有す
    る特定物質の製造方法。 (7)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_1、Y_3及びAA_1
    は前記同様。)にて示されるN端のアミノ酸残基がα,
    β−デヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N、C両端が
    それぞれ保護されたデヒドロジペプチドのとき、第1工
    程物質がアミノ基の保護化剤であってアシル型となるも
    のであり、第2工程物質がα−アミノ酸アルキルエステ
    ル塩化合物である特許請求の範囲第1項記載のα,β−
    デヒドロ−α−アミノ酸残基を有する特定物質の製造方
    法。 (8)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_2、Y_3及びAA_1
    は前記同様。)にて示されるN端のアミノ酸残基がα,
    β−デヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N、C両端が
    それぞれ保護されたデヒドロジペプチドのとき、第1工
    程物質がアミノ基の保護化剤であってウレタン型となる
    ものであり、第2工程物質がα−アミノ酸アルキルエス
    テルである特許請求の範囲第1項記載のα,β−デヒド
    ロ−α−アミノ酸残基を有する特定物質の製造方法。 (9)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_2、Y_3及びAA_1
    は前記同様。)にて示されるN端のアミノ酸残基がα,
    β−デヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N、C両端が
    それぞれ保護されたデヒドロジペプチドのとき、第1工
    程物質がアミノ基の保護化剤であってウレタン型となる
    ものであり、第2工程物質がα−アミノ酸アルキルエス
    テル塩化合物である特許請求の範囲第1項記載のα,β
    −デヒドロ−α−アミノ酸残基を有する特定物質の製造
    方法。 (10)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2は前記同様。X_3はα−アミ
    ノ基のアシル型保護基を表わす。AA_2はα−アミノ
    酸残基を表わす。Y_1は前記同様。)にて示されるC
    端のアミノ酸残基がα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残
    基であり、N、C両端がそれぞれ保護されたデヒドロジ
    ペプチドのとき、第1工程物質がα−アミノ基がアシル
    型保護基で保護されたアミノ酸であり、第2工程物質が
    第3級アルキルアルコールを除く低級アルキルアルコー
    ルである特許請求の範囲第1項記載のα,β−デヒドロ
    −α−アミノ酸残基を有する特定物質の製造方法。 (11)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_3、Y_2及びAA_2
    は前記同様。)にて示されるC端のアミノ酸残基がα,
    β−デヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N端が保護さ
    れたデヒドロジペプチドのとき、第1工程物質がα−ア
    ミノ基がアシル型保護基で保護されたアミノ酸であり、
    第2工程物質が水である特許請求の範囲第1項記載のα
    ,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を有する特定物質の
    製造方法。 (12)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_2、Y_1及びAA_2
    は前記同様。)にて示されるC端のアミノ酸残基がα,
    β−デヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N、C両端が
    それぞれ保護されたデヒドロジペプチドのとき、第1工
    程物質がα−アミノ基がウレタン型保護基で保護された
    アミノ酸であり、第2工程物質が第3級アルキルアルコ
    ールを除く低級アルキルアルコールである特許請求の範
    囲第1項記載のα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を
    有する特定物質の製造方法。 (13)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_2、Y_2及びAA_2
    は前記同様。)にて示されるC端のアミノ酸残基がα,
    β−デヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N端が保護さ
    れたデヒドロジペプチドのとき、第1工程物質がα−ア
    ミノ基がウレタン型保護基で保護されたアミノ酸であり
    、第2工程物質が水である特許請求の範囲第1項記載の
    α,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を有する特定物質
    の製造方法。 (14)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_3及びY_1は前記同様
    。 AA_3はα−アミノ酸残基を表わす。)にて示される
    C端のアミノ酸残基がα,β−デヒドロ−α−アミノ酸
    残基であり、N、C両端がそれぞれ保護されたデヒドロ
    ジペプチドのとき、第1工程物質がN−保護−α−アミ
    ノ酸ハライドであってα−アミノ基の保護基がアシル型
    であり、第2工程物質が第3級アルキルアルコールを除
    く低級アルキルアルコールである特許請求の範囲第1項
    記載のα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を有する特
    定物質の製造方法。 (15)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_3、Y_2及びAA_3
    は前記同様。)にて示されるC端のアミノ酸残基がα,
    β−デヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N端が保護さ
    れたデヒドロジペプチドのとき、第1工程物質がN−保
    護−α−アミノ酸ハライドであってα−アミノ基の保護
    基がアシル型であり、第2工程物質が水である特許請求
    の範囲第1項記載のα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残
    基を有する特定物質の製造方法。 (16)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、Y_1及びAA_3は前記同
    様。X_4はα−アミノ基のウレタン型保護基を表わす
    。)にて示されるC端のアミノ酸残基がα,β−デヒド
    ロ−α−アミノ酸残基であり、N、C両端がそれぞれ保
    護されたデヒドロジペプチドのとき、第1工程物質がN
    −保護−α−アミノ酸ハライドであってα−アミノ基の
    保護基がウレタン型であり、第2工程物質が第3級アル
    キルアルコールを除く低級アルキルアルコールである特
    許請求の範囲第1項記載のα,β−デヒドロ−α−アミ
    ノ酸残基を有する特定物質の製造方法。 (17)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_4、Y_2及びAA_3
    は前記同様。)にて示されるC端のアミノ酸残基がα,
    β−デヒドロ−α−アミノ酸残基であり、N端が保護さ
    れたデヒドロジペプチドのとき、第1工程物質がN−保
    護−α−アミノ酸ハライドであってα−アミノ基の保護
    基がウレタン型であり、第2工程物質が水である特許請
    求の範囲第1項記載のα,β−デヒドロ−α−アミノ酸
    残基を有する特定物質の製造方法。 (18)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_3、Y_3、AA_1及
    びAA_2は前記同様。)にて示されるN端から2番目
    のアミノ酸残基がα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基
    であり、N、C両端がそれぞれ保護されたデヒドロトリ
    ペプチドのとき、第1工程物質がα−アミノ基がアシル
    型保護基で保護されたアミノ酸であり、第2工程物質が
    α−アミノ酸アルキルエステルである特許請求の範囲第
    1項記載のα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を有す
    る特定物質の製造方法。 (19)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_3、Y_3、AA_1及
    びAA_2は前記同様。)にて示されるN端から2番目
    のアミノ酸残基がα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基
    であり、N、C両端がそれぞれ保護されたデヒドロトリ
    ペプチドのとき、第1工程物質がα−アミノ基がアシル
    型保護基で保護されたアミノ酸であり、第2工程物質が
    α−アミノ酸アルキルエステル塩化合物である特許請求
    の範囲第1項記載のα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残
    基を有する特定物質の製造方法。 (20)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_2、Y_3、AA_1及
    びAA_2は前記同様。)にて示されるN端から2番目
    のアミノ酸残基がα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基
    であり、N、C両端がそれぞれ保護されたデヒドロトリ
    ペプチドのとき、第1工程物質がα−アミノ基がウレタ
    ン型保護基で保護されたアミノ酸であり、第2工程物質
    がα−アミノ酸アルキルエステルである特許請求の範囲
    第1項記載のα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を有
    する特定物質の製造方法。 (21)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_2、Y_3、AA_1及
    びAA_2は前記同様。)にて示されるN端から2番目
    のアミノ酸残基がα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基
    であり、N、C両端がそれぞれ保護されたデヒドロトリ
    ペプチドのとき、第1工程物質がα−アミノ基がウレタ
    ン型保護基で保護されたアミノ酸であり、第2工程物質
    がα−アミノ酸アルキルエステル塩化合物である特許請
    求の範囲第1項記載のα,β−デヒドロ−α−アミノ酸
    残基を有する特定物質の製造方法。 (22)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_3、Y_3、AA_1及
    びAA_3は前記同様。)にて示されるN端から2番目
    のアミノ酸残基がα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基
    であり、N、C両端がそれぞれ保護されたデヒドロトリ
    ペプチドのとき、第1工程物質がN−保護−α−アミノ
    酸ハライドであって、α−アミノ基の保護基がアシル型
    であり、第2工程物質がα−アミノ酸アルキルエステル
    である特許請求の範囲第1項記載のα,β−デヒドロ−
    α−アミノ酸残基を有する特定物質の製造方法。 (23)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_3、Y_3、AA_1及
    びAA_3は前記同様。)にて示されるN端から2番目
    のアミノ酸残基がα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基
    であり、N、C両端がそれぞれ保護されたデヒドロトリ
    ペプチドのとき、第1工程物質がN−保護−α−アミノ
    酸ハライドであってα−アミノ基の保護基がアシル型で
    あり、第2工程物質がα−アミノ酸アルキルエステル塩
    化合物である特許請求の範囲第1項記載のα,β−デヒ
    ドロ−α−アミノ酸残基を有する特定物質の製造方法。 (24)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_4、Y_3、AA_1及
    びAA_3は前記同様。)にて示されるN端から2番目
    のアミノ酸残基がα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基
    であり、N、C両端がそれぞれ保護されたデヒドロトリ
    ペプチドのとき、第1工程物質がN−保護−α−アミノ
    酸ハライドであってα−アミノ基の保護基がウレタン型
    であり、第2工程物質がα−アミノ酸アルキルエステル
    である特許請求の範囲第1項記載のα,β−デヒドロ−
    α−アミノ酸残基を有する特定物質の製造方法。 (25)特定物質が 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2、X_4、Y_3、AA_1及
    びAA_3は前記同様。)にて示されるN端から2番目
    のアミノ酸残基がα,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基
    であり、N、C両端がそれぞれ保護されたデヒドロトリ
    ペプチドのとき、第1工程物質がN−保護−α−アミノ
    酸ハライドであってα−アミノ基の保護基がウレタン型
    であり、第2工程物質がα−アミノ酸アルキルエステル
    塩化合物である特許請求の範囲第1項記載のα,β−デ
    ヒドロ−α−アミノ酸残基を有する特定物質の製造方法
JP61270635A 1986-11-13 1986-11-13 α,β−デヒドロ−α−アミノ酸残基を有する特定物質の製造方法 Pending JPS63122659A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996022970A1 (de) * 1995-01-23 1996-08-01 Bayer Aktiengesellschaft Aminosäureamid-derivate und ihre verwendung als schädlingsbekämpfungsmittel
US6762277B2 (en) * 2001-04-27 2004-07-13 Jsr Corporation Method of manufacturing N-carboxyamino acid anhydride and polyamino acid
CN110642753A (zh) * 2019-09-25 2020-01-03 成都奥达生物科技有限公司 一种氨基酸衍生物
JP2022549901A (ja) * 2019-09-25 2022-11-29 ベイジン・レプ・ファーマシューティカル・テクノロジー・カンパニー・リミテッド Glp-1化合物

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