JPS627651Y2 - - Google Patents
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- JPS627651Y2 JPS627651Y2 JP2647679U JP2647679U JPS627651Y2 JP S627651 Y2 JPS627651 Y2 JP S627651Y2 JP 2647679 U JP2647679 U JP 2647679U JP 2647679 U JP2647679 U JP 2647679U JP S627651 Y2 JPS627651 Y2 JP S627651Y2
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- Japan
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- paper
- wrapping
- paper tube
- wrapping paper
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- 210000005069 ears Anatomy 0.000 description 8
- 239000011088 parchment paper Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 3
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Landscapes
- Making Paper Articles (AREA)
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の技術分野〕
本考案は紙巻取り用、フイルム巻取り用等の紙
管の改良に関するものである。更に詳しくは紙管
の表面に巻かれたパーチメント紙の如き上貼紙の
端部がめくれたり、角ばつたり、あるいは上貼紙
の端部から接着剤がはみだしたりすることのない
紙管に関する。
管の改良に関するものである。更に詳しくは紙管
の表面に巻かれたパーチメント紙の如き上貼紙の
端部がめくれたり、角ばつたり、あるいは上貼紙
の端部から接着剤がはみだしたりすることのない
紙管に関する。
従来の紙管は、第5図に示す如く、紙管本体1
と、その表面に巻かれたラツピング紙2と、更に
その表面を覆つてまかれたパーチメント紙3、即
ち上貼紙の3層構造からなるものである。このよ
うに構成された従来の紙管においては、上貼紙3
の端部3′の先端の耳部Aが盛上つた状態で重ね
られ、しかもこの耳部Aが鋭利な角を形成してい
る。そのために、ここに巻かれた糸が解舒される
際には、この耳部Aに引かかり解舒不良となる。
またフイルムを巻取つた際には、この耳部が原因
となつてフイルムに前記耳部の跡が形成され、下
層のフイルムが不良になる欠点があつた。また第
6図および第7図の如く上貼紙3の耳部A(ある
いは端部)がめくれあがりやすく、そのためにこ
の紙管に巻かれた糸を解舒する際に、この耳部A
が糸に引かけられて、上貼紙3が剥離すると共に
糸のかなりの部分が不良糸となるおそれがあつた
のである。
と、その表面に巻かれたラツピング紙2と、更に
その表面を覆つてまかれたパーチメント紙3、即
ち上貼紙の3層構造からなるものである。このよ
うに構成された従来の紙管においては、上貼紙3
の端部3′の先端の耳部Aが盛上つた状態で重ね
られ、しかもこの耳部Aが鋭利な角を形成してい
る。そのために、ここに巻かれた糸が解舒される
際には、この耳部Aに引かかり解舒不良となる。
またフイルムを巻取つた際には、この耳部が原因
となつてフイルムに前記耳部の跡が形成され、下
層のフイルムが不良になる欠点があつた。また第
6図および第7図の如く上貼紙3の耳部A(ある
いは端部)がめくれあがりやすく、そのためにこ
の紙管に巻かれた糸を解舒する際に、この耳部A
が糸に引かけられて、上貼紙3が剥離すると共に
糸のかなりの部分が不良糸となるおそれがあつた
のである。
また別の問題として、上貼紙3の上に上貼紙の
端部3′が積層された第5図および第6図の如き
紙管の場合には、端部3′より接着剤がこの端部
3′の下方の上貼紙3の方にはみ出し、これが原
因となつて糸に汚れを生ずるという問題があつた
のである。
端部3′が積層された第5図および第6図の如き
紙管の場合には、端部3′より接着剤がこの端部
3′の下方の上貼紙3の方にはみ出し、これが原
因となつて糸に汚れを生ずるという問題があつた
のである。
前記の如く、従来のボビンに於ては上貼紙の耳
部あるいは縁部の処理が不良であつたがために、
紙管の表面の汚れ、表面紙のはがれ、めくれ等各
種の問題が起つたのである。そしてこのような紙
管に巻かれた糸が解舒される際には、糸の張力む
ら、単糸割れ、単糸切れ等の各種欠点が生じたの
である。
部あるいは縁部の処理が不良であつたがために、
紙管の表面の汚れ、表面紙のはがれ、めくれ等各
種の問題が起つたのである。そしてこのような紙
管に巻かれた糸が解舒される際には、糸の張力む
ら、単糸割れ、単糸切れ等の各種欠点が生じたの
である。
本考案は、上記従来技術の欠点を解消するため
に考案されたものであつて、上貼紙の耳部のある
いは端部がめくれあがらず滑らかに接合されるこ
と、接着剤が上貼紙の耳部あるいは端部よりはみ
出さないこと、帯状の上貼紙の幅を従来のものよ
り狭くできること、紙管の価格を低減すること、
を目的とするものである。
に考案されたものであつて、上貼紙の耳部のある
いは端部がめくれあがらず滑らかに接合されるこ
と、接着剤が上貼紙の耳部あるいは端部よりはみ
出さないこと、帯状の上貼紙の幅を従来のものよ
り狭くできること、紙管の価格を低減すること、
を目的とするものである。
上記目的を達成する本考案の紙管は、糸、或い
はフイルム等の長尺物を巻取る紙管であつて、紙
管本体に巻装された相隣るラツピング紙の間に間
隔が設けられ、該ラツピング紙の上に積層される
上貼紙は耳部及び端部が前記ラツピング紙の各縁
を越えてそれぞれ延長され、前記上貼紙の端部が
前記間隔内に斜めに落込み、且つ耳部が、その端
縁で前記上貼紙の端部の上面を押えるようになし
たことを特徴とするものである。
はフイルム等の長尺物を巻取る紙管であつて、紙
管本体に巻装された相隣るラツピング紙の間に間
隔が設けられ、該ラツピング紙の上に積層される
上貼紙は耳部及び端部が前記ラツピング紙の各縁
を越えてそれぞれ延長され、前記上貼紙の端部が
前記間隔内に斜めに落込み、且つ耳部が、その端
縁で前記上貼紙の端部の上面を押えるようになし
たことを特徴とするものである。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
る。
第1図は本考案の第1の実施例を示すものであ
つて、紙管本体11の表面にラツピング紙12と
上貼紙(パーチメント紙)13が積層されている
点は従来と同様であるが、本考案においては、上
貼紙13の左端部13aが、ラツピング紙12の
左端部12aを越えて延長され、上貼紙13の耳
部13bが前記ラツピング紙12の左端部12a
を覆つていることである。上記上貼紙13の右端
部13cは隣接するラツピング紙の左端部12a
の下方に位置している。ラツピング紙12の相隣
る耳部の間には、間隙Lが設けてあり、この中に
上貼紙13の端部13cが落込み、更に隣接する
上貼紙13の左側の耳部13bがその上を押える
ように形成されており、上貼紙13の表面は引掛
りのない滑らかな状態となつている。
つて、紙管本体11の表面にラツピング紙12と
上貼紙(パーチメント紙)13が積層されている
点は従来と同様であるが、本考案においては、上
貼紙13の左端部13aが、ラツピング紙12の
左端部12aを越えて延長され、上貼紙13の耳
部13bが前記ラツピング紙12の左端部12a
を覆つていることである。上記上貼紙13の右端
部13cは隣接するラツピング紙の左端部12a
の下方に位置している。ラツピング紙12の相隣
る耳部の間には、間隙Lが設けてあり、この中に
上貼紙13の端部13cが落込み、更に隣接する
上貼紙13の左側の耳部13bがその上を押える
ように形成されており、上貼紙13の表面は引掛
りのない滑らかな状態となつている。
第2図は本考案の第2の実施例を示すものであ
つて、この実施例においては糸管本体11の上部
に巻かれたラツピング紙12,12の間には小間
隙Lが設けられ、更にこれらラツピング紙12,
12の上に巻かれた上貼紙13,13は前記間隙
Lの部分において耳部13cが落込み、更に上貼
紙13の耳部13bがその上を押えたような形と
なつている。従つて、上貼紙13,13の耳部は
盛り上りのない円滑な状態となつている。
つて、この実施例においては糸管本体11の上部
に巻かれたラツピング紙12,12の間には小間
隙Lが設けられ、更にこれらラツピング紙12,
12の上に巻かれた上貼紙13,13は前記間隙
Lの部分において耳部13cが落込み、更に上貼
紙13の耳部13bがその上を押えたような形と
なつている。従つて、上貼紙13,13の耳部は
盛り上りのない円滑な状態となつている。
次に第3図、第4図を参照して本考案の紙管の
製造方法について説明する。
製造方法について説明する。
紙管本体11はマンドレル17上に回転しなが
ら巻付けられて形成される。前記マンドレル17
の回転に伴なつて、紙管本体11上にラツピング
紙12と上貼紙13とが積層される訳であるが、
第4図に示すごとく、ラツピング紙12はグルー
ポツト16とローラー21によつて糊付けされ、
そしてローラー19によつて案内されて矢印のよ
うに移送される。一方上貼紙であるパーチメント
紙13は別のグルーポツト15とローラー20に
よつて一面に糊付けされ、ローラー18に案内さ
れ、前記のラツピング紙12の上に積層される。
その場合重要なことは、上貼紙13の耳部がラツ
ピング紙12の耳部よりも若干突出していること
であり、この突出部は第4図においてA′として
示されている。更に上貼紙13の右端部13cは
ラツピング紙12の耳部より突出して積層され
る。即ち上貼紙13の両縁部は、これの下層とな
るラツピング紙12の両耳部より突出した形とな
り(左端が短かく、右端が長い)上方に積層され
る上貼紙13の耳部A′が若干突出した状態とな
るのである。
ら巻付けられて形成される。前記マンドレル17
の回転に伴なつて、紙管本体11上にラツピング
紙12と上貼紙13とが積層される訳であるが、
第4図に示すごとく、ラツピング紙12はグルー
ポツト16とローラー21によつて糊付けされ、
そしてローラー19によつて案内されて矢印のよ
うに移送される。一方上貼紙であるパーチメント
紙13は別のグルーポツト15とローラー20に
よつて一面に糊付けされ、ローラー18に案内さ
れ、前記のラツピング紙12の上に積層される。
その場合重要なことは、上貼紙13の耳部がラツ
ピング紙12の耳部よりも若干突出していること
であり、この突出部は第4図においてA′として
示されている。更に上貼紙13の右端部13cは
ラツピング紙12の耳部より突出して積層され
る。即ち上貼紙13の両縁部は、これの下層とな
るラツピング紙12の両耳部より突出した形とな
り(左端が短かく、右端が長い)上方に積層され
る上貼紙13の耳部A′が若干突出した状態とな
るのである。
第4図の紙管の製造方法によればラツピング紙
12の右端よりも上貼紙13の右端の方が長く、
13cだけ突出して重ねられた状態となつている
ので、この突出した端部13cは、第1図の如
く、次に巻かれるラツピング紙12の下となる。
また上貼紙13の左耳部はラツピング紙12の左
耳部より僅かに突出した状態となつているので、
相隣るラツピング紙12の左耳部と右耳部との間
に形成される間隙に落込んだような形となるので
ある。
12の右端よりも上貼紙13の右端の方が長く、
13cだけ突出して重ねられた状態となつている
ので、この突出した端部13cは、第1図の如
く、次に巻かれるラツピング紙12の下となる。
また上貼紙13の左耳部はラツピング紙12の左
耳部より僅かに突出した状態となつているので、
相隣るラツピング紙12の左耳部と右耳部との間
に形成される間隙に落込んだような形となるので
ある。
本考案の紙管を製造する上において特に重要な
点は、ラツピング紙12と上貼紙13を重ねて紙
管本体11の表面を覆う際に上貼紙13の耳部
(第1図においては13b、第4図においては
A′の部分)が若干ラツピング紙12の耳部より
突出していることであり、第1図、第2図におい
ては約Lの幅だけ突出している。この上貼紙13
の突出する幅Lはラツピング紙12の厚みと同等
乃至はそれよりやや長い幅とする。
点は、ラツピング紙12と上貼紙13を重ねて紙
管本体11の表面を覆う際に上貼紙13の耳部
(第1図においては13b、第4図においては
A′の部分)が若干ラツピング紙12の耳部より
突出していることであり、第1図、第2図におい
ては約Lの幅だけ突出している。この上貼紙13
の突出する幅Lはラツピング紙12の厚みと同等
乃至はそれよりやや長い幅とする。
一方、第1図の如くラツピング紙12の下にお
さえられる上貼紙13の端部13cの長さは、前
記Lと同等乃至はこれよりかなり突出した幅であ
つてもいいが、いずれにしても上貼紙13の耳部
がラツピング紙12の耳部でおさえられるような
形状にすることが重要である。
さえられる上貼紙13の端部13cの長さは、前
記Lと同等乃至はこれよりかなり突出した幅であ
つてもいいが、いずれにしても上貼紙13の耳部
がラツピング紙12の耳部でおさえられるような
形状にすることが重要である。
ラツピング紙12及び上貼紙13の間からにじ
み出た接着剤Cは耳部13bの下側に溜り、乾燥
固化し、ボビン表面への露出が全く生じない。ま
た、耳部13bははみ出た接着剤で他面と一体に
接着されるからめくれたり、はがれたりすること
がない。
み出た接着剤Cは耳部13bの下側に溜り、乾燥
固化し、ボビン表面への露出が全く生じない。ま
た、耳部13bははみ出た接着剤で他面と一体に
接着されるからめくれたり、はがれたりすること
がない。
上記の如く、本考案は、糸、或いはフイルム等
の長尺物を巻取る紙管であつて、紙管本体11に
巻装された相隣るラツピング紙12の間に間隔L
が設けられ、該ラツピング紙12の上に積層され
る上貼紙13は耳部13b及び端部13cが前記
ラツピング紙12の各縁を越えてそれぞれ延長さ
れ、前記上貼紙の端部13cが前記間隔L内に斜
めに落込み、且つ耳部13bが、その端縁で前記
上貼紙の端部13cの上面を押えるようになして
いる。
の長尺物を巻取る紙管であつて、紙管本体11に
巻装された相隣るラツピング紙12の間に間隔L
が設けられ、該ラツピング紙12の上に積層され
る上貼紙13は耳部13b及び端部13cが前記
ラツピング紙12の各縁を越えてそれぞれ延長さ
れ、前記上貼紙の端部13cが前記間隔L内に斜
めに落込み、且つ耳部13bが、その端縁で前記
上貼紙の端部13cの上面を押えるようになして
いる。
従つて、第5図の如く、上貼紙の角ばつた耳部
Aが突出したり、また第6図および第7図の如く
めくれ上がるようなことはない。更に、上貼紙と
接着した接着剤はこの上貼紙の耳部13bによつ
て押え込まれたような形となるので、接着剤のは
み出しが極減する。また、上貼紙の一方の端を従
来のようにラツピング紙の端に巻き込むことがな
いからその分だけラツピング紙の幅を狭くできて
紙管のコスト低減となる。
Aが突出したり、また第6図および第7図の如く
めくれ上がるようなことはない。更に、上貼紙と
接着した接着剤はこの上貼紙の耳部13bによつ
て押え込まれたような形となるので、接着剤のは
み出しが極減する。また、上貼紙の一方の端を従
来のようにラツピング紙の端に巻き込むことがな
いからその分だけラツピング紙の幅を狭くできて
紙管のコスト低減となる。
本考案の紙管を糸巻ボビンとして使用した際に
は、巻取られた糸の最内層に位置する糸層が解舒
または巻替えられる際、糸の張力むら、単糸割
れ、あるいは単糸切れ等がおこることなく円滑に
糸を解舒することができる。更に接着剤のはみ出
しが上貼紙の耳部によつて防止されるので、紙管
の表面の汚れがなく、従つて巻取られた糸の最内
層の糸が紙管の表面に付着することがないため前
記の如く糸の張力むら等はまつたく生じない。ま
た上貼紙(表面紙)として耐水、耐油等の効果の
あるパーチメント紙を使用する際でも耳部が紙管
本体側に曲げられた状態で貼付けられるため、は
がれ、めくれがなく貼付けることができる。従つ
て苛酷な糸巻きの場合でも円滑に実施することが
でき、この紙管に巻取られる糸の品質向上、不良
糸の減少を期することができる。
は、巻取られた糸の最内層に位置する糸層が解舒
または巻替えられる際、糸の張力むら、単糸割
れ、あるいは単糸切れ等がおこることなく円滑に
糸を解舒することができる。更に接着剤のはみ出
しが上貼紙の耳部によつて防止されるので、紙管
の表面の汚れがなく、従つて巻取られた糸の最内
層の糸が紙管の表面に付着することがないため前
記の如く糸の張力むら等はまつたく生じない。ま
た上貼紙(表面紙)として耐水、耐油等の効果の
あるパーチメント紙を使用する際でも耳部が紙管
本体側に曲げられた状態で貼付けられるため、は
がれ、めくれがなく貼付けることができる。従つ
て苛酷な糸巻きの場合でも円滑に実施することが
でき、この紙管に巻取られる糸の品質向上、不良
糸の減少を期することができる。
本考案の紙管をフイルム巻取り用に使用した場
合においても前記と同様の効果があるが、特に最
外層の上貼紙の耳部が角ばつた状態で突出してい
ないので、この紙管に巻取られたフイルムに上貼
紙の耳部の段のあとがつかず、従つてこのフイル
ムを不良にすることがない。また上貼紙の耳部よ
り接着剤がもれ出していないので最内層のフイル
ムの汚れを防止することができる。結局本考案に
よつて得られた紙管にフイルムを巻取つた場合、
そのフイルムは上貼紙の段あとがつかず、汚れも
なく品質を著しく向上することができる。また本
考案の紙管においては上貼紙が本質的にめくれな
い構造に形成されているもので、長期間使用して
も糸やフイルムを汚したり、また表面紙やラツピ
ング紙のはがれ、めくれ等が減少し、長期間使用
することができる。従つて本考案によれば、糸や
フイルムの生産性が向上し、価格低減に大きな効
果を期することができるものである。
合においても前記と同様の効果があるが、特に最
外層の上貼紙の耳部が角ばつた状態で突出してい
ないので、この紙管に巻取られたフイルムに上貼
紙の耳部の段のあとがつかず、従つてこのフイル
ムを不良にすることがない。また上貼紙の耳部よ
り接着剤がもれ出していないので最内層のフイル
ムの汚れを防止することができる。結局本考案に
よつて得られた紙管にフイルムを巻取つた場合、
そのフイルムは上貼紙の段あとがつかず、汚れも
なく品質を著しく向上することができる。また本
考案の紙管においては上貼紙が本質的にめくれな
い構造に形成されているもので、長期間使用して
も糸やフイルムを汚したり、また表面紙やラツピ
ング紙のはがれ、めくれ等が減少し、長期間使用
することができる。従つて本考案によれば、糸や
フイルムの生産性が向上し、価格低減に大きな効
果を期することができるものである。
なお、本考案における上貼紙は、紙、耐水耐薬
品処理を施した紙もしくはフイルム等のシート状
物を意味するものである。
品処理を施した紙もしくはフイルム等のシート状
物を意味するものである。
第1図および第2図は本考案の紙管の要部を示
す断面図、第3図は本考案の紙管の製造工程を示
す側面図、第4図は同平面図、第5図および第6
図は従来の紙管の要部を示す断面図、第7図は従
来の紙管の上貼紙がめくれる状態の説明図であ
る。 11……紙管本体、12……ラツピング紙、1
3……上貼紙、13b……耳部、13c……端
部。
す断面図、第3図は本考案の紙管の製造工程を示
す側面図、第4図は同平面図、第5図および第6
図は従来の紙管の要部を示す断面図、第7図は従
来の紙管の上貼紙がめくれる状態の説明図であ
る。 11……紙管本体、12……ラツピング紙、1
3……上貼紙、13b……耳部、13c……端
部。
Claims (1)
- 糸、或いはフイルム等の長尺物を巻取る紙管で
あつて、紙管本体11に巻装された相隣るラツピ
ング紙12の間に間隔Lが設けられ、該ラツピン
グ紙12の上に積層される上貼紙13は耳部13
b及び端部13cが前記ラツピング紙12の各縁
を越えてそれぞれ延長され、前記上貼紙の端部1
3cが前記間隔L内に斜めに落込み、且つ耳部1
3bが、その端縁で前記上貼紙の端部13cの上
面を押えるようになしたことを特徴とする紙管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2647679U JPS627651Y2 (ja) | 1979-03-02 | 1979-03-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2647679U JPS627651Y2 (ja) | 1979-03-02 | 1979-03-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55129262U JPS55129262U (ja) | 1980-09-12 |
JPS627651Y2 true JPS627651Y2 (ja) | 1987-02-21 |
Family
ID=28868798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2647679U Expired JPS627651Y2 (ja) | 1979-03-02 | 1979-03-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS627651Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59223669A (ja) * | 1983-05-31 | 1984-12-15 | Showa Prod Kk | 紙管製の捲芯及びその製造方法 |
ATE196127T1 (de) * | 1994-06-29 | 2000-09-15 | Procter & Gamble | Kern für aufgerollte papierprodukte mit besonderer stossnaht-konstruktion |
ITFI20040046A1 (it) * | 2004-02-24 | 2004-05-24 | Fabio Perini | Macchina e metodo per produrre tubi di cartone |
-
1979
- 1979-03-02 JP JP2647679U patent/JPS627651Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55129262U (ja) | 1980-09-12 |
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