JPS6270245A - 耐環境性光フアイバ− - Google Patents
耐環境性光フアイバ−Info
- Publication number
- JPS6270245A JPS6270245A JP60208528A JP20852885A JPS6270245A JP S6270245 A JPS6270245 A JP S6270245A JP 60208528 A JP60208528 A JP 60208528A JP 20852885 A JP20852885 A JP 20852885A JP S6270245 A JPS6270245 A JP S6270245A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- refractive index
- optical fiber
- water resistance
- resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C13/00—Fibre or filament compositions
- C03C13/04—Fibre optics, e.g. core and clad fibre compositions
- C03C13/045—Silica-containing oxide glass compositions
- C03C13/046—Multicomponent glass compositions
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は光フアイバー用ガラスに適したガラス組成に関
するものであり、特に耐環境性にすぐれ、又熔解性にも
すぐれ、且つ間口数(NA)が大きい低損失のファイバ
ー芯用に適したガラス組成に関する。
するものであり、特に耐環境性にすぐれ、又熔解性にも
すぐれ、且つ間口数(NA)が大きい低損失のファイバ
ー芯用に適したガラス組成に関する。
[従来の技術]
一般に光伝送用ファイバーは、芯ガラス(コア)の周囲
に、それよりも低い屈折率を持つ被覆ガラス(クラッド
)を設けた構造になっている。そしてこのような光伝送
用ファイバーでは、その一端からコアに入射した光情報
が、コアとクラッドとの境目で全反射を繰り返しながら
他端まで伝送される。
に、それよりも低い屈折率を持つ被覆ガラス(クラッド
)を設けた構造になっている。そしてこのような光伝送
用ファイバーでは、その一端からコアに入射した光情報
が、コアとクラッドとの境目で全反射を繰り返しながら
他端まで伝送される。
従来、この種のファイバー用ガラスには、■S i 0
2−Na20−CaO系のガラス、■5tO2−Na2
0−Pt)O系のガラス、■’ 5iO2−N
a20 B2O3系のガラス等が用 ′いられてきた。
2−Na20−CaO系のガラス、■5tO2−Na2
0−Pt)O系のガラス、■’ 5iO2−N
a20 B2O3系のガラス等が用 ′いられてきた。
しかし、これらのガラスから製造されたコア及びクラッ
ドガラスは何れら耐候性(耐水性、耐酸性等)が劣り、
実用上難点があった。
ドガラスは何れら耐候性(耐水性、耐酸性等)が劣り、
実用上難点があった。
このため、耐候性を改善する手段として、例えばSiO
2を増訂したり、RO酸成分ZnO。
2を増訂したり、RO酸成分ZnO。
MgO,Cab、SrO等)を導入した’) T ルコ
とが従来提案されて来た。
とが従来提案されて来た。
[発明が解決しようとする聞題点]
上記のような従来の耐候性改善手段は、導入する成分の
種類や量の如何によってはガラスの熔解温度を著しく高
め、またガラスの失透傾向を大ぎくする点で好ましくな
い。すなわち、ガラスの熔解温度が高くなると、それだ
け熔解中に不純物が混入してガラスが汚染される機会が
多くなるので、ガラスの光吸収損失が大きくなりやすい
。また、ガラスの失透傾向が大きくなると、光の散乱損
失が大となり、やはり、低損失のファイバーを得ること
が難しくなると同時に、光伝送用ファイバーを二重ルツ
ボ法で製造する場合には、ファイバーの強度劣化をIC
き、紡糸作業の続行が困難となる。
種類や量の如何によってはガラスの熔解温度を著しく高
め、またガラスの失透傾向を大ぎくする点で好ましくな
い。すなわち、ガラスの熔解温度が高くなると、それだ
け熔解中に不純物が混入してガラスが汚染される機会が
多くなるので、ガラスの光吸収損失が大きくなりやすい
。また、ガラスの失透傾向が大きくなると、光の散乱損
失が大となり、やはり、低損失のファイバーを得ること
が難しくなると同時に、光伝送用ファイバーを二重ルツ
ボ法で製造する場合には、ファイバーの強度劣化をIC
き、紡糸作業の続行が困難となる。
従って、コア及びクラッド用のガラスは、失透傾向をで
きるだけ小さくしておくことが絶対に必要である。
きるだけ小さくしておくことが絶対に必要である。
ところで、光ファイバーはその端面での受光角度が大き
いほど、光源との結合効率は大きくなるが、この受光角
度は、開口数(NumericalAperture)
として次式によって表わされる。
いほど、光源との結合効率は大きくなるが、この受光角
度は、開口数(NumericalAperture)
として次式によって表わされる。
NA−φ「:正T]
ここで、no及びnlはそれぞれコア及びクラッドガラ
スの屈折率である。上式から明らかなとおり、noとn
lの差が大ぎいほど、即ち、コアガラスの屈折率と、ク
ラッドガラスの屈折率との差が大きいほどNAは大きく
なる。従って、クラッドガラスの屈折率が一定の場合を
考えると、コアガラスの屈折率が高ければ高いほど高N
Aが得られることになるので、コアガラスの屈折率はで
きるだけ高いことが望まれる。
スの屈折率である。上式から明らかなとおり、noとn
lの差が大ぎいほど、即ち、コアガラスの屈折率と、ク
ラッドガラスの屈折率との差が大きいほどNAは大きく
なる。従って、クラッドガラスの屈折率が一定の場合を
考えると、コアガラスの屈折率が高ければ高いほど高N
Aが得られることになるので、コアガラスの屈折率はで
きるだけ高いことが望まれる。
而して、本発明の目的は、従来よりも大幅に耐酸性、耐
水性等が向上した、いわゆる高耐環境性ファイバーのた
めのコアガラスを提供することにある。
水性等が向上した、いわゆる高耐環境性ファイバーのた
めのコアガラスを提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、ガラスの構成成分及びその
含有間を適当に選んでガラスの熔解温度をできる限り引
き下げることにより、熔解中に炉材や容器から不純物等
が混入する機会を少なくし、これによって、損失がより
小さいコアガラスを提供することにある。
含有間を適当に選んでガラスの熔解温度をできる限り引
き下げることにより、熔解中に炉材や容器から不純物等
が混入する機会を少なくし、これによって、損失がより
小さいコアガラスを提供することにある。
本発明の更に他の目的は、1.58〜1.62という比
較的高い屈折率のコアガラスを提供することにある。屈
折率の高いコアガラスを用意することは、結果として開
口数(NA)が大ぎい光ファイバーの製造を可能ならし
める。
較的高い屈折率のコアガラスを提供することにある。屈
折率の高いコアガラスを用意することは、結果として開
口数(NA)が大ぎい光ファイバーの製造を可能ならし
める。
[問題点を解決するための手段]
本発明によるガラスは、前述した如き特性を有するため
の必須の成分としてS ioz 、Aj2203、Zr
O2、Bad、B2O3の5成分とR20(アルカリ金
属酸、化物)及びRO(アルカリ土類金属酸化物)を含
有する。即ち、本発明の耐環境性光ファイバーは、重a
%で SiO2 25〜45
%Af203 1〜8%Z
rO21〜7% (但し Af203 +Zr02=3〜15%)B a
0 30〜50%
82 03 5〜17
%K2O 0〜10
%Na20 0〜10%
Li200〜5% (但しK2O+N a2+ L i 20=3〜11%
)CaO0〜4% zno o〜4
%tvlo 0〜
4%く但しCaO+ZnO−+−MqO=1〜6%)か
らなる組成のガラスをコアに用いたことを特徴とする。
の必須の成分としてS ioz 、Aj2203、Zr
O2、Bad、B2O3の5成分とR20(アルカリ金
属酸、化物)及びRO(アルカリ土類金属酸化物)を含
有する。即ち、本発明の耐環境性光ファイバーは、重a
%で SiO2 25〜45
%Af203 1〜8%Z
rO21〜7% (但し Af203 +Zr02=3〜15%)B a
0 30〜50%
82 03 5〜17
%K2O 0〜10
%Na20 0〜10%
Li200〜5% (但しK2O+N a2+ L i 20=3〜11%
)CaO0〜4% zno o〜4
%tvlo 0〜
4%く但しCaO+ZnO−+−MqO=1〜6%)か
らなる組成のガラスをコアに用いたことを特徴とする。
上記のガラス組成から明らかなように、本発明のガラス
は、光学ガラスの中でSKガラスとしてよく知られてい
るS f 02−Aj2203−BaO−B2O3系の
ガラスを基礎組成とし、これに化学的耐久性を上げる目
的でZr0zを加え、更に熔解性を良くし、失透傾向を
できるだけ少なくするために、R20(K20.Na2
O。
は、光学ガラスの中でSKガラスとしてよく知られてい
るS f 02−Aj2203−BaO−B2O3系の
ガラスを基礎組成とし、これに化学的耐久性を上げる目
的でZr0zを加え、更に熔解性を良くし、失透傾向を
できるだけ少なくするために、R20(K20.Na2
O。
Li20)とRO(CaO1ZrlO,MCl0>を配
し、これによって、目的とする特性を引き出したもので
ある。
し、これによって、目的とする特性を引き出したもので
ある。
以下、各成分のR的限定理由を説明する。
<1) S i 02
SiO2は、ガラス形成のための必須成分であるが、そ
の含有口が25%未満では十分な耐水性が得られない。
の含有口が25%未満では十分な耐水性が得られない。
特にAl1203 mの少ない場合を除くと、5iOz
fflの増加と共に耐水性が良くなる傾向にある(後記
し実施例]の表参照)。しかし、5iOzの含有研が4
5%を越えると、熔解温度は高くなり、同時に屈折率の
低下をもたらすため、光透過損失が低く、且つ、高NA
の光ファイバーを得る目的に対しては不適となる。
fflの増加と共に耐水性が良くなる傾向にある(後記
し実施例]の表参照)。しかし、5iOzの含有研が4
5%を越えると、熔解温度は高くなり、同時に屈折率の
低下をもたらすため、光透過損失が低く、且つ、高NA
の光ファイバーを得る目的に対しては不適となる。
(2) Aff?03
八β203は、ガラスの耐酸性、耐水性の向上と失透傾
向の抑制に特に有効な成分であり、ガラスの安定性に欠
かすことのできない成分であるが、△(2203fit
が1%未満では耐水性に対する寄与が殆んど見られず、
ガラスは失透しやすい。そのS有量が1%を越えると、
耐酸性、耐水性は顕著に向上する。しかし、8%を越え
ると、ガラスは難溶性となり、極めて高い熔解温度が必
要となる。また、ガラスが不安定になり、失透傾向も顕
著となる。熔解温度の上昇は、既述の如く光透過損失を
招くごとになり、本発明の目的に対して不適である。尚
、後記の実施例1で耐水性が他の実施例に比してかなり
劣るのは、S!Oz凝が少ないことと同時に、Aj2z
03 堡が1%と最も少ないことにも起因しており、
一方、実施例9では、SiO2借が40%と他の実施例
よりも多いにも拘らず、耐水性が劣っているのは、Al
2203が2%とやはり少ないためである。
向の抑制に特に有効な成分であり、ガラスの安定性に欠
かすことのできない成分であるが、△(2203fit
が1%未満では耐水性に対する寄与が殆んど見られず、
ガラスは失透しやすい。そのS有量が1%を越えると、
耐酸性、耐水性は顕著に向上する。しかし、8%を越え
ると、ガラスは難溶性となり、極めて高い熔解温度が必
要となる。また、ガラスが不安定になり、失透傾向も顕
著となる。熔解温度の上昇は、既述の如く光透過損失を
招くごとになり、本発明の目的に対して不適である。尚
、後記の実施例1で耐水性が他の実施例に比してかなり
劣るのは、S!Oz凝が少ないことと同時に、Aj2z
03 堡が1%と最も少ないことにも起因しており、
一方、実施例9では、SiO2借が40%と他の実施例
よりも多いにも拘らず、耐水性が劣っているのは、Al
2203が2%とやはり少ないためである。
(3)ZrOz
Zr’02は、ガラスの耐酸性、耐水性を向上させるう
えで、非常に効果があり、AffzO3と共に必須の成
分である。ZrO2はまたガラスの屈折率を高くする効
果も顕著であり、更に、失透抑制の働きもするが、その
含有値が1%未満では、これらの効果は期待できない。
えで、非常に効果があり、AffzO3と共に必須の成
分である。ZrO2はまたガラスの屈折率を高くする効
果も顕著であり、更に、失透抑制の働きもするが、その
含有値が1%未満では、これらの効果は期待できない。
後記の実施例5及び実施例8は、ZrO2の増量によっ
て耐水性と耐酸性が改善されることを示している。また
実施例8では、比較的5iOzが多 ゛く、屈折率を高
めるのに効果の大きいBa1lが少ないにも拘らず、屈
折率が1 、609と高いのは、ZrO2の効果に依っ
ている。しかし、ZrO2囚が7%を越えると、ガラス
は難溶性の傾向を示し、極めて高い熔解温度を必要とし
好ましくない。以上のことから耐酸性、耐水性の面と、
熔解性の面を勘案すると、Al1203+ZrO2の合
計は3〜15%が好ましい。
て耐水性と耐酸性が改善されることを示している。また
実施例8では、比較的5iOzが多 ゛く、屈折率を高
めるのに効果の大きいBa1lが少ないにも拘らず、屈
折率が1 、609と高いのは、ZrO2の効果に依っ
ている。しかし、ZrO2囚が7%を越えると、ガラス
は難溶性の傾向を示し、極めて高い熔解温度を必要とし
好ましくない。以上のことから耐酸性、耐水性の面と、
熔解性の面を勘案すると、Al1203+ZrO2の合
計は3〜15%が好ましい。
(4)BaO
BaOは屈折率を高く維持するための主要成分であり、
その含有口が30%未満の場合は希望する高い屈折率が
得られず、従ってファイバーの高NA化が望めない。一
方、その含有はか50%を越えると、ガラスは失透しや
すくなり、また耐水性も低下してくる。後記の実施例の
なかでBa0ffiの多い実施例1.3は屈折率が1.
620と最も高く、一方、Bai@の少ない実施例2は
、屈折率が1.585と最も低くなっている。またBa
0Qの多い実施例1は、5iOz、Af203ffiが
少ないことも重なって、耐水性が実施例中量も劣ってい
る。
その含有口が30%未満の場合は希望する高い屈折率が
得られず、従ってファイバーの高NA化が望めない。一
方、その含有はか50%を越えると、ガラスは失透しや
すくなり、また耐水性も低下してくる。後記の実施例の
なかでBa0ffiの多い実施例1.3は屈折率が1.
620と最も高く、一方、Bai@の少ない実施例2は
、屈折率が1.585と最も低くなっている。またBa
0Qの多い実施例1は、5iOz、Af203ffiが
少ないことも重なって、耐水性が実施例中量も劣ってい
る。
B2O3はガラスの熔解性、失透性、耐水性に関与する
成分であり、その含有分が5%未満ではガラスの粘性が
大きく、難溶性のため、高い熔解温度を必要とする。ま
た、ガラスの失透傾向も見られる。一方、その含有Rが
17%を越えると、ガラスの熔解温度はがなり低くなる
が、耐水性が悪化し、失透傾向も大きくなる。更に、ガ
ラスの屈折率も低くなる故、ファイバーの高NA化のた
めには不適当である。後記の実施例2は、Al2203
fa<が8%と実施例中で最も多く、反対にBa0f
iは32%と最も少ないにも拘らず、耐水性が期待され
るほど良くないのは、B2O3 mが13%と他に比較
して多いことに起因している。また屈折率について言え
ば、実施例2はB2O3 Nが多いことと、Ba0ff
iの少ないことが相俟って屈折率が低くなっている。
成分であり、その含有分が5%未満ではガラスの粘性が
大きく、難溶性のため、高い熔解温度を必要とする。ま
た、ガラスの失透傾向も見られる。一方、その含有Rが
17%を越えると、ガラスの熔解温度はがなり低くなる
が、耐水性が悪化し、失透傾向も大きくなる。更に、ガ
ラスの屈折率も低くなる故、ファイバーの高NA化のた
めには不適当である。後記の実施例2は、Al2203
fa<が8%と実施例中で最も多く、反対にBa0f
iは32%と最も少ないにも拘らず、耐水性が期待され
るほど良くないのは、B2O3 mが13%と他に比較
して多いことに起因している。また屈折率について言え
ば、実施例2はB2O3 Nが多いことと、Ba0ff
iの少ないことが相俟って屈折率が低くなっている。
(6) R20(K20、Na20.L 120)K2
0.Nap、L izO等のアルカリ金属酸化物は、ガ
ラスの熔解温度を下げる成分であり、ある範囲内でガラ
スの失透傾向を小さくする効果がある。これらアルカリ
金属酸化物の合計量が3%未満の場合は、ガラスの熔解
温度がかなり高くなり、また失透傾向もみられる。一方
、その合計量が11%を越えると、ガラスは特に耐水性
、耐酸性が低下して、本発明の目的には不適となる。後
記実施例1の耐水性が他よりかなり劣るのは、耐水性を
向上させるSiO2、AffzO3の各1が最も少ない
上に、アルカリ金gA酸化物の合計量が11%にもなっ
ていることが原因である。これに対し、実施例3はSi
O2、Aj2203fflが比較的少ないにも拘らず、
耐水性が予想以上に良いのはアルカリm(K20+Na
2O+L 120)が3%と最も少ないからに外ならな
い。
0.Nap、L izO等のアルカリ金属酸化物は、ガ
ラスの熔解温度を下げる成分であり、ある範囲内でガラ
スの失透傾向を小さくする効果がある。これらアルカリ
金属酸化物の合計量が3%未満の場合は、ガラスの熔解
温度がかなり高くなり、また失透傾向もみられる。一方
、その合計量が11%を越えると、ガラスは特に耐水性
、耐酸性が低下して、本発明の目的には不適となる。後
記実施例1の耐水性が他よりかなり劣るのは、耐水性を
向上させるSiO2、AffzO3の各1が最も少ない
上に、アルカリ金gA酸化物の合計量が11%にもなっ
ていることが原因である。これに対し、実施例3はSi
O2、Aj2203fflが比較的少ないにも拘らず、
耐水性が予想以上に良いのはアルカリm(K20+Na
2O+L 120)が3%と最も少ないからに外ならな
い。
(7)RO(Cab1Zn○、MCI○)Cab、Zn
O1tvloは主としてガラスの耐水性を向上させ、且
つガラスの屈折率を高くする効果がある。またCab、
MQ○はガラスの耐風化性を改善する効果も知られてい
る。これらの各成分はその合計量が1−%未満では、上
記の効果が見られず、また6%を越えて含有させても茗
しい特性の向上は見られない。むしろ、場合によっては
、ガラスの粘性が高くなり、熔解温度を低く保持するこ
とが困難になる。
O1tvloは主としてガラスの耐水性を向上させ、且
つガラスの屈折率を高くする効果がある。またCab、
MQ○はガラスの耐風化性を改善する効果も知られてい
る。これらの各成分はその合計量が1−%未満では、上
記の効果が見られず、また6%を越えて含有させても茗
しい特性の向上は見られない。むしろ、場合によっては
、ガラスの粘性が高くなり、熔解温度を低く保持するこ
とが困難になる。
[実施例]
表に示した組成のガラスバッチを1200〜1300℃
で、電気炉で熔解してガラスを得た。これらのバッチに
は、通常のガラス熔解の場合と同じく、脱泡剤としてガ
ラス云の0,1〜0,6%に相当する量の亜砒酸(AS
203 )又は三酸化アンチモン(Sb203 )を添
加した。こうして得たガラスを適当な被覆用ガラスと組
み合わせ、公知の方法により、芯径が100μmのファ
イバーに紡糸した。
で、電気炉で熔解してガラスを得た。これらのバッチに
は、通常のガラス熔解の場合と同じく、脱泡剤としてガ
ラス云の0,1〜0,6%に相当する量の亜砒酸(AS
203 )又は三酸化アンチモン(Sb203 )を添
加した。こうして得たガラスを適当な被覆用ガラスと組
み合わせ、公知の方法により、芯径が100μmのファ
イバーに紡糸した。
得られたファイバーは、伝送損失が850n−の波長で
50dB/lv以下の低損失のファイバーであった。
50dB/lv以下の低損失のファイバーであった。
表の下欄に、コアに用いたガラスの特性値を示す。耐水
性、耐酸性及び失透傾向は下記の方法で評価した。
性、耐酸性及び失透傾向は下記の方法で評価した。
(Δ)粉末法耐水性
比重に相当する重量の粉末ガラス(粒度420〜590
μm)を白金カゴに入れ、それを純水(PH−6,5〜
7.5) 8011Iの入った石英ガラス製丸底フラス
コ内に浸漬し、沸騰水浴中で60分間処理し、その減量
率(wt% )で示す。
μm)を白金カゴに入れ、それを純水(PH−6,5〜
7.5) 8011Iの入った石英ガラス製丸底フラス
コ内に浸漬し、沸騰水浴中で60分間処理し、その減量
率(wt% )で示す。
(B)粉末法耐酸性
粉末法耐水性の測定方法と同様にした上で、フラスコ内
に0.01規定硝酸水溶液を入れて処理し、その減量率
(wt% ’)で示す。
に0.01規定硝酸水溶液を入れて処理し、その減量率
(wt% ’)で示す。
(C)失透傾向
清浄なガラス塊を電気炉にて900℃で5時間及び10
00℃で5時間加熱保持した後、急冷し表面及び内部で
の結晶析出をチェックした。
00℃で5時間加熱保持した後、急冷し表面及び内部で
の結晶析出をチェックした。
(以下余白)
なお、表中の比較例は、SKガラスとして良く知られて
いる光学ガラスであるが、比較例1は、K20.Na2
0SL iz O,Cab、zno。
いる光学ガラスであるが、比較例1は、K20.Na2
0SL iz O,Cab、zno。
MgO1ZrO2を全く含有していない。また、比較例
2の場合は、K2O、Li2O、Na2O、Cab、M
gO,ZrO2を全く含まないうえに、S ! 021
;L24%、A 1203 ハ1 %トffl端ニ少す
く、B2O3は25%と多鼠に含まれている。このため
比較例1.2は何れも熔解温度が1350℃以上と高く
、同時に耐水性が0.2%以上と悪く、耐酸性は更に悪
くなっている。従って、比較例のガラスは芯用ガラスと
して不適当である。
2の場合は、K2O、Li2O、Na2O、Cab、M
gO,ZrO2を全く含まないうえに、S ! 021
;L24%、A 1203 ハ1 %トffl端ニ少す
く、B2O3は25%と多鼠に含まれている。このため
比較例1.2は何れも熔解温度が1350℃以上と高く
、同時に耐水性が0.2%以上と悪く、耐酸性は更に悪
くなっている。従って、比較例のガラスは芯用ガラスと
して不適当である。
[発明の効采]
本発明のガラスは実施例に示したように、耐候性(耐酸
性、耐水性)が、とりわけ耐水性が優れていて、且つ熔
解温度が低いため、結果として低ハ失であり、また失透
傾向が小さいため紡糸作業を容易ならしめ、屈折率が比
較的高いためNAo、5以上の高開口数が得られる等の
特性を備えているので、本発明は低損失で優れた特性の
ファイバーの製造を可能にする。
性、耐水性)が、とりわけ耐水性が優れていて、且つ熔
解温度が低いため、結果として低ハ失であり、また失透
傾向が小さいため紡糸作業を容易ならしめ、屈折率が比
較的高いためNAo、5以上の高開口数が得られる等の
特性を備えているので、本発明は低損失で優れた特性の
ファイバーの製造を可能にする。
出 願 人 ホーヤ株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 重量%で SiO_2 25〜45% Al_2O_3 1〜8% ZrO_2 1〜7% (但しAl_2O_3+ZrO_2=3〜15%) BaO 30〜50% B_2O_3 5〜17% K_2O 0〜10% Na_2O 0〜10% Li_2O 0〜5% (但しK_2O+Na_2+Li_2O=3〜11%) CaO 0〜4% ZnO 0〜4% MgO 0〜4% (但しCaO+ZnO+MgO=1〜6%)からなる芯
用ガラスを用いた耐環境性光ファイバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60208528A JPS6270245A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 耐環境性光フアイバ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60208528A JPS6270245A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 耐環境性光フアイバ− |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6270245A true JPS6270245A (ja) | 1987-03-31 |
Family
ID=16557678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60208528A Pending JPS6270245A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | 耐環境性光フアイバ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6270245A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1985
- 1985-09-20 JP JP60208528A patent/JPS6270245A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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