JPS6264939A - 陰イオン選択性電極 - Google Patents
陰イオン選択性電極Info
- Publication number
- JPS6264939A JPS6264939A JP60203281A JP20328185A JPS6264939A JP S6264939 A JPS6264939 A JP S6264939A JP 60203281 A JP60203281 A JP 60203281A JP 20328185 A JP20328185 A JP 20328185A JP S6264939 A JPS6264939 A JP S6264939A
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- JP
- Japan
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- anion
- group
- selective electrode
- ionophore
- metal element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、陰イオン選択性電極に係り、特に高分子膜中
に陰イオン感応物質を含むイオン感応膜を備えた陰イオ
ン選択性電極i極に関する。
に陰イオン感応物質を含むイオン感応膜を備えた陰イオ
ン選択性電極i極に関する。
従来の陰イオン選択性電極としては、Ag/AgCQ&
AgzS などと共に膜とした固体膜形電極や2例え
ば特開昭57−77952に示されているように第4級
アンモニウム塩を高分子膜中に分散させた液膜形電極が
知られている。ところで、塩素イオン(CQ→ を分析
する場合には、前者ではシスティンなどの蛋白質が妨害
成分となり、また後者ではHCO−sなどが妨害成分と
なり得る。
AgzS などと共に膜とした固体膜形電極や2例え
ば特開昭57−77952に示されているように第4級
アンモニウム塩を高分子膜中に分散させた液膜形電極が
知られている。ところで、塩素イオン(CQ→ を分析
する場合には、前者ではシスティンなどの蛋白質が妨害
成分となり、また後者ではHCO−sなどが妨害成分と
なり得る。
従って、選択性の優れた陰イオン選択性電極の出現が望
まれていた。
まれていた。
陰イオン選択性電極の感応物質として、有機金属化合物
を用いる方法が、米国特許第3,406,102号など
で知られているが、公知のものは立体的障害がないため
、顕著な高選択性を期待できない。
を用いる方法が、米国特許第3,406,102号など
で知られているが、公知のものは立体的障害がないため
、顕著な高選択性を期待できない。
本発明の目的は、特定の陰イオンに対し高い選択性を有
する陰イオン選択性電極を提供することにある。
する陰イオン選択性電極を提供することにある。
本発明は、発明者らが、陰イオンを配位する金属元素を
二次元的あるいは三次元的に配置することによりイオノ
ホアを構成できれば、より安定な配位子を得ることがで
きる点を見い出したことに基づいている。
二次元的あるいは三次元的に配置することによりイオノ
ホアを構成できれば、より安定な配位子を得ることがで
きる点を見い出したことに基づいている。
本発明は、陰イオン感応物質を高分子膜中に含むイオン
感応膜を備えた陰イオン選択性電極において、有機基を
R2第四族金属元素をM、電子吸引基をX、互に無関係
な繰り返し数をm、nとしたとき+(CHz) −−M
RX −M Rxnn なる式で表わされる構造の化
合物を、上記陰イオン感応物質としたことを特徴とする
。
感応膜を備えた陰イオン選択性電極において、有機基を
R2第四族金属元素をM、電子吸引基をX、互に無関係
な繰り返し数をm、nとしたとき+(CHz) −−M
RX −M Rxnn なる式で表わされる構造の化
合物を、上記陰イオン感応物質としたことを特徴とする
。
このような陰イオンを配位し得るイオノホアの直径を、
対象とする陰イオンの有効径に近づけることにより、特
定のイオンを安定に配位させることができ、高い選択性
を得ることを実現可能にする。
対象とする陰イオンの有効径に近づけることにより、特
定のイオンを安定に配位させることができ、高い選択性
を得ることを実現可能にする。
陰イオン感応物質としては、次の構造に基づく多金属形
有機金属化合物を用いる。
有機金属化合物を用いる。
+(CFI2)、−MRX−MRXn1l
・・・(1)ここで、Mは第四族金属元素、Rは有機基
(アルキル基、フェニル基等)、Xは電子吸引基(ハロ
ゲン元素、ニトロ基ii) 、 mおよびnは互に無関
係な繰り返し数(Il数)である。
・・・(1)ここで、Mは第四族金属元素、Rは有機基
(アルキル基、フェニル基等)、Xは電子吸引基(ハロ
ゲン元素、ニトロ基ii) 、 mおよびnは互に無関
係な繰り返し数(Il数)である。
−例を示せば、
(CHz) Il−MRzX−MRzX RnM R
x X MRzX (CHz) n−MR2X−MRzX−Rt ・
・・(2)この例では、6個の金属元素で囲まれた空間
がイオノホアYを形成している。このイオノホアの大き
さは、nの大きさで決め得る。金属元素Mの電子供与性
は、金属およびこれと結合するハロゲン元素の種類によ
って決まるが、イオノホアYの有効径は、これらと(C
Hz)11の炭素数nによって決定される。ポリメチレ
ンの炭素数は1〜10まで任意に変えることができる0
例えば1原子陰イオンであるCl2−を多原子陰イオン
である炭酸水素イオンHCOs−より極めて高い選択比
で配位させるためには有効イオノホア径を1.9Å以下
とする必要があるのでポリメチレンの炭素数は2〜7個
以内とする必要がある。なお、これは金属元素を錫とし
、ハロゲン元素を塩素とした場合である。
x X MRzX (CHz) n−MR2X−MRzX−Rt ・
・・(2)この例では、6個の金属元素で囲まれた空間
がイオノホアYを形成している。このイオノホアの大き
さは、nの大きさで決め得る。金属元素Mの電子供与性
は、金属およびこれと結合するハロゲン元素の種類によ
って決まるが、イオノホアYの有効径は、これらと(C
Hz)11の炭素数nによって決定される。ポリメチレ
ンの炭素数は1〜10まで任意に変えることができる0
例えば1原子陰イオンであるCl2−を多原子陰イオン
である炭酸水素イオンHCOs−より極めて高い選択比
で配位させるためには有効イオノホア径を1.9Å以下
とする必要があるのでポリメチレンの炭素数は2〜7個
以内とする必要がある。なお、これは金属元素を錫とし
、ハロゲン元素を塩素とした場合である。
例えば、金属元素を8個用いて環状化合物とすれば、(
2)式の場合よりイオノホアの径が大きくなるが、ポリ
メチレンの数を少なくすることにより1原子陰イオンも
選択的に配位することが可能となる。
2)式の場合よりイオノホアの径が大きくなるが、ポリ
メチレンの数を少なくすることにより1原子陰イオンも
選択的に配位することが可能となる。
本発明の第1の実施例は、金属元素を錫とした(3)式
の化合物を、ポリ塩化ビニル中に分散させてイオン感応
膜を形成したものである。
の化合物を、ポリ塩化ビニル中に分散させてイオン感応
膜を形成したものである。
この化合物は、イオノホアの径が約1.9人であり、特
に塩素イオンの配位に有利である。
に塩素イオンの配位に有利である。
本発明の第2の実施例は、金属元素が錫、電子吸引基が
塩基、有機基Rがメチル基、ポリメチレン鎖の長さはm
=2.<り返し数n = ’3である。
塩基、有機基Rがメチル基、ポリメチレン鎖の長さはm
=2.<り返し数n = ’3である。
■→(CH2←zsn(CHa)CQ −3n(CHa
)Cト←aH−(4)この化合物を可望済のジオクチル
アジペート(DOA)と共にポリ塩化ビニル中に分散さ
せて薄膜を形成した。このイオン感応膜をポリ塩化ビニ
ル管の先端に接着して電極とした。尚、イオン感応膜の
組成は重量比率で、有機金属化合物2゜DOA66、ポ
リ塩化ビニル32とした。完成した電極に内部電解質溶
液として、I M N a CQを注入し、これと同じ
<IMNaCQ溶液中に1夜浸漬した後、特性を測定し
た。このイオン選択電極はCQ−に対し59 m V
/ p CQの感度を示し、またH COa−に対する
選択係数はKee−ocos−=0.009と良好な選
択性を示した。
)Cト←aH−(4)この化合物を可望済のジオクチル
アジペート(DOA)と共にポリ塩化ビニル中に分散さ
せて薄膜を形成した。このイオン感応膜をポリ塩化ビニ
ル管の先端に接着して電極とした。尚、イオン感応膜の
組成は重量比率で、有機金属化合物2゜DOA66、ポ
リ塩化ビニル32とした。完成した電極に内部電解質溶
液として、I M N a CQを注入し、これと同じ
<IMNaCQ溶液中に1夜浸漬した後、特性を測定し
た。このイオン選択電極はCQ−に対し59 m V
/ p CQの感度を示し、またH COa−に対する
選択係数はKee−ocos−=0.009と良好な選
択性を示した。
本発明の第3の実施例は、第2の実施例で用いた感応物
質と同様の構造で、Rがブチル基、n=4とした化合物
を同様にポリ塩化ビニル膜中に分散させてCQ−イオン
電極とした。この電極も第1の実施例と同様にKce−
+Hcoa−=0.003と高い選択性を示し、いずれ
も血中C11−の測定に使用できることがわかった。
質と同様の構造で、Rがブチル基、n=4とした化合物
を同様にポリ塩化ビニル膜中に分散させてCQ−イオン
電極とした。この電極も第1の実施例と同様にKce−
+Hcoa−=0.003と高い選択性を示し、いずれ
も血中C11−の測定に使用できることがわかった。
液膜形陰イオン選択性電極の感応膜に分散される陰イオ
ン感応物質は、有機金属化合物であり、第四族金属元素
Mとしては鉛、ゲルマニウム、錫。
ン感応物質は、有機金属化合物であり、第四族金属元素
Mとしては鉛、ゲルマニウム、錫。
珪素を用い得る。電子吸引基又としては塩素および臭素
を用い得る。感応膜の高分子膜を形成する母材としては
、ポリ塩化ビニル、シリコンゴム。
を用い得る。感応膜の高分子膜を形成する母材としては
、ポリ塩化ビニル、シリコンゴム。
ポリカーボネート、四弗化エチレン、アクリル樹脂を用
い得る。金属間のポリメチレン鎖を長くした化合物を利
用することにより、多原子陰イオンを選択的に検出する
こともできる。
い得る。金属間のポリメチレン鎖を長くした化合物を利
用することにより、多原子陰イオンを選択的に検出する
こともできる。
本発明によれば、立体的に金属元素を配置して陰イオン
を配位し得るイオノホアを形成し得る感応物質を用いて
いるので、血液中のCQ −、HCOs−。
を配位し得るイオノホアを形成し得る感応物質を用いて
いるので、血液中のCQ −、HCOs−。
No8−などの陰イオンに適合したイオノホアを形成し
得、高い選択性を持った陰イオン選択性電極を得ること
ができる。
得、高い選択性を持った陰イオン選択性電極を得ること
ができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、陰イオン感応物質を高分子膜中に含むイオン感応膜
を備えた陰イオン選択性電極において、有機基をR、第
四族金属元素をM、電子吸引基をX互に無関係な繰り返
し数をm、nとしたとき、−((CH_2)_m−MR
X−MRX)−_nなる式で表わされる構造の化合物を
、上記陰イオン感応物質としたことを特徴とする陰イオ
ン選択性電極。 2、特許請求の範囲第1項記載の陰イオン選択性電極に
おいて、上記第四族金属元素Mが、鉛、ゲルマニウム、
錫および珪素の中から選択され、上記電子吸引基Xが、
塩素および臭素の中から選択されることを特徴とする陰
イオン選択性電極。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60203281A JPS6264939A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 陰イオン選択性電極 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60203281A JPS6264939A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 陰イオン選択性電極 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6264939A true JPS6264939A (ja) | 1987-03-24 |
Family
ID=16471449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60203281A Pending JPS6264939A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 陰イオン選択性電極 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6264939A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5293506A (en) * | 1991-06-17 | 1994-03-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Vacuum switch tube including windmill electrodes |
-
1985
- 1985-09-17 JP JP60203281A patent/JPS6264939A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5293506A (en) * | 1991-06-17 | 1994-03-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Vacuum switch tube including windmill electrodes |
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