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JPS6248698B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6248698B2
JPS6248698B2 JP3011180A JP3011180A JPS6248698B2 JP S6248698 B2 JPS6248698 B2 JP S6248698B2 JP 3011180 A JP3011180 A JP 3011180A JP 3011180 A JP3011180 A JP 3011180A JP S6248698 B2 JPS6248698 B2 JP S6248698B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
sealing
ethylene
propylene
ethylene polymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3011180A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS56127613A (en
Inventor
Tadao Myazaki
Tetsuji Kakizaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Petrochemical Co Ltd filed Critical Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority to JP3011180A priority Critical patent/JPS56127613A/en
Publication of JPS56127613A publication Critical patent/JPS56127613A/en
Publication of JPS6248698B2 publication Critical patent/JPS6248698B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は、プロピレン重合体を主成分とする材
料の単層ないし積層の容器を密封熱封着する際、
その封着部に存在させて熱封着し、後開封する際
に容器基材を破壊することなく容易に剥離できる
熱封着材料に関する。 塩化ビニル(ビニリデン)樹脂、ポリスチレ
ン、ポリエチレン(以下PEと記載する)やポリ
プロピレン(以下PPと記載する)の如きポリオ
レフインは外観、機械的強度、成形性、包装作業
性、経済性等に優れ、従来より各種の包装容器に
広く用いられている。 これらの樹脂から成る容器において、乳製品、
菓子、豆腐、清涼飲料等の食品を充填し、これを
熱封着したいわゆるシールパツク包装容器が食品
包装業界で注目されている。 これは包装が簡便であり、清潔、取扱いが容
易、冷凍処理が可能等の理由によるものである
が、PP同志、PE同志またはPS同志を封着した場
合は、封着条件によつて完全に両界面が融着した
完全封着の状態(剥離困難)か、あるいは封着が
十分でなく実用性がない程度のきわめて弱い剥離
強度しか有しない状態のどちらかしかとりえな
い。またPPとPEあるいはPPとPSの如き異種材
質の組合せによる封着の場合も、互いの相溶性が
悪いことから容器として必要な封着強度が得られ
ず実用的には不十分である。 また、アルミニウム箔にホツトメルト接着剤や
溶液型接着剤をコーテイングしたものがあるが、
これは食品衛生上の問題があつた。 本発明者らは上記の欠点を改良し、製品の製造
および流通の過程で内容物を完全に保護するに十
分な封着強度を有し、かつ内容物の取り出しにあ
たつては容器基材を破壊することなくその封着部
を容易に剥離しえる密封容器を提供することを特
願昭54−166393で提案した。その後、プロピレン
重合体を主成分とする材料から構成された密封熱
封着部を有する包装容器の剥離容易な密封熱封着
部に用いる封着材料について鋭意検討を行なつた
結果、(1)封着強度と剥離強度とのバランス、(2)手
で剥離する際に一定的一の力でスムースに(ガク
ガクとした感じを与えず)はがせる、(3)フイルム
加工性の点で優れた材料を見い出して本発明に至
つた。 即ち、プロピレン重合体を主成分とする材料か
ら構成された密封熱封着部を有する包装容器の剥
離容易な密封熱封着部に用いる封着材料であつ
て、プロピレン重合体(A)10〜80重量部および、エ
チレン重合体40〜95重量%と芳香族ビニル単量体
60〜5重量%とをグラフト条件に付して得られる
改質エチレン重合体(B)90〜20重量部を主成分とす
る材料であることを特徴とする易剥離性の熱封着
材料である。 本発明に使用される包装容器の例としては、
PPを主成分とするフイルムが封着部の面に当た
る様な積層フイルムより構成される袋を挙げるこ
とができる(図1)。 あるいは、他の例としては、射出成形法や中空
成形法や射出中空成形法などで得られる成形容器
であつて、内容物の充填口をアルミニウム箔やポ
リエチレンテレフタレートの如きフイルムで覆つ
て封着したりあるいは封着部の面にPP主成分と
するフイルムが当たるような積層フイルムで封着
したものを挙げることができる(図2)。 このような容器の封着部に本発明の熱封着材料
を用いることにより、内容物充填保有中は十分な
封着強度を有し、かつ内容物の取出し時には容易
な剥離性を有する密封容器を提供することができ
る。 本発明で云う密封包装容器の熱封着部を構成す
る主成分材料であるプロピレン重合体とは、プロ
ピレン単独重合体およびプロピレンと他のα−オ
レフイン、エチレンまたは極性エチレン性不飽和
単量体との共重合体(いずれもプロピレン50重量
%以上の共重合体で、ブロツク、ランダム、グラ
フト型全てを含む)を含む。 具体的には、たとえば、アイソタクチツクポリ
プロピレン、結晶性プロピレン−エチレンランダ
ム共重合体、結晶性プロピレン−エチレンブロツ
ク共重合体、結晶性プロピレン−ブテン1ランダ
ム共重合体、結晶性プロピレン−C5〜C12直鎖α
オレフイン共重合体、結晶性プロピレン−エチレ
ンまたはブテン1−C5〜C12直鎖αオレフイン共
重合体、アクリル酸グラフトポリプロピレン、無
水マレイン酸変性ポリプロピレン等が代表的なも
のである。 また、これらの重合体は50重量%未満の範囲で
他の混合可能な樹脂やエラストマーを配合したも
のを排除するものではない。 次に、本発明で用いられる熱封着材料であるプ
ロピレン重合体(A)と改質エチレン重合体(B)とを主
成分とする材料について説明する。 (A)成分を構成するプロピレン重合体は、先に挙
げたプロピレン重合体が全て使用可能である。 (B)成分の改質エチレン重合体を製造する際に使
用されうる芳香族ビニル単量体としては、一般式
(式中R1は水素原子または炭素数1〜4のアル キル基、R2〜R6はそれぞれ水素原子、ハロゲン
原子または炭素数1〜4のアルキル基を示す)で
表わされるスチレン系モノマー、たとえばスチレ
ン、核置換スチレンたとえばメチルスチレン、イ
ソプロピルスチレン、クロルスチレン、α−置換
スチレンたとえばα−メチルスチレン、α−エチ
ルスチレンなどが挙げられる。またスチレンとア
クリル酸など非芳香族ビニル単量体との混合系も
適用される(この場合、芳香族ビニル単量体は50
重量%以上)。 また、改質されるべきエチレン重合体は、エチ
レン単独重合体およびエチレンと他のα−オレフ
インまたは極性エチレン性不飽和単量体との共重
合体(いずれもエチレン50重量%以上の共重合体
で、ブロツク、ランダム、グラフト型全てを含
む)を含む。 具体的には、たとえば、高圧法、中圧法または
低圧法ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−プロピレン−ブテン1ランダム
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル酸エステル共重合体、不飽和カ
ルボン酸変性ポリエチレン、等が代表的なもので
ある。なかでもポリエチレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体が好ましい。 また、これらの重合体は50重量%未満の範囲で
他の混合可能な樹脂やエラストマーを配合したも
のを排除するものではない。 芳香族ビニル単量体の改質する際の配合量につ
いては、エチレン重合体と合計重量を基準として
エチレン重合体40〜95重量%、芳香族ビニル単量
体単位60〜5重量%である。 芳香族ビニル単量体の量が5重量%未満では本
発明の効果が出ず、一方60重量%超過では改質エ
チレン重合体のプロピレン重合体(A)との相溶性が
悪化することおよび材料特性(可撓性)、フイル
ム成形加工性が悪化することから好ましくない。 本発明における改質エチレン重合体((B)成分)
を得るための改質方法には、押出機等での溶融グ
ラフトや、放射線照射によるグラフトや溶液中で
のグラフト等一般的な改質手法が用いられるが、
例えば以下の手法を挙げることができる。 即ち、エチレン重合体粒子(一般には1〜7
mm、好ましくは2〜5mm径のもの)40〜95重量%
と芳香族ビニル単量体5〜60重量%および重合開
始剤とを含む水性懸濁液中で、このビニル単量体
の少なくとも80重量%をこのポリマー粒子中に含
浸させ、ついでこの単量体を重合させることによ
つて改質エチレン重合体が得られる。 ここで用いる重合開始剤や単量体の含浸方法、
重合方法の詳細は以下の通りである。 ラジカル重合開始剤 芳香族ビニル単量体を実質的にその重合を伴な
わずに水性媒体中でエチレン重合体粒子に含浸さ
せ、その後この水性分散液を昇温して単量体を重
合させるのであるが、重合はラジカル重合開始剤
によつて促進するのがふつうである。 この重合開始剤は単量体と共にエチレン重合体
粒子に含浸可能でなければならない。 従つて、使用されるラジカル重合開始剤は油溶
性のものである。そして、10時間の半減期を得る
ための分解温度が50〜150℃であるものが好まし
い。ここで、「10時間の半減期を得るための分解
温度」とは、ベンゼン1リツトル中に重合開始剤
を0.1モル添加してある温度に10時間放置したと
きに、重合開始剤の分解率が50%となるその温度
を意味する。なお、含浸工程を充分低温で実施す
れば、これより低温分解性の重合開始剤を用いる
ことができることはいうまでもない。 使用されうるラジカル重合開始剤の具体例を挙
げれば、ラウロイルパーオキシド(62℃)、ベン
ゾイルパーオキシド(74℃)、t−ブチルパーオ
キシベンゾエート(104℃)、ジクミルパーオキシ
ド(117℃)等のような有機過酸化物、アゾビス
イソブチロニトリル(65℃)等のようなアゾ化合
物、その他がある(上記カツコ中の温度は上記の
半減期温度)。 重合開始剤の量には制限はないが、一般に使用
単量体重量の0.01〜10重量%程度、通常は0.1〜
2.0重量%程度である。 重合開始剤は、ビニル単量体に溶存させて使用
するのがふつうである。 水性媒体中でのエチレン重合体粒子に対する芳香
族ビニル単量体の含浸 水性媒体中でエチレン重合体粒子にビニル単量
体を含浸させる代表的な方法は、エチレン重合体
粒子の水性分散液に好ましくは重合開始剤(およ
び必要に応じてその他の添加剤)が溶存している
単量体を加えて撹拌することからなる。その他の
方法としては、重合開始剤溶存単量体の水性分散
液にエチレン重合体粒子を加えて撹拌する方法が
ある。 含浸工程では実質的に重合が起らないように、
使用重合開始剤の分解温度との相関で充分低い温
度で、一般的には室温〜100℃で操作すべきであ
る。 この工程で、遊離単量体の量が単量体使用の量
の80重量%以下となるように単量体を含浸させ
る。エチレン重合体はビニル単量体と比較的相溶
性があるので、重合開始前に80重量%以上の単量
体が遊離していても重合中にこれら単量体はエチ
レン重合体粒子に含浸するので、これら単量体を
重合して得られる重合体粒子が改質されたエチレ
ン重合体粒子と独立して析出することはない。 含浸時間は2〜8時間程度が普通である。 水性分散液中のエチレン重合体粒子とビニル単
量体との含量は、水100重量部に対して5〜100重
量部程度であるのがふつうである。 このような水性分散液は単に撹拌を充分に行な
うだけでも安定に分散状態に維持することができ
るが、適当な懸濁安定剤を使用すればより容易か
つより安定に分散液を調製することができる。こ
の場合の懸濁安定剤としては、ビニル単量体の水
性懸濁重合の際に懸濁安定剤として使用しうるも
のが一般に使用可能であつて、具体的には、たと
えばポリビニルアルコール、メチルセルロース、
ヒドロキシセルロース等の水溶性高分子物質、ア
ルキルベンゼンスルホネート等のような陰イオン
性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル等の非イオン性界面活性剤、あるいは酸化マ
グネシウム、リン酸カルシウム等の水不溶性の無
機塩等が単独であるいは混合して水に対して0.01
〜10重量%程度の量で使用される。 エチレン重合体粒子にビニル単量体(および重
合開始剤)を含浸させる際に、可塑剤、滑剤、酸
化防止剤、等の補助資材を同時に含浸させること
ができる(これらの補助資材はエチレン重合体に
既に添加されている場合もあり、また重合後に配
合することもできる)。 重 合 このようにして調製した水性分散液を昇温し
て、使用した重合開始剤が適当な速度で分解する
温度以上に到らせれば、含浸されたビニル単量体
は重合して改質エチレン重合体粒子が生成する。
ラジカル重合を行なわせるのであるから、実質的
に酸素を含有しない雰囲気で加熱を行なうべきで
あり、また重合進行中の水性分散液を適当に撹拌
することが好ましい。 重合温度は使用重合開始剤の分解温度との相関
において定まるが、一般に50〜150℃程度であ
る。重合温度は重合期間を通じて一定である必要
はない。重合時間は2〜10時間程度であるのがふ
つうである。重合圧力は常圧〜10Kg/cm2程度がふ
つうである。 また、ビニル単量体の重合の結果生じる重合体
の分子量調節のため、n−ブチルメルカプタン、
n−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメルカ
プタン等の連鎖移動剤を添加すると良い。 重合後、通常のビニル単量体(たとえばスチレ
ン)の水性懸濁重合の後処理と同様の処理を行な
えば、使用したエチレン重合体粒子の形状がほぼ
そのまま保持されていて直ちに成形用材料として
使用することができる改質エチレン重合体粒子が
得られる。 本発明の改質エチレン重合体は均一に分散され
たビニル単量体からの重合体を内蔵するエチレン
重合体あるいはビニル単量体がエチレン重合体幹
にグラフトしたもの、あるいはこれらの混合物と
推定され、ビニル単量体独自の重合体粒子がエチ
レン重合体粒子と別個に存在するものでない。 芳香族ビニル単量体改質エチレン重合体の使用
にあたつては、単量体単位が60〜5重量%の範囲
であれば、該改質エチレン重合体に未改質エチレ
ン重合体を混合して用いてもよい。 プロピレン重合体(A)とこの改質エチレン重合体
(B)との配合割合は、封着強度の要求値によるが、
一般にプロピレン重合体(A)10〜80重量部、好まし
くは20〜60重量部に対して改質エチレン重合体(B)
90〜20重量部、好ましくは80〜40重量部である。 (A)成分が10重量部未満では封着強度が小さ過ぎ
て、包装中や輸送中に剥れ易くなる。 また、80重量部超過では封着面で熱融着し、封
着強度が大き過ぎて剥離しにくくなる。 この本発明の封着材料に更には単量体単位量が
多いものに耐衝撃性物質を過半数とならない範囲
で添加してもよい。耐衝撃性物質としては、通常
熱可塑性エラストマーとして知られているもの、
たとえばエチレン−プロピレン共重合体ゴム、ス
チレン−ブタジエン共重合ゴム、スチレン−共役
ジオレフインブロツク共重合ゴム、ポリイソブチ
レンゴム、1・2−ポリブタジエンゴムなどが挙
げられるが、混合樹脂に臭気を与えないとか耐熱
劣化性がないなどの点からエチレン−プロピレン
共重合体ゴムおよびスチレン−共役ジオレフイン
ブロツク共重合ゴムが好ましい。 また、これら本発明の封着材料に、押出加工性
および延展性を改良する目的で分子量1000〜
10000のポリエチレンワツクスあるいはメルトイ
ンデツクス0.5〜100の低密度ポリエチレンを本発
明の目的である封着強度の適正なレベルを阻害し
ない範囲(通常40重量%以下)で添加することが
できる。 これらプロピレン重合体(A)および改質エチレン
重合体(B)、場合によつて未改質エチレン重合体お
よび耐衝撃性物質等を配合した混合組成物はバン
バリーミキサー、ロールなどのバツチ式混練機の
他に、一軸押出機、二軸押出機などの連続式の押
出機で容易に得ることができる。 次に、前記のプロピレン重合体を主成分とする
材料から構成された密封熱封着部を有する包装容
器とは、前に図1および図2をもつて簡単に説明
したが、熱封着部にこの材料が用いられていれば
よく、他の部分は紙(合成紙も含む)や延伸ポリ
プロピレンや金属箔や他の樹脂(ポリアミド、セ
ロフアン、ポリエチレンテフタレート、ポリカー
ボネート等)等で構成されたものであつて差し支
えないものであるが、一般には製造工程の煩雑さ
等の理由から、紙や金属箔や各種樹脂等とプロピ
レン重合体とが積層された積層材が用いられ、プ
ロピレン重合体層が容器の内側にくるように成形
されたものである(容器本体がプロピレン重合体
単独からなるものも当然含む)。 また、本発明のプロピレン重合体(A)と改質エチ
レン重合体(B)よりなる封着材料の使用方法は、容
器の封着部または蓋体の封着部の少なくとも一方
に用いられれば目的が達成される。しかも、封着
部のみに用いればよいのであるが、一般には他材
料との積層の形で用いられる。 本発明の封着材料を包装容器あるいは蓋体の封
着部のどちらか一方に形成させる方法としては、
インフレーシヨン法あるいはTダイ法等公知のフ
イルム成形法により該封着材料のフイルムを成形
し、このフイルムを容器の封着面に介在させて封
着する方法、あるいは内容物収容部または蓋体を
構成する基材の表面に該封着材料を公知の方法で
押出コーテイング、ドライラミネート、ウエツト
ラミネート、ホツトメルトコーテイングするか、
両者を共押出ラミネートあるいは共押出コーテイ
ングする等の方法が挙げられる。 容器の封着部を封着させる方法としては、ヒー
トシーラーによる加圧熱封着法をはじめとし、衝
撃熱封着法、誘導封着法、超音波封着法等公知の
技術を用いて行なわれる。 本発明の易剥離性の熱封着材料を、プロピレン
重合体を主成分とする材料から構成された包装容
器の密封熱封着部に、封着材料として用いること
により、 (1) 包装途中やその後の製品輸送中に封着部がは
がれることがなく、また手で剥離する際適度の
易剥離性を有し、いわゆる強度的にバランスの
採れたものとなる。 (2) 手で剥離する際に一定均一の力でスムースに
はがすことができ、ガクガクとした不快感を与
えない。 (3) この封着材料をフイルムに加工する際、成形
性はむろんのこと、特に厚いフイルム(50μ以
上)のとき、ロール巻き取り性が良好となる。 など、極めて秀れた効果が得られる。 以下、本発明の効果について実施例にて説明す
る。 実施例 1 内容量50のオートクレーブ内に純水20Kg及び
懸濁剤として第三リン酸カルシウム600gとドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.6gとを加
えて水性媒質となし、これにエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(メルトインデツクス(M1)12、比
重0.943、酢酸ビニル含量20重量%)粒子5Kgを
撹拌により懸濁させた。別に重合開始剤として過
酸化ベンゾイル10g及びt−ブチルパーオキシド
ベンゾエート5gをスチレン5Kgに溶解させ、こ
れを前記懸濁系に投入し、オートクレーブ内温度
を65℃に昇温させて該温度で3時間保持して重合
開始剤を含むスチレンをエチレン−酢酸ビニル共
重合体粒子中に含浸させた。 この水性懸濁液を80℃に昇温し、該温度で5時
間、更に125℃で5時間維持して重合を完結させ
た。得られた改質粒子中にはポリスチレンがほぼ
定量的に50重量%存在することが確認された。 この改質樹脂、上記エチレン−酢酸ビニル共重
合体及びプロピレン−エチレンランダム共重合体
(MI、7、エチレン含量3重量%)を所定量ブレ
ンドしたものを、30m/m径Tダイフイルム成形
機を用いて180〜200℃の成形温度で約50μのフイ
ルムとした。これらのフイルムと12μ厚のアルミ
ニウム箔とを接着剤を用いて貼合わせ積層フイル
ムとした。 この積層フイルムの該混合樹脂層(A面)を封
着面とし、100μの上記プロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体フイルム(B面)をヒートシーラ
ーで加熱封着後、その封着部の剥離強度を測定し
た。結果を表1に示す。 封着条件は、熱板式ヒートシーラーを用い、シ
ール巾5mm、シール圧力2Kg/cm2、シール時間2
秒、シール温度160〜240℃である。 剥離強度は、シヨツパー型引張試験機を用い、
サンプル巾15mm、引張速度300mm/分で180゜剥離
強度を23℃で測定した。 また、これらの封着したものを手で剥離したと
ころ、どれも均一な力で、ガクガクすることなく
スムースにはがすことができた。 比較例 1 実施例1において、A面として実施例1のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体を用いた結果を表1に
示す。
In the present invention, when sealing and heat-sealing a single-layer or laminated container made of a material mainly composed of propylene polymer,
The present invention relates to a heat-sealing material that is present in the sealing portion for heat-sealing and can be easily peeled off without destroying the container base material when the container is later opened. Polyolefins such as vinyl chloride (vinylidene) resin, polystyrene, polyethylene (hereinafter referred to as PE), and polypropylene (hereinafter referred to as PP) have excellent appearance, mechanical strength, moldability, packaging workability, economic efficiency, etc. It is widely used in various packaging containers. In containers made of these resins, dairy products,
BACKGROUND ART So-called seal pack packaging containers, which are filled with foods such as confectionery, tofu, and soft drinks and then heat-sealed, are attracting attention in the food packaging industry. This is because the packaging is simple, clean, easy to handle, and can be frozen. However, when PP, PE, or PS are sealed together, it is completely dependent on the sealing conditions. Either a completely sealed state in which both interfaces are fused (difficult to peel), or a state in which the sealing is insufficient and has only extremely weak peel strength to the extent of no practical use can be achieved. Furthermore, in the case of sealing using a combination of different materials such as PP and PE or PP and PS, the sealing strength necessary for a container cannot be obtained due to poor compatibility with each other, and this is insufficient for practical use. There are also aluminum foils coated with hot-melt adhesives or solution-based adhesives.
This was a food hygiene issue. The inventors of the present invention have improved the above-mentioned drawbacks by creating a seal that has sufficient sealing strength to completely protect the contents during the product manufacturing and distribution process, and that the container base In Japanese Patent Application No. 166393/1989, we proposed a sealed container whose sealed portion could be easily peeled off without destroying the container. Subsequently, as a result of intensive research into sealing materials to be used in the easily peelable heat-sealed parts of packaging containers that have a heat-sealed part made of a material whose main component is a propylene polymer, we found (1) A material with excellent balance between adhesive strength and peel strength, (2) ability to be peeled off smoothly (without giving a jerky feeling) with a constant force when peeled off by hand, and (3) excellent film processability. This discovery led to the present invention. That is, a sealing material used for an easily peelable heat-sealed part of a packaging container having a heat-sealed part made of a material mainly composed of a propylene polymer, the sealing material comprising a propylene polymer (A) 10-10. 80 parts by weight and 40-95% by weight of ethylene polymer and aromatic vinyl monomer
60 to 5% by weight of a modified ethylene polymer (B) obtained by grafting conditions. be. Examples of packaging containers used in the present invention include:
One example is a bag made of a laminated film in which the film mainly composed of PP is in contact with the surface of the sealing part (Figure 1). Another example is a molded container obtained by injection molding, blow molding, or injection blow molding, in which the filling opening for the contents is covered and sealed with a film such as aluminum foil or polyethylene terephthalate. Alternatively, it can be sealed with a laminated film in which a film containing PP as the main component is in contact with the surface of the sealed part (Figure 2). By using the heat sealing material of the present invention in the sealing part of such a container, a sealed container that has sufficient sealing strength while being filled with contents and has easy peelability when taking out the contents is obtained. can be provided. In the present invention, the propylene polymer that is the main component material constituting the heat-sealed portion of the sealed packaging container refers to propylene homopolymer, propylene and other α-olefins, ethylene, or polar ethylenically unsaturated monomers. Copolymers (all copolymers containing 50% by weight or more of propylene, including block, random, and graft types). Specifically, for example, isotactic polypropylene, crystalline propylene-ethylene random copolymer, crystalline propylene-ethylene block copolymer, crystalline propylene-butene 1 random copolymer, crystalline propylene-C 5 ~ C 12 linear α
Representative examples include olefin copolymers, crystalline propylene-ethylene or butene 1- C5 to C12 linear α-olefin copolymers, acrylic acid grafted polypropylene, maleic anhydride-modified polypropylene, and the like. Furthermore, these polymers do not exclude those containing other miscible resins or elastomers in an amount of less than 50% by weight. Next, the heat sealing material used in the present invention, a material mainly composed of a propylene polymer (A) and a modified ethylene polymer (B), will be explained. As the propylene polymer constituting component (A), all of the propylene polymers listed above can be used. The aromatic vinyl monomer that can be used in producing the modified ethylene polymer of component (B) has the general formula (wherein R 1 is a hydrogen atom or an alkyl atom having 1 to 4 carbon atoms). styrenic monomers represented by styrene, nuclear substituted styrenes such as methylstyrene , isopropylstyrene, chlorostyrene, Examples of α-substituted styrene include α-methylstyrene and α-ethylstyrene. A mixed system of styrene and a non-aromatic vinyl monomer such as acrylic acid is also applied (in this case, the aromatic vinyl monomer is
weight% or more). In addition, the ethylene polymers to be modified include ethylene homopolymers and copolymers of ethylene with other α-olefins or polar ethylenically unsaturated monomers (both copolymers containing 50% by weight or more of ethylene). (including block, random, and graft types). Specifically, for example, high-pressure, medium- or low-pressure polyethylene, ethylene-propylene copolymer, ethylene-propylene-butene 1 random copolymer, ethylene-vinyl acetate copolymer, ethylene-(meth)acrylic acid copolymer, ethylene-
Typical examples include (meth)acrylic acid ester copolymers, unsaturated carboxylic acid-modified polyethylene, and the like. Among these, polyethylene and ethylene-vinyl acetate copolymer are preferred. Furthermore, these polymers do not exclude those containing other miscible resins or elastomers in an amount of less than 50% by weight. The amount of the aromatic vinyl monomer used for modification is 40 to 95% by weight of the ethylene polymer and 60 to 5% by weight of the aromatic vinyl monomer unit, based on the total weight of the ethylene polymer. If the amount of aromatic vinyl monomer is less than 5% by weight, the effect of the present invention will not be achieved, while if it exceeds 60% by weight, the compatibility of the modified ethylene polymer with the propylene polymer (A) will deteriorate and the material This is not preferable because the properties (flexibility) and film molding processability deteriorate. Modified ethylene polymer in the present invention (component (B))
General modification methods such as melt grafting using an extruder, grafting by radiation irradiation, and grafting in a solution are used to obtain
For example, the following methods can be cited. That is, ethylene polymer particles (generally 1 to 7
mm, preferably 2-5 mm diameter) 40-95% by weight
impregnating at least 80% by weight of the vinyl monomer into the polymer particles in an aqueous suspension comprising 5 to 60% by weight of the vinyl aromatic monomer and a polymerization initiator; A modified ethylene polymer can be obtained by polymerizing. The method of impregnating the polymerization initiator and monomer used here,
Details of the polymerization method are as follows. Radical polymerization initiator: An aromatic vinyl monomer is impregnated into ethylene polymer particles in an aqueous medium without substantially polymerizing the monomer, and then the aqueous dispersion is heated to polymerize the monomer. However, the polymerization is usually promoted by a radical polymerization initiator. The polymerization initiator must be able to be impregnated into the ethylene polymer particles together with the monomer. Therefore, the radical polymerization initiator used is oil-soluble. Preferably, the decomposition temperature is 50 to 150°C to obtain a half-life of 10 hours. Here, "decomposition temperature to obtain a half-life of 10 hours" means that when 0.1 mole of a polymerization initiator is added to 1 liter of benzene and left at a certain temperature for 10 hours, the decomposition rate of the polymerization initiator is It means that temperature which is 50%. It goes without saying that if the impregnation step is carried out at a sufficiently low temperature, a polymerization initiator that is more decomposable at lower temperatures can be used. Specific examples of radical polymerization initiators that can be used include lauroyl peroxide (62°C), benzoyl peroxide (74°C), t-butyl peroxybenzoate (104°C), dicumyl peroxide (117°C), etc. There are organic peroxides such as, azo compounds such as azobisisobutyronitrile (65°C), and others (the temperature in the above-mentioned cup is the above-mentioned half-life temperature). There is no limit to the amount of polymerization initiator, but it is generally about 0.01 to 10% by weight of the monomer weight used, usually 0.1 to 10% by weight.
It is about 2.0% by weight. The polymerization initiator is usually used dissolved in the vinyl monomer. Impregnation of ethylene polymer particles with an aromatic vinyl monomer in an aqueous medium A typical method of impregnating ethylene polymer particles with a vinyl monomer in an aqueous medium is preferred for an aqueous dispersion of ethylene polymer particles. The process consists of adding and stirring monomers in which a polymerization initiator (and other additives as necessary) are dissolved. Another method is to add ethylene polymer particles to an aqueous dispersion of a monomer dissolved in a polymerization initiator and stir the mixture. During the impregnation process, virtually no polymerization occurs.
It should be operated at a sufficiently low temperature in relation to the decomposition temperature of the polymerization initiator used, generally between room temperature and 100°C. In this step, the monomer is impregnated so that the amount of free monomer is 80% by weight or less of the amount of monomer used. Since ethylene polymers are relatively compatible with vinyl monomers, these monomers will impregnate the ethylene polymer particles during polymerization even if more than 80% by weight of the monomers are free before polymerization begins. Therefore, the polymer particles obtained by polymerizing these monomers do not precipitate independently from the modified ethylene polymer particles. The impregnation time is usually about 2 to 8 hours. The content of ethylene polymer particles and vinyl monomer in the aqueous dispersion is usually about 5 to 100 parts by weight per 100 parts by weight of water. Such aqueous dispersions can be maintained in a stable dispersed state simply by sufficient stirring, but dispersions can be prepared more easily and stably by using an appropriate suspension stabilizer. can. In this case, suspension stabilizers that can be used generally include those that can be used as suspension stabilizers during aqueous suspension polymerization of vinyl monomers, and specific examples include polyvinyl alcohol, methyl cellulose,
Water-soluble polymer substances such as hydroxycellulose, anionic surfactants such as alkylbenzene sulfonates, nonionic surfactants such as polyoxyethylene alkyl ethers, or water-insoluble inorganic salts such as magnesium oxide and calcium phosphate, etc. 0.01 for water alone or in combination
It is used in amounts of ~10% by weight. When impregnating ethylene polymer particles with vinyl monomer (and polymerization initiator), auxiliary materials such as plasticizers, lubricants, and antioxidants can be impregnated at the same time. In some cases, it may already be added to the polymer, or it can be added after polymerization). Polymerization If the aqueous dispersion thus prepared is heated to a temperature above which the polymerization initiator used decomposes at an appropriate rate, the impregnated vinyl monomer will polymerize and be modified. Ethylene polymer particles are produced.
Since radical polymerization is to be carried out, heating should be carried out in an atmosphere substantially free of oxygen, and it is preferable to appropriately stir the aqueous dispersion during polymerization. The polymerization temperature is determined in relation to the decomposition temperature of the polymerization initiator used, but is generally about 50 to 150°C. The polymerization temperature need not be constant throughout the polymerization period. The polymerization time is usually about 2 to 10 hours. The polymerization pressure is usually about normal pressure to 10 kg/cm 2 . In addition, n-butyl mercaptan,
It is preferable to add a chain transfer agent such as n-dodecylmercaptan or t-dodecylmercaptan. After polymerization, if the same post-treatment as for aqueous suspension polymerization of ordinary vinyl monomers (e.g. styrene) is carried out, the shape of the ethylene polymer particles used will be maintained almost unchanged and can be used immediately as a molding material. Modified ethylene polymer particles which can be obtained are obtained. The modified ethylene polymer of the present invention is presumed to be an ethylene polymer containing a homogeneously dispersed vinyl monomer, a vinyl monomer grafted onto an ethylene polymer backbone, or a mixture thereof. , the vinyl monomer-specific polymer particles do not exist separately from the ethylene polymer particles. When using an aromatic vinyl monomer-modified ethylene polymer, if the monomer unit is in the range of 60 to 5% by weight, an unmodified ethylene polymer may be mixed with the modified ethylene polymer. It may also be used as Propylene polymer (A) and this modified ethylene polymer
The blending ratio with (B) depends on the required value of sealing strength.
Generally 10 to 80 parts by weight of propylene polymer (A), preferably 20 to 60 parts by weight of modified ethylene polymer (B)
The amount is 90 to 20 parts by weight, preferably 80 to 40 parts by weight. If component (A) is less than 10 parts by weight, the sealing strength will be too low and the product will easily peel off during packaging or transportation. Moreover, if it exceeds 80 parts by weight, heat fusion will occur on the sealing surface, and the sealing strength will be too high, making it difficult to peel off. In addition, an impact-resistant substance may be added to the sealing material of the present invention, which has a large amount of monomer units, in an amount that does not account for the majority of the amount. Impact-resistant materials include those commonly known as thermoplastic elastomers;
Examples include ethylene-propylene copolymer rubber, styrene-butadiene copolymer rubber, styrene-conjugated diolefin block copolymer rubber, polyisobutylene rubber, and 1,2-polybutadiene rubber, but they do not give odor to the mixed resin. Ethylene-propylene copolymer rubber and styrene-conjugated diolefin block copolymer rubber are preferred because they have no heat deterioration resistance. In addition, in order to improve the extrusion processability and spreadability of the sealing materials of the present invention,
10,000 polyethylene wax or low density polyethylene having a melt index of 0.5 to 100 may be added within a range (usually 40% by weight or less) that does not impede the appropriate level of sealing strength, which is the object of the present invention. A mixed composition containing these propylene polymers (A) and modified ethylene polymers (B), and in some cases unmodified ethylene polymers and impact-resistant substances, etc., is prepared using a batch kneader such as a Banbury mixer or a roll. In addition, it can be easily obtained using a continuous extruder such as a single-screw extruder or a twin-screw extruder. Next, a packaging container having a sealed heat-sealed part made of a material containing propylene polymer as a main component is briefly explained with reference to FIGS. It is sufficient that this material is used in the construction, and other parts are made of paper (including synthetic paper), oriented polypropylene, metal foil, or other resins (polyamide, cellophane, polyethylene terephthalate, polycarbonate, etc.). However, due to the complexity of the manufacturing process, a laminated material in which paper, metal foil, various resins, etc. and propylene polymer are laminated is generally used. It is molded to fit inside the container (of course, it also includes containers whose main bodies are made solely of propylene polymer). Further, the method of using the sealing material made of the propylene polymer (A) and the modified ethylene polymer (B) of the present invention is applicable to the intended purpose if it is used for at least one of the sealing part of the container or the sealing part of the lid. is achieved. Moreover, although it is sufficient to use it only for the sealing part, it is generally used in the form of a laminate with other materials. The method for forming the sealing material of the present invention on either the packaging container or the sealing part of the lid includes:
A method in which a film of the sealing material is formed by a known film forming method such as an inflation method or a T-die method, and the film is interposed on the sealing surface of the container and sealed, or a content storage part or a lid. The sealing material is extrusion coated, dry laminated, wet laminated, or hot melt coated on the surface of the base material constituting the base material by a known method, or
Examples of methods include coextrusion lamination or coextrusion coating of both. The sealing portion of the container can be sealed using known techniques such as pressurized heat sealing using a heat sealer, impact heat sealing, induction sealing, and ultrasonic sealing. It can be done. By using the easily peelable heat sealing material of the present invention as a sealing material in the heat sealing part of a packaging container made of a material containing a propylene polymer as a main component, (1) The sealed portion does not peel off during the subsequent transportation of the product, and has moderate peelability when peeled off by hand, resulting in a well-balanced product in terms of strength. (2) When peeling off by hand, it can be peeled off smoothly with a constant and uniform force, and does not cause any unpleasant sensation of jerkiness. (3) When processing this sealing material into a film, it not only has good formability but also good roll windability, especially when the film is thick (50 μm or more). etc., you can get very good results. Hereinafter, the effects of the present invention will be explained using Examples. Example 1 20 kg of pure water, 600 g of tribasic calcium phosphate and 0.6 g of sodium dodecylbenzenesulfonate as suspending agents were added to an autoclave with a capacity of 50 mm to create an aqueous medium, and ethylene-vinyl acetate copolymer (melt) was added to this. 5 kg of particles (index (M1) 12, specific gravity 0.943, vinyl acetate content 20% by weight) were suspended by stirring. Separately, 10 g of benzoyl peroxide and 5 g of t-butyl peroxide benzoate as polymerization initiators were dissolved in 5 kg of styrene, and this was added to the suspension system, and the temperature inside the autoclave was raised to 65°C and kept at this temperature for 3 hours. Styrene containing a polymerization initiator was then impregnated into the ethylene-vinyl acetate copolymer particles. This aqueous suspension was heated to 80°C and maintained at this temperature for 5 hours and then at 125°C for 5 hours to complete polymerization. It was confirmed that polystyrene was almost quantitatively present at 50% by weight in the obtained modified particles. This modified resin, a mixture of the above ethylene-vinyl acetate copolymer and propylene-ethylene random copolymer (MI, 7, ethylene content 3% by weight), was blended into a 30 m/m diameter T-die film molding machine. A film of approximately 50 μm was formed at a molding temperature of 180 to 200°C. These films and 12μ thick aluminum foil were bonded together using an adhesive to form a laminated film. The mixed resin layer (side A) of this laminated film was used as the sealing surface, and the 100μ propylene-ethylene random copolymer film (side B) was heat-sealed with a heat sealer, and the peel strength of the sealed portion was determined. It was measured. The results are shown in Table 1. Sealing conditions were as follows: using a hot plate heat sealer, sealing width 5mm, sealing pressure 2Kg/cm 2 , sealing time 2
seconds, sealing temperature is 160-240℃. Peel strength was measured using a Schottsper type tensile tester.
The 180° peel strength was measured at 23°C with a sample width of 15 mm and a tensile speed of 300 mm/min. Furthermore, when these sealed items were peeled off by hand, they were all able to be peeled off smoothly with uniform force without any wobbling. Comparative Example 1 Table 1 shows the results of using the ethylene-vinyl acetate copolymer of Example 1 as the A side in Example 1.

【表】 実施例 2 低密度ポリエチレン(MI、8、密度0.918)粒
子とスチレンを用いて実施例1と同様の方法でス
チレン改質低密度ポリエチレン(スチレン単位30
重量%)を得た。該改質樹脂とスチレン−ブタジ
エンブロツクゴム(旭化成社製 タフプレン)及
び実施例1のプロピレン−エチレンランダム共重
合体を所定量ブレンドした後、約50μのフイルム
とした。このフイルムと12μのアルミニウム箔の
積層フイルムを作り、該樹脂層(A面)を封着面
とし、100μのプロピレン−エチレンランダム共
重合体フイルム(B面)との剥離強度を測定し
た。シール温度は160〜240℃である。結果を表2
に示す。 比較例 2 実施例2において、A面として実施例2の低密
度ポリエチレンを用いた結果を表2に示す。
[Table] Example 2 Styrene-modified low-density polyethylene (styrene units 30
% by weight) was obtained. The modified resin, styrene-butadiene block rubber (Tuffrene manufactured by Asahi Kasei Corporation), and the propylene-ethylene random copolymer of Example 1 were blended in predetermined amounts to form a film of about 50 μm. A laminated film of this film and a 12μ aluminum foil was prepared, and the resin layer (side A) was used as the sealing surface, and the peel strength between it and a 100μ propylene-ethylene random copolymer film (side B) was measured. The sealing temperature is 160-240℃. Table 2 shows the results.
Shown below. Comparative Example 2 Table 2 shows the results of using the low density polyethylene of Example 2 as the A side in Example 2.

【表】【table】 【図面の簡単な説明】[Brief explanation of the drawing]

図1は積層フイルムより構成される袋、図2は
成形容器を表わす。1a,1bは封着層(少なく
とも一方が本発明封着材料であり、他方はプロピ
レン重合体を主成分とする材料でもよい。)2
a,2bの包装基材(どちらか一方は単層の場合
もある)、3は封着部を表わす。
FIG. 1 shows a bag made of laminated film, and FIG. 2 shows a molded container. 1a and 1b are sealing layers (at least one is the sealing material of the present invention, and the other may be a material containing a propylene polymer as a main component) 2
The packaging base materials a and 2b (one of them may be a single layer), and 3 represent the sealed portion.

Claims (1)

【特許請求の範囲】[Claims] 1 プロピレン重合体を主成分とする材料から構
成された密封熱封着部を有する包装容器の剥離容
易な密封熱封着部に用いる封着材料であつて、プ
ロピレン重合体(A)10〜80重量部および、エチレン
重合体40〜95重量%と芳香族ビニル単量体60〜5
重量%とをグラフト条件に付して得られる改質エ
チレン重合体(B)90〜20重量部とを主成分とする材
料であることを特徴とする易剥離性の熱封着材
料。
1 A sealing material for use in an easily peelable heat-sealed part of a packaging container having a heat-sealed part made of a material containing a propylene polymer as a main component, the sealing material comprising a propylene polymer (A) 10 to 80%. Parts by weight: 40-95% by weight of ethylene polymer and 60-5% by weight of aromatic vinyl monomer
90 to 20 parts by weight of a modified ethylene polymer (B) obtained by subjecting the modified ethylene polymer (B) to grafting conditions.
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