JPS624753A

JPS624753A - 防錆顔料組成物

Info

Publication number: JPS624753A
Application number: JP14495485A
Authority: JP
Inventors: Jiro Nakano; 次郎中野; Masahiko Murakami; 雅彦村上; Masaaki Okuda; 奥田　雅朗; Yuji Yasui; 祐治安井
Original assignee: Teikoku Kako Co Ltd
Current assignee: Tayca Corp
Priority date: 1985-07-01
Filing date: 1985-07-01
Publication date: 1987-01-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上旦且朋分立本発明は、新規な防錆顔料組成物に関するものであり、
汎用的に使用される溶剤系塗料、油性塗料、水性塗料、
特に水性塗料に適用可能な防錆顔料組成物に関するもの
である。

従米皇肢血近年、有機溶剤に対する規制の強化にともなって塗料の
水性化がさかんに進められている。水性塗料用の防錆顔
料としては、もっばらストロンチウム・クロメート等の
クロム酸系顔料が使用されてきた。

りシよ゛と　るｐ　占しかし、クロム酸系防錆顔料は有害な六価クロムを含ん
でいるが、このような有害金属を含まない防錆顔料はま
だ開発されていないのが現状である。

特に水性塗料、例えば電着塗料においては、ストロンチ
ウム・クロメート以外の防錆顔料は、塗料の貯蔵安定性
を著しく低下させるので、貯蔵安定性の良好な電着塗料
を与える防錆顔料の開発が待望されていた。

。　を　ン　るための本発明者らは、六価クロム等の有害金属を含まず、防錆
力にすぐれた防錆塗料組成物を開発すべく鋭意努力した
結果、本発明に達したものである。

すなわち、本発明は、水に難溶性の縮合リン酸アルミニ
ウム塩と、酸化亜鉛、リン酸亜鉛、ケイ酸亜鉛のうちか
ら選ばれた少なくとも１種の亜鉛化合物と、ホウ酸カル
シウム、ホウ酸マグネシウム、ホウ酸バリウム、メタホ
ウ酸バリウムのうちがら選ばれた少なくとも１種のホウ
酸化合物とよりなる新規な防錆顔料組成物に関する。

特に本発明の防錆顔料組成物を用いた水性防錆塗料の貯
蔵安定性は良好であり、この塗料を塗布した塗膜はすぐ
れた防錆性を示す。

本発明の内容を詳細に説明すると、本発明の防錆顔料組
成物に通用できる水に難溶性の縮合リン酸アルミニウム
塩については特に限定はな（、各種樹脂塗料、特に水性
塗料において防錆塗料として適用できるものであればよ
い。通常はＰｚＯｓｌＯｇ／１２水以下の溶解度を持水
石下が好ましい。特にメタリン酸アルミニウム、トリポ
リリン酸アルミニウム、ビロリン酸アルミニム等の縮合
リン酸アルミニウムは防錆性も著しく、特に優れた水性
塗料用防錆顔料を構成し得るものである。亜鉛化合物と
しては、す、ン酸亜鉛、酸化亜鉛、ケイ酸亜鉛から選ぶ
ことができる。

ホウ酸化合物としては、水に難溶性のバリウム、ストロ
ンチウム、カルシウム、マグネシウムのいずれの塩をも
使用することかて゛きるが、具体的にはホウ酸カルシウ
ム、ホウ酸マグネシウム、ホウ酸バリウム、メタホウ酸
バリウムから選ぶことができる。

難溶性の縮合リン酸アルミニウム塩と、亜鉛化合物との
比はとくに制限はないが、縮合リン酸アルミニウム塩ま
たは亜鉛化合物を単独で用いた場合と大差のない範囲を
除いた、亜鉛化合物／縮合リン酸アルミニウム塩の比１
／２ｏ〜２ｏ／１が有効である。また、これら亜鉛化合
物とホウ酸化合物との比は、とくｄ制限はないが、亜鉛
化合物またはホウ酸化合物を単独で用いた場合と大差の
ない範囲を除いた、亜鉛化合物／ホウ酸化合物の比１／
２０〜２０／１が有効である。すなわち、これら縮合リ
ン酸アルミニウム塩、亜鉛化合物およびホウ酸化合物の
割合は、ＰｚＯｓ　／　ＺｎＯ／　Ｂ２Ｏ３に換算して
、重量で１１０．１〜４５１０．５〜１３の範囲が好ま
しい。

難溶性縮合リン酸アルミニウム塩と亜鉛化合物およびホ
ウ酸化合物を併用する方法は、塗料化にあたって別々に
添加することも可能であるし、あらかじめ乾式または湿
式で混合しておき、塗料化の際に使用することも可能で
ある。とくに水性塗料の貯蔵安定性を一層向上させたい
ときは、難溶性縮合リン酸アルミニウム塩、亜鉛化合物
、およびホウ酸化合物を、あらかじめたとえば水中で湿
式混合したものを用いてもよい。

難溶性縮合リン酸アルミニウム塩に、亜鉛化合物とホウ
酸化合物とを配合した本発明の防錆顔料組成物が、各種
防錆塗料とくに水性塗料の貯蔵安定性を保ち、優れた防
錆性を示す理由、その機構の詳細は明らかでないが、難
溶性縮合リン酸アルミニウム塩単独でもかなりの防錆性
を有するが、これに亜鉛化合物を配合すると、これらを
単独に使用した場合の問題点が効果的に解消し、しかも
何らかの共同作用が生じてさらに防錆性が向上するもの
と考えられる。さらにホウ酸化合物を配合することによ
って、その化合物中の金属種、特にアルカリ土類金属の
塩基効果がさらに有効に作用し、その上、ホウ酸の緩衝
作用によって、アルカリ防錆が縮合リン酸アルミニウム
塩、亜鉛化合物との相乗効果を一層高めるためと推定さ
れる。

なお、本発明の防錆顔料組成物は、水性塗料だけでなく
、溶剤性塗料、油性塗料に使用しても有効な防錆性示す
ものである。

本発明の防錆顔料の塗料化に際し、用いられる展着剤は
、通常の防錆塗料に使用されるものであればいずれでも
よく、ボイル油、油性フェス、アルキド樹脂、フェノー
ル樹脂、アミノ樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ビ
ニル樹脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂
、ポリエステル樹脂などの各種合成樹脂フェス、塩化ゴ
ム、環化ゴムなどのゴム誘導体、その他繊維素読導体な
どが単独または併用して使用できるが、とくに合成樹脂
の水性フェスにおいて顕著な効果が得られる。

詐ニーー且本発明をさらに説明するために、以下に実施例を示すが
、本発明はこれら実施例に限定されるものではないこと
はもちろんである。実施例中の％および部は重量基準で
ある。

製造例市販第一リン酸アルミニウムを４００℃、１．５眩水／
　ｋｇ室空気雰囲気中で１時間焼成してトリポリリン酸
二水素アルミニウムを得た。

得られたトリポリリン酸二水素アルミニウムに、塩化亜
鉛とメタホウ酸バリウムを表１のように混合して防錆顔
料組成物１〜７を調製した。

（以下余白）表１実施例１　常乾型水溶性アルキド樹脂塗料■樹　脂アロロン３７６　　　　日本触媒化学工業■製■　防錆
顔料１、トリポリリン酸二水素アルミニウム２、防錆顔料組
成物１〜７　（表１）３、メタホウ酸バリウム４、　リン酸亜鉛５、　モリブデン酸カルシウム６、　ストロンチウム・クロメート ■　塗料配合防錆顔料　　　　　　　　　　　　６．２部酸化チタン
　　　　　　　　　　　６．１部炭酸カルシウム　　　
　　　　　　６．８部タルク　　　　　　　　　　　　
　１３．７部沈降性硫酸バリウム　　　　　　　６．８
部７ｏｏン３７６　（ＮＶ　５０％）　　４３．８（２
１，９）部５％ナフテン酸コバルト　　　　　ｏ、　３
部２４％ナフテン酸鉛　　　　　　　　０．６部２０％
ブチルセロソルブ　　　　　２０．０　ｆＬ合　　　　
計　　　　　　　　１０４．３部Ｐ／Ｂ＝１．８　　防
錆顔料濃度１０％（塗膜中）■塗　装バーコーター塗装膜　　厚　　　　　　　　　　　　　　　　３ｏμｍ被
　塗　板　　　　　　　脱脂処理　軟鋼板乾　　　燥　
　　　　　　室温　１週間り　防錆性試験塩水噴霧試験　　　　　　５％　Ｎａα水溶液３５℃、
１４４時間試験結果　　　　　　　　表２（以下余白）表２良◎〉○〉△〉Ｘ不良表２から、メタホウ酸バリウムを含まない防錆顔料組成
物＋Ｖｈｉは塗膜のフクレにおいて劣り、酸化亜鉛を含
まない防錆顔料組成物隘３および患６は防錆力において
劣っていることがわかる。

■　貯蔵安定性試験塗料を４０℃で２週間貯蔵した結果、塗料をゲル化させ
なかった。防錆顔料は、防錆顔料組成物　　　１〜７ストロンチウム・クロメートであった。

実施例２　常乾型長油アルキド樹脂塗料■樹　脂ベッコゾールＰ−４７０大日本インキ化学工業側製■　
防錆顔料１、トリポリリン酸二水素アルミニウム２、防錆顔料組
成物１〜７　（表１）３、　メタホウ酸バリウム４、　リン酸亜鉛５、モリブデン酸亜鉛６、・ジンク・クロメート（ＺＰＣ’）■　塗料顔料防錆顔料　　　　　　　　　　　　６．０部酸化チタン
　　　　　　　　　　１８．０部炭酸カルシウム　　　
　　　　　　９．０部タルク　　　　　　　　　　　　
　　４．０部ヘッコゾールＰ−４７０　（ＮＶ７０％）
　４２．０　（２９，４）部ディスバロン５０１　　　
　　　　３．０部ディスパロン４２００−２０　　　　
　　０．５部５％ナフテン酸コバルト／２４％ナフテン酸コバルト＝１／２　２．２Ｎ亜麻仁油
　　　　　　　　　　　　９．０部ミネール・スビ＋−
）　　　　　　　８．３ｆ！合　　　　　計　　　　　
　　１０２．０部Ｐ／Ｂ＝１．３　　防錆顔料濃度９．
０％（塗膜中）■塗　装バーコーター塗装被　塗　板　　　　　　　脱脂処理　軟鋼板乾　　　燥
　　　　　　　室温　１週間■　防錆性試験塩水噴霧試験　　　　　　５％　ＮａＣ１，水溶液３５
℃、２１６時間試験結果　　　　　　　　表３表３良◎＞０＞△〉Ｘ不良発」廊と九果以上の実施例にみられるように、本発明の防錆顔料組成
物は、特に水性塗料においてすぐれた防錆性および貯蔵
安定性を示すものである。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）水に難溶性の縮合リン酸アルミニウム塩と、酸化
亜鉛、リン酸亜鉛、ケイ酸亜鉛のうちから選ばれた少な
くとも１種の亜鉛化合物と、ホウ酸カルシウム、ホウ酸
マグネシウム、ホウ酸バリウム、メタホウ酸バリウムの
うちから選ばれた少なくとも１種のホウ酸化合物とより
なる防錆顔料組成物。
（２）前記縮合リン酸塩、亜鉛化合物およびホウ酸化合
物の割合が、Ｐ＿２Ｏ＿５／ＺｎＯ／Ｂ＿２Ｏ＿３に換
算して、重量で１／０．１〜４５／０．５〜１３である
第１項記載の防錆顔料組成物。