JPS624515A - ドリルタツプ - Google Patents
ドリルタツプInfo
- Publication number
- JPS624515A JPS624515A JP14432085A JP14432085A JPS624515A JP S624515 A JPS624515 A JP S624515A JP 14432085 A JP14432085 A JP 14432085A JP 14432085 A JP14432085 A JP 14432085A JP S624515 A JPS624515 A JP S624515A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drill
- tap
- cutting edge
- cutting
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はドリルタップに関し、一層詳細には螺孔を形成
する際、下穴穿設工程とタフピング工程とを同時に行う
ことが可能なドリルタップに関する。
する際、下穴穿設工程とタフピング工程とを同時に行う
ことが可能なドリルタップに関する。
一般に、螺孔を形成する場合、ドリルで下穴を穿設した
後、その下穴に対してタップを螺回動作することにより
螺子立て、すなわち、タッピングを行っている。従って
、一つの螺孔を形成するためには下穴穿設工程とタフピ
ング工程の二つの工程を行わなければならない。この二
つの加工工程を必要とする一結果、短孔の形成作業に相
当の時間を必要とし、しかも、ドリルとタップの交換作
業を要しあるいはワークの移動を伴うため、短孔形成工
程が煩雑であるという難点があった。
後、その下穴に対してタップを螺回動作することにより
螺子立て、すなわち、タッピングを行っている。従って
、一つの螺孔を形成するためには下穴穿設工程とタフピ
ング工程の二つの工程を行わなければならない。この二
つの加工工程を必要とする一結果、短孔の形成作業に相
当の時間を必要とし、しかも、ドリルとタップの交換作
業を要しあるいはワークの移動を伴うため、短孔形成工
程が煩雑であるという難点があった。
そこで、・このような難点を解消するために第1図に示
すようなドリルタップが用いられている。すなわち、こ
のドリルタップ2はドリル部4、タップ部6、柄部8を
軸線方向に連続的に形成したものであり、ドリル部4と
タップ部6との境界部には前記ドリル部4によってワー
クに穿設された下火の周縁を研摩するために溝部 ・1
0が形成されている。
すようなドリルタップが用いられている。すなわち、こ
のドリルタップ2はドリル部4、タップ部6、柄部8を
軸線方向に連続的に形成したものであり、ドリル部4と
タップ部6との境界部には前記ドリル部4によってワー
クに穿設された下火の周縁を研摩するために溝部 ・1
0が形成されている。
そこで、以上のような構成において、ドリルタップ2を
用いて短孔を形成する場合は、先ず、ドリルタップ2を
回転させながらワークに送り込むことによってドリル部
4が下穴を穿設し、次いで、タップ部6が前記下穴に対
して螺回動作することによりタッピングが行われて短孔
が形成される。
用いて短孔を形成する場合は、先ず、ドリルタップ2を
回転させながらワークに送り込むことによってドリル部
4が下穴を穿設し、次いで、タップ部6が前記下穴に対
して螺回動作することによりタッピングが行われて短孔
が形成される。
ところで、前記ドリルタップ2は従来技術に係るドリル
とタップとを軸線方向に単に組み合わせたものであるた
め、ドリルタップ2の全体の長さは比較的長くならざる
を得ない。従って、ドリルタップ2は曲げ応力に対する
強度が低く折損し易いという欠点がある。しかも、前記
の通り、ドリルタップ2には溝部10が存在するのが一
般的であり、従って、切削作業の際、当該溝部10に応
力の集中があり、特に硬質のワークを加工する場合に前
記溝部10の部分から折損する傾向があるという欠点も
指摘されている。また、常にドリル部4がタップ部1に
先行してワークに送り込まれるために、短孔に連続する
不必要な孔部をワークに穿設することになり、肉厚の薄
いワークに対しては貫通孔を穿設せずに短孔を形成する
ことが出来ないという不都合が指摘されている。
とタップとを軸線方向に単に組み合わせたものであるた
め、ドリルタップ2の全体の長さは比較的長くならざる
を得ない。従って、ドリルタップ2は曲げ応力に対する
強度が低く折損し易いという欠点がある。しかも、前記
の通り、ドリルタップ2には溝部10が存在するのが一
般的であり、従って、切削作業の際、当該溝部10に応
力の集中があり、特に硬質のワークを加工する場合に前
記溝部10の部分から折損する傾向があるという欠点も
指摘されている。また、常にドリル部4がタップ部1に
先行してワークに送り込まれるために、短孔に連続する
不必要な孔部をワークに穿設することになり、肉厚の薄
いワークに対しては貫通孔を穿設せずに短孔を形成する
ことが出来ないという不都合が指摘されている。
そこで、本発明者は鋭意考究並びに工夫を重ねた結果、
ドリルタップを構成する本体部分にドリル切刃とタップ
切刃とからなる複数の刃部を形成し、これを螺旋状に延
在するよう構成すれば、当該ドリルタップ本体を回転さ
せることにより、ワークに対して、先ず、前記ドリル切
刃が下火を形成し、次いで、タップ切刃がタフピングを
行い、これによって、従来のドリルとタップによる下穴
穿設およびタッピングの二つの工程が単一の工程に簡略
化され、しかも、第1図に例示するドリルタップ2に比
較しても短孔形成工程に要する時間が短縮されるばかり
かドリルタップ自体の強度も向上し、さらに、ワークに
不必要な孔部を穿設せずに短孔を形成することが可能と
なり、前記の不都合が一掃されることが判明した。
ドリルタップを構成する本体部分にドリル切刃とタップ
切刃とからなる複数の刃部を形成し、これを螺旋状に延
在するよう構成すれば、当該ドリルタップ本体を回転さ
せることにより、ワークに対して、先ず、前記ドリル切
刃が下火を形成し、次いで、タップ切刃がタフピングを
行い、これによって、従来のドリルとタップによる下穴
穿設およびタッピングの二つの工程が単一の工程に簡略
化され、しかも、第1図に例示するドリルタップ2に比
較しても短孔形成工程に要する時間が短縮されるばかり
かドリルタップ自体の強度も向上し、さらに、ワークに
不必要な孔部を穿設せずに短孔を形成することが可能と
なり、前記の不都合が一掃されることが判明した。
従って、本発明は短孔形成工程において、下穴穿設工程
とタフピング工程とを一挙に遂行することによって、短
孔形成工程の簡略化および加工時間の短縮化を図ること
が出来、さらに、ワークに不必要な孔部を穿設すること
がなく、強度に優れたドリルタップを提供することを目
的とする。
とタフピング工程とを一挙に遂行することによって、短
孔形成工程の簡略化および加工時間の短縮化を図ること
が出来、さらに、ワークに不必要な孔部を穿設すること
がなく、強度に優れたドリルタップを提供することを目
的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は柄部と螺旋状に
延在する複数の刃部とを有するドリルタップにおいて、
前記夫々の刃部を構成する同一ランドにドリル切刃とタ
ップ切刃とを一所定間隔離間させて螺旋状に形成し、し
かも前記ドリル切刃を前記タップ切刃に対して切削回転
方向前方に位置するように構成することを特徴とする。
延在する複数の刃部とを有するドリルタップにおいて、
前記夫々の刃部を構成する同一ランドにドリル切刃とタ
ップ切刃とを一所定間隔離間させて螺旋状に形成し、し
かも前記ドリル切刃を前記タップ切刃に対して切削回転
方向前方に位置するように構成することを特徴とする。
次に、本発明に係るドリルタップについて好適な実施例
を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する
。
を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する
。
第2図において、参照符号20はドリルタップを示し、
このドリルタップ20は一般的なツイストドリルのよう
に所定間隔離間して螺旋状に延在する三枚の刃部22a
、22b、22cと図示しない回転駆動源に接続するた
めの柄部24とからなる。この場合、前記刃部22a乃
至22cは全て同様な形状であるために刃部22aにつ
いて説明する。
このドリルタップ20は一般的なツイストドリルのよう
に所定間隔離間して螺旋状に延在する三枚の刃部22a
、22b、22cと図示しない回転駆動源に接続するた
めの柄部24とからなる。この場合、前記刃部22a乃
至22cは全て同様な形状であるために刃部22aにつ
いて説明する。
刃部22aは、後述するように、同一ランドに形成され
るドリル切刃28aとタップ切刃30aとを含む(第3
図参照)。この場合、ドリル切刃28aとタップ切刃3
0aの位置関係は図中矢印A方向にドリルタップ20を
回転させた場合、ドリル切刃28aがタップ切刃30a
に対して先行するよう構成しておく。ドリル切刃28a
は下火を形成するための切刃であり螺旋状に延在し、一
方、タップ切刃30aはタッピングを行うための切刃で
あり、このドリル切刃28aとタップ切刃30aは同一
のランド32aに形成される。
るドリル切刃28aとタップ切刃30aとを含む(第3
図参照)。この場合、ドリル切刃28aとタップ切刃3
0aの位置関係は図中矢印A方向にドリルタップ20を
回転させた場合、ドリル切刃28aがタップ切刃30a
に対して先行するよう構成しておく。ドリル切刃28a
は下火を形成するための切刃であり螺旋状に延在し、一
方、タップ切刃30aはタッピングを行うための切刃で
あり、このドリル切刃28aとタップ切刃30aは同一
のランド32aに形成される。
前記タップ切刃30aは前記ドリル切刃28aに対し平
行に且つ螺旋状に延在する。すなわち、タップ切刃30
aは、第2図に示すように、多数のタップ溝を画成する
切刃部からなり、所定の螺子溝を削成するために前記溝
はドリルタップ20の軸線を中心軸とする一つの螺旋線
上に位置するように形成される。また、タップ切刃30
aは前記ドリル切刃28aよりも外側に突出するように
半径方向の長さを大きく選択しておく。
行に且つ螺旋状に延在する。すなわち、タップ切刃30
aは、第2図に示すように、多数のタップ溝を画成する
切刃部からなり、所定の螺子溝を削成するために前記溝
はドリルタップ20の軸線を中心軸とする一つの螺旋線
上に位置するように形成される。また、タップ切刃30
aは前記ドリル切刃28aよりも外側に突出するように
半径方向の長さを大きく選択しておく。
さらに、ランド32aにおいてはドリル切刃28aとタ
ップ切刃30aとの境界部分に比較的浅い逃げ溝36a
を形成する。この逃げ溝36aはタップ切刃30aによ
って発生する切削屑を放出するためのものである。さら
にまた、ドリル切刃28aの先端の面部には傾斜面を形
成し、これによって、ワークを好適に切削するための逃
げ角θ。
ップ切刃30aとの境界部分に比較的浅い逃げ溝36a
を形成する。この逃げ溝36aはタップ切刃30aによ
って発生する切削屑を放出するためのものである。さら
にまた、ドリル切刃28aの先端の面部には傾斜面を形
成し、これによって、ワークを好適に切削するための逃
げ角θ。
を確保しており、タップ切刃30aの先端の面部は前記
逃げ角θ1をさらに拡開する角度θ2を有するように形
成される (第4図参照)。
逃げ角θ1をさらに拡開する角度θ2を有するように形
成される (第4図参照)。
刃部22aは以上のように構成され、前述したように刃
部22bおよび22cも刃部22aと同様な形状である
ため、その詳細な説明は省略する。
部22bおよび22cも刃部22aと同様な形状である
ため、その詳細な説明は省略する。
なお、図中の刃部22b、22cにおいて、前記刃部2
2aと同等な構成要素は数字部分が等しい参照符号で示
し、その数字部分には刃部22b、22cに対応して参
照符号すあるいはCを付加している。
2aと同等な構成要素は数字部分が等しい参照符号で示
し、その数字部分には刃部22b、22cに対応して参
照符号すあるいはCを付加している。
一方、刃部22aと刃部22cとの間、すなわち、ドリ
ル切刃28aとタップ切刃30cとの間には、ドリル切
刃28aによって生ずる切削屑を外部へ導出するための
比較的深い逃げ溝38aを形成する。同様にして、ドリ
ル切刃28bと、タップ切刃30aとの間にも逃げ溝3
8bを形成し、さらに、ドリル切刃28cとタップ切刃
30bとの間にも逃げ溝38cを形成する。なお、前記
側々の逃げ溝38a乃至38cはその一端部においてド
リルタップ20の先端中央部を指向して傾斜するよう形
成される。
ル切刃28aとタップ切刃30cとの間には、ドリル切
刃28aによって生ずる切削屑を外部へ導出するための
比較的深い逃げ溝38aを形成する。同様にして、ドリ
ル切刃28bと、タップ切刃30aとの間にも逃げ溝3
8bを形成し、さらに、ドリル切刃28cとタップ切刃
30bとの間にも逃げ溝38cを形成する。なお、前記
側々の逃げ溝38a乃至38cはその一端部においてド
リルタップ20の先端中央部を指向して傾斜するよう形
成される。
本発明に係るドリルタップは基本的には以上のように構
成されるものであって、次にその作用並びに効果につい
て説明する。
成されるものであって、次にその作用並びに効果につい
て説明する。
ドリルタップ20の柄部24を図示しないチャックを介
して回転駆動源にしっかりと連結し、前記回転駆動源を
始動して前記ドリルタップ20を図中の矢印A方向に回
転させる。そこで、ドリルタップ20をその軸線方向に
沿ってワークに送り込めばドリルタップ20の先端部は
前記ワークを切削し始める。この場合、先ず、ドリル切
刃28a乃至28cがワークに対して下穴穿設のための
切削を開始する。この下穴穿設工程によって生じる切削
屑は螺旋状の逃げ溝38a乃至38cに沿って柄部24
方向へと移送される。この場合、第3図から諒解される
ように、前記逃げ溝38a乃至38cは深く形成されて
いるため、トリ・ル切刃28a乃至28cによって生じ
る比較的大量の切削屑を容易に外部へ導出することが出
来る。
して回転駆動源にしっかりと連結し、前記回転駆動源を
始動して前記ドリルタップ20を図中の矢印A方向に回
転させる。そこで、ドリルタップ20をその軸線方向に
沿ってワークに送り込めばドリルタップ20の先端部は
前記ワークを切削し始める。この場合、先ず、ドリル切
刃28a乃至28cがワークに対して下穴穿設のための
切削を開始する。この下穴穿設工程によって生じる切削
屑は螺旋状の逃げ溝38a乃至38cに沿って柄部24
方向へと移送される。この場合、第3図から諒解される
ように、前記逃げ溝38a乃至38cは深く形成されて
いるため、トリ・ル切刃28a乃至28cによって生じ
る比較的大量の切削屑を容易に外部へ導出することが出
来る。
一方、タップ切刃30a乃至30cは前記ドリル切刃2
8a乃至28Gと一体的に回転する。すなわち、刃部2
2aにおいては、先ず回転するドリル切刃28aによっ
て下穴が形成され、その直後に前記ドリル切刃28aよ
りも外側に突出したタップ切刃30aが前記下穴を画成
する周面部に対してタッピングを行う、従って、ドリル
切刃28a乃至28cによる下穴穿設工程は全てタップ
切刃3′Oa乃至30cによるタッピング工程を伴う。
8a乃至28Gと一体的に回転する。すなわち、刃部2
2aにおいては、先ず回転するドリル切刃28aによっ
て下穴が形成され、その直後に前記ドリル切刃28aよ
りも外側に突出したタップ切刃30aが前記下穴を画成
する周面部に対してタッピングを行う、従って、ドリル
切刃28a乃至28cによる下穴穿設工程は全てタップ
切刃3′Oa乃至30cによるタッピング工程を伴う。
そこで、予めドリルタップ20に加える回転および送込
みの速度を適切に選択してワークを切削すれば、−挙に
短孔を形成することが出来る。この時、タップ切刃30
a乃至30cによって発生する比較的少量の切削屑は逃
げ溝36a乃至36cに沿って柄部24側へと移送され
る。このようなタップ切刃30a乃至30Cによって生
ずる切削屑の放出ルートと前述したドリル切刃28a乃
至28cによって生ずる切削屑の放出ルートとが互いに
異なるように形成されているため、夫々の切削屑が他の
放出ルートに侵入することはない、従って、切削屑は円
滑に外部に送出され、この結果、切削抵抗の低減化が図
られて、それだけ、ワークを容易に切削することが可能
と・なっている。また、ドリルタップ20の先端部にお
いては、第4図に示すように、十分に逃げ角が確保され
ているため、切削時の摩擦に伴う切削熱の発生は好適に
抑制される。
みの速度を適切に選択してワークを切削すれば、−挙に
短孔を形成することが出来る。この時、タップ切刃30
a乃至30cによって発生する比較的少量の切削屑は逃
げ溝36a乃至36cに沿って柄部24側へと移送され
る。このようなタップ切刃30a乃至30Cによって生
ずる切削屑の放出ルートと前述したドリル切刃28a乃
至28cによって生ずる切削屑の放出ルートとが互いに
異なるように形成されているため、夫々の切削屑が他の
放出ルートに侵入することはない、従って、切削屑は円
滑に外部に送出され、この結果、切削抵抗の低減化が図
られて、それだけ、ワークを容易に切削することが可能
と・なっている。また、ドリルタップ20の先端部にお
いては、第4図に示すように、十分に逃げ角が確保され
ているため、切削時の摩擦に伴う切削熱の発生は好適に
抑制される。
以上のようにしてドリルタップ20を用いれば短孔を単
一の工程によって短時間で形成することが出来る。そこ
で、このドリルタップ20と第1図に例示したドリルタ
ップ2とを比較すれば、以下の通りである。
一の工程によって短時間で形成することが出来る。そこ
で、このドリルタップ20と第1図に例示したドリルタ
ップ2とを比較すれば、以下の通りである。
従来のドリルタップ2は比較的長い形状にならざるを得
す、しかも、溝部10が存在するために曲げ応力に対し
て強度が低く、折損の可能性が高いという欠点があった
が、本発明に係るドリルタップ20においては、前記溝
部10のような応力集中部が存在せず、ドリル切刃とタ
ップ切刃とが平行となるように形成されるため、ドリル
タップ20全体の長さは比較的短く、この結果、曲げ応
力に対する強度が高められている。さらに、従来例のド
リルタップ2のようにタップ部6に先行するドリル部4
がワークに孔部を穿設するようなことがないため、短孔
に連通ずる不必要な孔部が形成されるという不都合はな
い。
す、しかも、溝部10が存在するために曲げ応力に対し
て強度が低く、折損の可能性が高いという欠点があった
が、本発明に係るドリルタップ20においては、前記溝
部10のような応力集中部が存在せず、ドリル切刃とタ
ップ切刃とが平行となるように形成されるため、ドリル
タップ20全体の長さは比較的短く、この結果、曲げ応
力に対する強度が高められている。さらに、従来例のド
リルタップ2のようにタップ部6に先行するドリル部4
がワークに孔部を穿設するようなことがないため、短孔
に連通ずる不必要な孔部が形成されるという不都合はな
い。
さらにまた、短孔を一挙に形成することが出来るため、
作業時間が短縮されるという利点がある。
作業時間が短縮されるという利点がある。
また、ドリルとタップとを順次使用して短孔を形成する
一般的な作業に比較して、ドリルタップ20を使用する
場合の作業は極めて簡便であり、それに要する作業時間
も短くてすみ、しかも、工具の部品点数が少ないため、
日常の工具の維持管理が容易であるということは勿論で
ある。
一般的な作業に比較して、ドリルタップ20を使用する
場合の作業は極めて簡便であり、それに要する作業時間
も短くてすみ、しかも、工具の部品点数が少ないため、
日常の工具の維持管理が容易であるということは勿論で
ある。
なお、ドリルタップ20を図中の矢印A方向に回転させ
て短孔を形成した後は、反対方向、すなわち、矢印B方
向に回転力を加えればドリルタップ20が前記短孔から
離脱することは容易に諒解されよう。
て短孔を形成した後は、反対方向、すなわち、矢印B方
向に回転力を加えればドリルタップ20が前記短孔から
離脱することは容易に諒解されよう。
次に、第5図に本発明に係るドリルタップの別の実施例
を示す。この場合、前記実施例と同一の参照符号は同一
の構成要素を示すものとする。
を示す。この場合、前記実施例と同一の参照符号は同一
の構成要素を示すものとする。
この実施例では刃部22aの先端部におけるドリル切刃
28aとタップ切刃30aの傾斜角を夫々、θ1、θ2
と互いに異なるように形成することなく、寧ろ、前記傾
斜角θ1とθ2とを等しくして平滑な面部を構成するこ
とにより、所要の逃げ角を確保している (第6図参照
)。なお、刃部22b、22cの先端部においても前記
刃部22aと同様な平滑な面部を構成して逃げ角を得て
いる。
28aとタップ切刃30aの傾斜角を夫々、θ1、θ2
と互いに異なるように形成することなく、寧ろ、前記傾
斜角θ1とθ2とを等しくして平滑な面部を構成するこ
とにより、所要の逃げ角を確保している (第6図参照
)。なお、刃部22b、22cの先端部においても前記
刃部22aと同様な平滑な面部を構成して逃げ角を得て
いる。
このような構成では前記の実施例に比べてドリルタップ
の先端部の形成がより容易になり、しかも、前述した作
用および効果は低減することなく得られる。
の先端部の形成がより容易になり、しかも、前述した作
用および効果は低減することなく得られる。
本発明によれば以上のように簡単な操作で短孔を一挙に
形成することが可能であり、この結果、生産能率が大幅
に向上し、従来の種々の不都合を一掃出来るという効果
が得られる。
形成することが可能であり、この結果、生産能率が大幅
に向上し、従来の種々の不都合を一掃出来るという効果
が得られる。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設
計の変更が可能であることは勿論である。
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並びに設
計の変更が可能であることは勿論である。
第1図は従来技術に係るドリルタップの側面図、第2図
は本発明に係るドリルタップの側面図、第3図は第2図
に示すドリルタップの先端部の一部端面図、第4図は第
3図のIV−IV線断面概略図、第5図は本発明に係る
ドリルタップの別の実施例を示す先端部の一部端面図、
第6図は第5図のVI−Vl線断面概略図である。 20・・・ドリルタップ 22a〜22c・・・刃部
24・・・柄部 28a〜28c・・・ドリ
ル切刃30a〜30c・・・タップ切刃 32a〜32c・・・ランド
は本発明に係るドリルタップの側面図、第3図は第2図
に示すドリルタップの先端部の一部端面図、第4図は第
3図のIV−IV線断面概略図、第5図は本発明に係る
ドリルタップの別の実施例を示す先端部の一部端面図、
第6図は第5図のVI−Vl線断面概略図である。 20・・・ドリルタップ 22a〜22c・・・刃部
24・・・柄部 28a〜28c・・・ドリ
ル切刃30a〜30c・・・タップ切刃 32a〜32c・・・ランド
Claims (4)
- (1)柄部と螺旋状に延在する複数の刃部とを有するド
リルタップにおいて、前記夫々の刃部を構成する同一ラ
ンドにドリル切刃とタップ切刃とを所定間隔離間させて
螺旋状に形成し、しかも前記ドリル切刃を前記タップ切
刃に対して切削回転方向前方に位置するように構成する
ことを特徴とするドリルタップ。 - (2)特許請求の範囲第1項記載のドリルタップにおい
て、刃部を構成するドリル切刃とタップ切刃の間に切削
屑を外部に放出するための逃げ溝を画成してなるドリル
タップ。 - (3)特許請求の範囲第1項記載のドリルタップにおい
て、ドリル切刃とタップ切刃との間に画成される逃げ溝
は当該ドリルタップの切削回転方向を基準にしてドリル
切刃の直前に設けられる第1の逃げ溝がタップ切刃の直
前に設けられる第2の逃げ溝よりもその深度を大きく選
択してなるドリルタップ。 - (4)特許請求の範囲第1項記載のドリルタップにおい
て、ドリル切刃とタップ切刃とからなる夫々の刃部先端
の面部は逃げ角を画成する傾斜面で構成してなるドリル
タップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14432085A JPS624515A (ja) | 1985-07-01 | 1985-07-01 | ドリルタツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14432085A JPS624515A (ja) | 1985-07-01 | 1985-07-01 | ドリルタツプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS624515A true JPS624515A (ja) | 1987-01-10 |
Family
ID=15359349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14432085A Pending JPS624515A (ja) | 1985-07-01 | 1985-07-01 | ドリルタツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS624515A (ja) |
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