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JPS6240345A - 耐遅れ破壊特性の優れた高張力油井用鋼管 - Google Patents

耐遅れ破壊特性の優れた高張力油井用鋼管

Info

Publication number
JPS6240345A
JPS6240345A JP17685185A JP17685185A JPS6240345A JP S6240345 A JPS6240345 A JP S6240345A JP 17685185 A JP17685185 A JP 17685185A JP 17685185 A JP17685185 A JP 17685185A JP S6240345 A JPS6240345 A JP S6240345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delayed fracture
fracture resistance
oil well
steel pipe
steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17685185A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Hattori
服部 圭助
Kazuhiro Kanero
加根魯 和宏
Yukihiko Ebihara
海老原 行彦
Yasuo Ono
小野 泰男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
Priority to JP17685185A priority Critical patent/JPS6240345A/ja
Publication of JPS6240345A publication Critical patent/JPS6240345A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 本発明は耐遅れ破壊特性の優れた筒張力油井用鋼管の創
案に係り、150 Kai (105,5に9f/d 
)を越える降伏強さを有し、しかも劇遅れ破壊特性が従
来鋼より優れた高強度油井用鋼管を提供しようとするも
のである。
産業上の利用分野 降伏強さの高い高張力油井用鋼管。
従来の技術 油井管においては降伏強さが150Kml(1055に
4f層)以上、および170Ksi (119,5−/
−)以上を有するものが要求され、それぞれV−150
又はU −170のように称されている。
ところでこのような高強度油井用鋼管は、焼入焼戻し処
理によって製造され、又その耐遅れ破壊特性を向上する
ためには高温焼戻しを行うことが有効である。
発明が解決しようとする問題点 ところが上記のような従来のものにおいてその高強度を
得るためには焼戻し温度を低(することが必要であり、
このような高強度を得べく焼戻し温度を低くしたもめは
耐遅れ破W&特性においては劣ったものとならざるを侍
ない。
「発明の構成」 問題点を解決するための手段 1、  C: 0.10〜0.25wt%、  st:
 0.15〜1.0wt%。
Myr : 0.3〜1.5wt%、   Cr : 
0.5〜5.0wt%。
Mo: 0.5〜3.(hwtチ、   V : 0.
05〜1.2wt%。
、u : o、oos〜0.10wt%を含有し、残部
がFeおよび不可避的不純物から成り、しかも、 (M ’(駆Ti3 ” ■(%)X 、 ) /c(
’rXなる式におけるXが0.5≦X≦1.5を満足す
ることを特徴とする耐遅れ破壊特注の後れた高張力油井
用鋼管。
2、   C:  0.10〜0.25wt%、  S
i :  0.15〜1.0wt%。
kh :  0.3〜1.5wt%、     Cr:
  0.5〜5.0wt%。
MO:  0.5〜3.0wt%、     V  :
  0.05〜1.2wt%。
At :  0.005〜0.10wtチを含有すると
共に、 Nb: 0.01〜0.1wt% を含有し、浅部がFeおよび不可避的不純物から成り、
しかも、 (M+)(#×1/16+Nb(%)x土+’IC’l
l ”)/c(%5Xなる弐におけるXが0.5≦X≦
1.5  を満足することを特徴とする耐遅れ破壊特性
の優れた高張力油井用鋼管。
3、  C: 0.10〜0.25wt%、  jf;
4 : 0.15〜1.0wt To−Mpg : 0
.3〜1.5wt%、   Cr : 0.5〜5.0
wt fb −Mo: 0.5〜3.0wt %、  
 V : 0.05〜1.2wt%。
AI : 0.005〜0.10wtチを含有すると共
に、 Cu: 0.1〜1.5wt%、   n : 0.0
05間、040wt%。
Nt:o、1〜1.5wt%、   B : 0.00
0&−01)030wt%Nb: 0.01〜0.lw
t%。
の何れか1種又は2a以上を含有し、残部がFeおよび
不可避的不純物から成り、しかも(M噸x−L+v(郷
−L)xq(かX・・・・・・・・・工(Mo(%)X
 −+Nb(%)X −+V(%)X ”)/C(%9
=X・・−・・■なる各式におけるXが0.5≦X≦1
.5を満足することを特徴とする耐遅れ破壊特性の侵れ
た高張力油井用m管。
作用 wt%(以下単にチという)で、c : o、to%以
上をき有させることによって強度性を得しめ、&を0.
15%以上、Mnを0.3%以上含有させることにより
脱酸を図り、又このSiを1.0%以下、勤を1.5%
以下、■を1.2%以下、Mを0,10−以下とするこ
とによって靭性劣化を口近する。   □Crを0.5
%以上、Moを0.51以上富有させることによって焼
入性を向上し、又焼戻し温度を上昇させる。
Moを3.0チ以)、■を0.05%U上含有させるこ
とによって鮒遅れ破壊特性を良好ならしめろO Nbは0.01%以上の含有でオーステナイト粒の細粒
化と靭性向上を図り、焼戻し時にNb  炭化物を析出
させて耐遅れ破産特性を改善する。
01%以下とすることにより靭性劣化をなからしめる。
Cu:’0.1斉以上、Ni : 1.5%以下含有さ
せることによって耐遅れ破壊性を良好にし、前記Ni 
: 0.1%以下、n : 0.0051以上、B :
 0.0003%以上の含有によって焼入性を向上する
更に、 (MO(%) ×” ■(鋤×l −t )/C@)=
X ”==・” 1なる各式におけるXが0.5≦X≦
1.5を満足することにより前記した耐遅れ破壊特性を
向上し、しかも靭性%゛化をなからしめろ。
実施例 上記したような本発明について更に説明すると、本発明
者等は耐遅れ破壊特性に漬れ、しかも高強度をもった油
井管用材料を得ることについて研究を重ねた結果、鋼の
化学成分を調整し、しかも高温焼戻しを竹うことによっ
て耐遅れ破壊!特性に有害とされているセメンタイト(
#m3C)を著しく低減することが可能であって、それ
らの結果として従来鋼よりも優れた特性が得られること
を見出した。
即ち前記したような本発明において各元素についての成
分組成範囲を限定した坤由は以下の通りである。
Cは、強度C同上に有効であって、このためにはwtチ
(以下単に−という)で、0.10%以上含有させるこ
とが必要であるが、0.25%を越えて含有されたもC
は焼入れ時に焼削れを発生する可能性があり、これを上
限とする。なおCが0.10%以下では焼入れ性に!、
5いても者しい低下を来すことになる。
Siは、鍋の脱酸目的において0.15%以上含有させ
ることが必要である。然し1.0%以上も含有したもの
は靭性および延性において劣ったものとなるので、これ
を上限とすべきである。
Mnは、脱酸剤として有効であり、又焼入性を向上させ
る元素であって、0.3%以下ではこれらの効果が確保
されない。一方1.5 %を越えて含有したものは靭性
を劣化するので、これを上限と1−る。
Crは、焼入性を向上させる元素であって、又焼戻し温
度を上昇させることに有効であって、0.5%以下では
それらの効果が不光分である。
しかし5.0%を越えるとその効果が飽和し、経済的に
不利となるからこれを上限とする。
Moは、焼入性を向上させる元素であり、又焼戻し温度
を上昇させることに有効であると共にIJsC蛍を低減
させることに有効な元素であって、0、5%以丁ではそ
れらの効果が不充分である。
ところが3.0%以上含有さ4すると焼戻し時にM。
炭化物を析出させ、耐遅れ破壊特性に有害となるのでこ
れを上限とする。
■は、焼戻し温度を上昇させろことに有効であつ1、又
焼戻し時にU炭化物を析出させ、耐遅れ破壊特性に有害
とされるh g C量を低減させることにも有効な元素
であって、0.05%以下ではこれらの効果を適切に得
ることができない。
然し1.2チな超えて含有すると靭性を劣化することと
なり、これを上限とする。
Mは、脱酸剤として不可欠的であり、又焼入温度でのオ
ーステナイト粒の細粒化に有効であって、これらの効果
を得るには少くともo、oo s−以上含有することが
必要である。しかし0.100チを越えて含有したもの
は靭性の劣化をもたらすのでこれを上限とすべきである
Nbは、焼入温度で加熱時のオーステナイト粒細粒化に
有効であり、又適量を添加することにより靭性が向上す
ると共に焼戻し時にNb炭化物を析出させ耐遅れ破壊特
性に有害とされるh3C量を低減させることに有効であ
って、このためには0.014以上含有させることが必
要である。然しこのNbを0.1%を超えて含有させる
と靭性が劣化するので、これを上限とすべきである。
Cuは、耐遅れ破壊特性および耐食性の向上に有効であ
るが、その効果は0.14未満では不充分である。又1
.5%を超えると上記した耐遅れ破壊性に及ぼす効果が
飽和し、経済的でないので1.5 %以下とすべきであ
る。
Niは、焼入性を向上させる元素であり、又靭性を向上
させる元素でもある。その効果は0.1チ未満では小さ
く、一方1.5%を超えると耐遅れ破壊特性に悪影響が
出て来るのでこれを上限とした。
nは、鋼中のNと結合してBNの生成を防止し、焼入性
の向上に効果がある固溶Bを確保する゛ことに有効な元
素であって、その効果はo、oosチ以下では不充分で
ある。然し0.040%を超えると飽和するのでこれを
上限とする。
Bは、0.0003%以上の添加で焼入性が向上する。
しかし0.0030%を超えて添加させてもその効果が
飽和するのでこれを上限とすべきである。
更に本発明においてはMo%VおよびCの間に次の1式
又はπ式で、 (Mo(@x−+v(%)x  )/C(%)=X−・
−n(Mo(%)x −+Nb(駆ま+M%)X ” 
)/C<%SX−・・nそのXの値が0.5〜1.5の
範囲内となることが必要である。即ちこれは焼入れ後の
マルテンサイト相を600℃以上Ae1点以下の温度で
焼戻しする場合にMo、V又はM o * V + N
 bの炭化物を多く析出させてCを固定することによっ
てA3((n析出量を減少させ、耐遅れ破壊特性を向上
させるために必要な条件であって、前記I%■式におけ
るXが0.5未満の場合でも#*3C量は減少するが、
耐遅れ破壊特性の向上は小さい。父上記入π式における
Xの値が1.5を超えるならば靭性劣化を来すこととな
る。
なお具体的な製造に当っては上記範囲内の化学成分組成
を有する鋼を900℃以上の温度から焼入れすることが
好ましい。即ち均一なマルテンサイト相を得るためには
、充分均一なオーステナイト相を臨界冷却速度以上の冷
却速度で冷却することが適切で、900℃以上の温度は
充分均一なオーステナイト相を有効に得るために実質的
に必要である。
又焼入れ後は、600℃以上、Act点以下の温度で焼
戻しを行うが、この温度範囲はMo+VsNb の炭化
物を析出させ、hsCの析出量を低減するために好まし
い範囲であって、600℃以下の焼戻し温度ではF1s
c’Mの減少幅は小さいことになる。
本発明によるものの具体的な製造例について説明すると
、以下の如くである。
即ち次の第1表には本発明者等が用いた本発明例および
比較例についての鋼化学成分を示す。
又これらの鋼に対する熱処理条件と試験片の降伏強さお
よび引張強さについて夫々測定した結果および前記した
I、II式におけるXの値を要約して示すと次の第2表
に示す通りであるが、遅れ破壊試験は片持梁式の試験機
を使用し、試験片1は第1図に示すように10 X 1
5 X 150震のものを用い、上列中央に深さ3■の
疲労クラック2を圧延方向および圧延面に直交する方向
に導入した。
又試験方法の仔細は試験機を用いて試験片1の疲労クラ
ック2が開口する方向に曲げモーメントを負荷すること
によって疲労クラックにおけるに+値を260 Kff
/*jとし、試験環境中に保持して破断時間を測定した
。試験環境は30℃の35%Na(J水溶液(pHが略
7)とし、最大保持時間は500時間とした。
このような遅れ破断試験の結果得られた破断時間および
降伏強さと破断時間の関係は第2図に示す通りである。
即ち第2図から明かなように本発明によるものは500
時間の保持後においても遅れ破壊が発生せず、比較例に
よるものよりも著しく良好な耐遅れ破壊特性を示す。
つまり比較−のA、Bは、SN0M439鋼、比較鋼C
,DはそれぞれS 0M435鋼、S 0M430鋼で
あって、これらは機械構造用に広く採用されている鋼で
あるが、化学成分が本発明外であると共に瀦戻し温度な
どにおいても上記したような好ましい範囲とは異り、本
発明例と比較するならば耐破s特性において劣ることは
明かである。
又比較鋼ESF、G、Hは化学成分、焼戻し温度とも本
発明範囲外にあり、その耐遅れ破壊特性は劣っている。
鋼Iは化学成分は本発明範囲内にあるが、焼戻し温度が
低いためFa3Cの減少幅が小さく、耐遅れ破壊特性が
劣る例であり、@JはCが低いためV−150の規格以
上の強度が得られない例である。
以上のように本発明範囲内に化学成分を調整し、しかも
本発明で規定する過当な熱処理を行うことにより良好な
耐遅れ破壊特性を有する高張就油井用釧管を的確に製造
することが可能となる。
「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときは油井用鋼管とし
て好ましい高強度性を贈保しながら、しかも優れた耐遅
れ破壊特性を適切に具備した鋼管を製造することができ
るものであって、工業的にその効果の大きい発明である
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の技術的内容を示すものであって、第1図
は遅れ破壊試験片の形状についての説明図、第2図は3
0℃、35%Nact水溶液環境での遅れ破壊試験結果
を本発明材と比較材について要約して示した図表である

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、C:0.10〜0.25wt%、Si:0.15〜
    1.0wt%、Mn:0.3〜1.5wt%、Cr:0
    .5〜5.0wt%、Mo:0.5〜3.0wt%、V
    :0.05〜1.2wt%、Al:0.005〜0.1
    0wt% を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物から成り、
    しかも、 {Mo(%)×1/16+V(%)×3/17}/C(
    %)=Xなる式におけるXが0.5≦X≦1.5を満足
    することを特徴とする耐遅れ破壊特性の優れた高張力油
    井用鋼管。 2、C:0.10〜0.25wt%、Si:0.15〜
    1.0wt%、Mn:0.3〜1.5wt%、Cr:0
    .5〜5.0wt%、Mo:0.5〜3.0wt%、V
    :0.05〜1.2wt%、Al:0.005〜0.1
    0wt% を含有すると共に、 Nb:0.01〜0.1wt% を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物から成り、
    しかも、 {Mo(%)×1/16+Nb(%)×4/31+V(
    %)×3/17}/C(%)=Xなる式におけるXが0
    .5≦X≦1.5を満足することを特徴とする耐遅れ破
    壊特性の優れた高張力油井用鋼管。 3、C:0.10〜0.25wt%、Si:0.15〜
    1.0wt%、Mn:0.3〜1.5wt%、Cr:0
    .5〜5.0wt%、Mo:0.5〜3.0wt%、V
    :0.05〜1.2wt%、Al:0.005〜0.1
    0wt% を含有すると共に、 Cu:0.1〜1.5wt%、Ti:0.005〜0.
    040wt%、Ni:0.1〜1.5wt%、B:0.
    0003〜0.0030wt%Nb:0.01〜0.1
    wt%、 の何れか1種又は2種以上を含有し、残部がFeおよび
    不可避的不純物から成り、しかも{Mo(%)×1/1
    6+V(%)×3/17}/C(%)=X・・・ I {
    Mo(%)×1/16+Nb(%)×4/31+V(%
    )×3/17}/C(%)=X・・・IIなる各式におけ
    るXが0.5≦X≦1.5を満足することを特徴とする
    耐遅れ破壊特性の優れた高張力油井用鋼管。
JP17685185A 1985-08-13 1985-08-13 耐遅れ破壊特性の優れた高張力油井用鋼管 Pending JPS6240345A (ja)

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