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JPS6235357B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6235357B2
JPS6235357B2 JP54022660A JP2266079A JPS6235357B2 JP S6235357 B2 JPS6235357 B2 JP S6235357B2 JP 54022660 A JP54022660 A JP 54022660A JP 2266079 A JP2266079 A JP 2266079A JP S6235357 B2 JPS6235357 B2 JP S6235357B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
information
circuit
magnetic field
rotor magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54022660A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55117485A (en
Inventor
Hiroyuki Yamauchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2266079A priority Critical patent/JPS55117485A/ja
Publication of JPS55117485A publication Critical patent/JPS55117485A/ja
Publication of JPS6235357B2 publication Critical patent/JPS6235357B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/10Arrangements for controlling torque ripple, e.g. providing reduced torque ripple

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Brushless Motors (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、例えばレコードプレーヤなどに使
用して好適な無刷子直流モータの、特に、駆動回
路に関する。
無刷子直流モータとして、ロータの回転角位置
に無関係に常に一定の回転トルクが得られるよう
にしたものが知られている。
第1図〜第4図は、この種の無刷子直流モータ
の一例で、磁界が正弦波状になるようにロータマ
グネツトが着磁されるとともに、互いに位相が90
度異なる2相正弦波交流電流を、2相のステータ
コイルに流すことにより、ロータの回転角に無関
係に常に一定のトルクが得られ、トルクむらのな
い回転をなすようにしたものである。
すなわち、第1図はこの無刷子直流モータの一
例の縦断面を示すもので、1は回転軸、2はロー
タマグネツト、3はロータヨークで、ロータマグ
ネツト2はロータヨーク3に被着されている。
ロータマグネツト2は複数極に着磁された永久
磁石が用いられるもので、第2図に示すように例
えば8極に着磁されるとともに、これによる磁界
が正弦波状になるように着磁されている。
また、ステータコイルは2相設けられるもの
で、第3図に示すようにロータマグネツト2より
の磁界に対して互いに同相となる位置に配置され
ている巻線ブロツクC1とC2が直列に接続されて
第1のステータコイル4が形成され、また、同様
にロータマグネツト2よりの磁界に対して互いに
同相となる位置に配されている巻線ブロツクC3
とC4が直列に接続されて第2のステータコイル
5が形成される。そして、これら第1及び第2の
ステータコイル4及び5はロータマグネツト2に
対向するように配されるとともに互いに電気角で
90゜の奇数倍だけ異なる位置に配されている。
また、2個のステータコイル4及び5に対応し
てロータマグネツト2の磁界を検出するための検
出素子として2個のホール素子6及び7が設けら
れる。すなわち、ホール素子6はステータコイル
4と電気角で同相となる位置に、ホール素子7は
ステータコイル5と電気角で同相となる位置に、
それぞれ配されるとともに、2個のホール素子6
及び7は、第3図に示すようにロータマグネツト
2よりの磁束を検出する位置で、かつ、互いに電
気角で90゜異なる位置に配置される。
第4図は、この無刷子直流モータの駆動回路の
一例を示すもので、2個のホール素子6及び7に
は、端子8を通じて直流電流Iが供給されてい
る。
したがつて、ロータマグネツト2の回転に応じ
て、ホール素子6及び7には正弦波電圧が得ら
れ、この電圧が直線性を有する増幅回路9及び1
0に供給される。すなわち、ホール素子6及び7
の出力に得られる正弦波電圧がオペレーシヨナル
アンプ(以下オペアンプという)11及び12の
正及び負入力端子間に印加され、このオペアンプ
11及び12の出力により、正弦波電圧の正の半
サイクル期間にはそれぞれトランジスタ13及び
15が導通状態となつて、これを通じてステータ
コイル4及び5に電流が流れ、負の半サイクル期
間にはそれぞれトランジスタ14及び16が導通
状態となつてこれを通じてステータコイル4及び
5に電流が流れる。
したがつて、ステータコイル4及び5には、ホ
ール素子6及び7より得られた電圧に比例した電
流が供給される。
すなわち、ロータの回転角をθとすれば、一方
のステータコイル4に鎖交する磁束φ及び他方
のステータコイル5に鎖交する磁束φは、 φ=φnsinθ ……(1) φ=φncosθ ……(2) で表わされる。ただしφnは定数である。
また、2個のホール素子6及び7によつてロー
タマグネツト2よりの正弦波状に変化する磁界が
検出され、これらホール素子6及び7には、検出
磁界に比例した電圧が発生し、これが増幅回路9
及び10に供給されるから、各ステータコイル4
及び5に流れる電流i1及びi2は、 i1=Ksinθ ……(3) i2=Kcosθ ……(4) となる。但し、Kは回転角θに無関係の値で、完
成したモータでは電流Iが一定ならば定数であ
る。
したがつて、ステータコイル4及び5による力
F1及びF2は、 F1=i1・φ=φnKsin2θ ……(5) F2=i2・φ=φnKcos2θ ……(6) したがつて、ロータマグネツト2が受ける力F
は、 F=F1+F2 =φnK(sin2θ+cos2θ) =φnK ……(7) となり、ロータの回転角θに関係なく一定のもの
となる。
このように、この無刷子直流モータによれば、
磁界が正弦波状になるようにロータマグネツトを
着磁するとともに2相のステータコイルに、互い
に位相が90度ずれた2相正弦波交流信号を通電す
ることにより、ロータの回転角に無関係に常に一
定のトルクを得ることができ、トルクむらのない
直流モータが実現できるものである。
ところで、上述の例のように、ロータマグネツ
トよりの磁界を2個のホール素子で検出し、その
検出出力から直接的にステータコイルに流す正弦
波電流を形成するようにした場合には次のような
欠点がある。
すなわち、ホール素子の検出出力には直流オフ
セツト電圧が発生し、したがつてステータコイル
に流れる正弦波電流には直流分が含まれる。この
ため正弦波の正の区間と負の区間との長さが異な
り、これがトルクリツプルの原因となる。
また、ホール素子は同一材料で構成されたもの
であつても、その積感度は同じではなく、バラツ
キがある。したがつて、その出力電圧にもバラツ
キが生じ、上述の例の場合、ホール素子6の出力
電圧とホール素子7の出力電圧が同じにならず、
これもトルクリツプルの原因となる。
さらに、ロータマグネツトに対し、その磁界が
正確に正弦波状になるように着磁することは困難
で、通常、着磁むらを生じる。上述の例では、こ
の着磁むらのあるロータマグネツトよりの磁界を
検出することによりステータコイルに供給する正
弦波信号を形成することになり、ステータコイル
に流れる電流は正しい正弦波にはならない。これ
もトルクリツプルの原因となつていた。
そこで、ステータコイルに供給する正弦波電流
を得るに当たつて、ロータマグネツトよりの磁界
を検出して、その検出出力を利用するのではな
く、正確な正弦波信号の情報を記憶させておき、
この記憶情報をロータの回転速度に応じ、かつ、
各ステータコイルに加わるロータマグネツトより
の磁界に同期して読み出すようにして、上記の欠
点を一掃するようにした新規な無刷子直流モータ
の駆動回路が考えられた。
第5図はその一例の系統図である。
20及び30はそれぞれステータコイル4及び
5に対応して設けられた波形発生回路で、それぞ
れリードオンリーメモリー21及び31と、ロー
タの回転速度に応じた周波数のクロツクパルスを
計数することによりメモリー21及び31の記憶
番地を指定して読み出するようにするカウンタ2
2及び32と、デジタル―アナログ変換回路23
及び33とを有している。
この場合、メモリー21及び31には、それぞ
れ正確な正弦波形の情報が記憶されるが、この例
ではステータコイル4側をサイン相として一方の
メモリー21にはサイン波情報が、ステータコイ
ル5側をコサイン相として他方のメモリー31に
はコサイン波情報が、それぞれ記憶されている。
そして、その記憶に当たつては、正弦波形が、再
現するのに十分な数のサンプリング数でサンプリ
ングされ、その各サンプリング値が量子化されて
デジタル情報に変換され、このデジタル情報が各
番地に記憶されるものであるが、この例では、サ
ンプリング数は128とされ、メモリー21には、
第6図Aに示すようにサイン波の0ラジアンから
2πラジアンまでに相当する1周期分が128個の
サンプリング数でサンプリングされ、そのサンプ
リングレベルが、例えば8ビツトのデジタルコー
ド化信号に変換されて、その0番地から127番地
に記憶されており、同様に、メモリー31には、
第6図Bに示すようにコサイン波の0ラジアンか
ら2πラジアンまでに相当する1周期分がサンプ
リング数128でサンプリングされ、そのサンプリ
ングレベルがデジタルコード化信号に変換され
て、その0番地から127番地に記憶されている。
また、この例では、カウンタ2及び32にて計
数されるロータの回転速度に応じたクロツクパル
スとしては、例えばロータ軸1に同軸的に設けら
れた周波数発電機よりの信号が用いられる。
すなわち、第5図で、17は歯数Nの周波数発
電機で、これよりはロータの1回転当たりのくり
返し数がNで、周波数がロータの回転速度に応じ
たものとなる信号FGが得られる。そして、この
信号FGは、アンプ18を通じてシユミツトトリ
ガ回路19に供給されてパルス整形されてパルス
FGとされ、このパルスPFGがカウンタ22及び
32のクロツク端子に供給される。
この例の場合、周波数発電機17の歯数Nは次
のようにして決定される。
すなわち、ロータマグネツト2が8極に着磁さ
れているとすると、ステータコイル4及び5に加
わる磁界HS及びHCはロータの1回転につき、正
弦波状に4回くり返すので、これに同期してメモ
リー21及び31から読み出しを行うようにする
には、正弦波の1周期分が128個でサンプリング
されているので、4周期分では512個必要にな
る。したがつて、周波数発電機17の全歯数は
512歯とされる。
40及び50は、それぞれステータコイル4及
び5に加わる正弦波状に変化する磁界HS及びHC
に同期した正弦波電流をステータコイル4及び5
に供給するための回路で、それぞれスイツチ回路
41及び51、オペアンプ42及び52、ドライ
ブ回路43及び53を有している。
60はステータコイル4及び5に加わる磁界H
S及びHCに同期してメモリー21及び31より波
形情報を読み出すようにするための同期回路で、
この例では、ロータヨーク3の外周面の特定位置
に被着された永久磁石よりの磁束を検出すること
によりその磁石の位置を検出する検出素子例えば
磁束応答形磁気ヘツド61と、リミツタアンプ6
2と、プリセツト定数設定回路63と、カウンタ
64と、フリツプフロツプ回路65とからなる。
ここで、この永久磁石とヘツド61との取付け
位置は、ロータマグネツト2よりステータコイル
4に加わる磁界HSが立ち上がりの零クロス点例
えば第6図Cの点Pである回転角位置において、
ヘツド61より検出パルスが得られるような位置
P0とし、この点Pの位置よりメモリー21及び3
1の0番地からの読み出しを開始するようにする
ことが考えられるが、永久磁石とヘツド61を、
正確にその位置P0に置くことは困難であるととも
に、タイミング的に無理が生じるため、この例で
は、位置P0よりも周波数発電機17の歯数で30歯
分手前の位置P30で検出ヘツドより検出パルスMD
(第6図D)が得られるようにされる。
ところで、この例では、上述のようにメモリー
21及び31よりの読み出し信号は、ロータの回
転に伴つて得られる信号FGから得るようにして
いるので、ロータが停止している起動時に信号
FGは得られず、したがつてメモリー21及び3
1よりの読み出しができないので、このままでは
モータを起動することができない。
そこで、この例では起動回路70が設けられ
る。この起動回路70は、スタートスイツチを押
すとこのスタートスイツチを押している期間だけ
「1」となる信号KSが得られる端子71と、オア
回路72と、スイツチ回路73と、フリツプフロ
ツブ回路74と、プリセツト定数設定回路75
S,75Cと、ホール素子76S,76Cと、リ
ミツタ回路77S,77Cと、ゲート回路78
S,78Cとを有している。
ホール素子76Sはステータコイル4と電気角
で同相となる位置に、ホール素子76Cはステー
タコイル5と電気角で同相となる位置に、それぞ
れ配置される。
以上の構成の駆動回路の動作を、先ず起動時か
ら説明する。
すなわち、スタートスイツチを押すと、端子7
1に得られる信号KSがオア回路72を通じてス
イツチ回路73に供給される。このスイツチ回路
73は通常は図の状態に切り換えられてその出力
SP(第7図A)は「0」の状態となつている
が、信号KSが「1」となるとスイツチ回路73
は図の状態とは逆の状態に切り換えられて、その
出力SPは「1」に立ち上がる。このスイツチ回
路73の出力SPはプリセツト定数設定回路75
S及び75Cに供給されて、出力SPが「1」に
立ち上がる時点でこのプリセツト定数設定回路7
5S及び75Cの出力によりカウンタ22は計数
値「32」の状態に、カウンタ32は「0」の状態
に、それぞれプリセツトされる。すなわち、正弦
波形の最大値を読み出すべき番地がプリセツトさ
れる。
したがつて、メモリー21及び31よりはそれ
ぞれ正弦波の最大値のデジタル情報(等しい値)
が読み出され、これがデジタル―アナログ変換回
路23及び33にてアナログ信号に変換される。
また、スイツチ回路73の出力SPが「1」に
立ち上がることによりフリツプフロツプ回路74
がセツトされて、その出力SF(第7図B)が
「1」に立ち上がる。このフリツプフロツプ回路
74の出力SFはゲート回路78S及び78Cに
そのゲート信号として供給され、出力SFが
「1」である期間、ゲート回路78S及び78C
はオンとされる。
一方、ホール素子76S及び76Cにより磁界
S(第7図C)及びHC(第7図E)がそれぞれ
検出されて、これより出力電圧ES及びECがそれ
ぞれ得られ、これがリミツタ回路77S,77C
で波形整形されて、それぞれ矩形状信号LS(第
7図D)及びLC(第7図F)とされ、これら信
号LS及びLCがそれぞれゲート回路78S及び7
8Cに供給されている。したがつて、出力SFが
「1」である期間、ゲート回路78S及び78C
を通じて、信号LS及びLCがそれぞれスイツチ回
路41及び51にそのスイツチング信号として供
給される。そして、信号LS及びLCが「1」であ
るとき、すなわち、磁界HS及びHCの正の半サイ
クル期間にはスイツチ回路41及び51は図の状
態に切り換えられて、アンプ42及び52よりは
デジタル―アナログ変換回路23及び33の出力
がそのままの極性で得られるようにされ、信号L
S及びLCが「0」であるときにはスイツチ回路4
1及び51は図の状態とは逆の状態に切り換えら
れて、アンプ42及び52よりはデジタル―アナ
ログ変換回路23及び33の出力が逆の極性で得
られるようにされる。
このときのデジタル―アナログ変換回路23及
び33の出力は、正弦波の最大レベルであるの
で、アンプ42及び52の出力DS(第7図G)
及びDC(第7図H)は、正弦波信号の最大振幅
に等しい振幅の矩形波信号となり、これがドライ
ブ回路43及び53をそれぞれ通じてステータコ
イル4及び5に供給されていわゆるスイツチング
駆動とされ、モータが起動される。
なお、このとき、フリツプフロツプ回路74の
出力SFはカウンタ22及び32のイネーブル端
子に供給されて、この出力SFが「1」である間
は、すなわち起動時は、シユミツトトリガ回路1
9よりのパルスPFGがカウンタ22及び32で計
数されないようにされている。
こうしてモータの起動がなされて、ロータが回
転を始め、ロータの回転角位置がロータヨーク3
に取り付けられた永久磁石を検出する位置になる
と、ヘツド61により磁束が検出されて検出パル
スMD(第7図I)がリミツタ回路62を通じて
得られ、これがプリセツト定数設定回路63に供
給されて5ビツトのカウンタ64が「2」の状態
にプリセツトされる。このカウンタ64には、シ
ユミツトトリガ回路19よりのパルスPFGが供給
されており、このパルスPFGが30個計数される
と、このカウンタ64よりキヤリーパルスCA
(第6図E)が得られ、これによりカウンタ22
及び32がリセツトされる。これと同時に、キヤ
リーパルスCAによりフリツプフロツプ回路74
がリセツトされて、その出力SFが「0」にな
り、カウンタ22及び32は計数可能状態にな
る。したがつて、カウンタ22及び32では、こ
のキヤリーパルスCAの時点から番地計数が開始
され、カウンタ22,32は「0」「1」「2」…
…とパルスPFGを計数して歩進する。
したがつて、メモリー21及び31の番地が0
番地、1番地、2番地……と順次指定されて正弦
波のデジタル情報が読み出される。
この場合、カウンタ22及び32はパルスPFG
を128個計数する毎に「0」の状態に戻るが、こ
の128個目は、1周期分の正弦波の終点に相当
し、これのサンプリングレベルは1周期分の正弦
波の始点のサンプリングレベルに等しい。したが
つて、メモリー21及び31よりはロータ1回転
(512歯)で4回くり返して、0〜127番地の情報
が読み出されて4周期分の波形情報が読み出され
る。
こうして、メモリ21及び31より読み出され
た情報はデジタル―アナログ変換回路23及び3
3にてそれぞれアナログ信号に変換された後、ス
イツチ回路41及び551に供給される。
このとき、ゲート回路78S及び78Cは、フ
リツプフロツプ回路74の出力SFが「0」であ
ることからオフとなつており、したがつて、スイ
ツチ回路41及び51は図の状態に切り換えら
れ、アンプ42及び52の出力DS及びDCはデジ
タル―アナログ変換回路23及び33の出力、す
なわち正弦波交流信号がそのままの極性で得ら
れ、これらがステータコイル4及び5にそれぞれ
供給される。
このようにして、各ステータコイル4及び5に
は、これらに加わる磁界HS及びHCに同期した正
弦波電流が流れ、前述の第(7)式を満足する定常回
転状態となる。
ところで、この定常回転駆動状態で、例えば、
外力によりロータの回転が強制的に停止されてし
まつたような場合には、パルスPFGがなくなるの
で、このままではモータは回転を続けることがで
きなくなつてしまう。そこで、この例では、次の
ようにされる。
すなわち、アンプ18を通じた周波数発電機1
7よりの信号FGが速度検出回路81に供給され
て、これより信号FG周波数に比例した電圧が得
られ、これがレベル検出回路82に供給される。
そして、ロータの回転数が低くなつて、速度検出
回路81の出力電圧が一定値以下になつたとき、
このレベル検出回路82の出力に「1」に立ち上
がる信号が得られ、これがオア回路72を通じて
スイツチ回路73に供給されて、これが図の状態
とは逆の状態に切り換えられる。したがつて、ス
イツチ回路73の出力SPは、起動時と同様に
「1」に立ち上がる。そして、起動時と全く同様
にしてステータコイル4及び5には矩形状電流が
流れて、起動時と全く同様の動作となり、回転が
停止しないようにされる。
そして、回転速度が上がれば、前述と同様にし
て起動回転駆動状態から定常回転駆動の状態に戻
り、回転は持続する。
以上述べたようにして、この新規な無刷子直流
モータによればロータマグネツトよりの磁界を検
出素子で検出し、その検出出力からステータコイ
ルに供給する正弦波電流を形成するのではなく、
歪のない正弦波情報をメモリーに記憶しておき、
このメモリーより正弦波情報をロータマグネツト
よりの磁界に同期するとともにロータの回転に同
期した信号により読み出し、この読み出した情報
からステータコイルに流す電流を形成するように
したので、検出素子としての2個のホール素子の
ゲイン差や、直流オフセツト電圧に起因するトル
クリツプルは生じないという顕著な効果がある。
また、ロータマグネツトよりの磁界が正しく正
弦波状でないことによる影響も、ステータコイル
に流れる電流には全くない。ところが、正確な正
弦波信号により駆動したとしても、ロータマグネ
ツトの着磁磁界が正確な正弦波にならないため、
回転についてのワウ・フラツタは残存する。
この発明は、この点にかんがみ、上述した新規
な無刷子直流モータにおいて、さらにワウ・フラ
ツタの少ないものを提供しようとするものであ
る。
すなわち、この発明は、特に起動時のトルクを
平坦として、ワウ・フラツタの改善を図つたもの
である。
すなわち、例えば、一方のステータコイル4
(サイン相)について説明すると、前述のように
ロータマグネツト2は着磁むらを有し、その量は
各回転角位置により異なるから、これを回転角θ
の関数f(θ)とすると、その磁界の関数は、
sinθ+f(θ)で表わされる。
一方、駆動電圧関数を正確にサイン波にすると
上記のf(θ)の影響がそのままでてしまうので
駆動関数に補正を与える関数をF(θ)とする
と、駆動関数はsinθ+F(θ)で表わされる。
したがつて、この場合の発生トルクTSは、 TS=kt{sinθ+f(θ)}1/R〔E{sinθ+F(θ)}−kv{sinθ+f(θ)}ω〕 =kE/R〔sin2θ+f(θ)sinθ+{sinθ+f(θ)}F(θ)〕−k/R{sinθ+f(θ)}
ω……(8) (ただし、ktはトルク定数、kvは逆起電圧定
数、Eは駆動電圧、Rは電機子抵抗である。) ここで、ω=0のときのトルク、したがつて起
動トルクを考えると、 TS=kE/R〔sin2θ+f(θ)sinθ+{sinθ+f(θ))}F(θ)〕 ……(9) となる。したがつて、この場合には、(9)式の括孤
内の第2項及び第3項がトルクリツプルの項とな
り、これが零となればTSはsin2θの項のみとな
り、起動トルクは平坦となし得る。
すなわち、 f(θ)sinθ+(sinθ +f(θ))F(θ)=0 ∴F(θ)=−f(θ)sinθ/sinθ+f(θ)
……(10) なる補正関数を得る。コサイン相についても全く
同様にして補正関数F(θ)′を導くことができ
る。そしてこれを正確な正弦波信号に加えた信号
により駆動するようにすれば起動トルクを平坦と
することができる。
そして、この起動トルクを平坦とすることによ
り、無刷子直流モータのトルクむらは減少し、ワ
ウ・フラツタは軽減されるものである。
第8図は、この発明による無刷子直流モータの
駆動回路の一例で、波形発生回路20及び30
に、補正関数F(θ)及びF(θ)′の情報がそ
れぞれ記憶されたリードオンリーメモリー24及
び34が設けられるとともにメモリー21及び3
1とデジタル―アナログ変換回路23及び33と
の間に加算回路25及び35が設けられ、メモリ
ー21及び31よりの正確な正弦波形情報と、メ
モリー24及び34よりの補正関数情報とがこれ
ら加算回路25及び35で加算されるようにされ
ている。
この場合、メモリー24及び34にはロータマ
グネツト2の全周分の補正情報が記憶されるもの
で、この例の場合、周波数発電機17の歯に対応
してロータマグネツトの一周分がN=512等分さ
れた各回転角θ,θ,θ……θ511の位置
での補正量が記憶されるものである。
この場合、回転角θの位置は前述した回転角
位置P0となるようにされる。
補正情報は、例えば第9図のようにして形成し
て、メモリー24及び34に記憶させることがで
きる。
すなわち、第9図はメモリー24への記憶情報
書き込み回路の一例で、91は逆起コイルであ
る。この逆起コイル91はロータマグネツト2よ
りの磁界を検出して、この磁界に比例するととも
に回転速度に比例した直流オフセツトのない逆起
電圧が得られるものである。したがつて一定回転
速度で回転させた状態では回転速度は定数と看倣
すことができ、ロータマグネツト2よりの磁界に
比例した電圧がこの逆起コイル91より得られる
ものである。すなわち、この逆起コイル91より
は第10図の点線で示すような着磁むらを有する
正弦波状磁界(sinθ+f(θ))に比例した電圧
が得られる。そこで、この逆起コイル91より得
られる電圧を、ロータの特定の回転角θ,θ
,θ……θo……θ511の各位置でサンプリン
グし、そのサンプリングした各データをアナログ
―デジタル変換回路92にてデジタル信号に変換
し、これを関数f(θ)の形成回路93に供給す
る。一方、メモリー21により、そのサンプリン
グ点に対応する回転角位置θoにおける第10図
Aで実線で示すような正確な正弦波情報sinθo
読み出され、形成回路93に供給される。そし
て、この形成回路93にてはsinθo+f(θo)−
sinθoなる演算がなされてf(θo)(第10図B
参照)が形成され、これが補正関数F(θ)の形
成回路24に供給される。また、メモリー21よ
りの正確な情報sinθoがこの形成回路94に供給
され、第(10)式に示したような演算処理が、この形
成回路94にてなされ、補正関数情報F(θ
),F(θ),F(θ)……F(θo)……
F(θ511)がそれぞれ得られ、これら各データが
メモリー24の0番地から511番地に記憶される
ものである。
コサイン相のメモリー34にも同様にして、補
正関数情報F(θo)′が記憶されている。
そして、このように記憶されているメモリー2
4及び34よりの読み出しのため波形発生回路2
0及び30に共通にカウンタ83が設けられ、こ
のカウンタにてパルスPFGが計数されて、メモリ
ー24及び34の番地が指定されるも、カウンタ
22及び32と同期して番地計数が開始するよう
にされる。
すなわち、カウンタ83のクロツク端子にパル
スPFGが、リセツト端子カウンタ64よりのパル
スCAが、イネーブル端子にフリツプフロツプ回
路74の出力SFが、それぞれ供給される。
したがつて、加算回路25及び35よりはパル
スPFGの得られる各回転角θ,θ,θ……
θ511の位置における正確な正弦波形情報と、そ
の位置における起動トルクリツプルの補正情報と
の和の情報が得られる。したがつて、ステータコ
イル4及5にはこの和の情報に基づいた駆動電流
が供給されて、ロータマグネツト2の着磁むらに
起因するワウ・フラツタが軽減されるものであ
る。
以上述べたようにして、この発明によれば、ロ
ータマグネツト2の着磁磁界の誤差に起因するワ
ウ・フラツタを、正確な正弦波情報にそのための
補正情報を加え合わせることにより容易に軽減で
きるものである。
なお、図の例では、補正関数情報を記憶するメ
モリーを特に設けたが、補正関数情報と、正確な
正弦波情報とをあらかじめ加え合わせた情報を1
個のメモリーに記憶しておいてもよい。
また、図の例ではメモリー21及び31には1
周期分の正弦波情報を記憶するようにしたが、正
弦波形の対象性に着目して1/2周期分あるいは1/4
周期分を記憶するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は無刷子直流モータの一例の構造を示す
断面図、第2図及び第3図はその説明のための
図、第4図は従来の無刷子直流モータの駆動回路
の要部の一例の回路図、第5図は新規な無刷子直
流モータの駆動回路の一例の系統図、第6図、第
7図はその動作の説明のための波形図、第8図は
この発明による無刷子直流モータの駆動回路の一
例の系統図、第9図及び第10図はその要部の説
明のための図である。 2はロータマグネツト、4及び5はステータコ
イル、21,24及び31,34はメモリー、1
7は周波数発電機、22,32及び83はカウン
タ、25及び35は加算回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁界が正弦波状になるように着磁されたロー
    タマグネツトと、互いに電気角で90度の奇数倍だ
    け異なる位置に配置された2相のステータコイル
    と、ロータの1回転当たりのくり返し数が一定
    で、周波数がロータの回転速度に応じて変わる信
    号を得る信号発生器と、ほぼ正確な正弦波形情報
    が記憶されたメモリー回路と、このほぼ正確な正
    弦波形情報と上記ロータマグネツトの着磁磁界と
    の差に応じた補正波形情報が記憶された補助メモ
    リー回路と、上記信号発生器の出力信号により上
    記メモリー回路(と、上記信号発生器の出力信号
    により上記メモリー回路)及び上記補助メモリー
    回路より上記ロータマグネツトから上記ステータ
    コイルに加わる磁界にそれぞれ同期して上記ほぼ
    正確な正弦波形情報及び補正波形情報をそれぞれ
    読み出す読み出し手段と、読み出された上記ほぼ
    正確な正弦波形情報と上記補正波形情報との和の
    情報を形成する加算手段と、この和の情報に基づ
    いて上記ステータコイルに供給する駆動電流を形
    成する駆動回路とを備えた無刷子直流モータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS6139885A (ja) * 1984-07-27 1986-02-26 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd 同期型交流サ−ボモ−タの駆動方式

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS555010A (en) * 1978-06-23 1980-01-14 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Method of driving brushless motor

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