JPS62278975A - 嗜好品を加熱気化させて吸喫する方法とその吸喫器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３．発明の詳細な説明 この発明は、嗜好品を温熱により加熱気化させて吸喫す
る方法、及びその器具に関するものである。

従来タバコは、嗅ぐ、噛む、喫む嗜好品として広く普及
したが、そのなかでも、燃やすことで成分を煙の粒子の
かたちで喫い、味、香等の感覚的な喜びを得るやり方が
広く普及した。しかし燃やして喫う方法は、嗜好品の成
分は別としても、煙を体内に吸い込むこと自体が健康上
大いに問題ありとされている。また、本人以外の第三者
にも副流煙を吸い込ませ、目や鼻を刺激し、タバコの嫌
いな人の反感を買い、同様に有害であるということで、
批判をあびるようになった。また、燃やした吸いがらに
よる火事の被害も大きかった。こうした欠陥により、社
会的には嫌煙権として、タバコ自体を拒否することにな
り、その嗜好品としての正当な側面をも否定する動きが
生まれるようになった。その結果、喫煙習慣をもつ者は
大いに困惑しつつある。

タバコに限らず、燃焼させて喫煙するものは、同じよう
な欠陥をもっている。

本発明は、こうした欠点を解決するためになされたもの
で、嗜好品を吸喫するための方法、及びそれを達成する
ために使用する器具である。

まず第一の方法とは、温熱によって気化する嗜好品を、
中空容器の一端に設けた発熱装置によって加熱気化させ
、その成分を吸喫する。嗜好品の吸喫方法に関するもの
である。

この方法は、特に口啌より吸喫し、口喉粘膜及び気管支
粘膜の刺激を通じて、神経の安定や、気分の高揚感を満
たす為に吸喫する嗜好品について、従来のタバコなどの
ように燃焼させたり、芳香剤のように空気中に枚散した
分子を特別な器具を用いることなく鼻喉より吸喫するの
ではなく、適宜形状の中空容器の一端に発熱装置を設け
、所要の箇所に吸入管をもうけた吸喫器具により、嗜好
品を加熱気化させて口啌より吸喫する方法である。

この方法を用いると、従来、上記燃焼等の方法で吸喫し
ていたタバコ等の嗜好品の先に述べた欠陥が補われるだ
けでなく、従来にない新たなジャンルの、口啌より吸喫
する嗜好品群が生まれ、社会生活を豊かにする。その効
果についての詳細は、第二項の器具に関する説明の後に
述べる。

次に、第二項の器具について述べると、これは、適宜形
状の中空容器の一端に発熱装置を設け、所要の箇所に吸
入管を設けた、嗜好品の吸喫器具に関するものである。

その実施例を図面について説明すると、第１図に示すよ
うに （イ）中空容器（１）の一端に化学触媒の発熱装置（２
）を設ける。この発熱装置（２）は、従来公知の構造で
、燃料用アルコールを充填した燃料用アルコールカート
リッジ（ａ）を収納するカートリッジ収納カプセル（ｂ
）を設ける。そのカートリッジ収納カプセル（ｂ）の上
部に開口部（ｃ）を設け、開口部（ｃ）を自在に開閉す
る弁（ｄ）を設け、その弁（ｄ）を操作する操作レバー
（ｄ′）を設ける。開口部（ｃ）の上方に、表面に白金
触媒を付着させたハニカム構造に成型したセラミック板
（ｅ）を設け、その上方に近接してアルミ板（ｆ）を設
けたたものである。

この発熱装置（２）を中空容器（１）の内空に設け、弁
（ｄ）の操作レバー（ｄ′）は中空容器の外部に設ける
。

（ロ）中空容器（１）の一端に吸入管（３）を設ける。

本器具は以上のような構造であるから、これを使用する
ときは、中空容器（１）内の発熱板（ｆ）の上に嗜好品
をのせ、カートリッジ収納カプセル（ｂ）の開口部（ｃ
）を自在に開閉する弁（ｄ）の操作レバー（ｄ′）を操
作すると、開口部（ｃ）が開き、カートリッジ（ａ）内
の燃料用アルコールが常温、常圧に接して気化が行われ
る。その結果、気化したアルコール成分が、開口部（ｃ
）の上方に位置する、白金触媒を塗布したセラミック板
（ｄ）に接し、化学反応により発熱し、それに近接する
アルミ板（ｆ）を加熱する。その熱により嗜好品が加熱
され、、嗜好すべき成分が気化する。吸喫者は、その成
分の粒子を吸入管（３）より口啌を通して吸入し楽しむ
のである。

本発明の方法、および器具を用いることにより、吸喫者
は次に述べるような効果を得ることができる。つまり、
本器具の使用により、嗜好品は燃焼にともなう煙などの
燃焼生成物を体内に吸入することなく、気化した粒子の
形でその嗜好すべき成分が口啌から吸入され、吸喫者の
舌や口喉、気管支等の粘膜を刺激し、吸喫による神経の
安定や高揚など、所期の効果を得ることができる。

しかも燃焼させて吸喫した場合にひき起こされる、燃焼
ガスによる大気の汚染問題、本人が吸い込む主流煙の数
倍の燃焼生成物、一酸化炭素、窒素化合物、アンモニア
などが含まれるとされる副流煙により第三者の目や鼻を
刺激し有害な影響を与えるとされる問題も解決する。

また、嗜好品に水分が含まれる場合は、気化粒子による
湯気が、煙と同様の視覚的楽しみを与える。また、本器
具の形状、デザイン等に工夫をこらすことで、従来のタ
バコを喫うパイプのもつ感触や、喫うスタイルの楽しみ
を味わうことができる。

こうして煙を出さない本発明の方法で喫うことにより、
嗜好品としてのタバコの良い面を存在させることができ
、とりわけ煙を嫌うということで広がった嫌煙権運動の
主原因を除くことができる。

また、火のついた吸いがらを捨てたり忘れることによる
火事の原因をなくすことができる。

また、本発明の方法及び器具を用いて嗜好品を楽しむや
り方は、従来にみられなかった新たなジャンルの嗜好品
群を生み出す。つまり、この器具を用いて吸喫する嗜好
品は、温熱により成分が気化するようにつくられたもの
であれば、タバコだけでなく、レモン芳香、樹木芳香な
どいろいろなヴァリエーションを楽しむことができるの
である。

こうして、本発明により新たなジャンルの嗜好品が生み
出され、社会生活を豊かにする。

なお、本発明の発熱装置の熱源としては、上記の実施例
で述べた化学触媒発熱以外の化学発熱装置、発炎ライタ
ー、電気発熱体など適宜なものを選定し、使用するのは
自由である。

なお、本発明において、中空容器（１）の一端に設ける
発熱装置（２）は、上記実施例のように、中空容器（１
）と一体としたもののほか、中空容器（１）と発熱装置
（２）の両者を分離して設けたもの、あるいは発熱装置
（２）を吸喫しようとする嗜好品と一体のものとして設
け、中空容器（１）に装填して吸喫する工夫も自由であ
る。

なお、本発明における中空容器（１）は、その材質は、
金属、セラミック、木質、合成樹脂、あるいは紙巻タバ
コの紙のように紙質であれ、適宜選定して使用するのは
自由である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の器具の斜視図 第２図は本発明の器具の断面図 （１）は中空容器 （２）は化学触媒発熱装置 （ａ）は燃料用アルコールカートリッジ（ｂ）はカート
リッジ収納カプセル （ｃ）は開口部 （ｄ）は弁、（ｄ′）は弁の操作レバー（ｅ）は白金触
媒セラミック板 （ｆ）はアルミ板 （３）は吸入管

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）適宜形状の中空容器の一端に発熱装置を設け、所
   要の箇所に吸入管を設けた吸喫器 具により、嗜好品を加熱気化させて吸喫す る方法。
2. （２）、イ、適宜形状の中空容器の一端に発熱装置を設
   ける。 ロ、中空容器の所要の箇所に吸入管を設 ける。 以上イ、ロ項の構造からなる吸喫器具。