JPS62241544A - 超高圧発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は超高圧発生装置に係り、特に作動加圧流体の生
成癲能を兼備した超高圧発生装置に関する。

［従来の技１ｆ↑］ 一般に、ダイヤモンドや超高質材料等を製造するための
装置として故万或いは数十万気圧もの超高圧を発生させ
る超高圧発生Ｓ！置はすでに知られている。

この！Ａ置としては、中央に穴のあいた円板状シリンダ
の上下からその穴部に向けて先端が突出したアンビルを
押し付けて超高圧を発生させるベルト型のものや、上下
、前後、左右の６方向に配置した各アンビルをその中心
方向へ同期させて押し付けることにより超高圧を得るダ
イヤ型のものや、或いは球体を６又は８分割してその中
央に加圧室を形成し、全方向からこれを押圧して超高圧
を得る分割球型のものなどが知られている。

ここに本出願人にあってし先に、分割球型をベースどし
てその改良を施した゛超高圧発生装置パを提案した（特
願昭５９−２２５１２８号）。

第２図に示す如く・、この超高圧発生装置は中心部に加
圧室ａを有す分割球すと、この分割球すを密接して被う
ケーシングＣと、このケーシングＣ側から分割球すを押
圧して加圧するピストンｄとにより主に構成されている
。

具体的には、分割球すはその中心方向に向けて等しく４
四以上に分割された賎頭球底角錐状の分割移動体ｅ？：
東合して成り、その中心部に加圧すべき被圧体を収容す
る加圧室ａが形成され、これら相対向して設けられた分
にＪ移動体０により、収容された被圧体を径方向外方か
ら内方に押圧するようになっている。

この分割球すの外側部を囲繞するケーシングＣは、例え
ば立方体を水平方向へ切断することによりこれを上下に
分＠可能にすると共に、その中心部に分割球すを十分に
収容し得るだけの一対の半球四部ｆを形成して成り、従
ってこの一対の半球凹部ｆを組み合せることにより球形
の中空室が形成され、この内部に収容される互いに相対
向する各分割移動体Ｃは、微小距離だけ相互にその中心
方向へ移動自在になされている。

そして、ケーシングＣには、各分割移動体Ｃの球面底部
ｊに相対する位置に球の中心方向へその軸芯が向いてい
る円筒礼状の加圧流体’ｌａがそれぞれ形成され−Ｃい
る。この加圧流体室９は各分割ｆ多動体Ｃに対応させて
形成され、導入される作動加圧流体で分割移動体Ｏを移
動させるようになっている。

また、２分割されたケーシングＣのその接合面の側部に
は、外方へ突出させたフランジｈが相互に形成されてお
り、これらフランジｈに断面口字状の継手ｉを嵌装させ
ることにより、−り゛−シングＣを強固に一体的に固定
できるようになっている。

そして、各加圧流体室ｑ内には、その先端ヘッド部が球
面底部ｊと同一曲率の曲面に成型された中空円筒体状の
ピストンｄが収容されている。そして各加圧流体室ｇは
、油通路ｋを介して、ケーシングＣ外方に別途設備され
た油圧ポンプβに接続され、この油圧ポンプβから供給
される作動加圧流体により、各分割移動体Ｃをその中心
方向へ抑圧移動させるようになっており、その結果被圧
体に超高圧を付与できるようになっている。尚、１ヤ勤
加圧流体としては油に限ることなく、非圧縮性の流体な
らば他のちのでもよい。

［発明が解決しようとする問題点１ ところで上記提案、またその他の従来の超高圧発生装置
にあっても、加圧流体室Ｑへの作動加圧流体の供給を、
ケーシングＣ外方に別個独立に設置した油圧ポンプ２等
で行なうようにしていた。

しかしながら、ケーシングＣ外方に別個に油圧ポンプゑ
を設備することは、配管設備の付加等構造が複雑化する
という問題があった。殊に、各加圧流体室クヘ供給すべ
き作動加圧流体の圧力が数１０００にり／　ｃｍ２のオ
ーダであるため、一般には各加圧流体室り夫々に個別に
油圧ポンプ（を設備する必要があり、装置全体の構成が
極めて複雑となり、設置スペースも相当広く確保する必
要があった。

また数カ、油圧ポンプβは１０００〜２０００ｋｇ／　
ｃｍ２の能力のものが一般的であるのに対し、加圧流体
室ｇへ供給すべき作動加圧流体の圧力はそれよりも大き
な数１０００ｋｇ、’　ａｍ２のオーダである。このた
め、油圧ポンプを特別に設計したり、或いは一般的な油
圧ポンプを使用する場合には何らかの１支術的手段を講
じなければならず、いずれにしてもコストアップを招く
という問題があった。

本発明は上述したような問題点を有効に解決すべく創案
されたものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、被圧体を径方向外方から内方に押圧すべく相
対向して設けられた分割移動体と、分割移動体の外側部
を囲繞すると共に分割移動体を移動させるための加圧流
体室を形成するケーシングと、ケーシングに一体的に形
成され、ケーシングの径方向外方から内方に押圧される
ことにより加圧流体室に作動加圧流体を供給するための
加圧流体生成室とを備えてなるものである。

［作　用］ 本発明の作用について述べると、ケーシングに一体的に
形成した加圧流体生成室をケーシングの径方向外方から
内方へ押圧することにより、ケーシグに一体的に形成し
た加圧流体生成室で作動加圧流体を生成してこれを加圧
流体室へ供給し、これによって分割移動体を移動させて
被圧体を超高圧で加圧するようになっている。そしてこ
のようにケーシングに一体的に加圧流体生成室を形成し
たことにより、別個独立に油圧ポンプ等を設ける必要性
を排除できると共に、油圧ポンプを使用した場合の不充
分なポンプ能力に基づく問題を解消できるものである。

［実施例］ 以下に本発明の好適一実施例を添付図面に従って詳述す
る。本実施例にあっては、上記従来例で記述したものと
同型の分割球望の超高圧発生装置が例示されている。尚
、ダイヤ型等他の形式の超高圧発生装置にも適用できる
ことは勿論である。

第１図に示すように超高圧発生装置は、主に分割球゛１
を形成すべく集合され、加圧室２に収容される被圧体を
径方向外方から内方へ押圧ずべく相対向して配設された
６つの分割移動体３と、これら分割移動体３をその外側
部から囲繞すると共に、これら分割移動体３を移動さ仕
るための加圧流体室４が形成されたケーシング５とから
構成される。

更に詳しくは、加圧流体室４は、ケーシング５内に配設
された各分割移動体３に対して、その球面底部６に臨ま
けて夫々区画形成されると共に、これら力］１１流体室
４夫々には、導入される作動加圧流体Ｆで分割移動体３
を押圧し移動さけるためのビス１−ン７が設けられる。

またケーシング５は、その内部に分割移動体３等を着脱
自在に装着できるように、上下２分割で構成される。

このように構成されたケーシング５には、ケーシングの
径方向外方から内方に押圧されることにより加圧流体室
４に作動加圧流体Ｆを供給するための加圧流体生成室１
ｏが一体的に形成される。

具体的に説明すると、２分割されたケーシング５の９９
１面５ａと反対側の端部５ｈ夫々には、これより外方へ
一対のラム部１１が一体的に凸段される。これらラム部
１１には、これを周側方向から囲繞するようにスリーブ
状のシリンダ部材１２が装着され、これらシリンダ部材
１２はラム部の軸方向に沿って摺動自在になっている。

更にこれらシリンダ部材１２のラム部外方へ延出された
端部開口部１２ａには、この周縁に係合させて円盤状の
ヘッドカバ１３がδ２けられ、このヘッドカバ１３は、
シリンダ部材１２の端部間口部１２ａを閉塞してラム部
１１との間に加圧流体生成室１０を区画形成する。そし
てこの加圧流体生成室１゜には、油等の作動加圧流体Ｆ
が封入される。またこの加圧流体生成室１０と加圧流体
室４との間にはケーシング５を穿孔して油通路１５が形
成され、この油通路１５は、加圧流体生成室１０で発生
される流体圧力を加圧流体室４へ供給するようになって
いる。本実施例にあっては分割移動体３並びに加圧流体
室４が夫々６つ備えられることから、これら加圧流体生
成室１０には大々３つの油通路１５が接続され、それぞ
れ３つの加圧流体室４と接続されている。またラム部１
１のヘッド１１ａは、流体圧力が発生した際、流体圧力
の合力が分割面５ａに対して垂直に作用するように形成
される。本実施例にあってはラム部１１のヘッド１１ａ
は分割面５ａと平行に成型されている。

以上の構成において、ヘッドカバ１３をプレス装置等の
加圧手段で挾み込み加圧流体生成室１０をケーシング５
の径方向外方から内方へ押圧すれば加圧流体生成室１０
内に高圧な作動加圧流体Ｆを発生さけることができる。

この作動加圧流体Ｆは油通路１５を介して加圧流体室４
に供給され、高圧で分割移動体３を押圧して移動させ、
被圧体に超高圧を付与できることになる。

ところで本発明にあっては、ケーシング５に一体的に加
圧流体生成室１０を形成したので、ケーシング５にＩＩ
したヘッドカバ１３をプレス装置等の加圧手段で加圧す
ることで所望の流体圧力を確保できる。このように装置
のケーシング５に加圧流体源をも備えた単体として構成
できるので、油圧ポンプ等を別個設備する場合に比ベケ
ーシング５外部への配管の配設や個々の油圧ポンプの操
作等を行なう必要がなくなり、設備の簡略化、操作の簡
単化を達成することができる。

また−投にプレス装置等は相当の加圧能力を有している
ので、これらプレス装置を利用することで相当大きな流
体圧力を発生させることができ、能力的に不満足な油圧
ポンプを使用してその高圧化を図ったり、高価な特別の
油圧ポンプを使用する必要性がなくなり、ロス１〜アツ
プを抑えて所望の超高圧を発生させ得る。

またプレス装置等により相当高圧な流体圧力を確保する
ことができれば、分割移動体３に同一押圧力を加える場
合を考えると、低圧力しか１ｑられないときに比べてピ
ストン７の油圧作用面積を小さく設定することが可能と
なり、ピストン７の小型化、延いては装置全体の小型化
をｊ構成できる。

更に、ラム部１１のＩ＼ラッド１ａをこれに作用する流
体圧力の合力が分割面５ａに対して垂直に加わるように
したので、プレス装置による加圧で発生した流体圧力で
ケーシング５の分割面５ａ相互の密着性を確保すること
もできる。

尚、本実施例にあってはラム部１１をケーシング５に形
成し、シリンダ部Ｎ　１２　′８をケーシング５に装着
するように構成したが、反対に、ケーシングを陥没さし
てシリンダを形成し、このシリンダにラムをＭＷしてこ
のラムをプレスＭ１等で押圧するように偶成しても良い
。

また本実施例にあっては、上下に一対の加圧流体生成室
１０を形成したが、ケーシング５の一方側にのみ加圧流
体生成室を形成し、この生成室から全ての加圧流体室へ
作動加圧流体を供給するようにしても良い。

尚、１４はシールリングである。

［発・明の効果］ 以上要するに本発明によれば、次のような浸れた効果を
発揮する。

ケーシングに、その径方向外方から内方に押圧されるこ
とにより加圧流体室に作動加圧流体を供給するための加
圧流体生成室を−ｆ、ｆｉ的に形成したので、油圧ポン
プ笠を別個に設備したり、またこの油圧ポンプの能力離
床のために改良等を施すことなく、加圧流体源を備えた
単体として装置を構成でき、設備や操作の簡略化を図れ
ると共に、コストダウンを図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の好適−実施例を示す側断面図、第２−
は従来例を示す側断面図である。 図中、３は分割移動体、４は加圧流体室、５はケーシン
グ、１０は加圧流体生成室である。 特許出願人　　石川島播磨重工業株式会社代理人弁理士
　　絹　　谷　　信　　雄第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被圧体を径方向外方から内方に押圧すべく相対向して設
   けられた分割移動体と、該分割移動体の外側部を囲繞す
   ると共に該分割移動体を移動させるための加圧流体室を
   形成するケーシングと、該ケーシングに一体的に形成さ
   れ、該ケーシングの径方向外方から内方に押圧されるこ
   とにより上記加圧流体室に作動加圧流体を供給するため
   の加圧流体生成室とを備えたことを特徴とする超高圧発
   生装置。