JPS62236553A - 膜型血液浄化器の前処理方法 - Google Patents
膜型血液浄化器の前処理方法Info
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- JPS62236553A JPS62236553A JP7826086A JP7826086A JPS62236553A JP S62236553 A JPS62236553 A JP S62236553A JP 7826086 A JP7826086 A JP 7826086A JP 7826086 A JP7826086 A JP 7826086A JP S62236553 A JPS62236553 A JP S62236553A
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Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、腎不全患者、肝不全患者、免疫疾患患者等の
血液から有害物を除去して、血液の浄化を行なうための
血液透析器、血液濾過器、血漿分離器等を長時間の連続
的な体外循環に使用する場合に1安定してその性能を維
持させるために体外循環を開始する直前に行なう前処理
方法に関するものである。
血液から有害物を除去して、血液の浄化を行なうための
血液透析器、血液濾過器、血漿分離器等を長時間の連続
的な体外循環に使用する場合に1安定してその性能を維
持させるために体外循環を開始する直前に行なう前処理
方法に関するものである。
現在、血液透析器、血液濾過器、血漿分離器等の各種膜
型血液浄化器は、比較的短時間(最大5時間程度)の間
欠的な使用方法が一般的である。
型血液浄化器は、比較的短時間(最大5時間程度)の間
欠的な使用方法が一般的である。
しかしながら、急性の腎不全患者等の治療を行なう場合
には、比較的長時間(最低24時間〜7日間程度)に亘
って連続的に使用することが必要になる。また、患者の
体力を考えた場合、長時間血液ピンプを使用すると患者
の心臓負担も大きいため、患者自身の血圧のみによって
これらの各種膜型血液浄化器を使用することも考えられ
る。さらK、慢性の腎不全患者については現在、通院治
療という形で行なわれているが、将来的には家庭治療や
携帯使用という形も考えられ、より生体臓器の機能に近
づけるため長時間連続的に使用することも考えられる。
には、比較的長時間(最低24時間〜7日間程度)に亘
って連続的に使用することが必要になる。また、患者の
体力を考えた場合、長時間血液ピンプを使用すると患者
の心臓負担も大きいため、患者自身の血圧のみによって
これらの各種膜型血液浄化器を使用することも考えられ
る。さらK、慢性の腎不全患者については現在、通院治
療という形で行なわれているが、将来的には家庭治療や
携帯使用という形も考えられ、より生体臓器の機能に近
づけるため長時間連続的に使用することも考えられる。
このため、現行の比較的短時間の使用においては安定し
た性能が維持できる場合でも、長時間連続的に使用する
場合には、性能劣化により途中で何度も取シ換えなけれ
ばならないという欠点があり、また、短時間の使用にお
いても血球成分の一時的減少等の問題があシ、透水安定
性、血液適合性のより優れた血液浄化器が待ち望まれて
いる。
た性能が維持できる場合でも、長時間連続的に使用する
場合には、性能劣化により途中で何度も取シ換えなけれ
ばならないという欠点があり、また、短時間の使用にお
いても血球成分の一時的減少等の問題があシ、透水安定
性、血液適合性のより優れた血液浄化器が待ち望まれて
いる。
本発明者らは、血液透析、血液濾過、血漿分離等を長時
間連続的に安定して行なうため、透水安定性、血液適合
性の優れた血液浄化器を得んとして研究した結果、膜素
材がポリスルホン系樹脂より成る膜型血液浄化器を、体
外循環の開始直前にアルブミン溶液で処理することによ
り、透水安定性、血液適合性が向上することを見出し、
更にこの知見に基づき種々の検討を行なった結果、本発
明を完成するに至ったものである。
間連続的に安定して行なうため、透水安定性、血液適合
性の優れた血液浄化器を得んとして研究した結果、膜素
材がポリスルホン系樹脂より成る膜型血液浄化器を、体
外循環の開始直前にアルブミン溶液で処理することによ
り、透水安定性、血液適合性が向上することを見出し、
更にこの知見に基づき種々の検討を行なった結果、本発
明を完成するに至ったものである。
〔発明の構成〕
即ち本発明は、膜素材がコリスルホン系樹脂より成り、
体外循環による血液浄化療法で使用する膜型血液浄化器
において、長時間膜性能を維持するために1体外循環の
開始直前に該膜をアルブミン溶液で処理することを特徴
とする膜型血液浄化器の前処理方法である。
体外循環による血液浄化療法で使用する膜型血液浄化器
において、長時間膜性能を維持するために1体外循環の
開始直前に該膜をアルブミン溶液で処理することを特徴
とする膜型血液浄化器の前処理方法である。
本発明において用いられるタリスルホン系樹脂とは、
の構造を有するものであり、膜の形状については平板膜
、中空糸膜を問わない。
、中空糸膜を問わない。
アルブミン溶液を膜の内外面および内部に接触させて前
処理をする方法としては、生理食塩水によるプライミン
グと同様に、血液ピンプを用いて膜の内面(血液側)へ
該アルブミン溶液を流し、次いで膜を通して膜の外面(
澄液側、透析液側)へ流し出すことによって、膜の内部
および外面へ接触させる方法が主として用いられる。モ
ジュールを通過させた液はそのまま排出しても良いし、
また元へ戻して循環させても良い。該アルブミン溶液の
アルブミン醍度としては0.01〜10%の範囲が望ま
しく、0.1−0.5 %程度とすることが更に望まし
い。
処理をする方法としては、生理食塩水によるプライミン
グと同様に、血液ピンプを用いて膜の内面(血液側)へ
該アルブミン溶液を流し、次いで膜を通して膜の外面(
澄液側、透析液側)へ流し出すことによって、膜の内部
および外面へ接触させる方法が主として用いられる。モ
ジュールを通過させた液はそのまま排出しても良いし、
また元へ戻して循環させても良い。該アルブミン溶液の
アルブミン醍度としては0.01〜10%の範囲が望ま
しく、0.1−0.5 %程度とすることが更に望まし
い。
また、別の方法としては、生理食塩水によるプライミン
グの後に、10〜20%程度の高濃度のアルブミン溶液
をシリンジで血液入口側へ注入し、出口側から出てきた
ことを確認した後、出口側を止めて、膜の孔を通して膜
の外面へ流し出す等の方法により処理することもできる
。
グの後に、10〜20%程度の高濃度のアルブミン溶液
をシリンジで血液入口側へ注入し、出口側から出てきた
ことを確認した後、出口側を止めて、膜の孔を通して膜
の外面へ流し出す等の方法により処理することもできる
。
アルブミン処理により膜内面にアルブミンの薄いコーテ
ィング層が形成される為、血球成分やグロブリン、フィ
ブリン等の蛋白質が付着しにくくなシ、抗血栓性が向上
する。従って長時間の安定使用が可能となる。
ィング層が形成される為、血球成分やグロブリン、フィ
ブリン等の蛋白質が付着しにくくなシ、抗血栓性が向上
する。従って長時間の安定使用が可能となる。
本発明の処理方法により、膜型血液浄化器の透水安定性
、血液適合性が向上し、血液透析、血液濾過、血漿分離
等を長時間連続的に安定して行なうことが可能とな)、
医療上極めて有効である。
、血液適合性が向上し、血液透析、血液濾過、血漿分離
等を長時間連続的に安定して行なうことが可能とな)、
医療上極めて有効である。
以下、本発明の実施例について説明する。
実施例1
造を有するコリスルホンを用いて、内径250μ、膜厚
45μの中空糸膜を得た。これらの中空糸(有効長10
m)2000本を束ね、両端をウレタン接着剤で固定し
た後、切断し、両端に開口部を持つ膜面積0.16 m
の膜型血液渉過器を得た。
45μの中空糸膜を得た。これらの中空糸(有効長10
m)2000本を束ね、両端をウレタン接着剤で固定し
た後、切断し、両端に開口部を持つ膜面積0.16 m
の膜型血液渉過器を得た。
次いで、体重約12kpのピーグル大の頚部動静脈に外
シャントを設置し、この模型血液濾過器を用いて血圧駆
動による連続的血液濾過を行なった。
シャントを設置し、この模型血液濾過器を用いて血圧駆
動による連続的血液濾過を行なった。
血液濾過実験に先立って、前処理液として0.5 %の
アルブミン生理食塩水溶液500mgを、ダンプを用い
て流速80rn1.7分で血液濾過器の血液入口側から
導入し、膜で濾過させながら血液出口側から返還し、6
0分間循環させた。その後、血液濾過器内をヘノZ +
)ン加生理食塩水で置換させた後、血液濾過器をピーグ
ル大の外シャントに接続し、血圧駆動による連続的血液
ダ過を行なった。その際、へA リンは250IU/h
rで持続注入した。その結果、350〜450m/hr
の濾過量が得られ、100時間以上の連続的血液濾過が
安定して行なえた。
アルブミン生理食塩水溶液500mgを、ダンプを用い
て流速80rn1.7分で血液濾過器の血液入口側から
導入し、膜で濾過させながら血液出口側から返還し、6
0分間循環させた。その後、血液濾過器内をヘノZ +
)ン加生理食塩水で置換させた後、血液濾過器をピーグ
ル大の外シャントに接続し、血圧駆動による連続的血液
ダ過を行なった。その際、へA リンは250IU/h
rで持続注入した。その結果、350〜450m/hr
の濾過量が得られ、100時間以上の連続的血液濾過が
安定して行なえた。
実施例2
ルホンを用いて、内径240μ、膜厚40μの中空糸膜
を得た。これらの中空糸(有効長20信)2000本を
束ね、実施例1と同様にして膜面積0、30 mの模型
血液濾過器を得た。
を得た。これらの中空糸(有効長20信)2000本を
束ね、実施例1と同様にして膜面積0、30 mの模型
血液濾過器を得た。
前処理として、15%のアルブミン生理食塩水溶液を血
液濾過器の血液入口側から注入し、血液出口側から出て
きたことを確認した後、出口側を止めて、膜の孔を通し
て濾液側へ流し出す操作を行なった。前処理後、実施例
1と同様にして動物実験を行なった。その結果、700
〜850TB1/hrの濾過量が得られ、100時間以
上の連続的血液濾過が安定して行なえた。
液濾過器の血液入口側から注入し、血液出口側から出て
きたことを確認した後、出口側を止めて、膜の孔を通し
て濾液側へ流し出す操作を行なった。前処理後、実施例
1と同様にして動物実験を行なった。その結果、700
〜850TB1/hrの濾過量が得られ、100時間以
上の連続的血液濾過が安定して行なえた。
比較例1.2
実施例1.2で用いたのと同じ血液濾過器を使用し、前
処理操作を行なわずに実施例1と同様にして動物実験を
行なった。実験開始直後の濾過量は、比較例1.2それ
ぞれ100−150mjt/hr。
処理操作を行なわずに実施例1と同様にして動物実験を
行なった。実験開始直後の濾過量は、比較例1.2それ
ぞれ100−150mjt/hr。
200〜250ne/hr得られたが、その抜栓々に中
空糸内に血栓が生じ、それに従って血流量と濾過量が減
少して行き、30分後には比較例1.2共に血流量およ
び濾過量が0となった。
空糸内に血栓が生じ、それに従って血流量と濾過量が減
少して行き、30分後には比較例1.2共に血流量およ
び濾過量が0となった。
Claims (2)
- (1)膜素材がポリスルホン系樹脂より成り、体外循環
による血液浄化療法で使用する膜型血液浄化器において
、長時間膜性能を維持するために、体外循環の開始直前
に該膜をアルブミン溶液で処理することを特徴とする膜
型血液浄化器の前処理方法。 - (2)ポリスルホン系樹脂が、 ▲数式、化学式、表等があります▼ の構造を有する重合体より成ることを特徴とする、特許
請求の範囲第(1)項記載の膜型血液浄化器の前処理方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7826086A JPS62236553A (ja) | 1986-04-07 | 1986-04-07 | 膜型血液浄化器の前処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7826086A JPS62236553A (ja) | 1986-04-07 | 1986-04-07 | 膜型血液浄化器の前処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62236553A true JPS62236553A (ja) | 1987-10-16 |
Family
ID=13657012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7826086A Pending JPS62236553A (ja) | 1986-04-07 | 1986-04-07 | 膜型血液浄化器の前処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62236553A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01170472A (ja) * | 1987-12-25 | 1989-07-05 | Terumo Corp | 中空糸型人工肺 |
JP2009291498A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Nipro Corp | 中空糸膜および体外循環モジュール |
JP2010094266A (ja) * | 2008-10-16 | 2010-04-30 | Nipro Corp | 体外循環モジュールのプライミング用液体およびプライミング方法 |
-
1986
- 1986-04-07 JP JP7826086A patent/JPS62236553A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01170472A (ja) * | 1987-12-25 | 1989-07-05 | Terumo Corp | 中空糸型人工肺 |
JPH044906B2 (ja) * | 1987-12-25 | 1992-01-29 | ||
JP2009291498A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Nipro Corp | 中空糸膜および体外循環モジュール |
JP2010094266A (ja) * | 2008-10-16 | 2010-04-30 | Nipro Corp | 体外循環モジュールのプライミング用液体およびプライミング方法 |
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