JPS6222824B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6222824B2 JPS6222824B2 JP55127810A JP12781080A JPS6222824B2 JP S6222824 B2 JPS6222824 B2 JP S6222824B2 JP 55127810 A JP55127810 A JP 55127810A JP 12781080 A JP12781080 A JP 12781080A JP S6222824 B2 JPS6222824 B2 JP S6222824B2
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- JP
- Japan
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- signal
- wheel
- reference wheel
- wheel speed
- braking torque
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 20
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- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
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- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
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Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、車両の制動時に車輪のロツクを防止
するための車両におけるアンチロツクブレーキ制
御方法に関するものである。
するための車両におけるアンチロツクブレーキ制
御方法に関するものである。
車輌の急制動時において、車輪に対する制動入
力が大き過ぎると、車輪がロツクして制動効率が
低下する等の不都合がある。そのような事態を未
然に防止するためには、車輪のロツクの危険が生
じたとき、運転者による制動入力とは無関係に、
車輪のスリツプ率が適当な範囲内、たとえば15〜
25%程度の範囲内となるように車輪の制動トルク
を自動的に制御すれば良い。ところで制動トルク
をこのように自動的に制御するための方法は、既
に本出願人により特願昭53−3850号(特開昭54−
96672号公報参照)において提案されており、本
発明はその改良に関するものであるから、以下そ
の特許出願で開示された方法について第6図を参
照して簡単に説明する。
力が大き過ぎると、車輪がロツクして制動効率が
低下する等の不都合がある。そのような事態を未
然に防止するためには、車輪のロツクの危険が生
じたとき、運転者による制動入力とは無関係に、
車輪のスリツプ率が適当な範囲内、たとえば15〜
25%程度の範囲内となるように車輪の制動トルク
を自動的に制御すれば良い。ところで制動トルク
をこのように自動的に制御するための方法は、既
に本出願人により特願昭53−3850号(特開昭54−
96672号公報参照)において提案されており、本
発明はその改良に関するものであるから、以下そ
の特許出願で開示された方法について第6図を参
照して簡単に説明する。
即ち第6図に示された方法では、制動開始時点
から車輪に加わる制動トルクTBを急激に上昇さ
せることにより、車輪加速度信号V〓Wが次第に減
少して基準車輪減速度信号−V〓W3よりも低下した
時点t1で制動トルクTBを一定に保ち、車輪速度
信号VWが減少して基準車輪速度信号VR1よりも
小さくなつて車輪ロツクの生じる危険が直前に迫
つた時点t2で制動トルクTBを減少させ、車輪加
速度信号V〓Wが引続いて減少しその後上昇に転じ
て前記基準車輪減速度信号−V〓W3よりも大きくな
つた時点3で制動トルクTBの減少を停止してそ
れを一定に保持するようにしており、かかる方法
においては、制動中、車輪が滑り始めて車輪速度
信号VWが基準車輪速度信号VR1よりも小さくな
り且つ車輪加速度信号V〓Wが基準車輪減速度信号
−V〓W3よりも小さくなつた時点、即ち車輪ロツク
の危険が直前に迫つた時点まで、大きな制動トル
クTBを減少させることなく車輪に有効且つ継続
的に作用させることができるので、全体として制
動効率が高められるという優れた利点を有してい
るが、その反面、次のような欠点がある。即ち、
上記方法では、制動トルクTBの減少開始点を、
前述のように車輪ロツクの危険が直前に迫つた時
点まで引き延ばしているので、それだけ制動トル
クTBの減少度合が全体的に少なくなり、そのた
め車輌が制動途中で急に摩擦係数の低い滑り易い
路面に進入した場合には車輪がロツクするまでの
時間が特に短くなつて、制動トルクTBの低下が
不充分な内に車輪がロツクし易く、そのロツクに
よれば、その時点で車輪減速度は消滅して制動ト
ルクTBの低下が停止されるので、車輪速度信号
VWは再び回復することなく車輪がロツクしたま
まになりアンチロツク効果は発揮されない。
から車輪に加わる制動トルクTBを急激に上昇さ
せることにより、車輪加速度信号V〓Wが次第に減
少して基準車輪減速度信号−V〓W3よりも低下した
時点t1で制動トルクTBを一定に保ち、車輪速度
信号VWが減少して基準車輪速度信号VR1よりも
小さくなつて車輪ロツクの生じる危険が直前に迫
つた時点t2で制動トルクTBを減少させ、車輪加
速度信号V〓Wが引続いて減少しその後上昇に転じ
て前記基準車輪減速度信号−V〓W3よりも大きくな
つた時点3で制動トルクTBの減少を停止してそ
れを一定に保持するようにしており、かかる方法
においては、制動中、車輪が滑り始めて車輪速度
信号VWが基準車輪速度信号VR1よりも小さくな
り且つ車輪加速度信号V〓Wが基準車輪減速度信号
−V〓W3よりも小さくなつた時点、即ち車輪ロツク
の危険が直前に迫つた時点まで、大きな制動トル
クTBを減少させることなく車輪に有効且つ継続
的に作用させることができるので、全体として制
動効率が高められるという優れた利点を有してい
るが、その反面、次のような欠点がある。即ち、
上記方法では、制動トルクTBの減少開始点を、
前述のように車輪ロツクの危険が直前に迫つた時
点まで引き延ばしているので、それだけ制動トル
クTBの減少度合が全体的に少なくなり、そのた
め車輌が制動途中で急に摩擦係数の低い滑り易い
路面に進入した場合には車輪がロツクするまでの
時間が特に短くなつて、制動トルクTBの低下が
不充分な内に車輪がロツクし易く、そのロツクに
よれば、その時点で車輪減速度は消滅して制動ト
ルクTBの低下が停止されるので、車輪速度信号
VWは再び回復することなく車輪がロツクしたま
まになりアンチロツク効果は発揮されない。
このような事態を回避するためには、第7図に
示すように、車輪がロツクしても車輪速度信号V
Wが回復に向かうまで、即ち一定の基準車輪増速
度信号+V〓W1が発生する時点t4まで制動トルクT
Bの減少を継続すればよいが、実際の制動機構で
は或る程度の作動遅れが必然的に生じるので、上
記したような特殊な場合を除くと、第7図の制御
方式では制動トルクTBを過大に減少させて制動
効率を低下させることになり、このことは、前述
の如く制動トルクTBの減少開始点を車輪ロツク
の危険が直前に迫つた時点まで引き延ばすことに
よつて制動効率の向上を図るようにしたことと矛
盾する。
示すように、車輪がロツクしても車輪速度信号V
Wが回復に向かうまで、即ち一定の基準車輪増速
度信号+V〓W1が発生する時点t4まで制動トルクT
Bの減少を継続すればよいが、実際の制動機構で
は或る程度の作動遅れが必然的に生じるので、上
記したような特殊な場合を除くと、第7図の制御
方式では制動トルクTBを過大に減少させて制動
効率を低下させることになり、このことは、前述
の如く制動トルクTBの減少開始点を車輪ロツク
の危険が直前に迫つた時点まで引き延ばすことに
よつて制動効率の向上を図るようにしたことと矛
盾する。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、上記従
来のアンチロツクブレーキ制御方法の利点を何等
損なうことなく、その欠点を解消することができ
るようにして、全体として制動効率を著しく高め
ることができ、その上、アンチロツクブレーキ装
置の油圧制御回路内の油路の断面積を閉塞故障防
止の為に大きくした場合でも制動トルクの過剰減
少を抑制することができる車両におけるアンチロ
ツクブレーキ制御方法を提供することを目的とす
る。
来のアンチロツクブレーキ制御方法の利点を何等
損なうことなく、その欠点を解消することができ
るようにして、全体として制動効率を著しく高め
ることができ、その上、アンチロツクブレーキ装
置の油圧制御回路内の油路の断面積を閉塞故障防
止の為に大きくした場合でも制動トルクの過剰減
少を抑制することができる車両におけるアンチロ
ツクブレーキ制御方法を提供することを目的とす
る。
そして上記目的を達成するために本発明は、車
体速度から車輪のスリツプ率を加味して基準車輪
速度信号を導出すると共に、車輪の一定の負の周
加速度に対応した基準車輪減速度信号を設定し、
制動時には、車輪の周速度に対応した車輪速度信
号が前記基準車輪速度信号よりも小さくなり且つ
車輪の周加速度に対応した車輪加速度信号が前記
基準車輪減速度信号よりも小さくなると、制動ト
ルクの減少を開始させるようにしたアンチロツク
ブレーキ制御方法において、前記車体速度から車
輪のスリツプ率を加味して、前記基準車輪速度信
号よりも小さい低基準車輪速度信号を導出すると
共に、車輪の一定の正の周加速度に対応した基準
車輪加速度速度を設定し、前記車輪速度信号が前
記基準車輪速度信号と低基準車輪速度信号との間
にある条件下では前記車輪加速度信号が前記基準
車輪減速度信号よりも大きくなつた時点で、また
同車輪速度信号が前記低基準車輪速度信号よりも
小さい条件下では前記車輪加速度信号が前記基準
車輪加速度信号よりも大きくなつた時点でそれぞ
れ制動トルクの減少を停止させるようにし、また
制動トルクの減少に当つては、制動トルクを減少
させるべくアンチロツクブレーキ装置の油圧制御
回路に設けられる減圧バルブを断続的に作動させ
て制動トルクを段階的に減少させるようにしたこ
とを特徴とする。
体速度から車輪のスリツプ率を加味して基準車輪
速度信号を導出すると共に、車輪の一定の負の周
加速度に対応した基準車輪減速度信号を設定し、
制動時には、車輪の周速度に対応した車輪速度信
号が前記基準車輪速度信号よりも小さくなり且つ
車輪の周加速度に対応した車輪加速度信号が前記
基準車輪減速度信号よりも小さくなると、制動ト
ルクの減少を開始させるようにしたアンチロツク
ブレーキ制御方法において、前記車体速度から車
輪のスリツプ率を加味して、前記基準車輪速度信
号よりも小さい低基準車輪速度信号を導出すると
共に、車輪の一定の正の周加速度に対応した基準
車輪加速度速度を設定し、前記車輪速度信号が前
記基準車輪速度信号と低基準車輪速度信号との間
にある条件下では前記車輪加速度信号が前記基準
車輪減速度信号よりも大きくなつた時点で、また
同車輪速度信号が前記低基準車輪速度信号よりも
小さい条件下では前記車輪加速度信号が前記基準
車輪加速度信号よりも大きくなつた時点でそれぞ
れ制動トルクの減少を停止させるようにし、また
制動トルクの減少に当つては、制動トルクを減少
させるべくアンチロツクブレーキ装置の油圧制御
回路に設けられる減圧バルブを断続的に作動させ
て制動トルクを段階的に減少させるようにしたこ
とを特徴とする。
以下、図面によつて本発明の実施例について説
明すると、まず第1図において、ブレーキペタル
1はマスターシリンダ2に対して作動的に連結さ
れており、運転者がこのブレーキペタル1をふむ
と、マスターシリンダ2は制動油圧を発生するよ
うになつている。マスターシリンダ2は、油路3
を介して、車体に装着されたホイールシリンダ6
内の一対のピストン7,8間に形成された制動油
室11に連通している。各ピストン7,8のロツ
ド9,10はそれぞれホイールシリンダ6の端壁
を貫通して外方へ延びており、各ロツド9,10
の外端部は、車輪に装着されたブレーキドラム4
と摩擦接触することにより制動トルクを発生する
一対のブレーキシユー5,5′にそれぞれ連結さ
れている。したがつて、ブレーキペダル1がふま
れることによりマスターシリンダ2が制動油圧を
発生すると、この制動油圧は油路3を経て制動油
室11内に伝達され、その結果、各ピストン7,
8が互いに離反する方向に押圧移動され、それに
伴なつて各ブレーキシユー5,5′がブレーキド
ラム4の摩擦面に向けて押圧され、ブレーキドラ
ム4と協働して車輪に対して制動トルクを発生す
る。
明すると、まず第1図において、ブレーキペタル
1はマスターシリンダ2に対して作動的に連結さ
れており、運転者がこのブレーキペタル1をふむ
と、マスターシリンダ2は制動油圧を発生するよ
うになつている。マスターシリンダ2は、油路3
を介して、車体に装着されたホイールシリンダ6
内の一対のピストン7,8間に形成された制動油
室11に連通している。各ピストン7,8のロツ
ド9,10はそれぞれホイールシリンダ6の端壁
を貫通して外方へ延びており、各ロツド9,10
の外端部は、車輪に装着されたブレーキドラム4
と摩擦接触することにより制動トルクを発生する
一対のブレーキシユー5,5′にそれぞれ連結さ
れている。したがつて、ブレーキペダル1がふま
れることによりマスターシリンダ2が制動油圧を
発生すると、この制動油圧は油路3を経て制動油
室11内に伝達され、その結果、各ピストン7,
8が互いに離反する方向に押圧移動され、それに
伴なつて各ブレーキシユー5,5′がブレーキド
ラム4の摩擦面に向けて押圧され、ブレーキドラ
ム4と協働して車輪に対して制動トルクを発生す
る。
制動油室11内の制動油圧が大きすぎると、各
ブレーキシユー5,5′とブレーキドラム4との
間に発生する制動トルクが大きすぎ、その結果車
輪がロツク状態となる。このような状態を防止す
るために、各ピストン7,8とホイールシリンダ
6の端壁との間には一対の制御油室12,12′
が形成されており、これらの制御油室12,1
2′内の制御油圧を制御することにより、制動油
室11内の制動油圧が大きすぎて車輪がロツクし
そうになつたときには、各ピストン7,8の制動
油圧による移動を抑制するように構成されてい
る。
ブレーキシユー5,5′とブレーキドラム4との
間に発生する制動トルクが大きすぎ、その結果車
輪がロツク状態となる。このような状態を防止す
るために、各ピストン7,8とホイールシリンダ
6の端壁との間には一対の制御油室12,12′
が形成されており、これらの制御油室12,1
2′内の制御油圧を制御することにより、制動油
室11内の制動油圧が大きすぎて車輪がロツクし
そうになつたときには、各ピストン7,8の制動
油圧による移動を抑制するように構成されてい
る。
そこで以下、制御油室12,12′内の制御油
圧を制御するための制御装置について説明する。
ポンプPにより油槽Tから吸上げられた後加圧さ
れた制御油は、油路15および蓄圧器13を経
て、インレツトソレノイド20により切換制御さ
れるインレツトバルブ14の入口側ポートに送ら
れるようになつているとともに、インレツトバル
ブ14の出口側ポートは油路16を介して制御油
室12に、さらに油路17を介して、制御油室1
2′にそれぞれ連通している。また、制御油室1
2には油路16、油路17、油路18を介して、
さらに制御油室12′は油路18を介して、それ
ぞれアウトレツトソレノイド21により切換制御
されるアウトレツトバルブ19の入口側ポートに
連通しているとともに、アウトレツトバルブ19
の出口側ポートは油槽Tに連通している。
圧を制御するための制御装置について説明する。
ポンプPにより油槽Tから吸上げられた後加圧さ
れた制御油は、油路15および蓄圧器13を経
て、インレツトソレノイド20により切換制御さ
れるインレツトバルブ14の入口側ポートに送ら
れるようになつているとともに、インレツトバル
ブ14の出口側ポートは油路16を介して制御油
室12に、さらに油路17を介して、制御油室1
2′にそれぞれ連通している。また、制御油室1
2には油路16、油路17、油路18を介して、
さらに制御油室12′は油路18を介して、それ
ぞれアウトレツトソレノイド21により切換制御
されるアウトレツトバルブ19の入口側ポートに
連通しているとともに、アウトレツトバルブ19
の出口側ポートは油槽Tに連通している。
インレツトバルブ14は、通常は第3図におい
て右側位置に切換えられた状態に保持されてお
り、この状態においては各制御油室12,12′
はポンプPおよび蓄圧器13から遮断されてい
る。そして、インレツトソレノイド20に信号が
送られることによつてインレツトソレノイド20
が作動すると、インレツトバルブ14は第1図に
おいて左側位置に切換えられ、その結果、ポンプ
Pから送られた制御油は蓄圧器13、インレツト
バルブ14を経て、各制御油室12,12′内に
圧送され、各ピストン7,8を制動油室11内の
制動油圧に抗して互いに接近する方向に押圧す
る。
て右側位置に切換えられた状態に保持されてお
り、この状態においては各制御油室12,12′
はポンプPおよび蓄圧器13から遮断されてい
る。そして、インレツトソレノイド20に信号が
送られることによつてインレツトソレノイド20
が作動すると、インレツトバルブ14は第1図に
おいて左側位置に切換えられ、その結果、ポンプ
Pから送られた制御油は蓄圧器13、インレツト
バルブ14を経て、各制御油室12,12′内に
圧送され、各ピストン7,8を制動油室11内の
制動油圧に抗して互いに接近する方向に押圧す
る。
また、アウトレツトバルブ19は、通常は第1
図において左側位置に切換えられた状態に保持さ
れており、この状態においては各制御油室12,
12′はアウトレツトバルブ19を介して油槽T
内に開放されている。そして、アウトレツトソレ
ノイド21に信号が送られることによつてアウト
レツトソレノイド21が作動すると、アウトレツ
トバルブ19は第1図において右側位置に切換え
られ、その結果、各制御油室12,12′は油槽
Tから遮断される。
図において左側位置に切換えられた状態に保持さ
れており、この状態においては各制御油室12,
12′はアウトレツトバルブ19を介して油槽T
内に開放されている。そして、アウトレツトソレ
ノイド21に信号が送られることによつてアウト
レツトソレノイド21が作動すると、アウトレツ
トバルブ19は第1図において右側位置に切換え
られ、その結果、各制御油室12,12′は油槽
Tから遮断される。
そこで、第1の作動状態として、インレツトバ
ルブ14が右側位置に切換えられ、アウトレツト
バルブ19が左側位置に切換えられている状態、
すなわち各ソレノイド20,21のいずれにも信
号が送られていない状態を考えると、この状態に
おいては、各制御油室12,12′は油槽T内に
開放されているので、各ピストン7,8は制動油
室11内の制動油圧のみに依存して押圧移動さ
れ、その結果、制動時の制動トルクは運転者の制
動操作に従つて自由に増大する。
ルブ14が右側位置に切換えられ、アウトレツト
バルブ19が左側位置に切換えられている状態、
すなわち各ソレノイド20,21のいずれにも信
号が送られていない状態を考えると、この状態に
おいては、各制御油室12,12′は油槽T内に
開放されているので、各ピストン7,8は制動油
室11内の制動油圧のみに依存して押圧移動さ
れ、その結果、制動時の制動トルクは運転者の制
動操作に従つて自由に増大する。
次に、第2の作動状態として、アウトレツトバ
ルブ19が右側位置に切換えられた状態、すなわ
ちアウトレツトソレノイド21に信号が送られた
状態を考えると、この状態においては、各制御油
室12,12′は油槽Tから遮断され、各制御油
室12,12′内の制御油はロツクされた状態と
なるので、各ピストン7,8は、たとえ制動油室
11内の制動油圧が増加し続けたとしても、それ
以上の移動を抑止される。その結果、制動時の制
動トルクは運転者の制動操作とは無関係に一定の
大きさに保持されるので、この第2の作動状態は
車輪のロツクの可能性が生じた場合に適合する。
ルブ19が右側位置に切換えられた状態、すなわ
ちアウトレツトソレノイド21に信号が送られた
状態を考えると、この状態においては、各制御油
室12,12′は油槽Tから遮断され、各制御油
室12,12′内の制御油はロツクされた状態と
なるので、各ピストン7,8は、たとえ制動油室
11内の制動油圧が増加し続けたとしても、それ
以上の移動を抑止される。その結果、制動時の制
動トルクは運転者の制動操作とは無関係に一定の
大きさに保持されるので、この第2の作動状態は
車輪のロツクの可能性が生じた場合に適合する。
そして、第3の作動状態として、インレツトバ
ルブ14が左側位置に切換えられ、アウトレツト
バルブ19が右側位置に切換えられた状態、すな
わち各ソレノイド20,21にともに信号が送ら
れた状態を考えると、この状態においては、ポン
プPから送られた制御油は蓄圧器13、インレツ
トバルブ14を経て各制御油室12,12′内に
圧入されるとともに、各制御油室12,12′は
油槽Tから遮断されるので、各ピストン7,8は
制動油室11内の制動油圧に抗して互いに接近す
る方向に押圧移動される。その結果、制動時の制
動トルクは運転者の制動操作とは無関係に減少す
るので、この第3の作動状態は車輪がロツクしそ
うになつた場合に適合する。
ルブ14が左側位置に切換えられ、アウトレツト
バルブ19が右側位置に切換えられた状態、すな
わち各ソレノイド20,21にともに信号が送ら
れた状態を考えると、この状態においては、ポン
プPから送られた制御油は蓄圧器13、インレツ
トバルブ14を経て各制御油室12,12′内に
圧入されるとともに、各制御油室12,12′は
油槽Tから遮断されるので、各ピストン7,8は
制動油室11内の制動油圧に抗して互いに接近す
る方向に押圧移動される。その結果、制動時の制
動トルクは運転者の制動操作とは無関係に減少す
るので、この第3の作動状態は車輪がロツクしそ
うになつた場合に適合する。
第2図はソレノイド20,21の作動を制御す
る制御装置を示している。この制御装置の構成お
よび作動について説明すると、まず車輪速度検出
装置122により検出された車輪速度を表す車輪
速度VWが電子制御回路123に入力され、その
回路123はその車輪速度信号VWより車輪加速
度信号V〓Wおよび推定車体速度信号VEを導出する
とともに車輪速度VWと予め設定された第1基準
車輪速度信号VR1およびそれより小さな値で推定
車体速度VEとの比が30%以下(スリツプ率70%
以上)の第2基準車輪速度信号VR2とを比較し、
また車輪加速度信号V〓Wと予め設定された第1基
準車輪加速度信号+V〓W1それよりも大きな値の第
2基準車輪加速度信号+V〓W2および負の車輪加速
度を表わす基準車輪減速度信号−V〓W3とを比較
し、車輪速度信号VWが第1基準車輪速度信号
VR1より小さなとき出力入1を発生し、車輪速度
信号VWが第2基準車輪速度VR2よりも小さなと
き出力信号入2を発生し、また車輪加速度信号V〓
Wが第1基準車輪加速度信号V〓W1よりも大きなと
き出力信号w1を発生し、車輪加速度信号V〓Wが第
2基準車輪加速度信号V〓W2よりも大きなとき出力
信号w2を発生し、車輪加速度信号V〓Wが基準車輪
減速度信号−V〓W3よりも小さなとき出力信号−
w3を発生する。電子制御回路123により発生
された信号λ2はAND回路124に入力され、
出力信号+w1はOR回路126に入力されると同
時にインバータ127により反転されてAND回
路124にも入力され、出力信号λ1および−
w3はAND回路125及びOR回路126に入力さ
れ、出力信号+w2はインバータ128により反
転されてAND回路130に入力される。AND回
路124は電子制御回路123から信号λ2が出
力されていると同時に信号+w1が出力されてい
ないとき出力信号を発生し、またAND回路12
5は電子制御回路123から信号λ1及び−w3
が同時に出力されているとき出力信号を発生し、
さらにOR回路126は電子制御回路123から
信号+w1,λ1、及び−w3の少なくともいずれ
か一つが出力されているとき出力信号を発生す
る。OR回路129の出力信号はパルス信号発生
回路131のセツト端子S1に入力されるとともに
そのリセツト端子R1にインバータ132を介し
て入力され、パルス信号発生回路131はそのセ
ツト端子S1にOR回路129から出力信号が入力
したときインレツトソレノイド20へパルス信号
を出力してインレツトソレノイド20を小刻みに
オン−オフ動作させるようになつている。また
OR回路126の出力信号はOR回路133を介し
てAND回路130に入力され、AND回路130
はOR回路133及びインバータ128の両面か
ら出力信号が入力された時出力信号を発生してア
ウトレツトソレノイド21を動作させるようにな
つている。電子制御回路123は、出力信号λ
1,λ2,+w1,+w2及び−w3を発生する外に、
制動装置の作動中には制動信号Bを発生して
AND回路134及びインバータ付OR回路135
へ出力するとともに推定車体速度信号VEが一定
値(例えば7〜10Km/h)以上であるとき出力信
号VSを発生してインバータ付OR回路135へ出
力するようになつている。AND回路134は電
子制御回路123より出力信号−w3及びBが入
力されたときフリツプフロツプ回路136のセツ
ト端子S2へ出力信号を発信し、またインバータ付
OR回路135は電子制御回路123より出力信
号BあるいはVSが出力されていないときフリツ
プフロツプ回路136のリセツト端子R2へ出力
信号を発信する。フリツプフロツプ回路136は
そのセツト端子S2にAND回路134の出力信号
が入力されたとき出力端子Qからパルス信号発生
回路137のセツト端子S3へ出力し、またリセツ
ト端子R2にインバータ付OR回路135の出力信
号が入力されたとき出力端子からパルス信号発
生回路137のリセツト端子R3へ出力する。パ
ルス信号発生回路137はセツト端子S3に信号が
入力されたときパルス信号を発生してOR回路1
33へ出力し、リセツト端子R3に信号が入力さ
れたときパルス信号の発生を停止するように作動
する。従つてアウトレツトソレノイド21は電子
制御回路123が信号−w3,B及びVSを発生す
るとともに信号λ1,w1、及びw2を発生してい
ないときには、アウトレツトソレノイド21はパ
ルス信号発生回路137より出力されるパルス信
号により小刻みにオン−オフ動作され、また車体
速度が低速になるとフリツプフロツプ回路136
がリセツトされるのでパルス信号の発信は停止さ
れる。
る制御装置を示している。この制御装置の構成お
よび作動について説明すると、まず車輪速度検出
装置122により検出された車輪速度を表す車輪
速度VWが電子制御回路123に入力され、その
回路123はその車輪速度信号VWより車輪加速
度信号V〓Wおよび推定車体速度信号VEを導出する
とともに車輪速度VWと予め設定された第1基準
車輪速度信号VR1およびそれより小さな値で推定
車体速度VEとの比が30%以下(スリツプ率70%
以上)の第2基準車輪速度信号VR2とを比較し、
また車輪加速度信号V〓Wと予め設定された第1基
準車輪加速度信号+V〓W1それよりも大きな値の第
2基準車輪加速度信号+V〓W2および負の車輪加速
度を表わす基準車輪減速度信号−V〓W3とを比較
し、車輪速度信号VWが第1基準車輪速度信号
VR1より小さなとき出力入1を発生し、車輪速度
信号VWが第2基準車輪速度VR2よりも小さなと
き出力信号入2を発生し、また車輪加速度信号V〓
Wが第1基準車輪加速度信号V〓W1よりも大きなと
き出力信号w1を発生し、車輪加速度信号V〓Wが第
2基準車輪加速度信号V〓W2よりも大きなとき出力
信号w2を発生し、車輪加速度信号V〓Wが基準車輪
減速度信号−V〓W3よりも小さなとき出力信号−
w3を発生する。電子制御回路123により発生
された信号λ2はAND回路124に入力され、
出力信号+w1はOR回路126に入力されると同
時にインバータ127により反転されてAND回
路124にも入力され、出力信号λ1および−
w3はAND回路125及びOR回路126に入力さ
れ、出力信号+w2はインバータ128により反
転されてAND回路130に入力される。AND回
路124は電子制御回路123から信号λ2が出
力されていると同時に信号+w1が出力されてい
ないとき出力信号を発生し、またAND回路12
5は電子制御回路123から信号λ1及び−w3
が同時に出力されているとき出力信号を発生し、
さらにOR回路126は電子制御回路123から
信号+w1,λ1、及び−w3の少なくともいずれ
か一つが出力されているとき出力信号を発生す
る。OR回路129の出力信号はパルス信号発生
回路131のセツト端子S1に入力されるとともに
そのリセツト端子R1にインバータ132を介し
て入力され、パルス信号発生回路131はそのセ
ツト端子S1にOR回路129から出力信号が入力
したときインレツトソレノイド20へパルス信号
を出力してインレツトソレノイド20を小刻みに
オン−オフ動作させるようになつている。また
OR回路126の出力信号はOR回路133を介し
てAND回路130に入力され、AND回路130
はOR回路133及びインバータ128の両面か
ら出力信号が入力された時出力信号を発生してア
ウトレツトソレノイド21を動作させるようにな
つている。電子制御回路123は、出力信号λ
1,λ2,+w1,+w2及び−w3を発生する外に、
制動装置の作動中には制動信号Bを発生して
AND回路134及びインバータ付OR回路135
へ出力するとともに推定車体速度信号VEが一定
値(例えば7〜10Km/h)以上であるとき出力信
号VSを発生してインバータ付OR回路135へ出
力するようになつている。AND回路134は電
子制御回路123より出力信号−w3及びBが入
力されたときフリツプフロツプ回路136のセツ
ト端子S2へ出力信号を発信し、またインバータ付
OR回路135は電子制御回路123より出力信
号BあるいはVSが出力されていないときフリツ
プフロツプ回路136のリセツト端子R2へ出力
信号を発信する。フリツプフロツプ回路136は
そのセツト端子S2にAND回路134の出力信号
が入力されたとき出力端子Qからパルス信号発生
回路137のセツト端子S3へ出力し、またリセツ
ト端子R2にインバータ付OR回路135の出力信
号が入力されたとき出力端子からパルス信号発
生回路137のリセツト端子R3へ出力する。パ
ルス信号発生回路137はセツト端子S3に信号が
入力されたときパルス信号を発生してOR回路1
33へ出力し、リセツト端子R3に信号が入力さ
れたときパルス信号の発生を停止するように作動
する。従つてアウトレツトソレノイド21は電子
制御回路123が信号−w3,B及びVSを発生す
るとともに信号λ1,w1、及びw2を発生してい
ないときには、アウトレツトソレノイド21はパ
ルス信号発生回路137より出力されるパルス信
号により小刻みにオン−オフ動作され、また車体
速度が低速になるとフリツプフロツプ回路136
がリセツトされるのでパルス信号の発信は停止さ
れる。
尚、AND回路134には電子制御回路123
より信号−w3を入力する代わりに信号λ1を入
力するようにしてもよい。
より信号−w3を入力する代わりに信号λ1を入
力するようにしてもよい。
ソレノイド20,21の作動を制御する制御回
路は以上のように構成されているので、ソレノイ
ド20,21は車輪速度信号VW及び車輪加速度
信号V〓Wの変化に応じて以下のように作動制御さ
れる。
路は以上のように構成されているので、ソレノイ
ド20,21は車輪速度信号VW及び車輪加速度
信号V〓Wの変化に応じて以下のように作動制御さ
れる。
まず車輪速度信号VWが第1基準車輪速度信号
VR1よりも小さいと同時に車輪加速度信号V〓Wが
第1基準車輪減速度信号−V〓W3よりも小さいと
き、あるいは車輪速度信号VWが第2基準車輪速
度信号VR2よりも小さいと同時に車輪加速度信号
V〓Wが第1基準車輪加速度信号V〓W1よりも小さい
ときには、OR回路129が出力信号を発生し、
パルス発生回路131からパルス信号が発生さ
れ、したがつて、ソレノイド20は小刻みにオン
−オフ動作することになる。その結果、インレツ
トバルブ14は、第1図の左側位置と右側位置と
の間で断続的に切り換えられ、ホイールシリンダ
6の制御油室12,12′には油圧ポンプP及び
蓄圧器Aからの高圧の制御油が小刻みに供給され
て、制動トルクは段階的すなわち徐々に減少す
る。また車輪速度信号VWが第1基準車輪速度信
号VR1よりも小さい、あるいは車輪加速度信号V〓
Wが第1基準車輪加速度信号+V〓W1よりも大き
い、あるいは車輪加速度信号V〓Wが基準車輪減速
度信号−V〓W3よりも小さい、のうち少なくともい
ずれか一つの条件が満たされていると同時に、車
輪加速度信号V〓Wが第1基準車輪加速度信号+V〓W
1よりも大きな値の第2基準車輪加速度信号+V〓W
2より小さいときアウトレツトソレノイド21が
励磁され、アウトレツトバルブ19が第1図にお
いて右方に切り換えられ、ホイールシリンダ6の
制御油室12,12′は油槽Tから遮断される。
而して第2図の制御回路により作動されるアンチ
ロツクブレーキ装置の制動トルクTBは車輪速度
信号VW、車輪加速度信号V〓W等の変化に応じて第
3図に示されるように変わる。第3図中、実線は
車両が比較的摩擦係数の大きな路面を走行中の制
動時の状態を示し、また点線は車両が比較的摩擦
係数の小さな路面を走行中の制動時の状態を示し
ており、実線及び点線はそれぞれ第6図及び第7
図のアンチロツクブレーキ制御方式に対応してい
る。第3図から明らかなように、摩擦係数の大き
な路面上での制動時には、車輪速度信号VWは路
面に対する一定のスリツプ率と推定車体速度VE
より決められる第2基準車輪速度VR2よりも小さ
くなることはないので、制動トルクTBは車輪速
度信号VW及び車輪加速度信号V〓Wの変化に応じて
第6図の制御方式と同様に制御されるが、比較的
摩擦係数の小さな路面上では、制動による車輪速
度信号VWの減速率が大きくなるので、車輪速度
信号VWは第2基準車輪速度VR2よりも小さくな
り、したがつて制動トルクTBの減少は車輪加速
度信号V〓Wが回復に向かい正の値の第1基準車輪
加速度V〓W1を超えるまで継続されるので、制動ト
ルクTBは第7図に示した制御方式により制御さ
れることになり、この結果第5図の制御方式は第
1図及び第2図に示した制御方式のそれぞれの欠
点を補うとともにそれらの長所を兼ね備えてい
る。
VR1よりも小さいと同時に車輪加速度信号V〓Wが
第1基準車輪減速度信号−V〓W3よりも小さいと
き、あるいは車輪速度信号VWが第2基準車輪速
度信号VR2よりも小さいと同時に車輪加速度信号
V〓Wが第1基準車輪加速度信号V〓W1よりも小さい
ときには、OR回路129が出力信号を発生し、
パルス発生回路131からパルス信号が発生さ
れ、したがつて、ソレノイド20は小刻みにオン
−オフ動作することになる。その結果、インレツ
トバルブ14は、第1図の左側位置と右側位置と
の間で断続的に切り換えられ、ホイールシリンダ
6の制御油室12,12′には油圧ポンプP及び
蓄圧器Aからの高圧の制御油が小刻みに供給され
て、制動トルクは段階的すなわち徐々に減少す
る。また車輪速度信号VWが第1基準車輪速度信
号VR1よりも小さい、あるいは車輪加速度信号V〓
Wが第1基準車輪加速度信号+V〓W1よりも大き
い、あるいは車輪加速度信号V〓Wが基準車輪減速
度信号−V〓W3よりも小さい、のうち少なくともい
ずれか一つの条件が満たされていると同時に、車
輪加速度信号V〓Wが第1基準車輪加速度信号+V〓W
1よりも大きな値の第2基準車輪加速度信号+V〓W
2より小さいときアウトレツトソレノイド21が
励磁され、アウトレツトバルブ19が第1図にお
いて右方に切り換えられ、ホイールシリンダ6の
制御油室12,12′は油槽Tから遮断される。
而して第2図の制御回路により作動されるアンチ
ロツクブレーキ装置の制動トルクTBは車輪速度
信号VW、車輪加速度信号V〓W等の変化に応じて第
3図に示されるように変わる。第3図中、実線は
車両が比較的摩擦係数の大きな路面を走行中の制
動時の状態を示し、また点線は車両が比較的摩擦
係数の小さな路面を走行中の制動時の状態を示し
ており、実線及び点線はそれぞれ第6図及び第7
図のアンチロツクブレーキ制御方式に対応してい
る。第3図から明らかなように、摩擦係数の大き
な路面上での制動時には、車輪速度信号VWは路
面に対する一定のスリツプ率と推定車体速度VE
より決められる第2基準車輪速度VR2よりも小さ
くなることはないので、制動トルクTBは車輪速
度信号VW及び車輪加速度信号V〓Wの変化に応じて
第6図の制御方式と同様に制御されるが、比較的
摩擦係数の小さな路面上では、制動による車輪速
度信号VWの減速率が大きくなるので、車輪速度
信号VWは第2基準車輪速度VR2よりも小さくな
り、したがつて制動トルクTBの減少は車輪加速
度信号V〓Wが回復に向かい正の値の第1基準車輪
加速度V〓W1を超えるまで継続されるので、制動ト
ルクTBは第7図に示した制御方式により制御さ
れることになり、この結果第5図の制御方式は第
1図及び第2図に示した制御方式のそれぞれの欠
点を補うとともにそれらの長所を兼ね備えてい
る。
尚、第3図において、制動トルクの減少及び増
加は直線で示されているが、これは便宜的にそう
しただけであり、実際には小刻みに減少あるいは
増加するものである。
加は直線で示されているが、これは便宜的にそう
しただけであり、実際には小刻みに減少あるいは
増加するものである。
而して前記実施例においてインレツトバルブ1
4は、制動トルクを減少させるべくアンチロツク
ブレーキ装置の油圧制御回路内に設けられる本発
明の減圧バルブを構成しており、該バルブ14を
前述のように断続的に作動させることによつて制
動トルクを段階的に即ち徐々に減少させることが
でき、これにより、油圧制御回路内の油路16〜
18の断面積を閉塞故障防止の為に大きくした場
合でも、制動トルクの過剰減少を抑制し得るもの
である。
4は、制動トルクを減少させるべくアンチロツク
ブレーキ装置の油圧制御回路内に設けられる本発
明の減圧バルブを構成しており、該バルブ14を
前述のように断続的に作動させることによつて制
動トルクを段階的に即ち徐々に減少させることが
でき、これにより、油圧制御回路内の油路16〜
18の断面積を閉塞故障防止の為に大きくした場
合でも、制動トルクの過剰減少を抑制し得るもの
である。
ところで、制動中に車輪が比較的摩擦係数の大
きい滑りにくい路面から比較的摩擦係数の小さな
滑りやすい路面に進入した場合には車輪ロツクを
防ぐため制動トルクを急激に減少させなければな
らないが、前記した第2図の制御回路ではインレ
ツトソレノイド20を断続的にオン−オフさせる
ので制動トルクの減少速度は小さく制動トルクを
十分に低下させるまでには相当の時間を要し、そ
の間の車輪速度の落込みが大きくなる。したがつ
てこのような場合には、インレツトソレノイド2
0の断続的なオン−オフ動作を停止させて制動ト
ルクを急激に低下させるのが望ましい。
きい滑りにくい路面から比較的摩擦係数の小さな
滑りやすい路面に進入した場合には車輪ロツクを
防ぐため制動トルクを急激に減少させなければな
らないが、前記した第2図の制御回路ではインレ
ツトソレノイド20を断続的にオン−オフさせる
ので制動トルクの減少速度は小さく制動トルクを
十分に低下させるまでには相当の時間を要し、そ
の間の車輪速度の落込みが大きくなる。したがつ
てこのような場合には、インレツトソレノイド2
0の断続的なオン−オフ動作を停止させて制動ト
ルクを急激に低下させるのが望ましい。
第4図にはそのような要求を満足するための制
御回路の実施例が示されており、この実施例は、
パルス信号発生回路131の出力をOR回路13
8を介してインレツトソレノイド20に入力さ
せ、さらに車輪加速度信号VWが基準車輪減速度
信号−V〓W3より大きな第2基準車輪減速度信号−
V〓W4よりも減少したとき、電子制御回路123が
出力信号−w4を発信してOR回路138に出力す
るようにした点を除けば、第2図の制御回路と同
一であり、同一の部材には同一の符号を付してあ
る。したがつてこの実施例では、制動中に路面の
摩擦係数が急激に低下して車輪加速度信号V〓Wが
第2基準車輪減速度信号−V〓W4より低下したと
き、電子制御装置123より出力信号−w4がOR
回路138を介してインレツトソレノイド20へ
出力され、したがつてインレツトソレノイド20
は直ちにオン、オフ動作を停止し連続的にオンの
状態になる。
御回路の実施例が示されており、この実施例は、
パルス信号発生回路131の出力をOR回路13
8を介してインレツトソレノイド20に入力さ
せ、さらに車輪加速度信号VWが基準車輪減速度
信号−V〓W3より大きな第2基準車輪減速度信号−
V〓W4よりも減少したとき、電子制御回路123が
出力信号−w4を発信してOR回路138に出力す
るようにした点を除けば、第2図の制御回路と同
一であり、同一の部材には同一の符号を付してあ
る。したがつてこの実施例では、制動中に路面の
摩擦係数が急激に低下して車輪加速度信号V〓Wが
第2基準車輪減速度信号−V〓W4より低下したと
き、電子制御装置123より出力信号−w4がOR
回路138を介してインレツトソレノイド20へ
出力され、したがつてインレツトソレノイド20
は直ちにオン、オフ動作を停止し連続的にオンの
状態になる。
第5図は第4図の制御回路の変形例で、非制動
時及びアンチロツクブレーキ制御を必要としない
車体速度の低速時に、制御油圧系の作動を停止さ
せるようにしたものであり、OR回路138の出
力をAND回路139を介してインレツトソレノ
イド20に入力させ、そのAND回路139へ電
子制御回路123の出力信号B及びVSを入力さ
せることと共にアウトレツトソレノイド21側の
AND回路130にもそれらの信号B及びVSを入
力させるようにした点を除けば、第4図と同一で
あり、同一の部材には同一の符号を付してある。
したがつてこの実施例によれば、電子制御装置1
23より信号B及びVSが出力されていないと
き、すなわち非制動時で推定車体速度が一定値以
下のときには、AND回路130及び139とも
出力信号を発生しないので、アウトレツトソレノ
イド21およびインレツトソレノイド20とも消
勢されている。
時及びアンチロツクブレーキ制御を必要としない
車体速度の低速時に、制御油圧系の作動を停止さ
せるようにしたものであり、OR回路138の出
力をAND回路139を介してインレツトソレノ
イド20に入力させ、そのAND回路139へ電
子制御回路123の出力信号B及びVSを入力さ
せることと共にアウトレツトソレノイド21側の
AND回路130にもそれらの信号B及びVSを入
力させるようにした点を除けば、第4図と同一で
あり、同一の部材には同一の符号を付してある。
したがつてこの実施例によれば、電子制御装置1
23より信号B及びVSが出力されていないと
き、すなわち非制動時で推定車体速度が一定値以
下のときには、AND回路130及び139とも
出力信号を発生しないので、アウトレツトソレノ
イド21およびインレツトソレノイド20とも消
勢されている。
而して以上の実施例において、第1基準車輪速
度信号VR1は本発明の基準車輪速度信号に、また
第2基準車輪速度信号VR2は本発明の低基準車輪
速度信号にそれぞれ相当する。
度信号VR1は本発明の基準車輪速度信号に、また
第2基準車輪速度信号VR2は本発明の低基準車輪
速度信号にそれぞれ相当する。
以上のように本発明によれば、車輌制動中にお
いて、車輪が滑り始めて車輪速度信号VWが基準
車輪速度信号VR1よりも小さくなり且つ車輪加速
度信号V〓Wが基準車輪減速度信号−V〓W3よりも小
さくなつた時点、即ち車輪ロツクの危険が直前に
迫つた時点で制動トルクの減少を開始させるよう
にしたので、車輪をロツクさせることなく、その
危険が直前に迫つた時点まで大きな制動トルクを
車輪に有効且つ継続的に作用させることができ、
制動効率の向上に寄与し得る。
いて、車輪が滑り始めて車輪速度信号VWが基準
車輪速度信号VR1よりも小さくなり且つ車輪加速
度信号V〓Wが基準車輪減速度信号−V〓W3よりも小
さくなつた時点、即ち車輪ロツクの危険が直前に
迫つた時点で制動トルクの減少を開始させるよう
にしたので、車輪をロツクさせることなく、その
危険が直前に迫つた時点まで大きな制動トルクを
車輪に有効且つ継続的に作用させることができ、
制動効率の向上に寄与し得る。
また制動トルクの減少開始点を上記のように車
輪ロツクの危険が直前に迫つた時点まで引き延ば
したことに伴い制動トルクの減少度合が全体的に
少なくなる結果、特に車輌が制動途中で急に摩擦
係数の低い路面に進入したような場合には制動ト
ルクの減少が未だ不充分なうちに車輪が直ちにロ
ツクしてしまう惧れがあるが、本発明では、前記
基準車輪速度信号VR1よりさらに小さい低基準車
輪速度信号VR2よりも車輪速度信号VWが低下し
た条件下、即ち上記のような場合には、車輪加速
度信号V〓Wが正に転じて所定の車輪加速度信号V〓W
1よりも大きくなつた時点まで制動トルクの減少
を継続させるようにしているので、車輪のロツク
を未然に防止することができ、制動トルクの減少
開始点の前記引き延ばしに伴う不都合を未然に防
止し得る。
輪ロツクの危険が直前に迫つた時点まで引き延ば
したことに伴い制動トルクの減少度合が全体的に
少なくなる結果、特に車輌が制動途中で急に摩擦
係数の低い路面に進入したような場合には制動ト
ルクの減少が未だ不充分なうちに車輪が直ちにロ
ツクしてしまう惧れがあるが、本発明では、前記
基準車輪速度信号VR1よりさらに小さい低基準車
輪速度信号VR2よりも車輪速度信号VWが低下し
た条件下、即ち上記のような場合には、車輪加速
度信号V〓Wが正に転じて所定の車輪加速度信号V〓W
1よりも大きくなつた時点まで制動トルクの減少
を継続させるようにしているので、車輪のロツク
を未然に防止することができ、制動トルクの減少
開始点の前記引き延ばしに伴う不都合を未然に防
止し得る。
しかも車輪速度信号VWが前記基準車輪速度信
号VR1と低基準車輪速度信号VR2との間にある条
件下では、前記車輪加速度信号V〓Wが前記基準車
輪減速度信号−V〓W3よりも大きくなつた時点で、
制動トルクの減少を停止させるようにしているの
で、制動中、車輌が終始摩擦係数の高い路面を走
行する通常の場合には、制動システム各部の作動
遅れを見込んで車輪加速度信号V〓Wが正に転ずる
前に制動トルクの減少を早目に停止させることが
でき、したがつて制動トルクを減少させ過ぎる惧
れはなく、以上の結果、制動トルクの減少停止時
期を制動中の路面状況に応じて常に的確に変化さ
せることができるから、前述のように制動トルク
の減少開始点を車輪ロツクの危険が直前に迫る時
点まで引き延ばすようにした効果と相俟つて、全
体として制動効率を著しく高めることができる。
号VR1と低基準車輪速度信号VR2との間にある条
件下では、前記車輪加速度信号V〓Wが前記基準車
輪減速度信号−V〓W3よりも大きくなつた時点で、
制動トルクの減少を停止させるようにしているの
で、制動中、車輌が終始摩擦係数の高い路面を走
行する通常の場合には、制動システム各部の作動
遅れを見込んで車輪加速度信号V〓Wが正に転ずる
前に制動トルクの減少を早目に停止させることが
でき、したがつて制動トルクを減少させ過ぎる惧
れはなく、以上の結果、制動トルクの減少停止時
期を制動中の路面状況に応じて常に的確に変化さ
せることができるから、前述のように制動トルク
の減少開始点を車輪ロツクの危険が直前に迫る時
点まで引き延ばすようにした効果と相俟つて、全
体として制動効率を著しく高めることができる。
さらに制動トルクの減少に当つては、制動トル
クを減少させるべくアンチロツクブレーキ装置の
油圧制御回路に設けられる減圧バルブ14を断続
的に作動させて制動トルクを段階的に減少させる
ようにしたので、油圧制御回路内の油路16〜1
8の閉塞故障を防止すべく該油路16〜18の断
面積を大きくした場合でも、制動トルクの過剰減
少を抑制することができ、したがつてその減少に
起因するアンチロツク制動時の車体振動を効果的
に防止し得る。
クを減少させるべくアンチロツクブレーキ装置の
油圧制御回路に設けられる減圧バルブ14を断続
的に作動させて制動トルクを段階的に減少させる
ようにしたので、油圧制御回路内の油路16〜1
8の閉塞故障を防止すべく該油路16〜18の断
面積を大きくした場合でも、制動トルクの過剰減
少を抑制することができ、したがつてその減少に
起因するアンチロツク制動時の車体振動を効果的
に防止し得る。
第1図は本発明方法を実施するためのアンチロ
ツクブレーキ装置の油圧回路図、第2図は第1図
のアンチロツクブレーキ装置を制御する電気制御
回路図、第3図は本発明方法による制動トルクの
変化を示すグラフ、第4図及び第5図は第2図の
電気制御回路のそれぞれ別の実施例を示す回路
図、第6図は従来のアンチロツク制御方法によ
る、第3図と同様図、第7図は従来の別のアンチ
ロツク制御方法による、第3図と同様図である。 VW……車輪速度信号、V〓W……車輪加速度信
号、VR1……基準車輪速度信号としての第1基準
車輪速度信号、VR2……低基準車輪速度信号とし
ての第2基準車輪速度信号、V〓W1……基準車輪加
速度信号、−V〓W3……基準車輪減速度信号、−V〓W4
……第2基準車輪減速度信号、14……減圧バル
ブとしてのインレツトバルブ。
ツクブレーキ装置の油圧回路図、第2図は第1図
のアンチロツクブレーキ装置を制御する電気制御
回路図、第3図は本発明方法による制動トルクの
変化を示すグラフ、第4図及び第5図は第2図の
電気制御回路のそれぞれ別の実施例を示す回路
図、第6図は従来のアンチロツク制御方法によ
る、第3図と同様図、第7図は従来の別のアンチ
ロツク制御方法による、第3図と同様図である。 VW……車輪速度信号、V〓W……車輪加速度信
号、VR1……基準車輪速度信号としての第1基準
車輪速度信号、VR2……低基準車輪速度信号とし
ての第2基準車輪速度信号、V〓W1……基準車輪加
速度信号、−V〓W3……基準車輪減速度信号、−V〓W4
……第2基準車輪減速度信号、14……減圧バル
ブとしてのインレツトバルブ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車体速度から車輪のスリツプ率を加味して基
準車輪速度信号VR1を導出すると共に、車輪の一
定の負の周加速度に対応した基準車輪減速度信号
−V〓W3を設定し、制動時には、車輪の周速度に対
応した車輪速度信号VWが前記基準車輪速度信号
VR1よりも小さくなり且つ車輪の周加速度に対応
した車輪加速度信号V〓Wが前記基準車輪減速度信
号−V〓W3よりも小さくなると、制動トルクの減少
を開始させるようにしたアンチロツクブレーキ制
御方法において、前記車体速度から車輪のスリツ
プ率を加味して、前記基準車輪速度信号VR1より
も小さい低基準車輪速度信号VR2を導出すると共
に、車輪の一定の正の周加速度に対応した基準車
輪加速度信号V〓W1を設定し、前記車輪速度信号V
Wが前記基準車輪速度信号VR1と低基準車輪速度
信号VR2との間にある条件下では前記車輪加速度
信号V〓Wが前記基準車輪減速度信号−V〓W3よりも
大きくなつた時点で、また同車輪速度信号VWが
前記低基準車輪速度信号VR2よりも小さい条件下
では前記車輪加速度信号V〓Wが前記基準車輪加速
度信号V〓W1よりも大きくなつた時点でそれぞれ制
動トルクの減少を停止させるようにし、また制動
トルクの減少に当つては、制動トルクを減少させ
るべくアンチロツクブレーキ装置の油圧制御回路
に設けられる減圧バルブ14を断続的に作動させ
て制動トルクを段階的に減少させるようにしたこ
とを特徴とする、車両におけるアンチロツクブレ
ーキ制御方法。 2 車輪加速度信号V〓Wを、絶対値が前記基準車
輪減速度信号−V〓W3よりも大きな第2基準車輪減
速度信号−V〓W4と比較し、車輪加速度信号V〓Wが
第2基準車輪減速度信号−V〓W4よりも小さくなつ
たときには、前記減圧バルブ14の断続的な作動
を停止させて該減圧バルブ14を連続的に開放す
ることにより制動トルクを急激に減少させるよう
にした、前記特許請求の範囲第1項記載の車両に
おけるアンチロツクブレーキ制御方法。 3 制動時に車体速度が一定値を超えている間の
み、前記減圧バルブ14の断続的作動を許容する
ようにした、前記特許請求の範囲第1項又は第2
項記載の車両におけるアンチロツクブレーキ制御
方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12781080A JPS56160252A (en) | 1980-09-13 | 1980-09-13 | Antiskid brake control for car |
US06/261,142 US4395761A (en) | 1980-05-15 | 1981-05-06 | Antiskid brake controlling method and apparatus for vehicles |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12781080A JPS56160252A (en) | 1980-09-13 | 1980-09-13 | Antiskid brake control for car |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6454680A Division JPS56160245A (en) | 1980-05-15 | 1980-05-15 | Antiskid braking control method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56160252A JPS56160252A (en) | 1981-12-09 |
JPS6222824B2 true JPS6222824B2 (ja) | 1987-05-20 |
Family
ID=14969224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12781080A Granted JPS56160252A (en) | 1980-05-15 | 1980-09-13 | Antiskid brake control for car |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56160252A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0524518Y2 (ja) * | 1988-02-10 | 1993-06-22 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3398995A (en) * | 1966-10-10 | 1968-08-27 | Westinghouse Freins & Signaux | Anti-skid control system for railway vehicles |
GB1403509A (en) * | 1972-11-22 | 1975-08-28 | Teldix Gmbh | Anti-lock control system for at least one vehicle wheel |
JPS516308A (ja) * | 1974-07-05 | 1976-01-19 | Bridgestone Tire Co Ltd | Suijoshisetsushijokokankuino boshokukabaa |
JPS5313751A (en) * | 1976-07-21 | 1978-02-07 | Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd | Wire retricting device for winch |
JPS5496669A (en) * | 1978-01-18 | 1979-07-31 | Honda Motor Co Ltd | Skid prevention in cars |
JPS5499879A (en) * | 1978-01-24 | 1979-08-07 | Honda Motor Co Ltd | Skid prevention of vehicle |
-
1980
- 1980-09-13 JP JP12781080A patent/JPS56160252A/ja active Granted
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3398995A (en) * | 1966-10-10 | 1968-08-27 | Westinghouse Freins & Signaux | Anti-skid control system for railway vehicles |
GB1403509A (en) * | 1972-11-22 | 1975-08-28 | Teldix Gmbh | Anti-lock control system for at least one vehicle wheel |
JPS516308A (ja) * | 1974-07-05 | 1976-01-19 | Bridgestone Tire Co Ltd | Suijoshisetsushijokokankuino boshokukabaa |
JPS5313751A (en) * | 1976-07-21 | 1978-02-07 | Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd | Wire retricting device for winch |
JPS5496669A (en) * | 1978-01-18 | 1979-07-31 | Honda Motor Co Ltd | Skid prevention in cars |
JPS5499879A (en) * | 1978-01-24 | 1979-08-07 | Honda Motor Co Ltd | Skid prevention of vehicle |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0524518Y2 (ja) * | 1988-02-10 | 1993-06-22 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56160252A (en) | 1981-12-09 |
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