JPS62227554A - 連続鋳造用鋳型 - Google Patents
連続鋳造用鋳型Info
- Publication number
- JPS62227554A JPS62227554A JP7221486A JP7221486A JPS62227554A JP S62227554 A JPS62227554 A JP S62227554A JP 7221486 A JP7221486 A JP 7221486A JP 7221486 A JP7221486 A JP 7221486A JP S62227554 A JPS62227554 A JP S62227554A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- continuous casting
- composite material
- layer
- protective layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 title claims description 20
- UONOETXJSWQNOL-UHFFFAOYSA-N tungsten carbide Chemical compound [W+]#[C-] UONOETXJSWQNOL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 12
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 26
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 25
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 25
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 claims description 23
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 20
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 19
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 16
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 14
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims description 14
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims description 14
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 claims description 12
- 239000010941 cobalt Substances 0.000 claims description 9
- 229910017052 cobalt Inorganic materials 0.000 claims description 9
- GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N cobalt atom Chemical compound [Co] GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 9
- 238000010285 flame spraying Methods 0.000 claims description 6
- 239000011651 chromium Substances 0.000 claims description 4
- MTPVUVINMAGMJL-UHFFFAOYSA-N trimethyl(1,1,2,2,2-pentafluoroethyl)silane Chemical compound C[Si](C)(C)C(F)(F)C(F)(F)F MTPVUVINMAGMJL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N Chromium Chemical compound [Cr] VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 238000005507 spraying Methods 0.000 abstract description 13
- 239000002893 slag Substances 0.000 abstract description 7
- 230000009257 reactivity Effects 0.000 abstract description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 abstract 3
- 239000011365 complex material Substances 0.000 abstract 2
- 239000000758 substrate Substances 0.000 abstract 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 25
- 239000000463 material Substances 0.000 description 11
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 7
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 6
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 5
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 4
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 3
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 3
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 3
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- -1 Alternatively Chemical compound 0.000 description 1
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 235000010724 Wisteria floribunda Nutrition 0.000 description 1
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 1
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 1
- 238000007750 plasma spraying Methods 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- QQONPFPTGQHPMA-UHFFFAOYSA-N propylene Natural products CC=C QQONPFPTGQHPMA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 125000004805 propylene group Chemical group [H]C([H])([H])C([H])([*:1])C([H])([H])[*:2] 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 1
- 238000007751 thermal spraying Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/04—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
- B22D11/059—Mould materials or platings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は連続鋳造用鋳型に関する。
(従来の技術)
近年、連続鋳造においては、操業の高速化とオンライン
での鋳造中変更技術の発達に伴い、連続鋳造用鋳型に要
求される性能も過酷なものとなり、銅製鋳型の耐久性を
向上させるため、最近では、銅製鋳型の内壁面にNiメ
ッキ層を形成しだらの、Niメッキ層のうえにN1−P
やCrのメッキ層を積層したもの(例えば、特開昭52
−52828号公報)、あるいは自溶合金を溶射して表
面処理したものが汎用されてきている。
での鋳造中変更技術の発達に伴い、連続鋳造用鋳型に要
求される性能も過酷なものとなり、銅製鋳型の耐久性を
向上させるため、最近では、銅製鋳型の内壁面にNiメ
ッキ層を形成しだらの、Niメッキ層のうえにN1−P
やCrのメッキ層を積層したもの(例えば、特開昭52
−52828号公報)、あるいは自溶合金を溶射して表
面処理したものが汎用されてきている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、これらの保護膜を形成した連続鋳造用鋳
をであっても反復使用すると、凝固殻の摺動により鋳型
下部の保護層が摩耗するため、頻繁に鋳型の摩耗面を補
修する必要があった。しかも、保護層をメッキで形成し
たものでは、局部的な補修ができないため、鋳型表面に
残存している総てのメッキ層を除去して再度メッキ層を
形成しなければならず、補修する度に銅の肉厚が薄くな
り数回の補修で使用不可能になるという問題があった。
をであっても反復使用すると、凝固殻の摺動により鋳型
下部の保護層が摩耗するため、頻繁に鋳型の摩耗面を補
修する必要があった。しかも、保護層をメッキで形成し
たものでは、局部的な補修ができないため、鋳型表面に
残存している総てのメッキ層を除去して再度メッキ層を
形成しなければならず、補修する度に銅の肉厚が薄くな
り数回の補修で使用不可能になるという問題があった。
また、保護層を自溶合金で形成したものでは、補修する
度に熱処理しなければならないことから熱変形を生じ、
その反復使用が制限されるという問題かあった。
度に熱処理しなければならないことから熱変形を生じ、
その反復使用が制限されるという問題かあった。
他方、保護層形成材料として自溶合金以外の金属材料、
例えば、クロム、コバルト等を用い、その粉末をプラズ
マ溶射法により銅素材表面に溶射して保護層を形成する
ことが考えられるが、これらの金属の溶射被膜は銅素材
との密着力が弱いため、連続モードで操業される連続鋳
造用鋳型には適用することが不可能であった。
例えば、クロム、コバルト等を用い、その粉末をプラズ
マ溶射法により銅素材表面に溶射して保護層を形成する
ことが考えられるが、これらの金属の溶射被膜は銅素材
との密着力が弱いため、連続モードで操業される連続鋳
造用鋳型には適用することが不可能であった。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、前記問題を解決する手段として、銅製鋳型の
内壁面に超音速フレーム溶射法により形成された溶射被
膜からなる保護層を有し、前記溶射被膜がニッケルおよ
び/または金属炭化物系複合材料からなり、該溶射被膜
中の金属炭化物系複合材料の含有量が鋳型内壁面側から
表面側へ連続的に又は段階的に増大していることを特徴
とする連続鋳造用鋳型を提供するものである。
内壁面に超音速フレーム溶射法により形成された溶射被
膜からなる保護層を有し、前記溶射被膜がニッケルおよ
び/または金属炭化物系複合材料からなり、該溶射被膜
中の金属炭化物系複合材料の含有量が鋳型内壁面側から
表面側へ連続的に又は段階的に増大していることを特徴
とする連続鋳造用鋳型を提供するものである。
好ましい実施態様においては、保護層は金属炭化物系複
合材料含有量が連続的に漸増する単一の溶射被膜で形成
される。
合材料含有量が連続的に漸増する単一の溶射被膜で形成
される。
また、他の実施態様においては、保護層が積層された複
数の溶射被膜からなり、最下層の溶射被膜がニッケル単
体で形成され、最上層の溶射被膜が金属炭化物系複合材
料単体で形成される。
数の溶射被膜からなり、最下層の溶射被膜がニッケル単
体で形成され、最上層の溶射被膜が金属炭化物系複合材
料単体で形成される。
なお、金属炭化物系複合材料としては、コバルトを含有
するタングステンカーバイトまたはチタンカーバイト、
あるいはコバルト、ニッケルおよびクロムを含有するタ
ングステンカーバイトまたはチタンカーバイトなどが挙
げられるが、これらに限定されるものではない。
するタングステンカーバイトまたはチタンカーバイト、
あるいはコバルト、ニッケルおよびクロムを含有するタ
ングステンカーバイトまたはチタンカーバイトなどが挙
げられるが、これらに限定されるものではない。
(作用)
本発明に係る連続鋳造用鋳型は、鋳型の銅素材表面に形
成する下地として銅との相溶性の良いニッケルを採用し
、これを超音速フレーム溶射法で鋳型の銅素材表面に吹
き付け、金属溶射被膜と銅素材との密着力を向上させる
一方、保護層の表面を金属炭化物系複合材料単体または
それとニッケルとの混合物で形成することにより耐摩耗
性、耐熱性を向上させるようにし、また、スラグとの反
応を抑制し、かつ、金属炭化物系複合材料は高硬度であ
るが脆く熱衝撃によるクラックを発生し易いので、保護
層の鋳型表面に接する部分と表面との間の中間部分をニ
ッケルと金属炭化物系複合材料とで形成し、鋳型表面側
から保護層表面へ行くほど金属炭化物系複合材料の含有
量を連続的にあるいは段階的に増大させることにより、
層状組織の欠陥である各層間の物理的性質の相違による
熱衝撃や肋間の剥離を緩和し、溶射被膜の延展性および
密着力を向上させ、耐用度を向上させるようにしたしの
である。また、超音速フレーム溶射法を採用することに
より、局部的補修を可能にしたものである。
成する下地として銅との相溶性の良いニッケルを採用し
、これを超音速フレーム溶射法で鋳型の銅素材表面に吹
き付け、金属溶射被膜と銅素材との密着力を向上させる
一方、保護層の表面を金属炭化物系複合材料単体または
それとニッケルとの混合物で形成することにより耐摩耗
性、耐熱性を向上させるようにし、また、スラグとの反
応を抑制し、かつ、金属炭化物系複合材料は高硬度であ
るが脆く熱衝撃によるクラックを発生し易いので、保護
層の鋳型表面に接する部分と表面との間の中間部分をニ
ッケルと金属炭化物系複合材料とで形成し、鋳型表面側
から保護層表面へ行くほど金属炭化物系複合材料の含有
量を連続的にあるいは段階的に増大させることにより、
層状組織の欠陥である各層間の物理的性質の相違による
熱衝撃や肋間の剥離を緩和し、溶射被膜の延展性および
密着力を向上させ、耐用度を向上させるようにしたしの
である。また、超音速フレーム溶射法を採用することに
より、局部的補修を可能にしたものである。
(実施例)
以下、本発明の実施例について添付の図面を参照して説
明する。
明する。
第1図は、連続鋳造用鋳型の短辺側鋳型の断面を示し、
lは銅で形成された鋳型ベースで、その内壁面には複数
層の金属溶射被膜からなる保護層2が形成されている。
lは銅で形成された鋳型ベースで、その内壁面には複数
層の金属溶射被膜からなる保護層2が形成されている。
銅製鋳型ベースl上に下地として形成される保護層2の
最下層の溶射被膜3aはニッケル単体で形成され、最上
層の溶射被膜3eはコバルト含有タングステンカーバイ
ト単体(WC−12Co)で形成されている。最下層3
aと最上層3eとの間に形成される中間層3b〜3dは
ニッケルとコバルト含有タングステンカーバイト(WC
−12co)とからなり、その中間層中のWC−12C
oの含有量は、上層にいくに従って順次増大するように
しである。
最下層の溶射被膜3aはニッケル単体で形成され、最上
層の溶射被膜3eはコバルト含有タングステンカーバイ
ト単体(WC−12Co)で形成されている。最下層3
aと最上層3eとの間に形成される中間層3b〜3dは
ニッケルとコバルト含有タングステンカーバイト(WC
−12co)とからなり、その中間層中のWC−12C
oの含有量は、上層にいくに従って順次増大するように
しである。
前記溶射被膜は、水素、プロピレンなどの可燃性ガスを
超音速フレーム溶射ガン内で爆発的に燃焼させて音速の
4〜5倍に達する超音速のガスフレームを発生させ、そ
れによりニッケル粉末および/またはコバルト含有タン
グステンカーバイトの粉末を熔融、噴射させる超音速フ
レーム溶射法により形成されている。
超音速フレーム溶射ガン内で爆発的に燃焼させて音速の
4〜5倍に達する超音速のガスフレームを発生させ、そ
れによりニッケル粉末および/またはコバルト含有タン
グステンカーバイトの粉末を熔融、噴射させる超音速フ
レーム溶射法により形成されている。
前記構造の連続鋳造用鋳型の特性を調査するため、第1
表および第2表に示す構成の保護層を銅片の表面に形成
し、その耐摩耗性、耐熱性、スラグとの反応性および耐
剥離性について測定したところ、耐剥離性以外の特性に
ついては、それぞれ多層金属メッキのものより優れた性
能が得られた。
表および第2表に示す構成の保護層を銅片の表面に形成
し、その耐摩耗性、耐熱性、スラグとの反応性および耐
剥離性について測定したところ、耐剥離性以外の特性に
ついては、それぞれ多層金属メッキのものより優れた性
能が得られた。
また、耐剥離性については多層金属メッキのものと同等
の結果を示した。
の結果を示した。
第1表
配合比率(体積比) 膜厚
N i WC−12Co (μ)第1層
too 200第2層 80
20 50第3層 50 50 5
0第4層 20 80 50配合比率(体
積比) 膜厚 Ni WC−12Co (μ)第1層
+00 50 第2層 85 15 50第3層 70
30 50第4層 55 45
50第5層 40 60 50第6層
25 75 50第7層 +0
90 50第8層 −too 50 耐摩耗性については、第2図に示す構造の高温 ′
摺動摩耗試験機を用いて、実際の連続操業とほぼ
・等しい条件を模擬的に再現し、鋼塊表面に付着し
゛たスラグによる摩耗、被膜の割れ、剥離、傷の状態
を観察した。前記高温摺動摩耗試験機は支持台11に、
鋼塊に相当する相手材12を固定してヒータ!7で加熱
するようにし、一端を固定された支持片13の他端に荷
重片14を取り付けて加圧ローラ15を介して試験片1
0に荷重をかけながら、モータ16で駆動されるリンク
機構18により試験片lOを往復駆動し、試験片!0と
相手材12との間にスラグ形成材、例えば、アルミナを
介在させて摺動させるようにしたものである。
too 200第2層 80
20 50第3層 50 50 5
0第4層 20 80 50配合比率(体
積比) 膜厚 Ni WC−12Co (μ)第1層
+00 50 第2層 85 15 50第3層 70
30 50第4層 55 45
50第5層 40 60 50第6層
25 75 50第7層 +0
90 50第8層 −too 50 耐摩耗性については、第2図に示す構造の高温 ′
摺動摩耗試験機を用いて、実際の連続操業とほぼ
・等しい条件を模擬的に再現し、鋼塊表面に付着し
゛たスラグによる摩耗、被膜の割れ、剥離、傷の状態
を観察した。前記高温摺動摩耗試験機は支持台11に、
鋼塊に相当する相手材12を固定してヒータ!7で加熱
するようにし、一端を固定された支持片13の他端に荷
重片14を取り付けて加圧ローラ15を介して試験片1
0に荷重をかけながら、モータ16で駆動されるリンク
機構18により試験片lOを往復駆動し、試験片!0と
相手材12との間にスラグ形成材、例えば、アルミナを
介在させて摺動させるようにしたものである。
また、耐熱性およびスラグとの反応性については、第3
図に示す構造の連続鋳造用模擬モールド試験機を用い、
銅製ベースの表面に保護層を形成してなる試験モールド
20と固定モールド21で鋳型を形成させ、試験モール
ド20に内設した冷却水路に配管25により冷却水を流
して水冷しながらエレクトロスラブ溶接法によりワイヤ
ー221溶融させて鋳型内に溶射23を形成させ、ダミ
ーバ24を4.5mm/minの一定速度で引き抜いて
4ラブを鋳造した後、試験モールド20から試料≧採取
し、被膜の劣化状況を調べた。
図に示す構造の連続鋳造用模擬モールド試験機を用い、
銅製ベースの表面に保護層を形成してなる試験モールド
20と固定モールド21で鋳型を形成させ、試験モール
ド20に内設した冷却水路に配管25により冷却水を流
して水冷しながらエレクトロスラブ溶接法によりワイヤ
ー221溶融させて鋳型内に溶射23を形成させ、ダミ
ーバ24を4.5mm/minの一定速度で引き抜いて
4ラブを鋳造した後、試験モールド20から試料≧採取
し、被膜の劣化状況を調べた。
なお、前記実施例においては、いずれら最上層(金属炭
化物系複合材料単体で形成しているが、6ずしもその必
要は無く、金属炭化物系複合材料こ少量のニッケルを含
有させたもので形成しても腿い。
化物系複合材料単体で形成しているが、6ずしもその必
要は無く、金属炭化物系複合材料こ少量のニッケルを含
有させたもので形成しても腿い。
また、前記実施例では、いづれも保護層を積層された複
数の溶射被膜で形成し、保護層中の金属分化物系複合材
料の含有量を段階的に増加させて−するが、必ずしもそ
の必要はなく、超音速のガスフレームを用いて溶射被膜
を形成する過程で、原叫粉末の組成を初めはニッケル粉
末単体のみとし、欠いて金属炭化物系複合材料、例えば
、コバルト含有タングステンカーバイトの粉末を添加し
ていき、その添加量を徐々に増大さ什て原料粉末の組成
を変えろことにより、保護層中の金属炭化物系複合材料
の含有量を連続的に増大させるようにしても良い。
数の溶射被膜で形成し、保護層中の金属分化物系複合材
料の含有量を段階的に増加させて−するが、必ずしもそ
の必要はなく、超音速のガスフレームを用いて溶射被膜
を形成する過程で、原叫粉末の組成を初めはニッケル粉
末単体のみとし、欠いて金属炭化物系複合材料、例えば
、コバルト含有タングステンカーバイトの粉末を添加し
ていき、その添加量を徐々に増大さ什て原料粉末の組成
を変えろことにより、保護層中の金属炭化物系複合材料
の含有量を連続的に増大させるようにしても良い。
(発明の効果)
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、耐摩
耗性、耐熱性に優れ、スラグとの反応性が小さく、耐久
性に優れた連続鋳造用鋳型を得ることができる。また、
保護層が超音速フレーム溶射法により形成されているた
め、局部的に摩耗した場合であっても全体の保護層を除
去することなく補修をすることができるなど優れた効果
が得られる。
耗性、耐熱性に優れ、スラグとの反応性が小さく、耐久
性に優れた連続鋳造用鋳型を得ることができる。また、
保護層が超音速フレーム溶射法により形成されているた
め、局部的に摩耗した場合であっても全体の保護層を除
去することなく補修をすることができるなど優れた効果
が得られる。
第1図は本発明に係る連続鋳造用鋳型の断面図、第2図
は高温摺動摩耗試験機の説明図、第3図は連続鋳造用模
擬モールド試験機の説明図である。 1:長辺側鋳型ベース、2二短辺側鋳型ベース、2:保
護層、3a、最下層の溶射被膜、3b〜3d:中間層、
3e:最上層の溶射被膜。 特 許 出 願 人 住友金属工業株式会社同 上
大阪富士工業株式会社代 理 人 弁理士 青白
葆 はか2名第1!!I
は高温摺動摩耗試験機の説明図、第3図は連続鋳造用模
擬モールド試験機の説明図である。 1:長辺側鋳型ベース、2二短辺側鋳型ベース、2:保
護層、3a、最下層の溶射被膜、3b〜3d:中間層、
3e:最上層の溶射被膜。 特 許 出 願 人 住友金属工業株式会社同 上
大阪富士工業株式会社代 理 人 弁理士 青白
葆 はか2名第1!!I
Claims (5)
- (1)銅製鋳型の内壁面に超音速フレーム溶射法により
形成された溶射被膜からなる保護層を有し、前記溶射被
膜がニッケルおよび/または金属炭化物系複合材料から
なり、該溶射被膜中の金属炭化物系複合材料の含有量が
鋳型内壁面側から表面側へ連続的にまたは段階的に増大
していることを特徴とする連続鋳造用鋳型。 - (2)前記保護層が、金属炭化物系複合材料含有量が連
続的に漸増する単一の溶射被膜からなる特許請求の範囲
第1項記載の連続鋳造用鋳型。 - (3)前記保護層が積層された複数の溶射被膜からなり
、最下層の溶射被膜がニッケル単体からなり、最上層の
溶射被膜が金属炭化物系複合材料単体からなる特許請求
の範囲第1項記載の連続鋳造用鋳型。 - (4)前記金属炭化物系複合材料がコバルトを含有する
タングステンカーバイトまたはチタンカーバイトである
特許請求の範囲第1項〜第3項のいづれか一項記載の連
続鋳造用鋳型。 - (5)前記金属炭化物系複合材料がコバルト、ニッケル
およびクロムを含有するタングステンカーバイトまたは
チタンカーバイトである特許請求の範囲第1項〜第3項
のいづれか一項記載の連続鋳造用鋳型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61072214A JPH0636963B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 連続鋳造用鋳型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61072214A JPH0636963B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 連続鋳造用鋳型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62227554A true JPS62227554A (ja) | 1987-10-06 |
JPH0636963B2 JPH0636963B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=13482770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61072214A Expired - Lifetime JPH0636963B2 (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 連続鋳造用鋳型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636963B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01186245A (ja) * | 1988-01-21 | 1989-07-25 | Ofic Co | 連続鋳造用鋳型 |
US5499672A (en) * | 1994-06-01 | 1996-03-19 | Chuetsu Metal Works Co., Ltd. | Mold for continuous casting which comprises a flame sprayed coating layer of a tungsten carbide-based wear-resistant material |
WO2003064077A1 (fr) * | 2002-01-29 | 2003-08-07 | Jfe Steel Corporation | Feuille de cuivre de moule pour coulee continue et son procede de fabrication |
US20100316883A1 (en) * | 2009-06-10 | 2010-12-16 | Deloro Stellite Holdings Corporation | Spallation-resistant multilayer thermal spray metal coatings |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4924837A (ja) * | 1972-07-03 | 1974-03-05 | ||
JPS4969516A (ja) * | 1972-11-06 | 1974-07-05 | ||
JPS5354214A (en) * | 1976-10-27 | 1978-05-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Ceramics coating method |
JPS5771671A (en) * | 1980-10-20 | 1982-05-04 | Kyushu Refract Co Ltd | Ceramic coating method |
JPS5973153A (ja) * | 1982-10-21 | 1984-04-25 | Mishima Kosan Co Ltd | 連続鋳造用鋳型及びその製造方法 |
JPS6038222A (ja) * | 1983-08-10 | 1985-02-27 | Showa Mfg Co Ltd | 車高調整装置 |
JPS60221151A (ja) * | 1984-04-18 | 1985-11-05 | Kawasaki Steel Corp | 連続鋳造用鋳型および鋳型内面溶射皮膜形成方法 |
-
1986
- 1986-03-28 JP JP61072214A patent/JPH0636963B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4924837A (ja) * | 1972-07-03 | 1974-03-05 | ||
JPS4969516A (ja) * | 1972-11-06 | 1974-07-05 | ||
JPS5354214A (en) * | 1976-10-27 | 1978-05-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Ceramics coating method |
JPS5771671A (en) * | 1980-10-20 | 1982-05-04 | Kyushu Refract Co Ltd | Ceramic coating method |
JPS5973153A (ja) * | 1982-10-21 | 1984-04-25 | Mishima Kosan Co Ltd | 連続鋳造用鋳型及びその製造方法 |
JPS6038222A (ja) * | 1983-08-10 | 1985-02-27 | Showa Mfg Co Ltd | 車高調整装置 |
JPS60221151A (ja) * | 1984-04-18 | 1985-11-05 | Kawasaki Steel Corp | 連続鋳造用鋳型および鋳型内面溶射皮膜形成方法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01186245A (ja) * | 1988-01-21 | 1989-07-25 | Ofic Co | 連続鋳造用鋳型 |
US5499672A (en) * | 1994-06-01 | 1996-03-19 | Chuetsu Metal Works Co., Ltd. | Mold for continuous casting which comprises a flame sprayed coating layer of a tungsten carbide-based wear-resistant material |
WO2003064077A1 (fr) * | 2002-01-29 | 2003-08-07 | Jfe Steel Corporation | Feuille de cuivre de moule pour coulee continue et son procede de fabrication |
US20100316883A1 (en) * | 2009-06-10 | 2010-12-16 | Deloro Stellite Holdings Corporation | Spallation-resistant multilayer thermal spray metal coatings |
US8609196B2 (en) * | 2009-06-10 | 2013-12-17 | Kennametal Inc. | Spallation-resistant multilayer thermal spray metal coatings |
US9556506B2 (en) | 2009-06-10 | 2017-01-31 | Kennametal Inc. | Spallation-resistant multilayer thermal spray metal coatings |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0636963B2 (ja) | 1994-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4519840A (en) | High strength, wear and corrosion resistant coatings | |
US4626476A (en) | Wear and corrosion resistant coatings applied at high deposition rates | |
JPS6137955A (ja) | 溶融金属溶用ロール及びその製造方法 | |
Luo et al. | Effect of arc power on the wear and high-temperature oxidation resistances of plasma-sprayed fe-based amorphous coatings | |
JPS62227554A (ja) | 連続鋳造用鋳型 | |
US4588608A (en) | High strength, wear and corrosion resistant coatings and method for producing the same | |
KR100879155B1 (ko) | 피스톤 링의 용사 방법 | |
JPS5973153A (ja) | 連続鋳造用鋳型及びその製造方法 | |
JP3576479B2 (ja) | 水冷式鉄鋼製構造物 | |
JPH06228728A (ja) | 耐摩耗性コーティングを備える物品及び方法 | |
JPH11200007A (ja) | 溶射方法 | |
JPH08187554A (ja) | 連続鋳造用鋳型 | |
JPH08187555A (ja) | 連続鋳造用鋳型 | |
Akbari et al. | The Formation and Frictional Behavior of Ni and Cu Aluminide Coatings on Copper | |
JP2941936B2 (ja) | 耐熱体 | |
JPS63104752A (ja) | 連続鋳造用鋳型の表面処理方法 | |
JP2002331382A (ja) | 円筒形部の内面ライニング方法 | |
JPH06248472A (ja) | 耐食・耐摩耗多層金属被膜及びその製造方法 | |
EP0143344B1 (en) | Wear and corrosion resistant coatings applied at high deposition rates | |
JPH01186245A (ja) | 連続鋳造用鋳型 | |
JPS5973152A (ja) | 連続鋳造用鋳型及びその製造方法 | |
JPH1053880A (ja) | 耐窒化性に優れた高温部材および光輝焼鈍炉の製造方法 | |
JP3113234B2 (ja) | 射出成形機用スクリュおよび該スクリュの製造方法 | |
JPH07155909A (ja) | 耐溶損性に優れた連続鋳造用水冷鋳型 | |
JPH01118355A (ja) | アルミダイカスト用被覆金型及び中子 |