JPS62218971A

JPS62218971A - カラ−電子写真記録装置

Info

Publication number: JPS62218971A
Application number: JP61061840A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiro Nishido; 西土　和宏; Noriyoshi Tarumi; 紀慶樽見; Makoto Kobu; 真小夫
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1986-03-19
Filing date: 1986-03-19
Publication date: 1987-09-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）本発明は、カラー電子写真記録装置に係り、特に、複数
の感光体を備えたカラー電子写真記録装置に関する。

（従来技術）近年、色彩が異なる複数色の現像剤を使用してカラー記
録を行ないうるようにしたカラー電子写真記録装置が種
々開発されつつある。このカラー電子写真記録装置とし
て、各色毎に別々の感光体を備えるようにしたものがあ
る。この場合には、各色別の各感光体ごとに露光、現像
、クリーニング等を行なう各装置がそれぞれ付設されて
いる。

そして、これらの各色別に設けられた感光体等は、給紙
方向に沿って並設されており、記録紙上に各色の現像剤
が順に転写されていくことによって、該記録紙上に所定
の色合を備えた像が記録されるようになっている。

たとえば、イエロー、マゼンタ、シアンの各現像剤を使
用する各色別の感光体等が給紙側から順に並べられてい
る場合には、まず、イエロ一層が記録紙上に転写された
後、その上に、マゼンタ層が転写され、さらにその上に
シアン層が順に積層状に転写されていくようになってい
る。

また、上記各色別の各感光体は、常時一定速度で回転さ
れており、該感光体を所定数回転させて感光体上に形成
された静電潜像を現像剤により現像可視化した後、記録
紙に転写を行なう。この現像を行なうときには、地汚れ
防止のために・現像バイアス電圧を現株部に印加するよ
うにしている。

さらにその後、感光体を所定数回転させてクリーニング
を行なう。

この場合、現像動作における感光体の回転数は、各感光
体どうしの間で互いに異なっている。上述のイエロー、
マゼンタ、シアンの各現像剤を用いる例では、各感光体
は、現像・クリーニングの一工程で計４回転されている
が、最も給紙側に近いイエロー用の感光体は、現像動作
を１回転で行なった後、クリーニング動作を残り３回転
で行なう。

一方、中央部分に配設されたマゼンタ用の感光体は、２
回転の現像動作を行なった後、同じく２回転のクリーニ
ング動作を行なう。ざらに、給紙側から最も遠いシアン
用の感光体は、１回転の現像動作後、残り３回転でクリ
ーニング動作を行なうようになっている。

ところが、従来、上記現像バイアス電圧等の現像条件は
、複数回の現像動作中、常に一定状態に保持されており
、一般の画像濃度部分においては、現像回数が増すに従
って感光体上の静電潜像に対してより多くの現像剤が付
着されようとする。しかし、高原稿濃度部分においては
、現像剤の付着量が増えるに伴って静電潜像の電荷が急
激に奪われていき、静電潜像の電位が急速に低下してく
る。

その結果、高原ｉＩ１度部分における静電潜像上に一旦
付着した現像剤が、一定に保持される現像バイアス電圧
により再び引き離され、画像濃度が、かえって低下して
しまうことがある。

すなわち、第３図に示すように、１回現像（実線）、２
回現像（破線）、３回現像（一点鎖線）と現像回数が増
すに従って、原稿濃度（横軸）の高い部分において、画
像濃度（縦軸）が大きく低下してくる。このような画ｖ
ｋ濃度の低下は、画像品質上しばしば問題となっている
。

（目　　的）そこで本発明は、複数回の現像を行なっても高原稿濃度
部分における画像濃度の低下を良好に防ぐことができる
ようにしたカラー電子写真記録装置を提供することを目
的とする。

（構　成）上記目的を達成するため、本発明は、複数の感光体を備
えたカラー電子写真記録装置において、現像動作中に印
加される現像バイアス電圧は、感光体上に形成された静
電潜像の電位の低下に伴って、現像回数ごとにその電位
を暫時低減するように設定されており、現像回数が増す
に従って現像剤の引き剥がし機能が弱められるようにし
ている。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図には、本発明を適用したカラー複写機を示してい
る。本複写機は、口面右端側に設置された給紙ユニット
１から記録紙２が、レジストロー５３により３つの転写
ステーションＭ、Ｙ、Ｃの順に送られ、各転写ステーシ
ョンＭ、Ｙ、Ｃでマゼンタ、イエロー、シアンの各現像
剤が、順に記録紙２上に転写されていき、定着装置４を
経て図面左端側から送り出されるようになっている。

すなわち、上記各転写ステーションＭ、Ｙ、Ｃは、給紙
側（図面右方側）から順に、給紙方向に並べられるよう
にして配置されている。そして、各転写ステーションＭ
、Ｙ、Ｃは、原稿載置台５の直下部分に配置された露光
部６と、さらにこの露光部６の直下部分に設けられて各
色現像剤をそれぞれ用いる感光体ドラム７ｍ、７ｙ、７
ｃと、この各感光体ドラム７ｍ、７ｙ、７ｃに付設され
た現像兼クリーニング装置ｉｉ！８ｍ、８ｙ、８ｃとを
それぞれ備えている。

このうち、上記露光部６は、原稿照明装置つと、原稿か
らの反射光を各感光体ドラム７ｍ、７Ｍ。

７Ｃ上にそれぞれ露光結像せしめる露光レンズ装置ａ１
１とを有している。

さらに、各感光体ドラム７ｍ、７ｙ、７ｃは、記録中に
おいて、常時一定速度で回転されており、主帯電器１２
によりチャージされた後、上記露光部６により露光され
て静電潜像が形成される。ついで、各感光体ドラム７ｍ
、７ｙ、７ｃが所定回転される間に、各現伝兼りリーニ
ング装ｆｆ１８ｍ。

ｓｙ、ｓｃにより、各色の現像剤が、各感光体ドラム７
ｍ、７ｙ、７ｃに付着されて上記静電潜像が現像され、
可視化される。この場合、上記各感光体ドラム７ｍ、７
ｙ、７ｃにおける各現像動作回転数は、それぞれ３回、
２回、１回に設定されている。

また、各感光体ドラム７ｍ、７ｙ、７ｃの各現像部には
、現像中所定の現像バイアス電圧が印加されている。こ
の現像バイアス電圧は、１回目の現像時、２回目の現像
時、３回目の現像時の順に次第にその絶対値が低減され
るように設定されている。すなわち、高原稿濃度部分に
おける静電潜像電位の低下に伴って、現像バイアス電圧
が低減され、１回目の現像時、２回目の現像時、３回目
の現像時のいずれの場合においても両者の電位差が、は
ぼ一定になされるようにしている。

さらに、この°現像動作完了後直ちに、各転写チャージ
ｔ１３ｍ、１３ｙ、１３ｃにより、記録紙２上に各色ご
との像が、マゼンタ色、イエロー色、シアン色の順に積
層するようにして転写されていく。

この転写動作が行なわれた後、各感光体ドラム７ｍ、７
ｙ、７ｃ上にそれぞれ残留する現像剤は、各現像兼クリ
ーニング装置８ｍ、８ｙ、８Ｃにより、感光体ドラム７
ｍ、７ｙ、７ｃが所定回転される間にクリーニングされ
て取り除かれる。この場合、上記各感光体ドラム７ｍ、
　７ｙ、７ｃの各クリーニング動作回転数は、それぞれ
１回、２回、３回に設定されている。

このような構成からなるカラー複写機においては、原稿
載置台５が、第１図左端側から右方向に向って移動して
いくのに伴って、各感光体ドラム７ｃ、７ｙ、７ｍ上に
、原稿の静電潜像が順次形成されていく。さらに、上記
原稿載置台５が、右端側に送り切られるまでの間に、各
感光体ドラム７ｃ、７ｙ、７ｍの現像も完了される。こ
のとき、感光体ドラム７ｃは、３回転で現像を完了し、
また、感光体ドラム７ｙは、２回転で現像を完了し、ざ
らに、感光体ドラム７ｍは、１回転で現像を完了する。

このような現像動作中においては、１回目の現像、２回
目の現像、３回目の現像の順に現像バイアス電圧の絶対
値が次第に低減されていき、静電潜像電位との電位差が
ほぼ一定に保持される。このため、現像動作を２回、３
回と続けても一旦静電潜像上に付着された現像剤が、現
像バイアス電圧によって引き剥がされるような事態は回
避される。すなわち、第２図に示すように、各現像動作
回数後の画＆濃度（縦軸）は、原稿濃度（横軸）に対し
てほとんど同一曲線で表わされることとなる。

この現像が完了すると直ちに、記録紙２への転写が、感
光体ドラム７ｍ、７ｙ、７Ｃの順に行なわれ、さらに、
転写後直ちに感光体ドラム７ｍ。

７ｙ、７Ｃのクリーニングが行なわれる。このとき、ク
リーニングは、記録紙２が排出されるまでの間行なわれ
、感光体ドラム７ｍは、３回転のクリーニング、感光体
ドラム７ｙは、２回転のクリーニング、感光体ドラム７
Ｃは、１回転のクリーニングが行なわれる。

なお、本発明は、複写機のみならず、他の電子写真記録
装置にも適用することができることはもちろんである。

（効　　果）以上述べたように、本発明によるカラー電子写真記録装
置は、高原稿濃度部分において現像剤の引き剥がし作用
が生じないように、現像バイアス電圧を現像回数ごとに
次第に低減するように設定してなるから、高原稿濃度部
分における画像濃度の低下を防ぎ、非常に品質の良い画
像を安定的に得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるカラー複写機の縦断
面図、第２図は各現像回数後の画像濃度を表わした絵図
、第３図は従来の各現像回数後の画像濃度を表わした線
図である。７ｍ、７ｙ、７ｃ・・・感光体ドラム、８ｍ、ａｙ。８Ｃ・・・現像兼クリーニング装置。

Claims

【特許請求の範囲】

色彩が異なる現像剤をそれぞれ用いる複数の感光体に、
現像装置をそれぞれ付設しておき、各感光体が所定回転
する間に、それぞれの現像装置により各感光体上に形成
される静電潜像を現像して可視化するようにしたカラー
電子写真記録装置において、上記現像動作中に印加され
る現像バイアス電圧は、高濃度部における静電潜像電位
の現像回数ごとの低下に従って、現像回数ごとにその絶
対値が次第に低減されるように設定されていることを特
徴とするカラー電子写真記録装置。