JPS6221564A

JPS6221564A - カラ−記録装置

Info

Publication number: JPS6221564A
Application number: JP60161554A
Authority: JP
Inventors: Akio Tsutsumi; 堤　曄雄
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1985-07-22
Filing date: 1985-07-22
Publication date: 1987-01-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野」本発明は、カラー記録装置に関するもので、詳しくは感
熱転写記録方式によるカラー記録装置に関するものであ
る。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来、カラー情報を記録する手段としてはインクジェッ
ト記録方式、電子写真方式、静電記録方式および感熱転
写記録方式がある０これらのうちインクジェット記録方
式は、着色されたインクを用い色毎に独立した微小径の
ノズルから記録すべき画像信号に応じて噴出させて記録
紙に付着、記録するものであるが、マルチノズル化が困
難なことから高速化ができない、またノズルの目詰まり
が生じ易く装置の信頼性に乏しいという問題点があった
。これに対し電子写真方式は暗所で予め一様帯電した光
導電体ドラムを画像信号により変調したレーザ光などの
光ビームで走査露光して静電ｍ像を得、これに選択的に
トナーを付与、現像した後普通紙に転写するもので、該
工程を色毎に繰返すことからプロセスが極めて複雑にな
り、且つ装置も大形化して高価であるという欠点がある
。

更に、静電記録方式はマルチスタイラスヘッドを用い、
これに当接する静電記録紙に画像信号に応じた静電潜像
を作成して電子写真方式におけると同様な現像を行い、
これを色毎に繰返すもので電子写真方式に近いプロセス
の複雑さがあり、装置の小形化が困−である。

一方、感熱転写記録方式は紙、樹脂などのベースフィル
ムに着色材を含む熱浴融性の固体状インク層を設けたイ
ンクリボンを、画像信号に応じて付勢される感熱ヘッド
によって加熱して前記インク層な溶融し、接触し普通紙
である記録紙に転写するもので、＃ｉ像・定着を必要と
しないのでプロセスが簡単になり、装置を小形化できる
％徴がある。この方式を用いてカラー記録を行うには、
第５図に示したようにシアン、マゼンタ、イエロまたは
加えて黒色に帯状に堕り分けられたインク層を有するイ
ンクリボン人を用い、前記各色毎に同−ｍＱ録紙上に反
復走査する。これは一般に面順次記録方式と呼ばれるが
、このための記録紙の搬送には、従来第６図に示す方法
と第７図に示す方法が知られている。第６図の方法は、
１色軸えばシアンの記録に対し図示しないステッピング
モータに連結するプラテンローラ１０１とピンチローラ
１０２と協働するフィードローラ１０３とによって記録
紙１０４を搬送すると共に、図示しない搬送装置によっ
てインクリボンＡを記録紙１０４と同一速度で搬送しな
がら、プラテンローラ１０１と協働して前記記録紙１０
４とインクリボンＡとを密着、圧接する感熱ヘッド１０
５の画像信号に応じた選択的付勢によって記録紙１０４
の上にカラー画像を得るもので、１色の記録が完了する
とプラテンローラ１０１と感熱ヘッド１０５を図示しな
い手段によって離隔すると共に、フィードローラ１０３
を逆回転させて記録紙１０４の先端が感熱ヘッド１０５
の付近に到達するまで戻す。この間インクリボンＡは次
の記録すべき色、例えばマゼンタが感熱ヘッド１０５の
記録位置に到達するまで記録の際と同一方向に搬送する
。然る後、プラテンローラ１０１と感熱へラド１０５を
圧接し、記録紙１０４とインクリボン人を挾持してマゼ
ンタ色の記録を開始する。以下これらのプロセスを記録
すべきインクリボンＡの色回数だけ、即ち３または４（
ｇ１繰返丁ことにより記録紙１０５の上に最終的にカラ
ー画像が得られる。この方法によれば比較的簡単な機構
を使用して面順次によるカラー画像の記録が行える利点
があるが、記録紙１０４を色毎に戻すための時間が必要
となり、これは記録にとっては無駄な時間であり、従っ
て記録速度が制限され高速記録に不利という問題点があ
る・また、往復する記録紙１０４を一時的に収容するス
ペースな必要とする場合があり、これは装置の小形化に
とって不利な条件となる。第７図の方法は図示しないス
テッピングモータに連結するドラム状プラテン２０１に
記録紙２０２を巻付け、１色の長さがほぼドラム状プラ
テン２０１の尚長にほぼ等しいインクリボンＡを介して
感熱ヘッド２０３を圧接して記録の１色毎にドラム状プ
ラテン２０１を同一方向に１回転すると同時にインクリ
ボン人を図示しない駆動装置によって同一速度で搬送し
てカラー記録を行うもので、ドラム状プラテン２０１０
３〜４回転によってカラー画像の記録が光導する。記録
が完了した記録紙２０２はドラム状プラテン２０１から
剥離して取り出す。この方法によれば前述した第６図の
方法のよりな記録紙の往復による記録に直接関与しない
無駄な時間は最小にすることができるので高速化に有利
となる利点がある０しかし、記録紙２０２をドラム状プ
ラテン２０１に巻付けたり、剥離するための複雑な機構
を必要とすることや特殊な形状の感熱ヘッドを用いたり
、更に記録紙サイズによらず１頁の記録に賛する時間は
一定で、換言すれば短い記録紙では高速に適するという
この方式のメリットを生かせない欠点がある。また、大
径のドラム状プラテンのため装置の小形化に不利、大き
な回転駆動力を必要とするなどの難点もある。

〔発明の目的〕

この発明は、上記従来装置の欠点を除去し、面順次によ
るカラー画像記録を高速で行えるように成した感熱転写
記録方式によるカラー記録装置を提供することを目的と
する。

別な目的は、特殊な形状の感熱ヘッドを用いることな（
構成した小形、安価なカラー記録装置を提供することに
ある。

更に別な目的は、配録紙サイズの大小に拘らず記録に関
与しない無駄な時間を常に最小にならしめるカラー記録
装置を提供することにある。

更に別な目的は、よりコンパクト化を図ったカラー記録
装置を提供することにある。

〔発明の概要」本発明では、単葉記録紙を記録紙収容部からライン走査
形感熱ヘッドまで案内する記録紙送給路と、記録紙を感
熱へ・ラドから装置上部の排紙トレイへ案内する記録紙
排出路と、入口を記録紙排出路に臨ませ、出口を記録紙
送給路に臨まぜ、感熱ヘッドから送出された記録紙を選
択的に取入れて記録紙を再び感熱ヘッドに送給させる記
録紙循環路とを形成し、それらの通路で記録紙な搬送さ
せて、該記録紙を着色回数だけ感熱ヘッド上を循環通過
させ、該感熱ヘッドによってインクリボンの各色の固体
インクを面順次で記ｆ＆紙に溶融付着させて記録紙を排
紙トレイへ排出させるようにするとともに、記録紙収容
部を長円ループ状に形成し、かつその長円の長径方向を
排紙トレイに略平行に配置することによって上ｈＣ目的
を達成している。

〔発明の実施例」以下図面に示した実施例を参照しながら本発明を説明す
る。

第１図には記録装置として、カラーンアクシミリ受信装
置が示しである。

この装置では、筐体１の中央部に記録部１ｏが位１１さ
れ、右側部に記録紙収容部２０が位置され、さらに筺体
１の上部略中夫に傾斜させて一体成形した排紙トレイ２
が位置されている。そして、この装置では、記録部１０
．記録紙収容部２０および排紙トレイ２によって囲まれ
る空間に記録紙搬送系３０が配置され、記録部１０の下
部空間にインクリボン搬送系６０が配置され、さらに記
録紙収容部２０の下部空間に制御系９０が配置されてい
る・記録部１０は、プラテンローラ１１と感熱ヘッド１２と
によって構成されている。プラテンローラ１１は、中心
に金属の軸１１’を有するゴムローラで、その軸１１ａ
が筺体ｌのフレーム３，４〔第２．３図参照）に支承さ
れ、ステッピングモータ１３によって回転駆動される。

また感熱ヘッド１２は、所定の密度（例えば、１６本／
ｍ）で微小な発熱抵抗体を記録幅（例えば、Ａ４サイズ
相当２１６ｍ＋）に相当する数（例えば、３４５６個）
−列に並べ、これに記録すべき画像情報に従ってパルス
通電することにより、当接するインクリボンを微小局部
的に昇温させ、固体インク層を溶融して記録紙に転写、
可視像を形成させる機能を有するもので、筐体ｌのフレ
ーム３，４に固定された支軸１４を支点にして回動可能
に支持されており、板ばね１５により付勢されて記録に
最適な圧力な発生するようにプラテンローラ１１に押付
りられている。

上記記録紙収容部２０は、筺体１に装置された給紙カセ
ット２１を有している。この給紙カセット２１の底部に
は単葉記録紙２２を積重ねて載置するフレート２３が収
容されており、このプレート２３は、ばね２４によって
上方へ付勢されているＯまた、上記記録紙搬送系３０は記録紙２２を、記録紙収
容部２０から記録部１０を経て排紙トレイ２まで搬送す
るもので、略水平方向に配設し、記録紙収容部２０の記
録紙２２を記録部ｌＯへ案内する記録紙送給路３１と、
０字状に形成して、両端部を略水平方向に配設し、記録
紙２２を記録部２０から排紙トレイ２まで案内する記録
紙排出路３２と、長円ループ状に形成し、かつ長円の長
径方向な排紙トレイ２に略平行に添設し、入口３３ａを
配録紙排出路３２に臨ませ、出口３３ｂを記録紙送給路
３１に臨ませた記録紙循環路３３とを有している。そし
て、記録紙送給路３１および記録紙循環路３３には、フ
ィードローラ３４およびピンチローラ３５からなる記録
紙搬送手段３６が配設されており、また記録紙排出路３
２にもフィードローラ３７およびピンチローラ３８から
なる記録紙搬送手段３９が配設されており、さらに記録
紙収容部２０の給紙カセット２１の上方にフ４−トロー
ラ４０が配設されている。

搬送手段３６のフィードローラ３４の軸３４＆は、プラ
テンローラ１１を回転枢動するステッピングモータ１３
に連係されており、フィードローラ３４は、このステッ
ピングモータ１３によって、プラテンローラ１１と共に
回転駆動される。また、搬送手段３６のピンチローラ３
５０Ｍ３５＆は、該ピンチローラ３５がフィードローラ
３４に対して離接するように筐体フレーム３．４に支承
されている。さらにピンチローラ３５の軸３５”には、
ばね４１の一端が接しており、ばね４１の他端には、電
磁ソレノイド４２のプランジャ４２ａが接している。こ
の電磁ソレノイド４２は、励磁されてプランジャ４２ａ
を突出し、それによってばね４１の付勢力を強め、消磁
することによってばね４１の付勢力を弱める。即ち、こ
の搬送手段３６では、電磁ソレノイド４２によってフィ
ードローラ３４に対するピンチローラ３５の圧接力が２
段階に変えられる。

また、記録紙収容部２０に配設したフィードロー９４０
の４１］４０ａは、ステッピングモータ４３に連係され
ており、フィードローラ４０は、このステッピングモー
タ４３によって回転駆動される。

コノフィードローラ４０の＠４０ａは、上下方向に移動
可能に筐体フレーム３，４に支承されている。さらに、
フィードローラ４０の軸４０ａには、ばね４４の一端が
接しており、ばね４４の他端には、電磁ソレノイド４５
のプランジャ４５”が接している。この電磁ソレノイド
４５は、励磁されてプランジャ４２ｍを突出し、それに
よってばね４４の付勢力を強め、消磁することによって
ばね４４の付勢力を弱める。即ち、フィードμｍう４０
は、ばね４４の付勢力によって給紙カセット２１内の記
録紙２２に圧接され、電磁ソレノイド４５によって、そ
の圧接力が２段階に変えられる。

さらに、この記録紙搬送系３０は、記録紙送給路３１に
、記録紙２２の姿勢を整え、かつ記録部１０への送給タ
イミングな計る記録紙整合手段４６を備えている。この
記録紙整合手段４６は、記録紙送給路３１に配設した搬
送手段３６を挾んで、下流側にフラッパ４７を、上流側
に記録紙検出器４８を配置したものである。フラッパ４
７は、軸４７１によってフィードローラ３４に近接した
個所に配設され、ばね４９によって付勢され【、実線で
示したように記録紙２２の進行に妨げとならない姿勢に
位置されている。また、このフラツフ（４７には、電磁
ソレノイド５０のプランジャ５０１Ｌが係止され、この
フラッパ４７は、１ｉｌＥ磁ソレノイドを励磁すること
によって、破線で示したように記録紙送給路３１内に位
置される。記録紙検出器４８は、記録紙送給路３１を挾
んで発光素子４８ａと受光素子４８ｋｌとを配設し、そ
れらの素子４８ａ。

４８ｍ）間に記録紙２２の先端が達したのを検出１−そ
れによって電磁ソレノイド５０を励磁させるＯなお、こ
の電磁ソレノイド５０の消磁は、後述するインクリボン
の検出器の信号にもとりいて行われる。

さらにまた、この記録紙搬送糸３０は、記録紙排出路３
２と記録紙循環路３３との会合部に進路切換手段５１４
’備えている。この進路切換手段５１は、フラッパ５２
を有し、該フラッパ５２は、軸５２＆によって回動自在
に配設されている。このフラッパ５２は、ばね５３によ
りて付勢されて、実線で示したように記録紙排出路３２
を塞ぎ、記録紙循環路３３０入口３３＆を開放するよう
に位置されている。また、このフラッパ５２には、電磁
ソレノイド５４のプランジャ５４＆が係止され、このフ
ラッパ５２は、電磁ソレノイド５４を励磁することによ
って、破線で示したように、記録紙排出路３２を開放し
、目ｄ録紙循項路３３の入口３３ａを閉塞する・また、上記−インクリボン搬送糸６ｏは、インクリホン
６１を、記録部１０のプラテン日−ラ１１と感熱ヘッド
１２間を経て搬送させるものである。

インクリボン６１は、紙、樹脂などのベースフィルムに
、面順次方式によって記録すべき色に対応する着色材を
含む熱溶融性の固体状インク層を、それぞれの長さが記
録の最大炎より若干長くなるように３色、例えば第５図
に示すようにイエロ、マゼンタ、シアンあるいは黒色を
加えた４色が帯状に塗分けられたもので、その幅は、記
録紙２２０幅と等しいか、またはやや太きい、このイン
クリボン６１は、供給ロール６２に巻かれており、巻取
ロール６３によって巻取られる。そして、供給ロール６
２および巻取ロール６３はカセットケース６４（柁２図
および第３図参照〕内に収められている。このカセット
ケース６４内の供給ロール６２および巻取ロール６３は
、第２図および第３図に示したように筐体フレーム３，
４に装填される。

筐体フレーム３，４には、各２個の軸６５．６６゜６７
．６８が植設されており、それらの軸にはリール６９，
７０，７１．７２が遊嵌されている。

これらのリールのうち、筐体フレーム３側のリール６０
．７０は、その端部に１個以上の突起６９ａ。

７０１Ｌを備えており、該突起ａ９ａｅ７０ａを供給ロ
ール６２および巻取ロール６３の端部に形成した＄６２
ａ、６３ａに嵌合させ、それによって供給ロール６２お
よび巻取ロール６３を・Ｖ−ル６９．７０に係止する。

また、リール６９　、７０と筐体フレーム３との間の４
４１１６５．６６には、継手部材７３．７４が遊嵌され
ている。この継手部材７３．７４は一端に円板７３ａ　
、７４ａを備え。

該円板にフリクシ１ンプレート７３ｍ）＄７４ｂを貼設
している。そして、この継手部材７３．７４は、該継手
部材と筐体フレーム３との間に配装させた圧縮コイルば
ね７５＃７６によって、第２図および第３図における右
方へ付勢され、フリクシ１ンプレート７３ｂ　、７４ｂ
を介してリール６９゜７（ｌ供Ｍロール６２および巻取
ロール６３に圧接させている。一方、リール７１．７２
は、該リールと筐体フレーム４との間に配装させた圧縮
コイルばね７７．７８によって、第２図および湧３図に
おける左方へ付勢され、リール７１．７２の端面が供給
ロール６２および巻取ロール６３の端面に圧接されてい
る。さらに、このようなインクリボン保持手段では、巻
取ロール６３側の継手部材７４にスズロケット７９が固
設されている。そして、このスプロケット７９は、ｍ１
図に示したステッピングモータ８００図示しないスズロ
ケットにチェーンを介して連係されている。

このような供給ロール６２および巻取ロール６３に巻か
れたインクリボン６１は、第１図に示したように、ガイ
ドバー８１に接し、プラテンローラ１１と感熱へラド１
２との間を通り、ガイドバー８２に接するように配装さ
れる。

また、上記インクリボン搬送系６０は、インクリボン６
１０色位置を検出するためのインクリボン検出器８３を
備えている。このインクリボン検出語８３は、インクリ
ボン６１を挾んで発光素子８３ａと受光素子８３ｂを配
設し、それらの素子８３１Ｌ　＃　８３ｂ間にインクリ
ボ／６１に区分けされた各色の先端が達したのを検出し
、その信号にもとすいて、上記した記録紙搬送系３０に
おける記録紙整合手段４６の電磁ソレノイド５０を消磁
するものである。

また、上記した制御系９０は、第４図に示したように、
記録装置を動作させるための電子回路および電源回路を
備えたもので、伝送回線を介して遠隔地に置かれたカラ
ーファクシミリ送信装ａとの接続を所定の手順に従って
制御し、ファクシミリ信号の入力を行う同線側（財）部
９１と、曲記ファクシミリ信号の検波復調して符号デー
タを得るためのモデム９２と、符号データに基き操作パ
ネルを含む装置全体の制御を行うマイクロプロセッサを
中心とするシステム制御部９３と、符号テークから所定
の方式手順に従って記録すべき画像信号を復元する復号
化部９４と、画像信号を色別の記鍮信号に変換する色変
換回路９５と、面順次記録のために前記した色別の鱒ピ
録信号を一時蓄積するページメモリ９６と、例えば階調
記録のための濃度パターン変換や感熱ヘッドの発熱抵抗
体への通電パルス幅の制御などを含むハ己録制両部９７
、それにモータ、ソレノイド、各種検知器などの制御を
行う機構制御部９８および電子回路、感熱ヘッド、モー
タやソレノイドなどの動作に必要な各種の電圧、電流を
供給する′α源９９から構成されている。

以下に上記カラーファクシミリ受信装置の作用を説明す
る・先ず、伝送回線を通じて遠隔地に置かれたカラーファク
シミリ送信装置から色ｔ＊報ｖ含むファクシミリ信号は
、第４図に示すブロック構成の電子回路のうち回線制御
部９１を介して受信され、モデム９２、復号化部９４お
よび色変換回路９５により復調、復号化してシアン、マ
ゼンタ、イエロなどの色別に分解した画像信号をページ
メモリ９６に蓄積する。システム制御部９３よりの制御
信号に基き機構制御部９８が機能しモータ４３が回転を
開始し、該モータ４３に連結するフィードローラ４０も
回転して、給紙カセット２１に重積載置された記録紙２
２の最上層の１枚を、記録紙／ゴム製のフィードローラ
と記録紙相互間の摩擦係数の差を利用して取り出し、記
録紙送給路３１に導（。そして記録紙２２の先端が記録
紙検出器４８によって検知されるとそれに基き機構制御
部９８を介してフラッパ４７を図中破線で示すように閉
じると共に、ステッピングモータ１３およびモータ８０
を所定の速度で回転させる。記録紙２２は続いてフィー
ドローラ３４とピンチローラ３５に喰い込み送給される
が、システム制御部９３の監視によりその先端が閉じた
フラッパ４７に到達する寸齢に、再び機構制御部９８を
介し電磁ソレノイド４２を励磁し、ピンチローラ３５の
フィードルーラ３４への圧接力を弱める。同時に、同じ
（電磁ソレノイド４５な励磁することによりフィードロ
ーラ４０も上方にリフトする。かくして、記録紙２２に
はなおも回転するフィードローラ３４とフィードローラ
４００弱い摩擦力が作用して送給され、間もな（その先
端がフラッパ４７に突き当って停止する。送給が停止さ
せられた記録紙２２に作用するフィードローラ３４とフ
ィードローラ４０の摩擦力は弱いので接触する部分でス
リップが生じ、記録紙２２が座屈することはないＯ一方
、プラテンローラ１１はステッピングモータ１３に連結
しているのでフィードロ３４と同様に等しい周速度で回
転し、前述したように例えばイエロ、マゼンタ、シアン
の各色に塗り分けられたインクリボン６１を板ばね１５
によりて図の上方向に付勢された感熱ヘッド１２とで挾
持して送給する＠このとき、回転するモータ８０に連結
する巻取ロール６３は摩擦継手７４でスリップしながら
回転する。また、供給ロール６２には同様に摩擦継手７
３によりブレーキがかかるので、インクリボン６１は所
定の張力を保ちつつプラテンローラ１１の周速度と等し
い速度で送給される。そしてインクリボン検出器８３が
面順次方式により最初に記録するインクリボンの色の先
端例えばイエロの始まり部分を検出する。この検出信号
はシステム制御９３に送られ計時を開始する。インクリ
ボン６１の送給は継続しながら所定時間経た後システム
制御部９３は制御信号を発し、機構制御部９８を介して
記録紙整合手段４６の電磁ソレノイド５０を消磁し、フ
ラッパ４７を開（と共に、記録紙搬送手段３６の電磁ソ
レノイド４２も消磁してピンチローラ３５をフィードロ
ーラ３４に強く圧接する・そのためそれまでその先端を
フラッパ４７に突き当てて停止していた記録紙２２は再
び送給を開始する。そしてやがて配録紙２２の先端は回
転するプラテンローラ１１と給送されているインクリボ
ン６１０間に侵入、挾持される。ここで前記した所定時
間は記録紙２２の先端とインクリボン６１のイエロの始
まり部分が一致して重なるように定められる。かくして
一致して重なった記録紙２２の先端とインクリボン６１
のイエロの始まり部分が感熱ヘッド１２０発熱抵抗体列
の真上ないし僅かに行き過ぎたところから、前記したシ
ステム制御部９３の制御の下にページメモリ９６に蓄積
された３色ないし４色に分解された画像信号のうち、先
ずイエロ色に相当する画像信号が読み出され感熱ヘッド
１２に送られる。そして該感熱へラド１２に搭載された
ドライバにより発熱抵抗体を加熱してインクリボン６１
のイエロ色固体インク層を溶融し、圧接する記録紙２２
に転写してイエロ画像の記録を行なう。記録紙２２とイ
ンクリボン６１は密着してずれが生じないようにプラテ
ンローラ１１によって走査ピッチ毎に前述したように記
録が順次行われながら送給される。記録が終って街着し
たままの６己録紙２２とインクリボン６１は、そのまま
送られガイドバー８２に到達する。ここでインクリボン
６１はそこで急転回させられるが、記録紙２２はその剛
性により直進しようとしインクリボン６１から剥離する
。剥離した記録紙２２は、フラッパ５２に案内されて図
における上方すなわち記録紙循環路３３に進入する。イ
エロ色の配録が進むにつれて記録紙２２はプラテンロー
ラ１１にその周速度が等しく同期して回転するフ４−ト
ローラ３４とピンチローラ３５からなる記録紙搬送手段
３６により配録紙循壌路３３を経て送られる。そして記
録紙２２の先端が記録紙検出器４８によって検出される
と、前に述べた未記録の記録紙が送られる場合と同様に
フラッパ４７を閉じ、また電磁ソレノイド４２を励磁し
てピンチローラ３５のフィードローラ３４への圧接力を
弱める。

以後記録紙２２は、フィードローラの弱い摩擦力により
送給され、その先端がフラッパ４７に突き当ったところ
で停止する。なお、前記ピンチローラの離隔動作の際、
イエロ色の記録は完了しており、記録紙２２の後端は十
分プラテンローラ１１を脱出している。

一方、インクリボン６１はなおも送給され、インクリボ
ン検出器８３が次の記録色例えばマゼンタ色の始まり端
を検知すると、その信号によって記録紙整合手段４６の
電磁ンレノイド５０が消磁されてフラッパ４７を開（と
共に、記録紙搬送手段３６の各電磁ソｌ／ノイド４２も
消磁されてピンチローラ３５Ｙ全てそれぞれフィードロ
ーラ３４に強く圧接して、記録紙２２の送給を再開する
。

そして記録紙先端が感熱ヘッド１２の発熱抵抗体列に到
達するとイエロ色記録の場合と同じように今度はマゼン
タ色の記録を開始する。以下、イエロ色記録と同じプロ
セスでマゼンタ色、次にはシアン色の記録を行なう。

最後の色、例えばシアン色の記録が感熱ヘッド１２によ
って開始されると進路切換手段５１の電磁ソレノイド５
４が励磁され、それによりフラッパ５２は図中破線に示
す位置になるよう動作する。

また図示しない七−夕によってフィードローラ３７が回
転を開始する。然して全ての色の記録の完了した記録紙
２２はインクリボｙ６１と密着したまま送給される−そ
して、イエロ色記録の場合について述べたように、イン
クリボン６１がガイドバー８２によって急転回させられ
るので記録紙２２が剥離するが、剥離した記録紙先端は
図中破線に示ス位置に動作したフラッパ５２により記録
紙排出路３２に進入する。その後記録紙２２は、フィー
ドローラ３７とピンチローラ３８との協働作用により記
録紙排出路３２を経て送給され、排出されてトレイ２上
に載置される・なお、最後の色記録が完了して所定時間経過後すなわち
記録紙２２の後端がフラッパ５２を通過スルトスチッピ
ングモータ１３、モータ８０はシステム制御部９３０指
令に基き回転を停止し、従ってプラテンロール１１、フ
ィードローラ３４の回転動作も停止すると共に、インク
リボン６１の送給もとまる。一方、カラー記録が完了し
た記録紙２２がトレイ２上に排出し終ると図示しないモ
ータも回転を停止し、従ってフィードローラ３７０回転
もとまる。

以上で、カラーファクシミリ通信における１通の受信記
録動作が全て完了する。

カラー記録の詳細については説明しなかったが、感熱転
写記録における色再現は減色混合で行われ、インクリボ
ンの固体インク層の色としてイエロ、マセンタ、シアン
の３色を用いる場合、記録紙の地色である白色を加えて
８色が再現記録できる。

更に、濃度パターン法などの擬似中間調記録方式を用い
て階調記録を行えば前記３色のインクリボンでも非常に
多くの色が再現可能であり、本発明の実施例で説明した
カラー記録装置には上記した何れのカラー再現記録にも
好ましく適用できる。

なお、上記実施例で示した記録紙搬送手段３６゜３９、
記録紙整合手段４６、進路切換手段５１の各機構は、−
例を示したに過ぎず、これらは他の機構によっても同様
の作用を得ることができることはぎうまでもない。また
上記実施例における各破割Ｈ１！素、他えばステッピン
グモータ１３．８０゜４３、電磁ソレノイド４２，４５
，５０．５４等の作動タイミングは、上記実施例に限定
されることはない。

なお、上記実施例では、ファクシミリ装置について示し
たが、他の記録装置、他えばプリンタにも適用できるこ
とは勿論である。

〔発明の効果〕

以上、詳細に説明したように、本発明によれ゛ば面順次
式カラー記録方式のおいて１色の記録毎に記録紙を記録
紙循環路に沿って記録部へ給送するので、従来例につい
て述べた記録紙の往復運動に要する無駄な時間を極小に
でき、従って高速にカラー配録が行えるという利点があ
る。

また、小径のプラテンローラにより記録を行なうので、
同じように記録紙を循環させる従来例のドラムプラテン
方式のように特殊な形状の感熱ヘッドを必要とすること
はなく、更に記録紙をドラム状プラテンに巻付けたり、
剥離するための複雑な機構も不要となり、装置を小形、
安価に構成できる利点がある。

さらＫまた、記録紙循環路を、単色の感熱転写記録装置
においてはデッドスペースとなっている排紙トレイの直
下に配設しているので、筐体を単色の感熱転写記録装置
とほぼ同等の大きさにすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るカラー記録装置を概念的に示した
断面図、第２図はインクリボンの供給ロールを保持する
構造を示した断面図、第３図はインクリボンの巻取ロー
ルを保持する構造を示した断面図、第４図は本発明に係
るカラー記録装置の制御系を示したブロック図、第５図
は従来から採用されているカラー記録用インクリボンの
一部を示した平面図、第６図および第７図は従来のカラ
ー記録方式を示した概念図である。１・・・装置筐体、２−・・排紙トレイ、　　１０−・
・記録部、ｉ　ｉ−・・プラテンローラ、１２・・・ラ
イン走査形感熱ヘツ）’、１３　・・・ステッピングモ
ータ、２０・・・記録紙収容部、２２−・・単葉記録紙
、３０・・・記録紙搬送糸、３１　・・・記録紙送給路
、３２・・・記録紙排出路、３３−・記録紙循環路、３
３ａ・・・入口、３３ｔ）・・・出口、３６．３９・・
・記録紙搬送手段、５１・・・進路切換手段、　６０−
・・インクリボン搬送系、６１−・・インクリボン、６
２・・・供給ロール、６３−・・巻取ロール、８０　・
・・モータ、９０−・・制御系。

Claims

【特許請求の範囲】

ライン走査形感熱ヘッドと、単葉記録紙と、該記録紙を
積載収容する記録紙収容部と、該記録紙収容部の記録紙
を前記感熱ヘッドへ案内する記録紙送給路と、記録紙を
前記感熱ヘッドから装置上部の排紙トレイへ案内する記
録紙排出路と、入口を前記記録紙排出路に臨ませ、出口
を前記記録紙送給路に臨ませ、前記記録紙排出路の記録
紙を前記記録紙送給路へ循環案内させる記録紙循環路と
、該記録紙循環路の前記入口に配設し、記録紙を前記記
録紙循環路へ選択的に案内する進路切換手段と、前記記
録紙送給路、前記記録紙循環路および前記記録紙排出路
で記録紙を搬送する記録紙搬送手段と、複数の色の固体
インク層を帯状に塗分けて構成したカラーインクリボン
と、該インクリボンを搬送するインクリボン搬送手段と
を備え、前記記録紙収容部から送給した記録紙を着色回
数だけ前記感熱ヘッド上を循環通過させ、前記インクリ
ボンの各色の固体インクを面順次で記録紙に溶融付着さ
せて記録紙を排紙トレイへ排出させるようにしたカラー
記録装置であって、前記記録紙循環路を長円ループ状に
形成するとともに、前記排紙トレイの直下で、かつ長円
の長径方向を該排紙トレイに略平行に配置したことを特
徴とするカラー記録装置。