JPS6219217A - 濾過装置における濾過エレメント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は濾過装置における濾過エレメントに関する。

〔従来技術とその問題点〕

従来から、第４図、第５図に示すように、ン濾過器本体
１内に多数の濾過エレメント２．２・・・が該本体１内
下方部に固設された集合管５に千鳥状に配列して積立支
持され、濾過時には被濾過液を注入口４から濾過器本体
１内に流入してが過エレメント２．２・・・の外周から
滲透させ、濾過エレメント２，２・・・の下端から集合
管５を通じてｉ濾過済液を取出すようになされた濾過器
が各分野において広く用いられている。

上記のン濾過エレメント２は、従来第６図に断面を示す
ように、８棒６を中心として複数の短筒状濾材７，７・
・・がその接合端面間にパツキン８，８・・・を介在し
て積層され、８棒６の下部に固定されかつ液体の通孔９
を有する下部押え板１０と、８棒６の上部に嵌挿される
下部押え板１１とで前記積層されたが材７，７・・・を
挟み、芯棒６の上端に螺合されたナツト１２を定着する
ことにより濾材７．７・・・を圧接固定する構造である
。

しかして上記従来の濾過ニレメン１〜２では、８棒６が
ｉ部材７．７・・・の中心部に挿通された構造であるた
め、８棒６とン濾材７の内周面との間隔が必然的に大ぎ
くなり、逆洗時に圧力空気を通孔９から送入する場合エ
アタンクから高圧＜４．５Ｋｙ／ｃｉ程度）の空気を送
入してもまず最初に濾過エレメント２の内部を圧縮し、
その圧ツノが減少してから濾過エレメント２に加わるた
め、十分な圧力とはならず、ン濾材７，７・・・の外面
に付着したケーキの剥離や被ン濾過液の排出が十分に達
成されないとともに多聞の空気を必要とし、また洗浄液
を用いての逆洗においても同様である。

一方、芯棒６とｉ部材７，７・・・どの間に封入される
空気量が多いため、醤油、清酒、ビール等の蛋白系の被
濾過液を濾過した場合、空気とＰＩＪＭ液との接触によ
り所謂おりが黒く付着し、これがバクテリせの発生源に
なりやすいという問題があった。

〔発明の目的〕

本発明は上記従来技術の問題点に着目し、これを改善す
ることを目的としてなされたもので、濾材の内周部分で
の流速が早められるようにして濾材内面へのおりの付着
をなくするとともに、逆洗時には空気の封入がなく、軸
方向に均等圧で洗浄することができるン濾過装置におけ
るｉ濾過エレメントを提供するにある。

〔発明の概要〕

上記目的を達成するため、本発明による濾過エレメント
は、下部押え板と被ン濾過液通孔を有する下部押え板と
の間に複数個の短日状濾材を８！ｉ層した形態を有する
ン濾過エレメントにおいて、前記下部押え板と下部押え
板との間に濾材の内周面に外周面が近接して少許の間隙
を形成する内部容積縮少体を内挿し、この内部容積縮少
体を介して上下押え板を結合したことを特徴とする。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施例を第１図乃至第３図により第６図
と共通する部材には同一符号を用いて説明する。

本発明による濾過エレメント２は、下部押え板１１と、
被ン濾過液通孔９を有する下部押え板１０との間に、複
数個の短筒状濾材７，７・・・がその接合端面間にパツ
キン８，８・・・を介在して積層され、その内部には内
部容積縮少体１３が内挿されている。

この内部容積縮少体１３は、第２図に縦断面を示す実施
例では下端が封止された中空円筒体１４と、この円筒体
１４の上端を封止する封止板１５と、この円筒体１４の
下端に連設され放射状に突設された翼状のリブ１６．１
６・・・とで構成されており、上記リブ１６．１６・・
・の下端と下部押え板１０とが一体に形成され、この下
部押え板１０の中央下面には集合管５に結合して起立さ
せるための連結管１７が突設されている。この実施例で
は集合管１５の連結部５Ａにバヨネット１７Ａで結合さ
れるようになされているが、他の適宜な結合手段を用い
ることができる。また、この実施例においては、逆洗時
に洗浄液の流入抵抗を減少するため、円筒体１４の下端
が逆円錐台形状１４Ａに形成されている。

前記封止板１５にはネジ杆１８が結合されており、この
ネジ杆１８は前記下部押え板１５の中心孔にシール部材
１１Ａを介して液密に貫通され、締付用ナツト１９．２
０により内部容積縮少体１３を牽引して上下押え板１０
．１１間に濾材７゜７・・・を圧締するようになってい
る。

ネジ杆１８の上端は濾過器本体１に固設された支持板３
に挿通され、ナツト２１により固定されて濾過エレメン
ト２の先端が固定されるようになっている。

上記内部容積縮少体１３と濾材７との断面積比は、ン濾
材７の内周面で囲まれた断面積に対し、内部容積縮少体
１３の断面積が約６５〜８５％とされ、好ましくは７０
〜８０％の範囲内とされる。

したがって例えば濾材７の内径を７０φとするとき内部
容積縮少体１３の外径が６０．５φとされ、間隙りの寸
法は４．７５１１／ｍとされる。

つぎに作用を説明する。

濾過時には、被ン濾過液が濾過エレメント２の外周面か
らＦＰＮ７．７・・・を透過して内側の間隙り内に流入
し、その間に濾材７，７・・・の外周面で不純１！Ｆ１
等が捕捉される。７枦材７，７・・・の内部に滲透流入
した被距過液は、間隙りの断面積が小さいことから流速
が増し、下端の通孔９、連結杆１７を通じ、集合管５に
集められ、外部に取出される。この場合、濾材７，７・
・・の内面に流入した被ン濾過液は、７枦材７．７・・
・の内周面と内部容積縮少体１３の外周面との間の間隙
りが狭いため流速が早く、したがって７枦材７，７・・
・の内周面に酵素類が付着することがない。

逆洗時には、集合管５を通じ圧入される圧力空気または
洗浄水は上記の狭い間隙りを通ってｔ枦材７．７・・・
の内周面から外周面へ滲透し、濾材７゜７・・・の外面
に付着したケーキ等が剥離除去される。

このとき間隙りが狭いため、圧力はγ濾過工・レメント
２の上方部まで均等に作用し、低い圧力であっでも上方
部の７枦材７．７・・・の洗浄を容易に行なうことがで
きる。

（発明の効果〕 以上説明したように、本発明によるｉ濾過エレメントは
、下部押え板と被ｉ濾過液通孔、を有する下部押え板と
の間に複数個の短筒状ン濾材を積層した形態を有する濾
過エレメントにおいて、前記下部押え板と下部押え板と
の間に７戸材の内周面に外周面が近接して受註の間隙を
形成する内部容積縮少体を内挿し、この内部容積縮少体
を介して上下挿え板を結合するようにしたので、濾過作
用時にはｉ濾材内面での流速が早くなるためン濾材の内
周面に酵素等の付着がなく、バクテリヤの発生をなくす
ることができ・ま１１濾過に先立°ての空気抜きも枦　
　　　　［材と内部容積縮少体との間の容積が小さいの
で迅速にでき、低い圧力であっても十分に行なうことが
できる。さらに洗浄水による逆洗時には、その流入圧ノ
コが濾過エレメントの上部まで容易に到達するので、ｉ
濾材内に空気が封入されたり、下方部の７戸材のみを透
過してしまうようなこともなく、７戸材の全域を洗浄す
ることができるとともに、高速洗浄が可能となり、洗浄
に要する液量も少なくてすむなどの効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるン濾過エレメントの一実施例を示
す一部を切欠した縦断面図、第２図は第１図における内
部容積縮少体の一部切欠４１１断面図、第３図は同平面
図、第４図は本発明の濾過エレメントを適用するン濾過
器の一例を示す半部を断面とした正面図、第５図は同集
合管の配置列を示す平面図、第６図は従来の濾過エレメ
ントを示す縦断面図である。 １・・・濾過困本体、２・・・ン濾過エレメント、３・
・・支持板、５・・・集合管、７・・・ン濾材、８・・
・パツキン、１０・・・下部押え板、１１・・・下部押
え板、１３・・・内部容積縮少体、１４・・・円筒体、
１４Ａ・・・逆円鉗台形部、１５・・・封止板、１６・
・・リブ、１８・・・ネジ杆。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、上部押え板と被濾過渡通孔を有する下部押え板との
   間に複数個の短筒状濾材を積層した形態を有する濾過エ
   レメントにおいて、前記上部押え板と下部押え板との間
   に濾材の内周面に外周面が近接して少許の間隙を形成す
   る内部容積縮少体を内挿し、この内部容積縮少体を介し
   て上下押え板を結合したことを特徴とする濾過装置にお
   ける濾過エレメント。 ２、前記内部容積縮少体の断面積を濾材の断面積の６５
   〜８５％の範囲としたことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の濾過装置における濾過エレメント。 ３、前記内部容積縮少体を密閉中空円筒体で構成したこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の濾過装置に
   おける濾過エレメント。 ４、前記内部容積縮少体は下端部に逆円鎖状周面を有す
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の濾過装
   置における濾過エレメント。