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JPS6217625B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6217625B2
JPS6217625B2 JP8372380A JP8372380A JPS6217625B2 JP S6217625 B2 JPS6217625 B2 JP S6217625B2 JP 8372380 A JP8372380 A JP 8372380A JP 8372380 A JP8372380 A JP 8372380A JP S6217625 B2 JPS6217625 B2 JP S6217625B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition according
group
polyorganosiloxane
platinum
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8372380A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS578249A (en
Inventor
Masayuki Hatanaka
Atsushi Kurita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Silicone Co Ltd filed Critical Toshiba Silicone Co Ltd
Priority to JP8372380A priority Critical patent/JPS578249A/en
Publication of JPS578249A publication Critical patent/JPS578249A/en
Publication of JPS6217625B2 publication Critical patent/JPS6217625B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

本発明は硬化性シリコーン組成物に関し、さら
に具体的には、タングステンや銀のような遷移金
属の微粉末を含有する硬化性シリコーン組成物に
関するものである。 シリコーン、特にシリコーンゴムは、熱安定性
および耐寒性にすぐれ、電気絶縁性、耐候性、低
毒性などの特徴を有しているので、広く電気絶縁
材料や医療材料として用いられている。これに各
種の金属微粉末を配合することにより、導電材料
に用いたり、特殊な用途に用いることが古くから
提案されている。たとえば銀や銅の微粉末を配合
したものは導電材料として期待され、またタング
ステンの微粉末を配合したものは、X線の遮蔽
材、造影材、防振材料などとして有用であり、特
公昭53―第19878号公報には、血管内の造影材と
して用いる場合に血液の凝固を惹起しないという
利点のあることが記載されている。しかし、銀や
タングステンのような遷移金属を多量に配合した
シリコーンゴムは、従来提案されているような方
法によつては、工業的に安定に製造できなかつ
た。 加熱によつて硬化するシリコーンゴムの硬化方
法には2つある。第1は、ポリオルガノシロキサ
ン、好ましくはケイ素原子に結合せるビニル基が
存在するポリオルガノシロキサンを有機過酸化物
の存在下に加熱することによる硬化方法であり、
第2は、ケイ素原子に結合せるビニル基が1分子
中に少なくとも2個存在するポリオルガノシロキ
サンを白金触媒の存在下に、ケイ素原子に結合せ
る水素原子が1分子中に平均2個を越える数存在
するポリオルガノハイドロジエンシロキサンとと
もに加熱する方法である。しかしながら、前記の
タングステン微粉末を例にとると、有機過酸化物
を用いる方法では硬化が不十分で、満足しうる機
械的性質をもつゴム弾性体が得られない。また、
白金触媒を用いる方法でも、ほとんどの白金は遷
移金属による被毒のために硬化不良を起こす。た
とえば、前述の特公昭53―第19878号公報に記載
された組成物は、塩化白金酸、有機過酸化物を用
いても硬化が全く行われなかつたり、放置中に触
媒が被毒して硬化ができなくなつたり、逆にきわ
めて不安定で室温でも短時間に硬化が起こるため
に加工性が悪かつたりで実用的でない。そしてこ
のことは、銀その他の遷移金属を配合したシリコ
ーンゴムについてもあてはまる。 本発明者らは、このような硬化不良やスコーチ
の問題を解決すべく研究を重ねた結果、さきに、
(0)価の白金―リン錯体や白金―アセチルアセ
トナート錯体のような、分子中に塩素原子を含ま
ぬ白金錯体を触媒として用いて前述の第2の硬化
方法を行うことによつて、これら遷移金属の微粉
末を配合したシリコーンゴムが得られることを見
出した(特願昭54―第121403号)。これらの錯体
はタングステンや銀のような遷移金属を配合した
シリコーンゴムを工業的に得る点ですぐれた触媒
であるが、触媒の保存安定性の点で十分ではな
く、未配合の触媒を冷凍保存、または窒素気流中
で封管する必要がある。そこで、遷移金属を配合
したシリコーンゴムコンパウンドを硬化してシリ
コーンゴムを得るのに適し、特に遷移金属によつ
て触媒活性を失うことなく、しかも保存安定性の
すぐれた触媒系の開発が課題として残された。 本発明者らは、この課題を解決すべくさらに研
究を進めた結果、前述の塩素原子を含まぬ白金錯
体に、ヒドロペルオキシ結合を含まぬ有機過酸化
物を配合した触媒系か、両者を反応して得られる
生成物を硬化触媒として用いることにより、きわ
めて保存安定性のすぐれた触媒系を得、しかも、
この触媒系がタングステンをはじめとする遷移金
属微粉末存在下においても、前述の白金錯体を単
独で用いるのと同様に、シリコーンゴムコンパウ
ンドを硬化してシリコーンゴムとなし得ることを
見出して、本発明をなすに至つた。 すなわち、本発明は、 (A) ケイ素原子に結合せるビニル基が1分子中に
少なくとも2個存在するポリオルガノシロキサ
ン100重量部、 (B) ケイ素原子に結合せる水素原子が1分子中に
平均2個を越える数存在するポリオルガノハイ
ドロジエンシロキサン0.1〜10重量部、 (C) 遷移金属微粉末5〜500重量部、および (D) (1) (イ) 分子中にハロゲン原子を含まぬ白金
錯体と、 (ロ) 分子中にヒドロペルオキシ結合が存在し
ない有機過酸化物 から成る触媒組成物、および (2) (イ)と(ロ)の反応生成物 から成る群より選ばれた触媒系、触媒量 から成ることを特徴とする硬化性組成物に関す
る。 本発明で用いられる(A)のポリオルガノシロキサ
ンは、直鎖状、分岐状、環状のいずれのシロキサ
ン骨格をもつものでもよいが、(イ)の白金触媒によ
つて硬化するためには、ケイ素原子に結合せるビ
ニル基が1分子中に少なくとも2個存在すること
が必要である。ケイ素原子に結合せる有機基とし
ては、メチル基、エチル基、プロプル基、ブチル
基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基、ドデシ
ル基のようなアルキル基、フエニル基のようなア
リール基、β―フエニルエチル基のようなアラル
キル基、3,3,3―トリフルオロプロピル基の
ような置換炭化水素基が例示される。また、分子
末端などに水酸基が存在することも許容される。
前述のビニル基を除く有機基のうち、良好な耐熱
性と機械的性質が得られ、原料が入手しやすく、
かつ合成しやすいことから、メチル基とフエニル
基の組合せ、またはメチル基のみを用いることが
好ましい。特に硬化生成物がゴム状弾性体である
場合は、耐寒性や耐放射線性のような性質を要求
される場合を除き、メチル基のみを用いることが
好ましい。 硬化生成物が樹脂状物の場合は平均重合度が2
〜40と比較的低い範囲でよいが、硬化生成物がゴ
ム状弾性体の場合、良好なゴム弾性を得るために
は平均重合度が100以上であることが必要であ
る。そのうち、未硬化の組成物が流動性で、注
型、ポツテイングなどに用いるには平均重合度が
100〜1000の範囲が好ましく、そのシロキサン骨
格は直鎖状または分岐状である。特に合成の容易
なことと、硬化生成物が良好な機械的性質をもつ
ことから、分子末端がジメチルビニルシロキシ基
で封鎖され、他のシロキシ単位における有機基が
メチル基であることが好ましい。未硬化の組成物
が固形状で、プレス加硫、押出成形によつて成形
され、硬化生成物が高い機械的性質をもつには、
平均重合度が1000〜10000の範囲のシロキサン骨
格が実質上直鎖状のものが好ましく、3000〜
10000の範囲であることがさらに好ましい。平均
重合度が10000を越えると、(C)遷移金属微粉末
や、補強性充填剤その他を配合することが困難に
なる。ケイ素原子に結合したビニル基の量は、平
均して全有機基中0.005〜0.5%の範囲である。ビ
ニル基の量が0.005%未満では良好な機械的性質
が得られず、0.5%を越えると耐熱性が低下する
からである。 本発明で用いられる(B)のポリオルガノハイドロ
ジエンシロキサンは(A)のポリオルガノシロキサン
の架橋剤であり、鎖状、分岐状、環状のいずれの
シロキサン骨格をとるものでもよいが、架橋によ
り網状構造を形成するためには、ケイ素原子に結
合せる水素原子が1分子中に平均2個を越える数
存在することが必要である。ケイ素原子に結合せ
る有機基としては、(A)のポリオルガノシロキサン
と同様のものとビニル基が例示されるが、合成の
しやすさと硬化生成物の耐熱性から、メチル基で
あるこが好ましい。平均重合度は特に限定されな
いが、4〜3000の範囲が一般的で、かつ好まし
い。平均重合度が4未満のものは揮発性が大きく
て取扱いにくく、3000を越えるものは合成しにく
い。(B)の配合量は、(A)のポリオルガノシロキサン
100重量部に対して0.1〜10重量部である。 本発明で用いられる(C)の遷移金属微粉末は、硬
化生成物に導電性、X線遮蔽性、その他、硬化生
成物の特殊な用途に適合する性質を付与するため
のもので、原子番号21(Sc)から29(Cu)ま
で、39(Y)から47(Ag)まで、および57
(Ia)から79(An)までの元素が該当し、鉄、コ
バルト、ニツケル、銅、モリブデン、銀、タング
ステンなどが例示される。 (C)の配合量は、(A)のポリオルガノシロキサン
100重量部に対して5〜500重量部、好ましくは5
〜100重量部の範囲である。5重量部未満ではそ
れぞれの遷移金属を添加した目的の性質が十分に
発現せず、500重量部を越えると機械的性質が低
下するからである。 本発明で用いられる(D)の触媒系は、(1)後述の(イ)
と(ロ)から成る触媒組成物か、または(2)両者の反応
生成物である。 本発明で用いられる(イ)の白金錯体は、分子中に
ハロゲン原子を含まぬもので、(0)価の白金―
リン錯体と白金―アセチルアセトナート錯体が例
示される。この種の反応に通常使用される塩化白
金酸、およびそれとアルコール類、オレフイン
類、ビニル基含有シロキサンとから得られる錯
体、2価の白金―リン錯体のように分子中に塩素
原子の存在する白金触媒は、遷移金属微粉末の存
在下では加硫阻害やスコーチを起こすので、本発
明には用いられない。(0)価の白金―リン錯体
は、一般式Pt〔PR34(ただし、Rは1価の炭化
水素基、アルコキシ基、およびアリールオキシ基
から成る群より選ばれる1価の基を示す)で表わ
され、テトラキス(トリエチルホスフイン)白
金、テトラキス(トリブチルホスフイン)白金、
テトラキス(トリフエニルホスフイン)白金、テ
トラキス(トリメチルホスフアイト)白金、テト
ラキス(トリエチルホスフアイト)白金、テトラ
キス(トリブチルホスフアイト)白金、テトラキ
ス(トリフエニルホスフアイト)白金などが例示
される。白金―アセチルアセトナート錯体は、Pt
(acac)2(ただし、acacはアセチルアセトナート
を示す)で表わされる。これらの白金錯体はその
まま用いてもよく、エチレングリコールジメチル
エーテル、エタノール、イソプロパノールなどの
有機溶媒に溶解して用いてもよい。白金錯体を単
独で使用しても本発明の硬化性組成物を得ること
ができるが、その場合、錯体自体が室温空気中で
徐々に分解するため、通常は冷凍庫保存、あるい
は窒素雰囲気下の封管中に保存して用いなければ
ならない。本発明の(ロ)の有機過酸化物は、まさに
この白金錯体の安定性を増すために加えられるも
のである。この成分を加えることにより、室温空
気中の保存が可能となり、触媒の分解によつてお
こる触媒活性の不安定化を防ぎ、安定した加硫成
形をならしめるものである。また、(イ)成分は(ロ)成
分とあらかじめ反応させてから用いても、その加
硫特性は全く変化がなく、室温での触媒の安定性
も極めて良好であつた。この有機過酸化物の例と
しては、ジ―t―ブチルペルオキシド、2,5―
ジメチル―2,5―ジ(t―ブチルペルオキシ)
ヘキサン、2,5―ジメチル―2,5―ジ(t―
ブチルペルオキシ)ヘキシン―3、ジクミルペル
オキシド、t―ブチルクミルペルオキシド、α,
α′―ビス(t―ブチルペルオキシ)イソプロピ
ルベンゼンのようなジアルキルペルオキシド、な
いしその誘導体、ベンゾイルペルオキシド、p―
クロロベンゾイルペルオキシド、m―クロロベン
ゾイルペルオキシド、2,4―ジクロロベンゾイ
ルペルオキシド、ラウロイルペルオキシドのよう
なジアシルペルオキシド、過安息香酸t―ブチル
のような過酸エステル、過ジ炭酸ジイソプロピ
ル、過ジ炭酸ジ―2―エチルヘキシルのようなペ
ルオキシジカードネート、1,1,―ジ(t―ブ
チルペルオキシ)シクロヘキサン、1,1―ジ
(t―ブチルペルオキシ)―3,3,5―トリメ
チルシクロヘキサンのようなペルオキシケタール
などが例示される。なお、ヒドロペルオキシ結合
が分子中に存在するものは、加熱して組成物を硬
化さしめる際に発泡するので、本発明の目的には
適さない。 (イ)の配合量は、触媒として有効な量であり、(A)
のポリオルガノシロキサンに対して0.1〜
1000ppmの範囲が推奨されるが、配合される遷
移金属微粉末の種類と量によつても適当な範囲が
あるので、慎重に選択する必要がある。(ロ)の有機
過酸化物の配合量は、(A)のポリオルガノシロキサ
ンに対して、0.1〜1000ppm未満のものが推奨さ
れるが、この範囲内で(イ)の白金の化学量に対して
2〜1000当量が好ましく、さらに好ましくは、10
〜200当量である。2当量未満では触媒の安定化
が十分でなく、1000当量より多いと、有害なペル
オキシド分解物が系内に残り、また経済的にも好
ましくない。 本発明の組成物は、(A)に(B)〜(D)を配合して得ら
れることに特徴があるが、機械的性質を必要とす
る場合、さらに他の無機質微粉末を添加すること
が好ましい。無機質微粉末としては、補強効果が
大きいこと、白金触媒に対する影響がないことか
ら、微粉末シリカであることが好ましい。微粉末
シリカとしては、煙霧質シリカ、沈殿シリカ、焼
成シリカが例示される。これらの微粉末シリカ
は、表面に多量に存在するシラノール基の極性と
親水性のために、組成物の加工性や硬化生成物の
電気的性質、機械的性質に悪影響を及ぼす。従つ
て、使用目的によつては、これらの微粉末シリカ
の表面を鎖状ポリオルガノシロキサン、環状ポリ
オルガノシロキサン、ヘキサメチルジシラザンな
どの有機ケイ素化合物で処理することが推奨され
る。また、補強効果を必ずしも必要とせず、単に
硬さだけを増すときには、粉砕石英のように比較
的粒径の大きいものを用いてもよい。微粉末シリ
カの添加量は、(A)のポリオルガノシロキサン100
重量部に対して10〜100重量部の範囲が好まし
い。10重量部未満では補強効果が得られず、100
重量部を越えては配合しにくく、また硬化生成物
が硬くなりすぎるからである。 このほか、本発明の組成物に末端に水酸基やア
ルコキシ基をもつ低分子量のポリオルガノシロキ
サンなどの加工助剤を添加してもさしつかえな
い。 本発明により、銀、タングステンなどの遷移金
属微粉末を配合したシリコーン硬化物を工業的に
製造することが可能になつた。すなわち、本発明
の組成物は長時間保存しても安定であり、しかも
短時間の加熱で硬化して樹脂状ないしゴム状の遷
移金属微粉末を含有するシリコーン硬化物を得る
ことができる。 本発明の組成物は、導電性のシリコーンゴムや
シリコーンゴムやシリコーン樹脂、X線遮蔽板、
造影用カテーテル、その他の造影材として用いる
ことができる。 以下、本発明を実施例によつて説明する。実施
例において、部はすべて重量部を表わす。また、
簡単のために次のような略号を用いる。 Et:エチル基 Bu:ブチル基 Ph:フエニル基 acac:アセチルアセトナート 実施例 1 末端がトリメチルシリル基で封鎖され、0.2モ
ル%のメチルビニルシロキシ単位と99.8モル%の
ジメチルシロキサン単位から成る平均重合度7000
のポリオルガノシロキサン100部、表面をシロキ
サン処理した煙霧質シリカ50部、および平均粒径
2ミクロンのタングステン微粉末15部をドウミキ
サーで混練してベースコンパウンドを得た。この
ベースコンパウンド100部に、末端がトリメチル
シロキシ単位で封鎖され、90モル%のメチルハイ
ドロジエンシロキシ単位と40モル%のジメチルシ
ロキシ単位から成る、温度25℃における粘度が
30cStのポリメチルハイドロジエンシロキシ1部
をロール配合して試料とした。このものに第1表
に示す触媒系を添加して組成物11〜20を調製し、
次のような実験を行つた。ただし、そのうちの組
成物11,12,15および16は有機過酸化物を含まぬ
比較例で、うち11および15は合成直後の白金錯体
を、また12および16は同白金錯体を50℃にて1カ
月または2カ月放置した後に触媒系として用いた
ものである。 ロールで配合する際の状態の変化を観察し
た。 ロールで素練りを行つて可塑化したものにつ
いて、JSR型キユラストメーター(今中機械工
業(株)商品名)により、温度170℃でT90をトル
クを測定した。 配合後、室温で放置して状態の変化を観察し
た。 配合後、50℃で放置したのち、と同様にし
てT90とトルクを測定した。 温度170℃で10分間プレス加硫を行つた。 温度250℃で5分間熱風加硫を行つた。 によつてプレス加硫を行つたものの物理的
性質を測定した。(本発明による組成物のみ) 実験〜の結果を第2表に、実験の結果を
第3表に示す。
The present invention relates to curable silicone compositions, and more particularly to curable silicone compositions containing fine powders of transition metals such as tungsten and silver. Silicone, particularly silicone rubber, has excellent thermal stability and cold resistance, and has characteristics such as electrical insulation, weather resistance, and low toxicity, and is therefore widely used as an electrical insulating material and a medical material. It has long been proposed that by blending various metal fine powders with this material, it can be used as a conductive material or for special purposes. For example, those containing fine powders of silver and copper are expected to be used as conductive materials, and those containing fine powders of tungsten are useful as X-ray shielding materials, contrast materials, vibration-proofing materials, etc. - Publication No. 19878 describes that it has the advantage of not causing blood coagulation when used as a contrast material in blood vessels. However, silicone rubber containing a large amount of transition metals such as silver and tungsten cannot be stably produced industrially by the methods proposed so far. There are two methods for curing silicone rubber by heating. The first is a curing method by heating a polyorganosiloxane, preferably a polyorganosiloxane in which a vinyl group bonded to a silicon atom is present, in the presence of an organic peroxide,
The second method is to prepare a polyorganosiloxane in which at least two vinyl groups are bonded to silicon atoms in one molecule in the presence of a platinum catalyst, and the average number of hydrogen atoms bonded to silicon atoms exceeds two in one molecule. This method involves heating together with the polyorganohydrodiene siloxane present. However, taking the above-mentioned fine tungsten powder as an example, the method using an organic peroxide results in insufficient curing, making it impossible to obtain a rubber elastic body with satisfactory mechanical properties. Also,
Even in methods using platinum catalysts, most platinum causes poor curing due to poisoning by transition metals. For example, the composition described in the above-mentioned Japanese Patent Publication No. 19878 did not cure at all even when using chloroplatinic acid or an organic peroxide, or the catalyst was poisoned during standing and hardened. On the other hand, it is extremely unstable and hardens even at room temperature in a short period of time, resulting in poor workability and impractical properties. This also applies to silicone rubbers containing silver and other transition metals. As a result of repeated research in order to solve the problems of poor curing and scorch, the inventors of the present invention have found that
By carrying out the above-mentioned second curing method using a platinum complex that does not contain a chlorine atom in the molecule, such as a (0)valent platinum-phosphorus complex or a platinum-acetylacetonate complex, as a catalyst. It was discovered that a silicone rubber containing fine powder of a transition metal can be obtained (Japanese Patent Application No. 121403-1983). Although these complexes are excellent catalysts for industrially producing silicone rubber containing transition metals such as tungsten and silver, they do not have sufficient storage stability, and unblended catalysts must be stored frozen. , or must be sealed in a nitrogen stream. Therefore, the development of a catalyst system that is suitable for obtaining silicone rubber by curing a silicone rubber compound containing transition metals, does not lose catalytic activity due to transition metals, and has excellent storage stability remains an issue. It was done. As a result of further research to solve this problem, the present inventors discovered a catalyst system in which the above-mentioned platinum complex containing no chlorine atom was blended with an organic peroxide containing no hydroperoxy bond, or a catalyst system in which both were reacted. By using the product obtained as a curing catalyst, a catalyst system with extremely excellent storage stability can be obtained.
It was discovered that this catalyst system can cure a silicone rubber compound to form a silicone rubber even in the presence of fine powder of transition metals such as tungsten, in the same way as using the above-mentioned platinum complex alone. I was able to accomplish this. That is, the present invention provides (A) 100 parts by weight of a polyorganosiloxane in which at least two vinyl groups bonded to silicon atoms exist in one molecule, and (B) an average of 2 hydrogen atoms bonded to silicon atoms in one molecule. (C) 5 to 500 parts by weight of transition metal fine powder, and (D) (1) (a) a platinum complex containing no halogen atoms in the molecule; (b) a catalyst composition comprising an organic peroxide in which no hydroperoxy bond is present in the molecule; and (2) a catalyst system or catalyst selected from the group consisting of the reaction product of (a) and (b). A curable composition comprising: The polyorganosiloxane (A) used in the present invention may have a linear, branched, or cyclic siloxane skeleton, but in order to be cured by the platinum catalyst (A), silicon It is necessary that at least two vinyl groups bonded to atoms exist in one molecule. Examples of organic groups bonded to silicon atoms include alkyl groups such as methyl, ethyl, propyl, butyl, hexyl, octyl, decyl, and dodecyl, aryl groups such as phenyl, and β-phenylethyl. Examples thereof include aralkyl groups such as 3,3,3-trifluoropropyl groups, and substituted hydrocarbon groups such as 3,3,3-trifluoropropyl groups. Furthermore, the presence of a hydroxyl group at the end of the molecule is also allowed.
Among the organic groups other than the vinyl group mentioned above, good heat resistance and mechanical properties are obtained, and raw materials are easily available.
In addition, since it is easy to synthesize, it is preferable to use a combination of a methyl group and a phenyl group, or only a methyl group. In particular, when the cured product is a rubber-like elastic body, it is preferable to use only methyl groups, unless properties such as cold resistance or radiation resistance are required. When the cured product is resin-like, the average degree of polymerization is 2.
A relatively low range of ~40 is sufficient, but when the cured product is a rubber-like elastic body, the average degree of polymerization needs to be 100 or more in order to obtain good rubber elasticity. Among these, the uncured composition is fluid and has a low average degree of polymerization for use in casting, potting, etc.
The range is preferably from 100 to 1000, and the siloxane skeleton is linear or branched. In particular, for ease of synthesis and for the cured product to have good mechanical properties, it is preferred that the molecular terminals be capped with a dimethylvinylsiloxy group and that the organic groups in the other siloxy units be methyl groups. In order for the uncured composition to be in solid form and to be molded by press vulcanization or extrusion, and for the cured product to have high mechanical properties,
It is preferable that the siloxane skeleton has an average degree of polymerization of 1000 to 10000 and is substantially linear, and 3000 to 10000.
More preferably, it is in the range of 10,000. When the average degree of polymerization exceeds 10,000, it becomes difficult to blend (C) transition metal fine powder, reinforcing filler, and the like. The amount of vinyl groups bonded to silicon atoms ranges on average from 0.005 to 0.5% of the total organic groups. This is because if the amount of vinyl groups is less than 0.005%, good mechanical properties cannot be obtained, and if it exceeds 0.5%, heat resistance decreases. The polyorganohydrodiene siloxane (B) used in the present invention is a crosslinking agent for the polyorganosiloxane (A), and may have a chain, branched, or cyclic siloxane skeleton, but by crosslinking, a network In order to form a structure, it is necessary that the number of hydrogen atoms bonded to silicon atoms be more than two on average in one molecule. Examples of the organic group bonded to the silicon atom include those similar to the polyorganosiloxane (A) and a vinyl group, but a methyl group is preferred from the viewpoint of ease of synthesis and heat resistance of the cured product. Although the average degree of polymerization is not particularly limited, it is generally in the range of 4 to 3,000 and preferably. Those with an average degree of polymerization of less than 4 are highly volatile and difficult to handle, while those with an average degree of polymerization of over 3000 are difficult to synthesize. The blending amount of (B) is the polyorganosiloxane of (A).
The amount is 0.1 to 10 parts by weight per 100 parts by weight. The transition metal fine powder (C) used in the present invention is used to impart conductivity, X-ray shielding properties, and other properties suitable for special uses of the cured product, and the atomic number 21 (Sc) to 29 (Cu), 39 (Y) to 47 (Ag), and 57
Elements from (Ia) to 79 (An) are applicable, and examples include iron, cobalt, nickel, copper, molybdenum, silver, and tungsten. The blending amount of (C) is the polyorganosiloxane of (A).
5 to 500 parts by weight per 100 parts by weight, preferably 5
~100 parts by weight. This is because if the amount is less than 5 parts by weight, the intended properties of each transition metal added will not be sufficiently expressed, and if it exceeds 500 parts by weight, the mechanical properties will deteriorate. The catalyst system (D) used in the present invention is (1) (a) described below.
and (b), or (2) a reaction product of both. The platinum complex (a) used in the present invention does not contain a halogen atom in its molecule, and has a (0) valent platinum complex.
Examples include phosphorus complexes and platinum-acetylacetonate complexes. Platinum with a chlorine atom in the molecule, such as chloroplatinic acid commonly used in this type of reaction, complexes obtained from it and alcohols, olefins, and vinyl group-containing siloxanes, and divalent platinum-phosphorus complexes. Catalysts are not used in the present invention because they inhibit vulcanization and cause scorch in the presence of fine transition metal powder. The (0)-valent platinum-phosphorus complex has the general formula Pt[PR 3 ] 4 (where R represents a monovalent group selected from the group consisting of a monovalent hydrocarbon group, an alkoxy group, and an aryloxy group). ), tetrakis (triethylphosphine) platinum, tetrakis (tributylphosphine) platinum,
Examples include tetrakis(triphenylphosphine)platinum, tetrakis(trimethylphosphite)platinum, tetrakis(triethylphosphite)platinum, tetrakis(tributylphosphite)platinum, and tetrakis(triphenylphosphite)platinum. The platinum-acetylacetonate complex is Pt
(acac) 2 (acac indicates acetylacetonate). These platinum complexes may be used as they are, or may be used after being dissolved in an organic solvent such as ethylene glycol dimethyl ether, ethanol, or isopropanol. The curable composition of the present invention can be obtained by using a platinum complex alone, but in that case, the complex itself gradually decomposes in air at room temperature, so it is usually stored in a freezer or sealed under a nitrogen atmosphere. It must be stored in a tube and used. The organic peroxide (b) of the present invention is added precisely to increase the stability of this platinum complex. Addition of this component enables storage at room temperature in air, prevents destabilization of catalyst activity caused by catalyst decomposition, and ensures stable vulcanization molding. Moreover, even when component (a) was used after reacting with component (b) in advance, its vulcanization properties did not change at all, and the stability of the catalyst at room temperature was also extremely good. Examples of this organic peroxide include di-t-butyl peroxide, 2,5-
Dimethyl-2,5-di(t-butylperoxy)
Hexane, 2,5-dimethyl-2,5-di(t-
butylperoxy)hexyne-3, dicumyl peroxide, t-butylcumyl peroxide, α,
Dialkyl peroxides such as α′-bis(t-butylperoxy)isopropylbenzene, or derivatives thereof, benzoyl peroxide, p-
Diacyl peroxides such as chlorobenzoyl peroxide, m-chlorobenzoyl peroxide, 2,4-dichlorobenzoyl peroxide, lauroyl peroxide, peracid esters such as t-butyl perbenzoate, diisopropyl perdicarbonate, di-2 perdicarbonate - peroxydicardonates such as ethylhexyl, peroxyketals such as 1,1,-di(t-butylperoxy)cyclohexane, 1,1-di(t-butylperoxy)-3,3,5-trimethylcyclohexane, etc. is exemplified. In addition, those in which a hydroperoxy bond is present in the molecule are not suitable for the purpose of the present invention because they foam when the composition is heated and cured. The amount of (A) is an effective amount as a catalyst.
0.1~ for polyorganosiloxane
A range of 1000 ppm is recommended, but there is an appropriate range depending on the type and amount of transition metal fine powder to be blended, so it must be selected carefully. It is recommended that the amount of organic peroxide in (B) be less than 0.1 to 1000 ppm based on the polyorganosiloxane in (A), but within this range, it should be It is preferably 2 to 1000 equivalents, more preferably 10
~200 equivalents. If the amount is less than 2 equivalents, the catalyst will not be sufficiently stabilized, and if it is more than 1000 equivalents, harmful peroxide decomposition products will remain in the system, which is also economically unfavorable. The composition of the present invention is characterized in that it is obtained by blending (B) to (D) with (A), but if mechanical properties are required, other inorganic fine powders may be added. is preferred. As the inorganic fine powder, fine powdered silica is preferable because it has a large reinforcing effect and has no effect on the platinum catalyst. Examples of fine powder silica include fumed silica, precipitated silica, and calcined silica. These finely powdered silicas have an adverse effect on the processability of the composition and the electrical and mechanical properties of the cured product due to the polarity and hydrophilic nature of the large amount of silanol groups present on the surface. Therefore, depending on the purpose of use, it is recommended that the surface of these finely powdered silicas be treated with an organosilicon compound such as a chain polyorganosiloxane, a cyclic polyorganosiloxane, or hexamethyldisilazane. Further, when a reinforcing effect is not necessarily required and only hardness is to be increased, a material having a relatively large particle size such as crushed quartz may be used. The amount of finely powdered silica added is 100% of the polyorganosiloxane (A).
A range of 10 to 100 parts by weight is preferred. If it is less than 10 parts by weight, no reinforcing effect can be obtained;
This is because if the amount exceeds 1 part by weight, it will be difficult to blend and the cured product will become too hard. In addition, a processing aid such as a low molecular weight polyorganosiloxane having a hydroxyl group or an alkoxy group at the terminal may be added to the composition of the present invention. According to the present invention, it has become possible to industrially produce a cured silicone material containing fine powder of transition metals such as silver and tungsten. That is, the composition of the present invention is stable even when stored for a long time, and can be cured by heating for a short time to obtain a cured silicone product containing a resinous or rubbery transition metal fine powder. The composition of the present invention includes conductive silicone rubber, silicone rubber, silicone resin, X-ray shielding plate,
It can be used as a contrast catheter or other contrast material. Hereinafter, the present invention will be explained with reference to Examples. In the examples, all parts represent parts by weight. Also,
For simplicity, the following abbreviations are used: Et: ethyl group Bu: butyl group Ph: phenyl group acac: acetylacetonate Example 1 The terminal is blocked with a trimethylsilyl group, and the average degree of polymerization is 7000, consisting of 0.2 mol% methylvinylsiloxy units and 99.8 mol% dimethylsiloxane units.
A base compound was obtained by kneading 100 parts of polyorganosiloxane, 50 parts of fumed silica whose surface was treated with siloxane, and 15 parts of fine tungsten powder having an average particle size of 2 microns using a dough mixer. 100 parts of this base compound, terminal-capped with trimethylsiloxy units, consisting of 90 mol% methylhydrogensiloxy units and 40 mol% dimethylsiloxy units, has a viscosity at 25°C.
One part of 30 cSt polymethylhydrogensiloxy was roll blended to prepare a sample. Compositions 11 to 20 were prepared by adding the catalyst systems shown in Table 1 to this,
The following experiment was conducted. However, compositions 11, 12, 15 and 16 are comparative examples that do not contain organic peroxides, of which compositions 11 and 15 contain the platinum complex immediately after synthesis, and compositions 12 and 16 contain the same platinum complex at 50°C. It was used as a catalyst system after being left for one or two months. Changes in the state during blending with a roll were observed. For the plasticized material that was masticated with a roll, T 90 torque was measured at a temperature of 170° C. using a JSR model Kyulastometer (trade name, manufactured by Imanaka Kikai Kogyo Co., Ltd.). After blending, the mixture was left at room temperature and changes in state were observed. After blending, the mixture was left at 50°C, and T 90 and torque were measured in the same manner as above. Press vulcanization was performed at a temperature of 170°C for 10 minutes. Hot air vulcanization was performed at a temperature of 250°C for 5 minutes. The physical properties of the press-cured materials were measured. (Only for compositions according to the present invention) The results of the experiments are shown in Table 2, and the results of the experiments are shown in Table 3.

【表】【table】

【表】【table】

【表】【table】

【表】 以上の結果より、本発明の組成物13,14および
17〜20においては、触媒系の混合後の状態に異常
なく、硬化性も良好であり、さらにゴム弾性体が
得られる。一方、比較例の組成物においては、合
成直後の白金錯体を用いた場合(11および15)は
本発明の組成物とほとんど差異がないが、白金錯
体を50℃にて1カ月または2カ月放置した場合
(12および16)では、触媒系を配合した後3〜4
時間でゲル化し、また押出し作業でも押出し機中
でゲル化した。
[Table] From the above results, compositions 13, 14 and
In Nos. 17 to 20, the state of the catalyst system after mixing was normal, the curing property was good, and rubber elastic bodies were obtained. On the other hand, in the compositions of comparative examples, when platinum complexes immediately after synthesis (11 and 15) were used, there was almost no difference from the compositions of the present invention, but when the platinum complexes were left at 50°C for one or two months, In cases (12 and 16), 3 to 4
It gelled over time and also gelled in the extruder during the extrusion operation.

【表】 実施例 2 末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖され、
0.05モル%のジメチルビニルシロキシ単位と
99.95モル%のジメチルシロキシ単位から成る平
均重合度5000のポリオルガノシロキサン100部、
表面をヘキサメチルジシラザンで処理した煙霧質
シリカ40部、平均粒径5ミクロンのタングステン
微粒末15部、温度25℃における粘度が30cStの末
端がメトキシ基で封鎖されたポリジメチルシロキ
サン3部をドウミキサーで混練してベースコンパ
ウンドを得た。このベースコンパウンドに、末端
がジメチルハイドロジエンシロキシ基で封鎖され
た、温度25℃における粘度が15cStのポリ(メチ
ルハイドロジエンシロキサン)1.2部と第4表に
示された触媒をロール混合して組成物を調製し
た。ただし、白金錯体は合成直後の新鮮のものを
用いた。これらの組成物を温度50℃で1日放置し
たのち押出機によつて外径8mm、内径6mmのチユ
ーブ状に押出しながら温度250℃で熱風加硫を行
つたところ、第4表のように、良好なシリコーン
チユーブが得られた。
[Table] Example 2 The end is blocked with dimethylvinylsiloxy group,
0.05 mol% dimethylvinylsiloxy units and
100 parts of a polyorganosiloxane with an average degree of polymerization of 5000, consisting of 99.95 mol% dimethylsiloxy units;
40 parts of fumed silica whose surface was treated with hexamethyldisilazane, 15 parts of fine tungsten powder with an average particle size of 5 microns, and 3 parts of polydimethylsiloxane end-blocked with methoxy groups and having a viscosity of 30 cSt at a temperature of 25°C were added. A base compound was obtained by kneading with a mixer. To this base compound, 1.2 parts of poly(methylhydrodiene siloxane) end-capped with dimethylhydrodiene siloxy groups and having a viscosity of 15 cSt at 25°C and the catalyst shown in Table 4 are roll mixed to form a composition. was prepared. However, the platinum complex used was freshly synthesized. These compositions were left at a temperature of 50°C for one day and then extruded into a tube shape with an outer diameter of 8 mm and an inner diameter of 6 mm using an extruder and hot air vulcanized at a temperature of 250°C. As shown in Table 4, A good silicone tube was obtained.

【表】 実施例 3 タンダステン微粉末のかわりに平均粒径10ミク
ロンの銀の微粉末60部を用いるほかは実施例2と
同様にしてベースコンパウンドを得た。このベー
スコンパウンドに、実施例1で用いられたポリメ
チルハイドロジエンシロキサン1.5部を加えて混
練し、ついでPt〔P(OPh)34とその50倍量の
2,5―ジメチル―(2,5―ジ―t―ブチルペ
ルオキシ)ヘキシン―3をあらかじめ混合して70
℃で6時間反応せしめ、常温で1カ月保存した触
媒、ポリオルガノシロキサンに対して250ppmを
ロールで配合して組成物を得た。この組成物を温
度50℃で3日間放置したのち、実施例2と同様に
押出、熱風加硫を行つたところ、良好なシリコー
ンゴムチユーブが得られた。また、温度170℃で
10分間プレス加硫したのち、200℃で4時間アト
加硫して得られたシリコーンゴムの体積抵抗率は
2×10-3Ω・cmであつた。 実施例 4 末端がジメチルビニルシロキシ単位で封鎖さ
れ、25℃における粘度が2000cStのポリジメチル
シロキサン100部に、表面をシロキサン処理した
煙霧質シリカ10部、石英微粉末100部、ついで平
均粒径2ミクロンのタングステン微粉末20部を加
えて万能混練機で混練し、ベースコンパウンドを
得た。このベースコンパウンドに60モル%のジメ
チルハイドロジエンシロキサン単位、30モル%の
SiO2単位、および10モル%のジメチルシロキシ
単位から成る平均ケイ素数100のメチルハイドロ
ジエンシロキサン3.5部、および第5表に示され
る触媒を配合して組成物41〜44を調製した。ただ
し、組成物41,42は比較例組成物である。これら
の組成物について、25℃におけるゲル化時間を測
定したところ、第5表に示すとおりである。
[Table] Example 3 A base compound was obtained in the same manner as in Example 2, except that 60 parts of fine silver powder with an average particle size of 10 microns was used instead of fine Tandasten powder. To this base compound, 1.5 parts of the polymethylhydrodiene siloxane used in Example 1 was added and kneaded, and then Pt[P(OPh) 3 ] 4 and 50 times the amount of 2,5-dimethyl-(2, 70 by pre-mixing 5-di-t-butylperoxy)hexyne-3.
A composition was obtained by blending 250 ppm with the catalyst and polyorganosiloxane, which were reacted at ℃ for 6 hours and stored at room temperature for 1 month, using a roll. After this composition was left at a temperature of 50° C. for 3 days, it was extruded and hot-air vulcanized in the same manner as in Example 2, and a good silicone rubber tube was obtained. Also, at a temperature of 170℃
The silicone rubber obtained by press vulcanization for 10 minutes and then auto-vulcanization at 200° C. for 4 hours had a volume resistivity of 2×10 −3 Ω·cm. Example 4 100 parts of polydimethylsiloxane whose ends are capped with dimethylvinylsiloxy units and has a viscosity of 2000 cSt at 25°C, 10 parts of fumed silica whose surface has been treated with siloxane, 100 parts of quartz fine powder, and then 2 micron average particle size. 20 parts of fine tungsten powder was added and kneaded using a universal kneader to obtain a base compound. This base compound contains 60 mol% dimethylhydrodiene siloxane units, 30 mol%
Compositions 41-44 were prepared by blending 3.5 parts of SiO 2 units and 100 silicon average methylhydrodiene siloxane consisting of 10 mole percent dimethylsiloxy units, and the catalyst shown in Table 5. However, compositions 41 and 42 are comparative compositions. The gelation times of these compositions at 25°C were measured and are shown in Table 5.

【表】 組成物43,44は、このゲル化試験の後に、150
℃の乾燥機中で10分間加熱したところ、硬化して
良好なシリコーンゴムが得られた。 実施例 5 ポリオルガノシロキサンとして、末端が水酸基
で閉鎖され、0.2モル%のメチルビニルシロキシ
単位、3モル%のジフエニルシロキシ単位、およ
び残余のジメチルシロキシ単位から成る平均重合
度が6000のものを用いたほかは、実施例2と同様
にしてベースコンパウンドを得た。このベースコ
ンパウンドに、末端がトリメチルシリル基で封鎖
され、60モル%のメチルハイドロジエンシロキサ
ン単位と残余のジメチルシロキシ単位から成る、
25℃における粘度が10cStのポリメチルハイドロ
ジエンシロキサン0.8部、ポリオルガノシロキサ
ンに対して20ppmの新鮮な〔(PhO)3P〕4Pt、およ
び200ppmの2,5―ジメチル―2,5―ジ(t
―ブチルペルオキシ)ヘキシン―3を加え、室温
におけるゲル化を測定したところ、1カ月後もゲ
ル化しなかつた。その後、JSR型キユラストメー
ター(今中機械工業(株)商品名)により、170℃に
おけるT90とトルクを測定したところ、T901分30
秒、トルク43.2Kg・cmの値を得た。また、押出機
で外径20mm、内径14mmのチユーブ状に押出し、
350℃で1分間熱風加硫を行つたところ、良好な
シリコーンゴムチユーブが得られた。また、この
白金錯体と有機過酸化物をあらかじめ混合して2
カ月間放置したものを用いたところ、同様にして
良好なシリコーンゴムチユーブが得られた。
[Table] After this gelation test, compositions 43 and 44 showed 150
When heated for 10 minutes in a dryer at ℃, it was cured and a good silicone rubber was obtained. Example 5 A polyorganosiloxane with an average degree of polymerization of 6000, which is terminally closed with a hydroxyl group and consists of 0.2 mol% methylvinylsiloxy units, 3 mol% diphenylsiloxy units, and the remaining dimethylsiloxy units, was used. A base compound was obtained in the same manner as in Example 2, except for the following. In this base compound, the terminal is capped with a trimethylsilyl group and consists of 60 mol% methylhydrodiene siloxane units and the remainder dimethylsiloxy units.
0.8 parts of polymethylhydrodienesiloxane with a viscosity of 10 cSt at 25°C, 20 ppm of fresh [(PhO) 3 P] 4 Pt and 200 ppm of 2,5-dimethyl-2,5-di( t
-butylperoxy)hexyne-3 was added and gelation at room temperature was measured, and gelation did not occur even after one month. After that, T 90 and torque at 170℃ were measured using a JSR type Curlastometer (trade name of Imanaka Kikai Kogyo Co., Ltd.), and it was found that T 90 was 1 minute 30.
Second, the torque value was 43.2Kg・cm. In addition, it is extruded into a tube shape with an outer diameter of 20 mm and an inner diameter of 14 mm using an extruder.
When hot air vulcanization was performed at 350°C for 1 minute, a good silicone rubber tube was obtained. In addition, this platinum complex and organic peroxide may be mixed in advance.
When a silicone rubber tube that had been left for a month was used, a good silicone rubber tube was obtained in the same manner.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 (A) ケイ素原子に結合せるビニル基が1分子
中に少なくとも2個存在するポリオルガノシロ
キサン100重量部、 (B) ケイ素原子に結合せる水素原子が1分子中に
平均2個を越える数存在するポリオルガノハイ
ドロジエンシロキサン0.1〜10重量部、 (C) 遷移金属微粉末5〜500重量部、および (D) (1) (イ) 分子中にハロゲン原子を含まぬ白金
錯体と (ロ) 分子中にヒドロペルオキシ結合が存在し
ない有機過酸化物 から成る触媒組成物、および (2) (イ)と(ロ)の反応生成物 から成る群より選ばれる触媒系、触媒量から成
ることを特徴とする硬化性組成物。 2 硬化してゴム状弾性体を与える、特許請求の
範囲第1項記載の組成物。 3 (A)のポリオルガノシロキサンのケイ素原子に
結合せる有機基がメチル基とビニル基から成る、
特許請求の範囲第1項記載の組成物。 4 (A)のポリオルガノシロキサンのケイ素原子に
結合せる有機基の平均0.005〜0.5%がビニル基で
ある、特許請求の範囲第1項記載の組成物。 5 (A)のポリオルガノシロキサンの平均重合度が
100〜10000の範囲である、特許請求の範囲第1項
記載の組成物。 6 (A)のポリオルガノシロキサンの末端がジメチ
ルビニルシロキシ基で封鎖された、特許請求の範
囲第1項記載の組成物。 7 (C)の遷移金属粉末がタングステン粉末であ
る、特許請求の範囲第1項記載の組成物。 8 (C)の遷移金属粉末が銀粉末である、特許請求
の範囲第1項記載の組成物。 9 (イ)の白金錯体の添加量が、(A)のポリオルガノ
シロキサンに対して0.1〜1000ppmである、特許
請求の範囲第1項記載の組成物。 10 (イ)の白金錯体が一般式Pt〔PR34(ただ
し、Rは1価の炭化水素基、アルコキシ基、およ
びアリールオキシ基から成る群より選ばれる1価
の基を示す)で表わされる(0)価の白金―リン
錯体である、特許請求の範囲第1項記載の組成
物。 11 (イ)の白金錯体がPt(acac)2(ただし、acac
はアセチルアセトナートを示す)で表わされる白
金―アセチルアセトナート錯体である、特許請求
の範囲第1項記載の組成物。 12 (ロ)が(イ)の2〜1000当量である、特許請求の
範囲第1項記載の組成物。 13 特許請求の範囲第1項記載の組成物に、10
〜100重量部の微粉末シリカを添加して成る、特
許請求の範囲第1項記載の組成物。 14 微粉末シリカが、表面をポリオルガノシロ
キサンおよびヘキサメチルジシラザンから成る群
より選ばれた有機ケイ素化合物で処理されたもの
である、特許請求の範囲第13項記載の組成物。
[Scope of Claims] 1 (A) 100 parts by weight of a polyorganosiloxane in which at least two vinyl groups bonded to silicon atoms exist in one molecule; (B) an average of hydrogen atoms bonded to silicon atoms in one molecule; 0.1 to 10 parts by weight of polyorganohydrodiene siloxane present in a number exceeding 2, (C) 5 to 500 parts by weight of transition metal fine powder, and (D) (1) (a) Platinum containing no halogen atoms in the molecule A catalyst system and amount of catalyst selected from the group consisting of a complex, (b) an organic peroxide in which no hydroperoxy bond is present in the molecule, and (2) a reaction product of (a) and (b). A curable composition comprising: 2. The composition according to claim 1, which provides a rubber-like elastic body when cured. 3. The organic group bonded to the silicon atom of the polyorganosiloxane (A) consists of a methyl group and a vinyl group.
A composition according to claim 1. 4. The composition according to claim 1, wherein an average of 0.005 to 0.5% of the organic groups bonded to the silicon atoms of the polyorganosiloxane (A) is a vinyl group. 5 The average degree of polymerization of the polyorganosiloxane (A) is
10. A composition according to claim 1, which has a molecular weight ranging from 100 to 10,000. 6. The composition according to claim 1, wherein the terminals of the polyorganosiloxane (A) are capped with dimethylvinylsiloxy groups. 7. The composition according to claim 1, wherein the transition metal powder (C) is a tungsten powder. 8. The composition according to claim 1, wherein the transition metal powder (C) is a silver powder. 9. The composition according to claim 1, wherein the amount of the platinum complex (A) added is 0.1 to 1000 ppm based on the polyorganosiloxane (A). 10 The platinum complex of (a) is represented by the general formula Pt[PR 3 ] 4 (wherein R represents a monovalent group selected from the group consisting of a monovalent hydrocarbon group, an alkoxy group, and an aryloxy group). The composition according to claim 1, which is a (0)valent platinum-phosphorus complex. 11 The platinum complex in (a) is Pt(acac) 2 (however, acac
2. The composition according to claim 1, which is a platinum-acetylacetonate complex represented by: acetylacetonate. 12. The composition according to claim 1, wherein (b) is 2 to 1000 equivalents of (a). 13. The composition according to claim 1 contains 10
A composition according to claim 1, comprising the addition of ~100 parts by weight of finely powdered silica. 14. The composition according to claim 13, wherein the surface of the finely powdered silica is treated with an organosilicon compound selected from the group consisting of polyorganosiloxane and hexamethyldisilazane.
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