JPS6215336A

JPS6215336A - 自動集綿排出システム

Info

Publication number: JPS6215336A
Application number: JP60136711A
Authority: JP
Inventors: Masao Uehara; 上原　正夫
Original assignee: Murata Machinery Ltd
Current assignee: Murata Machinery Ltd
Priority date: 1985-06-21
Filing date: 1985-06-21
Publication date: 1987-01-23
Also published as: JPH0424450B2; US4756049A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は自走式清掃台車に関する。

〔従来の技術〕

紡績機、自動ワインダー等の繊維機械を多数台設置した
紡績工場においては、多量の風綿が発生することは避は
難い。特に、ステーブルファイバーからスパン糸を製造
するリング紡績機、あるいは空気式紡績機においては上
記ステーブルファイバーのドラフト部分、あるいは巻取
部分において多量の風綿が発生し、まだ自動ワインダー
においては、給糸ボビンからの糸群じょに際して、また
は巻取バ、ケージと綾振ドラムの接触によって多量の風
綿が発生する。

このような風綿は大気中への散乱、あるいは床面への堆
積、さらには機械への付着によって様々な弊害を誘発す
る。即ち、大気中、床面上の風綿は主として作業者の作
業環境を悪化させ、機械へ付着した風綿は処理される糸
自体の低品質化、機械の回転部材に付着・堆積した風綿
による機械の誤動作、焼付等種々の不都合の原因となる
。

従って上記風綿対策として種々の装置が提案されている
。例えば、特公昭５１−６７７９号公報、実開昭５３−
６９５３６号公報、実開昭５３−６９５３７号公報等に
開示された装置は風綿の大気中への散乱を防止すること
を目的とし、実公昭５３−４２６８号公報に開示された
装置は機械への付着を防止することを目的とするもので
ある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

多数の機械を設置した工場では機械間の通路、床面上の
随所にも多重の風綿が堆積するにも関わらず、未だ有効
な清掃装置がなく、作業者によって行われているのが現
状である。

本発明は上記点に着目し、床面上の風綿を自動的に清掃
、除去し得る装置を提供することを目的とする。

〔問題を解決するだめの手段〕

本発明は、自走式台車にプロアおよび該プロアに連る吸
引ダクトを搭載し、吸引ダクトとプロア間には風綿ボッ
クスを配置し、上記ダクトの吸引開口を床面に向けて開
口させたものである０〔実施例〕第１図において、清掃台車の一実施例を示す。

該台車（１）は、台車本体（２）と、本体（２）上に搭
載されたプロア（３）、吸引ダクト（４）、風綿貯溜ボ
ックス（５）等からなる。

上記台車本体（２）は、床（６）上に徹設した電磁誘導
線、あるいは白色テープ等の誘導ラインを検出しつつ無
人走行する台車が適用される。また誘導線を省略し、コ
ンピュータによって制御されつつ走行するタイプの台車
も勿論適用可能である。

上記台車（２）は、駆動輪（力、従動輪（８）、図示し
ない誘導ライン検出アンテナ、制御演算装置、ステアリ
ング装置、バッテリー（ｚ２）等を有して、床面上を自
在に走行し得るものである。

上記台車（２）上には、支持材（９）を介して、ダクト
（１０）が固定され、該ダクト（１０）の後端面開口側
は第３図のフィルター（１１）を介してプロアボックス
（１２）に接続される。プロアボックス（１２）内には
第２図の如くモータ（１３）によって回転するファン（
１４）がプロアボックス両端のブラケット（１５）　（
１５）に支持されている。プロアボックス（１２）には
エアー吹出し口（１のが形成され、ファン（１４）の回
転によってダクト（１の内に負圧が生じる。

さらに上記ダクト（１のの上部開口にはフィルター（１
７）を介して風綿貯溜ボックス（５）が接続され、上記
ボックス（５）には床面（６）に対して開口する吸引口
（１８）を形成した吸引ダクト（４）が接続される。

なお、上記プロアボックス（１２）内に設置されるプロ
アとしては、種々のタイプが適用可能であυ、モータに
より回転する羽根車のタイプによって吸引ダクト（４）
内に生じる静圧に差が生じ、吸引する風綿、塵等の被吸
引物により静圧を設定することが必要であり、床面近傍
に浮遊している風綿のみを吸引することを主たる目的と
する場合は静圧の小さいプロアを用い、床面上に付着し
ている湿気を含んだ風綿、屑糸、塵等の比較的重い物ま
でも吸引することを目的とする場合は静圧の犬なるプロ
アを搭載することが必要であり、いずれにしても、工場
の種類、床面状態の相違によって適当なプロアを搭載す
る。

従って、プロアボックス（１２）のみをダクト（１０）
に対して着脱自、在にしておくことにより、最適のプロ
アを搭載可能である。

また、吸引ダクト（４）の下端開口面（１８）と床面（
６）間の距離（Ｓ）はできるだけ小さい方が吸引作用を
効果的に行うことができるが、台車の走行時の揺れ、床
面上の異物等によってダクト下端が床面に接触しない程
度の寸法が適当で１０〜３０ｍｍで充分である。

次に、上記台車の風綿貯溜ボックス（５）内に溜まる風
綿塊の排出機構について第１．２図、および第４．５図
において説明する。

台車側には、第１．２図の如く、風綿貯溜ボックス（５
）の上面開口を貫通して円筒部材（１９）とろうと状部
材（２のが一体的に形成された連通部材（２１）が固着
され、該連通部材（２１）の上面開口部には、ボックス
（５）上に軸支され旋回動自在な可動フタ部材（２２）
が設けられる。フタ部材（２２）は第２図のように、風
綿排出ステーション側の固定カム板（２３）によって実
線位置と二点鎖線位置（２２＆）間を揺動する。（２４
）はカムフォロアで、軸（２５）には図示しないトーシ
ョンバネが巻装され、フタ部材（２２）を時計針方向に
付勢しており、台車の走行中はフタ部材（２２）は側縁
（２のがボックス（５）上のスト、プピン（２７）に当
接して位置決めされており、連通部材（２１）の上端開
口は閉じられている。

なお、上記フタ部材（２２）の付勢力は前記トーション
バネに代えて、引張スプリングをフタ部材（２２）とボ
ックス（５）間に連結することによっても勿論可能であ
る。

一方、風綿塊排出ステーションには第４．５図に示す吸
引装置が設置される。即ち、該ステーションの台車停止
位置に対応する位置には図示しない集中吸引ブロアに連
る排出ダクト（２８）が固定設置され、下端部には該ダ
クト（２８）に沿って上下動自在な可動筒体（２９）が
ピン（３のによって支持されている。上記可動筒体（２
９）はダクト（２８）の外周に固着−されたスプリング
収容部材（３１）に内装されたスプリング（３２）によ
って下方へ付勢され、筒体（２９）の複数箇所に形成し
た長孔（３３）とビン（３のとの保合により通常は第４
図実線位置にある。

さらに上記筒体（２９）には端面の縦方向にう、７り（
３４）を形成した板状体（３５）　（３５）が固着され
る。

ダクト（２８）側にブラケッ）　（３６）を介して支持
された軸（３７）には、上記ラック（３４）と噛合する
歯（３８）を形成したレバー（３９）が支持され、該レ
バー　（３９）の一部はカムレバー（４のを形成し、台
車（１）側に固定したカム板（４１）　（４２）によっ
て作動する。即ち、台車が排出ステーションへ到着する
際は上記筒体（２９）がいったん上昇し、台車のボック
ス（５）上に突出した連通部材（２１）が障害にならな
い位置に移動し、台車が所定位置に停止した際には、上
記連通部材（２１）の上端面と可動筒体（２９）の下端
面が密接して風綿塊の排出通路が形成されるようになっ
ている。

第６図は、台車上に設けられる清掃装置の他の実施例を
示す。本実施例では、風綿貯溜ボックス（５の内に設け
たフィルター（５１）の面積を大きくし、風綿の貯溜量
を大きくしたもので、吸引ダク）　（５２）から吸引さ
れる風綿はフィルター（５１）面に沼って付着・堆積し
ていく。（５３）は前記実施例同様のプロア装置である
。（５４）は風綿塊をボックスから排出するだめの連通
部材で、円筒状で両端に開口を有し、上端開口部には前
記実施例同様のフタ部材（５５）を有している。

なお、本実施例では、傾斜したフィルター（５１）に堆
積する風綿を排出する際の空気流を発生させるためにボ
、ックス（５のの後端面（５６）に開閉扉（５７）が設
けられる。排出ステーションにおいては上記層（５７）
が二点鎖線位置（５７ａ）に開き該開口から空気が流入
しフィルター（５１）面を通って連通部材（５４）中へ
流れる空気流が生じることによシ、フィルター（５１）
面の風綿がはぐり、分離されて排出され易くなる。

また、第１．６図の各実施例において、排出ステーショ
ンでの風綿を排出させるだめの空気流をさらに良好にす
る目的で、吸引ダクト（４）（５２）からの空気流入を
防止するシャ・ツタ−を該ダクトの途次に設けることも
可能である。

なお、第１図において、台車（２）には操作・くネル（
５８）、ランプ（５９）　（６６）等が設けられる。電
源、ストップ、スタート用の各種スイ１．チ（６０）　
、　　ドライブ、ステアリングモーター等の電気回路系
統の異常時に点灯するランプ（６１）、バッテリー（６
２）の充電後に使用時間積算計をゼロにリセ、ツトする
スイッチ（６３）、清掃中に点灯するランプ（６４）、
あるいは、貯溜ボ・７クス内の風綿が多くなり、吸引ダ
クトの吸引力が弱くなると音を発するブザー（６５）、
台車が走行中であることを示すパイロットランプ（ｓ９
）　（６６）等が設けられる。

以上のような自走式清掃台車を備えた紡績工場のレイア
ウトの一例を第７図に示す。清掃台車（１）は一台、あ
るいは複数台を走行させることは勿論可能である。壁（
６７）　（６８）によって囲まれた工場（６９）〜（７
１）内には多数の精紡機、あるいはワインダーの如き、
繊維機械（７２ａ）〜（７２ｎ）が整然と設置され、該
繊維機械間の通路（６）　（６）には、台車を誘導する
電線あるいはテープ等の誘導ライン（７３）　（７３）
が敷設され、適宜位置には風綿排世ステーション（７４
）〜（７６）が設けられる。

また、台車のバッテリーを交換あるいは充電する充電ス
テーション（７７）を設けることも可能で、自走式清掃
台車（１）、誘導ライン（７３）、風綿排出ステーショ
ン（７４）〜（７６）、充電ステー７ョン（７７）によ
って自動集綿・排出システムが構成されるのである。

以上のような装置において、誘導ラインに沿って台車が
走行中は、床面上の風綿は、第１図示の吸引ダクト（４
）内へ流れ込む空気流（８のに乗って吸引され、風綿貯
溜ボックス（５）内のフィルター（１７）上に堆積され
ていく。なお、吸引ダクト（４）は第２図のように台車
の巾に略等しい巾（Ｗ）の吸引口を有しているので台車
の通過路全面および吸引気流の作用するさらに広い範囲
の床面上の風綿が吸引される。

堆積された風綿量が多くなシ、吸引力が低下してくると
、台車は風綿排出ステーションに向かって矢印（８５）
に走行する。該ステーションに到ると、第４．５図の固
定側のカムレバー（４０）が台車（１）上のカム（４１
）によって旋回動し、レバー　（３９）の円弧状歯面（
３８）に噛合するランク（３４）を介して、筒体（２９
）はスプリング（３２）に抗して上昇する。同時に、第
２図示の固定側のカム（２３）に台車側のフタ部材（２
２）端部のローラ（２４）が係合し、台車の移動に伴い
、フタ部材（２２）が実線位置から二点鎖線位置（２２
ａ）へ回動し、連通部材（２１）の上面が開いた状態と
なる。次いで台車側の連通部材（２１）が筒体（２９）
の下位に位置して停止すると、カムレバー（４のがカム
（４１）（４２）の間の谷部（８１）に到シ、筒体（２
９）は下降し、固定ダクト（２８）と連通部材（２１）
が連結され、図示しない、スイッチ等の台車到着信号に
より、ダクト（２８）内に第４図矢印（８２）方向の吸
引気流が作用し、台車側のボックス（５）内に貯溜して
いる風綿量が吸引排出される。

ボックス（５）内の風綿量が排出されると、台車は再び
走行を開始する。この時、第４図示のカム（４２）がカ
ムレバー（４のを旋回させ、再び筒体を若干上昇させる
と共に、第２図のフタ部材（２２）のローラ（２４）が
カム（２３）より離反するためフタ部材（２２）はスプ
リング力により再び実線位置へ到り、連通部材（２１）
の上端開口部が閉じられる。台車の走行により、第４図
のカム（４２）がレバー（４のから離反すると、筒体（
２９）はスプリング（３２）力によシ再び下降して待機
位置をとるのである。

なお、上記実施例においては、吸引ダクト（４）の取付
位置を台車（２）の前側としだが、台車の後側に設ける
こと、あるいは前後両側、さらには両サイド側に設ける
等の設計変更は可能であシブロア装置（３）の位置も、
吸引ダクト（４）、風綿貯溜ボックス（５）の設置位置
により、変更可能である。さらに、風綿量の排出装置も
図示の装置は一例であり、第２図のボックス（５）上面
の連通部材（２１）をなくし、代りに、ボックス（５）
の両サイドの側板（８３）　（８４）を開閉可能とし、
両方の側板を開いた状態で、一方の側から固定の吸引ダ
クトを接続させることにより、風綿量を排出させること
も可能である。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明では、床面上を走行する台車に床
面上の風綿を吸引する吸引ダクトおよび風綿貯溜ボック
スを設けたので、床面上の風綿、塵等を除去でき、特に
繊維機械を多数設置した工場等において効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は自走式清掃台車の実施例を示す側面図、第２図
は同平面図、第３図は吸引ダクト、風綿貯溜ボックス、
プロア装置の関係を示す斜視図、第４図は風綿量排出ス
テーションに設けた吸引ダクトと台車の連通関係を示す
断面側面図、第５図は同平面図、第６図は自走式清掃台
車の他の実施例を示す側面図、第７図は上記台車の走行
路、排出ステーション、充電ステーション等の配置関係
の一例を示す平面レイアウト図である。（１）・・・清掃台車　　（２）・・・台車本体（３）
・・・ブロア　　　（４）・・・吸引ダクト（５）・・
・風綿貯溜ボックス

Claims

【特許請求の範囲】

自走式台車にブロア、該ブロアに連る吸引ダクト、およ
び上記ブロアと吸引ダクト間に位置する風綿貯溜ボック
スを搭載したことを特徴とする自走式清掃台車。