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JPS62148424A - ステリン含有組成物 - Google Patents

ステリン含有組成物

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Publication number
JPS62148424A
JPS62148424A JP60287994A JP28799485A JPS62148424A JP S62148424 A JPS62148424 A JP S62148424A JP 60287994 A JP60287994 A JP 60287994A JP 28799485 A JP28799485 A JP 28799485A JP S62148424 A JPS62148424 A JP S62148424A
Authority
JP
Japan
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water
fatty acid
acid ester
containing composition
sterine
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Application number
JP60287994A
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English (en)
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JPH0659164B2 (ja
Inventor
Yoshio Matsuo
松尾 凱生
Fumihiko Mitani
文彦 三谷
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Riken Vitamin Co Ltd
Original Assignee
Riken Vitamin Co Ltd
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Publication date
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  • Edible Oils And Fats (AREA)
  • Noodles (AREA)
  • Seasonings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はステリン含有組成物に関する。さらに詳しくは
ステリン類、乳化剤類、分散剤からなるステリン含有組
成物或は該組成物と水とを撹拌均一化してなる含水ステ
リン含有組成物に関する。
〔従来の技術及びその問題点〕
ステリン類は天然界に広く存在しており、かつ、化学的
にも合成されており、その種類も多い。一般的に良く知
られているものに動物脂質に含有されるコレステリン、
植物脂質に含有されるβ−シトステリン、スチグマステ
リン、カンペステリン、ブラシカステリン、菌類脂質に
含有されるエルゴステリン、デヒドロエルゴステリン、
チモステリン、海藻脂質に含有されるフコステリン、サ
ルガステリンなどのステリン類がおる。
これらのステリン類は、一般に高融点で、結晶性が強く
、水にfi溶性のため、従来僅かに化粧品分野でコレス
テンが使用されているに過ぎず、大部分のステリン類の
実用的な応用分野は無いのが実状であった。
ステリン類を含む組成物については多くの特許が出願さ
れている。医薬、化粧品分野では例えば特開昭55−1
27131号にはステリン類と脂肪酸の塩基性アミノ酸
塩からなる乳化剤組成物が、特開昭55−129140
号にはステリン類とN−長鎖アシル酸性アミノ酸又はそ
の塩類からなる乳化剤組成物が、特開昭57−9390
6号にはワセリン、ラノリン、ステリン、高級脂肪族ア
ルコール、脂肪酸エステル、活性剤、水とからなる粘膜
用乳化性基剤が、特公昭58−37283号にはステリ
ン類、高級アルコール、多価アルールからなる親水性基
材がおるかエマルジョンにするには面倒な操作が必要で
、かつ食品分野には使用できない欠点を有していた。
食品分野では例えば特開昭56−38167号ではフィ
トステロール、シヨ糖脂肪酸を必須成分として含有する
蛋白質及び油脂を含むコーヒーホワイ1〜ナー及び特開
昭58−60945号では分子内に1個以上の水酸基を
有するステロイド化合物の水酸基の少なくとも1個がエ
ーテル化又はエステル化されたステロイド化合物をチョ
コレートに使用することが記載されている。このように
従来ステリン類は特殊な分野しか使用されておらず、食
品一般に使用できる汎用性のあるステリン組成物は無い
のが実状であった。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは前記の欠点を解消するため鋭意検討した結
果本発明を完成した。
即ち(A>ステリン類5〜60重量%、(B)グリセリ
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピ
レングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸ニスデル
、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリンポリ
リシノール酸エステル、アセチル化グリセリン脂肪酸ニ
スデル、レシチンから選ばれる一1種または2種以上の
乳化剤2〜80重量%、(C>常温で液状の油脂、中鎖
トリグリセライド、スクワレン、スクワラン、ラノリン
、流動パラフィンから選ばれる1種または2種以上の分
散剤O〜80手母%を加熱溶解することによりステリン
含有組成物が得られる。
ざらに該ステリン含有組成物100fflf1%に対し
て水30〜3500重量部を加え、撹拌均一化すること
により含水ステリン含有組成物か得られる。
本発明のステリン含有組成物は乳化剤を選択することに
より水ゲル型おJ:び水分散型にすることができる。ス
テリン含有組成物を利用する対象によって各々の型を選
択して使いわける必要がある。水分散型のステリン含有
組成物からは水ゲルを形成することはできないし、水ゲ
ル型ステリン含有組成物は水分散させることはできない
本発明で使用できるステリン類としてはコレステリン、
β−シトステリン、スチグマステリン、カンペステリン
、ブラシカステリン、エルゴステリン、デヒドロエルゴ
ステリン、チモステリン、フコステリン、サルカステリ
ンなどの1種または2種以上を適宜選ぶことができる。
5重量%以下ではステリン類の母が少なく水ゲル、水分
散、特に水ゲル形成能が劣る。60fflffi%以上
では、乳化剤量、分散剤などの含量が少なく、水ゲル、
水分散の形成能が悪くなる。好ましい使用量としては1
0〜4Oi量%である。
次に本発明で重要な因子で必る乳化剤について説明する
本発明のステリン含有組成物を水分散型にする場合は乳
化剤としてHIBの高い親水性乳化剤を選択する。即ら
HLB8以上のソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリグリセリンポリリシノール酸
エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチンなどから選
ばれる乳化剤の1種または2種以上を配合すればよい。
本発明のステリン含有組成物を水ゲル型にする場合は乳
化剤としてHLBの低い親油性乳化剤を選択する。叩ち
HLB8未満のグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン
脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル
、ショ糖脂肪酸エステル、アセチル化グリセリン脂肪酸
エステル、レシチンなどから選ばれる乳化剤の1種また
は2種以上を配合すればよい。特に85%以上の高含水
ゲルが要求される場合にはグリセリンモノオレイン酸エ
ステル、グリセリンモノリノール酸エステル、グリセリ
ンモノリノール酸エステル、デカグリセリンペンタオレ
イン酸エステル、デカグリセリンヘプタオレイン酸エス
テル、デカグリセリンデカオレイン酸エステルなどの不
飽和脂肪酸を構成成分とする親油性乳化剤を主要成分と
して使用すればよい。
それ程高含水ゲルを必要としない場合は飽和脂肪酸を構
成成分とするものでもかまわない。
本発明で乳化剤は2〜80ffiff1%使用できる。
2型組%以下では水分散性、水ゲル型を形成せず、80
重W%以上は経済性と性能上から必要ない。好ましい乳
化剤の使用量は5〜40i1%である。
本発明で使用される分散剤は常温で液状の油脂即ち大豆
油、綿実油、ごま油、サフラワー油、菜種油などの植物
油およびヤシ油、パーム油、牛脂、鶏脂などをウィンタ
リング処理して得た液状の油脂、魚油なとであり、中鎖
トリグリセライドとしては炭素数8〜12の中鎖脂肪酸
を構成脂肪酸とするトリグリセライドであり、スクワレ
ン、スクワラン、ラノリン、流動パラフィンから選ばれ
る1種または2種以上の分散剤を配合する。
本発明で分散剤の使用量はO〜80重担%使用できる。
分散剤は必ずしも無くてもかまわないかが好ましくは2
0〜80重量%使型組た方が水ゲル型、水分散型ともに
好ましい。80重量%以上になるとステリン類と乳化剤
の含量が少なくなり、好ましい水ゲル、および水分散型
が形成されない。
なお本発明で水ゲル型の場合は稠度調整、光沢イ」与の
目的でプロピレングリコール、グリセリン、ソルビトー
ル糖液を分散剤とilt用することもできる。
本発明の含水ステリン含有組成物については水ゲル型と
水分散型があることについては、ずでに述べたがステリ
ン含有組成物100重量部に対して水30〜3500重
量部が使用できる。従って含水ステリン含有組成物中の
水分%は約23〜97%となる。特に水ゲル型の場合水
分70%以上の高含水ゲルが得られるのが本発明の特徴
である。
水3OZ母部以下ではステリン含有組成物と混合しても
固い状態で好ましくない。3500500以上ではステ
リン含但が少なくなるのでステリンの効果を発揮させる
ことができない。
本発明の組成物は従来のカラギーナン、ペクチン、寒天
などとは全く性質が異っており、マーガリン、スプレッ
ド、バター、クリームなどの離水防止効果、マヨネーズ
、ドレッシングなどの稠度調整効果、鉄板焼、フライ用
油脂のスバタリング防止効果、練製品、製菓関係に使用
する離型油の離型促進効果、練製品の弾力強化効果、麺
、和菓子などの保湿効果、炊飯米の刊着防止効果、光沢
付与効果、焼菓子、チューインガムの歯付き防止効果、
湿式打錠菓子の滑沢効果、冷菓の保型性改良効果、その
他食品の水分調整効果などに使用できる。
ざらに食品だけでなく化粧品、医薬、農薬などの分野へ
も使用できることは言うまでもないことである。
〔実施例〕
以下実施例で本発明の詳細な説明する。
実施例1 大豆ステリン(β−シトステリン46%、スチグマステ
リン29%、カンペステリン24%、ブラシカステリン
1%の混合物、純度99.4%)239、中鎖トリグリ
セライド(ガブリン酸トリグリセライド)689、デカ
グリセリンヘプタオレイン酸エステル(HLB 5.1
>9gを加熱溶解してステリン含有組成物を得た。
このステリン含有組成物5gを100m1容ビーカーに
入れ、水道水を5d加え、ガラス棒で撹拌混合する。さ
らに5dの水通水を加えて同様な操作をする。このよう
に5rdl単位で水道水を加えていくと次第に水ゲルが
形成されてくる。
最高含水率(ゲルが抱水する最高加水m)は95.0%
で滑らかなりリーム状ゲルを形成した。
このゲルは至温下2日間曝露放置したが離水はまったく
認められなかった。
実施例2 大豆ステリン(組成は実施例1と同じ、純度80.1%
) 20g、菜種白絞油15g、グリセリンモノリノー
ル酸エステル(HLB 4.0>を実施例1と同様の方
法でステリン含有組成物を19だ。
このステリン含有組成物53をとり実施例1と同様にし
て最高含水率87%の滑らかなりリーム状ゲルを形成し
た。このゲルは実施例1と同様に放置しても離水は認め
られなかった。
実施例3 綿実ステリン(β−シトスデリン71%含有、純度98
.8%)30g、スクアレン609、デカグリセリンペ
ンタオレイン酸エステル(トIL86.3>を実施例1
と同様に処理して最高含水率95%の粘着性のあるクリ
ーム状ゲルを形成した。
このゲルは実施例1と同様に放置しても離水は認められ
なかった。
実施例4 コレステリン23g、スケソウ魚油709、大豆レシチ
ン1g、プロピレングリコールモノパルミチン酸エステ
ル(HLB 3.9> 19、デカグリセリンヘプタオ
レイン酸エステル(HLB5.1)4gを実施例1と同
様に処理して最高含水率82%のプリン状ゲルを形成し
た。
このゲルは実施例1と同様に放置しても離水は認められ
なかった。
実施例5 大豆ステリン(実施例1のものと同様)30g、グリセ
リンジオレイン酸エステル(+−IL83.7>709
を実施例1と同様処理して最高含水率88%の粘着性の
あるクリーム状ゲルを形成した。
このゲルは実施例1と同様に放置しても離水は認められ
なかった。
実施例6 実施例1のステリン含有組成物を水通水、20%食塩水
、20%砂糖水、醸造酢(PH2,5>を夫々用いて水
ゲルを形成させた。その結果は次の通りでめった。
水 通 水 最高含水率95%のクリーム状ゲル 20%食塩水 最高含水率91%の粘着性のクリーム状
ゲル 20%砂糖水 最高含水率85%のプリン状ゲル 醸 造 酢 最高含水率86%の軟らかなりリーム状ゲ
ル 最高含水率は水道水に比較して何れも減少したが、夫々
特徴のあるゲルを形成した。
実施例7 大豆ステリン(実施例1のものと同様)26g、中鎖ト
リグリセライド(カプリン酸・ラウリン酸混合トリグリ
セライド)66gを加熱溶解し、室温に冷却したとぎデ
カグリセリン−Eノオレイン酸エステル(HLB12.
3>8!IJを加えて混練し、水分散型のステリン含有
組成物を得た。
このステリン含有組成物に水分50%、水分80%にな
るように加水して撹拌すると、いずれも粒径0.5〜1
0μの均一な分散液となった。
実施例8 綿実スデアリン(実施例3の′bのと同様)259、大
豆白絞油553、テ1〜ラグリセリントリリノシルン酸
エステル(トI L 811.2> 209を加熱溶解
し、水分散型のステリン含有組成物を(%た。
このステリン含有組成物は実施例8と同様に処理すると
いずれも粒径0.5〜10μの均一な分散液となった。
試験例1 数子の皮への利用 5クオート縦型ミキサーに強力粉500g、塩1g、実
施例7のステリン含有組成物5gを水175d中に分散
させたものを同時に仕込み、低速(90ppm>で5分
間混捏1多、大径ロールを通し、厚ざ6#の粗麺帯をつ
くり、3mの厚さまで徐々に圧延し、ロールに巻きとり
30分間熟成した後o、emm厚まで急激に圧延し、聖
火きにして数子の皮を得た。
(1)離型効果 1j1(添加区はロールへの麺帯付着及び皮同志の付着
があるが、本発明ステリン含有組成物区では付着は全く
認められなかった。
(2)保水効果 5°C冷蔵庫に3日間保存した数子の皮を20°C、R
H60%の雰囲気下に放置した時の平均乾燥減量率は次
の如くで本発明ステリン含(3)食感改良効果 5°Cの冷蔵沖に7日間保存した数子の皮を5名のパネ
ルで試食した結果、無添加区は耳の部分が固く5名共違
和感を感じたが、本発明ステリン含有組成物区は全体が
非常にソフトであった。
試験台2 天板油への利用 菜種油78gに実施例1のステリン含有組成物12gを
室温板に加え、ミキサーで均一に分散させる。その分散
液をT、にホモミキサーで激しく撹拌しながら水10m
l1を少量ずつ)^下させW10型エマルジョンタイプ
の天板油を得た。大豆硬化油(I V2O) 78gに
実施例2のステリン含有組成物12gを加えて70’C
に加温し、これに70℃に加温した水10m1を少量ず
つ滴下させ、T、にホモミキサーで3分間予備乳化する
。乳化液は直ちに冷却しながらガラス棒でよく混練して
クリーム状とし、更にこれを15℃で一晩放置してマー
ガリンタイプの天板油を得た。
天板油の評価 天板油の離型効果は6@丸型に対して各天板油5gを均
一に塗イIiシ、スポンジケーキを焼成した時の型離れ
状態により、次の5点法で評価した。
1:側壁及び底面の全体に付着(効果なし〉2:側壁の
一部及び底面の1/2以上付着(やや効果あり) 3:底面の1/2に付着(効果あり) 4:底面の一部に付着(優れた効果あり)5:全面イ;
1着なしく極めて優れた効果あり)上記結果より明らか
なように本発明のステリン含有組成物を使用した天板油
は顕著な離型効果を示し、またケーキの味に何らの影響
を与えなかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ステリン類5〜60重量%、(B)グリセリン脂
    肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレン
    グリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポ
    リグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリンポリリシ
    ノール酸エステル、アセチル化グリセリン脂肪酸エステ
    ル、レシチンから選ばれる1種または2種以上の乳化剤
    2〜80重量%、(C)常温で液状の油脂、中鎖トリグ
    リセライド、スクワレン、スクワラン、ラノリン、流動
    パラフィンから選ばれる1種または2種以上の分散剤0
    〜80重量%を加熱溶解してなるステリン含有組成物。
  2. (2)(A)ステリン類5〜60重量%、(B)グリセ
    リン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロ
    ピレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステ
    ル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリンポ
    リリシノール酸エステル、アセチル化グリセリン脂肪酸
    エステル、レシチンから選ばれる1種または2種以上の
    乳化剤2〜80重量%、(C)常温で液状の油脂、中鎖
    トリグリセライド、スクワレン、スクワラン、ラノリン
    、流動パラフィンから選ばれる1種または2種以上の分
    散剤0〜80重量%を加熱溶解してなるステリン含有組
    成物100重量部に対して水30〜3500重量部を加
    え、撹拌均一化してなる含水ステリン含有組成物。
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