JPS6211410A

JPS6211410A - キ−ホルダ−

Info

Publication number: JPS6211410A
Application number: JP13706085A
Authority: JP
Inventors: 森田　玉男
Original assignee: Tarmo Co Ltd
Current assignee: Tarmo Co Ltd
Priority date: 1985-06-25
Filing date: 1985-06-25
Publication date: 1987-01-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は永久磁石を使用した係合具を用いてキー等を係
留するようにしたキーホルダーの改良に係り、係合具の
磁石とこれに添着された強磁性部材とを組付被覆するケ
ースを省略するようにしたキーホルダーに関するもので
ある。

（従来技術）磁石を利用したキールダーとしては実願昭５７−１３６
２９８号に係る物品吊下具があるが該物品吊下具は磁石
を内蔵した吸引体と同吸引体に吸着する磁性体とより形
成された吸着離脱具における吸引体または磁性体に鎖、
飾紐等紐状体を連結し、この紐状体の先端にズボンのベ
ルト通し環、衣服のボタン孔などへの着脱用撃留具を取
付けると共に磁性体または吸引体に吊下環等物品吊下部
を設けてなるものである。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、上記の物品吊下具に使用される永久磁石
はフェライト等の焼結磁石が多く、磁石が脆く、衝撃や
振動によって割れや欠けを起すことが多く、非磁性の金
属ケースにより被覆されている。

このため、ケース化及び組村費等によりキーホルダーの
コストを引上げる結果となり、又ケースと内部の磁石及
び強磁性部材とのガタ付きを起す場合もあり、更にケー
ス自体分だけ嵩高となり、又磁石の形状、寸法が異なれ
ばそれに合せたケースに変更する必要がある等の問題点
があった。

（問題を解決するための手段）本発明は上記の問題点を解決するために提供されたキー
ホルダーであって、一方の磁極面ａより他方の磁極面す
に向けて孔１ａを有する永久磁石ｌと該永久磁石１の磁
極面ａに添設された強磁性部材２とよりなる雌具Ａと、
該雌具Ａにおける永久磁石１の磁極面すに当接される強
磁性部材３よりなる雄具Ｂとが永久磁石の孔１ａを介し
て着脱自在に吸着する保合具の雌具Ａ又は雄具Ｂの一方
に係止環を有する鎖等の紐状体を連結し、他方にキー等
の係止部を設けてなるキーホルダーであって、前記永久
磁石ｌを硬質磁性粉末を含有した合成樹脂によりなるも
のとし、ケースを不要としたものである。

（作用）上記のように構成したことか−ら永久磁石ｌは合成樹脂
であるため粘弾性があって、割れや欠は等の発生するこ
とが殆どなく又、含有する硬質磁性粉末により着磁性が
良好である。従って、永久磁石１を保護するためのケー
スは必要なく、又永久磁石１に添設される強磁性部材２
は永久磁石ｌの成形時に永久磁石ｌと一体に組込んでモ
ールドし、組付けのためのケースを省略し得るものであ
る。

（実施例）第１図は本発明の典型的な一実施例であって、ｌは中心
部に一方の磁極面ａから他方の磁極面すに向けた孔１ａ
を有する円盤状の永久磁石であって、フェライト、アル
ニコ、コバルト、その他希土類等の粉末を含有したナイ
ロン等成形性のよい合成樹脂よりなり、その一方の磁極
面ａには突桿部２ａと板部２ｂよりなる強磁性部材２が
板部２ｂをその一面を露呈させて永久磁石１と一体に埋
込まれ、突桿部２ａは永久磁石１の孔ｌａ内にその周壁
と一定間隔を保って突出しており、その端部に延設した
細径桿部２ａ’　を板部２ｂの中心部の孔に挿通し。

併せて基板４に開設した孔にも挿通してカシメることに
より永久磁石ｌと強磁性部材２よりなる雌具Ａを基板４
に一体に固着し、基板４の一端に開設した係止孔４ａに
図示しない係止環を有する鎖５等を連結したものであり
、Ｂは強磁性部材３よりなる雄具Ｂであって、円板状板
部３ｂに突桿部３ａがカシメ付され、板部３ｂの一端の
係止孔３Ｃにキー等をチェノ、或は環を介して係留する
ものであり、雌具Ａの孔１ａを介して雄具Ｂの突桿部３
ａが雌具Ａの突桿部２ａに吸着し、板部３ｂは永久磁石
ｌの磁極面すに当接することにより係合し、キーホルダ
ーは一体となるも・のである。

第２図は永久磁石１の孔１ａを貫通させず、磁極面ａ側
に有底ｌｂのものとし、強磁性部材２の突桿部２ａをそ
の一端に設けた雄ねじ桿２ａ”により板部２ｂ中心部の
雌ねじ孔に螺合させると同時に底部１ｂの孔を介して強
磁性部材２と一体に組付けたものであり１強磁性部材２
の板部２ｂの一端に開設した係止孔２Ｃに鎖５を連結し
、基板は省略するようにしたものである。雄具Ｂの強磁
性部材３も板部３ｂと突桿部３ａとが螺着されている。

第３図は雌具Ａにおける強磁性部材２の突桿部２ａを永
久磁石ｌの磁極面す迄の長さを有するものとし雄具Ｂの
強磁性部材３には突桿部を設けず板部３ｂに直接突桿部
２ａが吸着して係合するようにしたものであり、板部３
ｂは周縁に突縁３ｄを立設して保合時に永久磁石１を雄
具Ｂの強磁性部材３内に収容するようにして雌具Ａと雄
具Ｂとが適正な吸着位置を確保するようにしたものであ
る。

第４図は永久磁石ｌの磁極面すの外周縁部を隆設して突
縁ＩＣとし、保合時雄具Ｂの強磁性部材３の板部３ｂが
該突縁ＩＣＫより形成された凹陥部６に嵌入するように
して吸着位置のズしを防止すると共に、非係合時に磁気
記録カードＣが接触しても通常鎖線で示すような状態と
なり、最も磁力の弱い突縁ＩＣのみに接するため磁気記
録の破壊が防止されるようにしたものである。又、同図
における雄具Ｂの強磁性部材３は突枠部３ａ、板部３ｂ
が一体に形成されたものであるが、上記各実施例の強磁
性部材は突部を板部にカシメ付、螺着、或は一体形成す
る等適宜の方法にて構成されるものである。

（効果）以上のように本発明にかかるキーホルダーは前記のよう
に構成されており、特にキー係留部と係上環を有する鎖
等とを連結するための係合具に使用される永久磁石が硬
質磁性粉末を含有した合成樹脂製であるので永久磁石が
従来の焼結磁石のように脆さがなく割れたり、欠けたり
することがない、従って磁石を保護するためにケースに
より被覆する必要がなく、ケースに要する材料費、組村
費等が不要となってコストを低下させることができると
共にケースが省略される分だけ嵩張りが減少するため小
型化が可能である。

又、従来のようにケース内でケースと磁石等との間に隙
間が生じたり、或は衝撃によってケース内で磁石が割れ
てガサつくことがない。

更に永久磁石が合成樹脂製であるので顔料等の混入によ
って着色が自在で、表面メッキも可能であり、更に又、
ケースがないため係合具の組付後の一体メツキ或は樹脂
コーティング等も可能であり、全体を一様に芙しく仕上
げることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るキーホルダーの一実施例の要部断
面図、第２図乃至第４図は他の実施例の同断面図である
。１・・・永久磁石、２．３・・・強磁性部材、２ａ、３
ａ・・・突桿部、２ｂ、３ｂ・・・板部、４・・・基板
、５・・・鎖、Ａ・・・雌具、Ｂ・・・雄具。

Claims

【特許請求の範囲】

一方の磁極面ａより他方の磁極面ｂに向けて孔１ａを有
する永久磁石１と該永久磁石１の磁極面ａに添設された
強磁性部材２とよりなる雌具Ａと、該雌具Ａにおける永
久磁石１の磁極面ｂに当接される強磁性部材３よりなる
雄具Ｂとが永久磁石の孔１ａを介して着脱自在に吸着す
る係合具の雌具Ａ又は雄具Ｂの一方に係止環を有する鎖
等の紐状体を連結し、他方にキー等の係止部を設けてな
るキーホルダーであって、前記永久磁石１は硬質磁性粉
末を含有した合成樹脂製であることを特徴とするキーホ
ルダー。