JPS6196422A

JPS6196422A - マルチレンジロ−ドセル秤

Info

Publication number: JPS6196422A
Application number: JP59217580A
Authority: JP
Inventors: Mitsuo Uchimura; 光雄内村
Original assignee: Tokyo Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba TEC Corp
Priority date: 1984-10-17
Filing date: 1984-10-17
Publication date: 1986-05-15
Also published as: CN85108400A; CN85108400B; CA1248979A; KR860003501A; KR900008630B1; US4632198A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、秤量範囲の異なる複数のロードセルを用いて
高範囲の荷重を高い精度で秤量するようにしたマルチレ
ンジロードセル秤に関するものである・従来の技術一般に、マルチレンジ秤としては秤量重量に対応させて
その目盛レンジが異なっている。たとえば、秤量範囲が
Ｏ〜２．５ｋｇであれば１目盛が１ｇであり、秤量範囲
が２．５〜１０ｋｇであれば１目盛が５ｇであり、１０
ｋｇ〜３５ｋｇであれば１目盛がＬｏｇである。このよ
うなマルチレンジ秤において従来は１個のロードセルで
目盛切換えをしていたため、その精度としては、１／３
５０００が必要である。

発明の解決すべき問題点このような精度を得るためにはロードセルフレームの材
質、ストレインゲージの選定、ＡＤコンバータの精度等
が非常に高度なものが必要であり、価格および信頼性の
観点から量産できる秤として実現させることが困難なも
のである。

問題点を解決するための手段秤量範囲が広くても高精度の秤量をすることができる手
段として、低秤量ロードセルと高秤量ロードセルとを組
合わせてそれぞれのロードセルで秤量範囲を分担させる
ようにしたものが、特願昭５９−１７２２９７号その他
として本出願人から提案されている。このような形式の
マルチレンジ秤において、前述のような問題点は解消さ
せてｔ）るものであるが、ロードセルに偏荷重が加えら
れるとチラッキが生じ易いものである。このチラッキは
ロードセルがその長手方向の偏荷重には強く、その長手
方向と直交する方向の偏荷重には弱いと云う性質に基づ
くものである。

このようなことから、複数のロードセルをそれらの中心
線が載皿の中心線に略一致するように配設して偏荷重の
影響を極力なく末ようにし、しかも、ベース側に高秤量
ロードセルを配置するとともに低秤量ロードセルに加え
られる荷重を上ベースに当接する四隅ストッパとロード
セルの長手方向と直交する方向に広がる中央ストッパと
により一定荷重以上は受けさせることにより低秤量ロー
ドセルに対する過荷重および偏荷重防止奪回り得るよう
にしたものである。

作用載皿上に荷重が載置されたとき、その荷重が低荷重であ
れば低秤量ロードセルで秤量がなされ、その低秤量ロー
ドセルによる定格荷重を越えると高秤量ｑ−ドセルで秤
量をするようにしたので、個々のロードセルの精度、と
くに高秤量ロードセルの精度は必要以上に高精度にしな
くてもよく。

しかも、荷重載置位置が中心よりずれていてもロードセ
ルの中心線と載皿の中心線とは略一致しているので、ロ
ードセルに対するチラッキの原因となる荷重が比較的に
小さく、そのため、チラッキの少ない秤を得ることがで
き、しかも、載皿フレームに設けた四隅ストッパは低秤
量ロードセルを有効に保護し、さらに中央ストッパはロ
ードセルの長手方向と直交する方向に設けられているの
で、低秤量ロードセルの定格値に近い荷重が印加された
時にもその低秤量口１−ドセルに捻りを与えることが少
なく、これにより、より一層チラッキを防止することが
できるものである。

実施例本発明の第一の実施例を第１図ないし第３図に基づいて
説明する。まず、強度の高い板材料によるベース１が設
けられ、このベース１には複数個の脚２が取り付けられ
て床面に載置されている。

このベース１の上には、その幅方向の中心線上に位置さ
せて高秤量ロードセル３がその固定部４を固定させて取
り付けられている。この高秤量ロードセル３の詳細な構
造の説明は省略するが、四個の薄肉変形部５を有する平
行四辺形状のロードセル本体６を形成してそれらの薄肉
変形部５にストレインゲージ７を貼付したものである。

このような高秤量ロードセル３の荷重受は部８には上ベ
ース９が固定され、この上ベース９の他端部には低秤量
ロードセル１ｏの固定部１１が固定されている。この低
秤量ロードセル１０は前記高秤量ロードセル３と同様な
構造よりなるもので、その高秤量ロードセル３の長手方
向の延長線上に位置している。すなわち、前記高秤量ロ
ードセル３と前記低秤量ロードセル１０とは前記ベース
１の幅方向の中心線上に位置している。このように取り
付けられた低秤量ロードセル１０の荷重受は部１２には
載皿フレーム１３が取り付けられ、この載皿フレーム１
３の上には載皿１４が載置されている。

この載皿１４の中心は前記ベース１の中心と一致してい
る。そして、前記低秤量ロードセル１０からは、たとえ
ばシリコン被覆線などの軟らかい接続線１５が引出され
、この接続線１５はループ状に屈曲されて前記ベース１
上に配設された電子回路部１６に接続されている。また
、前記高秤量ロードセル３からも接続線による出力ケー
ブル１７が引出され、この出力ケーブル１７も前記電子
回路部１６に接続されている。この電子回路部１６は第
３図に示すように前記高秤量ロードセル３と前記低秤量
ロードセル１０とにそれぞれ接続される増幅器１８，１
９、アナログデジタル変換器２０．２１、スイッチ２２
，２３、ＣＰＵ２４よりなる。そして、このＣＰＵ２４
は前記スイッチ２２．２３を選択的にＯＮさせる動作を
行うとともに、外部の表示器２５と外部接続インターフ
ェース２６に接続されている。

このような構成において、載皿１４上に商品等の荷重が
印加されるが、この荷重点は載皿１４の面積内のいずれ
の位置に位置するか不明であり。

中心を外れた場合には当然ロードセルに偏荷重が作用す
る。しかしながら、高秤量ロードセル３と低秤量ロード
セル１０とは載皿１４の中心線に対してそれらの長手方
向の位置を合わせであるので、偏荷重の発生度合は比較
的に少ない。しかも、低秤量ロードセル１０と高秤量ロ
ードセル３との偏荷重に基づく弾性振動の発生が少なく
てその弾性振動によるチラッキの発生が少ない。

また、出力ケーブル１７はシリコン被覆線などの軟らか
い材料による接続線であり、かつ、ループ状に形成して
配設されているので、低秤量ロードセル１０の変形量に
対して出力ケーブル１７の張力は全く影響を及ぼすこと
がない。

つぎに、第４図ないし第６図に基づいて本発明の第二の
実施例を説明する。前記実施例と同一部分は同一符号を
用い、説明も省略する。本実施例は高秤量ロードセル３
と低秤量ロードセル１０とを直線状に配列したものであ
る。すなわち、上ベース９は上方開放のチャンネル形状
に形成され。

その上ベース９の一端には低秤量ロードセル１０の固定
部１１が固定されている。そして、前記上ベース９の上
縁に支持板２７が固定され、この支持板２７に高秤量ロ
ードセル３の荷重受は部８が連結されている。

このように高秤量ロードセル３と低秤量ロードセル１０
とを直線上に配列することにより両者が高さ方向にラッ
プすることがなく、全体の高さを低くすることができる
。また、高秤量ロードセル３と低秤量ロードセル１０と
は載皿１４の中心線上にそれらの長手方向を一致させて
いるため、秤量時にチラッキが生じない点に関しては前
記実施例と同様である。

ついで、第７図ないし第９図に基づいて本発明の第三の
実施例を説明する。本実施例は基本的には前記の第二の
実施例と同様なものであるが、その実施例に対して四隅
ストッパ２８と中央ストッパ２９とを付は加えたもので
ある。しかして、載皿フレーム１３は、四本の脚３０を
放射方向に延出させてＸ字状に形成し、これらの脚３０
のそれぞれの先端にはゴムによる緩衝体３１が取り付け
られている。そして、前記膜３０の中間部には下方へ突
出する四隅ストッパ２８がそれぞれ固定されている。ま
た、前記上ベース９の水平に折り返した平坦部３２には
前記四隅ストッパ２８に対面してそれらの四隅ストッパ
２８との間に一定の隙間を開けた受は部３３が突出形成
されている。この受は部３３と前記四隅ストッパ２８と
の間隔は、前記低秤量ロードセル１０の最大定格秤量時
の撓み寸法よりも僅かに大きい程度に設定されている。

さらに、前記載皿フレーム１３の中央部には前記支持板
２７に対面する二個の中央ストッパ２９が設けられてい
る。これらの中央ストッパ２９は前記高秤量ロードセル
３、前記・低秤量ロードセル１０の長手方向と直交する
方向に一定長さの範囲において接触するようにそれらの
間隔が設定されている。このような中央ストッパ２９は
二個膜けなくても支持板２７と線接触する一定長さのも
のであってもよい。

このような構成において、載皿１４上に荷重が印加され
、それが偏荷重であっても基本的には前記第一および第
二の実施例と同様に形成されているため、秤量時にチラ
ッキが生じることはない。

そして、荷重の値が増加すると四隅ストッパ２８が受は
部３３に当接して低秤量ロードセル１０を過荷重から保
護する。このような四隅ストッパ２８は載皿フレーム１
３が荷重により弾性変形することを前提として設けられ
ているものである６そのため、荷重が載皿１４の中央に
載置されると、低秤量ロードセル１０には最大許容荷重
以上の荷重が作用することになるが、この時には、中央
ストッパ２９が作用する。この中央ストッパ２９は一定
の長さ範囲をもって支持板２７に当接するようになって
いるので、ロードセルの長手方向と直交する方向への載
皿フレーム１３の揺れが少なくなり１表示がチラツクの
が防止される。ロードセルの長手方向に沿う方向につい
ては、比較的その変動の影響を受けないので、特にスト
ッパなどで動きを止める必要はない。

効果本発明は、上述のようにベース側に高秤量ロードセルを
位置させ載皿側に低秤量ロードセルを位置させて複数の
ロードセルを配設したものにおいて、前記ロードセルの
長手方向の中心線を前記載皿の中心線と略一致させたの
で、載皿に対する荷重位置が片寄って偏荷重状態になっ
ても各ロードセルに対してはそれらのロードセルを捻る
力が弱く、これにより、表示のチラッキが生じる度合が
少なく、しかも、低秤量ロードセルに対しては軟らかい
接続線で山男ケーブルを形成し、さらに、この出力ケー
ブルをループ状にして配設したので、出力ケーブルの変
形のための力が秤量に影響を及ぼすことがなく、とくに
、載皿フレームに四隅ストッパを設けるとともにロード
セルの長手方向と直交する方向に一定の長さ範囲を有し
て接触する中央ストッパを設けたので、ロードセルの弱
い方向への載皿の揺れを防止して表示のチラッキをより
一層防止することができるようにしたものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一の実施例を示す縦断正面図、第２
図はその平面図、第３図は電気回路のブロック図、第４
図は本発明の第二の実施例を示す縦断正面図、第５図は
その縦断側面図、第６図は上ベースの斜視図、第７図は
本発明の第三の実施例を示す縦断正面図、第８図はその
縦断側面図。第９図は載皿を取り去った状態の平面図である。１・・・ベース、３・・・高秤量ロードセル、９・・・
上べ−２，１０・・・低秤量ロードセル、１３・・・載
皿フレーム、１４・・・載皿、１５・・・出力ケーブル
、２８・・・四隅ストッパ、２９・・・中央ストッパ出
　願　人　　　東京電気株式会社Ｊ　　、１　　図Ｊ、３　し３）７図手続補正書（麓）昭和６０年　２月１８日特許庁長官　　　志　賀　　　学　　殿２、発明の名称マルチレンジロードセル秤４、代　理　人〒１０７図　　面７、補正の内容図面中、第１図を別紙のように補正する。３．１　図Ｚ［（−・中り乏」ζトッノＶ

Claims

【特許請求の範囲】１、ベース側に高秤量ロードセルを位置させ載皿側に低
秤量ロードセルを位置させて複数のロードセルを配設し
たものにおいて、前記ロードセルの長手方向の中心線を
前記載皿の中心線に略一致させて設けたことを特徴とす
るマルチレンジロードセル秤。２、二個のロードセルを互いに向い合わせて略同一高さ
に配置したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
のマルチレンジロードセル秤。３、ベース側に高秤量ロードセルを位置させ載皿側に低
秤量ロードセルを位置させて複数のロードセルを配設し
たものにおいて、前記ロードセルの長手方向の中心線を
前記載皿の中心線に略一致させて設け、軟らかい接続線
により形成された前記低秤量ロードセルの出力ケーブル
をループ状に配設したことを特徴とするマルチレンジロ
ードセル秤。４、ベース側に高秤量ロードセルを位置させ載皿側に低
秤量ロードセルを位置させて二個のロードセルを配設し
たものにおいて、前記ロードセルの長手方向の中心線を
前記載皿の中心線に略一致させるとともに前記ロードセ
ルを互いに向い合わせて略同一高さに配置し、前記低秤
量ロードセルに前記載皿と対面する上ベースを取付け、
前記載皿をＸ字状の載皿フレームに載置し、この載皿フ
レームの先端に前記低秤量ロードセルの最大定格以上の
荷重の印加時に前記上ベースと当接する四隅ストッパを
設け、前記載皿フレームの前記高秤量ロードセルに対面
する位置に前記ロードセルの配列方向と直交する方向に
一定長さの範囲において接触する中央ストッパを設けた
ことを特徴とするマルチレンジロードセル秤。