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JPS6163796A - 紙の製造方法 - Google Patents

紙の製造方法

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Publication number
JPS6163796A
JPS6163796A JP18369684A JP18369684A JPS6163796A JP S6163796 A JPS6163796 A JP S6163796A JP 18369684 A JP18369684 A JP 18369684A JP 18369684 A JP18369684 A JP 18369684A JP S6163796 A JPS6163796 A JP S6163796A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
added
pulp
filler
zeta potential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18369684A
Other languages
English (en)
Inventor
野村 芳禾
坂井 謙作
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honshu Paper Co Ltd
Original Assignee
Honshu Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honshu Paper Co Ltd filed Critical Honshu Paper Co Ltd
Priority to JP18369684A priority Critical patent/JPS6163796A/ja
Publication of JPS6163796A publication Critical patent/JPS6163796A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は灰分40チ以上の填料全長く含有する紙の製造
方法に関する。
(従来の技術) 印刷用紙の製造において、填料は紙の不透明性を高める
ために不可欠である。また最近では各種の加工原紙とし
ても不透明性 の高い紙が要求されている。
従来より填料としてカオリン、メルク、炭酸カルシウム
などが用いられてきた。しかし填料の添加量を増して行
くに従い紙の強度が低下し、填料の紙への定着率も低下
するため、填料の添加量には限界があった。
一般に損料を紙に含有できる量は、紙の灰分として20
%以下が普通である。
填料は水中ではその表面電荷は負で、パルプと同じであ
るから、共存する系では電気的に反発し合って定着は余
り良くないのが普通である。
これまでも内添薬品として、アニオン性高分子物質やカ
チオン性高分子物質の使用或いはゼータ電位の調整の考
え方が提案されてきたが、何れの場合も紙力増強や填料
歩留を目的としているものの、灰分40チ以上の填料全
長く含有する紙について適用され、効果をあげたものは
なかった。
たとえば特開昭55−12868号は、パルプにカチオ
ン化剤を加え、ゼータ電位ヲ−10〜+5mVにした上
で、更にカチオン内添剤を加える方法であるが、この方
法でカチオン化剤が少ない時、即ちゼータ電位が負の時
は(ゼー夕電位の反転なし)定着不良であシ、カチオン
化剤の多い時は、定着はこの時点で起るが、更にこの後
のカチオン内添剤の添加で系のゼータ電位が大きくプラ
スに移行するため、再び電気的反発で定着不良やパルプ
の凝集による地合不良を起す欠点がある。また特開昭5
6−123498号はパルプにカチオン性高分子物質を
加え、次に炭酸カルシウムを加えた後、カルボキシル基
をもつアニオン性高分子物質を添加して抄紙する方法に
係わるものであるが、対象紙が填料添加率でパルプに対
し20条で、灰分として10〜12チどまシで、本発明
の灰040%以上とは比較にならない程低い填料の紙で
あることと、カチオン性高分子物質、アニオン性高分子
物質の添加量がそれぞれ0.01〜0.2俤、0.05
〜0.51と少量で、本発明のような系のゼータ電位反
転が不可能な点で本発明とは目的、技術思想とも全く異
なっている。
更に特開昭56−159397号はカチオン性高分子物
質とアニオン性高分子物質を併用し硫酸バンドを加えて
酸性系でパルプに吸着する方法であるが、紙の乾燥紙力
の向上が目的であり、填料の含有には何等関係ないもの
である。
最近の特開昭59−106598号は、パルプにアニオ
ン性ポリマーを加え、ついで高分子量のカチオン性ポリ
マーを添加して抄造する方法に係わるものであるが、元
来アニオン性のパルプや填料にアニオン性ポリマーを加
えてもゼータ電位がマイナス側に大きく移動するだけで
定着には良い効果がでない。
更にカチオン性ポリマーを加えると、この量が少い時は
ゼータ電位はマイナス側にとどまるので、定着は十分行
なわれず、量が多い時、は、ゼータ電位はプラスに反転
し、定着は行なわれるが、地合不良や抄紙用具の汚れな
ど抄紙面のトラブルが起るという欠点がある。
それに本公報の発明の目的は、炉水性の向上、填料、微
細繊維の歩留の向上を目的としているものの、填料の歩
留向上についての具体的記載が全く認められない本発明
とは無関係なものである。
以上述べたようにカチオン性高分子物質とアニオン性高
分子物質のパルプへの添加方法について種々提案されて
いるが、何れも系の電荷を正に反転させることなく、−
2〜−101!Vになるように加えられるのが普通であ
シ、填料の定着を十分行うことができなかった。
例えばカチオン性高分子物質の添加量は対パルプ0.1
〜1%が普通であり、系のゼータ電位を一2〜’i’l
OmVに止めるのが普通であった。
これをプラスサイドに反転させると、抄紙時の炉水性を
低下させたシ、紙の地合が悪化したυする欠点があった
(問題点を解決するための手段) これに対し本発明は填料を多量に含むパルプ懸濁液にカ
チオン性高分子物質を通常の添加量より大量に加えて系
のゼータ電位を+5〜+10mVになるように正の電荷
に反転させ填料の定着を十分行なった後、アニオン性高
分子物質を添加して系のデータ電位を−5〜−10mV
にすることにより填料の定着性の向上と炉水性や紙の地
合向上の両立をはかろうとするものでこれにより灰分4
0%以上になるように多量の填料を配合しても良好な抄
紙性と紙の特性を維持することができるのである。
最初に填料定着のために加えるカチオン性高分子物質の
添加量は実施例からも明らかなように対パルプ2〜6憾
にも達し、普通加えられる添加量0.1〜1鳴とは比較
にならないほど多量であり、このような思想は従来技術
にはないものである。
本発明に使用する填料は、通常の製紙に用いられるもの
でよく、例えばカオリン(クレー)、メルク、炭酸カル
シウムなど灰分として40−%以上になるよう添加する
もちろん炭酸カルシウムを用いるときは、中性抄紙法に
よって抄紙を行なう。
またカチオン性高分子物質としては、カチオン変性澱粉
(3級又は4級アミド変性)、カチオン変性ポリアクリ
ルアミド(マンニッヒ変性物又はホフマン変性物)、ポ
リアミド、ポリアクリル・エピクロルヒドリン樹脂が用
いられ、系のゼータ電位が+5〜+10 mVになるま
で加える。
アニオン性高分子物質としては、アニオン変性ポリアク
リルアミドが一般的であるが、澱粉類、ポリビニルアル
コールそ9ほかカルボキシz基、スルホン基などを有す
る各種モノマー例ればアクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸もしくはその無水物、フマル酸、イタコン酸、ビ
ニルスルホ/酸またはそれらの塩のホモポリマーまたは
これらモノマーと共重合可能他のモノマーとのコポリマ
ーがある。共重合する他の七ツマ−としては、エチレン
、ブチレン、ジイソブチレン、デセン、ドデセン、アク
リロニトリル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、スチレン、
酢酸ビニルなどが挙げられる。これらアニオン性高分子
物質を系の電荷が一5〜nomVになるまで添加する。
本発明の紙の製造方法においては、前記の填料、カチオ
ン性高分子物質、アニオン性高分子物質を添加するほか
、通常紙に使用するサイズ剤、着色剤、湿潤紙力剤、炉
水性向上剤などの内添剤を紙の用途に応じて適宜組合せ
て使用することができる。
なお本発明でいうゼータ電位は、パルプ懸濁液中の60
メツシュ篩分は通過分についてミクロ電気泳動法にて測
定した値を示す。
(実施例) 実施例1、比較例I NBKP50s、LBKP50%からなるパルプ懸濁液
を濃度10チで戸水度(カナダ標準戸水度以下同じ)3
00−になるまでPFr ミルで叩解を行なった。これ
を3慢濃度に希釈したパルプ懸濁液のゼータ電位は−1
9mVであった。
次いでサイズ剤としてアルキルケテンダイマー(大日本
インキ化学社製バーコンW)を対パルプ1チ、填料とし
て重質炭酸カルシウムを対パルプ140%をそれぞれ添
加した後、ゼータ電位が+smvになるまでカチオン澱
粉(日澱化学製&3タピオカ澱粉)を加えた。この時の
カチオン澱粉の添加量は対パルプ6慢であった。
次にパルプ懸濁液を十分攪拌して填料の定着を行なった
後、ゼータ電位が一5+aVになるまでアニオン変性ポ
リアクリルアミド(荒用化学工業製ポリストロン117
)を添加した。コノ時の添加量は対パルプ0.8%であ
った。
この原料を用いてTAPPI手抄シートマシンで絶乾相
当量502汐の手抄紙を調製した。比較のため前記パル
プ配合にょシ同じ方法により叩屏を行ない、サイズ剤と
してアルキルケテンダイ−r−を0.5俤、填料として
重質炭酸カルシウムを160%、カチオン澱粉をO,S
俤加えた。
この時のゼータ電位は−6mVであった。この原料につ
いても実施例1と同様にして手抄紙を調製した。
得られた手抄紙について填料歩留、紙質試験の結果を才
1表に示す。
矛1表 実施例2、比較例2 NBKPI Oチ、LBKP90%からなるパルプ懸濁
液を、       ディスクリファイナ−でF水産4
QOdK叩解し、濃度2係に希釈した。これに填料とし
てタルク対パルプ94%、サイズ剤としてロジンサイズ
(荒用化学工業製サイズパインE50)対パルプ0.7
 m 、硫酸ハンド対パルプ3%を加え、これにカチオ
ン性高分子物質としてカチオン変性夕・ピオカ澱粉をゼ
−夕電位+10 mVになるまで添加して正電荷に反転
させた。この時の添加量は対パルプ5係であった。次い
で薬品、填料をパルプに十分定着した後、アニオン性高
分子物質としてアニオン変性ポリアクリルアミドをゼー
タ電位−7mVになるまで添加した。この時の添加量は
対パルプ0.5係であった。
この原料を用いてTAPPI手抄シートマシンで絶乾相
当量70 fedの手抄紙を調製した。
比較のため同じパルプを用いて叩解したパルプ懸濁液に
填料としてメルク45%、サイズ剤としてロジンサイズ
0.5911.硫酸バンド4%にアニオン性高分子物質
としてアニオン変性ポリアクリルアミドを対パルプ0.
5係添加した。添加後のゼータ電位は−6mVであった
。この原料を用いて実施例2と同様にして手抄紙を調製
した。
得られた手抄紙について填料歩留、紙質試験の結果t−
12表に示す。
第2表 実施例3、比較例3 NBKP30%とLBKP70チからなるパルプを、T
APPIビータ−で炉水度100−に叩解した。
このパルプ懸濁液に填料として重質炭酸カルシウムを対
パルプ130%、サイズ剤としてアルキルケテンダイマ
一対パルプ196を加え、更にカチオン性高分子物質と
してマンニッヒ変性ポリアクリルアミド(昭和電工社製
HRC−882)を加えて、系のゼータ電位を+7WL
Vに調節した。この時の添加量は対パルプ2係であった
次いで薬品、損料をパルプに十分定着した後、アニオン
性高分子物質としてポリビニルアルコール(クラレ社製
ポバール117)をゼータ電位−5mVになるまで添加
した。この時の添加量は対パルプ1チであった。
この原料を用いてTAPPI手抄シートマシンで絶乾相
当量402汐の手抄紙を調製した。
比較のため、同じパルプを用い填料として重質炭酸カル
シウム160慢、サイズ剤としてロジンサイズ0.5 
% 、カチオン性高分子物質としてマンニッヒ変性ポリ
アクリルアミド0.5 %をそれぞれ添加した。添加後
のゼータ電位は一5mVであった。この原料を用いて実
施例3と同様にして手抄紙を調製した。
得られた手抄紙について填料歩留、紙質試験の結果を矛
3表に示す。
矛3表 実施例1〜3と比較例1〜3の結果11−1表〜牙3表
に示すデータで比較す゛ると、本発明の方法で行なった
各実施例は、従来の方法で1行なった各比較例に比・べ
て、いずれも填料歩留が著しく高く、灰分40%以上の
多量の填料金倉む爪が得られるのに対して、従来の方法
では、填料を同量添加しても灰分40係以上の多量の填
料を含む紙は得られなかった。また紙質についても不透
明度が大幅に向上し、強度(裂断長)も同程度か僅かな
低下ですみ、従来の方法では得られない高不透明度で強
度低下の少ない填料を多く含む紙を得ることができた。
(発明の効果) 以上述べた通夛、本発明はパルプ懸濁液に填料、カチオ
ン性高分子物質を加えて、−量系のゼータ電位をプラス
側に移動させた後、アニオン性高分子物質を添加して、
系のゼータ電位を−5〜−10mVに変化させて抄紙す
ることによシ、多量に添加した填料の歩留を向上し、紙
質についても不透明度が高く、填料を多量に含んでも強
度低下の少ない灰分40チ以上を含有する紙を得ること
ができた。
本発明の紙の製造方法によシ得られた紙は情報用紙など
各1の加工原紙として効果的に用いることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. パルプ懸濁液に填料、カチオン性高分子物質を加えて、
    一旦系のゼータ電位をプラス側に移動させた後、アニオ
    ン性高分子物質を添加して、系のゼータ電位を−5〜−
    10mVに変化させて抄紙することを特徴とする灰分4
    0%以上の紙の製造方法。
JP18369684A 1984-09-04 1984-09-04 紙の製造方法 Pending JPS6163796A (ja)

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JP18369684A JPS6163796A (ja) 1984-09-04 1984-09-04 紙の製造方法

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ID=16140338

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