[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPS61500119A - ひとカルシトニン遺伝子関連ペプチド - Google Patents

ひとカルシトニン遺伝子関連ペプチド

Info

Publication number
JPS61500119A
JPS61500119A JP59503759A JP50375984A JPS61500119A JP S61500119 A JPS61500119 A JP S61500119A JP 59503759 A JP59503759 A JP 59503759A JP 50375984 A JP50375984 A JP 50375984A JP S61500119 A JPS61500119 A JP S61500119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pharmaceutically acceptable
cgrp
peptide
peptides
peptide according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59503759A
Other languages
English (en)
Inventor
マツキンタイヤー、イアン
Original Assignee
サンド・アクチエンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サンド・アクチエンゲゼルシャフト filed Critical サンド・アクチエンゲゼルシャフト
Publication of JPS61500119A publication Critical patent/JPS61500119A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/575Hormones
    • C07K14/57527Calcitonin gene related peptide
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ひとカルシトニン遺伝子関連ペプチド この発明は、新規ペプチド、特にひとカルシトニン遺伝子関連ペプチド、その製 造法およびその医薬用途に関するものである。
カルシトニンは、哺乳類を含めて広範囲のを索動物に見られる一連のペプチドホ ルモンを包含する。構造的関連性はあるが、カルシトニンは種に関連したペプチ ド配列の変化を示す。ひとを含む哺乳類では、カルシトニンは甲状腺のC細胞で 産生され、甲状腺から分泌される。カルシトニンは体内カルシウム平衡の維持に 重要な役割を果す。
最近、カルシトニンの遺伝子系が強力な研究の対象となっている。これにより、 ひとカルシトニン構造遺伝子の解明がなされ(ヨーロッパ特許出願公開EP−A I−0070675号)、ひとカルシトニン前駆体ペプチドのフランキング配列 に由来する、カタカルシンのようなペプチドそのものおよびカルシトニン前駆体 ペプチドの単離か行なわれるに至った(ヨーロッパ特許出願公開E P −A  1.−0070186号)。
さらに、ラットのカルシトニン遺伝子に関する最近の研究から、この遺伝子に由 来する別のペプチドであってラットカルシトニン遺伝子関連ペプチドあるいはr −CGRPと称されるものの存在が予言されるに至った。この想像上のペプチド の存在はヌクレオチド配列データに基づいて予言され、その存在についての確証 は免疫螢光配置およびイムノアッセイ技術によりもたらされた〔アマラ等、ネイ チャー298巻240−244頁(1982第)、ローゼンフエルド等、ネイチ ャー304巻129−1−35頁(1983年)、およびフィッシャー等、ネイ チャー305巻534−536頁(1983年)〕。同様にヌクレオチド配列デ ータに基づき、r−CGRPは37個のアミノ酸残基を含む配列からなり、2位 および7位の−Cys−残基間に推定ジスルフィド結合をもぢ、推定C末端アミ ド基を有するとされた。
この発明によると、ひとカルシトニン遺伝子関連ペプチドが単離、精製され、完 全な直接構造確認が行なわれ、例えば後記実施例に記載した゛特定の技術により 合成的に製造された。この発明′(よ、あらゆる動物種にオケルカルシトニン遺 伝子関連ペプチドについて最初の単離および直接構造確認をもたらしたものであ り、したがって従来推定上のものであったペプチドの存在について初めて不動の 証拠をもたらしたものである点が注目される。また、h−CGRPが(従来r− CGRPについて仮定されていたように)神経組織のみに見られるのでなく末梢 、例えば正常なひと甲状腺組織にも存在することが判明した点も注目に値する。
この発明により決定されたh−CGR,Pの構造は式%式% ] 〔この明細書および請求の範囲において、ペプチドの構造/合成に関連して用い る略語と記号は、すべてIUPAC−IUB の生化学命名法に関する合同委員 会の規定する標準命名法にしたがうものである(インターナショナル・ジャーナ ル・オブ・プロティン・アンド・ペプチド・リサーチ24巻9頁、1984年参 照)。上記式中に示したアミノ酸残基はすべてL−配置を有する。〕 したがって、この発明はh 、−C(、RPのアミノ酸配列を含むペプチド、ま たはその医薬的に許容される塩もしくは医薬的に許容される錯体を提供するもの である。
この発明のペプチドは、1l−CGRPそれ自体(すなわち、記載されたペプチ ド配列のN末端が非置換でありC末端がアミド化されている式(I)の化合物) のみでなく、例えば合成h−CGRP プロドラッグ形を含めで、生理学的条件 下て解裂して1l−CGRPを生成し得る他の天然および合成前駆体ペプチドを も包含する。
好ましい実施態様において、この発明は、上記式(I)で示されるペプチドのh −CGRP、またはその医薬として許容される塩もしくは医薬として許容される 錯体を提供するものである。
この発明のペプチドの適当な医薬として許容される塩は、例えば医薬として許容 される酸付加塩である。
このような医薬として許容される酸付加塩は、例えば有機酸、ポリマー酸または 無機酸との間で形成させることができる。このような酸付加塩形には、例えば塩 酸塩および酢酸塩が含まれる。。
医薬として許容される錯体とは、ペプチドに無機物質、例えばカルシウム塩およ び亜鉛塩のような無機塩もしくは水酸化物を添加し、および/またはポリマー性 有機物質の添加により形成される既知タイプの錯体であって、所望の用量レベル で生理学的に認容性のあるものを意味する。
特定の実施態様を列記すると、この発明は、上に定義したペプチド、特に上記式 (I)で示されるh−CGRPであって、 a)単離形または精製形 b)純粋形または実質的純粋形 C)医薬用途に適当な形、または d)確認された形 C)体外形 のちの2、またはその医薬的に許容される塩もしくは医薬的に許容される錯体を 提供するものである。
」1記「単離」の語は、他の物質、特に他の化学的存在であって、分離しない限 りペプチドが天然に随伴しているものから、分離されていることを意味する。
「精製」の語は、例えば化学的または物理的精製のような精製技術を受けたこと を意味する。したがって、この語は、天然源から単’;’q*され@製手段に付 されたペプチド、および人工的、例えば合成的Oこ、例えば化学合成技術または 遺伝子工学により得られ、精製手段に付されたペプチドの雨音に適用される。
「純粋なまたは実質的に純粋な」の語は、少なくとも50%またはそれ以上の純 度を有することを意味する。「医薬用途に適する」の語は、形態および特に純度 において、後述する方法により医薬として適用するに適当なことを意味する。
「確認された」の語は、例えば医薬適用を目的とした、例えば化学′的純度を含 めて、構造の同定または構造的同一性の制御に付されたことを意味する。
1体外性」の語は、体内またはあらゆる身体システム内、例えばあらゆる臓器、 組織もしくは体液内、またはあらゆる細胞もしくは機能的細胞内単位内に、含ま れていないことを意味する。したがって、この語は、天然源から得られたペプチ ド並びに人工的に、例えば化学合成または遺伝子工学技術により得られたペプチ ドの両省に適用される。
この発明のペプチドは、当技術で公知であり一般に用いられる任意の方法で製造 することができる。例えば、これらは部分的または完全化学合成により製造する ことができ〔例えはメリフィールドの固相法(ジャーナル・オブ・ジ・アメリカ ン ケミカル・ソサイアテイ85巻2149頁、1963年、およびアドバンシ ズ・イン・エンナ゛イモロジー32巻221頁、1969年)、例えば後記方法 〕、また遺伝子工学技術(例えば組換えD N A技術)により製造することが できる。このような技術はすべて好都合であり、したかって、この発明はまた、 h−、CGRP のアミノ酸配列を含むペプチド、特に前記式(I)で示される +1−CGRPペプチド、またはその医薬として許容される塩もしくは医薬とし て許容される錯体の製造法において、上記方法は、a)h−C(、RP のアミ ノ酸配列を含むペプチド、特に前記式(I)で示されるh−CGRP ペプチド であって保護された形のものから少なくとも1つの保護基を脱離させること、 b)それぞれ少なくとも1つのアミノ酸残基を遊離形または保護形で含む2つの ペプチド単位であって、上記ペプチド単位はh−CGRPのアミノ酸配列を含む ペプチド、特に前記式(I)で示されるh−CGRPペプチドが遊、離形または 保護形で得られるものである、2つの単位をア°ミド結合により連結し、必要な 場合には方法a)を実施すること、 C)ポリマー樹脂支持体に結合した11− CG RPのアミノ酸配列を含むペ プチド、特に前記式(I)のh−CGNPペプチドであって、遊離形または保護 形のものを、上記支持体から上記ペプチドを遊離させる解裂反応に付し、必要な 場合には方法a)を実施すること、d)C末端配列がh−CGRPのアミノ酸配 列を含みC末端残基が−Phc−OHであるペプチド、特に前記式(■)、のペ プチドであってC末端残基の−P h e NH2か−P h e −OHで置 きかえられたものであつ゛C1遊離形または保護形のものを、アミド化し、必要 な場合には方法a)を実施すること、 e)h−CGRP のアミノ酸配列を含むペプチドにおいて上記配列の2位およ び7位の−Cys−残基間の−5−S−架橋が完成していないもの、特に前記式 (I)のペプチドにおいて2位および7位の−Cys−残基間の−5−S−架橋 が完成されていないものであって、遊離形または保護形のものを、」二記−Cy s−残基間の−5−S−架橋を完成させる酸化反応に付し、必要な場合には方法 a)を実施すること、および、得られたペプチドをそのまままたは医薬として許 容される塩もしくは医薬として許容される錯体として回収することを含む方法を 提供するものである。
以下に示す実施例1は、h−CGRPが最初【こ単離され、精製され、直接構造 分析が初めてなされた方法を示す。続〈実施例2は、この発明のペプチド類の製 造法を説明する、 実施例1 h−CORPの単離、精製および構造同定式(II) H−Tyr−Val−Pro−Thr −Asn −Val −Gl y−5e r−Gl u−Ala−Phe−N’H2(II) で示されるペプチドを、ペニンスラ・ラボラトリーズ(ベルモント、カリホルニ ア、アメリカ合衆国)に発注して入手した。このペプチドは、アマラ(前出)力 (推定したr−CGRPのC末端デカペプチドユニ・ントを含み、さらにラジオ イムノアッセイ用の結合およびよう素化に用いるN末端チロシンを含む。式(I [)のペプチドを卵アルブミンとコンジュゲートさせ、フロインドアジュバント (ダイワロ)中で乳化したコンジュゲートの多回皮下注射を家兎に行なって抗血 清を作らせた。式(■・)のペプチドに対して特異的な抗血清を、ラジオイムノ アッセイ技術の常法にしたがって、ひと髄質性甲状腺がん(MTC)組織抽出物 中における免疫学的関連性ペプチドの存否をスクリーニングするために使用した 。交差反応性(すなわち、r−CGRP様)ペプチドが、試験した7人全員の組 織抽出物中に見られた。r −C0RPとの交差反応性は、このペプチドがh  −CGRPであるとの同定に役立った。
さらに、正常なひと甲状腺組織抽出物についてアッセイを行なつ、た。それによ ると、普通のカルシトニンラジオアッセイで測定してカルシトニン94P(ピコ )モル/g(湿潤重量)が存在したのに対して、抽出物中に交差反応性ペプチド (h−CGRP )が1.68Pモル/g(湿潤重量)存在することがわかった 。
交差反応性物質(すなわち、h−CGRP )の単離は次のように行なった(h −ccipのラジオイムノアッセイは、何れの場合にも前記式(n)の化合物を 用いて開発した系により行なった。
MTC組織(15g)を、15・%トリフルオロ酢酸(TFA)、5%ぎ酸、1 jgNaCl!、1.MHCz中でホモジネート化して抽出し〔ベネット等、バ イオケミカル・ジャーナル175巻1138−1141頁(1978年)〕、次 いでC18セプパツク(5ep−Pak )カートリッジ(ウォーターズ・アソ シエーツ、ハートホード、チェシャー、英国)に吸着後、80%メタノール、1 %TFAで溶離した。溶離液を蒸留水で1:4に希釈し、シェル凍結し凍結乾燥 した。凍結乾燥済の抽出物を30rrllの30%酢酸、0.OIMβ−メルカ プトエタノール中で再構成し、Sp−セファデックスC−25カラム(83x  1.5 cm )上へ送り込んだ。30%酢酸中NaCl!O−1,0Mの直線 勾配を溶離に用いた。流速は10rnl/時間であり、フラクションを30分間 隔で集めた。各フラクションから少量(5μ2)をとり、希釈し、ラジオイムノ アッセイによりカルシトニン、カタカルシンおよびh −CGRPの存在を確認 した。
第1図は得られたクロマトグラムを示す。h−CGRPはフラクション62.6 3,64に単一ピークとして溶離した(第1図)。フラクション63.64を、 HP L Cでさらに精製するのに用いた。これら2つのフラクション(CGR P含量: 285μg)を合わせ、3部分(2ml、4ml、4イ)に分け、凍 結乾燥した。
各凍結乾燥部分を5mlの40%メタノール、0.2%TFA中で再構成し、ス フエリンルブ5μ0DS(クイーンズフエリ、クルウィド、英国)カラム(10 ×0、46 cm )に送り込んだ。
充填後、流出液を210皿で調べでUV吸収がベースラインの値にもどるまで、 カラムを最初の溶媒で洗浄した。次いで、カラムを直線メタノール勾配4.0− 90%、0.2%TFAで溶離した。各フラクションから5μm部分をとり、h −CORPのラジオイムノアッセイに適′するように希釈した。第2図は、得ら れたHPLC分析結果を示す。h −CGRP ピークは主要なUV可視ピーク に対応する。
2つのHP L Cツyラムからの精製物質を、蛋白質化学および質量スペクト ル法、特にFABマツピング法−631頁(1981年)、ネイチャー304巻 643−645頁(1982年)、バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル ・リサーチ・コミュニケーションズ117巻299−305頁(1983年)お よびバイオメディカル・マス・スペクトロメトリー8巻463−473頁(19 81年)、並ひにバーバー等、ケミカル・コミュニケーションズ325−327 頁(1981年)〕によるペプチド構造分析および配列決定に直接使用した。
単離精製したh −CGRPの構造は、前記式(I)で示されるものであること がわかった。
h −CGRPの構造は、公開されたr −CGRPの推定配列と、特に1.3 .25および35位において本質的に異なっている。推測されていたーCys− 間の−5−S−架橋の存在は2位と7位間に見られ、推測されていたC−末端ア ミド基の存在はh −CGRPで始めて証明され厳密に確認された。
実施例2 h−CGRPの合成 エニルアラニルーペンズヒドリルーコポリスチレンージビニルベンゼン樹脂(2 ,1g、 0.5 ミリモル)を、下記の洗浄および反応サイクルに付す。(1 )メチレンクロリド、(2)メチレンクロリド中、50%トリフルチ オロ酢酸および5%エタンジオール、(3)メチレンクΔ ロリド、(4)メチレンクロリド中33%ジオキサン、(5)メチレンクロリド 中5%ジイソプロピルアミン、(6)メチレンクロリド、(7)メチレンクロリ ド中20%N、N−ジメチルホルムアミドに予じめ製造したBoc−アラニン対 称無水物(1,5ミIJモル)を入れた溶液、(8)メチレンクロリド、(9) メチレンクロリド中33%エタノール。
各工程を、反応完結または樹脂から上記試薬を完全除去するに必要な回数だけ反 復する。この反応サイクルを、式(I)の配列を得るに必要な全Boc−アミノ 酸について′くり返すが、Boc−アスパラギンの場合は例外として工程(7) で予じめ製造した1−ヒドロキシベンゾI−IJアゾールエステルをDMF中で 用いて縮合させる。
Boc−基をすべてのアミノ酸のアルファアミン基の保護に用い、下記の基を側 鎖官能基の保護に用いる。
LyS:2−クロロヘンシル、Ser:ベンジル、ThrHベンジル、Argニ ドシル、H1Sニドシル、Cys:4−メトキシベンジル、Asp:ベンジル。
最後のBoc−アラニンの縮合後、樹脂をエタノールで洗浄し完全に乾燥する。
ペプチド樹脂の一部(2g)をアニソール(3rnl)およびふつ化水素(15 ,+7りと一20℃で20分間および0℃で30分間処理し、HFを0℃で減圧 除去する。残渣をエチルエーテルで洗浄し、10%酢酸水で抽出する。溶液を脱 気水で2リツトルに希釈し、PHを水酸化アンモニウムで6.8に調節し、フェ リシアン化カリウム(3g/水1リットル)を黄色が15分間持続するまで滴下 する。pHを酢酸で5.0に調節し、弱塩基性アニオン交換樹脂(AC3−X2 、バイオラド・ラボラトリーズ)のカラムを介して沖過し、弱酸性カチオン交換 樹脂(バイオレックス70、酸形、バイオラド・ラボラトリーズ)に通し、水お よび5%酢酸水で洗浄する。ペプチドをバイオレックスのカラムから50%酢酸 水で溶離し、溶液を減圧濃縮し、水にとかし、凍結乾燥する。セファデックスG 25(ファルマシア・ファイン・ケミカルズ)のカラムを通すゲル透過クロマト グラフィーおよび例えばリバイヤー等、ジャーナル・オブ・クロマトグラフィー 288.303(1984年)記載の逆相調製用1(P L Cによりペプチド を精製する。クロマトグラフィのフラクションをHP L Cでモニターシ、充 分生成物であるペプチド(式(Dのh−CGRP)の〔α〕 は−66,3’。
(5%酢酸中、C=0.3)である。
ペプチドの組成は、6NHCz含有減圧封管中115℃で16時間加水分解して 確認した。
アミノ酸分析: Asp、Asn(4)3.96、Thr(4) 3.61.5er(3)2.8 9、Pro(1)1.03、Gly(4)4.06、Al a (4) 3.9 5、Cys(2)i、57、Val (5) 4.79、Leu(3)2.97 、Phe (2)2,02、His (1)1.03、Lys(2)2.10゜ Arg (2) 2.08 Cかっこ内は理論値を示す〕HP L Cで定量し たところ、ペプチドの純度は約98.8%であった。
合成ペプチドにFABマツピング法を適用したところ、それが実施例1で得た天 然ペプチドと同一であることを示した。
この発明のペプチド、特にh−(:GRPペプチド、並びにその医薬として許容 される塩および医薬として許容される錯体は、価値ある薬理活性を示し、したが って、例えば治療用途に用いる医薬として有用である。
特ニ、コレらは、例えば下Hd動物試、験モデルテ示すれるように、強力な血管 拡張活性を示す。
家兎皮ふにおける多部位133キセノンクリアランス法〔ウィリアムス、ジャー ナル・オブ・フィジオロジー254巻4−5頁(1976年)およびプリティシ ュ・ジャーナル・オブ・ファーマクロジー65巻517−524頁(1979年 〕〕 試験物質、例えばh −CGRPを Xe溶液(5−10μCi/注射)と混合 し、麻酔したニューシーラント白色家兎のクリップした背部皮ふ上のマーク部位 に種々の濃度の100μl容量を急速に注入する。
庁内注射は、7処置/動物のそれぞれについて6反復づつ、予じめ定めたバラン スのとれた部位パターンにしたがってランダムブロックオーダーで行なう。h− CGRP冬用量を、公知の血管拡張薬、プロスタグランジンE2(PGE2)の 標準用量、および燐酸緩衝食塩水対照と比較して試験する。
動物を〜15分後に層殺し、背部皮ふを切りとり、注射部位を直径17mmの皮 ふ用パンチで切離す。皮ふ試料および注射液の試料の放射能を自動計数器で測定 し、試験物質によって誘発される血液流の変化を下式から上記対照に対する増加 率%として計算する。
100(食塩水注射皮ふの Xeカウント−薬剤注射皮ふの133Xeカウント )/(注射液1rrlの1.33 Xeカウント−食塩水注射皮ふの133Xe カウント)上記の試験法において、この発明のペプチド、特にh −CGRPは 、25℃モルおよび例えば2.5Pモル以下の用量で用量に依存して、対照との 比較上顕著な血液流増加を示す。h −CGRPの観測効力はP G E 2の 値と同一まこは類似オーダーである。静脈内125I−アルブミンを用いた微小 血管漏洩の測定で明らかになったところでは、2.5Pモル以下の用量でh − CGRPの使用により血管の透過性上昇は見られない。
インビボ・ハムスターはお袋標本の直接顕微鏡観察〔タリンク、マイクロバスキ ュラー・リサーチ5巻423−429頁(1973年)〕 上記試験法で得られた結果が大抵抗血管である細動脈の拡大の結果起ったことの 確認は、インビボ・ハムスターはお袋標本の直接顕微鏡観察により得られる。
この試験では、インドメタシン(2,6x 10−6M )含有修正クレブス食 塩水で微小血管床をかん流する。この発明のペプチド、例えばh−CG’RPを 例えば2.5Pモル/10μlで高細動脈トーンの標本(自発性またはノルアド レナリンかん流で誘発)に局所適用すると、12.8±35μm〜39.3±6 3μmの細動脈拡大が起った。このような試験の1つでh −CGRPに応答し て見られた細動脈拡大は、適用2分後で最大となり、少なくとも5分間続いた。
この発明のペプチド、特にh−CGRPは、また、下記試験モデルの示すところ によると、心拍速度および心筋収縮力に強力な作用を示す。
分離ラット耳介モデル ラットの分離耳介を、37℃の107n!器官浴中で酸素化タイロード溶液中に 等長トランスデユーサ−(レクトロメドUFI)からけん垂する。標本の休止張 力を1gに調節し、組織を試験開始Fr1190分間平衡させる。収縮速度はレ クトロメド4522計数率計により等尺張力の変化から換算し、収縮速度および 収縮力の両者をワタナベWR3101ペンレコーダーで記録スる。試験物質例え ばh −CGRPを直接浴に加えて最終濃度1−50 nMにする。プロプラノ ロールを7.7×10−6Mの濃度で浴に加える。この濃度は約40拍/分の収 縮減少を招く。標本が新らしい速度で安定したとき(プロプラノロール添加約9 0分後)試験物質を加える。
この発明のペプチド、特にll−C0RPは、上記試験法においで、約1−25 1Mの濃度で収縮速度および収縮力の増加をもたらす。
分離ラット心臓モデルの心室収縮に対する影響ラットの分離心臓のランゲンドル フ標本においで、この発明のペプチド、特にh−CGRPは、1O−500Pモ ルの用量をかん流液へのホーラス注射て投与すると、冠血流量の増加と心室収縮 速度および収縮力の増加をもたらす。
したがって、この発明のペプチド、特にh−CGRP。
並ひにその医薬として許容される塩および医薬として許容される錯体は、例えは 心臓血管薬として、特に末梢性血管病の処置(例えば間欠性波性を含めた四肢に おける如き、末梢循環障害の予防または処置)並びに冠血管疾患の処置(例えば 冠動脈不全の予防または処置)に用いる医薬として有用である。別の適用領域は 、例えば冠動脈のトーンの測定試験、例えば他の薬剤療法または冠動脈バイパス 療法のような冠動脈外科の適応((関連する試験のような患者試験°である。
上記の用途tこおいて、使用用−量は勿論個々の使用化合物、投与法、処置すべ き状態および目的とする効果により異なる。しかし、一般に例えばn −CGR Pを1日約0.0015−約0.15、好ましく□は約0.0075−約0.0 75、最適には約0.0151n9/kg (動物体重)の用量で例えば静脈注 射により好便に投与すると満足すべき結果が得られる。大形@乳類に対しでは、 適当な1日用量は約0.1−約10.0、好ましくは約0゜5−約5.01最適 には約1.0 ’X9であり、これを、例えば1日1回または1日2−4回の分 割用量として静脈注射により、または持効性製剤として投与し、静脈投与または 皮下投与の適当な単位用量形態は、約0.025−約10、好ましくは約0.0 125−約5,0、最適には約0.25”+7のペプチド、例えばn −CGR P 、またはその医薬として許容される塩もしくは医薬として許容される錯体を 、適当な医薬として許容される希釈剤または担体との混合物として含むものであ る。
この発明のペプチド、例えばh −CGRPは、この発明で使用を考慮する用量 で充分な忍容性を有する。
すなわち、正常な健康人志願者に約10分間にわたり0.5”lP/kg以下の 用量で前腕掌側面に合成h−CGRPを皮肉投与した実験では、僅かo、1mg /kgの用量でも局所性末梢血管拡張が見られたが不都合な作用は全く見られな かった。
この発明の方法で用いる医薬組成物は、例えば注射または鼻内投与のためのペプ チド製剤の製造技術で公知の標阜的製剤法にしたがって製造することができる。
例えば静脈注射剤は、有効成分、例えばh −CGRPを適当な媒質例えば水性 媒質中の溶液またはけんたく液として含むのが適当である。
したがって、この発明は、さらに a)@に定義したこの発明のペプチド、例えばh−CGRP 、またはその医薬 として許容される塩もしくは医薬として許容される錯体を、医薬として許容され る希釈剤または担体と共に含有してなる医薬組成物、b)処置をする必要がある 対象に、前に定義したこの発明のペプチド、例えばh −CGRP 、またはそ の医薬上許容される塩もしくは医薬上許容される錯体の有効−量を投与すること からなる、上□記対象における心臓血管病の処置方法、および C)医薬として使用する(例えば医薬用途に適した純度をもつ)、例えば面記の ゛ような心臓血管病の処置に使用する、前に定義し′たこの発明のペプチド、例 えばh −CGRP、またはその医薬として許容される塩もしくは医薬として許 容される錯体 を提供するものである。
FIG、 1 甲ヤシ垢@寸力\ん、丘Ω−胆戊抄ヒナ勿的η手オン梵挟207トプ′ラム ( sp−ぞ)、デ、ンλC−25)F旧2 フランシッフjtr+ 国際調査報告

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)h−CGRPのアミノ酸配列を含むペプチド、またはその医薬として許容 される塩もしくは医薬として許容される錯体。
  2. (2)式(I) 【配列があります】 で示されるh−CGRPである、請求の範囲第1項記載のペプチド。
  3. (3)単離もしくは精製形である請求の範囲第1項記載のペプチド、またはその 医薬として許容される塩もしくは医薬として許容される錯体。
  4. (4)純粋もしくは実質的純粋形である請求の範囲第1項記載のペプチド、また はその医薬として許容される塩もしくは医薬として許容される錯体。
  5. (5)確認された形である請求の範囲第1項記載のペプチド、またはその医薬と して許容される塩もしくは医薬として許容される錯体。
  6. (6)体外形である請求の範囲第1項記載のペプチド、またはその医薬として許 容される塩もしくは医薬として許容される錯体。
  7. (7)請求の範囲第1項記載のペプチド、またはその医薬として許容される塩も しくは医薬として許容される錯体を、医薬として許容される希釈剤または担体と 共に含有してなる、医薬組成物。
  8. (8)処置を必要とする対象に、請求の範囲第1項記載のペプチド、またはその 医薬として許容される塩もしくは医薬として許容される錯体の有効量を投与する ことからなる、上記対象における心臓血管病処置法。
  9. (9)医薬用の、例えば医薬として用いるに適した純度をもつ、請求の範囲第1 項記載のペプチド、またはその医薬として許容される塩もしくは医薬として許容 される錯体。
  10. (10)心臓血管病の処置用のものである、請求の範囲第9項記載のペプチド。
JP59503759A 1983-10-12 1984-10-04 ひとカルシトニン遺伝子関連ペプチド Pending JPS61500119A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8327346 1983-10-12
GB838327346A GB8327346D0 (en) 1983-10-12 1983-10-12 Peptide

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61500119A true JPS61500119A (ja) 1986-01-23

Family

ID=10550087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59503759A Pending JPS61500119A (ja) 1983-10-12 1984-10-04 ひとカルシトニン遺伝子関連ペプチド

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0159343A1 (ja)
JP (1) JPS61500119A (ja)
AU (1) AU562318B2 (ja)
GB (1) GB8327346D0 (ja)
IT (1) IT1213287B (ja)
WO (1) WO1985001658A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63126894A (ja) * 1986-11-17 1988-05-30 Toyo Jozo Co Ltd カルシトニン遺伝子関連ペプチド
JPH0687890A (ja) * 1983-06-15 1994-03-29 Celltech Ltd ヒトカルシトニン関連ペプチド

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3685885D1 (de) * 1985-01-16 1992-08-13 Ciba Geigy Ag Oligopeptide sowie zwischenprodukte und verfahren zu ihrer herstellung.
HUT44794A (en) * 1985-12-04 1988-04-28 Sandoz Ag Process for production of calcitonine-derivatives and medical preparatives containing such compounds
GB8720115D0 (en) * 1987-08-26 1987-09-30 Cooper G J S Treatment of diabetes mellitus
US5266561A (en) * 1988-01-11 1993-11-30 Amylin Pharmaceuticals, Inc. Treatment of type 2 diabetes mellitus
US5175145A (en) * 1988-08-26 1992-12-29 Amylin Pharmaceuticals, Inc. Treatment of diabetes mellitus with amylin agonists
JPH02229119A (ja) * 1989-02-28 1990-09-11 Toyo Jozo Co Ltd 動脈硬化予防および治療剤
DE3913954A1 (de) * 1989-04-27 1990-10-31 Stief Georg Arzneimittel zur behandlung erektiler dysfunktionen
US8168592B2 (en) 2005-10-21 2012-05-01 Amgen Inc. CGRP peptide antagonists and conjugates

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0687890A (ja) * 1983-06-15 1994-03-29 Celltech Ltd ヒトカルシトニン関連ペプチド
JPS63126894A (ja) * 1986-11-17 1988-05-30 Toyo Jozo Co Ltd カルシトニン遺伝子関連ペプチド

Also Published As

Publication number Publication date
AU562318B2 (en) 1987-06-04
EP0159343A1 (en) 1985-10-30
IT8448978A0 (it) 1984-10-09
AU3503684A (en) 1985-05-07
GB8327346D0 (en) 1983-11-16
IT1213287B (it) 1989-12-14
WO1985001658A1 (en) 1985-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU685803B2 (en) Analogs of peptide YY and uses thereof
JP2744910B2 (ja) ペプチド誘導体類
ES2324093T3 (es) Dimeros de insulina puenteados de manera covalente.
CN101389648B (zh) 肽胃泌酸调节素衍生物
US5811395A (en) Relaxin analogs and derivatives methods and uses thereof
US7795215B2 (en) MNTF peptides and compositions and methods of use
JPH03504013A (ja) T細胞ヘルパー活性を有するペプチド
JP2944202B2 (ja) メラニン濃縮ホルモンおよびそれを用いた処置法
JPWO2017047788A1 (ja) 長時間作用型アドレノメデュリン誘導体
TWI230613B (en) Peptides having potassium channel opener activity
JPS61500119A (ja) ひとカルシトニン遺伝子関連ペプチド
US3880826A (en) Vasoactive intestinal peptide
LV10108B (en) Inhibitors of cells proliferation, pharmaceutical composition, process of producing of compounds, methods of inhibition of cellular proliferation
JP2004513079A (ja) 鎮痛性ペプチドを含んでなる薬剤組成物
US6083915A (en) Method for treating liver cancer
EP0479899B1 (en) Vasodilatory and immune suppressant peptides
WO2001062777A1 (en) Bombesin analogs for treatment of cancer
JPH03284700A (ja) 機能性ポリペプチド
EP1937710B1 (en) Kinin b1 receptor peptide agonists and uses thereof
JP3025672B2 (ja) 新規生理活性ペプチド及びその用途
CN115873096A (zh) 一种胰高血糖素糖肽-1和胰高血糖素受体双重激动多肽及其应用
JPH0578391A (ja) ペプチドおよびその塩
JPH0570481A (ja) ペプチドおよびその塩
JP3258639B2 (ja) 新規生理活性ペプチド及びその用途
JPH0570482A (ja) ペプチドおよびその塩