JPS6145258B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はデータ入力装置における表示方式に関
する。

データ入力装置として例えばタイプライターキ
ーボードプリンタ、キヤツシユレジスタ等の入力
装置があるが、最近これに１ラインデイスプレイ
を付加されたものが使用されるようになつた。こ
の１ラインデイスプレイはプラズマデイスプレイ
パネル、文字表示管等からなり、現在入力した文
字、数字、アルフアベツト、カナ文字等をモニタ
ーするために利用される。

一方このようなデータ入力装置では既に入力さ
れた最近のデータを再び表示し、確認あるいは訂
正したいという要求がある。この場合、複数個の
バツフアメモリを付加して最近の入力データをス
トアしておくことが考えられるが、このストアさ
れたデータを呼び戻して単に１ラインデイスプレ
イに表示するのみでは、当該データが何の意味を
もつたデータなのか判別がつかない。そこで前記
パツフアメモリにはストアされたデータとその意
味、例えば日付、金額、等を対にして入力する方
法が考えられる。ところが、通常の１ラインデイ
スプレイでは、ストアされたデータの他にその意
味までも表示するスペースはなく、また数字表示
管を１ラインデイスプレイとするものにあつては
もともと日付、金額等を表示することができな
い。

従つて本発明の目的は、既存の１ラインデイス
プレイはそのままにして実質的にデータとその意
味を再現して表示し得る、データ入力装置の表示
方式を提案することである。

上記目的に従い本発明はデータ入力を行なう際
に入力されるデータとその意味（修飾語）のうち
のデータのみを、別途該修飾語毎に対応して新設
された１ラインバツフアに一時的にストアし、ま
た新設のバツフア管理部ならびにモードコントロ
ール部を介して以前のデータをアドレスして１ラ
インデイスプレイに表示したとき、当該アドレス
をもとに当該データの意味を表示する、データ入
力装置内の修飾語キーを選択的にマークして当該
データの意味づけを行なうことを特徴とするもの
であり、この操作はまた新設のフオワードデイス
プレイキーおよびバツクデイスプレイキーの操作
により所望の以前のデータを追跡して行なうこと
を特徴とするものである。

以下図面に従つて本発明を説明する。

第１図は本発明を実施するデータ入力装置の一
例を示す正面図である。本図において、１０はデ
ータ入力装置であり、１ラインデイスプレイ１１
が付加されている。１２は通常のキーボードであ
り、数字、文字、記号、アルフアベツト、カナ文
字等のキーが格子状に配列されている。また１３
も通常のキーボードであり、日付、金額等の修飾
語キーいわゆる実行キーが格子状に配列される。
ただし、これら修飾語キー１３には、本発明に基
づき、さらに後述する如く変形される。従つて図
中１４，１５Ｆ，１５Ｂが新設の操作キーであ
り、１４はモード指定キー、１５Ｆおよび１５Ｂ
はそれぞれフオワードおよびバツクデイスプレイ
キーである。モード指定キー１４は、通常のモニ
ターモードと再現モードとを切り換える。この再
現モードにおいて所望のデータを前進サーチ、後
退サーチにより追跡するのが前記キー１５Ｆおよ
び１５Ｂである。この再現モードにおいて１ライ
ンデイスプレイ１１に過去の入力データ例えば
“1978.12.24”が表示されたとすると、同時に修
飾語キー１３の１つが点灯する。この点灯した修
飾語キーは日付を表示する。再現モードにおい
て、１ラインデイスプレイ１１上のデータに対応
する意味を修飾語キー１３の１つをマークするこ
とにより例えばこれを点灯せしめて行なうことも
できるし、また各該修飾語キーに付随した発光ダ
イオード等を点灯することによつても行なうこと
ができ、その表示方法は自由である。

上述した新規な表示方式を実現するための一回
路例を示したのが第２図のブロツク図である。本
図において１０は第１図のデータ入力装置に相当
し、１１は第１図の１ライワデイスプレイに相当
する。また、１２および１３も第１図に示したデ
ータ入力用のキーボードおよび修飾語入力用のキ
ーボードに対応する。ただし、第２図のキーボー
ド１３には、第１図のキー１４，１５Ｆ，１５Ｂ
等の実行キーも含ませて１つのブロツクで表わし
ている。先ず、通常の操作時においては、データ
入力用のキーボード１２が操作され、一旦モニタ
データメモリ２１にストアされる。そして実行キ
ーボード１３内のモード指定キー１４（第１図）
によりモニターモードを指定すると、モードコン
トロール部２２はアンドゲート２３―１を開に
し、オアゲート２４を通してデイスプレイバツフ
アメモリ２５に前記モニタデータメモリ２１内の
データを転送する。さらにこれを１ラインデイス
プレイでモニター表示する。

以上は通常のモニター表示動作であるが、この
とき同時に次の動作が進行する。すなわち、キー
ボード１２によるデータ入力の際、その入力デー
タの意味を修飾する修飾語もまたキーボード１３
（第１図の１３参照）より入力される。この修飾
語はモードコントロール部２２を通してバツフア
管理部２６に入力される。このバツフア管理部は
１の修飾語に対して１のアドレスを割り当てる機
能を果たす。この割り当てられたアドレスに対応
する１の１ラインバツフアメモリ（２８―１，２
８―２，２８―３…２８―ｎ）が、当該アドレス
を入力としてこれをデコードするデコーダ２７に
よつて、指定される。指定された１の１ラインバ
ツフアメモリが駆動されることにより、モニタデ
ータメモリ２１内にストアされているデータが当
該１の１ラインバツフアメモリにも格納される。

さて、次に既にデータ入力された過去のデータ
を、確認あるいは訂正のために呼び戻したい場合
には、実行キーボード１３内のモード指定キー１
４（第１図）により、再現モードを指定する。こ
の過去のデータは最大ｎ個であり、ｎ個の１ライ
ンバツフアメモリ２８―１〜２８―ｎの１つに格
納されている。これらの格納された過去のデータ
を実行キーボード１３内のフオワードデイスプレ
イキー１５Ｆ（第１図）およびバツクデイスプレ
イキー１５Ｂ（第１図）で追跡し、所望のデータ
をサーチする。今、バツフア管理部２６において
ある任意のアドレスが指定されているものとする
と、このアドレスに対応する１ラインバツフアメ
モリ、例えば１ラインバツフアメモリ２８―３が
捕捉される。そして同時に対応するアンドゲート
２９―３を開にし、１ラインバツフアメモリ２８
―３内の過去のデータを、オアゲート３０より出
力する。この場合、モードコントロール部２２は
再現モードを指定しており、アンドゲート２３―
２を開にしているので、オアゲート３０からの出
力データは、オアゲート２４、デイスプレイバツ
フアメモリ２５を通して、１ラインデイスプレイ
１１に表示される。この１ラインデイスプレイ１
１に表示された過去のデータがどのような意味を
有するかは、この表示だけからは判別できない。

そこで、既に述べたバツフア管理部２６におい
てある任意のアドレスが指定され、デコーダ２７
でこのアドレスがデコードされたとき、このデコ
ードアドレスをライン３１にも送出しておくこと
にする。ライン３１は実行キーボード１３内の修
飾語キーボード（第１図の１３参照）に接続して
おり、そのデコードアドレスに対応する修飾語キ
ーをマークする。このマークは、前述の如く、該
修飾語キーそのもの、若しくはその近傍を点灯し
て行なうことができる。結局、この点灯が行なわ
れている修飾語キーと、今、１ラインデイスプレ
イ１１に表示されている過去のデータとは１対１
に対応することになるので、当該データの意味づ
けがなされることになる。図中のライン３２は読
出し制御線であり、データ入力用キーボード１２
から１つのデータを入力した後、バツフア管理部
２６が当該１つのデータを対応する１ラインバツ
フアメモリに格納し終える迄次のデータの入力を
禁止するための情報線である。なお、１ラインバ
ツフアメモリ（２８―１〜２８―ｎ）内の過去の
データは、次に新しいデータが対応する１ライン
バツフアメモリに入力される毎にクリアされ、そ
の新しいデータに更新される。従つて、１ライン
バツフアメモリの数は修飾語の数に近い値に選ぶ
ことが望ましい。

以上説明したように本発明によれば、１ライン
デイスプレイに対し、現在入力したデータのモニ
ター機能のみならず、過去の入力データを再現す
る機能をも行なわせることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施するデータ入力装置の一
例を示す正面図、第２図は本発明を実現するため
の回路例を示すブロツク図である。 図において、１０はデータ入力装置、１１は１
ラインデイスプレイ、１２はデータ入力用キーボ
ード、１３は修飾語キーボード、１４はモード指
定キー、１５Ｆはフオワードデイスプレイキー、
１５Ｂはバツクデイスプレイキー、２１はモニタ
データメモリ、２２はモードコントロール部、２
６はバツフア管理部、２７はデコーダ、２８―１
〜２８―ｎはｎ個の１ラインバツフアメモリであ
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ データ入力用キーと、該データ入力用キーか
   ら入力された入力データの意味づけをする修飾語
   キーと、該入力データをモニターする１ラインデ
   イスプレイとを具備するデータ入力装置におい
   て、入力データを一時的にストアするモニタデー
   タメモリと、該入力データを意味づけする修飾語
   のアドレスを指定するバツフア管理部と、複数の
   １ラインバツフアメモリと、を有し該バツフア管
   理部よりデコーダを介して出力されるデコードア
   ドレスに対応する、前記複数の１ラインバツフア
   メモリのうちの１の１ラインバツフアメモリに前
   記入力データを格納し、過去の入力データを再現
   する再現モードまたは通常のモニターモードを択
   一的に指定するモードコントロール部において該
   再現モードが指定されたとき、前記バツフア管理
   部において指定されたアドレスに対応する１の前
   記１ラインバツフアメモリの内容を前記デイスプ
   レイに表示すると共に、該指定のアドレスに対応
   する１の前記修飾語キーをマークすることを特徴
   とするデータ入力装置の表示方式。 ２ マークを、修飾語キーそのものまたはその近
   傍を点灯することにより行なう特許請求の範囲第
   １項記載のデータ入力装置の表示方式。