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JPS6134083B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6134083B2
JPS6134083B2 JP50137109A JP13710975A JPS6134083B2 JP S6134083 B2 JPS6134083 B2 JP S6134083B2 JP 50137109 A JP50137109 A JP 50137109A JP 13710975 A JP13710975 A JP 13710975A JP S6134083 B2 JPS6134083 B2 JP S6134083B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measuring beam
tire
frame structure
plate
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP50137109A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS51106902A (ja
Inventor
Henrii Peruneruko Jeemuzu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dunlop Ltd
Original Assignee
Dunlop Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dunlop Ltd filed Critical Dunlop Ltd
Publication of JPS51106902A publication Critical patent/JPS51106902A/ja
Publication of JPS6134083B2 publication Critical patent/JPS6134083B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01MTESTING STATIC OR DYNAMIC BALANCE OF MACHINES OR STRUCTURES; TESTING OF STRUCTURES OR APPARATUS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G01M17/00Testing of vehicles
    • G01M17/007Wheeled or endless-tracked vehicles
    • G01M17/02Tyres

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、使用時車輌に装着されるようになつ
ていて地面に接して移動している被試験タイヤを
試験するためのタイヤ試験装置に係る。
この種の従来のタイヤ試験装置は“The
Institution of Mechanical Engineer(1956/
57)A device for measuring mechanical
characteristics of tyres on the road”に開示
されているように、車輌によつて牽引されるべく
該車輌の後部に取付けられたフレーム構造体と、
垂直軸線のまわりで枢動可能なよう該フレーム構
造体に取付けられた第1のビーム部材と、車輌の
長手方向軸線と平行をなす水平軸線のまわりで枢
動可能に取付けられた第2のU字形ビーム部材
と、該第2のU字形ビーム部材の2つの脚部間に
延在せしめられていて被試験タイヤが装着せしめ
られる軸とを有している。
従来のタイヤ試験装置は上記のごとく構成され
ているので、被試験タイヤを交換するためには軸
をU字形ビーム部材から取外し、次いで被試験タ
イヤを軸から取外し、次に新らしい被試験タイヤ
を軸に装着してその軸をU字形ビーム部材に取付
ける必要があり、被試験タイヤの交換作業が面倒
であるという問題がある。また、被試験タイヤが
装着せしめられるフレーム構造体が車輌の後方に
位置しているので、例えば地面が濡れている状態
で試験が行われると、車輌自体の車輪からの跳返
り等の影響を被試験タイヤが受けてしまつて正確
な試験データが得られないという問題がある。
本発明の目的は、被試験タイヤの装着及び取外
し作業を迅速に行うことができ、且つ被試験タイ
ヤが車輌の車輪からの影響を受けないようにして
正確な試験データを得ることができるタイヤ試験
装置を提供することである。
本発明のかかる目的は次のごときタイヤ試験装
置によつて達成される。即ち使用時車輌に装着さ
れるようになつていて地面に接して移動している
被試験タイヤを試験するためのタイヤ試験装置に
して、フレーム構造体と、前記フレーム構造体が
車輌の前方に位置せられるよう該フレーム構造体
を該車輌に取付けるための取付装置と、前記フレ
ーム構造体に支持されており、且つ前記車輌の横
方向軸線と実質上平行をなして延びている測定用
ビームと、前記測定用ビームが前記フレーム構造
体に相対して水平面内及び垂直面内で枢動するの
を可能ならしめ且つ該測定用ビームが該フレーム
構造体に相対して該測定用ビームの長手方向軸線
に沿つて移動するのを許すべく該測定用ビームの
一端を該フレーム構造体に連結せしめる連結装置
と、前記測定用ビームの他端に回転可能に装備さ
れていて、被試験タイヤが装着せしめられるスピ
ンドルと、前記測定用ビームの他端に装備されて
いて前記スピンドルに制動力を作用せしめる制動
力作用装置と、前記測定用ビームの他端に装備さ
れていて被試験タイヤのキヤンバ角及び横すべり
角を変えるべく前記スピンドルを調節せしめる調
節装置と、前記フレーム構造体に装備されていて
被試験タイヤを負荷状態に置くべく前記測定用ビ
ームに可変の負荷を作用せしめる負荷作用装置
と、前記測定用ビームに連結されていて試験時被
試験タイヤにより該測定用ビームに作用せしめら
れるコーナリングフオースを測定する第1の力変
換器と、前記測定用ビームに連結されていて試験
時被試験タイヤにより該測定用ビームに作用せし
められる制動力を測定する第2の力変換器と、を
有していることを特徴とするタイヤ試験装置によ
つて上記目的を達成することができる。
本発明においては、フレーム構造体を車輌の前
方に取付けるようにした取付装置と、このフレー
ム構造体に対して水平面内及び垂直面内で枢動可
能であつて且つ長手方向軸線に沿つて移動可能に
測定用ビームをその一端で連結し、測定用ビーム
の他端には被試験タイヤを装着し得るようにスピ
ンドルを備えたから、そのスピンドルに対し片側
から被試験タイヤの取付け及び取外しが容易に行
なえる(U字形ビーム部材の2つの脚部間に被試
験タイヤを装着するのでは、その1方の脚部の取
外し、取付け作業が必要となり手間がかかること
は明らかであろう)ことに加えて、被試験タイヤ
が車輌の前方に位置せしめられているので、例え
地面が濡れている状態で試験を行なつても、車輌
自体の車輪によつて泥等が被試験タイヤに跳返え
されてかけられることがなく、正確な試験データ
を得ることができるのである。更に、測定用ビー
ムの他端には、スピンドルに制動力を作用させる
制動力作用装置、被試験タイヤのキヤンバ角及び
横すべり角を変えることができる調節装置が備え
られ、また被試験タイヤに負荷を与える負荷作用
装置が備えられているので、所望の負荷を被試験
タイヤにかけながら、キヤンバ角又は横すべり角
或いはその双方を種々に変化させるとともに、そ
れぞれの場合に制動力を適用したり、しなかつた
りという具合に、様々の試験条件を被試験タイヤ
に与えることが可能である。そして、それらの試
験条件のそれぞれの場合において、水平面内及び
垂直面内で枢動可能且つ長手方向に移動可能に一
端が連結された測定用ビームが、これらの場合の
コーナリングフオース及び制動力を感知し得るよ
うに可動であり、従つて、測定用ビームに第1の
力変換器及び第2の力変換器を連接して備えるこ
とによつて、上記した様々の試験条件下における
コーナリングフオース及び制動力の測定を行なう
ことが可能となる。
以下、本発明の実施例について添附図面を参照
して説明する。
本発明実施例によるタイヤ試験装置10の主要
構成部品についてまず述べると、該タイヤ試験装
置10は、フレーム構造体11と、第4図に示さ
れているごとく該フレーム構造体11が車輌Vの
前方向に位置せられるよう該フレーム構造体11
を車輌Vに取付けるための取付装置22,23,
24,25,26,27,28と、フレーム構造
体11に支持されており、且つ車輌Vの横方向軸
線と実質上平行をなして延びている測定用ビーム
67と、該測定用ビーム67がフレーム構造体1
1に相対して水平面内及び垂直面内で枢動するの
を可能ならしめ且つ測定用ビーム67がフレーム
構造体11に相対して該測定用ビーム67の長手
方向軸線に沿つて移動するのを許すべく該測定用
ビーム67の一端68をフレーム構造体11に連
結せしめる連結装置42と、測定用ビーム67の
他端69に回転可能に装備されていて、被試験タ
イヤT(第4図)が装着せしめられるスピンドル
71と、測定用ビーム67の他端69に装備され
ていてスピンドル71に制動力を作用せしめる制
動力作用装置72と、測定用ビーム67の他端6
9に装備されていて被試験タイヤTのキヤンバ角
及び横すべり角を変えるべくスピンドル71を調
節せしめる調節装置75,76と、フレーム構造
体11に装備されていて被試験タイヤTを負荷状
態に置くべく測定用ビーム67に可変の負荷を作
用せしめる負荷作用装置63と、測定用ビーム6
7に連結されていて試験時被試験タイヤTにより
測定用ビームに作用せしめられるコーナリングフ
オースを測定する第1の力変換器49と、測定用
ビーム67に連結されていて試験時被試験タイヤ
Tにより測定用ビームに作用せしめられる制動力
を測定する第2の力変換器60とを有している。
上記フレーム構造体11は、第1のフレーム組
立体12と、後述するごとく該第1のフレーム組
立体12に相対して上下方向に移動可能に該第1
のフレーム組立体12に取付けられた第2のフレ
ーム組立体35とを有している。第1及び第2の
フレーム組立体12及び35は総べて鋼材で作ら
れている。第1のフレーム組立体12は垂直に配
置された板13を有しており、該板13は、タイ
ヤ試験装置10が第4図に示されるごとく車輌V
に装着される際該車輌Vの横方向軸線に実質上平
行をなして延びている。しかしながら、該板13
が車輌Vの横方向軸線に対し或る角度をなして延
びていてもよいものであることは理解されよう。
板13は、第2図に示されている通り、2つの断
面四角形の管14及び15によつて補強されてお
り、これら管14,15は板13の横方向寸法と
同じ長さを有しており、管14は板13の下縁部
16に隣接して位置せられ、また、管15は板1
3の上縁部17(第1図)に隣接して位置せられ
ている。
第2図及び第3図に示されている通り、板13
は2枚の板状支柱18,19によつても補強され
ており、該支柱18,19は板13から直角をな
して突出していると共に板13の両端部20及び
21からほぼ等しく離隔せしめられている。支柱
18,19は上方の管15の底部から、これら支
柱18,19を貫通して延びている下方の管14
よりも下まで垂直に延びている。支柱18,19
の下端にはアングル材22,23が取付けられて
おり、該アングル材22,23は板13に対し直
角をなして延びている。各アングル材22,23
の、板13から離れた方の端部には板部材24,
25が取付けられており、該板部材24,25は
アングル材22,23から直角をなして上方へ延
びていて、第4図に示されている車輌Vのシヤー
シに取付けられ得るようになつている。板状支柱
18の上端部には2枚の互いに平行をなす板26
及び27が、また、板状支柱19の上端部には2
枚の互いに平行をなす板28が夫々取付けられて
おり、該支柱19に取付けられている2枚の板の
うち上方の板28のみが示されており、下方の板
は図示されていない。これら板26,27,28
は板状支柱18,19及び板13の両方に対し直
角をなして延びていて、第4図に示されている車
輌Vのバンパー位置に取付けられ得るようになつ
ている。上記のことから理解される通り、アング
ル材22,23、板部材24,25及び板26,
27,28は、第4図に示されているごとく、タ
イヤ試験装置10が車輌Vに装着される際、フレ
ーム構造体11が車輌Vの前方に位置せられるよ
う該フレーム構造体を車輌Vに取付けるための取
付装置を構成している。この取付装置は、タイヤ
試験装置10が装着される車輌Vの形式に応じて
任意適宜の形態をとり得るものである。
上記取付装置22,23,24,25,26,
27,28と反対側の板13の面には該板13の
上縁部17に隣接して4つの軸受部材81a,8
1bが取付けられており、これら4つの軸受部材
のうちの2つの軸受部材81aにはロツド29が
回転可能に支持されている。このロツド29の、
第1図で見て右端にはハンドル30が取外し可能
に連結されている。ロツド29には各々ボス部を
有する2つのかさ歯車31が該ロツド29と一緒
に回転するよう取付けられており、該かさ歯車3
1のボスは軸受部材81bに回転可能に支持され
ている。
フレーム構造体11の第2のフレーム組立体3
5は、板13と平行をなして延びているアングル
材36と、該アングル材36の一端37(第1図
において右端)の下側に固定され且つ該アングル
材36の一端37から下方に延びているアングル
材39と、アングル材36の他端38の上側から
垂直方向上方へ延びている板40を有している。
アングル材36の垂直部にはねじの切られた垂
直孔を有する2つのブロツク41が固定されてお
り、各ブロツク41のねじの切られた垂直孔には
ねじの切られた部材即ちねじ部材33が螺合せし
められており、各ねじ部材33の上端には上記か
さ歯車31に噛合うかさ歯車32が固定して取付
けられている。ねじ部材33はアングル材36の
水平部に設けられている孔(図示なし)を通つて
下方に延びており、該ねじ部材33の下端は、板
13に固定された支持ブラケツト34に回転可能
に、しかし該支持ブラケツト34に対し軸線方向
に移動不可能に支持されている。従つて、ハンド
ル30を回転させてロツド29を回転させると、
そのロツド29の回転はかさ歯車31及び32を
介してねじ部材33に伝えられて該ねじ部材33
が回転せしめられ、そのねじ部材33の回転方向
に従つて、ブロツク41が固定せしめられている
アングル材36が板13に相対して上下方向に移
動せしめられ、こうして第2のフレーム組立体3
5は第1のフレーム組立体12に相対して上下方
向に移動可能にされている。
第1図に示されているごとく、アングル材39
には測定用ビーム67の一端68を連結せしめる
連結装置42が固定して取付けられており、該連
結装置42は、ビーム67が垂直面内で枢動する
のを可能ならしめる第1の枢支リンク機構43を
有しており、該第1の枢支リンク機構43は、板
44に水平方向に互いに離隔して固定された一対
のブラケツト82(図には片方しか示されていな
い)と、該一対のブラケツト82間に延びている
と共にビーム67の一端68に設けられている孔
(図示なし)に通させしめられている水平枢支ピ
ン83とを有しており、ビーム67はこの水平枢
支ピン83のまわりで垂直面内を移動可能にされ
ている。連結装置42は、また、第2の枢支リン
ク機構45を有しており、該第2の枢支リンク機
構45は、第1図の−線に沿つた断面部分図
である第5図と、連結装置42の全体構造を示す
ための部分斜視図である第6図に明瞭に示されて
いるごとく、第1の枢支リンク機構43と反対側
の板44の面に垂直方向に互いに離隔して固定さ
れた一対のブラケツト84と、該一対のブラケツ
ト84間に延びていると共に筒状軸受部材85に
回転可能に通させしめられている垂直枢支ピン8
6とを有しており、板44はこの垂直枢支ピン8
6のまわりで水平面内を枢動可能にされている。
連結装置42は更に、第3の枢支リンク機構46
を有しており、該第3の枢支リンク機構46は、
第5図及び第6図に示されているごとく、アング
ル材39に垂直方向に互いに離隔して固定された
一対のブラケツト87と、該一対のブラケツト8
7間に延びていると共に筒状軸受部材88に回転
可能に通させしめられている垂直枢支ピン89と
を有しており、該筒状軸受部材88は板47の一
方の側部に固定されており、また、該板47の反
対側の側部には筒状軸受部材85が固定されてい
る。こうして、第2の枢支リンク機構45は第3
の枢支リンク機構46の垂直枢支ピン89のまわ
りを水平面内に枢動可能にされている。従つて、
測定用ビーム67は、枢支ピン83のまわりを垂
直面内で、及び枢支ピン86のまわりを水平面内
で枢動可能であると共に、第2の枢支リンク機構
45が第3の枢支リンク機構46の枢支ピン89
のまわりで枢動する際測定用ビーム67は該測定
用ビームの長手方向軸線に沿つて移動可能にされ
ている。
第6図に明瞭に示されているように板44と第
1の力変換器49との間には枢支リンク機構48
が備えられている。枢支リンク機構48は、板4
4の上端から水平方向に突出するブラケツト10
0と、第1の力変換器49に連結されている連結
部材102と、ブラケツト100と連結部材10
2との間を枢動自在に接続する垂直枢支ピン10
1とによつて構成されている。該第1の力変換器
49は、アングル材36の下側に取付けられた支
持ブラケツト51に枢支リンク50によつて枢動
可能に連結されていて、試験時被試験タイヤT
(第4図)により測定用ビーム67に作用せしめ
られるコーナリングフオースを測定するようにな
つている。
第2のフレーム組立体35の板40にはそれの
上縁からアングル材36の下まで該板40の端部
52に隣接して断面四角形の管53(第2図及び
第3図)が取付けられていて板40を補強せしめ
ている。該管53には支持板54が取付けられて
おり、該支持板54からは別の断面四角形の管5
5が斜め下方に延びており、該管55はそれの両
端間の部分の所で、水平方向に配置されたアング
ル材56によつて支持されており、該アングル材
56は管55に固着された一端とアングル材36
の他端38の所の下方側部に固着された他端とを
有している。
第2図に示されているごとく、斜め下方に延び
ている管55の下端には支柱57の一端が枢支リ
ンク58によつて枢動可能に連結されており、ま
た、該支柱57は測定用ビーム67へ向つて延び
ていると共に該支柱57の他端は第2の力変換器
60の一方の側部に連結されており、該第2の力
変換器60の他方の側部は枢支リンク59に連結
されており、該枢支リンク59は測定用ビーム6
7に枢動可能に連結されている。第2の力変換器
60は試験時被試験タイヤT(第4図)によつて
測定用ビーム67に作用せしめられる制動力を測
定するためのものである。枢支リンク58及び5
9は、測定用ビーム67が第1の枢支リンク機構
43の枢支ピン83のまわりで垂直面内に枢動す
るのを可能ならしめる一方で、試験時被試験タイ
ヤT(第4図)と路面との相互作用により測定用
ビーム67に作用せしめられる様々な水平方向力
が第2の力変換器60に伝達せられるのを可能な
らしめている。
支持板54には第2の板61が取付けられてお
り、該第2の板61には自在継手形式の二重枢支
リンク機構62が装着されており、該二重枢支リ
ンク機構62には空気圧作動式ピストン・シリン
ダ組立体でなる負荷作用装置63のシリンダ64
が取付けられている。負荷作用装置63のピスト
ン65は自在継手形式をした第2の二重枢支リン
ク機構66により測定用ビーム67に取付けられ
ている。2つの二重枢支リンク機構62及び66
は負荷作用装置63が測定用ビーム67に可変の
負荷を作用せしめることを可能ならしめている。
また、2つの二重枢支リンク機構62及び66
は、水平面及び垂直面内での測定用ビーム67の
移動に対する負荷作用装置63の影響を確実に最
小ならしめている。
測定用ビーム67は、第1のフレーム組立体1
2の板13及び第2のフレーム組立体35のアン
グル材36に対し平行に置かれた断面四角形の管
で構成されている。前述した通り、ビーム67の
一端68は連結装置42によつて第2のフレーム
組立体35に連結されている。ビーム67の他端
69には被試験タイヤTとホイールW(第4図)
との組立体を装着せしめるための装着装置70が
備えられている。
装着装置70は測定用ビーム67の他端69に
固定して取付けられた軸線方向開放一端を有する
ハウジング91と、該ハウジング91の軸線方向
開放一端に固定された四角形の枠92とを有して
おり、該枠92は一対の軸線方向突起93を有し
ている。突起93の外側には四角形の枠94が配
備されており、該枠94はピン80によりそのピ
ン80のまわりで回動可能に突起93に取付けら
れている。枠92及び93内には細長い筒状軸受
部材95が通させしめられており、該軸受部材9
5はピン79によりそのピン79のまわりで回動
可能に枠94に連結されていると共にハウジング
91内に位置せられている軸線方向一端部95a
と有している。軸受部材95の軸線方向他端部即
ち自由端部は、試験時被試験タイヤTとホイール
Wとの組立体が装着されるスピンドル71を回転
可能に支持している。デイスクブレーキユニツト
でなる制動力作用装置72は、スピンドル71と
一緒に回転するよう該スピンドル71に固定され
たブレーキデイスク72aと、そのブレーキデイ
スク72aの両面に係合可能なブレーキシユー及
び該シユーをデイスク72aに押圧せしめて該デ
イスク72aに制動力を作用せしめるアクチユエ
ータの組立体72bとを有しており、該組立体7
2bは軸受部材95に固定して取付けられてい
る。そして、組立体72bのアクチユエータはア
ングル材36に取付けられているマスターシリン
ダ73によつて作動せしめられる。該マスターシ
リンダ73をアングル材36以外の如何なる場所
に取付けることもでき、例えば測定用ビーム67
に取付けてもよい。
被試験タイヤT(第4図)のキヤンバ角及び横
すべり角を変えるべくスピンドル71を調節せし
める調節装置は、ねじの切られた第1の部材即ち
第1のねじ部材75と、ねじの切られた第2の部
材即ち第2のねじ部材76と、ピン96によりハ
ウジング91に枢動可能に取付けられたレバー9
7とを有しており、第1のねじ部材75はレバー
97に備えられている孔(図示なし)に通させし
められていると共に一対のナツト75a,75b
によつて該レバー97に固定されている。第1の
ねじ部材75の下端は図示されていないレバーを
介して軸受部材95の軸線方向一端95aに連結
されており、また、第2のねじ部材76の一端部
はハウジング91を貫通して外方へ突出している
と共に一対のナツト99a,99bによつて該ハ
ウジング91に固定されており、また、第2のね
じ部材76の他端は垂直ピン96によりレバー9
7に枢着されている。ナツト75a,75bを回
してねじ部材75をレバー97に相対して移動さ
せると、該ねじ部材75の移動は図示されていな
いレバーを介して軸受部材95の軸線方向一端部
95aに伝えられ、もつて該軸受部材95はピン
79のまわりで枢動せしめられてスピンドル71
に装着されている被試験タイヤTのキヤンバ角が
変えられ、このキヤンバ角はスケール77に表示
される。また、ナツト99a,99bを回してね
じ部材76をハウジング91に相対して移動させ
ると、レバー97がピン96のまわりで枢動せし
められ、該レバー97の枢動運動はねじ部材75
及び図示されていないレバーを介して軸受部材9
5の軸線方向一端部95aに伝えられ、もつて該
軸受部材95はピン80のまわりで回動せしめら
れてスピンドル71に装着されている被試験タイ
ヤTの横すべり角が変えられ、この横すべり角は
スケール78に表示される。
図面の複雑化を避けるために、第1及び第2の
力変換器49及び60、及びピストン・シリンダ
組立体でなる負荷作用装置63を作動せしめるの
に必要な導線及び管路は省略されている。これら
導線及び管路は車輌Vに置かれている中央制御記
録ユニツトに集められている。
タイヤ試験装置10を用いる前に、測定用ビー
ム67に適宜の外力を作用せしめ、第1及び第2
の力変換器49及び60での読みを、基準ロード
セルを用いて得られた読みと比較することによつ
て該第1及び第2の力変換器49及び60の較正
を行う。基準ロードセルとは公的機関で検定を受
けたロードセルのことであつて、他のロードセル
の精度を判定するのに用いられ得る程精度の高い
ものである。
次に、取付装置22,23,24,25,2
6,27,28により、第4図に示すごとくタイ
ヤ試験装置10を車輌Vの前方に取付ける。次い
で、被試験タイヤTとホイールWとの組立体をス
ピンドル71に装着する。次に、ハンドル30を
ロツド29に取付け、そのハンドル30を回して
第1のフレーム組立体12に対する第2のフレー
ム組立体35の位置、即ち第2のフレーム組立体
35の高さを調節し、測定用ビーム67を水平に
して被試験タイヤTを路面に接触せしめる。この
第2のフレーム組立体35の高さ位置の調節後、
例えば図示されていないボルト・ナツト組立体を
用いて該第2のフレーム組立体35を第1のフレ
ーム組立体12に固定させる。このボルト・ナツ
ト組立体はアングル材39と板13の延長部13
aとの間、及び板40と板13の延長部13bと
の間、あるいは他の任意適宜の場所に配備され得
る。具体的には、延長部13a及び13bに溝孔
を形成せしめ、またアングル材39及び板40に
孔を形成し、これら孔及び溝孔にボルトを通し、
そのボルトにナツトを螺合させ、そのナツトを締
付けることによつて第2のフレーム組立体35を
第1のフレーム組立体12に固定させてもよい。
次いで、負荷作用装置63を作動せしめて被試験
タイヤに負荷を作用せしめ、その後車輌Vを走行
せしめて試験を行う。
試験を行う前に、必要なキヤンバ角及び横すべ
り角をねじ部材75,76によつて設定してお
く。試験は次のものを含む。即ち、(イ)横すべり角
を零に設定し且つキヤンバ角を、零を含む種々の
角度に設定した状態での制動力測定、(ロ)横すべり
角を零以外の角度に設定し且つキヤンバ角を、零
を含む種々の角度に設定した状態での制動力測
定、即ちコーナリング時の制動力測定、及び(ハ)横
すべり角を、零を含む種々の角度に設定し、キヤ
ンバ角を、零を含む種々の角度に設定した状態
で、制動作用をかけた場合とかけていない場合で
のコーナリングフオースの測定である。
試験中、第1及び第2の力変換器49及び60
の読み、車輌Vの速度の読み、被試験タイヤTの
回転速度の読み、及びブレーキ管路圧の読みは記
録され、こうすることにより試験結果を完全に分
析することができる。
以上述べた通り、本発明によるタイヤ試験装置
10は、連結装置42によつて枢動可能且つ長手
方向移動可能に一端68がフレーム構造体11に
連結されている測定用ビーム67の他端69に、
被試験タイヤTが装着されるスピンドル71を備
えているので、被試験タイヤの取外し及び装着を
簡単に行うことができ、また、測定用ビーム67
は車輌Vの前方に位置せしめられているので、例
えば地面が濡れている状態で試験が行われても、
その被試験タイヤはその車輌自体の車輪による跳
返り等の影響を受けることがなく、正確な試験デ
ータを得ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例によるタイヤ試験装置の
正面図であり、第2図は第1図の左側面図であ
り、第3図は第1図の平面図であり、第4図は車
輌に装着された状態のタイヤ試験装置を示す概略
側面図であり、第5図は第1図の−線に沿つ
た断面部分図であり、第6図は連結装置42の全
体構造を示すための部分斜視図である。 10……試験装置、11……フレーム構造体、
12……第1のフレーム組立体、13……板、1
4,15……管、16……下縁部、17……上縁
部、18,19……板状支柱、20,21……端
部、22,23……アングル材、24,25……
板部材、26,27,28……板、29……ロツ
ド、30……ハンドル、31,32……かさ歯
車、33……ねじ部材、34……支持ブラケツ
ト、35……第2のフレーム構造体、36……ア
ングル材、37……一端、38……他端、39…
…アングル材、40……板、41……ブロツク、
42……連結装置、43……第1の枢支リンク機
構、44……板、45……第2の枢支リンク機
構、46……第3の枢支リンク機構、47……
板、48……枢支リンク機構、49……第1の力
変換器、50……枢支リンク、51……支持ブラ
ケツト、52……端部、53……管、54……支
持板、55……管、56……アングル材、57…
…支柱、58,59……枢支リンク、60……第
2の力変換器、63……負荷作用装置、67……
測定用ビーム、68……一端、69……他端、7
0……装着装置、71……スピンドル、72……
制動力作用装置、75,76……ねじ部材、75
a,75b……ナツト、80……ピン、81a,
81b……軸受部材、82……ブラケツト、83
……枢支ピン、84……ブラケツト、85……筒
状軸受部材、86……枢支ピン、87……ブラケ
ツト、88……筒状軸受部材、89……枢支ピ
ン、91……ハウジング、92……リング、93
……軸線方向突起、94……リング、95……細
長い筒状軸受部材、95a……軸線方向一端部、
96……ピン、97……レバー、98……ピン、
99a,99b……ナツト、100……ブラケツ
ト、101……垂直枢支ピン、102……連結部
材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 使用時車輌Vに装着されるようになつていて
    地面に接して移動している被試験タイヤTを試験
    するためのタイヤ試験装置にして、 フレーム構造体11と、 前記フレーム構造体が車輌Vの前方に位置せら
    れるよう該フレーム構造体を該車輌に取付けるた
    めの取付装置22,23,24,25,26,2
    7,28と、 前記フレーム構造体11に支持されており、且
    つ前記車輌Vの横方向軸線と実質上平行をなして
    延びている測定用ビーム67と、 前記測定用ビーム67が前記フレーム構造体1
    1に相対して水平面内及び垂直面内で枢動するの
    を可能ならしめ且つ該測定用ビームが該フレーム
    構造体に相対して該測定用ビームの長手方向軸線
    に沿つて移動するのを許すべく該測定用ビームの
    一端68を該フレーム構造体に連結せしめる連結
    装置42と、 前記測定用ビーム67の他端69に回転可能に
    装備されていて、被試験タイヤが装着せしめられ
    るスピンドル71と、 前記測定用ビーム67の他端69に装備されて
    いて前記スピンドル71に制動力を作用せしめる
    制動力作用装置72と、 前記測定用ビーム67の他端69に装備されて
    いて被試験タイヤTのキヤンバ角及び横すべり角
    を変えるべく前記スピンドル71を調節せしめる
    調節装置75,76と、 前記フレーム構造体67に装備されていて被試
    験タイヤTを負荷状態に置くべく前記測定用ビー
    ム67に可変の負荷を作用せしめる負荷作用装置
    63と、 前記測定用ビーム67に連結されていて試験時
    被試験タイヤTにより該測定用ビームに作用せし
    められるコーナリングフオースを測定する第1の
    力変換器49と、 前記測定用ビーム67に連結されていて試験時
    被試験タイヤTにより該測定用ビームに作用せし
    められる制動力を測定する第2の力変換器60
    と、を有していることを特徴とするタイヤ試験装
    置。
JP50137109A 1974-11-15 1975-11-14 Expired JPS6134083B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB49428/74A GB1534262A (en) 1974-11-15 1974-11-15 Tyre testing apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS51106902A JPS51106902A (ja) 1976-09-22
JPS6134083B2 true JPS6134083B2 (ja) 1986-08-06

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ID=10452307

Family Applications (1)

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JP50137109A Expired JPS6134083B2 (ja) 1974-11-15 1975-11-14

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US (1) US3999429A (ja)
JP (1) JPS6134083B2 (ja)
AU (1) AU502677B2 (ja)
DE (1) DE2551067A1 (ja)
FR (1) FR2291486A1 (ja)
GB (1) GB1534262A (ja)
ZA (1) ZA757070B (ja)

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GB1534262A (en) 1978-11-29
US3999429A (en) 1976-12-28
AU8653975A (en) 1977-05-19
AU502677B2 (en) 1979-08-02
JPS51106902A (ja) 1976-09-22
FR2291486A1 (fr) 1976-06-11
FR2291486B1 (ja) 1977-12-16
ZA757070B (en) 1976-11-24

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