JPS61290049A - パツク用の包材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はバック用の包材の積層構成に関するものであ
る。

この発明は主に特許出願番号６０−０４３８９２　ｒ液
体、粘性体用のバック」に関連して、剛性とガスバリヤ
性と良好なシール性を有するバック用の包材を得ること
にある。

従来の調味液等を中心とした液体用バックは軟質包材を
用いた小袋状のものが主流であり、開封時に内容物が飛
散したり、あるいは旨く開封できたとしても最低限指先
を汚すことだけは避けられず、問題は多かった。この様
な問題を解決したバックとして上記の「液体、粘性体用
バック」を開発したが、このバックの特徴は剛性のある
包材フィルムをチューブ状に張りあわせたもので、全体
に剛性があり、同封時の変形を少なくして内容物の飛散
を防ぎ、開封後はバックを押し潰す用に軽くボンピング
して内容物を取出すものである。

この発明について図面により説明する。

まず特許請求の範囲第１項について説明すると、第１図
は包材フィルムの積層断面を示す図面であるが、第１図
において、実質上のバックの内側から、ポリエチレン層
１、ナイロン１１２、塩化ビニール層３、ポリエステル
層４の様に積層して構成する。ポリエチレン層１はシー
ル性を良好にし、ナイロン層２はバリア性と破袋強度を
向上しまたピンホールを防止する。またこの層は破断方
向を考慮することによって開封時の引き裂き性を良好に
する。塩化ビニールｌｌｌ３はフィルム自体に剛性を持
たせる芯材的な効果を有し、またフィルムの折曲げに対
して折目がつくことを防止し、全体にしなやかさを持た
せる効果がある。ポリエステル層４は極めて硬質な物性
を有し塩化ビニール［１３と同様にフィルムの芯材とし
ての効果を持つ。各層の厚さはパックの形状や大きさに
よって適宜設計しなくてはならないが、直径１α前後、
長さ１２１前後のスティックパック形状のものであれば
ポリエチレン層１が２０〜３０μ以上、ナイロン層２が
１５μ以上、塩化ビニール層３が５０μ以上、ポリエス
テル層４が２５μ以上が適切と判断する。実験によれば
この様な構成だとパックは充分に剛性があり、かつ感触
的にはしなやかさと同時にパリパリとした感じがあり、
ボンピング時の確実性や吐出量調整の精度を向上する。

また、近年の消費者は機械的な精度の良さや歯切れの良
さに慣れているのでこの様なパックの特性は商品に対す
る信頼度と高級感を特徴する 特許請求の範囲第２項について説明すると、第２図の様
に特許請求の範囲第１項記載の構成のナイロン層２を塩
化ビニリデンコートナイロン層５にした物である。この
構成は特許請求の範囲第１項記載のものと基本的にはほ
ぼ同じであるが、バリア性が向上する。

特許請求の範囲第３項について説明すると、第特許請求
の範囲第４項について説明すると、第４図の様に、実質
上のパックの内側から、ポリエチレン層１、ポリエステ
ル層４、塩化ビニール層３の様に積層して構成する。こ
の構成は上記のものからナイロン層やビニロン呵を省略
したものでありコスト的に極めて良好でありかつ感触的
な物性もほぼ等しい。各層の厚さは、ポリエチレン層１
が２０〜３０μ以上、ポリエステル層４が２５μ以上、
塩化ビニール層３が５０μ以上とするのが適切と判断す
る。

以上がこの発明についての説明であるが、実施にあたっ
てはパックの形状や大きさによって各層の厚さを適宜に
設計するものとする。またこのフィルムの使用目的も単
にパック包材に限定することなく、この物性を生かし汎
用フィルムとして広く応用する。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図、第４図はフィルムの積層構成
を示す各層に分離した断面図。 １・・・ポリエチレン層　　２・・・ナイロン層３・・
・塩化ビニールＷＩ　　４・・・ポリエステル層５・・
・塩化ビニリデンコートナイロン層６・・・ビニロン層

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　実質上の内側から、ポリエチレン層１、ナイロン層
   ２、塩化ビニール層３、ポリエステル層４の積層構成に
   したことを特徴とするバック用の包材。 ２　ナイロン層２を塩化ビニリデンコートナイロン層５
   にしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の包
   材。 ３　ナイロン層２をビニロン層６にしたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の包材。 ４　実質上の内側から、ポリエチレン層１、ポリエステ
   ル層４、塩化ビニール層３の積層構成にしたことを特徴
   とするバック用の包材。