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JPS61244413A - 往復2線式ワイヤカツト放電加工装置 - Google Patents

往復2線式ワイヤカツト放電加工装置

Info

Publication number
JPS61244413A
JPS61244413A JP8539185A JP8539185A JPS61244413A JP S61244413 A JPS61244413 A JP S61244413A JP 8539185 A JP8539185 A JP 8539185A JP 8539185 A JP8539185 A JP 8539185A JP S61244413 A JPS61244413 A JP S61244413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
electrode
machining
wire electrode
guide rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8539185A
Other languages
English (en)
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JPH0520212B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Inoue
潔 井上
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Inoue Japax Research Inc
Original Assignee
Inoue Japax Research Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Inoue Japax Research Inc filed Critical Inoue Japax Research Inc
Priority to JP8539185A priority Critical patent/JPS61244413A/ja
Publication of JPS61244413A publication Critical patent/JPS61244413A/ja
Publication of JPH0520212B2 publication Critical patent/JPH0520212B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はワイヤカット放電加工装置に関し、特に、1本
のワイヤ電極を折り返すことにより加工部分に往復2本
のワイヤ電極を被加工体と接近、対向させて走行させな
がら放電加工を行なう往復2線式ワイヤカット放電加工
装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
本出願人は先に特願昭59−260029号、特願昭5
9−260030号、特願昭60−000391号等に
於て、1本のワイヤ電極を折り返すことにより被加工体
に対して往復2本のワイヤ電極を近接対向せしめて加工
を行なうワイヤカット放電加工装置を開示した。
上記の如き構成であると、加工部分では往復2本のワイ
ヤ電極が並行して走行せしめられるので、従来の如く1
本のワイヤ電極で加工を行なう場合に比べて被加工体と
の間に形成される加工間隙が広くなり、当該間隙内にノ
ズル等により多量の加工液を容易に供給することができ
、そのため冷却効果が増大して大電流で加工を行なうこ
とが可能となって加工効率が向上すると共に、2本のワ
イヤ電極を充分近接更には接触させて走行させるように
すれば、放電圧力による電極の撓みも解消されて高精度
の加工が可能となる等々、多くの利点が得られるもので
ある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
而して、上記の如く往復2本のワイヤ電極で加工を行な
う場合に於ても、被加工体に対して予めワイヤ電極を挿
通するための加工用下孔を明けておき、加工開始時にこ
の下孔に往復2本のワイヤ電極を挿通する必要があるが
、この作業はワイヤ電極が1本の場合に比べて面倒であ
り、またこれを自動的に行なわせることは極めて困難で
あった。
従ってまた、往復2線式ワイヤカット放電加工装置によ
って長時間の無人加工を行なうには限界があった。
本発明は上記の問題点を解決するためなされたものであ
り、その目的とするところは、往復二線式ワイヤカット
放電加工装置に於て、加工に先立つ加工用下孔の孔明は
作業と、この下孔への往復2本のワイヤ電極の挿通作業
を同時に且つ自動的に行ない得る装置を提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明に係る往復2線式ワイ
ヤカット放電加工装置の第1の形態のものに於ては、使
用するワイヤ電極の直径より浅い案内溝をその自由端部
に有し、その中心軸に沿って移動自在に、且つその中心
軸の周りに回動自在に支承された電極案内杆と、上記電
極案内杆をその中心軸方向に加工送りするサーボ送り装
置と、上記電極案内杆をその中心軸の周りに回動させる
サーボ回転装置とが設けられる。
また、本発明に係る往復2線式ワイヤカット放電加工装
置の第2の形態のものに於ては、使用するワイヤ電極の
直径より浅い案内溝を有する溝付ローラと、その自由端
部に・上記溝付ローラが着脱自在に取り付けられ、その
中心軸に沿って移動自在に、且つその中心軸の周りに回
動自在に支承された電極案内杆と、上記電極案内杆をそ
の中心軸方向に加工送りするサーボ送り装置と、上記電
極案内杆をその中心軸の周りに回動させるサーボ回転装
置ととが設けられる。
〔作 用〕
上記の如き構成であると、加工1開始に当たり、電極案
内溝を有する自由端部にワイヤ電極を引っ掛けた上記電
極案内杆、或いは電極案内溝を有する上記溝付ローラに
ワイヤ電極を引っ掛けた上記電極案内杆を被加工体へ向
けて中心軸方向にサーボ送りし、且つこれと同時に上記
電極案内杆をその中心軸の周りに回動させつ\、上記ワ
イヤ電極により放電加工を行なえば、加工用下孔等の孔
明は加工が行なわれるのと同時にその明けられた孔に往
復2本のワイヤ電極が挿通された状態となるので、引き
続いて上記往復2本のワイヤ電極を用いて通常の輪郭加
工が可能となるものである。
〔実 施 例〕
以下、図面を参照しつ\本発明の構成の詳細を具体的に
説明する。
第1図ないし第5図は本発明に係る往復2線式ワイヤカ
ット放電加工装置の一実施例に於て加工開始時の加工用
下孔の孔明は作業及びワイヤ電極のセツティング作業が
順次自動的に行なわれる過程を段階的に示す説明図、第
6図は上記実施例装置に於ける電極案内杆の先端要部を
示す拡大斜視図、第7図は上記実施例装置に於けるワイ
ヤ電極自動折返機構の説明図、第8図は電極案内杆のも
う1つの形態のものの要部を示す説明図である。
而して、第1図ないし第5図中、1は1本のワイヤ電極
を折り返して2本とし、この2本のワイヤ電極で加工を
行なうワイヤカット放電加工装置の一部であり、2は第
1のアーム又は加工ヘッド、3は第2のアーム又は加工
ヘッドで、これらは加工機本体(ベット)上又はその側
部等に立てられたカラム等に取付けられる。4はワイヤ
電極、5は上記第1のアーム又は加工ヘッド2内に収容
されたワイヤ電極供給ローラ、6.6.7及び7はガイ
ドローラ、8はテンションブレーキローラ、9はピンチ
ローラ、10は給電ローラ、11は巻取りテンションキ
ャプスクン、12はピンチローラ、13はワイヤ電極自
動折返機構、13aは折返案内ローラ、13bは上記折
返案内ローラ13aを回転させるモータ、14は電極案
内杆、14aは上記電極案内杆14の自由端部に一体的
に取り付けられ、その外周縁部にワイヤ電極をガイドす
る案内溝を有する溝付チップ、15は上記電極案内杆1
4を図中上下方向に摺動自在に支承すると共に上記電極
案内杆14の軸を中心に回転自在なよう上記第1のアー
ム又は加工ヘッド2に取り付けられた回転盤、16はモ
ータ、17は上記モータ16の回転軸に取り付けられ、
上記回転盤15の上面に形成されたクラウンギアと噛合
せしめられたピニオンギア、18.18は上記回転盤1
5上に取り付けられ、上記電極案内杆14に当接せしめ
られて上記電極案内杆14を図中上下方向へ移動せしめ
る送りローラ、19は適宜の減速機構を介して上記送り
ローラ18.18を駆動するモータ、20は被加工体で
ある。
なお、給電ローラ10を介してワイヤ電極4と被加工体
20間に放電加工用の電圧パルスを印加する電源装置や
、加工部分に加工液を供給するための加工液噴出ノズル
、更にはワイヤ電極と被加工体間にX−Y軸方向に沿っ
た加工送りを付与するための駆動装置及びこれを制御す
る数値制御装置等は図では省略しである。
而して、ワイヤカット放電加工装置1の第1のアーム又
は加工ヘッド2内には、ワイヤ電極供給ローラ5、給電
ローラ10、ガイドローラ6、テンションブレーキロー
ラ8及びキャプスタン12その他図示されていないワイ
ヤ電極回収ローラ等が内蔵されており、また、第2のア
ーム又は加工ヘッド3内には、ガイドローラ7.7及び
ワイヤ電極自動折返機構13等が内蔵されている。
なお、上記給電ローラ10とこれに対向するガイドロー
ラ6、並びにガイドローラ7.7は、必要に応じてそれ
ぞれ図中左右方向に移動調整により適宜の位置に設定す
ることができ、これによってワイヤ電極4を挟持し得る
ように構成されている。
電極案内杆14はその中心軸方向(図中上下方向)への
移動が可能なように回転盤15に支承されており、モー
タ19を作動させることにより適宜の減速機構及び送り
ローラ1B、L8を介してサーボ送りされるようになっ
ている。また、上記電極案内杆14は上記回転盤15と
の間にキー及びキー溝等の適宜の回り止め機構を設けて
取り付けられ、そのため上記の如く軸方向には移動可能
であるが回転盤15に対し相対回転は不能なようになっ
ており、従って回転盤15が回転するとこれと一緒に回
転するようになっている。
回転盤I5の上縁部にはクラウンギアが形成され、モー
タ16の回転軸に取り付けられたピニオンギア17と上
記クラウンギアが噛み合わせられ、これによりモータ1
6を駆動することによって回転盤15が所望の方向にサ
ーボ回転せしめられ、これと共に電極案内杆14もその
中心軸の周りに回動せしめられるようになっている。尤
もその回転は正負各方向へ例えば角度180°〜270
°前後の往復回動であっても良い。
而して、上記電極案内杆14の先端部に設けられる溝付
チップ14aは、その拡大図を第6図に示す如く、その
周縁部にワイヤ電極4をガイドするための案内溝14a
−1が形成されている。上記案内溝14a−1の深さは
ワイヤ電極4の直径よりも浅く、そのためワイヤ電極の
表面の一部は上記案内溝14a−1から露出し、これに
よりワイヤ電極4を上記電極案内杆14沿って走行せし
めつ\放電加工を行ない得るようになっている。なお、
上記溝付チップ14aの先端側の一辺14a−2は第6
図に示す如く半円形状に形成され、後で第7図を参照し
つ\詳しく説明するワイヤ電極自動折返機構13による
ワイヤ電極の引取り作業を容易ならしめるようになって
いる。
而して、本発明に係る往復2線式ワイヤカット放電加工
装置によって、被加工体20に加工用下孔を明け、更に
往復2本のワイヤ電極を加工に備えて自動的にセツティ
ングする過程を第1図ないし第5図を参照しつ一説明す
る。
先ず最初に、電極案内杆14は、第1図に示す如く上方
に引き上げられていると共に、前記給電ローラ10とこ
れに対向するガイドローラ6との間及びガイドローラ7
と7と間は、それぞれ上記電極案内杆14が通過できる
ように一定の間隔が保たれている。この時点では、ワイ
ヤ電極供給ローラ5から引き出されたワイヤ電極4は、
ブレーキローラ8やガイドローラ6からキャプスタン1
1及びピンチローラ12を経て図示されていないワイヤ
電極回収ローラに巻き取られるように張設されている。
而して、モータ19を駆動して送りローラ1B、1Bを
回転させ電極案内杆14を下方に向かって徐々に移動さ
せると、ワイヤ電極4は案内杆14の先端に取り付けら
れた上記溝付チップ14aに引っ掛けられ、前記案内溝
14a−1内にワイヤ電極4が捕捉された状態で徐々に
押し下げられる(第2図参照)。
即ち、上記電極案内杆14は、上記ガイドローラ6と給
電ローラ10の間を通過して下方へ伸長し、このときワ
イヤ電極4をワイヤ電極供給ローラ5からブレーキロー
ラ8及びピンチローラ9を介して強制的に引き出しつ\
、U字状に張りわたし、かつワイヤ電極4が軸方向に更
新送りされつ\ある状態で下方に押し下げて行くのであ
る。
而して、電極案内杆14を更に下方へ移動させるとその
先端は被加工体20の上面に接近する。この時点で図示
されていない電源装置から給電ローラ10を介して被加
工体20とワイヤ電極4間に加工用電圧パルスを印加す
ると共に、モータ16を交互に逆転駆動せしめて回転盤
15を回動ぎせ、これにより電極案内杆14をその中心
軸の周りに少なくとも180度以上の範囲で往復回動さ
せる。然るときは、ワイヤ電極と被加工体間に放電を生
じ、当該放電侵蝕によって被加工体が徐々に加工される
ので、電極案内杆14を引き続きゆっ(りと下方へ移動
させることにより、被加工体20には次第に下孔20a
が明けられる(第3図参照)。なお、ワイヤ電極4と被
加工体20が近接対向せしめられた加工部分には図では
省略した加工液噴出ノズルを通じて水その他の加工液を
供給する。
上記の如くして被加工体20に下孔20aが明けられる
と、電極案内杆14は上記下孔を貫通して更に下方へ向
けて伸長せしめられ(第4図参照)、その溝付チップ1
4aの下端部分が、第2のアーム又は加工ヘッド3内に
設けた電極自動折返機構13の折返案内ローラ13aの
位置にまで達すると、電極案内杆14の下方への移動は
停止され、電極自動折返機構13が作動してワイヤ電極
4は上記折返案内ローラ13aに引き渡される。このワ
イヤ電極自動折返機構13の構成及び作動は、本出願人
が先に特願昭60−000391号等に於て開示したも
のと略同様のものを利用し得るので、以下第7図を参照
しつ\その概略を説明する。
第7図中、13aは前記ワイヤ電極折返案内ローラ、1
3bはこれを回動させるためのモータ、13cは上記モ
ータ13bを前記溝付チップ14aに張設されたワイヤ
電極4に対して直交する方向に移動させるスライドテー
ブル、13dは上記スライドテーブル13cが搭載され
る基台、13eは上記スライドテーブル13cを移動さ
せるモータ、13fは上記モータ13eの回転軸に取り
付けられた送りねじである。また、上記折返案内ローラ
13a中、13a−1は上記折返案内ローラ13aの外
周面と一つの軸直角平面との分線に沿って形成されたワ
イヤ電極案内溝、13a−2は上記案内溝13a−1に
連なる螺旋状のワイヤ電極導入溝、13a−3は上記折
返案内ローラ13aの円筒部、13a−4は上記折返案
内ローラ13aの先端部である。
而して、前記電極案内杆14の溝付チップ14aの下端
部分の前記半月形状部14a−2が電極自動折返機構1
3の折返案内ローラ13aの位置にまで達して電極案内
杆14の下方への動きが停止され、これと同時に電極を
走行させるためのキャプスタン11を停止させた状態で
上記電極案内杆14を若干上方に引き上げると、上記溝
付チップ14aの先端部分には、緩んだワイヤ電極4の
輪が形成される。
このとき、モータ13eを駆動することによりモータ1
3bを搭載したスライドテーブル13cを上記電極案内
杆14の溝付チップ14aの方向に向かって移動させ、
またこれと同時にモータ13bを駆動して折返案内ロー
ラ13aを回転させる。
然るときは、折返案内ローラ13aの先端部分13a−
4は、上記溝付チップ14aの先端部分に形成されたワ
イヤ電極4の輪に入り込む。この入り込み工程が終った
段階でキャプスタン11を回転させてワイヤ電極4を所
定の速度で走行させると、ワイヤ電極4は、折返案内ロ
ーラ13aの溝付チップ14aへ向けての移動、ブレー
キローラ8とキャプスタン11間に於けるワイヤ電極4
の緊張、及び上記折返案内ローラ13aの回転に伴って
゛、折返案内ローラ13aに形成された螺旋状のワイヤ
電極導入溝13a−2に入り込み、更に上記ワイヤ電極
導入溝13a−2を通過してワイヤ電極案内溝13a−
1へ導かれる。
而して、折返案内ローラ13aの先端部分13a−4が
ワイヤ電極4の輪に挿通され、或いは更にワイヤ電極4
が折返案内ローラ13aのワイヤ電極案内溝13a−1
に巻き付られると、電極案内杆14は上方に引き上げら
れ(第5図参照)、上記電極案内杆14の引き上げ動作
が完了すると、給電ローラ10とこれに対向する前記ガ
イドローラ6及びガイドローラ7と7がそれぞれワイヤ
電極4の方に向けて移動せしめられ、上記折返案内ロー
ラ13aによって折り返された往復2本のワイヤ電極4
が充分接近、更には密着せしめられる。
以上により、ワイヤ電極4はワイヤ電極供給ローラ5か
らガイドローラ6及び給電ローラ10を経て、被加工体
20に明けた下孔20aを通過し、第2のアーム又は加
工ヘッド3内に収容されたガイドローラ7.7部分を通
過し、電極自動折返機構13の折返案内ローラ13aで
折り返された後、再度ガイドローラ7.7部分から下孔
20aを通過し、ガイドローラ6、キャプスタン11及
びピンチローラ12を通過して第1のアーム又は加工ヘ
ッド2内に収容された、又は当該第1のアーム又は加工
ヘッドを取り付けた加工機本体等に設けられた図示され
ていないワイヤ電極回収ローラや回収容器等に回収され
るように張設される。
而して、第5図に示す如く、1本のワイヤ電極4がワイ
ヤ電極折返案内ローラ13aによって折り返されて2本
とされ、この折り返されて2本とされたワイヤ電極4が
給電ローラ10とこれに対向するガイドローラ6及びガ
イドローラ7と7とによって互いに接触せしめられ段階
で、図示されていない電源装置から給電ローラ10を介
して被加工体20とワイヤ電極4に加工用電圧パルスを
印加し、且つ加工部分に図では省略した加工液噴出ノズ
ルから加工液を供給しつ一1被加工体20とワイヤ電極
4間に所望の加工送りを付与することにより、通常の如
くワイヤカット放電加工が・行なわれるのである。
なお、上記の実施例に於ては、電極案内杆14の先端に
ワイヤ電極をガイドするための溝付チップ14aを設け
たが、その代りに第8図に示すような溝付ローラ14b
を着脱自在に取り付けるようにしても良い。即ち、上記
溝付ローラ14bにはその外周部にワイヤ電極4の直径
より浅い案内溝14b−1が形成され、ワイヤ電極4は
この溝に沿って走行せしめられる形で折り返されるもの
である。上記溝付ローラ14bは電極案内杆14に形成
した切欠き14−1に着脱自在に取り付けられ、加工中
は適宜の手段により第2のアーム又は加工へラド3内に
設けられた電極自動折返機構にローラごと引き取られる
ように構成されるものである。
〔発明の効果〕
本発明は畝上の如く構成されるので、本発明によるとき
は、加工開始に当たり、溝付チップ若しくは溝付ローラ
にワイヤ電極を引っ掛けた上記電極案内杆を被加工体へ
向けて中心軸方向にサーボ送りし、且つこれと同時に上
記電極案内杆をその中心軸の周りに回動させつ\上記ワ
イヤ電極により放電加工を行なえば、加工用下孔等の孔
明は加工が行なわれるのと同時にその明けられた孔に往
復2本のワイヤ電極が挿通された状態となるので、引き
続いて上記往復2本のワイヤ電極を用いて通常の輪郭加
工が可能となり、長時間の無人運転が可能な往復2線式
ワイヤカット放電加工装置が提供されるものである。
なお、本発明は畝上の実施例に限定されるものではない
。即ち、例えば、電極案内杆14の中心軸方向への駆動
方法や中心軸の周りでの回動方法等は種々公知の手段、
構成を採用し得るものである。
また例えば、電極案内杆14の先端側の所定長さ部分を
パイプとして、ワイヤ電極を側部から内部に導入し、先
端から引き出してパイプ外側面に形成した案内溝に沿っ
て軸方向に沿うよう折り返し走行させる構成としたり、
ワイヤ電極をその自動折返機構へ引き渡す際上記パイプ
先端にワイヤ電極の輪を造るため、パイプを後退させる
際にパイプ内から空気等の流体を一時的に加圧噴射させ
るようにしたり、又その際のワイヤ電極の輪を案内保持
すると共にこの輪に折返案内ローラ13aを嵌合させる
ための挿入補助治具を設けるようにしても良く、従って
またワイヤ電極自動折返機構13の構成も上記実施例に
限定されるものではない。更にまた、ガイドローラ6.
6.7.7は開閉可能な7字又は0字、或いはダイス状
ガイドであっても良く、或いはまた、ワイヤ電極供給ロ
ーラ5は回収装置同様アーム又は加工ヘッドを取付けた
機械本体の側に設けても良いものであり、これらは本発
明の目的の範棚内で自由に設計変更できるものであって
、本発明はそれらすべての変更実施例を包摂するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明に係る往復2線式ワイヤカ
ント放電加工装置の一実施例に於て加工開始時の加工用
下孔の孔明は作業及びワイヤ電極のセツティング作業が
順次自動的に行なわれる過程を段階的に示す説明図、第
6図は上記実施例装置に於ける電極案内杆の先端要部を
示す拡大斜視図、第7図は上記実施例装置に於けるワイ
ヤ電極自動折返機構の説明図、第8図は電極案内杆のも
う1つの形態のものの要部を示す説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)1本のワイヤ電極を折り返すことにより被加工体に
    対して往復2本のワイヤ電極を近接対向せしめて加工を
    行なう往復2線式ワイヤカット放電加工装置に於て、 使用するワイヤ電極の直径より浅い案内溝をその自由端
    部に有し、その中心軸に沿つて移動自在に、且つその中
    心軸の周りに回動自在に支承された電極案内杆と、 上記電極案内杆をその中心軸方向に加工送りするサーボ
    送り装置と、 上記電極案内杆をその中心軸の周りに回動させるサーボ
    回転装置と、 を設けたことを特徴とする上記の往復2線式ワイヤカッ
    ト放電加工装置。 2)1本のワイヤ電極を折り返すことにより被加工体に
    対して往復2本のワイヤ電極を近接対向せしめて加工を
    行なう往復2線式ワイヤカット放電加工装置に於て、 使用するワイヤ電極の直径より浅い案内溝を有する溝付
    ローラと、 その自由端部に上記溝付ローラが着脱自在に取り付けら
    れ、その中心軸に沿つて移動自在に、且つその中心軸の
    周りに回動自在に支承された電極案内杆と、 上記電極案内杆をその中心軸方向に加工送りするサーボ
    送り装置と、 上記電極案内杆をその中心軸の周りに回動させるサーボ
    回転装置と、 を設けたことを特徴とする上記の往復2線式ワイヤカッ
    ト放電加工装置。
JP8539185A 1985-04-23 1985-04-23 往復2線式ワイヤカツト放電加工装置 Granted JPS61244413A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8539185A JPS61244413A (ja) 1985-04-23 1985-04-23 往復2線式ワイヤカツト放電加工装置

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JP8539185A JPS61244413A (ja) 1985-04-23 1985-04-23 往復2線式ワイヤカツト放電加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61244413A true JPS61244413A (ja) 1986-10-30
JPH0520212B2 JPH0520212B2 (ja) 1993-03-18

Family

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JP8539185A Granted JPS61244413A (ja) 1985-04-23 1985-04-23 往復2線式ワイヤカツト放電加工装置

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JP (1) JPS61244413A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63120032A (ja) * 1986-11-05 1988-05-24 Inoue Japax Res Inc ワイヤカツト放電加工装置用自動通線装置
JP2005319514A (ja) * 2003-07-15 2005-11-17 Kia Motors Corp 溶接装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63120032A (ja) * 1986-11-05 1988-05-24 Inoue Japax Res Inc ワイヤカツト放電加工装置用自動通線装置
JP2005319514A (ja) * 2003-07-15 2005-11-17 Kia Motors Corp 溶接装置

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JPH0520212B2 (ja) 1993-03-18

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