[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPS6121395Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6121395Y2
JPS6121395Y2 JP12775582U JP12775582U JPS6121395Y2 JP S6121395 Y2 JPS6121395 Y2 JP S6121395Y2 JP 12775582 U JP12775582 U JP 12775582U JP 12775582 U JP12775582 U JP 12775582U JP S6121395 Y2 JPS6121395 Y2 JP S6121395Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
cylindrical
opening
plate
peripheral wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12775582U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5930844U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12775582U priority Critical patent/JPS5930844U/ja
Publication of JPS5930844U publication Critical patent/JPS5930844U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6121395Y2 publication Critical patent/JPS6121395Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえば燃料用タンクや温水用タ
ンク等に使用せられる容器、とりわけ金属薄板製
の容器における口金固定装置に関するものであ
る。
従来の技術 近年、省資源化の立場から、燃料用タンクや温
水用タンク等の容器をできるだけ薄肉の鋼板を用
いて製作することが行なわれている。
従来、この種の容器に口金を固定するには、た
とえば第5図に示すように、容器21の胴板22
にあけられた開口部23に、雌ねじ部を有する口
金24の内端面に設けられた環状凸部25が差し
込まれ、この環状凸部25と開口部23周囲の胴
板22部分とが溶接により接合されていた。
しかしながら、このような従来の口金固定方法
には、つぎのような問題があつた。
(イ) 容器21の板厚が薄いので、溶接のさい孔明
きのおそれがあり、したがつて溶接作業が非常
に困難で、熟練を必要とし、また不良品が生じ
易かつた。
(ロ) 溶接後にはいわゆる全数気密試験をしなけれ
ばならない面倒があつた。
(ハ) 板厚が薄いので、溶接のさいの熱により口金
固定部周辺の胴板22部分が変形した。したが
つて製品の見掛けが非常に悪かつた。
(ニ) 胴板22に塗装を行なつている場合には、溶
接のさいの熱により口金固定部周辺の塗膜が焼
けてしまうので、溶接後に補修しなければなら
なかつた。
(ホ) 天板と胴板22との巻締め結合部であるチヤ
イムの内部には一般に合成樹脂製シール用コン
パウンドが充填されているが、口金固定部分が
チヤイムに近い場合には、溶接のさいの熱によ
りコンパウンドが焼けてしまい、このため容器
21の内容物がチヤイムから漏洩する危険性が
あつた。
(ヘ) 熟練と精度が要求されるため溶接作業に手間
がかかり、製造コストが非常に高くついた。
(ト) 容器21が極薄板製であれば、口金24を溶
接により取り付けることは不可能であつた。
また従来のいま1つの口金固定装置としては、
たとえば第6図に示すようなものが知られてい
る。すなわち、薄板製容器31の胴板32にあけ
られた開口部33に、雌ねじ部を有する口金34
の内端面に設けられた筒形脚部35が差し込ま
れ、この筒形脚部35の周壁に雄ねじ部36が設
けられ、筒形脚部35に嵌め被せられた一対のガ
スケツト37,38が胴板32を介してこれの内
外両側に配置され、筒形脚部35の雄ねじ部36
の先端部にナツト39がねじ合わせられ、これに
よつて口金34の筒形脚部35が内外一対のガス
ケツト37,38を介して胴板33に締め止めら
れているものである。
しかしながら、このような従来の口金固定装置
には、つぎのような問題があつた。
(チ) 部品点数が多くかつ部品代が高くつくため、
製造コストが高くついた。
(リ) 開口部33の周縁において胴板32の内面と
内側ガスケツト37との間、および胴板32の
外面と外側ガスケツト38との間の2カ所から
内容物漏洩の危険性があつた。
(ヌ) タンク等の容器は一般に給水口や給油口が小
さいので、このような容器31内のナツト39
のねじ合わせがゆるめば、もはやナツト39を
締め付けることができず、したがつてシール性
を回復する補修が困難であつた。
また従来、容器の天板にあけられた開口部に円
筒形口金の下縁裾部が挿入されて、該裾部が開口
部周縁の天板部分に巻き止められた缶の口金取付
装置が知られている(実公昭40−29670号公報参
照)。しかしながら、この従来の装置には、円筒
形口金の回転防止機構は設けられていなかつた。
というのは、この円筒形口金には金属板製の蓋が
素材の弾性を利用してかつパツキンを介して被せ
止められるだけであり、蓋の取付けあるいは取外
しのさい口金に回転力(トルク)が全く作用しな
いからである。しかしこれでは、例えば口金に雌
ねじ部または雄ねじ部が設けられていて、これに
対応するように雄ねじ部または雌ねじ部を有する
蓋あるいは管接続部材が口金にねじ止められるさ
いには、それらの取付けおよび取外しのさいに口
金に強い回転力が作用するため、天板に対し口金
が回転してしまい、密封性が損われるおそれがあ
るという問題がある。
考案の目的 この考案の目的は、上記の従来技術の問題を解
決し、金属薄板製容器の胴板または天板に、ねじ
部を有する口金を非常に簡単にしかも確実にかつ
回転不可能なように強固に取り付けることがで
き、シール性がきわめて良好である口金固定装置
を提供しようとするにある。
考案の構造 この考案は、上記の目的を達成するために、金
属薄板製容器の胴板または天板にあけられた開口
部に、ねじ部を有する筒形口金の薄肉円筒形脚部
が挿入されて、その先端部が開口部周囲の胴板部
分または天板部分に巻き止められている口金固定
装置において、筒形口金の少なくとも内端部周縁
に多角形状周壁が設けられ、開口部周囲の胴板部
分または天板部分に内方に向つて先細となる傾斜
壁部が設けられ、筒形口金の脚部の先端部が傾斜
壁部に内側より巻き止められことにより、多角形
状周壁の内端周縁が傾斜壁部の外面に食込み状態
に固定され、筒形口金の内端面と、多角形状周壁
の内端周縁より内側の傾斜壁部部分と、開口部よ
り外側の脚部の基部とによつて囲まれた間隙内に
ガスケツトが封入されている容器における口金固
定装置を要旨としている。
実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図〜第3図において、1は燃料用タンクあ
るいは温水用タンク等として使用される容器で、
これは薄い鋼板によりつくられている。2はこれ
の胴板、3は天板、4は地板である。5は胴板2
の下端部近くに設けられたこの考案による口金固
定装置である。
この口金固定装置5にいて、6は胴板2にあけ
られた円形の開口部、7はこの開口部6周囲の胴
板2部分に設けられた内方に向つて先細となる傾
斜壁部、8は雌ねじ部9を有する筒形口金で、こ
れの周縁10は六角形状を有している。11は口
金8の内端面で、これには内方に突出した薄肉の
円筒形脚部12が一体に設けられている。そして
筒形口金8の脚部が胴板2の開口部6に挿入され
て、その先端部12aが傾斜壁部7に内側より巻
き止められるとともに、六角形状周壁10の内端
縁が傾斜壁部7の外面に食込み状態に固定されて
いる。13は筒形口金8の脚部12に装着された
環状ガスケツトで、これは筒形口金8の内端面1
1と、多角形状周壁10の内側周縁より内側の傾
斜壁部7部分と、開口部6より外側の脚部12の
基部12aとによつて囲まれた横断面略三角形の
間隙14内に封入されている。
その他同図において、15は筒形口金8にねじ
止められた液排出管で、これの中間にはコツク1
6が介在させられている。17は液排出管15の
先端に嵌め被せられたホース、18,19は天板
3に設けられた2つの開口部で、たとえば一方の
開口部18は液供給口となされ、他方の開口部1
8には液面計(図示略)が装備されている。
上記において、筒形口金8はつぎのようにして
容器1の胴板2に固定される。
第4図に示すように、胴板2下端寄りの部分に
は円形の開口部6があけられるとともに、これの
周囲に傾斜壁部7が設けられている。一方、筒形
口金8の薄肉円筒形の脚部12の基部12bに環
状ガスケツト13が嵌め被せられている。そして
所定のプレス装置(図示略)にこれらの胴板2と
ガスケツト13付き筒形口金8とを、その脚部1
2の先端部12aが胴板2の開口部6に外側から
差し込まれた状態にセツトする。そしてプレス装
置を作動させて、脚部12の先端部12aを胴板
2の傾斜壁部7に内側より巻き締めると同時に、
六角形状周壁10の内端縁を傾斜壁部7に食込ま
せ、これによつて筒形口金8が胴板2の傾斜壁部
7に回転不可能な状態に固定されるとともに、ガ
スケツト13が圧縮状態で横断面略三角形の間隙
14内に封入され、口金固定部は、完全に密封さ
れる。
なお、上記実施例においては、筒形口金8が容
器1の胴板2に取り付けられているが、これは天
板3に取り付けられる場合もある。また筒形口金
8の周壁10は六角形状を有しているが、これは
その他の多角形状を有していてもよい。また周壁
10全体が六角形状となされているが、これに限
らず、要するに筒形口金8の少なくとも内端部の
周壁10が多角形状を有していて、多角形状周壁
10が傾斜壁部7に食込むことにより、筒形口金
8の回転を阻止し得るようになされておればよ
い。また筒形口金8には雌ねじ部9が設けられて
いるが、筒形口金の周壁に雄ねじ部が設けられる
場合もある。
考案の効果 この考案による容器の口金固定装置は、上述の
ように、金属薄板製容器1の胴板2または天板3
にあけられた開口部6に、ねじ部9を有する筒形
口金8の薄肉円筒形脚部12が挿入されて、その
先端部12aが開口部6周囲の胴板2部分または
天板3部分に巻き止められている口金固定装置に
おいて、筒形口金8の少なくとも内端部周縁に多
角形状周壁10が設けられ、開口部6周囲の胴板
2部分または天板3部分に内方に向つて先細とな
る傾斜壁部7が設けられ、筒形口金8の脚部12
の先端部12aが傾斜壁部7に内側より巻き止め
られることにより、多角形状周壁10の内端周縁
が傾斜壁部7の外面に食込み状態に固定され、筒
形口金8の内端面11と、多角形状周壁10の内
端周縁より内側の傾斜壁部7部分と、開口部6よ
り外側の脚部12の基部12aとによつて囲まれ
た間隙14内にガスケツト13が封入されている
ものであるから、金属薄板製容器1の胴板2また
は天板3に、ねじ部9を有する口金8をプレスに
より非常に簡単にしかも確実にかつ回転不可能な
ように強固に取り付けることができ、シール性が
きわめて良好であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案の実施例を示すもの
で、第1図は口金を取り付けた容器の概略縦断面
図、第2図は口金固定装置部分の拡大断面図で、
これは第3図−線に沿うものである。第3図
は同容器の口金固定部分の拡大側面図、第4図は
口金を胴板に取り付ける前の状態を示す拡大断面
図で、これは第2図イに対応するものである。第
5図は従来例を示す拡大断面図、第6図はいま1
つの従来例を示す拡大断面図、これらは第2図イ
に対応するものである。 1……容器、2……胴板、3……天板、5……
口金固定装置、6……開口部、7……傾斜壁部、
8……筒形口金、9……雌ねじ部、10……多角
形状周壁、11……内端面、12……脚部、12
a……先端部、12b……基部、13……ガスケ
ツト、14……間隙、15……液排出管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属薄板製容器1の胴板2または天板3にあけ
    られた開口部6に、ねじ部9を有する筒形口金8
    の薄肉円筒形脚部12が挿入されて、その先端部
    12aが開口部6周囲の胴板2部分または天板3
    部分に巻き止められている口金固定装置におい
    て、筒形口金8の少なくとも内端部周縁に多角形
    状周壁10が設けられ、開口部6周囲の胴板2部
    分または天板3部分に内方に向つて先細となる傾
    斜壁部7が設けられ、筒形口金8の脚部12の先
    端部12aが傾斜壁部7に内側より巻き止められ
    ることにより、多角形状周壁10の内端周縁が傾
    斜壁部7の外面に食込み状態に固定され、筒形口
    金8の内端部11と、多角形状周壁10の内端周
    縁より内側の傾斜壁部7部分と、開口部6より外
    側の脚部12の基部12aとによつて囲まれた間
    隙14内にガスケツト13が封入されている容器
    における口金固定装置。
JP12775582U 1982-08-23 1982-08-23 容器における口金固定装置 Granted JPS5930844U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12775582U JPS5930844U (ja) 1982-08-23 1982-08-23 容器における口金固定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12775582U JPS5930844U (ja) 1982-08-23 1982-08-23 容器における口金固定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5930844U JPS5930844U (ja) 1984-02-25
JPS6121395Y2 true JPS6121395Y2 (ja) 1986-06-26

Family

ID=30290051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12775582U Granted JPS5930844U (ja) 1982-08-23 1982-08-23 容器における口金固定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5930844U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5080095B2 (ja) * 2007-01-31 2012-11-21 Jfe協和容器株式会社 金属容器用口金フランジ、及びドラム缶

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5930844U (ja) 1984-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6121395Y2 (ja)
JPH0542893Y2 (ja)
JPS5826894Y2 (ja) 金属製容器
US3010601A (en) Container nozzle means and method for making the same
JPH03474Y2 (ja)
JPS6129723Y2 (ja)
JPS5827186Y2 (ja) 内面被覆鋼管と管継手との接続部
JPS5822929Y2 (ja) 押出しチュ−ブ
JPS592715Y2 (ja) 内装コンテナ−
JPH0425583Y2 (ja)
JPH0234284Y2 (ja)
JPS5827288Y2 (ja) 液体燃料燃焼装置
CN207963170U (zh) 一种热水器免焊内胆
JPH088435Y2 (ja) 容器の耐圧測定用ノズル
JPS5841162Y2 (ja) キヤツプの弛み止め機構
JPS5815754Y2 (ja) 金属製螺旋管
JPH0222546Y2 (ja)
JPS63632Y2 (ja)
JPH0755410Y2 (ja) アルミニウム製フランジ用渦巻形ガスケット
JPS5916619Y2 (ja) ボ−ルタツプ等の取付装置
JPH023141Y2 (ja)
JPS5824744Y2 (ja) ガスメ−タの接続装置
JPS6226368Y2 (ja)
JPS6127612B2 (ja)
JPH085501A (ja) バースト試験用パイプ材の端部封栓方法