JPS6119494B2 - - Google Patents
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- JPS6119494B2 JPS6119494B2 JP8055982A JP8055982A JPS6119494B2 JP S6119494 B2 JPS6119494 B2 JP S6119494B2 JP 8055982 A JP8055982 A JP 8055982A JP 8055982 A JP8055982 A JP 8055982A JP S6119494 B2 JPS6119494 B2 JP S6119494B2
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- Package Frames And Binding Bands (AREA)
Description
本発明は被覆の荷造りバンドに関する。現在ポ
リプロピレン、高密度ポリエチレン等の結晶性ポ
リオレフイン樹脂を溶融押出し成形し、長さ方向
に延伸配向してなる荷造りバンドが一般に製造使
用されている。これらの内でも安価で強度の大き
いポリプロピレン製バンドが最もよく使われてい
る。このバンドの緊締の方法として、金具締によ
る方法、接合面を融点付近に加熱した後一定圧力
で押圧する加熱融着による方法、プラスチツク緊
締具を用いる方法などが一般に行われている。こ
れらの方法の内加熱融着による方法が緊締の速
さ、手軽さなどから最も広く使用されている。こ
のようなバンドの性能として、バンドの長さ方向
の引張り強度(以下直線強度という)が大きいこ
とばかりでなく、バンドを重ねて加熱融着した後
の融着部の引張り強度(以下融着強度という)の
大きいことが望ましい。一般に融着強度は直線強
度より小さいからなおさらそうである。しかし従
来のポリプロピレンの配向された単層のバンドで
は大きな融着強度を得ようとして融着温度を高く
したり、加熱時間を長くすると、融着部が変形
して外観を損じる、第4図に示すようにバンド
の端部の重ね合わせがずれた場合、合わせ面端部
4,4′にノツチが入り、バンドの引張り強度が
極端に低下する。等の不都合があつた。従つて低
温で強固に融着しうるバンドの出現が望まれる。
またバンドの融着強度は、延伸配向度が低い範囲
においては延伸配向度が高くなるに従つて大きく
なるが、ある延伸配向度、たとえば結晶性プロピ
レン単独重合体(以下PPと略記する。)では8〜
9倍の延伸倍率でピークに達し、それ以上延伸配
向度を高くすると、直接強度の上昇にもかかわら
ず融着部での層剥離が生じ易くなり、このため融
着強度は逆に低下し始める。従つて延伸配向度を
上げることによつて融着強度を大きくするものに
も一定の限度がある。更に、バンドの融着強度
は、同種の樹脂であつても溶融流動性の低いもの
の方が大きいことを本考案者らは見出したが、溶
融流動性が低いことは、溶融押出の動力消費を大
きな影響力をもつて、大きくするという不都合が
ある。
他方従来のポリプロピレンから作られた荷造り
バンドは、長さ方向に強く延伸配向されているた
め縦割れし易く、更にはまたこのために毛羽が立
ち易く例えばバンド梱包機においては機械の回転
軸に毛羽が巻き付いたりするという不都合を生じ
たりしていた。
本発明の目的は融着強度が大きくかつ縦割れし
にくいポリプロピレン系荷造りバンドを提供する
ことである。
本発明は長さ方向に6倍以上延伸配向された結
晶性プロピレン重合体を主成分とする樹脂から成
る基材層と、最外部に存在し長さ方向に延伸配向
された結晶性プロピレン重合体を主成分とする樹
脂であつて前記基材層の樹脂の融点より低い融点
を持つものから成る被覆層とを含む複覆の構造を
持ち、各層の接合は互に重ね合わされて延伸され
ることに由来し、前記基材層の長さ方向の延伸
は、この層の未延伸状態のときの横巾をW1、延
伸後の横巾をW2としたとき、W1≧W2≧0.5W1の
範囲に巾方向の収縮を制限してこの層の配向温度
域においてされたものである荷造りバンドを要旨
とするものである。
前記基材層及び被覆層の結晶性プロピレン重合
体としてはPP又はプロピレンを主成分とするこ
れらと他の1種以上のオレフインとの結晶性共重
合体、又はこれらの混合物を主成分とするものを
挙げることができる。
基材層にPP又はプロピレンを主成分とするプ
ロピレンと他のオレフインとの結晶性コポリマー
を使用し被覆層にPPを使用する場合、被覆層の
PPに対してEPR(エチレン−プロピレンゴムを
いう)を2〜25重量%配合してもよい。これによ
つてバンドの融着強度が大きくなる。
バンドを比較的低い融着温度で強固に融着さ
せ、融着強度を大きくするために被覆層の融点を
基材層の融点よりも低くする。このためには、被
覆層の樹脂に、基材層の樹脂より融点の低い樹脂
を選んでもよく、また同種の樹脂であつても弱い
配向とすることにより融点を低くしてもよい。ブ
ロツクコポリマーは一般に2つの融点を持つが、
本発明においては低い方の融点が基準となる。
前記基材層と被覆層の配向のための延伸は通常
6〜20倍を採用することができる。
更に、被覆層の樹脂として基材層よりも溶融流
動性の低いものを使用すれば、更に融着強度の大
なるバンドが得られる。このようなバンドの例と
してはMFR(JISK 7210−1976の表1の条件14
(230℃、2.16Kgf)によるメルトフローレートを
いう。)1.5〜10のPP又はプロピレンを主成分と
し、これと他のオレフインとの結晶性共重合体の
高度に配向された(延伸倍率が通常6〜20倍、好
ましくは9〜15倍)基材層と、MFRが0.1〜2.5で
あつて前記基材層の樹脂のMFRより低いPP又は
プロピレンを主成分とするこれと他のオレフイン
との結晶性共重合体(プロピレン含量は通常80〜
99.5%、ブロツクコポリマー及びランダムコポリ
マーを含む)の最外層とを含むバンドがある。こ
の最外層は5〜15倍に延伸されているとよい。
前記基材層と被覆層とは第1,2図に示すよう
に、じかに接着していてもよく、第3図に示すよ
うに、他の合成樹脂の層を介して接着されてもよ
い。これらの層の接着のためには各層となる樹脂
のウエブを重ね合わせた状態で延伸すればよい。
前記ウエブの重ね合わせの手段としては、各層と
なる樹脂を共押出しすること、一の樹脂の無延伸
もしくは低倍率延伸したウエブに他の樹脂を押出
コートすること及び各層となる固化されたウエブ
を予め成形したものを加熱し重ね合わせることを
挙げうる。基材層及び被覆層の延伸温度はこれら
の樹脂の配向温度域として知られている範囲がよ
い。延伸後バンドの融着時の収縮性を小さくする
ため、アニールするとよい。
基材層たて方向の延伸は、未延伸物の横巾を
W1、延伸後の横巾をW2としたとき、W1≧W2≧
0.5W1の範囲に巾方向の収縮を制限して行なう。
一般に未延伸の原反は延伸されると原反の巾およ
び厚みは延伸倍率に応じて減少する。そして通常
行われているバンドの延伸では、延伸されること
により巾と厚みがほゞ同じ比率で減少する。即ち
延伸前原反巾をW1、延伸倍率をSRとしたとき該
原反の延伸後の巾W2はW2=(1/√)W1で表
わされる。従つて延伸倍率が4倍であれば、延伸
後の該原反の巾W2は延伸前の原反巾W1の1/2
に、延伸倍率が9倍であればW2はW1の1/3に減
少するのが普通である。このように延伸による巾
の減少を抑制しない場合、延伸物はその延伸方向
に分子配向が進み、延伸倍率を上げるに従つて縦
割れが激しくなる。本発明の場合、基材層に6〜
20倍の延伸倍率をかける訳であるが、この場合、
通常のバンドでは延伸後の巾W2は原反巾W1に対
して(1/√6)W1〜(1/√20)W1≒0.41〜
0.22W1となるが、本発明のバンドでは基材層に
おいて延伸倍率に関係なくW1≧W2≧0.5W1に巾
方向の収縮を抑制したものである。巾方向の収縮
を抑制して延伸することにより、縦方向の分子配
向が進むと共に、横方向へも若干の分子配向が生
じる。これによつて従来の合成樹脂製バンドに比
べ縦割れ性が著しく改善される。また、各層を重
ね合わせてたて方向に延伸することにより接着す
る場合には、巾方向の収縮を制限しない場合に比
べ、より強い接着力が得られる他表面平滑性が非
常に優れているから、印刷する場合などに好適で
ある。なお巾方向の収縮を制限してたて方向に延
伸することは、延伸のための送り出しニツプロー
ルと引き取りニツプロール間のウエブのロールに
接しない部分をできるだけ短かくする他のウエブ
の巾を広くして、ロールとウエブとの間のまさつ
力をなるべく大きくすることによつて達成しう
る。その後所定の巾にウエブをスリツトしてバン
ドを得ることができる。このように広巾のウエブ
を使用することは高速多本取りができることであ
り、生産効率が大巾に向上するという利点ももた
らされる。
本発明において被覆層にのみ紫外線吸収剤や帯
電防止剤を添加していてもよい。これによつてこ
れら薬剤の使用を節減してバンドに所望の耐紫外
線劣化性や帯電防止性を与えることができる。
本発明の荷造りバンドは、いわゆるしぼの付い
たものであつてもよい。
以下図面によつて本発明を説明する。
第1図は基材層1の片側に被覆層2がある例を
示している。第2,3図は基材層1の両側に被覆
層2,2′がある例を示している。一方の被覆層
2と反対側の被覆層2′の樹脂の種類は異なつて
いてもよいが同一の方が好ましい。第3図の3は
基材層でも被覆層でもない第3の層であるが、こ
のような層はその両側の層のバインダーとして必
要となる場合がある。
以下に本発明を実施例によつて説明するが、本
発明はこれらに限られるものではない。
実施例 1
MFR1.8、示差走査熱量計(DSC)で測定した
(以下同じ)融点163℃の結晶性ポリプロピレン
(チツソポリプロA5012〔商標〕)を基材として65
mmO/押出機(L/D=25;CR=3.5)から押出し
(厚さ約3mm)、その両面に他の押出機(40mmO/;
L/D=25;CR=3.8)で製造した巾60mm厚さ
0.3mmのフイルム(原料はMFR=2.5;融点120℃
及び163℃の結晶性プロピレンエチレンブロツク
コポリマー(チツソポリプロK7014〔商標〕)又
はMFR=0.5;融点138℃の結晶性プロピレンエ
チレンブテン−1ランダムコポリマー(チツソポ
リプロXK0235〔商標〕)を押出しコーテイングし
て巾60mmの未延伸原反とし、これをインラインで
近接ロール延伸機に導き、ロール表面温度125℃
にて8倍延伸した。延伸時延伸間距離を変えて巾
保持率45〜100%(延伸物の巾27〜60mm)の延伸
物とし、これをスリツトして巾15.5mmのバンドを
得た。このバンドの性質を表1に示す。
次に比較のためチツソポリプロA5012〔商標〕
の単層バンドを同様にして作つた。この性質を表
1に示す。
The present invention relates to a coated baling band. Currently, packing bands are generally manufactured and used by melt-extruding a crystalline polyolefin resin such as polypropylene or high-density polyethylene and stretching the resulting product in the longitudinal direction. Among these, polypropylene bands are most commonly used because they are inexpensive and have high strength. As methods for tightening the band, there are generally used methods such as using metal fittings, heat fusing in which the joint surfaces are heated to around the melting point and then pressed with a constant pressure, and a method using a plastic tightening tool. Of these methods, the method using heat fusion is the most widely used because of its speed and ease of tightening. The performance of such a band is not only that the tensile strength in the longitudinal direction of the band (hereinafter referred to as linear strength) is high, but also that the tensile strength of the fused part after the bands are stacked and heat fused (hereinafter referred to as fusion strength) is high. ) is desirable. This is especially true since fusion strength is generally smaller than linear strength. However, with conventional oriented single-layer polypropylene bands, if the welding temperature is increased or the heating time is increased in an attempt to obtain greater welding strength, the welded part deforms and the appearance is impaired, as shown in Figure 4. As shown, if the ends of the band are misaligned, a notch will be formed at the ends 4, 4' of the mating surfaces, and the tensile strength of the band will be extremely reduced. There were other inconveniences. Therefore, the appearance of a band that can be firmly fused at low temperatures is desired.
Furthermore, the fusion strength of the band increases as the degree of stretch orientation increases in a range where the degree of stretch orientation is low, but at a certain degree of stretch orientation, for example, for crystalline propylene homopolymer (hereinafter abbreviated as PP), 8~
It reaches a peak at a draw ratio of 9 times, and if the degree of draw orientation is increased further, delamination tends to occur at the fused part despite the increase in direct strength, and as a result, the fused bond strength begins to decrease. . Therefore, there is a certain limit to the ability to increase the fusion strength by increasing the degree of stretching orientation. Furthermore, the present inventors found that the band fusion strength is greater for resins with lower melt fluidity even if they are the same type of resin, but low melt fluidity reduces the power consumption of melt extrusion. It has the disadvantage of having great influence and making it big. On the other hand, conventional packing bands made from polypropylene are highly stretched and oriented in the longitudinal direction, making them prone to vertical cracking and, furthermore, being prone to fuzzing. This caused the inconvenience of the objects getting wrapped around each other. An object of the present invention is to provide a polypropylene packing band that has high fusion strength and is resistant to longitudinal cracking. The present invention comprises a base material layer made of a resin mainly composed of a crystalline propylene polymer that is stretched and oriented in the length direction by a factor of 6 or more, and a crystalline propylene polymer that is present at the outermost part and is stretched and oriented in the length direction. and a coating layer consisting of a resin whose main component is a resin having a melting point lower than the melting point of the resin of the base material layer, and each layer is bonded to each other by overlapping and stretching. The lengthwise stretching of the base layer is defined as W 1 ≧W 2 ≧0.5, where W 1 is the width of this layer in an unstretched state and W 2 is the width after stretching. The gist is a packing band which is formed in the orientation temperature range of this layer by limiting the shrinkage in the width direction to a range of W1 . The crystalline propylene polymer of the base layer and the coating layer is a crystalline copolymer of PP or propylene as the main component and one or more other olefins, or a mixture thereof as the main component. can be mentioned. When using PP or propylene-based crystalline copolymer of propylene and other olefins for the base layer and PP for the coating layer, the coating layer
EPR (ethylene-propylene rubber) may be blended in an amount of 2 to 25% by weight based on PP. This increases the band's fusion strength. The band is firmly fused at a relatively low fusion temperature, and the melting point of the covering layer is lower than that of the base material layer in order to increase the fusion strength. For this purpose, a resin having a lower melting point than that of the resin of the base material layer may be selected as the resin for the coating layer, or even if the resin is of the same type, the melting point may be lowered by making it weakly oriented. Block copolymers generally have two melting points,
In the present invention, the lower melting point is the standard. Stretching for orientation of the base layer and the covering layer can generally be 6 to 20 times. Furthermore, if a resin with lower melt flowability than that of the base material layer is used as the resin for the coating layer, a band with even greater fusion strength can be obtained. An example of such a band is MFR (condition 14 in Table 1 of JISK 7210-1976).
(230℃, 2.16Kgf). ) A highly oriented (stretching ratio usually 6 to 20 times, preferably 9 to 15 times) base material of a crystalline copolymer of 1.5 to 10 PP or propylene as the main component and other olefins. layer, and a crystalline copolymer of this and other olefins containing PP or propylene as a main component with an MFR of 0.1 to 2.5 and lower than the MFR of the resin of the base layer (propylene content is usually 80 to 2.5).
99.5%, including block copolymers and random copolymers). This outermost layer is preferably stretched 5 to 15 times. The base material layer and the covering layer may be directly adhered to each other as shown in FIGS. 1 and 2, or may be adhered to each other through another synthetic resin layer as shown in FIG. 3. In order to bond these layers together, the resin webs forming each layer may be stretched in a superimposed state.
The means for overlapping the webs include co-extruding the resins forming each layer, extrusion coating a web of one resin that has been unstretched or stretched at a low ratio with another resin, and adding the solidified webs that form each layer. An example of this is heating and overlapping preformed products. The stretching temperature of the base layer and the coating layer is preferably within a range known as the orientation temperature range of these resins. After stretching, the band may be annealed in order to reduce its shrinkage during fusion bonding. When stretching the base material layer in the vertical direction, the width of the unstretched material is
W 1 , W 2 is the width after stretching, W 1 ≧W 2 ≧
The shrinkage in the width direction is limited to a range of 0.5W 1 .
Generally, when an unstretched original fabric is stretched, the width and thickness of the original fabric decrease depending on the stretching ratio. In the conventional stretching of a band, the width and thickness are reduced at approximately the same rate as a result of stretching. That is, when the width of the original fabric before stretching is W 1 and the stretching ratio is SR, the width W 2 of the original fabric after stretching is expressed as W 2 =(1/√)W 1 . Therefore, if the stretching ratio is 4 times, the width W 2 of the original fabric after stretching is 1/2 of the width W 1 of the original fabric before stretching.
In addition, if the stretching ratio is 9 times, W 2 is usually reduced to 1/3 of W 1 . If the reduction in width due to stretching is not suppressed in this manner, the molecular orientation of the stretched product progresses in the stretching direction, and vertical cracks become more severe as the stretching ratio increases. In the case of the present invention, the base material layer has 6 to 6
The stretching ratio is 20 times, but in this case,
In a normal band, the width W 2 after stretching is (1/√6) W 1 ~ (1/ √20 ) W 1 ≒ 0.41 ~ with respect to the original width W 1
However , in the band of the present invention, shrinkage in the width direction is suppressed to W 1 ≧W 2 ≧0.5W 1 in the base material layer, regardless of the stretching ratio. By stretching while suppressing shrinkage in the width direction, molecular orientation in the longitudinal direction progresses, and some molecular orientation also occurs in the transverse direction. As a result, longitudinal cracking resistance is significantly improved compared to conventional synthetic resin bands. In addition, when adhering layers by overlapping them and stretching them in the vertical direction, stronger adhesive strength can be obtained than when shrinkage in the width direction is not restricted, and the surface smoothness is very excellent. , suitable for printing. Note that stretching in the vertical direction while limiting shrinkage in the width direction is achieved by making the part of the web that does not contact the rolls between the delivery nip roll and the take-up nip roll for stretching as short as possible, and widening the width of the other webs. This can be achieved by increasing the force between the roll and the web as much as possible. The web can then be slit to a predetermined width to obtain a band. Using a wide web in this way allows high-speed multi-web production, and also has the advantage of greatly improving production efficiency. In the present invention, an ultraviolet absorber or an antistatic agent may be added only to the coating layer. This reduces the use of these chemicals and provides the band with the desired UV degradation resistance and antistatic properties. The packing band of the present invention may be so-called wrinkled. The present invention will be explained below with reference to the drawings. FIG. 1 shows an example in which a coating layer 2 is provided on one side of a base layer 1. 2 and 3 show an example in which the base layer 1 has coating layers 2 and 2' on both sides. The types of resins in one coating layer 2 and the coating layer 2' on the opposite side may be different, but it is preferable that they be the same. Although 3 in FIG. 3 is a third layer that is neither a base layer nor a covering layer, such a layer may be required as a binder for the layers on both sides thereof. EXAMPLES The present invention will be explained below using Examples, but the present invention is not limited thereto. Example 1 Crystalline polypropylene (Chitsuso Polypro A5012 [trademark]) with an MFR of 1.8 and a melting point of 163°C as measured by a differential scanning calorimeter (DSC) (the same applies hereinafter) was used as a base material.
Extruded from mmO/extruder (L/D=25; CR=3.5) (thickness approx. 3mm), and on both sides of it from another extruder (40mmO/;
Width 60mm thickness manufactured with L/D=25; CR=3.8)
0.3mm film (raw material MFR = 2.5; melting point 120℃
and 163°C crystalline propylene ethylene block copolymer (Titsopolypro K7014 [trademark]) or MFR = 0.5; The unstretched original fabric is led in-line to a nearby roll stretching machine, and the roll surface temperature is 125℃.
The film was stretched 8 times. The distance between the stretches during stretching was varied to obtain a stretched product with a width retention rate of 45 to 100% (width of the stretched product, 27 to 60 mm), and this was slit to obtain a band with a width of 15.5 mm. The properties of this band are shown in Table 1. Next, for comparison, Chitsuso Polypro A5012 [trademark]
A single-layer band was made in the same manner. This property is shown in Table 1.
【表】
表1から明らかなように、比較例1のものでは
割れ防止は良好であるが、融着強度が小さく、複
層のバンドであつても巾保持率が45%では割れ易
いが、巾保持率50%以上でコポリマーの被覆層を
持つものは割れ防止と共に融着強度も優れてい
る。
実施例2、比較例2、3
被覆層原料としてブロツクコポリマー(チツソ
ポリプロK7014〔商標〕)を用い、巾保持率は70
%で一定とし、延伸倍率を変える他は実施例1及
び比較例1と同様にしてバンドを得た(実施例
2、比較例2)。このバンドの性質を表2に示
す。
また従来法に従つて前記チツソポリプロA5012
〔商標〕を65mmO/押出機(L/D=25;CR=
3.5)のTダイから溶融押出しし、冷却固化によ
り巾40mmの原反を作り、インラインでスチーム加
熱延伸槽に導き115℃で7倍に延伸し15.5mm巾の
バンドを得た(比較例3)このバンドの性質を表
2に示す。[Table] As is clear from Table 1, Comparative Example 1 has good cracking prevention, but the fusion strength is low, and even a multilayer band is easy to crack at a width retention rate of 45%. Products with a width retention rate of 50% or more and a copolymer coating layer have excellent crack prevention and fusion strength. Example 2, Comparative Examples 2 and 3 Block copolymer (Chitsuso Polypro K7014 [trademark]) was used as the raw material for the coating layer, and the width retention rate was 70.
A band was obtained in the same manner as in Example 1 and Comparative Example 1 except that the stretching ratio was kept constant at % and the stretching ratio was changed (Example 2, Comparative Example 2). The properties of this band are shown in Table 2. In addition, according to the conventional method, the above-mentioned Chitsuso Polypro A5012
[Trademark] to 65mmO/extruder (L/D=25; CR=
3.5) was melted and extruded from the T-die, cooled and solidified to produce a 40 mm wide original fabric, which was introduced in-line to a steam heated stretching tank and stretched 7 times at 115°C to obtain a 15.5 mm wide band (Comparative Example 3) The properties of this band are shown in Table 2.
【表】
表2より複層バンドは延伸倍率を上げると、融
着強度もそれにつれて上昇するが、単層のバンド
は倍率が上昇すると直線強度は上昇するが、融着
強度は上昇しない。従来法によるバンド(比較例
3)は割れが激しくしかも融着強度は小さい。
実施例3、比較例4、5
MFR1.8、融点163℃の結晶性ポリプロピレン
(チツソポリプロA5012)を基材層とし、実施例
3では被覆層原料としてMFR7.0、融点138℃の
結晶性プロピレン−エチレン−ブテン−1ランダ
ムコポリマー(チツソポリプロ A3132)を、比
較例4では被覆層原料としてMFR0.8、融点163
℃の結晶性ポリプロピレン(チツソポリプロ
A2126)を用い巾保持率は70%で一定とし、延伸
倍率を変えた他は実施例1と同様にしてバンドを
得た。
比較例5ではチツソポリプロ A5012の単層バ
ンドを同様にして作つた。これらの性質を表3に
示す。[Table] From Table 2, as the stretching ratio increases for multi-layer bands, the fusion strength also increases accordingly, whereas for single-layer bands, as the stretching ratio increases, the linear strength increases, but the fusion strength does not. The band produced by the conventional method (Comparative Example 3) has severe cracking and low fusion strength. Example 3, Comparative Examples 4 and 5 Crystalline polypropylene (Chitsuso Polypro A5012) with an MFR of 1.8 and a melting point of 163°C was used as the base layer, and in Example 3, crystalline propylene with an MFR of 7.0 and a melting point of 138°C was used as a raw material for the coating layer. Ethylene-butene-1 random copolymer (Chitsuso Polypro A3132) was used as the raw material for the coating layer in Comparative Example 4, with an MFR of 0.8 and a melting point of 163.
°C crystalline polypropylene (Chitsuso Polypropylene)
A band was obtained in the same manner as in Example 1, except that the width retention rate was kept constant at 70% and the stretching ratio was changed. In Comparative Example 5, a single layer band of Chitsuso Polypro A5012 was made in the same manner. These properties are shown in Table 3.
【表】【table】
【表】
表3から明らかなように本発明即ち被覆層用樹
脂として分子量は小さくても基材層より低い融点
のPPを有するもの(実施例3)は、被覆層に基
材層と同じ融点で分子量が大きい樹脂を有するも
の(比較例4)に比べて融着強度は大巾に優れて
いる。単層のもの(比較例5)は最も劣ることが
わかる。[Table] As is clear from Table 3, the present invention, that is, the resin for the coating layer that has PP with a lower melting point than the base layer even though the molecular weight is small (Example 3), the coating layer has the same melting point as the base layer. The fusion strength is significantly superior to that of the resin having a large molecular weight (Comparative Example 4). It can be seen that the single layer one (Comparative Example 5) is the most inferior.
第1,2,3図は本発明の具体例を示す荷造り
バンドの巾方向の横断面図、第4図は従来の結晶
性熱可塑性樹脂の配向された単層のバンドの端部
の重ね合わせがずれた場合を表わす重ね合わせ部
の斜視図である。これら図において1は基材層、
2,2′は被覆層、3はバインダー等の層、4,
4′は合わせ面端部である。
Figures 1, 2, and 3 are cross-sectional views in the width direction of a packing band showing a specific example of the present invention, and Figure 4 is an overlapping of the ends of a conventional single-layer oriented crystalline thermoplastic resin band. FIG. 4 is a perspective view of the overlapping portion showing a case where the two parts are shifted. In these figures, 1 is the base material layer;
2, 2' are coating layers, 3 is a layer such as a binder, 4,
4' is the edge of the mating surface.
Claims (1)
プロピレン重合体を主成分とする樹脂から成る基
材層と、最外部に存在し長さ方向に延伸配向され
た結晶性プロピレン重合体を主成分とし前記基材
層の樹脂の融点より低い融点を持つ樹脂から成る
被覆層とを含む複層の構造を持ち、各層は他の合
成樹脂の層を介し又は介さずに互に重ね合わされ
て延伸されることにより接着され、前記基材層の
長さ方向の延伸は、この層の未延伸状態のときの
横巾をW1、延伸後の横巾をW2としたとき、W1≧
W2≧0.5W1の範囲に巾方向の収縮を制限してこの
層の配向温度域においてされたものであることを
特徴とする荷造りバンド。 2 前記基材層の結晶性プロピレン重合体の
MFRが1.5〜10であり、被覆層の結晶性プロピレ
ン重合体のMFRが0.1〜2.5であつて基材層の樹脂
のMFRより低いことを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の荷造りバンド。 3 前記基材層が6〜20倍に延伸されたものであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の
荷造りバンド。 4 前記被覆層がEPRを2〜25重量%配合した
結晶性プロピレン単独重合体であることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の荷造りバンド。 5 前記基材層と被覆層とが直接接着しているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1ないし4項の
いずれかに記載の荷造りバンド。 6 前記被覆層にのみ紫外線吸収剤又は帯電防止
剤が添加されていることを特徴とする特許請求の
範囲第1ないし5項のいずれかに記載の荷造りバ
ンド。 7 前記被覆層の結晶性プロピレン重合体が、結
晶性プロピレン単独重合体であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1、2、3、5又は6項に記
載の荷造りバンド。[Scope of Claims] 1. A base material layer consisting of a resin mainly composed of a crystalline propylene polymer that is stretched and oriented six times or more in the length direction; It has a multi-layer structure comprising a crystalline propylene polymer as a main component and a coating layer made of a resin having a melting point lower than the melting point of the resin of the base layer, and each layer is formed with or without another synthetic resin layer. The base material layer is stretched in the length direction so that the width of this layer in an unstretched state is W 1 and the width after stretching is W 2 . When, W 1 ≧
A packing band characterized in that the shrinkage in the width direction is limited to a range of W 2 ≧0.5W 1 in the orientation temperature range of this layer. 2 of the crystalline propylene polymer of the base layer
The packing band according to claim 1, wherein the MFR of the crystalline propylene polymer of the coating layer is 0.1 to 2.5 and lower than the MFR of the resin of the base material layer. . 3. The packing band according to claim 2, wherein the base material layer is stretched 6 to 20 times. 4. The packing band according to claim 1, wherein the coating layer is a crystalline propylene homopolymer containing 2 to 25% by weight of EPR. 5. The packing band according to any one of claims 1 to 4, wherein the base layer and the covering layer are directly bonded to each other. 6. The packing band according to any one of claims 1 to 5, wherein an ultraviolet absorber or an antistatic agent is added only to the coating layer. 7. The packing band according to claim 1, 2, 3, 5 or 6, wherein the crystalline propylene polymer of the coating layer is a crystalline propylene homopolymer.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8055982A JPS57204864A (en) | 1982-05-13 | 1982-05-13 | Packing band for double layer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8055982A JPS57204864A (en) | 1982-05-13 | 1982-05-13 | Packing band for double layer |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57204864A JPS57204864A (en) | 1982-12-15 |
JPS6119494B2 true JPS6119494B2 (en) | 1986-05-17 |
Family
ID=13721689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8055982A Granted JPS57204864A (en) | 1982-05-13 | 1982-05-13 | Packing band for double layer |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS57204864A (en) |
-
1982
- 1982-05-13 JP JP8055982A patent/JPS57204864A/en active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57204864A (en) | 1982-12-15 |
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