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JPS61194071A - ピリジン誘導体 - Google Patents

ピリジン誘導体

Info

Publication number
JPS61194071A
JPS61194071A JP3487585A JP3487585A JPS61194071A JP S61194071 A JPS61194071 A JP S61194071A JP 3487585 A JP3487585 A JP 3487585A JP 3487585 A JP3487585 A JP 3487585A JP S61194071 A JPS61194071 A JP S61194071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
methyl
compound
formula
present
dimethylaminoethoxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3487585A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Oe
大江 孝範
Mineo Tsuruta
鶴田 峯生
Kazuhiro Goto
後藤 一洋
Masao Kudome
正生 久留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Welfide Corp
Original Assignee
Welfide Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Welfide Corp filed Critical Welfide Corp
Priority to JP3487585A priority Critical patent/JPS61194071A/ja
Publication of JPS61194071A publication Critical patent/JPS61194071A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Pyridine Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規かつ治療上有効なピリジン誘導体に関する
〔従来の技術〕
特開昭57−98262号には、2,4°−ビス(1−
メチ/L/−2−ジメチル7ミノエトキシ)−3−ベン
ゾイルピリジン・2シユウ酸塩(以下、シュウ酸塩と略
する。)が開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、このシュウ酸塩化合物には不斉炭素が2個有
することから、実際には2種類のラセミ体の混合物とし
て得られていたにすぎない。しかも、このシュウ酸塩の
化合物は2種のラセミ体の生成比が一定のものが製造さ
れないため、品質上および規格の設定上問題があった。
この混合物の分離を分別結晶など通常の方法により種々
試みたが、いずれも成功しなかった。また、このシュウ
酸塩の化合物の1%水溶液のpHは2.80であり、た
とえば注射剤として用いる場合には、より中性に近いも
のが望まれていた。さらに、シュウ酸自体、結晶化剤と
してはすぐれているものの、高毒性であるため、製薬上
用いられた例は少く、むしろ好ましくないとされている
他の酸を用いて種々検討したが、結晶化、品質、安定性
などに問題があった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明者らは品質上すぐれていて、かつ安定な
結晶体を得るため鋭意検討したところ、で表わされる2
−(d−1−メチル−2−ジメチルアミノエトキシ)−
3−(4−(/−1−メチル−2−ジメチルアミノエト
キシ)ベンゾイルコピリジンと2−(/−1−メチ1v
−2−ジメチルアミノエトキシ) −3−(4−(d−
1−メチル−2−ジメチルアミノエトキシ)ベンゾイル
〕ピリジンとのラセミ体の2マレイン酸塩(以下、本発
明の化合物と略することもある。)のみがはじめて結晶
化し、実質的に純粋な形で製造され、かつ、すぐれた薬
理活性・製剤特性を発揮することを見出し、本発明を完
成した。
すなわち、本発明は実質的に純粋な結晶として得られ、
かつ特定の光学活性体からなるラセミ体の2マレイン酸
である上記式(I)の化合物に関する。
本発明の化合物は、式 (式中 XI、X2は同一または異なってフッ素、塩素
、臭素などのハロゲン原子を示す。)で表わされる化合
物と式 で表わされるd、7体の化合物とを反応させ、ついでマ
レイン酸塩にし、分別結晶により製造される。
式(n)の化合物と式(In)の化合物との反応は反応
不活性な溶媒(ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳
香族炭化水素類、エチルエーテル、イソプロピルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類
、トリエチルアミン、ピリジンなどの第3級アミン類、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサ
メチルホスホロアミドなど)中、−io℃〜150℃の
温度で30分〜lO時間で進行する。なお、式(III
)の化合物を水素化ナトリウム、ナトリウム7ミド、ナ
トリウムアルコキシド、水酸化ナトリウム、水素化カリ
ウム、水酸化カリウムなどと反応させて、対応するアル
カリ金属塩として用いるか、または炭酸カリウム、炭酸
ナトリウムなどの脱酸剤の存在下に反応させるのが好ま
しい。
このようにして得られた化合物は2種のラセミ体(4種
の光学活性体)の混合物であり、メタノール、エタノー
ル、イソプロパツール、酢酸エチルまたはそれらの混合
溶媒などの溶媒中、マレイン酸塩トt、、ついで酢酸エ
チル:エタノール(2:l)の混合溶媒にて分別結晶化
することにより、本発明の化合物が実質的に純粋な結晶
として得られる。もう一方のラセミ体を高含量含む分別
結晶炉液は溶媒を留去後、水酸化ナトリウム液にてアル
カリ性とし、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの不活
性溶媒で抽出し、乾燥し、式(III)のd、1体化合
物および好ましくはアルカリ触媒(ナトリウム、水素化
ナトリウム、ナトリウムアミド、水酸化ナトリウム、炭
酸カリウム、リチウム、アルミニウムイソプロポキシド
など)の存在下に20〜200℃に加熱して、2位の1
−メチル−2−ジメチルアミノエトキシ基をアルコリシ
ス反応に付することにより所望のラセミ体を得ることが
できる。
このようにして得られる本発明の化合物は物性上安定で
あり、取扱い、貯蔵の面で有利であり、医薬調製上も好
都合である。
〔作用および発明の効果〕
本発明の化合物は以下の実験例から明らかなように、白
血球数回復作用、白血球殺菌能先進作用、膵臓のプラー
ク形成細胞産生回復作用、感染抵抗賦活作用などの作用
を有し、制ガン剤などによる化学療法に伴う白血球減少
症、手術後などの生体防御能の低下による感染症、リウ
マチ、ガン、喘息などの予防、治療薬として有用である
実験例1 白血球殺菌能先進作用 体重約25gの雄性ICR系マウスに本発明の化合物(
以下、「化合物」と表わすこともある。)を静脈内投与
した後、直ちに酵母死菌を腹腔内投与して腹膜炎を誘発
させた。さらに、2時間後に腹水を採取し、腹水多形核
白血球の酵母死菌責食能を顕微鏡下で測定した。結果を
第1表に示す。
−以下余白− 第   1   表 傘:p<o、os、軸:p(0,01で対照群に対して
有意差あり 第1表から、本発明の化合物は0.01 ■/KIF#
よび0.1■/Kgの静脈内投与により白血球の倉食能
を先進させることが明らかになった。
実験例2 白血球殺菌能先進作用 体重約250gの雄性ウィスター系ラットに本発明の化
合物を静脈内投与し、2時間後に血液を採取し、白血球
を調製した。この白血球のニトロブルーテトラゾリウム
(NBT)還元能を測定した。結果を第2表に示す。
第   2   表 m−: p < 0.01で対照群に対し−c有意差あ
り第2表により、本発明の化合物は白血球によるNBT
還元能を先進させることが示されたことから、白血球の
殺菌能を先進させることが明らかになった。
実験例3 白血球数回復作用 体重約25gの雄性ICR系マウスにシクロホスファミ
ド2001+19/Klを経口投与り、  1日後、本
発明の化合物を静脈内投与した。静脈内投与後3日めに
末梢血白血球数をコールタ−カウンター(ZM型、日科
機製)で測定した。結果を第3表に示す。
第   3   表 m−: p (0,01でシクロホスファミド群に対し
有意差あり 第3表に示した結果から、本発明の化合物は白血球数の
減少を回復させる作用を有することが明らかになった。
実験例4 感染抵抗賦活作用 体重的25gの雄性ICR系マウスにX線を照射し、翌
日に大腸菌を静脈内に接種した。接種後1日めに本発明
の化合物を静脈内投与し、以降動物の生死を観察した。
結果を第4表に示す。
第   4   表 第4表により、本発明の化合物は感東防御作用を有する
ことが明らかにされた。
実験例5 抗体産生回復作用 4週4?7)fi性BA L B/ c−rウスG:5
X10’個のヒツジ赤血球を腹腔内投与して免疫した。
免疫の前日および当日にプレドニゾロン30tq/Kf
を経口投与し、また、免疫の当日および翌日に本発明の
化合物を静脈内投与した。免疫後4日めにマウス膵臓の
プラーク形成細胞数を測定した。
結果を第5表に示す。
第   5   表 第5表の結果から、本発明の化合物はプレドニゾロン投
与による抗体産生能の低下を回復させることが明らかに
なった。
実験例6 急性毒性 一群8匹の体重20〜25gの雄性ICR系マウスに本
発明の化合物を腹腔内または静脈内投与し、1週間観察
したところ、25 ON/Kfの腹腔内投与または20
rng/Kgの静脈内投与で何の死亡例も観察されなか
った。
本発明の化合物を医薬として用いる場合、医薬上許容し
うる適宜の担体、賦形剤、希釈剤などと混合し、散剤、
顆粒剤、錠剤(糖衣錠、フィルムコート錠を含む)、カ
プセル剤、シロップ剤、坐剤、注射剤などの形で経口的
または非経口的に投与することができる。投与量は対象
疾患、症状、年令などによって変動しつるが、通常成人
1日当り経口投与の場合、10〜1000QF程度であ
り、非経口投与、たとえば静脈内投与の場合、0.1〜
1100tn程度であり、これを1回または数回にわけ
て投与することができる。
製剤処方例1. 2■/−含有静注用注射剤本発明の化
合物0.2gおよび食塩0.9gを注射用蒸留水に溶解
し、IQGO−とじたのち、メンブランフィルタ−(孔
径o、45.It)を用いてf過し、1.Omlづつア
ンプルに分注し【製造する。ついで、100℃で30分
間2回滅菌する。
製剤処方例2.30■含有錠剤 有する糊液を用いて練合し、16メツシユの篩を用いて
造粒する。50℃で乾燥し、24メツシユの篩を用いて
整粒したのち、タルク4ff!9およびステアリン酸マ
グネシウム0.5gと混合し、成形す6000)0.3
1nI?および067■を用いてフィルムコートを施す
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明は、これらに限定されないことは言うまでもない。
実施例! トルエン661dに60%水素化ナトリウム128gを
懸濁させ、水冷下にa 、 t−t−ジメチルアミノ−
2−プロパツール376gを溶かしたトルエン1049
−の溶液を滴下後、50℃にて1時間保つ。水素ガスの
発生が止まってから、氷冷し2−クロロ−3−(4−フ
ルオロベンゾイル)ピリジン342[およびジメチルホ
ルムアミド342−を加えて、35〜40℃に3時間保
つ。反応液を水洗後、希塩酸で抽出し、水酸化ナトリウ
ム水溶液にてアルカリ性とする。遊離する油状物をトル
エンで抽出し、得られたトルエン層からトルエンを留去
すると、2−(1−メチル−2−ジメチルアミノエトキ
シ)−3−(4−(1−メチル−2−ジメチルアミノエ
トキシ)ベンゾイルコピリジン510gが油状物として
得られる。この油状物に酢酸エチIv15001n!、
エタノール510Wd!およびマレイン酸307gを加
えて加熱溶解し、放置すると、徐々に結晶が析出する。
得られた結晶を酢酸エチルとエタノールとの混液から再
結晶すると、融点142〜144℃の2−(d−1−メ
チル−2−ジメチルアミノエトキシ’)−3−(4−(
/−1−メチル−2−ジメチルアミノエトキシ)ベンゾ
イルコピリジンと2−(/−1−メチル−2−ジメチル
アミノエトキシ)−3−(4−(d−1−メチル−2−
ジメチルアミノエトキシ)ベンゾイルコピリジンとのラ
セミ体の2マレイン酸塩260gが白色結晶性粉末とし
て得られる。
実施例2 実施例1で得られたf液を合わせ、減圧下溶媒を留去し
、残留物を水に溶解した後、水酸化ナトリウム液にてア
ルカリ性とする。遊離する油状物をトルエン500−で
抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥する。一方、d、1−
1−ジメチルアミノ−2−プロパツール50gをトルエ
ン300−に溶解し160%水素化ナトリウム4gを加
え【水素ガスの発生が止まるまで50〜60℃に加温す
る。
これに先に得られたトルエン抽出液を加え、混合液を2
時間還流する。今後、水洗しトルエンを留去すると、油
状物300gが得られ、これを実施例1と同様に酢酸エ
チルとエタノールとの混液中マレイン酸塩として精製す
ると、融点141〜143℃の白色結晶115gが得ら
れる。本品は元素分析、核磁気共鳴スペクトル、赤外線
吸収スペクトル、高速液体クロマトグラフィー、混融試
験などにより実施例1で得られたラセミ体と同一化金物
であることが確認された。
実施例1および2で得られた化合物について、060℃
、4週間■40℃、2ヶ月■40℃、相対湿度75%、
2ヶ月■直日3日間の条件下において、外観を観察した
ところ、何ら変化はなかった。また、薄層クロマトに付
しても変化が観察されなかった。また、1%水溶液につ
いて、060℃、4週間■40℃、2ケ月の条件下にお
いて外観を観察したところ、何ら変化はみられなかった
また、高速液体クロマト法により、含量を調べたところ
、低下は観察されなかった。なお、1%水溶液は無色澄
明で、そのpHは4.01であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる2−(d−1−メチル−2−ジメチルアミ
    ノエトキシ)−3−〔4−(l−1−メチル−2−ジメ
    チルアミノエトキシ)ベンゾイル〕ピリジンと2−(l
    −1−メチル−2−ジメチルアミノエトキシ)−3−〔
    4−(d−l−メチル−2−ジメチルアミノエトキシ)
    ベンゾイル〕ピリジンとのラセミ体の2マレイン酸塩。
JP3487585A 1985-02-23 1985-02-23 ピリジン誘導体 Pending JPS61194071A (ja)

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