JPS61182192A - 循環式硬貨入出金機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、入金硬貨をその取り込み時に硬貨分類通路部
を通過させて金種別に分類し、この分類硬貨を金種別硬
貨投出装置へ送り込むことにより入金硬貨を出金硬貨に
使用してなる循環式硬貨入出金機に係り、特に機械への
硬貨の補給と機械からの硬貨の回収を容易にしてなるも
のに関する。

〔従来の技術〕

この種機械においては、機械内部に存在する硬貨を、業
務終了時に機械から回収して金庫内へ保管する必要があ
り、そして、次ぎの日の業務開始時には、前日の業務終
了時の硬貨回収により各金種別硬貨投出装置内には出金
硬貨がないので、機械へ出金に必要な所定量の硬貨を補
給してやる必要がある。

ところで、業務開始時の機械への硬貨の補給は機械操作
者（出納窓口で使用される場合は金融機関関係者、顧客
が直接使う機械の場合は顧客を示す）が入金硬貨を投入
する投入口へ所定量の補給硬貨を投入することにより行
ない、投入口へ投入された補給硬貨は硬貨分類通路部を
通じて各金種別硬貨投出装置へ補給される。

また、業務終了時の機械からの硬貨の回収については、
各金種別硬貨投出装置内の硬貨を、機械操作者への出金
経路を通じて出金硬貨の取出口へ送り出すことにより回
収するようになっている。

また、それとは別に、各金種別硬貨投出装置内の硬貨量
が満杯のときには、入金硬貨の中に出金硬貨として使用
する必要のない余剰硬貨が発生し、これらの余剰硬貨を
一括収納する余剰硬貨回収箱が機械内部に設けられてい
る。そのため、硬貨の回収時には余剰硬貨回収箱を機械
から取り外し、その収納箱内の余剰硬貨と取出口へ出さ
れた硬貨とを一緒に回収する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述のように、硬貨の補給が行われる入金硬貨の投入口
は機械操作者の１回の入金硬貨量にあわせた大きさとな
っており、投入口へは多量の補給硬貨を数回に分けて投
入せねばならず、硬貨の補給作業に時間がかかっていた
。

また、硬貨の回収時についても出金硬貨の取出口が機械
操作者の１回の出金硬貨量に合せた大きさとなっており
、各金種別硬貨投出装置内の硬貨を何回にも分けて送り
出さなければならず、時間を要していた。

またさらに、余剰硬貨収納箱内の余剰硬貨も取り出さな
ければならない。その上、これらの回収硬貨は複数金種
混在状態であるので、硬貨分類機にかけて金種分類し、
金種分類された状態で金庫内へ収納保管させる必要があ
った。このように、硬貨分類作業が含まれることになり
、硬貨回収作業の時間がさらに長くかかることになり、
また、硬貨回収作業の場合の数回に分けて取出口へ送り
出される硬貨の回収箱への移し換え時、および、硬貨分
類機への回収硬貨の投入時に、床面上にそれらの硬貨を
散乱させることもあり、回収硬貨を紛失することもある
。

本発明は上述のような点に鑑みなされたもので、機械へ
の硬貨の補給および機械からの硬貨の回収が容易に短時
間で行なえ、金種毎の硬貨分類等の手間および硬貨紛失
等を防止した循環式硬貨入出金機を提供することを目的
とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、入金硬貨Ｃをその取込み時に硬貨分類通路部
６を通過させて金種別に分類し、この分類した硬貨Ｃを
金種別硬貨投出装置９へ送り込むことにより入金硬貨Ｃ
を出金硬貨Ｃに使用してなる循環式硬貨入出金機におい
て、内部に硬貨送出手段８５を備えた硬貨補給金箱８３
と、上記各金種別硬貨投出装置９に対応して設けられ対
応する金種別硬貨投出装＠９から回収のために投出され
る回収硬貨Ｃを受取する金種別硬貨回収金箱８１とを設
けるとともに、この硬貨補給金箱８３および各金種別硬
貨回収金箱８１を装着して機体２に対して挿入および引
き出し方向へ移動可能とされその各金箱８１、８３を機
体２から一体的に引き出し可能とする可動枠体７１を設
け、さらに、上記各金種別硬貨投出装置９への硬貨Ｃの
補給に際し硬貨補給金箱８３から送出される硬貨Ｃを硬
貨分類通路部６への送込経路５内へ送り込む第１送込手
段９１と、上記各金種別硬貨投出装置９から回収のため
に投出される硬貨Ｃを対応する上記各金種別硬貨回収金
箱８１へ送り込むとともに、上記硬貨分類通路部６によ
り分類された金種硬貨Ｃのうち出金に使用されない余剰
硬貨Ｃを対応する上記金種別硬貨投出装置９を経由する
かあるいは経由することなく対応する上記金種別硬貨回
収金箱８１へ送り込む第２送込手段６６とを設け、上記
硬貨補給金箱８３および各金種別硬貨回収金箱８１を上
記可動枠体７１によって上記機体２に対して一体的に挿
入および引き出し可能としてなるものである。

（作用〕 本発明は、補給用の硬貨を収納した硬貨補給金箱と、各
金種別硬貨投出装置から回収のために投出される硬貨を
受取する金種別硬貨回収金箱とを、機体に対して挿入お
よび引き出し可能な可動枠体に装着して各金箱を機体に
対して一体的に挿入および引ぎ出し、かつ、硬貨分類通
路部により分類された金種硬貨のうち出金に使用されな
い余剰硬貨を対応する金種の各金種別硬貨回収金箱へ送
り込み、金種別に回収するようにしたものである。

〔実施例〕

次に、本発明の一実施例の構成を図面を参照して説明す
る。

第１図ないし第４図において、１は硬貨入出金機で、こ
の硬貨入出金機１は、硬貨入出金機１の該殻を成す機体
２と、この様体２の上側面に設けられ入金すべき硬貨Ｃ
を受入れる受入部３と、機体２の一側部に設けられ硬貨
Ｃが投出される払出部４と、機体２の内部に設けられ受
入部３に投入された硬貨Ｃを１枚毎に正損および金種等
を判別させるための送込経路とする搬送部５と、この搬
送部５から送られて来る硬貨Ｃを金種別に分類する複数
の選別部（Ｉ述する選別孔３２）を備えた硬貨分類通路
部６と、この硬貨分類通路部６の各金種別の選別部の後
方（第１図の後方側）下部位置に配設され硬貨Ｃを一時
保留する一時保留部７と、硬貨分類通路部６の下方に設
けられ一時保留部７上に硬貨Ｃを導出するかもしくは後
述する金種別硬貨投出装置９へ硬貨Ｃを導くための第１
切換部材８と、この第１切換部材８の下方に硬貨分類通
路部６の選別部にそれぞれ対応して設けられ硬貨分類通
路部６によって分類された硬貨Ｃを重積収納しその最下
位の硬貨Ｃから１枚ずつ投出する金。

種別硬貨投出装置９と、硬貨分類通路部６の上流側に配
置され後述するりジェクトロ４５から後述する導出ベル
ト１１もしくは後述する収納部１３へ導く第２の切換え
部材１０と、一時保留部７または硬貨分類通路部６のリ
ジェクト口４５からの硬貨Ｃを受取り上記払出部４へ導
出する導出ベルト１１と、金種別硬貨投出装置９から投
出された硬貨Ｃを上記搬送部５へ搬送する出金部１２と
、硬貨分類通路部６のリジェクト口４５から硬貨Ｃを収
納するとともに金種別硬貨投出装置９から投出された硬
貨Ｃを収納しかつ補給硬貨Ｃを収納した収納部１３と、
とから構成されている。

上記機体２は、その−側部である操作面２１にこの硬貨
入出金機１を操作するための入金取込・出金スタートス
イッチ、入金収納スタートスイッチ、ストップスイッチ
、クリアースイッチ、収納キー、返Ｗキー、自動補充キ
ー等を有した操作部（図示せず）が設けられているとと
もに、金種別計数データ、合計金額等の表示、あるいは
異常時のアラーム表示を行なう表示部（図示せず）が設
けられている。

上記受入部３は、機体２の操作面２１側の上面に同口す
る投入口２２が設けられ、この投入口２２内に、多金種
混在状態で一括投入された入金硬貨Ｃを投入シュート２
３を介して搬送部５へ導出する。

上記払出部４は、機枠２の操作面２１に開口する払出口
２４を有し、この払出口２４に配置されたカルトン２５
に硬貨入出金機１内から導出される出金硬貨Ｃおよび返
却硬貨Ｃ等が払い出される。

上記搬送部５は、投入シュート２３の下方に位置する硬
貨繰出部２６と、この硬貨繰出部２６から１枚ずつ繰り
出される硬貨Ｃを上記分類通路部６へ送る搬送通路２７
とを有している。そして、この硬貨繰出部２６は、上記
投入口２２から投入される硬貨Ｃを混合状態で受取って
貯留するとともに、この貯留した硬貨Ｃを１枚ずつ分離
して整列状態で連続的に搬送通路２７に送出し、また、
搬送通路２７は、搬送ベルト２８を有し、この搬送ベル
ト２８により硬貨繰出部２６から投出された硬貨Ｃを整
列状態で分類通路部６へ搬送する。

上記硬貨分類通路部６は、硬貨Ｃが搬送される分類通路
３１を有し、この分類通路３１上には、上流側から１円
、５０円、５円、１００円、１０円、５００円の硬貨Ｃ
を各金種毎にそれぞれ分類通路３１上から落下させて分
離する各選別孔３２が開口形成されている。なお、この
分類通路３１は、図示しないが一側にガイド板が分類通
路３１に沿って設けられ、かつ、他側には各選別孔３２
の側部に対応して複数の分類用ブーりが設けられ、硬貨
Ｃをガイドおよび分類するようになっている。また、分
類通路３１上には、上記搬送通路２１から送られて来た
硬貨Ｃを上記図示しない分類用ブーり側に寄せながら分
類通路３１に沿って搬送する分類ベルト３３が設けられ
、この分類ベルト３３は分類通路３１の始端側に配置さ
れてモータで回転駆動される駆動プーリ３４と、分類通
路３１の終端に配置された従動プーリ３５とに架は渡さ
れているとともに、この分類ベルト３３を上記各選別孔
３２方向へ付勢し硬貨Ｃを選別孔３２に落し込む複数の
分類ローラ３６が配設されている。

また、この分類通路３１の始端位置には、判別部４１が
配設されている。この判別部４１は、始端側から材質セ
ンサ４２、イメージセンサ４３が配置されており、この
材質センサ４２は、分類通路３１に送られて来た硬貨Ｃ
の材質を検知する磁気ヘッドを分類通路３１面に臨ませ
て設けて硬貨Ｃの材質を検知し、また、イメージセンサ
４３は、例えばその受光部を分類通路３１の上方に配置
して分類通路３１の下部に配置した発光体からの光を受
光するようにし、分類通路３１を搬送される硬貨Ｃの形
状および汚れ等を検出する。

また、分類通路３１の上記選別孔３２の最上流位置でか
つ上記判別部４１の下流位置には、判別部４１にて識別
不能硬貨、損傷貨、偽貨、外国硬貨、あるいは設定枠を
広げた場合に含まれる汚れ硬貨（入金適正硬貨であるが
出金に適さない程汚れの激しい硬貨）等の識別排除貨を
検出した時に該当硬貨を分類通路部３１上から排除する
リジェクト口４５が設けられ、このリジェクト口４５は
、このリジェクト口４５の縁部を構成するりジエクト部
材４６が上記判別部４１の識別信号に基づき動作される
ソレノイドＲ８Ｄによって分類通路３１から外側（第３
図左側）へ移動することにより開口し、識別排除貨のみ
を排除するようになっている。

上記一時保留部７は、上記分類通路３１で識別分類され
て導入される入金および出金硬貨Ｃをその上面に保留す
る保留ベルト５１を有し、この保留ベルト５１は、分類
通路３１の各選別孔３２の後方（第２図の右側）下部位
置に分類通路３１の終端に対応した一端部を下方に傾斜
させて配置されるとともに、保留ベルト５１の他端部が
導出ベルト１１上に臨んで配置され、この保留ベルト５
１の回転により保留ベルト５１上に保留された硬貨Ｃを
導出ベルト１１に搬送する。また、この保留ベルト５１
の下方に傾斜した一端部には、保留ベルト５１上に分類
通路３１から導入される硬貨Ｃがこの一端部から落下す
るを防止する支持板５２が設けられているとともに、保
留ベルト５１の他端部には、ソレノイド等によって開閉
駆動されるシャッター５３が設けられ、保留ベルト５１
上に分類通路３１から導入される硬貨Ｃがこの他端部か
ら落下するのを防止する。なお、このシャッター５３は
保留ベルト５１の回転駆動時に開放される。

上記第１切換部材８は、切換板５４とこの切換板５４を
切換駆動させるソレノイド（図示せず）とから構成され
、この切換板５４は上記分類通路３１の各金種別の選別
孔３２の下方に対応してそれぞれ配設され、入金および
出金硬貨Ｃを保留ベルト５１上に保留する場合に、この
各切換板５４が各選別孔３２の下方に進出して各選別孔
３２から落下して来る分類硬貨Ｃを受取って保留ベルト
５１に導出し、また、硬貨Ｃを金種別硬貨投出装置９へ
収納する場合に、各切換板５４が各選別孔３２の下方か
ら退避して、各選別孔３２から落下する硬貨Ｃをそのま
ま金種別硬貨投出装置９に落下させるようになっている
。

上記金種別硬貨投出装置９は、上記分類通路３１の各選
別孔３２の下部に各金種毎に対応して配設された投出筒
５６を有し、切換板５４の退避によって導かれた硬貨Ｃ
を金種別に重積収納する。また、この各投出筒５６の下
部には、各投出筒５６内の最下位の硬貨Ｃを１枚ずつ出
金部１２へ投出する投出手段５７がそれぞれ設けられ、
この投出手段５７は、モータの駆動により回転するベル
トに設けられた突起によって硬貨Ｃを投出するような構
成になっている。

また、この各投出筒５６には、図示しないが、投出筒５
６内の硬貨Ｃの満杯を検知する満杯検知部（投受光形式
の検知器で各投出筒５６毎に設けられている）と、投出
筒５６内の硬貨Ｃのニア−エンド（投出筒５６内の硬貨
Ｃの減少）を検知するニア−エンド検知部（投受光形式
の検知器で各投出筒５６毎に設けられている）とがそれ
ぞれ設けられている。

上記第２切換部材１０は、切換板６１とこの切換板６１
を切換駆動させるソレノイド（図示せず）とから構成さ
れ、この切換板６１は上記分類通路３１のリジェクト口
４５の下部に進退可能に配設され、リジェクト口４５の
下部への進入によりこのリジェクト口４５から落下して
来る識別排除貨を導出ベルト１１に導出し、また、リジ
ェクト口４５の下部からの退避によりリジェクト口４５
の下部に設けられたシュート部６２に導出するものある
。

上記導出ベルト１１は、この導出ベルト１１の一端部を
保留ベルト５１の下部に臨ませ、また、他端部は払出口
２４に臨ませて、リジェクト口４５から第２切換部材１
０を介して排除された識別排除貨を払出口２４に返却す
るとともに、保留ベルト５１上の入金、出金および返却
硬貨Ｃを受入れて払出口２４へ送出する。

また、この導出ベルト１１の送出方向端部の下方、つま
り払出口２４上方には第３切換部材６３が設けられてい
る。この第３切換部材６３は、切換板６４とこの切換板
６４を切換駆動させるソレノイド（図示せず）とから構
成され、この切換板６４の切換動作により導出ベルト１
１の端部から放出される硬貨Ｃを、払出口２４または上
記搬送部５の硬貨繰出部２６へ切換えて導出する。

上記出金部１２は、上記投出筒５６の前方（第２図左側
）下部位置に投出筒５６の配列方向の全域に渡って平行
に配設された第２送込手段としての第１出金搬送ベルト
６６を有し、この第１出金搬送ベルト６６の回動により
、この第１出金搬送ベルト６６上に各投出筒５６から投
出された出金硬貨Ｃを第２出金搬送ベルト６７、６８が
受取り、この受取った出金硬貨Ｃを第２出金搬送ベルト
６７、６８間に挟持して上記搬送部５に送出し、硬貨繰
出部２６、搬送通路２７、分類通路３１、一時保留部７
、導出ベルト１１を介して払出口２４のカルトン２５に
出金硬貨Ｃが払出される。また、この第１出金搬送ベル
ト６６は、第２図に示すよように、通常、投出筒５６の
前方下部に位置するが、モータの駆動によって投出筒５
６の下部位置に移動され、投出筒５６から投出される硬
貨Ｃを第１出金搬送ベルト６６が受取らずにそのまま下
方に落下させるようになっている。

上記収納部１３は、上記機体２の操作面２１の下部に開
閉可能に設けられた扉体２ａから機体２外に取り出し可
能に投出筒５６の下方位置に挿入配置される。この収納
部１３は、後述する各金箱８１．８２．８３を載置した
可動枠体γ１を有し、この可動枠体１１は、上記投出筒
５６の配設方向に沿って長尺に形成された矩形状の底板
部７２の各縁部から垂直に側板部７３が折曲形成されて
いるとともに、この長尺方向の対向する両側板部７３の
上端部にガイド板部７４がそれぞれ外側方に折曲形成さ
れている。そして、この可動枠体１１は、機体２の操作
面２１に対して直交する方向の内側面に水平方向に沿っ
て複数回動自在に軸支された上側ガイドローラ７５およ
び下側ガイドローラ７６ｍに、可動枠体７１のガイド板
部７４が挟着されて、第１図右方向に引き出し移動可能
に構成されている。また、可動枠体７１の機体２内への
挿入位置を規制するストッパー片７７が機体２内に設け
られているとともに、この可動枠体７１の前端側の側板
部７３には機体２への装着時に可動枠体７１の前面に係
止して引き出し方向への移動を規制するロック片７８が
設けられ、さらに、この可動枠体７１の前端側の側板部
７３にはこの可動枠体７１を機体２から引き出すための
取手１９が設けらけている。

なお、この可動枠体７１は、機体２から完全に引き出せ
る構成でも、この可動枠体１１の後端側に位置される後
述する金種別硬貨回収金箱８１が機体２か・ら露出する
程度まで引き出せるような構成でもよい。

可動枠体７１上には、各金種毎に対応して設けられた金
種別硬貨回収金箱８１、識別排除貨収納金箱、８２、硬
貨入出金機８３がそれぞれ着脱自在に載置されている。

金種別硬貨回収金箱８１は、金種別の各投出筒５６の下
部にそれぞれ対応して金種別に配置され、上記投出筒５
６の前方下部位置すなわち第２図実線状態の第１出金搬
送ベルト６６の下方に、この金種別硬貨回収金箱８１の
上端の開口部が臨むようになっており、上記第１出金搬
送ベルト６６が投出筒５６の下部位置に移動することに
より各投出筒５６から投出手段５１にて投出される硬貨
Ｃを受入れて収納する。

識別排除貨収納金相８２は、上記判別部４１で異常と判
定されリジェクト口４５から排除される識別排排除貨を
収納する。

硬貨補給金箱８３は、その貯留部８４内に多金種混在状
態で補給用硬貨Ｃを収納し、この貯留部８４の底部に設
けられた硬貨送出手段としての送出ベルト８５により補
給硬貨Ｃは上記第１出金搬送ベルト６６に臨む上方向へ
繰り出される。この送出ベルト８５は、貯留部８４の底
部に配置された従動プーリ８６と硬貨補給金箱８３の上
記第１出金搬送ベルト６６の臨む側壁上に突出して配置
された駆動プーリ８７とに架は渡され、この駆動プーリ
８７のブーり軸８８に固定された駆動伝達ローラ８９が
、この硬貨補給金箱８３の機体２への装着時に機体２側
に設けられ図示しないモータにより回転駆動される駆動
ローラ９０に圧着して送出ベルト８５が回転駆動される
。また、この貯留部８４を構成する壁部８４ａ　、　８
４ｂ　。

８４ｃは送出ベルト８５の下部方向へ傾斜するホッパー
状に形成されて、貯留部８４内の補給硬貨Ｃが均一に送
出ベルト８５により繰り出されるようになっているとと
もに、後述する第１シユート９５の出口に臨む壁部８４
ａの上側は、第１シユート９５から落下される硬貨Ｃを
壁部８４ｂ側に向けて導出する傾斜面部８４ｄが形成さ
れており、硬貨補給時に第１シユート９５により戻され
て来た補給硬貨Ｃが貯留部８４内でまだ繰り出されてな
い補給硬貨Ｃよりも先に繰り出されないようにし、戻さ
れて来た硬貨Ｃがまた繰り出されて機体２内を環流する
のが防止されるようになっている。

また、硬貨補給金箱８３の送出ベルト８５により繰り出
された補給硬貨Ｃは第１送込手段としての搬送ベルト９
１上に導出される。この搬送ベルト９１は、機体２の操
作面２１と平行に架設されて送出方向の端部が上記第２
出金搬送ベルト６７上に臨み、この搬送ベルト９１上に
導出された補給硬貨Ｃを第２出金搬送ベルト６７に導出
する。

また、上記リジェクト口４５の下部にはシュート部６２
が配設されている。このシュート部６２は、リジェクト
口４５から排除される硬貨Ｃを上記硬貨補給金箱８３へ
導出する第１シユート９５が配設されているとともに、
この第１シユート９５の中間部に第２シユート９６が開
口連結されており、この第２シユート９６内に導入され
る識別排除貨を上記識別排除貨収納金相８２へ送り込む
。この第２シユート９６内への識別排除貨の導入は、第
２シユート９６の入口端に配設されソレノイドの駆動に
より第１シユート９５内に進出する第４切換部材９１に
よって行われる。

次に、本実施例の硬貨入出金機１の作用について説明す
る。

（１）　　補給動作 ａ。外部からの補給動作 機体２から引き抜かれている各金相８１．８２．８３の
うち、係員は硬貨補給金箱８３内に所定量の補給硬貨Ｃ
を投入し、この硬貨Ｃを収納した硬貨補給金箱８３と空
の各金種別硬貨回収金箱８１および識別排除貨収納金相
８２とを載置した可動枠体７１を、扉体２ａを開放して
機体２内に挿入する。この挿入により、可動枠体７１の
ガイド板部７４が上側ガイドローラ７５と下側ガイドロ
ーラ７６との間に挟着されて可動枠体７１は挿入され、
後端部がストッパー片１７に当接して位置止めされる。

このとき、硬貨補給金箱８３の送出ベルト８５の駆動伝
達ローラ８９が機体２側の駆動ローラ９０に圧接される
。

そして、補給開始スイッチ（図示せず）を係員が操作す
ると、硬貨補給金箱８３内の補給硬貨Ｃは、送出ベルト
８５により搬送ベルト９１上に繰り出されて、第２出金
搬送ベルト６７、６８、硬貨繰出部２６、搬送通路２７
を経て分類通路３１へ順次１枚ずつ送られる。

分類通路３１に送られて来た硬貨Ｃは、各金種別の対応
する選別孔３２により分類通路３１から排除されて、各
金種の各投出筒５６内に重積収納される。

このとき、第１切換部材８は各選別孔３２の下方から退
避されている。

また、この分類通路３１上を搬送される硬貨Ｃに対して
、判別部４１の材質センサ４２およびイメージセンサ４
３によって真偽、金種、外国硬貨等を識別し、ここで偽
貨や識別不能な識別排除端が識別されると、リジェクト
用のソレノイドＲ８Ｄが作動されて識別排除端のみをリ
ジェクト口４５から排除し、第１シユート９５、第１シ
ユート９５内に進入された第４切換部材９１、第２シユ
ート９６を介して識別排除貨収納金相８２内に導出して
収納する。

また、各金種の投出筒５６のいずれかが満杯になったこ
とが検知されると、リジェクト用のソレノイドＲ，ＳＤ
が作動されて該当金種の硬貨のみをリジェクト口４５か
ら排除し、第１シユート９５を介して硬貨補給金箱８３
内へ戻される。この戻された該当硬貨Ｃは、傾斜面部８
４ｄに導かれて壁部８４ｂ側へ寄せられる。そのため、
その戻された硬貨Ｃがまた送出ベルト８５により送出さ
れることなく硬貨補給金箱８３内に収納されている全て
の硬貨Ｃが順番に送出される。

以上のようにして各投出筒５６内に所定量の硬貨Ｃが補
給されるが、補給終了時点においても硬貨補給金箱８３
内には各金種の硬貨Ｃが所定量残っている程度の硬貨量
を、硬貨補給金箱８３内への投入時に投入して収納する
。

ｂ、出金時のニア−エンド時の補給 出金時における硬貨投出によりある金種の投出筒５６内
の硬貨収納量が減少したニア−エンド状態が検知される
と、自動的に硬貨補給動作が開始される。

補給動作開始により、送出ベルト８５が駆動されて硬貨
補給金箱８３内の補給硬貨Ｃが搬送ベルト９１上に繰り
出され、第２出金搬送ベルト６７、６８、硬貨繰出部２
６、搬送通路２７を経て分類通路３１へ順次１枚ずつ送
られる。

そして、分類通路３１に送られて来たニア−エンドに対
応する金種の硬貨Ｃは、対応する金種の選別孔３２によ
り分類通路３１から排除されて、該当金種の投出筒５６
内に重積収納される。また、ニア−エンドに該当する金
種以外の硬貨Ｃは、リジェクト口４５から排除され、第
１シユート９５を介して硬貨補給金箱８３内へ戻される
。

また、この分類通路３１上を搬送される硬貨Ｃに対して
、判別部４１の材質センサ４２およびイメージセンサ４
３によって真偽、金種、外国硬貨等を識別し、ここで偽
貨や識別不能な識別排除端が識別されると、識別排除端
のみをリジェクト口４５から排除し、第１シユート９５
、第１シユート９５内に進入された第４切換部材９７、
第２シユート９６を介して識別排除貨収納金相８２内に
導出して収納する。

また、一定時間補給動作を行なっても該当する投出筒５
６のニア−エンドが検知されている場合には、硬貨補給
金箱８３内には該当する金種の硬貨ｍが少ないと判断し
て機械を停止し、硬貨補給金箱８３を機体２から引き出
して該当金種硬貨Ｃを補給する。その後、硬貨補給金箱
８３を機体２内に戻して補給スイッチを操作し、上述の
ように硬貨補給動作を行ない、該当金種の投出筒５６内
に硬貨Ｃを補給する。

（２）　　入金動作 ａ、−次繰込み（一時保留部７まで） 投入口２２から入金硬貨Ｃが投入されて、取込スタート
スイッチ（図示せず）が押されると、投入された硬貨Ｃ
は、硬貨繰出部２６により順次１枚ずつ繰り出されて、
搬送通路２７を介して分類通路３１に送られる。

この分類通路３１上を搬送される硬貨Ｃに対して、判別
部４１の材質センサ４２およびイメージセンサ４３によ
って真偽、金種、外国硬貨等を識別し、ここで偽貨や識
別不能な識別排除端が識別されると、識別排除端のみを
リジェクト口４５から排除し、このリジェクト口４５の
下、方に進出した第２切換部材１０を介して導出ベルト
１１上に導出する。この導出された識別排除端は導出ベ
ルト１１により払出口２４のカルトン２５に返却される
。

また、判別部４１で正常と識別された硬貨Ｃは、分類通
路４１を搬送されて各選別孔３２により金種別に分類さ
れて排除されるとともに、各選別孔３２の下方に進出し
た第１切換部材８によって一時保留部７の保留ベルト５
１上に導出されて全金種が一括して保留される。

ｂ、入金不承認時 入金硬貨Ｃが分類通路３１を搬送される間に判別部４１
で金種別に計数し、この計数値を機体２の操作面２１の
表示部に表示する。もし、この表示の計数値に対して不
承認である場合、または、入金をキャンセルする場合に
、返却スイッチが押されると、保留ベルト５１および導
出ベルト１１が回転駆動され、保留ベルト５１上に保留
されている入金硬貨Ｃが払出口２４のカルトン２５に返
却される。

Ｃ１入金承認時（入金二次繰込み） 機体２の操作面２１の表示部の計数値に対して承認され
、入金収納スイッチが押されると、保留ベルト５１上に
保留された硬貨Ｃが導出ベルト１１、導出ベルト１１の
端部に臨む払出口２４の上方に進出した第３切換部材６
３、硬貨繰出部２６、搬送通路２７を経て分類通路３１
に順次１枚ずつ送られる。なお、入金収納動作が開始す
ると、第１出金搬送ベルト６６は、投出筒５６の下方位
置に退避移動している。

そして、この分類通路３１上を搬送される間に再び判別
部４１の各センサ４２．４３により入金硬貨Ｃの識別が
行われ、識別排除端が検知されると、その識別排除端の
みがリジェクト口４５から排除されて第１シユート９５
、第４切換部材９７、第２シユート９６を介して識別排
除貨収納金相８２内に導出収納される。

また、正常な硬貨Ｃは、分類通路３１で各選別孔３２に
より金種毎に分類されて各金種毎の投出筒５６内に導入
され、各金種毎に重積収納される。

さらに、この硬貨Ｃを投出筒５６に収納する間に、ある
金種の投出筒５６が満杯状態になると、満杯に。

なった該当金種の投出筒５６の投出手段５７を動作させ
て投出筒５６から１枚あるいは所定量の硬貨Ｃを投出さ
せ、分類通路３１を搬送されて選別孔３２にて分類され
る後続の該当金種の硬貨Ｃを投出筒５６内に収納する。

また、投出筒５６から投出された出金に使用されない余
剰硬貨Ｃは、下方に位置する該当金種の金種別硬貨回収
金箱８１内に受入れられて収納される。

（３）　　出金動作 ａ、出金一時保留 出金データが入力されて出金スタートスイッチが押され
ると、その出金データに基づいて各金種の各投出手段５
７が駆動されて投出筒５６から投出される硬貨Ｃの投出
データと上記出金データとが一致するまで各投出筒５６
から硬貨Ｃが駆動中の第１出金搬送ベルト６６上に投出
される。

そして、第１出金搬送ベルト６６上の硬貨Ｃを第２出金
搬送ベルト６７、６８、硬貨繰出部２６、搬送通路２７
を経て分類通路３１に順次１枚ずつ送る。

この分類通路３１上を搬送される間に判別部４１の材質
センサ４２およびイメージセンサ４３により硬貨Ｃの識
別が行われ、ここで識別排除端が判別されると、その識
別排除端をリジェクト口４５から排除して、第１シユー
ト９５、この第１シユート９５与に進入した第４切換部
材９７、第２シユート９６を介して識別排除貨収納金相
８２へ導出収納する。

また、正常と判断された硬貨Ｃは分類通路３１の選別孔
３２で金種別に分類されて分類通路３１から排除され、
選別孔３２の下方に進出した第１切換部材８を介して保
留ベルト５１上に導出されて、一括保留される。

なお、上記例に限らずリジェクト口４５からの識別排除
端の排除により正常硬貨量が不足する場合に比較により
不足する金種硬貨の投出筒５６から硬貨の追加投出を行
い、上記出金データ分の正常硬貨を上記保留ベルト５１
上に一時保留させるようにしてもよい。

ｂ、出金不承認時 分類通路３１を搬送されて分類される間に判別部４１に
て出金硬貨Ｃの計数がなされ、この分類による計数デー
タと上記出金データとが一致しない場合あるいはキャン
セルしたい場合等の理由で操作者が出金キャンセル釦を
押すと、保留ベルト５１上に保留した硬貨Ｃを導出ベル
ト１１、硬貨繰出部２６、搬送通路２７を経て順次１枚
ずつ分類通路３１に搬送し、この分類通路３１で硬貨Ｃ
を金種別に分類して各投出筒５６内に収納する。このと
き１判別部４１に゛Ｃ識別排除貨が検知されればリジェ
クト口４５から排除し、識別排除貨収納金相８２内に収
納する。

Ｃ５出金承認時 計数データと入金データとが一致し操作者が出金承認釦
を押すと、保留ベルト５１上に保留された硬貨Ｃは、導
出ベルト１１を介して払出口２４のカルトン２５に払出
す。

（４）　　回収動作 回収スタートスイッチが押されると、第１出金搬送ベル
ト６６が各投出筒５６の下方位置に退避移動されて、各
金種の投出手段５７により各投出筒５６から硬貨Ｃが各
投出筒５６の下方にそれぞれ位置された各金種の金種別
硬貨回収金箱８１に受入れられて、回収される。

また、回収スタートスイッチのオンとともに硬貨補給金
箱８３の送出ベルト８５が駆動されてこの硬貨補給金箱
８３内の補給用硬貨Ｃが搬送ベルト９１に繰り出され、
この搬送ベルト９１から硬貨Ｃを第２出金搬送ベルト６
７、６Ｂ、硬貨繰出部２６、搬送通路２７を経て分類通
路３１に順次１枚ずつ送り、この分類通路３１で金種別
に分類して各金種の投出筒５６内に導出し、この投出筒
５６から投出手段５７により金種別硬貨回収金箱８１内
に回収する。なお、分類通路３１上を搬送される間に識
別排除貨が検知されれば、リジェクト口４５から排除し
て識別排除貨収納金相８２に導出収納する。

そして、回収動作が終了すれば、機体２から移動枠体７
１を引き出して各金相８１．８２．８３をまとめて可動
枠体７１に格納状態のまま所定場所へ運ぶことができる
。

なお、上記実施例では、入金硬貨Ｃの取り込み時に投出
筒５６のいずれかが満杯になると、該当する投出筒５６
から出金に使用されない余剰硬貨Ｃを金種別硬貨回収金
箱８１へ投出して分類通路３１を搬送されて来る硬貨Ｃ
をその投出筒５６内に収納するようにしていたが、第５
図に示すように、満杯が検知された該当硬貨Ｃについて
はそれ以後の硬貨を出金に使用されない余剰硬貨として
分類通路３１から直接、金種別硬貨回収金箱８１へ導出
するようにしてもよい。そして、この構成は、分類通路
３１の各選別孔３２と投出筒５６との間に、選別孔３２
から排除される硬貨Ｃを保留ベルト５１上へ導出する保
留通路部１０１と、硬貨Ｃを投出筒５６へ導出する収納
通路部１０２と、硬貨Ｃを金種別硬貨回収金箱８１へ導
出する回収通路部１０３とを一体的に形成した振分部材
１０４を各金種毎に配置して、この各振分部材１０４を
独立した各駆動手段により移動させるようにしている。

この振分部材１０４により出金時および入金硬貨一時保
留時には、各選別孔３２の下方に保留通路部１０１を位
置させて選別孔３２から落下する硬貨Ｃを保留通路部１
０１を介して保留ベルト５１上に導出する。

また、入金硬貨収納時には、選別孔３２の下方に収納通
路部１０２を位置させて選別孔３２から落下する硬貨Ｃ
を投出筒５６内に導出されるが、前回の入金動作終了時
点である金種の投出筒５６の満杯が検知された場合、選
別孔３２の下方に回収通路部１０３を位置させて今回選
別孔３２から落下する硬貨Ｃをこの回収通路部１０３お
よび各投出筒５６の前方に各金種毎に設けられた金種別
シュート１０５を介して金種別硬貨回収金箱８１へ導出
する。なお、このとき、第１出金搬送ベルト６６は各投
出筒５６の下方位置に移動している。

〔発明の効果〕

本発明によれば、硬貨送出手段を備え補給硬貨を収納し
た硬貨補給金箱と、対応する各金種別硬貨投出装置から
回収のために投出される回収硬貨を受取する金種別硬貨
回収金箱とを機体に対して挿入引出し方向へ移動可能な
可動枠体に装着し、この可動枠体により機体に対して各
金相を一体的に挿入および引出し可能としたので、機械
への硬貨の補給と機械からの硬貨の回収が容易に短時間
で行なえ、回収硬貨は金種別に分類された状態で回収さ
れるため硬貨分類機等にかける時間および手間が省略で
き、また、硬貨分類機にかける際の床面への硬貨こぼれ
等による回収硬貨紛失の発生を防止することができるも
のである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の循環式硬貨入出金機の一実施例を示し、第
１図は縦断面図、第２図は第１図の■−■視断面断面図
３図は第１図の■−■視断面断面図４図は側面図、第５
図は本発明の循環式硬貨入出金機の他の実施例を示す第
２図に対応させた断面図である。 ２・・機体、５・・送込経路、６・・硬貨分類−通路部
、９・・金種別硬貨投出装置、６６・・第２送込手段、
７１・・可動枠体、８１・・金種別硬貨回収金箱、８３
・・硬貨補給金箱、８５・・硬貨送出手段、９１・・第
１送込手段、Ｃ・・硬貨。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）入金硬貨をその取込み時に硬貨分類通路部を通過
   させて金種別に分類し、この分類した硬貨を金種別硬貨
   投出装置へ送り込むことにより入金硬貨を出金硬貨に使
   用してなる循環式硬貨入出金機において、 内部に硬貨送出手段を備えた硬貨補給金箱と、上記各金
   種別硬貨投出装置に対応して設けられ対応する金種別硬
   貨投出装置から回収のために投出される回収硬貨を受取
   する金種別硬貨回収金箱と、機体に対して挿入および引
   き出し方向へ移動可能とされ上記硬貨補給金箱および上
   記各金種別硬貨回収金箱が装着されて各金箱を機体から
   一体的に引き出し可能とする可動枠体と、上記各金種別
   硬貨投出装置への硬貨の補給に際し上記硬貨補給金箱か
   ら送出される硬貨を硬貨分類通路部への送込経路内へ送
   り込む第１送込手段と、上記各金種別硬貨投出装置から
   回収のために投出される硬貨を対応する上記各金種別硬
   貨回収金箱へ送り込むとともに上記硬貨分類通路部によ
   り分類された金種硬貨のうち出金に使用されない余剰硬
   貨を対応する上記金種別硬貨投出装置を経由するかある
   いは経由することなく対応する上記金種別硬貨回収金箱
   へ送り込む第２送込手段と、を具備し、上記硬貨補給金
   箱および各金種別硬貨回収金箱を上記可動枠体によって
   上記機体に対して一体的に挿入および引き出し可能とし
   てなることをことを特徴とする循環式硬貨入出金機。