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JPS61181600A - 汚泥脱水用助剤および方法 - Google Patents

汚泥脱水用助剤および方法

Info

Publication number
JPS61181600A
JPS61181600A JP59084982A JP8498284A JPS61181600A JP S61181600 A JPS61181600 A JP S61181600A JP 59084982 A JP59084982 A JP 59084982A JP 8498284 A JP8498284 A JP 8498284A JP S61181600 A JPS61181600 A JP S61181600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sludge
dewatering
fibrous material
density
auxiliary agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59084982A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimihiko Noda
公彦 野田
Yoji Fujiura
洋二 藤浦
Yoichi Hasegawa
洋一 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP59084982A priority Critical patent/JPS61181600A/ja
Publication of JPS61181600A publication Critical patent/JPS61181600A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は汚泥脱水用助剤および方法に関するものである
汚泥の脱水に脱水助剤として塩化第二鉄、消石灰などの
無機凝集剤あるいは高分子凝集剤が使用されているか箋
無機凝集剤を用いる方法は脱水ケーキの焼却に多量の燃
料を必要とする、焼却灰分も多いなどの問題を有し、−
刃高分子凝集剤は脱水ケーキ含水率が十分に下がらない
、戸布との剥離性が良くない等の問題があり、いずれの
方法も必ずしも満足されていない。また、高分子凝集剤
と繊維などとを単に混合、併用する方法もあるが、この
場合も1脱水ケーキ含水率およびP布との剥離性が十分
ではなく1その他繊維質がバルキーなため、保管、輸送
に大型の設備を要する、使用に手間がかかる、安定した
結果が得られないなどの問題があった。
本発明者らは上記問題点の解決を目的に鋭意検討した結
果、本発明に到達した。すなわち、本発明は加圧成形し
て密度0.3 g/cn!以上に嵩比重を増大せしめた
有機性の繊維質物四と高分子凝集剤(B)とを併用して
なる汚泥脱水用助剤(第1発明)および加圧成形して密
度o、ag77以上に嵩比重を増大せしめた有機性の繊
維質物(A)と高分子凝集剤(B)を汚泥に添加し、次
いで得られるフロック径を5朋以下に調整して脱水する
ことからなる汚泥の脱水方法(第2発明)である。
本発明において、有機性の繊維質物としては天然繊維(
植物性繊維としてはセルロース系のものたとえば紙、木
綿、ワラ、オガクズ、草炭、パルプなど、動物性繊維と
しては絹、羊毛など)、人造繊維(セルロース系のもの
たとえばレーヨン。
アセテートなど)9合成繊維(ポリアミド、ポリエステ
ル、アクリルなど)およびこれら二種以上の併用系があ
げられる。これらのうちで好ましいものは繊維または水
中で繊維状になりうる植物性繊維質物(以下有機性繊維
質物のことを単に繊維という)たとえば紙2紙粉砕物、
木綿、パルプ。
草炭などである。この中で特に紙の粉砕物が好ましい6
紙の粉砕物の中に未粉砕の小紙片(たとえば1〜50m
m程度)を含んでいる形態のものも使用できる0紙の粉
砕物に加えて他の繊維を併用することができる。紙の粉
砕物と他の繊維の割合は通常100 : 0〜1:99
、好ましくは100 : 0〜50 : 50である。
繊維の形態としては粉末状たとえば繊維を微粉砕または
すりつぶして粉末状にしたもの、および繊維状たとえば
単繊維(通常100デニール以下の太さのもの)を切断
したもの、繊維を複数本集束し為適当な集束剤で処理し
て切断したもの、その他織布、不織布2編状布、シート
(たとえば紙)などを裁断したものまたはそれをほぐし
たものがあげられる。繊維の長さはとくに限定されるも
のではないが、通常0.01〜50朋、好ましくは0.
01〜5朋である。
繊維は密度o、5g7cnt以上に加圧成形される。こ
の加圧成形物をさらに経済的に運搬、保管するという点
を考慮すると密度は好ましくは0.5g77以上、さら
に好ましくは0.7 glcrd以上である。密度が0
.3g/7未満の場合は(B)と併用して汚泥に添加し
て脱水したとき、脱水ケーキの含水率が十分に低下せず
1またケーキがF布から剥離しにくい。
加圧成型する方法としては繊維を常温下型の中でペレッ
ト状に加圧成形する方法および常温下、シート状、棒状
またはブロック状に加圧成形したのち1適轟な大きさに
裁酊または粉砕する方法があげられる。上記において加
圧は加温(たとえば20〜150℃)、加湿(たとえば
60〜100チ)下で行なっても差支えない。
繊維を加圧成型する好ましい方法は繊維を一部密度0.
2g/crd以下、とくに好ましくは0.01〜0.1
59/C1dに解砕し、乾燥状態(含水率が繊維に対し
て20重量%以下、好ましくは15重量%以下)で加圧
成形する方法である。加圧成形時の含水率が20重量%
をこえる場合繊維のもつれが激しく所望の脱水効果が得
られない。
加圧成形時の圧力は得られた加圧成形物の密度がo、3
g/crd以上になるような圧力であればよく繊維の種
類、形態、性質などに合わせて適当に選ぶことができる
が、通常1〜8000kg/7、好ましくは100〜2
000 kg /crdである。加圧、成形はたとえば
ロールプレス機、油圧半板フレス機、スクリュープレス
機などを用いて行なうことができる。ロールプレス機と
してはたとえば波状ロール仕様のコンパクテイングマシ
ン、カレンダーマシン、ブリケットマシンなどがあげら
れる。
得られた加圧成型物の形状は任意でよく、たとえは球形
状2円筒状、立方体状、直方体状1円錐状、角錐状、棒
状、シート状、シートを巻いたロール状など種々の形状
があげられる。大きさは加圧成型物の最短径の長さが通
常10C1rL以下、好ましくは8cm以下になるよう
な大きさである。最短径が10CrfLより長いと汚泥
に添加したとき、脱水助剤の分散に時間がかかり、短時
間で十分な脱水効果を得ることが難しい。最長径はとく
に制限されないが好ましくは1m以下で1 mm以上(
とくに2 mm以上)である。
このようにして得られた加圧成形物は汚泥に添加され1
汚泥を脱水する場合の脱水助剤として使用される。
高分子凝集剤(B)としては、カチオン性、アニオン性
およびノニオン性高分子凝集剤が使用でき、カチオン性
のものが好ましい。
適当なカチオン性高分子凝集剤にはカチオン性単量体の
少くとも一種まだはこれと他のエチレン性不飽和単量体
の少くとも一種の重合体および共重合体が含まれる。
カチオン性単量体としてはカチオン性アメ紘系単量体た
とえば3級窒素含有アクリレート類、3級窒素含有アク
リルアミド類、4級窒素含有アクリレート類、4級窒素
含有アクリルアミド類;複素環または芳香環含有ビニル
単量体たとえばビニルイミダゾリン類、ビニルベンジル
4級アンモニウム塩;およびアリルアミン類があげられ
る。
カチオン性アクリル系単量体としては一般式(式中、A
は酸素原子またはNHlBは炭素数1〜4のアルキレン
基、炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基またはフェ
ニレン基、賜はHまたはメチル基、鳥、几3.R4はH
,アルキル基またはアラルキル基1xeは対アニオンを
示す、)で示されるものがあげられる・ 具体的にはジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレ
ート類(ジメチルアミンエチル(メタ)アクリレート、
ジエチルアミノエチル(メタろリレート、3−ジメチル
アミン−2−ヒドロキンプロピル(メタろリレートなど
)、ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド
類(ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、3
−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシプロピルアクリルア
ミドなど)などの無機酸塩(塩酸塩、硫酸塩。
など)、有機酸塩(酢酸塩など)まだは4級化剤(塩化
メチル、ジメチル硫酸、塩化ベンジルなど)による第4
級アンモニウム塩があげられる。
ビニルイミダゾリン類としてはN−ビニルイミダゾリン
およびその3級および4級塩;ビニルベンジル4級アン
モニウム塩としてはビニルベンジルトリC1−4アルキ
ルアンモニウム塩たとえば英国特許862.719号明
細書に記載のもの;アリルアミン類としては(メタ)ア
リルアミン(アリルアミンおよびメタアリルアミンを表
わす。以下同様の表現を用いる。)およびそれらのモノ
−およびジC1−4アルキル置換体、およびジ(メタ)
アリルアミンおよびそれらのアルキル置換体、ならびに
これらのアルキル置換体の4級化物があげられる。
必要によりカチオン性単量体と共重合される他のエチレ
ン性不飽和単量体としては(メタ)アクリルアミド、N
−モノまたはN、N−ジC1−4アルキル(メタ)アク
リルアミド、(メタ)アクリロニトリル+ CI 4ア
ルキル(メタ)アクリレート、スチレン、ビニルエステ
ル類(酢酸ビニルナト)。
ビニルエーテル類(ビニルメチルエーテルなど)。
ビニルハライド類(ビニルクロライドなど)などのノニ
オン性単量体;および不飽和カルボン酸〔(メタ)アク
リル酸、マレイン酸など〕、不飽和スルホン酸〔ビニル
スルホン酸、(メタ)アリルスルホン酸などの脂肪族ス
ルホン酸:ピニルトルエンスルホン酸、スチレンスルホ
ン酸なトノ芳香族ビニルスルホン酸;スルホC2−4ア
ルキル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−(
メタ)アクリルオキシプロパンスルホン酸などのスルホ
(メタ)アクリレート:(メタ)アクリルアミドC2−
4アルカンスルホン酸、a−(メタ)アクリルアミド−
2−ヒドロキシプロパンスルホン酸ナトのスルホ(メタ
)アクリルアミドなど〕ならびにこれらの塩(Na、に
などのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、モノ−、ジー
およびトリーエタノールアミン、アルキル(C1−4)
アミンなどのアミン塩〕などのアニオン性単量体があげ
られる。
カチオン性単量体の割合は、全単量体の重量に基づいて
通常少くとも5チ、好ましくは少くとも10チ、とくに
好ましくは少くとも30チである。(メタ)アクリルア
ミドの割合は通常0〜95チ1好ましくは0〜70%で
ある。アニオン性および疎水性単量体の割合は通常20
チ以下、好ましくは10チ以下である。
このようなカチオン性単量体および必要により他の単量
体の重合体および共重合体の具体例としては米国特許第
4.152,807号および第3.259,570号各
明細書に記載されているものがあげられる。
カチオン性高分子凝集剤の他の例としては、カチオン変
性されたポリアクリルアミド、キトサン。
ポリエチレンイミン、エビハロヒドリン−アミン縮合物
およびカチオン化デンプンがあげられる。
カチオン変性されたポリアクリルアミドとしてはポリア
クリルアミドのマンニッヒ変性物(たとえば米国特許第
2,828.901号明細書に記載のもの)gオフマン
変性物があげられる。ポリエチレンイミンとしては重合
度が400以上、好ましくは2000以上のポリエチレ
ンイミンおよびそのN−メチル置換体ならびにこれらの
8級および4級塩(たとえば米国特許第3,259,5
70号明細書に記載のもの)があげられる。エピハロヒ
ドリン−アミン縮合物としてはエピクロルヒドリンと0
2−6のアルキレンジアミンとの重縮合物があげられる
。カチオン化デンプンとしてはエンサイクロペディア・
オプ・ケミカル・テクノロジー(2版)、第18巻、6
88〜689頁記載のカチオン性デンプンがあげられる
キトサンとしてはかに、えび、昆虫などの甲殻中に含ま
れているキチンを濃アルカリ中で加熱、加水分解して脱
アセチル化されたものがあげられる。
さらに上記カチオン性高分子凝集剤のうち、その固有粘
度〔η〕dl/i(以下、〔η〕で表わす)とコロイド
1(、当量値Cmeq/& (以下、Cで表わす)とが
式 %式%(2) (式中、C)0.Cη)>0であり〔η〕は80℃のl
N−NaNOs水溶液中で測定する)で示される範囲の
ものがよい、〔η〕が上記範囲外では汚泥に添加混合し
て脱水した場合、十分な脱水効果が得られない。
アニオン性高分子凝集剤およびノニオン性高分子凝集剤
としては前述のノニオン性単量体〔(メタ)アクリルア
ミドなど〕、アニオン性単量体〔(メタ)アクリル酸、
(メタ)アクリルアミドC2−4アルカンスルホン酸、
ビニルスルホン酸などおよびそれらの塩〕またはそれら
の二種以上の重合体および共重合体ならびにそれらのア
ニオン変性物たとえばポリアクリルアミドおよびその加
水分解物;ポリエチレンオキシド;天然産ノニオンおよ
びアニオン性高分子凝集剤たとえばアルギン酸ソーダ、
グアーガム、デンプン、カルボキシメチルセルロース−
ナトリウム塩などがあげられる。
高分子凝集剤のうちで好ましいものはカチオン性高分子
凝集剤である。カチオン性高分子凝集剤のうちで好まし
いものは8級窒素含有(メタ)アクリレートもしくは(
メタ)アクリルアミドと酸との塩(共)重合体および4
級窒素含有(メタ)アクリレートもしくは(メタ)アク
リルアミド(共)重合体、ポリアクリルアミドのマンニ
ッヒ変性物。
ポリビニルイミダゾリン、キトサンおよびポリジアリル
アミンであり、とくに好ましいものはメタクロイロキシ
エチルトリメチルアンモニウムクロライドポリマーであ
る。
本発明において高分子凝集剤(B)は粉末状のものが好
ましいが、水溶液状またはエマルジョン状の凝集剤(濃
度は通常2重量%以上、好ましくは20重量%以上)を
使用することもできる。
本発明において繊維は加圧成形して密度0.397d以
上に嵩比重を増大せしめて使用される。
加圧成形する前の繊維の密度は通常0.2fI/crA
  以下、好ましくは0.01〜o、1si/”である
、加圧成形して嵩比重が通常1.5倍以上、好ましくは
2〜800倍に増大される。
本発明に従って、加圧成形して密度o、3 g/crd
以上に嵩比重を増大せしめた有機性の繊維質物(7!と
高分子凝集剤(B)を汚泥に添加するに当り、(ンと(
B)は、別々に任意の順序で添加してよい。(A)と(
B)は同時に添加するか、四を汚泥と混合したのち(B
)を添加するのが好ましい。
また、(B)を二種以上(たとえばカチオン性凝集剤と
アニオン性凝集剤)を併用する場合、それらは別々に任
意の順序(カチオンに次いでアニオン。
またはその逆)で添加することができる。
本発明において(内と(均の脱水助剤は必要により1他
の凝集剤(塩基性塩化アルミニウム、硫酸第一および第
二鉄、塩化第二鉄、硫酸アルミニウム。
アルミン酸ソーダ、活性ケイ酸などの無機系凝集剤など
)、公知の濾過助剤(消石灰、微粉炭、ベントナイト、
ケイソウ土、カオリン、セライト。
活性白土など)、界面活性剤、無機塩、消臭剤。
消泡剤などを併用することもできる。界面活性剤として
は公知のアニオン性、カチオン性2両性および非イオン
性のものが使用できるが、カチオン性と非イオン性の界
面活性剤が好ましく島長鎖アルキルアミンの1〜3級塩
または4級アンモニウム塩などのカチオン性界面活性剤
がさらに好ましい、無機塩は任意のものでよく、とくに
限定されずたとえば食塩、ポウ硝、硫安などがあげられ
る。
これらの添加量は繊維と凝集剤の合計重量に基づいて通
常200%以下、好ましくは100 %以下である。こ
れらは予め本発明の助剤に混合して加えてもよく、また
別々に任意の順序で加えてもよい。
本発明における脱水助剤の汚泥への添加量は汚泥の固形
物に対し、内は通常0.5〜200重量%、好ましくは
1〜100重量%、とくに好ましくは2〜50重量%で
あり、(B)は通常0.05〜8重量%、好ましくは0
.1〜2重量%である。に)の添加量が0.5重量−未
満では脱水効果が不十分となり、逆に200%を越える
と不経済になる。
脱水助剤の汚泥への添加方法は直接汚泥へ添加する方法
、および脱水助剤を一旦水と混合分散してスラリー状に
したのち嘱汚泥に添加する方法があげられる。脱水助剤
を汚泥に添加する前後または同時に無機塩、界面活性剤
などを添加して、(勾の分散を一層早めることも可能で
ある。
本発明において脱水助剤を汚泥に添加し、次いでフロッ
ク径を51tit以下に調整される。フロック径は脱水
機の種類によって変えられる。脱水機として真空脱水機
またはフィルタープレスを使用する場合のフロック径は
1關以下、好ましくは0.1〜0.5朋に調整される。
フロック径が上記より大きい場合は脱水後のケーキ含有
率が十分に低下せず、F布へのケーキ付着量も少なく、
汚泥処理速度が小さく本発明の目的が達成できない。
フロック径の調整の一つの方法としては脱水助剤を汚泥
へ直接添加混合して通常攪拌または緩攪拌(たとえば8
0〜800rpm未満、10〜1000秒)を行なって
フロックを形成させ、次いで一旦形成したフロックを強
攪拌(たとえば800 rp’m以上、10〜1000
秒)してフロック径5mm以下(真空脱水機またはフィ
ルタープレスの場合1mm以下、以下同様)に破壊する
方法があげられる。攪拌(通常攪拌。
緩攪拌2強攪拌など)の方法は任意の方法(二枚羽根攪
拌機、カイ型攪拌棒を備えた攪拌機、佐竹式攪拌機など
を使用する方法)でよく、とくに限定されない、一旦形
成したフロックを破壊することにより、脱水後のケーキ
含水率がさらに低下し、炉布へのケーキの付着量も増加
しく汚泥処理速度が増大する。)また、ケーキの炉布か
らの剥離性もよくなる。フロック径の調整は対象とする
汚泥に合わせて攪拌の強さおよび時間を変えることによ
って行なうことができる。また、別のフロック径の調整
方法としては最初からフロック径が5 mm以下(1m
m以下)のフロックが生成するように、対象汚泥の種類
を考慮して脱水助剤の組成、添加量あるいは汚泥へ添加
後の攪拌条件(攪拌速度および攪拌時間)などを調整す
る方法をとることもできる。
フロック径を5朋以下(1間以下)に調整したのち、脱
水が行なわれる。脱水は真空脱水機、加圧脱水機、遠心
脱水機などを用いて行なわれる。
用いられる真空脱水機としてはオリバーフィルター、ベ
ルトフィルター、ドラムフィルター、フレコートフィル
ターなどがあげられる。
加圧脱水機としては加圧下で脱水しうる機構をもつもの
であればよく、たとえばフィルタープレス、ベルトプレ
ス、キャピラリー型ロールプレス。
脱水、または適当な脱水機を用いて軽く予備脱水したの
ち、上記脱水機にかけてもよい。
脱水されたケーキは公知の方法で焼却などされる。また
、燃料化、コンポスト化(肥料化)することも極めて容
易である。
脱水助剤を汚泥に添加するに際し、対象となる汚泥は下
水、し尿、工場廃水などの生汚泥、活性汚泥、消化汚泥
、凝集沈降汚泥またはそれらの組合せによる混合汚泥な
ど如何なる汚泥であってもよいが、微生物処理で得られ
る汚泥(活性汚泥。
消化汚泥など)を含有し、汚泥中の有機分が固形分当り
40重量%以上、かつ汚泥中の有機性繊維分が固形分当
り20重量%以下である難濾過性の汚泥にとぐに有効で
ある。
本発明に従って、加圧成型して密度o、sg/crd以
上に嵩比重を増大せしめた有機性の繊維質物(A)と高
分子凝集剤(B)を汚泥に添加し)かつフロック径を5
m1L以下(1龍以下)に調整することにより大巾に脱
水性能が向上(脱水ケーキの含水率の低下および炉布と
の剥離性の向上)するという効果を奏する。
従来、汚泥を凝集剤で処理し真空濾過機またはフィルタ
ープレスにより脱水する方法にオイテ、凝集剤としては
無機系のものが用いられており、この方法において、有
機の高分子凝集剤を用いると炉布との剥離性が悪くケー
キ含水率が充分低下せず満足に実用化しえなかった。し
かるに本発明に従って高分子凝集剤を、加圧成形して密
度O,Sことにより剥離性および含水率低下が著しく改
善され1高分子凝集剤を用いる真空濾過機またはフィル
タープレスによる脱水の実用化に成功したものである。
また、従来の無機凝集剤を用いた真空脱水方法を土建る
脱水効率(脱水ケーキ含水率の低下、炉布との剥離性の
向上)を得ることができる。しかも、無機凝集剤の方法
の重大な欠点が解決され、脱水ケーキは可燃性に富み、
焼却時の燃料が大巾に少なくてすみ、焼却灰分の生成量
も大巾に少なくなった。このため本発明は実用上極めて
高い価値を有する。
以下、実施例および比較例により本発明をさらに説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1.および比較例1 各種の有機性繊維質物(嵩比重0.02〜0.05含水
率3〜10重量%)をロール型プレス機で線圧500k
g/at*に加圧して厚さ5朋の平板(嵩比重0.5〜
1.2)を作成、これをハサミで截断して、縦1.5c
IrL、横1.5工、厚さ5mmの圧搾ペレットを作成
した。
aoo mlのビーカーに採集したA市下水処理場の混
合生汚泥200.9 (固形分2.9重量%、有機分6
9.2重量%/汚泥固形分、繊維分4.5重量%/汚泥
固形分)に上記で作成したペレットを加えて、カイ型攪
拌棒を備えた実験用小型攪拌機を用いて、250rpm
で30秒間攪拌した。つづいて、メタクロイロキシエチ
ルトリメチルアンモニウムクロライドポリヮ−(以下、
METACポリマーと称す、固有粘度5.5 dI!/
El ニア oイド轟量値4.8 me q/ji )
の03重量%水溶液を0.6mJ (METACポリ−
q−o、s 重i % / 汚泥固形分)加えて25O
rpmで30秒間攪拌して一部フロックを形成させ、次
いで500 rpmで2分間攪拌して、先に形成したフ
ロックを破壊した。
市販の真空脱水用F布を装着した内径3.5cIILの
小型リーフを上記で調製したビーカーのフロック中に浸
し、450 mmHgの減圧下に真空脱水を開始した。
涙液が60me流出するまでの時間(秒)を測定したの
ち、直ちにビーカーからリーフを取り出し、逆さく上向
き)に立て、さらに−450mrgHgで2分間吸引し
た。P布上に付着したケーキの厚さく龍)、ケーキ含水
率(重量%)、チ布との剥離性、さらにろ液の清澄性を
測定した。試験結果を表1に示す。
比較例として、実施例1と同じ方法で、汚泥に何も加え
ないもの、繊維のみのペレットを汚泥に加工たもの、M
ETACポリマーのみを0.8重量%水溶液として汚泥
に加えたもの、および圧搾ペレットの代わりに嵩比重0
,02〜0.05の有機性繊維質物(含水率10%以下
)を用いて真空脱水試験を行なった。その結果を表1に
併記した。
表−1 *1.脱水後のケヤキの剥離性 良・・・ケーキがほぼ完全に剥離し1F布の目詰りもな
い。
可・・・剥離が不十分で、若干ケーキがF布上に残る。
一部F布が目詰りしてい る。
不可・・“剥離後、相当量のケーキがF布上に残る。F
布のほぼ全域が目詰りして いる。
*2.P液の清澄性 良・・ケーキの流出がほとんど見られない。
可・・・ごく僅かにケーキがP液中に流出している。
不可・・・ケーキがF液中に流出している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、加圧成型して密度0.3g/cm^3以上に嵩比重
    を増大せしめた有機性の繊維質物(A)と、高分子凝集
    剤(B)とを併用してなる汚泥脱水用助剤。 2、該繊維質物が繊維または水中で繊維状になりうる植
    物性繊維質物である特許請求の範囲第1項記載の助剤。 3、植物性繊維質物が紙の粉砕物である特許請求の範囲
    第2項記載の助剤。 4、(B)がカチオン性高分子凝集剤である特許請求の
    範囲第1項〜第3項のいずれか記載の助剤。 5、カチオン性高分子凝集剤が(1)3級窒素含有アク
    リレート類、3級窒素含有アクリルアミド類、4級窒素
    含有アクリレート類、4級窒素含有アクリルアミド類、
    ビニルイミダゾリン類およびアリルアミン類からなる群
    より選ばれるカチオン性単量体の少くとも一種またはこ
    れと他のエチレン性不飽和単量体の少くとも一種の重合
    体、(2)カチオン変性されたポリアクリルアミド、(
    3)キトサン、(4)ポリエチレンイミン、(5)エピ
    ハロヒドリン−アミン縮合物および(6)カチオン化デ
    ンプンからなる群より選ばれる少くとも一種である特許
    請求の範囲第4項記載の助剤。 6、カチオン性単量体が一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、Aは酸素原子またはNH、Bは炭素数1〜4の
    アルキレン基、炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基
    またはフェニレン基、R_1はHまたはメチル基、R_
    2、R_3、R_4はH、アルキレン基またはアラルキ
    ル基、X^■は対アニオンを示す。)で示される単量体
    である特許請求の範囲第5項記載の助剤。 7、該繊維質物が密度0.01〜0.2g/cm^3、
    繊維長0.01〜5mmからなる特許請求の範囲第1項
    〜第6項のいずれか記載の助剤。 8、加圧成形して密度0.3g/cm^3以上に嵩比重
    を増大せしめた有機性の繊維質物(A)と高分子凝集剤
    (B)を汚泥に添加し、次いで得られるフロック径を5
    mm以下に調整して脱水することからなる汚泥の脱水方
    法。 9、(A)と(B)とを同時にまたは(A)に次いで(
    B)を添加する特許請求の範囲第8項記載の方法。 10、フロック径を1mm以下に調整して真空脱水機に
    より脱水を行なう特許請求の範囲第8項または第9項記
    載の方法。 11、フロック径を1mm以下に調整してフィルタープ
    レスにより脱水を行なう特許請求の範囲第8項または第
    9項記載の方法。
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