JPS61176531A - 新規物質kt5556 - Google Patents
新規物質kt5556Info
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- JPS61176531A JPS61176531A JP60017531A JP1753185A JPS61176531A JP S61176531 A JPS61176531 A JP S61176531A JP 60017531 A JP60017531 A JP 60017531A JP 1753185 A JP1753185 A JP 1753185A JP S61176531 A JPS61176531 A JP S61176531A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- culture
- nocardiopsis
- dmso
- producing
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- Granted
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はノカルディオプシス属に属する微生物が産生ず
る、ヒスタミン遊離抑制作用を有する新規物質およびそ
の製造法に関する。
る、ヒスタミン遊離抑制作用を有する新規物質およびそ
の製造法に関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする問題点ヒスタミ
ン遊離抑制作用を有する化合物として・ はジソジウ
ムクロモグリケート等多くの化合物が知られているが、
微生物の培養物からヒスタミン遊離抑制作用を有する物
質が見い出された例はない。
ン遊離抑制作用を有する化合物として・ はジソジウ
ムクロモグリケート等多くの化合物が知られているが、
微生物の培養物からヒスタミン遊離抑制作用を有する物
質が見い出された例はない。
有用な新規生理活性物質を提供するという目的のもとに
、天然界より入手した数多くの微生物の生産物について
研究を行った結果、新たに分離した微生物の培養物中に
ヒスタミン遊離抑制作用を有する生理活性物質が生産さ
れる事実を見出した。
、天然界より入手した数多くの微生物の生産物について
研究を行った結果、新たに分離した微生物の培養物中に
ヒスタミン遊離抑制作用を有する生理活性物質が生産さ
れる事実を見出した。
ついで、該培養物から該物質を単離、精製し、その理化
学的性質を調べたところ新規物質であることが判明した
。以下、該物質をKT5556と称する。
学的性質を調べたところ新規物質であることが判明した
。以下、該物質をKT5556と称する。
問題点を解決するための手段
KT5556の理化学的性質は以下に示す通りである。
性 状 : 淡黄色粉末
融 点 : 262〜266℃【分解)比旋光度: 〔
α]”=+97.1°(C=0.56. DMF)溶解
性 : 易 溶 : アルカリ性水、DMSO(ジメチルスルホ
キシド)、DMF (N、Nジメチルホルムアミド) 難 溶 : メタノール、エタノール 不 溶 : クロロホルム 呈色反応: ヨウ素に陽性、塩化第二鉄およびライドン
スミスの各反応に陰性 紫外部吸収スペクトル(水溶液) 第1図赤外部吸収ス
ペクトル(KBr) 3430、1720.1665.1632.1591.
1460.1313゜1279、1235.1133.
740 cl’マススペクトル二本物質のマススペクト
ル(SI−MS)は次の様な分子イオンを与える。
α]”=+97.1°(C=0.56. DMF)溶解
性 : 易 溶 : アルカリ性水、DMSO(ジメチルスルホ
キシド)、DMF (N、Nジメチルホルムアミド) 難 溶 : メタノール、エタノール 不 溶 : クロロホルム 呈色反応: ヨウ素に陽性、塩化第二鉄およびライドン
スミスの各反応に陰性 紫外部吸収スペクトル(水溶液) 第1図赤外部吸収ス
ペクトル(KBr) 3430、1720.1665.1632.1591.
1460.1313゜1279、1235.1133.
740 cl’マススペクトル二本物質のマススペクト
ル(SI−MS)は次の様な分子イオンを与える。
m/z 453(Ma
元素分析: H4,35,C68,71,N 9.01
(実測値) C*sH+sNs○5としてH4,22
,C68,87,N 9.27 (計算値)’)I−
NMR(DMSO−da) δ9.24 (d、 1H、J=7.7Hz)、 8.
1〜7.85 (m。
(実測値) C*sH+sNs○5としてH4,22
,C68,87,N 9.27 (計算値)’)I−
NMR(DMSO−da) δ9.24 (d、 1H、J=7.7Hz)、 8.
1〜7.85 (m。
3H)、 7.55〜7.25 (n、 4)1)、
7.12 (dd、 1H、J=4、9.7.4Hz)
、 5.04 (d、 1H、J=17.5Hz)。
7.12 (dd、 1H、J=4、9.7.4Hz)
、 5.04 (d、 1H、J=17.5Hz)。
4、99 (d、 1)1. J=17.5Hz)、
3.38・(dd、 E、 J=7.4、13.8Hz
)、 2.23 (s、、 H)、 2.00 (dd
、 LH。
3.38・(dd、 E、 J=7.4、13.8Hz
)、 2.23 (s、、 H)、 2.00 (dd
、 LH。
J=4、9. 13.8Hz)
I3C−NMR(DMSO−da)
δ 174、0. 171.8. 139.9. 13
6.8. 132.9゜128.3. 125.6.
125.3. 124、9. 124、1. 123.
9゜122.6. 121.1. 120J、 11
9.5. 119.4、 115.7゜114、8.
114、5. 109.0. 99.2. 85.0.
84、4゜45.4、 42.5. 22.8 以上のデータによりKT5556は新規化合物であるこ
とが判明した。
6.8. 132.9゜128.3. 125.6.
125.3. 124、9. 124、1. 123.
9゜122.6. 121.1. 120J、 11
9.5. 119.4、 115.7゜114、8.
114、5. 109.0. 99.2. 85.0.
84、4゜45.4、 42.5. 22.8 以上のデータによりKT5556は新規化合物であるこ
とが判明した。
次に各種展開剤によるKT5556の薄層クロマトグラ
フィーのRf値を第1表に示す。検出は、2537人の
紫外線照射により行った。
フィーのRf値を第1表に示す。検出は、2537人の
紫外線照射により行った。
第 1 表
KT5556のシリカゲル薄層クロマトグラフィー1
メタノール:水=8 : 2 (V/V)
0.552 メ9)−f& : 水 :りou
*&A=63 :27 : 10 (V/V)
0.6 1薄層:逆相シリカゲルプレートRP1
8 (メルク社Art15685)展開:室温、上昇法
、1時間 KT5556は弱酸性物質であるので水溶性の塩基付加
塩を形成させることができる。このような塩としては、
アンモニウム塩、リチウム、ナトリウム。
メタノール:水=8 : 2 (V/V)
0.552 メ9)−f& : 水 :りou
*&A=63 :27 : 10 (V/V)
0.6 1薄層:逆相シリカゲルプレートRP1
8 (メルク社Art15685)展開:室温、上昇法
、1時間 KT5556は弱酸性物質であるので水溶性の塩基付加
塩を形成させることができる。このような塩としては、
アンモニウム塩、リチウム、ナトリウム。
カリウム塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム。
マグネシウム塩のようなアルカリ土類金属塩、トリエチ
ルアミン、モルホリン、ピペリジン、ジシクロヘキシル
アミン等の有機塩基との塩およびアルギニン、リジン等
のアミノ酸との塩類が含まれる。上記例示のごとき非毒
性の薬理的許容可能な塩が好ましいが、生成物の単離・
精製にあたってはその他の塩も又有用である。
ルアミン、モルホリン、ピペリジン、ジシクロヘキシル
アミン等の有機塩基との塩およびアルギニン、リジン等
のアミノ酸との塩類が含まれる。上記例示のごとき非毒
性の薬理的許容可能な塩が好ましいが、生成物の単離・
精製にあたってはその他の塩も又有用である。
KT5556はヒスタミン遊離抑制作用を有する。
次にKT5556の製造法について説明する。KT55
56は、ノカルディオプシス属に属し、KT5556生
産能を有する微生物を培地に培養し、培養物中にKT5
556を生成蓄積させ、該培養物からKT5556を採
取することにより製造される。
56は、ノカルディオプシス属に属し、KT5556生
産能を有する微生物を培地に培養し、培養物中にKT5
556を生成蓄積させ、該培養物からKT5556を採
取することにより製造される。
KT5556生産性微生物としてはノカルディオプシス
属に属し.KT5556生産能を有するものであればい
ずれの微生物でもよい。具体的に好適な一例として、東
京都多摩市の草地の土壌より分離されたノカルディオプ
シス・エスピー(NOCardiOpSiSsp、 )
に−290株があげられる。該菌株は工業技術院微生物
工業技術研究所に微工研条寄第696号(寄託口:19
85年1月19日)として寄託されている。
属に属し.KT5556生産能を有するものであればい
ずれの微生物でもよい。具体的に好適な一例として、東
京都多摩市の草地の土壌より分離されたノカルディオプ
シス・エスピー(NOCardiOpSiSsp、 )
に−290株があげられる。該菌株は工業技術院微生物
工業技術研究所に微工研条寄第696号(寄託口:19
85年1月19日)として寄託されている。
K−290菌株の形態的特徴および生理的性質を観察・
試験した結果は次の通りである。
試験した結果は次の通りである。
核間は、一般に放線菌の生育に用いられる種々の天然培
地および合成培地において普通もしくは良好な生育を示
す。気中菌糸の着生は、合成培地において比較的良好で
あり、色調は白もしくはページ二である。長生菌糸の色
調は、黄灰色からベージュであるが、チロシン寒天培地
やイースト・麦芽寒天培地およびペプトン・イースト鉄
寒天培地においては赤褐色となる。可溶性色素の生成は
見られない。また、メラニン様色素の生成もない。
地および合成培地において普通もしくは良好な生育を示
す。気中菌糸の着生は、合成培地において比較的良好で
あり、色調は白もしくはページ二である。長生菌糸の色
調は、黄灰色からベージュであるが、チロシン寒天培地
やイースト・麦芽寒天培地およびペプトン・イースト鉄
寒天培地においては赤褐色となる。可溶性色素の生成は
見られない。また、メラニン様色素の生成もない。
胞子は、気中菌糸より単純分枝した先端に、20個以上
の連鎖を形成し、屈曲状である。胞子の形態は球型から
円筒型で、大きさは0.6〜0.8×0.7〜1.0μ
mであり、電子顕微鏡観察による胞子表面は平滑(sm
ooth )もしくは、いぼ状(warty)である。
の連鎖を形成し、屈曲状である。胞子の形態は球型から
円筒型で、大きさは0.6〜0.8×0.7〜1.0μ
mであり、電子顕微鏡観察による胞子表面は平滑(sm
ooth )もしくは、いぼ状(warty)である。
鞭毛は認められず、また胞子嚢も見出されない。
各種培地上での生育状態
各種培地上において、28℃、20日間培養した時の生
育および色の特徴を下記に示す。色の表示はCo1or
)larmony Manual (Contain
erCdrporation of America
) による色の分類に従なお、培地中への色素生成は
、いずれの培地でもなかった。
育および色の特徴を下記に示す。色の表示はCo1or
)larmony Manual (Contain
erCdrporation of America
) による色の分類に従なお、培地中への色素生成は
、いずれの培地でもなかった。
(1)シニクロース・硝酸塩寒天培地
生育:普通
気中菌糸: 中程度・ナチュラル(2dc)長生菌糸の
色:パール(3ba) (2)グルコース・アスパラギン寒天培地生 育 :
良 好、隆起状 気中菌糸: 中程度〜良 好・パール(3ba)〜ベー
ジュ(3gc) 長生菌糸の色ニライト・アイボ!J−(,2ca)(3
)グリセロール・アスパラギン寒天培地生育:普通 気中菌糸二 良 好、ベール・ブルー(14c a )
長生菌糸の色:バーチメン)(lcb)〜ダーク・コバ
ルトグレー(2ih) (4)スターチ寒天培地 生育二普通 気中菌糸: 中程度〜良 好、パール(3ba)長生菌
糸の色:ビスケフ) (2ec)(5)チロシン寒天培
地 生育:良好 気中菌糸: 良 好、ビスツ(3ec)長生菌糸の色:
ヌード・タン(4gc)(6)栄養寒天培地 生育:普通 気中菌糸: 貧 弱、ビスツ(3ec)長生菌糸の色:
ヌード・タン(4gc)(7)イースト・麦芽寒天培地 生 育 : 良 好、ひだ状 気中菌糸: 中程度、パール(2ba)長生菌糸の色:
アンバー(3ic)〜クローブ・ブラウン(3Pjり (8)オートミール寒天培地 生育:貧弱9粒状 気中菌糸: な し 長生菌糸の色ニライト・アイボ’J−(26a)(9)
ペプトン・イースト鉄寒天培地 生 育 : 良 好、ひだ状 気中菌糸: な し 長生菌糸の色二カメル(3i e) 各種生理的性質 に−290株の生理的諸性質を以下に示す。生育温度範
囲については、2日後の結果、脱脂牛乳。
色:パール(3ba) (2)グルコース・アスパラギン寒天培地生 育 :
良 好、隆起状 気中菌糸: 中程度〜良 好・パール(3ba)〜ベー
ジュ(3gc) 長生菌糸の色ニライト・アイボ!J−(,2ca)(3
)グリセロール・アスパラギン寒天培地生育:普通 気中菌糸二 良 好、ベール・ブルー(14c a )
長生菌糸の色:バーチメン)(lcb)〜ダーク・コバ
ルトグレー(2ih) (4)スターチ寒天培地 生育二普通 気中菌糸: 中程度〜良 好、パール(3ba)長生菌
糸の色:ビスケフ) (2ec)(5)チロシン寒天培
地 生育:良好 気中菌糸: 良 好、ビスツ(3ec)長生菌糸の色:
ヌード・タン(4gc)(6)栄養寒天培地 生育:普通 気中菌糸: 貧 弱、ビスツ(3ec)長生菌糸の色:
ヌード・タン(4gc)(7)イースト・麦芽寒天培地 生 育 : 良 好、ひだ状 気中菌糸: 中程度、パール(2ba)長生菌糸の色:
アンバー(3ic)〜クローブ・ブラウン(3Pjり (8)オートミール寒天培地 生育:貧弱9粒状 気中菌糸: な し 長生菌糸の色ニライト・アイボ’J−(26a)(9)
ペプトン・イースト鉄寒天培地 生 育 : 良 好、ひだ状 気中菌糸: な し 長生菌糸の色二カメル(3i e) 各種生理的性質 に−290株の生理的諸性質を以下に示す。生育温度範
囲については、2日後の結果、脱脂牛乳。
ゼラチンおよび繊維素への作用については、28t、1
ケ月後、その他は28℃で3週間後の観察結果を示した
。
ケ月後、その他は28℃で3週間後の観察結果を示した
。
(1)炭素源の資化性
D−グルコース、i−イノシトール、D−フラクトース
、L−ラムノースを資化するが、L−アラビノース、D
−キシロース、D−マンニトール、シニクロースおよび
ラフィノースは資化しない。
、L−ラムノースを資化するが、L−アラビノース、D
−キシロース、D−マンニトール、シニクロースおよび
ラフィノースは資化しない。
(2) ゼラチンの液化 : 液化しない(3)脱脂
牛乳の凝固、ペプトン化: ペプトン化したが凝固はわずかである。
牛乳の凝固、ペプトン化: ペプトン化したが凝固はわずかである。
(4)繊維素の分解作用 : な し
く5)スターチの加水分解作用 : あ る(6)生育
温度範囲 : 10〜42℃(7)メラニン様色素の生
成 : な しに−290株は、中温菌であり、寒天培
地上に気中菌糸を形成する。胞子は気中菌糸から単純分
枝した胞子柄より20個以上の屈曲状の連鎖として着成
し、運動性は見られない。長生菌糸においては、分岐は
頻繁に見られるが、明瞭なる分断は観察されなかった。
温度範囲 : 10〜42℃(7)メラニン様色素の生
成 : な しに−290株は、中温菌であり、寒天培
地上に気中菌糸を形成する。胞子は気中菌糸から単純分
枝した胞子柄より20個以上の屈曲状の連鎖として着成
し、運動性は見られない。長生菌糸においては、分岐は
頻繁に見られるが、明瞭なる分断は観察されなかった。
全菌体の加水分解による分析では、メン型のジアミノピ
メリン酸が検出され、また糖質については、マジュロー
スなどの特徴的な糖は検出されなかった。よって該菌株
をノカルディオプシス(Nocardiopsis )
sp、K −290と命名した。
メリン酸が検出され、また糖質については、マジュロー
スなどの特徴的な糖は検出されなかった。よって該菌株
をノカルディオプシス(Nocardiopsis )
sp、K −290と命名した。
微生物の培養に際しては放線菌の培養に用いられる通常
の培養方法が適用される。用いられる培地は菌の資化し
うる炭素源、窒素源、無機物等を程よく含有する培地で
あれば天然培地1合成培地いずれでも用いうる。
の培養方法が適用される。用いられる培地は菌の資化し
うる炭素源、窒素源、無機物等を程よく含有する培地で
あれば天然培地1合成培地いずれでも用いうる。
炭S源としてはグルコース、フラクトース、スタヒロー
ス、澱粉、テキストリン、マンノース、マルトース、糖
蜜等の炭水化物、クエン酸、リンゴ酸、酢酸、フマール
酸などの有機酸、グルタミン酸等のアミノ酸あるいはグ
リセロール等が用いられる。
ス、澱粉、テキストリン、マンノース、マルトース、糖
蜜等の炭水化物、クエン酸、リンゴ酸、酢酸、フマール
酸などの有機酸、グルタミン酸等のアミノ酸あるいはグ
リセロール等が用いられる。
窒素源としては塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、
硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウム等のアンモニウ
ム塩、アスパラギン酸、グルタミン、シスチン、アラニ
ン等のアミノ酸、尿素、ヘプトン、肉エキス、酵母エキ
ス、乾燥酵母、コーン・スチープ・リカー、大豆粉、綿
実粕、大豆カゼイン、カザミノ酸、ファーマメディア等
が用いられる。
硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウム等のアンモニウ
ム塩、アスパラギン酸、グルタミン、シスチン、アラニ
ン等のアミノ酸、尿素、ヘプトン、肉エキス、酵母エキ
ス、乾燥酵母、コーン・スチープ・リカー、大豆粉、綿
実粕、大豆カゼイン、カザミノ酸、ファーマメディア等
が用いられる。
無機物としてはリン酸二水素カリウム、リン酸水素ニナ
トリウム、硫酸マグネシウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガ
ン、硫酸コバルト、硫酸亜鉛、パントテン酸カルシウム
、モリブデン酸アンモニウム、硫酸アルミニウムカリウ
ム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、塩化コバルト、食
塩等が用いられる。
トリウム、硫酸マグネシウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガ
ン、硫酸コバルト、硫酸亜鉛、パントテン酸カルシウム
、モリブデン酸アンモニウム、硫酸アルミニウムカリウ
ム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、塩化コバルト、食
塩等が用いられる。
その他必要に応じて培地にビタミン、サイアミン等菌体
の増殖あるいはKT5556の生産を促進する物質を加
えることができる。
の増殖あるいはKT5556の生産を促進する物質を加
えることができる。
用いられる微生物が生育に特定の物質を要求する場合は
勿論生育に必要な物を加えることが必要である。
勿論生育に必要な物を加えることが必要である。
培養は振盪培養法、通気攪拌培養法等により、20〜4
0℃の温度で中性付近のpHで行われる。
0℃の温度で中性付近のpHで行われる。
3〜15日の培養によってKT5556の蓄積が最大に
達し、培養は完了する。
達し、培養は完了する。
培養物中に、蓄積したKT5556を培養液から単離採
取するに際しては、通常の生理活性物質を培養液から採
取する方法が適用される。
取するに際しては、通常の生理活性物質を培養液から採
取する方法が適用される。
即ち、濾過、遠心分離等による菌体除去、吸着樹脂、シ
リカゲル、シラナイズドシリヵゲノペアルミニウム、セ
ルロース、珪藻土、珪酸マグネシウム、ゲル濾過剤等を
用いるカラムクロマトグラフィーもしくは薄層クロマト
グラフィーによる活性物質の吸脱着処理等によってKT
5556は単離される。
リカゲル、シラナイズドシリヵゲノペアルミニウム、セ
ルロース、珪藻土、珪酸マグネシウム、ゲル濾過剤等を
用いるカラムクロマトグラフィーもしくは薄層クロマト
グラフィーによる活性物質の吸脱着処理等によってKT
5556は単離される。
培養液からKT5556を単離する1例は次の通りであ
る。
る。
培養液を濾過もしくは遠心分離することによって菌体を
除去する。得られた濾液もしくは上澄液を吸着樹脂、ダ
イヤイオンHP−10(三菱化成工業■製)で処理して
活性物質を樹脂に吸着する。
除去する。得られた濾液もしくは上澄液を吸着樹脂、ダ
イヤイオンHP−10(三菱化成工業■製)で処理して
活性物質を樹脂に吸着する。
ついで、アセトン等の適当な溶剤にて溶出し、溶出液を
減圧濃縮することにより溶剤をとばし水溶液とする。つ
いで、この水溶液をダイヤイオンHP−2033(三菱
化成工業■製)で処理して活性物質を吸着する。ついで
、メタノール等の適当な溶剤にて溶出し、溶出液を減圧
濃縮し、LH−20(ファルマシア社製)のクロマトグ
ラフィー(展開溶媒:メタノール)を行う。ついで得ら
れる溶出液を減圧下濃縮し、再度HP−20SSカラム
クロマトグラフィーを40%(V/V)から60%(V
/V)までのメタノールの直線型濃度匂配により溶出す
る方法により行う。KT5556を含む画分を集め減圧
下で濃縮後、展開溶媒と1〜50%(V/V) メタノ
ールを用いる逆相シリカゲル(メルク社製ローバーカラ
ムRP−8,Art N(L11804 )クロマト
グラフィーを行う。ついで得られる溶出液を減圧下で濃
縮し.KT5556の淡黄色粉末を得る。
減圧濃縮することにより溶剤をとばし水溶液とする。つ
いで、この水溶液をダイヤイオンHP−2033(三菱
化成工業■製)で処理して活性物質を吸着する。ついで
、メタノール等の適当な溶剤にて溶出し、溶出液を減圧
濃縮し、LH−20(ファルマシア社製)のクロマトグ
ラフィー(展開溶媒:メタノール)を行う。ついで得ら
れる溶出液を減圧下濃縮し、再度HP−20SSカラム
クロマトグラフィーを40%(V/V)から60%(V
/V)までのメタノールの直線型濃度匂配により溶出す
る方法により行う。KT5556を含む画分を集め減圧
下で濃縮後、展開溶媒と1〜50%(V/V) メタノ
ールを用いる逆相シリカゲル(メルク社製ローバーカラ
ムRP−8,Art N(L11804 )クロマト
グラフィーを行う。ついで得られる溶出液を減圧下で濃
縮し.KT5556の淡黄色粉末を得る。
上記精製工程中のKT5556の検出はシリカゲル5I
W17 m ?L I8 w 7− −”’++1’?
5 +Fl y’y 審戸文マ1−)2537人の紫外
線照射法により行った。
W17 m ?L I8 w 7− −”’++1’?
5 +Fl y’y 審戸文マ1−)2537人の紫外
線照射法により行った。
以下に実施例を示す。
実施例1゜
種菌としてノカルディオプシス・エスピーに−290を
用いる。核間を第一種培地として、グルコース1.0g
/dl、可溶性デンプン1.0g/!17、肉エキス0
.3g/dl、酵母エキス0.5g/dIl、バタトト
リプトン(ディフコ社製)0.5g#12、炭酸カルシ
ウム0.2g/JSpH7,2〜7.4の組成を有する
3 00ml三角フラスコ中の4 Qmlの種培地に植
菌する。ついで30℃で菌が十分生育するまで振盪培養
する。この種培養液4mlを300ml三角フラスコ中
の下記発酵培地4Qmlに植菌する。
用いる。核間を第一種培地として、グルコース1.0g
/dl、可溶性デンプン1.0g/!17、肉エキス0
.3g/dl、酵母エキス0.5g/dIl、バタトト
リプトン(ディフコ社製)0.5g#12、炭酸カルシ
ウム0.2g/JSpH7,2〜7.4の組成を有する
3 00ml三角フラスコ中の4 Qmlの種培地に植
菌する。ついで30℃で菌が十分生育するまで振盪培養
する。この種培養液4mlを300ml三角フラスコ中
の下記発酵培地4Qmlに植菌する。
発酵培地;グルコース0.5g/d1、可溶性テンブン
3.0g/dl、大豆粉3.0g/dt!、コーン・ス
テイープ・リカー0.5g/I2!1!、酵母エキス0
.5 g/J、炭酸カルシウム0.3g/J、p H7
,2〜7.4゜ 培養は30℃で9日間通気攪拌下に行う。培養終了後、
培養液を連続遠心分離(15,00Orpm)する。上
澄液8.41をダイヤイオンHP−10(三菱化成工業
■製)を充填した11のカラムに通塔し、11(D水、
21(7)50%(V/V) メタ/ −ノb。
3.0g/dl、大豆粉3.0g/dt!、コーン・ス
テイープ・リカー0.5g/I2!1!、酵母エキス0
.5 g/J、炭酸カルシウム0.3g/J、p H7
,2〜7.4゜ 培養は30℃で9日間通気攪拌下に行う。培養終了後、
培養液を連続遠心分離(15,00Orpm)する。上
澄液8.41をダイヤイオンHP−10(三菱化成工業
■製)を充填した11のカラムに通塔し、11(D水、
21(7)50%(V/V) メタ/ −ノb。
さらに1ノの30%(V/V )アセトン*で斧海擾、
11の60%(V/V )アセトン水で溶出する。溶出
液全てを集めて濃縮乾固すると1.6gの油状物が得ら
れる。これを水に懸濁して、水を用いて充填した84m
1のダイヤイオンHP−20SS(三菱化成工業■製)
カラムの上端に供給する。200m1の水、更に20
Qmlの40%(V/V)メタノールで洗浄後、140
ml+7)60%(V/V ) メ9 / −ルテ溶出
する。溶出画分を全て集めて減圧下で濃縮乾固すると約
379mgの油状物質が得られる。5mlの50%(v
/V)メタノールニ溶解し、50%(V/V)メタノー
ルを用いて充填した1 0 QmlのセファデックスL
H20(ファルマシア社製)カラムの上端に供給し、展
開溶媒として充填溶媒と同一組成の溶媒を用いて溶出す
る。溶出画分を3gずつ分取するとフラクション番号7
7〜91にKT5556が溶出される。この画分を集め
減圧下で濃縮乾固すると約47.4 mgの褐色粉末が
得られる。この粉末を5mlの40%(V/V )メタ
ノールに溶解し、40%(V/V )メタノールを用い
て充填した33m1のHP−20SSカラムに吸着させ
る。展開溶媒は40%(V/V) y!夕/−ル15
h+1と60%(V/V)メタノール15 Qmlを用
いて、40%(V/V)から60%(V/V)までのメ
タノールの直線型濃度匂配により溶出する。溶出分画を
3g、ずつ分取すると、フラクション番号10〜15に
KT5556が溶出される。この両分を集め減圧下で濃
縮乾固すると約40■の褐色粉末が得られる。この粉末
を約5mlの50%(V/V )メタノールに溶解し、
50%(V/V)メタノールを用いて平衡化したシラナ
イズドシリカゲルRP−8(サイズB、メルク社製、A
rt11804)に吸着させ、展開溶媒として平衡化に
用いた溶媒と同一組成の溶媒を用いて溶出する。
11の60%(V/V )アセトン水で溶出する。溶出
液全てを集めて濃縮乾固すると1.6gの油状物が得ら
れる。これを水に懸濁して、水を用いて充填した84m
1のダイヤイオンHP−20SS(三菱化成工業■製)
カラムの上端に供給する。200m1の水、更に20
Qmlの40%(V/V)メタノールで洗浄後、140
ml+7)60%(V/V ) メ9 / −ルテ溶出
する。溶出画分を全て集めて減圧下で濃縮乾固すると約
379mgの油状物質が得られる。5mlの50%(v
/V)メタノールニ溶解し、50%(V/V)メタノー
ルを用いて充填した1 0 QmlのセファデックスL
H20(ファルマシア社製)カラムの上端に供給し、展
開溶媒として充填溶媒と同一組成の溶媒を用いて溶出す
る。溶出画分を3gずつ分取するとフラクション番号7
7〜91にKT5556が溶出される。この画分を集め
減圧下で濃縮乾固すると約47.4 mgの褐色粉末が
得られる。この粉末を5mlの40%(V/V )メタ
ノールに溶解し、40%(V/V )メタノールを用い
て充填した33m1のHP−20SSカラムに吸着させ
る。展開溶媒は40%(V/V) y!夕/−ル15
h+1と60%(V/V)メタノール15 Qmlを用
いて、40%(V/V)から60%(V/V)までのメ
タノールの直線型濃度匂配により溶出する。溶出分画を
3g、ずつ分取すると、フラクション番号10〜15に
KT5556が溶出される。この両分を集め減圧下で濃
縮乾固すると約40■の褐色粉末が得られる。この粉末
を約5mlの50%(V/V )メタノールに溶解し、
50%(V/V)メタノールを用いて平衡化したシラナ
イズドシリカゲルRP−8(サイズB、メルク社製、A
rt11804)に吸着させ、展開溶媒として平衡化に
用いた溶媒と同一組成の溶媒を用いて溶出する。
溶出画分を5gずつ分取するとフラクション番号33〜
40にKT5556が溶出される。この画分を集め濃縮
乾固すると約29.6 mgの淡黄色粉末が得られる。
40にKT5556が溶出される。この画分を集め濃縮
乾固すると約29.6 mgの淡黄色粉末が得られる。
なお、上記粉製工程中のKT5556の検出はシリカゲ
ル薄層クロマトグラフィー、次いでヨウ素反応又は、2
537人の紫外線照射法により行った。
ル薄層クロマトグラフィー、次いでヨウ素反応又は、2
537人の紫外線照射法により行った。
実施例2゜
KT5556のナトリウム塩の形成法
1.2gのKT5556を0. I N N a H
COs40 Qmlに溶解し、HP−20SS(三菱化
成工業■製〉を水を用いて充填した45m1のカラムに
通塔する。20 (lnlcD水で洗浄後、60%(V
/V)メタノールで溶出する。溶出画分を、集め、凍結
乾燥を行うと約162gのKT5556のナトリウム塩
が得られる。得られたKT5556のナトリウム塩は1
m1の水に対し約1.1 mgの割合で可溶である。
COs40 Qmlに溶解し、HP−20SS(三菱化
成工業■製〉を水を用いて充填した45m1のカラムに
通塔する。20 (lnlcD水で洗浄後、60%(V
/V)メタノールで溶出する。溶出画分を、集め、凍結
乾燥を行うと約162gのKT5556のナトリウム塩
が得られる。得られたKT5556のナトリウム塩は1
m1の水に対し約1.1 mgの割合で可溶である。
次いで、KT5556のヒスタミン遊離抑制作用を実験
例により説明する。
例により説明する。
実験例
ラット腹腔浸出細胞からのヒスタミン遊離に及ぼす影響
1) ラット腹腔細胞浮遊液の調製とヒスタミン遊離
体重150〜180gのラットを乾エーテル麻酔下に放
血致死せしめ、5ullivan らの方法(J、
Immunol、114、1473. (197,5
) )に準じて作製した肥満細胞用培液(mast c
ell medium)(MCMと略記、組成:150
mM NaCj!。
血致死せしめ、5ullivan らの方法(J、
Immunol、114、1473. (197,5
) )に準じて作製した肥満細胞用培液(mast c
ell medium)(MCMと略記、組成:150
mM NaCj!。
3.7mM KCl、3mM Na、HP○、。
3.5mM KH2P○、、1mM CaCj22
゜5、6 m Mグルコース、0.1%牛血清アルブミ
ン。
゜5、6 m Mグルコース、0.1%牛血清アルブミ
ン。
10U/lT11ヘパリン) 、5m1 /anima
1を腹腔内に注入した。腹部を2分間マツサージした後
、開腹し腹腔的浸出液を採取した。6匹より集めた浸出
液を4℃、1100Xで5分間遠心分離後、沈渣に適量
の水冷MCMを加えて3回洗浄し、最終的には肥満細胞
数が約3 X 10’ cells/mlとなるように
細胞浮遊液(peritonealexudate c
ells 、 PECと略記)を調製した。
1を腹腔内に注入した。腹部を2分間マツサージした後
、開腹し腹腔的浸出液を採取した。6匹より集めた浸出
液を4℃、1100Xで5分間遠心分離後、沈渣に適量
の水冷MCMを加えて3回洗浄し、最終的には肥満細胞
数が約3 X 10’ cells/mlとなるように
細胞浮遊液(peritonealexudate c
ells 、 PECと略記)を調製した。
なお、肥満細胞の同定は0.05%トルイジンブルーで
細胞内顆粒を染色することにより行った。
細胞内顆粒を染色することにより行った。
このようにして得たPEC1m1を37℃、100分間
ブレインキベートした後、種々の濃度の被検薬液Q、1
mlを加えて10分間インキユベートシ、フォスファチ
ジルーし一セリン100x/ml及びコンカナバリンA
1000塊/mlそれぞれ0.1mlを加えてさらに
15分間インキュベートした。氷冷した生理食塩水3m
lを加えて反応を停止後、4℃、1l100Xで10分
間遠心分離して上清と沈渣を得た。上滑及び沈渣のヒス
タミン量は小松の方法〔アレルギー27.67(197
8)]に従い螢光法で測定した。ヒスタミン遊離率は細
胞の総ヒスタミン量に対する上滑のヒスタミン量の百分
率として表した。また次式により被検薬液のヒスタミン
遊離抑制率を算出した。
ブレインキベートした後、種々の濃度の被検薬液Q、1
mlを加えて10分間インキユベートシ、フォスファチ
ジルーし一セリン100x/ml及びコンカナバリンA
1000塊/mlそれぞれ0.1mlを加えてさらに
15分間インキュベートした。氷冷した生理食塩水3m
lを加えて反応を停止後、4℃、1l100Xで10分
間遠心分離して上清と沈渣を得た。上滑及び沈渣のヒス
タミン量は小松の方法〔アレルギー27.67(197
8)]に従い螢光法で測定した。ヒスタミン遊離率は細
胞の総ヒスタミン量に対する上滑のヒスタミン量の百分
率として表した。また次式により被検薬液のヒスタミン
遊離抑制率を算出した。
2) 実験成績
第 2 表
第2表に示すようにKT5556は濃度依存的にヒスタ
ミン遊離を抑制した。
ミン遊離を抑制した。
発明の効果
KT5556はヒスタミン遊離抑制作用を有する。
第1図はKT5556の紫外部吸収スペクトルである。
実線は0.1N HCJ!中、点線は水中(中性)、
一点鎖線は0.IN NaOH中で測定した結果を表
す。上記各媒体中におけるKT5556の濃度は4、3
尾/mlである。 手続補正書 (2)1 1.事件の表示 昭和60年特許願第17531号 2、発明の名称 新規物質KT5556およびその製造法3、補正をする
者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 100 住 所 東京都千代田区大手町−丁目6番1号名称
(102)協和醗酵工業株式会社明細書の特許請求の範
囲の欄および発明の詳細1頁6行の「難容」を「可溶」
に訂正する。 3頁下8行の「展開溶媒と」のあとに「しを特徴する 特許請求の範囲 (1)下記理化学的性質を有する新規物質KT5556
およびその塩: 性 状:淡黄色粉末 °融 点=262〜266℃(分解) 比旋光度: 〔α〕20D=+97.1° (c =0
.56. DMF)溶解性: 易 容:アルカリ性水、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルホルムアミド 可 溶:メタノール、エタノール 不 溶:クロロホルム 呈色反応:ヨウ素に陽性、塩化第二鉄およびライドンス
ミスの各反応に陰性 紫外部吸収スペクトル(水溶液) 第1図赤外部吸収ス
ペクトル(KBr) 3430、1720、1665.1632.1591.
1460.1313゜1279、1235.1133.
740 cm−’マススペクトル: 本物質のマススペ
クトル(SI−MS)は次のような分子イオンを与える
。 m/z 453(Mつ 元素分析: H4,35,C68,71,N 9.01
(実測値) C25H+sNa○、としてH4,22
,C6g、87. N 9.27 (計算値)鳳H
−NMR(口MSO−ds) 89.24 (d、 11(、J=7.7Hz)、
8.1〜?、85 (m。 3)1)、 7.55〜7.25 (m、 4)1
)、 7.12 (dd、 1)1゜J=4、9.
7.4Hz)、 5.04 (d、 1)1.
J=17.5Hz);4、99 (d、 1H、J
=1?、5Hz)、 3.38 (dd、 1H、
J=7.4、 13.81(z)、 2.23 (s
、 3H)、 2.00 (dd、 1M。 J=4、9. 13.8Hz) I3C−NMR(DNSローdS) δ 174、0. 1?1.8. 139.9. 13
6.8. 132.9゜128.3.125.6.12
5.3.124、9.124、1.123.肌122.
6. 121.1. 120.3. 119.5. 1
19.4、 115.7゜114、8. 114、5.
109.0. 99.2. 85.0. 84、4゜
45.4、 42.5. 22.8 (2)ノカルディオプシス属に属し.KT5556生産
能を有する微生物を培地に培養し、培養物中にKT55
56を生成蓄積させ、該培養物からKT5556を採取
することを特徴とするKT5556の製造法。 (3)該微生物がノカルディオプシス・sp.K−29
0微工研条寄第69.6号であることを特徴とする特許
請求の範囲第2項記載の製造、法。
一点鎖線は0.IN NaOH中で測定した結果を表
す。上記各媒体中におけるKT5556の濃度は4、3
尾/mlである。 手続補正書 (2)1 1.事件の表示 昭和60年特許願第17531号 2、発明の名称 新規物質KT5556およびその製造法3、補正をする
者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 100 住 所 東京都千代田区大手町−丁目6番1号名称
(102)協和醗酵工業株式会社明細書の特許請求の範
囲の欄および発明の詳細1頁6行の「難容」を「可溶」
に訂正する。 3頁下8行の「展開溶媒と」のあとに「しを特徴する 特許請求の範囲 (1)下記理化学的性質を有する新規物質KT5556
およびその塩: 性 状:淡黄色粉末 °融 点=262〜266℃(分解) 比旋光度: 〔α〕20D=+97.1° (c =0
.56. DMF)溶解性: 易 容:アルカリ性水、ジメチルスルホキシド、ジメチ
ルホルムアミド 可 溶:メタノール、エタノール 不 溶:クロロホルム 呈色反応:ヨウ素に陽性、塩化第二鉄およびライドンス
ミスの各反応に陰性 紫外部吸収スペクトル(水溶液) 第1図赤外部吸収ス
ペクトル(KBr) 3430、1720、1665.1632.1591.
1460.1313゜1279、1235.1133.
740 cm−’マススペクトル: 本物質のマススペ
クトル(SI−MS)は次のような分子イオンを与える
。 m/z 453(Mつ 元素分析: H4,35,C68,71,N 9.01
(実測値) C25H+sNa○、としてH4,22
,C6g、87. N 9.27 (計算値)鳳H
−NMR(口MSO−ds) 89.24 (d、 11(、J=7.7Hz)、
8.1〜?、85 (m。 3)1)、 7.55〜7.25 (m、 4)1
)、 7.12 (dd、 1)1゜J=4、9.
7.4Hz)、 5.04 (d、 1)1.
J=17.5Hz);4、99 (d、 1H、J
=1?、5Hz)、 3.38 (dd、 1H、
J=7.4、 13.81(z)、 2.23 (s
、 3H)、 2.00 (dd、 1M。 J=4、9. 13.8Hz) I3C−NMR(DNSローdS) δ 174、0. 1?1.8. 139.9. 13
6.8. 132.9゜128.3.125.6.12
5.3.124、9.124、1.123.肌122.
6. 121.1. 120.3. 119.5. 1
19.4、 115.7゜114、8. 114、5.
109.0. 99.2. 85.0. 84、4゜
45.4、 42.5. 22.8 (2)ノカルディオプシス属に属し.KT5556生産
能を有する微生物を培地に培養し、培養物中にKT55
56を生成蓄積させ、該培養物からKT5556を採取
することを特徴とするKT5556の製造法。 (3)該微生物がノカルディオプシス・sp.K−29
0微工研条寄第69.6号であることを特徴とする特許
請求の範囲第2項記載の製造、法。
Claims (3)
- (1)下記理化学的性質を有する新規物質KT5556
およびその塩: 性状:淡黄色粉末 融点:262〜266℃(分解) 比旋光度:〔α〕^2^0_D=+97.1°(c=0
.56、DMF)溶解性: 易溶:アルカリ性水、DMSO、DMF 難溶:メタノール、エタノール 不溶:クロロホルム 呈色反応:ヨウ素に陽性、塩化第二鉄およびライドンス
ミスの各反応に陰性 紫外部吸収スペクトル(水溶液)第1図 赤外部吸収スペクトル(KBr) 3430、1720、1665、1632、1591、
1460、1313、1279、1235、1133、
740cm^−^1マススペクトル:本物質のマススペ
クトル(SI−MS)は次のような分子イオンを与える
。 m/z453(M^+) 元素分析:H4.35、C68.71、N9.01(実
測値)C_2_6H_1_9N_3O_5としてH4.
22、C68.87、N9.27(計算値)^1H−N
MR(DMSO−d_6) δ9.24(d、1H、J=7.7Hz)、8.1〜7
.85(m、3H)、7.55〜7.25(m、4H)
、7.12(dd、1H、J=4.9、7.4Hz)、
5.04(d、1H、J=17.5Hz)、4.99(
d、1H、J=17.5Hz)、3.38(dd、1H
、J=7.4、13.8Hz)、2.23(s、3H)
、2.00(dd、1H、J=4.9、13.8Hz) ^1^3C−NMR(DMSO−d_6) δ174.0、171.8、139.9、136.8、
132.9、128.3、125.6、125.3、1
24.9、124.1、123.9、122.6、12
1.1、120.3、119.5、119.4、115
.7、114.8、114.5、109.0、99.2
.85.0、84.4、45.4、42.5、22.8 - (2)ノカルディオプシス属に属し、KT5556生産
能を有する微生物を培地に培養し、培養物中にKT55
56を生成蓄積させ、該培養物からKT5556を採取
することを特徴とするKT5556の製造法。 - (3)該微生物がノカルディオプシス・sp.K−29
0微工研条寄第696号であることを特徴とする特許請
求の範囲第2項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60017531A JPS61176531A (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 | 新規物質kt5556 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60017531A JPS61176531A (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 | 新規物質kt5556 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61176531A true JPS61176531A (ja) | 1986-08-08 |
JPH0462318B2 JPH0462318B2 (ja) | 1992-10-05 |
Family
ID=11946505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60017531A Granted JPS61176531A (ja) | 1985-01-31 | 1985-01-31 | 新規物質kt5556 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61176531A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61268687A (ja) * | 1985-05-24 | 1986-11-28 | Meiji Seika Kaisha Ltd | Sf−2370物質誘導体およびその製造法 |
US4877776A (en) * | 1987-12-24 | 1989-10-31 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | K-252 compounds |
US4923986A (en) * | 1987-03-09 | 1990-05-08 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Derivatives of physiologically active substance K-252 |
US5142096A (en) * | 1988-03-31 | 1992-08-25 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | 2,4-dihydroxy-3,5,6-trimethylbenzoic acid compounds |
US5223637A (en) * | 1988-03-31 | 1993-06-29 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | KS-506 compounds |
JP2006519237A (ja) * | 2003-02-27 | 2006-08-24 | アボット・ラボラトリーズ | K−252aの調製 |
-
1985
- 1985-01-31 JP JP60017531A patent/JPS61176531A/ja active Granted
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61268687A (ja) * | 1985-05-24 | 1986-11-28 | Meiji Seika Kaisha Ltd | Sf−2370物質誘導体およびその製造法 |
US4923986A (en) * | 1987-03-09 | 1990-05-08 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Derivatives of physiologically active substance K-252 |
US4877776A (en) * | 1987-12-24 | 1989-10-31 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | K-252 compounds |
US5142096A (en) * | 1988-03-31 | 1992-08-25 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | 2,4-dihydroxy-3,5,6-trimethylbenzoic acid compounds |
US5223637A (en) * | 1988-03-31 | 1993-06-29 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | KS-506 compounds |
JP2006519237A (ja) * | 2003-02-27 | 2006-08-24 | アボット・ラボラトリーズ | K−252aの調製 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0462318B2 (ja) | 1992-10-05 |
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