JPS61175117A - 自動車用冷却フアン装置の運転制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車用冷却ファン装置の運転制御方法に係
り、特に車室内冷房装置を備えた自動車に用いられる電
動式のツインファン方式の冷却ファン装置の運転制御方
法に係る。

従来の技術 車室内冷房装置を備えた自動車の電動式のツインファン
方式の冷却ファン装置は、各々個別の電動機により回転
駆動されるメイン冷却ファンとサブ冷却ファンとを有し
ており、この二つの冷却ファンによりＩａ関冷却用ラジ
ェータと冷房装置用コンデンサに対して冷却のために送
風を行うようになっており、この種の冷部ファン装置及
びその運転制御装置は特開昭５５５５−１０００号公報
、実開昭５７−５１１２２号公報及び本願出願人と同一
の出願人による実願昭５９−８７３５１号の明細書及び
図面に示されている。

発明が解決しようとする問題点 従来一般に、ツインファン方式の冷却ファン装置は、メ
イン冷部ファンとサブ冷却ファンの回転速度を必要に応
じて高速と低速の間に切換制御されるようになっている
が、メイン冷却ファンとサブ冷却ファンとが個別にオン
−オフ制御されることがなく、選択的にメイン冷却ファ
ンのみ或いはサブ冷ｕ１ファンのみが回転駆動されるこ
とがない。

このため従来は車室内冷房装置がオフ状態であっても冷
却水温度が高い時にはメイン冷却ファンに加えてサブ冷
却ファンも高速度にて回転駆動されている。冷却水温度
が高くても車室内冷房装置がオフ状態であれば、メイン
冷却ファンの回転のみによって機関冷却が充分に行われ
、この時にメイン冷却ファンに加えてサブ冷却ファンが
回転駆動されると、ファン騒音が増大し、また電力消費
が増大する。

本発明は従来のツインファン方式の冷却ファン装置に於
ける上述の如き問題点を解決する改良されたツインファ
ン方式の冷却ファン装置の運転制御方法を提供すること
を目的としている。

問題点を解決するための手段 上述の如き目的は、本発明によれば、機関冷却用ラジェ
ータ及び冷房８Ｍ用コンデンサに対し送風を行うメイン
冷却ファンとサブ冷却ファンとを有し、前記二つの冷却
ファンが各々個別の電動機により回転駆動される自！！
１Ｔｔｉ用冷却ファン装置の運転制御方法に於て、冷却
水温度と車室内冷房装置の作動状態に応じてメイン冷却
ファン用電動機とサブ冷却ファン用電動機に対する通電
を制御し、冷却水温度が所定値以上であっても車室内冷
房装置がオフ状態である時には前記メイン冷却ファン用
電動機に対してのみ通電を行って前記メイン冷却ファン
のみを回転駆動することを特徴とする自動車用冷却ファ
ンｇ装置の運転制御方法によって達成される。

発明の作用及び効果 本発明による自動車用冷却ファン装置の運転制御方法に
よれば、冷却水温度が所定値以上であっても車室内冷房
装置がオフ状態であれば、メイン冷却ファンのみが回転
駆動され、この時にサブ冷却ファンが無駄に回転駆動さ
れることがなく、ファン騒音と消費電力の低減が図られ
る。

実施例 以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。

第１図及び第２図は本発明による自動車用冷却ファン装
置の運転制御方法の実施に使用される運転制御装置の一
つの実施例を示している。これらの図に於て、１は機関
冷却水を循環式に供給されるラジェータを、２は車室内
冷房装置の冷媒を循環供給されるコンデンサを各々示し
ており、ラジェータ１とコンデンサ２とは冷却風の流れ
で見て互いに直列関係にて配置されている。

ラジェータ１の後方にはメイン冷却ファン３とり１冷却
フアン４とが設けられており、メイン冷却ファン３は電
動機５によって、サブ冷却ファン４は電動機６によって
各々回転駆動されるようになっている。

メイン冷却ファン用電動機５とリブ冷却ファン用電動機
６にはバッテリ電源７より電流がリレースイッチ８．９
及び１０の開閉に応じて選択的に供給されるようになっ
ている。

リレースイッチ８は、常閉型のリレースイッチであり、
コイル８Ｃに冷媒圧力スイッチ１１と冷却水温度スイッ
チ１２との直列回路の開閉に応じてバッテリ電源７より
電流を選択的に供給されるようになっている。

冷媒圧力スイッチ１１は、所定のヒステリシスをもって
車室内冷房装置の冷媒圧力が所定値以下の時には閉じ、
前記冷媒圧力が所定値以上の時には開くようになってい
る。

冷却水温度スイッチ１２は、所定のヒステリシスをもっ
て冷却水温度が所定値、例えば８５℃以下の時には閉じ
、冷却水温度が所定値以上の時には開くようになってい
る。

リレースイッチ９は、切換式のものであり、コイル９Ｃ
に通電が行われていない時には接点９ａを接点９ｂに接
続し、これに対しコイル９Ｃに通電が行われている時に
は接点９ａを接点９ｍに接続するようになっている。コ
イル９Ｃには冷媒圧力スイッチ１１と冷却水温度スイッ
チ１２との前記直列回路酸いはトランジスタ１３の開閉
に応じてバッテリ電源７より電流が選択的に供給される
ようになっている。

トランジスタ１３は判定回路１４によってオン−オフ制
御され、判定回路１４は、エアコンスイッチ１５が閉じ
られている時、即ち車室内冷房装置がオン状態である時
にはトランジスタ１３をオフ状態とし、エアコンスイッ
チ１５が開かれている時、即ち車室内冷房装置がオフ状
態である時にはトランジスタ１３をオン状態とするよう
になっている。

冷媒圧力スイッチ１１と冷却水温度スイッチ１２との直
列回路とトランジスタ１３とは互いに並列に接続されて
おり、前記直列回路とトランジスタ１３との間にはダイ
オード１６が接続されている。このダイオード１６が設
けられていることにより、冷媒圧力スイッチ１１或いは
冷却水温度スイッチ１２が開いている時にはトランジス
タ１３がオン状態であってもリレースイッチ８のコイル
８Ｃには通電が行われず、リレースイッチ８は閉成する
。

リレースイッチ１０は、常開型のリレースイッチであり
、車室内冷房装置のコンプレッサクラップ１７の作動状
態に応動し、コンプレッサクラップ１７が接続状態であ
る時には、即ちコンプレッサクラッチ制御回路１８によ
りリレースイッチ１９が閉じられている時にはコイル１
０ｃにバッテリ電源７より電流を与えられて閉成するよ
うになっている。

車室内冷房装置がオフ状態である時には、リレースイッ
チ１０が開いていて冷媒圧力スイッチ１１が閉じてｄ５
す、またトランジスタ１３がオン状態になっている。こ
のとき冷却水温度が所定値以下の低温であると、冷却水
温度スイッチ１２が閉じることによってコイル８Ｃと９
０とに通電が行われ、リレースイッチ８が開き、またリ
レースイッチ９の接点９ａが接点９ｍに接続される。従
ってこの時には、電動機５と６に通電が行われず、メイ
ン冷却ファン２とサブ冷却ファン４は共に停止している
。

車室内冷房装置がオフ状態にある時に冷却水温度が所定
値を越えて上昇すると、冷却水温度スイッチ１２が開ぎ
、この時にトランジスタ１３がオン状態であってもダイ
オード１６の作用によってコイル８Ｃには通電が行われ
ず、リレースイッチ８が閉じられる。この時には車室内
冷房装置がオフ状態であることによってトランジスタ１
３がオン状態であり、冷却水温度スイッチ１２が開いて
ちリレースイッチ９のコイル９Ｃには引続き通電が行わ
れてその接点９ａが接点９ｍに接続された状態が維持さ
れる。従ってこの時には、リレースイッチ９の接点９ａ
が接点９１１に接続されていることと相俟ってリレース
イッチ１０が開いていることによりｔナブ冷却ファン用
電動機６には通電が行わず、メイン冷却ファン用電動機
５にのみバッテリ電源７の定格電圧がリレースイッチ８
を経て印加され、電動機５のみが高速回転する。従って
車室内冷房装置がオフ状態で、冷却水温度が高温である
時には、サブ冷却ファン４が回転駆動されることなくメ
イン冷却ファン３のみが高速回転駆動される。

冷却水温度が所定値ｊ′４上である状態下に於てエアコ
ンスイッチ１５が閉じられて車室内冷房装置がオン状態
となると、トランジスタ１３はオフ状態になり、これに
伴ないリレースイッチ９のコイル９０対する通電が停止
され、リレースイッチ９の接点９ａが接点９ｍに代えて
接点９ｂに接続されるようになる。従ってこの時にはリ
レースイッチ８と９とによってメイン冷却ファン用電動
機５とサブ冷却ファン用電動機６とがバッテリ電源７に
対し互いに並列に接続され、該両型動機は共に高速回転
するようになる。従って車室内冷房装置がオン状態で、
冷却水温度が高温である時には、メイン冷部ファン３と
サブ冷却ファン４が共に高速回転駆動される。尚、１！
室内冷房装置がオン状態である時には冷媒圧力が所定値
以上の時にも冷媒圧力スイッチ１１の開きにより電動機
５ど６とが上述の状態と同様にバッテリ電源７に対し互
いに並列に接続され、メイン冷却ファン３とサブ冷却フ
ァン４とが共に高速回転駆動される。

車室内冷房装置がオン状態であっても冷却水温度が所定
値以下で且冷媒圧力が所定値以下の時には冷却水温度ス
イッチ１２と冷媒圧力スイッチ１１とが閉じられてリレ
ースイッチ８が開き、またリレースイッチ９の接点９ａ
が接点９ｍに接続されるようになる。従ってこの時には
、コンプレッサクラッチ１７の作動に連動してリレース
イッチ１０が閉じていれば、メイン冷却ファン用電動機
５とサブ冷却ファン用電動機６とがリレースイッチ９と
１０とによってバッテリ電源７に対し互いに直列に接続
され、該両者が低速回転する。従って、１！室内冷房装
置がオン状態であって冷却水温度が低温で且冷媒圧力が
低圧である時にはメイン冷却ファン４とサブ冷却ファン
３とが共に低速回転駆動される。

上）本の如き各状態下に於けるメイン冷却ファンとナブ
冷却ファンの運転状態は次の表により示される。

以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に説
明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、
本発明の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当
業者にとって明らかであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による自動車用冷却ファン装置の運転制
御方法を実施される電動式のツインファン方式の冷却フ
ァン装置を示す概略平面図、第２図は本発明による自動
車用冷却ファン装置の運転制御方法の実施に使用される
運転制御方法の一つの実施例を示Ｖ電気回路図である。 １・・・ラジェータ、２・・・コンデンサ、３・・・メ
イン冷却ファン、４・・・サブ冷却ファン、５．６・・
・電動機、７・・・バッテリ電源、８〜１０・・・リレ
ースイッチ、１１・・・冷媒圧力スイッチ、１２・・・
冷却水温度スイッチ、１３・・・トランジスタ、１４・
・・判別回路。 １５・・・エアコンスイッチ、１６・・・ダイオード、
１７・・・コンプレッサクラッチ、１８・・・コンプレ
ッサクラッチ制御回路、１９・・・リレースイッチ特　
許　出　願　人　　トヨタ自動車株式会社代　　　理　
　　人　　弁理士　　明石　昌毅第１９ ２コシｒシフ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 機関冷却用ラジエータ及び冷房装置用コンデンサに対し
   送風を行うメイン冷却フアンとサブ冷却フアンとを有し
   、前記二つの冷却フアンが各々個別の電動機により回転
   駆動される自動車用冷却フアン装置の運転制御方法に於
   て、冷却水温度と車室内冷房装置の作動状態に応じてメ
   イン冷却ファン用電動機とサブ冷却フアン用電動機に対
   する通電を制御し、冷却水温度が所定値以上であつても
   車室内冷房装置がオフ状態である時にはメイン冷却フア
   ン用電動機に対してのみ通電を行って前記メイン冷却フ
   アンのみを回転駆動することを特徴とする自動車用冷却
   フアン装置の運転制御方法。