JPS61165801A - ヘリカルスキヤン磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオテープレコーダ等のヘリカルスキャン磁
気記録再生装置に関する。

〔従来の技術〕

磁気テープをヘリカルスキャンしてビデオ信号等を記録
再生する従来の民生用ビデオテープレコーダ等において
は１例えば第５図に示す如く、磁気へラド１１により磁
気テープ１０．上のトラック１２に情報が記録されると
ともに、隣接するトラック１２の間には情報が記録され
ていないガートバンド１３が形成されていた。このガー
トバンド１３の存在により隣接トラックからのクロスト
ークが軽減されるようになされていた。しかしながら最
近は記録密度をより向上させるため１例えば第６図に示
すように、磁気テープ１０上に一旦形成されたトラック
１２に対し、その端部を一部重ねてさらに次のトラック
１２を形成している。従って所謂ガートバンドがなく、
隣接トラックからのクロストークを押さえるために、隣
接トラックにおける磁気ヘッドのアジマス角度が相互に
異なるようになされている。

〔発明が解決しようとする問題点〕　　゛従来の斯かる
ビデオテープレコーダにおいては、ステレオ音声信号を
周波数変調し、ビデオ信号に周波数多重して記録したり
、あるいは磁気テープを回転シリンダに１８０度以上巻
回し、その増加した部分にＰＣＭ音声信号を記録する等
、音声信号のハイファイ化が進んできた。しかしながら
いずれも未だ不充分であり、例えばＥＩＡＪフォーマッ
トのＰＣＭ音声信号を映像信号とともに記録することは
できなかった。

ｃ問題点を解決するための手段〕 第１図は本発明の回転ヘッドを模式的に表わしている。

すなわち本発明においては、情報を記録するための磁気
ヘッドが２組設けられている。各組の磁気ヘッドＬＡ、
ＩＢ又は２Ａ、２Ｂは、相互に１８０度離間していると
ともに、異なる組の磁気ヘッドは相互に略９０度離間す
るように配置されており、その高さは同一になされてい
る。そしてこれらの磁気ヘッドＬＡ、ＩＢ、２Ａ、２Ｂ
に対して、磁気テープは通常の記録再生時における場合
の例えば２倍の速度で走行されるようになっている。

〔作用〕 しかしてその作用を説明する。いま従来と同様に１組の
磁気ヘッドしかない場合について考察すると、磁気テー
プの移送速度を通常の記録再生時の２倍にすると、トラ
ックピッチも２倍になる。

従って通常の記録再生時における場合のトラックピッチ
と同じ幅の磁気ヘッドを用いれば、通常の記録再生時の
トラック幅と同じ幅のガートバンドが形成される。勿論
磁気テープの移送速度を変化させるのではなく１例えば
磁気ヘッドの幅を狭くすることによってもガートバンド
を形成することができる。しかしながら移送速度を速く
した場合の方が周波数特性を改善することが可能となる
。

本発明は謂わばこのガートバンドを敢えて形成し、そこ
に２組目の磁気ヘッドにより情報を記録するものである
。

磁気テープの移送速度を２倍にし、２組の磁気ヘッドＬ
Ａ、ＩＢ、２Ａ、２Ｂにより情報を記録すると第２図に
示すようにトラックが形成される。

すなわち磁気ヘッドＬＡ、ＩＢ、２Ａ、２Ｂが回転する
と、その回転方向の順番の各磁気ヘッドによるトラック
が順次形成される。隣接する各トラックが相互に重なら
ないようにするには、隣接する２つのトラックの幅と、
その間に形成されるガートバンドの幅との和が、２倍の
速度で走行させた場合におけるトラックピッチより大き
くならないように、各磁気ヘッドの幅と取付高さを選定
する必要がある。例えば所謂８■ビデオテープレコーダ
の場合、通常記録再生時のトラックピッチは２０．５μ
ｍであるから、磁気テープの移送速度を２倍としたとき
のトラックピッチは４１．０μｍとなる。従って隣合う
磁気ヘッドにより形成されるトラックの幅の和が、その
間に形成されるガートバンドを含めて４１．０μｍを越
えないようにすればよい。もし各磁気ヘッドＬＡ、ＩＢ
、２Ａ、２Ｂの幅がともに２０．５μｍとすると、第３
図に示すように、ガートバンドのない記録パターンとな
る。勿論各組の磁気ヘッドの離間角度が９０度でない場
合は、磁気ヘッドの取付高さも考慮する必要がある。

またガートバンドがない場合はアジマス角度を適宜選定
してクロストークを軽減する必要がある。

例えば磁気ヘッドＬＡ、ＩＢを＋１０度、磁気ヘッド２
Ａ、２Ｂを一１０度のアジマス角度に各々選定すれば、
磁気テープ上で相互に隣接するトラック間のアジマス角
度の差が、８ｍｍビデオテープレコーダのフォーマット
のトラック間のアジマス角度の差と等しくなる。さらに
また例えば磁気ヘッドＩＡを＋２０度、磁気ヘッドＩＢ
を一２０度、磁気ヘッド２Ａ、２Ｂを０度のアジマス角
度に設定しても同様にクロストークを軽減することがで
きる。

上記２つの例の如くアジマス角度を設定した場合、磁気
テープの移送速度を通常の記録再生時における速度とし
たときは８悶ビデオテープレコーダのフォーマットを満
足することはできなくなる。

通常の移送速度において８ｍビデオテープレコーダのフ
ォーマットを満足し、かつ移送速度を２倍にした場合に
おいてもクロストークを軽減できるようにするためには
、例えば磁気ヘッドＩＡを＋１０度、磁気ヘッドＩＢを
一１０度、磁気ヘッド２Ａ、２Ｂを共に＋１０（又は−
１０）度に各々設定し、かつ各磁気ヘッドＬＡ、ＩＢ、
２Ａ、２Ｂの幅を１５μｍにすることができる。このよ
うに設定すると、第４図に示す如く、各トラック間に５
．５μｍのガートバンドが形成され、クロストークによ
る情報信号の再生特性の劣化を軽減することができると
ともに、通常の移送速度時においても８ｍビデオテープ
レコーダのフォーマットを満足するので、例えば通常の
移送速度時においては磁気ヘッド２Ａ、２Ｂをフィール
ド再生によるスチル再生等に用いることができる。

尚上記実施例において説明した数値は１つの例に過ぎず
、磁気テープの移送速度、磁気ヘッドの取り付は角度、
幅、高さ、アジマス角度等に関連して異なった値とする
ことができることは明らかである。また回転磁気ヘッド
の数も２組以上であってもよい。さらに各組の磁気ヘッ
ドにより記録される情報は、従来の映像信号の他、ＥＩ
ＡＪのＰＣＭフォーマットによる音声信号−８＋＋ｎ＋
ビデオテープレコーダのフォーマツ１−によるＰＣＭ音
声信号、光学式ディジタルオーディオディスクにおける
ＥＦＭ音声信号等任意に選定することができる。

〔効果〕

以上の如く本発明においては、相互に１８０度の間隔を
なす１組の第１の回転ヘッドと、第１の回転ヘッドとは
異なる相互に１８０度の間隔をなす１組の第２の回転ヘ
ッドとを設け、第１の回転ヘッドにより形成される第１
のトラックの間に第２の回転ヘッドにより第２のトラッ
クを形成し。

第１の回転ヘッドにより第１のトラックに第１の情報を
記録し、第２の回転ヘッドにより第２のトラックに第２
の情報を記録するようにしたので、複数の異なる情報を
同時に記録することができ、例えばＥＩＡＪフォーマッ
トのＰＣＭ音声信号を映像信号とともに記録することが
可能となり、従来の民生用ビデオテープレコーダにおい
ては実現することができなかった、忠実度のより高い装
置を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のヘリカルスキャン磁気記録再生装置の
磁気ヘッドの模式的平面図、第２図乃至第４図はその磁
気テープ上に形成されたトラックの様子を表わす模式的
平面図、第Ｓ図及び第６図は従来の磁気テープ上に形成
されたトラックの様子を表わす模式的平面図である。 ＬＡ、ＩＢ、２Ａ、２Ｂ、１１・・・磁気ヘッド１０・
・・磁気テープ　　１２・・・トラック１３・・・ガー
トバンド 以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）相互に１８０度の間隔をなす１組の第１の回転ヘ
   ッドと、該第１の回転ヘッドとは異なる相互に１８０度
   の間隔をなす１組の第２の回転ヘッドとを設け、該第１
   の回転ヘッドにより形成される第１のトラックの間に該
   第２の回転ヘッドにより第２のトラックを形成し、該第
   １の回転ヘッドにより該第１のトラックに第１の情報を
   記録し、該第２の回転ヘッドにより該第２のトラックに
   第２の情報を記録することを特徴とするヘリカルスキャ
   ン磁気記録再生装置。