JPS61150146A - 磁性薄膜記録媒体 - Google Patents
磁性薄膜記録媒体Info
- Publication number
- JPS61150146A JPS61150146A JP27171384A JP27171384A JPS61150146A JP S61150146 A JPS61150146 A JP S61150146A JP 27171384 A JP27171384 A JP 27171384A JP 27171384 A JP27171384 A JP 27171384A JP S61150146 A JPS61150146 A JP S61150146A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- recording medium
- alloy
- thin film
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Thin Magnetic Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、光磁気記録、熱転写記録などに用いられ、レ
ーザー光等の熱および光を用いて情報の記録、再生を行
う磁性薄膜記録媒体に関するものである。特に、膜面と
垂直な方向に磁化容易軸を有し、安定した円形あるいは
任意の形状の反転磁区を形成することにより、信頼性の
すぐれた情報の記録、再生を行うことが出きる磁性薄膜
記録媒体に関するものである。
ーザー光等の熱および光を用いて情報の記録、再生を行
う磁性薄膜記録媒体に関するものである。特に、膜面と
垂直な方向に磁化容易軸を有し、安定した円形あるいは
任意の形状の反転磁区を形成することにより、信頼性の
すぐれた情報の記録、再生を行うことが出きる磁性薄膜
記録媒体に関するものである。
一般に、膜面に垂直な方向に磁化容易軸を有し。
かつ温室より高いキューリ一温度を有する磁性薄膜はレ
ーザー光等の光ビームを照射することによって数μm以
下の情報を記録、再生することが出来るので高密度の光
、磁気記録媒体として使用することが可能である。現在
、このような光磁気記録媒体として、MnB i 、M
nAlGe等の多結晶金属薄膜、GdCoおよびGdF
e等の希土類−鉄族の非晶質合金薄膜、GdIG(ガド
リニウ鉄ガーネット)に代表される化合物単結晶薄膜な
どの膜面に垂直な方向に磁化容易軸を有する強磁性薄膜
が知られている。
ーザー光等の光ビームを照射することによって数μm以
下の情報を記録、再生することが出来るので高密度の光
、磁気記録媒体として使用することが可能である。現在
、このような光磁気記録媒体として、MnB i 、M
nAlGe等の多結晶金属薄膜、GdCoおよびGdF
e等の希土類−鉄族の非晶質合金薄膜、GdIG(ガド
リニウ鉄ガーネット)に代表される化合物単結晶薄膜な
どの膜面に垂直な方向に磁化容易軸を有する強磁性薄膜
が知られている。
MnB1に代表される多結晶金属薄膜は、キューリ温度
を利用して書き込みが行われ、特にKerr回転角が大
きく、且つ室温で数KOeという大きな保磁力を有して
おり、光磁気記録媒体として優れているが、キューリ温
度が高い(MnBiではTC=360℃ぐらい)ために
大きな書き込みエネルギーが必要とする欠点がある。又
、多結晶体であるため化学量論的な組成の薄膜を作製す
る必要があるが、その薄膜の作製が技術的に難しいとい
う欠点がある。一方GdIGに代表される化合物単結晶
では、GGG(ガドリニクガリウムガーネット)単結晶
基板上に磁性単結晶薄膜が形成されるため、単結晶基板
の不均一性に磁気特性の影響を受けやすいこと、又、大
面積の単結晶基板の作製が難しいという欠点がある。
を利用して書き込みが行われ、特にKerr回転角が大
きく、且つ室温で数KOeという大きな保磁力を有して
おり、光磁気記録媒体として優れているが、キューリ温
度が高い(MnBiではTC=360℃ぐらい)ために
大きな書き込みエネルギーが必要とする欠点がある。又
、多結晶体であるため化学量論的な組成の薄膜を作製す
る必要があるが、その薄膜の作製が技術的に難しいとい
う欠点がある。一方GdIGに代表される化合物単結晶
では、GGG(ガドリニクガリウムガーネット)単結晶
基板上に磁性単結晶薄膜が形成されるため、単結晶基板
の不均一性に磁気特性の影響を受けやすいこと、又、大
面積の単結晶基板の作製が難しいという欠点がある。
GdCo、GdFeなどのような希土類(am)−鉄族
(TM)の非晶質金属薄膜では前記のような結晶質の磁
性薄膜と異なり非晶質であるため任意の基体上に大面積
の磁性薄膜を作製することが可能であること、非晶質金
属薄膜の組成制御が容易であること、および結晶粒子が
ないので再生87N比の良い信号が得られることなどの
優れた利点があることが知られている。膜面に垂直方向
に容易磁化軸を有するGdCo 、GdFeの非晶質金
属薄膜はキューリ温度或いは、磁気補償温度を利用して
書き込みを行うこと示出来る。
(TM)の非晶質金属薄膜では前記のような結晶質の磁
性薄膜と異なり非晶質であるため任意の基体上に大面積
の磁性薄膜を作製することが可能であること、非晶質金
属薄膜の組成制御が容易であること、および結晶粒子が
ないので再生87N比の良い信号が得られることなどの
優れた利点があることが知られている。膜面に垂直方向
に容易磁化軸を有するGdCo 、GdFeの非晶質金
属薄膜はキューリ温度或いは、磁気補償温度を利用して
書き込みを行うこと示出来る。
例えば、GdC0,GdPeの非晶質金属薄膜の膜面に
局部的に焦点を合せてレーザ光線を当て、それぞれの膜
物質の補償温度或いはキエーり温度付近の温度まで加熱
する。次にその膜の加熱領域に対して膜面に垂直に記録
したい方向に外部磁場を印部し、その上冷却するとその
部分において反転磁区が形成され、情報が記録される。
局部的に焦点を合せてレーザ光線を当て、それぞれの膜
物質の補償温度或いはキエーり温度付近の温度まで加熱
する。次にその膜の加熱領域に対して膜面に垂直に記録
したい方向に外部磁場を印部し、その上冷却するとその
部分において反転磁区が形成され、情報が記録される。
この場合膜の保磁力は膜の磁気的に変化する領域、即ち
反転磁区を安定させるのに十分大きいものであることが
必要である。ところが、GdCo 、GdPeの非晶質
金属薄膜は室温における保磁力が小さく (500oe
以下)、記録された情報が不安定であるという欠点を有
する。そのためGd0代りに一部或いは大部分子すで置
換して保磁力を太きく L (1Koe以上になる)記
録された情報を安定化することが行われている。
反転磁区を安定させるのに十分大きいものであることが
必要である。ところが、GdCo 、GdPeの非晶質
金属薄膜は室温における保磁力が小さく (500oe
以下)、記録された情報が不安定であるという欠点を有
する。そのためGd0代りに一部或いは大部分子すで置
換して保磁力を太きく L (1Koe以上になる)記
録された情報を安定化することが行われている。
しかし、一般に[−TMアモルファコアは、再生に利用
される磁気光学コアラデイ効果およびカー効果が小さい
。
される磁気光学コアラデイ効果およびカー効果が小さい
。
例えばGdFeのツァラデー回転角(θr)およびカー
回転角(θ藍)は波長533nmの可視光線で測定する
とθy=1.8X10’7ci!、 #1=9.35°
、 TbFeではθ?=1、OX 10”7CIl 、
θ区=2.25°である。
回転角(θ藍)は波長533nmの可視光線で測定する
とθy=1.8X10’7ci!、 #1=9.35°
、 TbFeではθ?=1、OX 10”7CIl 、
θ区=2.25°である。
従って、検出信号と雑音との比(8/N)が低下してし
まうという問題があった。
まうという問題があった。
一方、PtMn8bを代表とするホイスラー合金はカー
回転角0区が1@以上と大きいことが知られている(
Appl 、Phys 、Let t 42 (198
3) 202 )。しかし、この材料は磁気異方性があ
まシ大きくないため、一般の公知手法で薄膜を形成して
も面に垂直方向に磁化容易軸を有する垂直磁化膜が得ら
れず、磁化は膜面内にある。そのため、光磁気などの記
録媒体としては使用できなかった。
回転角0区が1@以上と大きいことが知られている(
Appl 、Phys 、Let t 42 (198
3) 202 )。しかし、この材料は磁気異方性があ
まシ大きくないため、一般の公知手法で薄膜を形成して
も面に垂直方向に磁化容易軸を有する垂直磁化膜が得ら
れず、磁化は膜面内にある。そのため、光磁気などの記
録媒体としては使用できなかった。
本発明は、か\る点KfILみてなされたもので、カー
効果の大きいPtMn8bホイスラ一合金から成る垂直
磁化膜を提供し、87N比の大きい光磁気記録媒体を提
供することを目的とする。
効果の大きいPtMn8bホイスラ一合金から成る垂直
磁化膜を提供し、87N比の大きい光磁気記録媒体を提
供することを目的とする。
本発明者等はPtMn8bホイスラ一合金を用いて膜面
に垂直な方向に磁化容易軸を有する記録膜を形成するた
めの手段を検討し、本発明を創出するに到った。
に垂直な方向に磁化容易軸を有する記録膜を形成するた
めの手段を検討し、本発明を創出するに到った。
すなわち基体として微細な突起が均一に設けらられたも
のを用い、一般に知られているスパッタ法、蒸着法、ク
ライスターイオンビーム法等の膜形成技術を用いて膜形
成を行なうことにより、PtMnSbホイスラー合金の
垂直磁化膜を得ることができることを見出したのである
。
のを用い、一般に知られているスパッタ法、蒸着法、ク
ライスターイオンビーム法等の膜形成技術を用いて膜形
成を行なうことにより、PtMnSbホイスラー合金の
垂直磁化膜を得ることができることを見出したのである
。
このように形成された記録膜は、基板(1)の突起(2
)上に微粒子(3)の形となり、連続した膜ではないが
、微粒子を敷つめた形状であり実質的な膜となる(第1
図)。この腹が垂直磁化膜となるのは、王として微粒子
の形状異方性によるものと考えられる。すなわち、突起
が存在する基体4CIII形成した場合、突起上に優先
的にPtMrlSbホイスラー合金が成長し、膜面垂直
にのびた形のPtMn8bホイスラ一合金微粒子となる
ためと考えられる。
)上に微粒子(3)の形となり、連続した膜ではないが
、微粒子を敷つめた形状であり実質的な膜となる(第1
図)。この腹が垂直磁化膜となるのは、王として微粒子
の形状異方性によるものと考えられる。すなわち、突起
が存在する基体4CIII形成した場合、突起上に優先
的にPtMrlSbホイスラー合金が成長し、膜面垂直
にのびた形のPtMn8bホイスラ一合金微粒子となる
ためと考えられる。
このようなPtMn8bホイスラ一合金の垂直磁化膜を
形成するため、基板に設けられる突起は500〜500
01程度の径で、0.5〜1μm程度の凹凸となってい
−れば良い。密度は外にとわないが、できるだけ高密度
にした方が、記録密度向上の点で有効であるから、10
10ケ/d以上程度あれば十分である。
形成するため、基板に設けられる突起は500〜500
01程度の径で、0.5〜1μm程度の凹凸となってい
−れば良い。密度は外にとわないが、できるだけ高密度
にした方が、記録密度向上の点で有効であるから、10
10ケ/d以上程度あれば十分である。
又、膜形成の際、あまり厚く形成すると連続膜となり、
垂直磁化膜とはならなくなってしまうため、1.5μm
程度が限界である。形状異方性を十分得るためには、3
000^程度の度さが必要であり、3000^〜1.5
μm程度が好ましい範囲となる。
垂直磁化膜とはならなくなってしまうため、1.5μm
程度が限界である。形状異方性を十分得るためには、3
000^程度の度さが必要であり、3000^〜1.5
μm程度が好ましい範囲となる。
このように本発明によればカー回転角の大きいPtMn
8b合金を用いて記録媒体を得ることができるので、8
/N比の大きい媒体を得ることができる。
8b合金を用いて記録媒体を得ることができるので、8
/N比の大きい媒体を得ることができる。
高周波スパッタリング装置を行い、まずポリマー基板に
スパッターエツチング法で第1図に示したような基板表
面に突起を設けた(800人)。次にチャンバー内を1
×10−“Torr以上に排気した後、A「ガスを導入
して上記基板上にスノ(ツタ法によりPtMn8bホイ
スラ一合金膜を形成した(4000A)。
スパッターエツチング法で第1図に示したような基板表
面に突起を設けた(800人)。次にチャンバー内を1
×10−“Torr以上に排気した後、A「ガスを導入
して上記基板上にスノ(ツタ法によりPtMn8bホイ
スラ一合金膜を形成した(4000A)。
その時の膜の形態は第1図に示したような微粒子群から
成るものであった。
成るものであった。
得られた膜について膜面に垂直方向の磁化曲線を測定し
たところ、第2図に示すように膜面に垂直な磁化容品軸
を持ち、保磁力が1.3kOeと大きい値が得られた。
たところ、第2図に示すように膜面に垂直な磁化容品軸
を持ち、保磁力が1.3kOeと大きい値が得られた。
次に波長633 nmの半導体レーザを用いてカー回転
角θKを測定したところ、θ区= 1.5’という極め
て大きな値が得られた。また、保磁力の温度変化を測定
したところ、第3図に示す如くキエーリ点(300℃)
近傍で小さい値を示し、キューリ点書込みが可能である
ことがわかった。
角θKを測定したところ、θ区= 1.5’という極め
て大きな値が得られた。また、保磁力の温度変化を測定
したところ、第3図に示す如くキエーリ点(300℃)
近傍で小さい値を示し、キューリ点書込みが可能である
ことがわかった。
以上説明したように、本発明の磁性薄膜記録媒体は、膜
面に垂直方向に磁化容易軸を有し、カー回転角が大きく
キューり黒書込みが可能で、しかも耐食性にも優れてい
ることから再生8/Nの大きい実用性の高い光磁気記録
媒体或いは熱転写記録媒体を供することができる。
面に垂直方向に磁化容易軸を有し、カー回転角が大きく
キューり黒書込みが可能で、しかも耐食性にも優れてい
ることから再生8/Nの大きい実用性の高い光磁気記録
媒体或いは熱転写記録媒体を供することができる。
第1図は本発明の記録媒体の模式図、第2図は本発明の
記録媒体の室温にお、ける磁化曲線を示す図、第3図は
本発明の記録媒体の保磁力の温度質イビを示す図。 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 (ばか1名)第2図 第3図 7(’c)
記録媒体の室温にお、ける磁化曲線を示す図、第3図は
本発明の記録媒体の保磁力の温度質イビを示す図。 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 (ばか1名)第2図 第3図 7(’c)
Claims (1)
- 微細な突起が高密度に形成された基体上にPtMnSb
ホイスラー合金微粒子からなる膜が形成されてなること
を特徴とする磁性薄膜記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27171384A JPS61150146A (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 | 磁性薄膜記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27171384A JPS61150146A (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 | 磁性薄膜記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61150146A true JPS61150146A (ja) | 1986-07-08 |
Family
ID=17503801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27171384A Pending JPS61150146A (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 | 磁性薄膜記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61150146A (ja) |
-
1984
- 1984-12-25 JP JP27171384A patent/JPS61150146A/ja active Pending
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