[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPS61125894A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

Info

Publication number
JPS61125894A
JPS61125894A JP59247306A JP24730684A JPS61125894A JP S61125894 A JPS61125894 A JP S61125894A JP 59247306 A JP59247306 A JP 59247306A JP 24730684 A JP24730684 A JP 24730684A JP S61125894 A JPS61125894 A JP S61125894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
thermal transfer
ink
transfer
ink material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59247306A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0544352B2 (ja
Inventor
Yoshito Saji
義人 佐治
Kazuyoshi Miyazaki
宮崎 和義
Soichiro Mima
美間 総一郎
Tadao Kobashi
小橋 忠雄
Hiroshi Onishi
宏 大西
Hiroshi Ezaki
江崎 弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP59247306A priority Critical patent/JPS61125894A/ja
Publication of JPS61125894A publication Critical patent/JPS61125894A/ja
Publication of JPH0544352B2 publication Critical patent/JPH0544352B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38207Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by aspects not provided for in groups B41M5/385 - B41M5/395
    • B41M5/38221Apparatus features

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明社テレビ画像やキャプテンシステムなどのモノク
ロ乃至はフルカラー画像のハードコピーに有用な、連続
階調表現の可能な熱転写記録装置に関するものである。
従来の技術 従来、熱転写記録シートとしては、コンデンサ紙やポリ
エチレンテレフタレート(PET)フィルム等の耐熱性
の基体シートの一表面上に、ホラトメルミワックス等の
バインダー材料に顔料色性を混合して、ホットメルトコ
ーティング法で熱転写性のインク層を形成したいわゆる
溶融転写型の熱転写記録シートが公知である。
この熱転写記録シートを用いての熱転写は、記録紙など
0記鎌修体と熱転写記録′−トを圧接した状態で、イン
ク層が形成されていない側の基体シート面、すなわち基
体シート裏面側から例えば公知のサーマル記録ヘッド等
により選択的に昇温記録制御し、バインダー材料の溶融
に伴なう実質的なインク材料の粘性低下を利用して記録
媒体に転写、付着させる。
然しこの場合のいわゆるインク溶融は、基体シートと接
するインク層裏面側から始まシ、昇温書き込み熱エネル
ギーの増加と共にインク層厚み方向に進行し、インク層
表面部が溶融されて初めてこれに接する記録媒体に、厚
み方向に溶融したインク材料のほとんど全てが一度に転
写される特徴を有している。
従って、熱転写記録には、熱的にはインク層の厚み方向
に完全に溶融させるに必要な一定の融解エネルギーを必
要とし、この場合、不連続的にインク材料が熱転写され
るため、文字などの二値濃度記録には有用であるが、昇
温書き込み熱エネルギーに対応して記録濃度が変化する
いわゆる連続階調記録が困難という、難点を有してい石
そのため、この難点を改良するため、ディザ法や濃度パ
ターン法などのディジタル擬似階調法が広く検討されて
いるが、実質的な解像度が低下し、方式的にも複雑にな
り、その改良が望まれていた。
この観点から本発明者等は、インク層に多数の貫通孔を
配置して多孔性に構成し、溶融したインクを直ちにこの
貫通孔を浸透せしめて記録媒体に転写するいわゆる熱浸
透方式とも称されるべき熱転写記録方法(特願昭59−
110024号)を提示した。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の記録方式による熱転写記録装置による
と連続階調記録が可能であるが、所望の連続階調特性と
記録濃度を得るには、貫通孔の孔径や配置密度、更には
インク層面と記録媒体面との接触条件等に細心の配慮が
必要となる。この接触条件の改良のため、多孔性インク
層に更にスペーサ粒子を混入した熱転写シート←特願昭
59−4.。。23 、) i:*yr<ヶゎ、い、。
LJ−L、X、  1一サ粒子の粒径がインク層の厚さ
よりも小くなる場合には、スペーサ粒子の粒径や配置密
度による貫通孔の制限が厳しく、またインク層面と記録
媒体面との圧接力にも制限が加えられるため、良好な画
像を得ることが困難であった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、スペーサ粒
子の粒径と、インク層と記録媒体の接触圧力を一定範囲
内に限定することにより、容易に高画質の連続階調記録
画像を得ることができる熱転写記録装置を提供すること
を目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、上述のスペーサ粒
子の粒径を一定以上に限定し、また熱転写記鎌シートの
片側の面に配置されたインク層と記録媒体との接触圧力
を一定範囲内に限定することにより、必ずしも上述の熱
浸透方式によらず、容易に安定した高画質の連続階調記
録画像を得ることができるものである。
作  用 本発明は上記した構成により、スペーサ粒子の粒子径を
インク層厚みより大きくし、またインク層と記録媒体と
の接触圧力を2.6〜4に内の範囲に限定することによ
りインク層面と記録媒体面との接触条件を良好にし、似
って高画質の連続階調記録画像を容易に得ることができ
る。
実施例 第1図は、本発明にかかる熱転写記録シートの一実施例
の断面構造、第2図は熱転写記録シートの熱転写層の表
面平面図、第3図a、bは第1図の熱転写記録シートを
例に取っての転写原理説明図である。
100は熱転写記録シート(略して転写体)、2oOは
記録紙などの記録媒体、300は熱等の昇温記録信号、
400は転写体100と記録媒体  200とを圧接す
るための押圧力である。
熱転写記録シート100は、耐熱性更には透光性である
薄いフィルムやシート状の基体110の表面110a側
に、顔料乃至は染料の少なくとも何れかを含む着色色材
122と、昇温によってその粘度が低下する関係にある
バインダー材122、例えばホットメルトバインダー材
との混合材料から成る薄い厚さのインク材料120から
成る層が形成される。
インク材料層120には、昇温記録信号301゜302
に対応した記録画素310夫々に対応してその面内に、
単数乃至は図に例示した如く複数個のインク転写補助粒
子(以下補助粒子と略称する)123が設置されて熱転
写層130が構成される。
本例では補助粒子123は球状の場合が例示され、七〇
粒径φは、粒子123間に位置するインク材料層120
部の厚さt以上に選ばれる。従って、補助粒子123は
、粒子123が存在しない部分のインク材料層表面12
aよりも部分的に突出し、熱転写層130表面は微細な
凹凸を形成する。なお、本例では補助粒子123の突出
表面123b上にも薄くインク材料120′が位置して
いるが、これは必ずしも存在していなくても良く、この
部分の補助粒子表面]23bは露出させることもできる
O 昇温記録信号300の発生源としては、パルス幅変調の
電気信号500で、その発熱量がパルス幅変調される抵
抗発熱体素子を有する公知のす−マル記録ヘッドを用い
る。以下、サーマル記録ヘッドによる場合は、記録ヘッ
ドを基体裏面110bに圧接せしめ、基体110を介し
て熱伝導でインク材料層120を昇温記録制御する。
以下、サーマル記録へ7ドで昇温記録制御する場合を例
に取り説明する。
昇温記録信号300の印加によって、インク材 ′料理
120は裏面120b側から昇温し、融点に達してなお
所要の融解熱が供給されると、この一定の融点温度下に
おいてホットメルトバインダー材121は溶融、液状化
し、実賀的に粘性が低下したいわゆる溶融インク材料1
40 aを生成する。
更に記録信号300が印加された状態では、この溶融イ
ンク材料1QOaの温度は、層裏面(すなわち基体表面
110a)側から、融点を越えて再び上昇を開始し、そ
の昇温に対応して材料140は更に粘度が低下し、流動
性が付与されると同時に、この溶融インク材料140a
を介しての熱伝導により、溶融はインク材料層表面12
0a側へと進行する。
一方、補助粒子123としてバインダー材料121より
もその融点(乃至は流動点)を高く選んでおくと、基体
表面110a、更には溶融インク材料140aからの熱
伝導による昇温は、その融点迄は連続的である。
斯くして、補助粒子123において、インク材料層12
0に埋設されている部分の表面123as及び層表面1
20aより突出した部分の表面123bに接する未溶融
のインク材料120′、及び12σは夫々、最高温度で
も融点温度である。そのため、これより高い融点温度を
有する補助粒子表面123a。
123bからの加熱によって融解熱が供給される。
したがって第3図aの如くその表面123&、123b
に沿って溶融インク材料140b 、140aが発生し
、記録信号300の印加パルス幅と共に、その溶融部分
が拡大し、また溶融部は更に粘度が低下し、流動性が増
加する。
一般に、固体から液体に変移する時、その体積膨張率は
不連続的に増大する。この傾向はワックス材料が特に顕
著で、体積膨張は20%程度に進達する。
斯くして、溶融インク材料140a、更には140bは
、その熱膨張によって、補助粒子表面123aを伝わっ
て矢印1ε0の如く、浸透、押し出され、補助粒子表面
123bと記録媒体表面200aとの狭い間隙を介して
その一種の毛細管現象により、補助粒子表面123bを
伝わって、記録媒体表面200 aに付着、転写される
この場合、記録媒体200が多孔質紙等の如く吸インク
性が大なる場合には、上記の付着、転写が促進され、ま
た、押圧力400が適当に大であると、補助粒子123
と基体表面110a間に介在する溶融インク材料140
aがこの押圧力400で強制的に表面123a、123
bを介して、より効果的な浸透、押し出されることにな
る。
記録媒体表面200 aに、付着した溶融インク材料は
記録媒体200により熱を奪われ、粘性が増大したり、
更には固化する。
記録信号300のパルス幅Pwが適当に小なる場合には
、そのパルス幅Pwに対応して付着、転算量も少ないが
、第3図dにおいてパルス幅Pw=Pw、の如く、Pw
が適当に大きく、低粘性化した溶融インク材料140a
 、140bの存在によって補助粒子123に可動性が
付与される場合には、上記の浸透、押し出し150に連
なって、信号301.印加終了後、溶融インク材料14
0a。
140bが冷却して元の例えば固体状態に復帰する以前
、すなわち未だ流動状態を保持し、且つ補助粒子123
が可動性を失なわない状態で、記録媒体200と記録シ
ートを剥がすと、第3図すに例示する如く、溶融インク
材料140a 、 140b。
140Cの残部は、補助粒子表面に付着して補助粒子1
23と共に記録媒体表面200aへ付着。
転着され、色材122を含んだ転写記録161が得られ
る。
記録信号300のパルス幅PwがPw=Pw2と更に広
くなると、溶融は遂にはインク材料層表面120a  
に迄達し、インク材料層120の全厚み部分が補助粒子
123と共に媒体表面200に付着、転写し、この場合
の転写記録162が転写光学記録濃度の最大値となる。
斯くして、記録信号300に対応してインク材料層12
0が溶融、低粘度化し、この低粘度化に対応して補助粒
子123と共に、記録媒体表面200aに転写記録16
0を生ずるので、パルス幅Pwに対応して補助粒子12
3を単位としてそ′の光学濃度が、濃度変調と面積変調
が共存した形で、連続階調で転写記録できる。この場合
、補助粒子123の密度を適当に高く選ぶと、視覚的に
は記録画素310そのものが濃度階調で制御される利点
がある。
以上は、バインダー材料121が明確な融点をもち、し
かもその溶融時に粘度が急激に低下する場合の例につい
て説明したが、バインダー材料121が例えば天然のワ
ックス材の如く多種材料の混合体から成り、明確な融点
をもたず昇温に対する粘度の低下が緩やかで、或いは針
入度が太きIt![i!i1B、7’rffiH”ll
*#Rfア、6Jjl−K 4151    ’調記鎌
できる。更には融点が常温(例えば26°)以下であっ
て例えばポリブタンの如く常温粘着性のバインダー材料
121においても、その粘着によるインク材料120の
かぶシ転写(熱転写層120と記録媒体200を圧接し
ただけでインク材料120が転写する現象)を防止する
ため、常温(例えば26°C)における粘度を例えば2
X10’センチポアズ以上、好しぐは5 X 10’セ
ンチポアズ以上に高く選び、補助粒子123の配置密度
を適当に高く選ぶことにより、同様にパルス幅Pwに対
応して連続階調で転写記録160が得られる。
これらの場合、記録信号300のパルス幅PWに対応し
てインク材料120,120’が粘性低下しこれらの全
体が流動性になると、この粘性低下に対応して記録媒体
表面200aと粒子表面123b間の一種の毛細管現象
により、補助粒子表面123b、更には123a1に介
して、インク材料120’。
120が記録媒体表面200aへと浸透付着、転写され
る。また、インク材料層120部における流動性化した
インク材料が流動状態を失なわない状態で、記録媒体2
00と転写シート100とを剥離すると、低粘性化した
インク材料を表面123a。
123bに付着した補助粒子123が転写されて、パル
ス幅Pwに対応した連続階調の転写記録160が記録媒
体、表面200aに得られる。
本発明に、かかる熱転写記録シート10oを用いた記録
方法では以上の動作説明からも明らかな如く溶融、低粘
性化インク材料に対して、補助粒子表面123a、12
3b及び記録媒体表面200aは、良好な濡、れ性が必
要で、これらの表面に対する濡れ角(接触角)は少なく
とも90°以内で、可能な範囲で小なるよう設定される
補助粒子1230粒形は必ずしも球状に限定されず、多
角形状等その粒形は必ずしも問わない。
また粒径φも全て単−径である必要もなく、適当な粒径
分布をもっていても良い。この場合、インク層面120
aの厚さ1以上の粒径φを持ち、インク層面120a以
上に突出した補助粒子123が連続階調の転写記録に寄
与し、それ以下の粒径の補助粒子123は、色材122
としての顔料と類似の挙動を示す。
補助粒子123の平均粒径φは、インク材料層120の
厚さtとの相関の下に、連続階調転写特性や転写記録最
高濃度の両方から、好しい範囲が実用的に選定される。
平均粒径φmが1.6μm未満では、インク材料層12
0の厚さtが過小となり、転写記fi160の最高濃度
が大きく取れず、また製作的に均一な熱転写層120が
困難となり、かぶシ転写を生じ易くなる。一方、補助粒
子123の平均粒径φmが15μmを越えると、補助粒
子123の熱容量が過大となシ、所期の昇温か困難とな
ると共に、浸透、押し出し1ffiOの経路が過度に長
くなって低感度化し、最高記録濃度も低下する。
従って好しい平均粒径φmの範囲は1.5μm〜16μ
mである。時に平均粒径φmを2μm〜10μmの範囲
内に選ぶと、かぶり転写が容品に防止でき、連続階調性
や記録感度等も良好にできるため推奨される。
補助粒子123の配置密度は、記録画素310の密度及
び熱転写記録特性を考慮して選定される。
補助粒子123の最低の配置密度は記録画素310夫々
に対して単数側、位置する場合である。
通常、公知のリニヤ型サーマル記録ヘッドを利用して階
調画像を記録する場合、画質の点から記録密度、すなわ
ち記録画素310の密度dは4ドツト/ff以上に選ば
れる。
それ故、φ〉tを満足する本発明に有効な補助粒子12
3に限定したその隠蔽率(基体表面110aの単位面積
に占める粒子1230面積率)Sの最小値は、その粒径
φの好ましい最小値、φ=φ。
(=1.5μm)は(πφ、、ld)/4で与えられ、
d=4 )”7 ) / 1lnllテf@2.B X
 10  (2−8X 10  %)となる。
一方、Sの最大値は、φ〉tの補助粒子123が互に重
なることなく基体表面110aに最稠密に配置された場
合で、π/4 =0.785 (78−5チ)で与えら
れる。Sは上記の範囲内で適宜1選択できる・    
                         
1上記において補助粒子123の配置密度が少なる。こ
れらの防止には、粒子123の配置密度は16個/l1
l(265個/−φ、、=1.5μmでS;4.5X1
0−2%)以上に選ぶことが望ましい0第2図には記録
画素310夫々に補助粒子12′3が4個配置された場
合が例示されている。
補助粒子123は、転写記録160の色彩鮮明度から無
色透明乃至は白色であることが望ましい  。
が、着色していても良い。
無色透明乃至は白色の粒子123としては、例えは透明
ガラス粉末溶融石英粉末、エポキシ樹脂などの熱硬化性
樹脂粒子や、ポリアミド、ポリカーボネート樹脂などの
熱可塑性樹脂粒子、酸化アルミニウム(AIO)、酸化
チレン、酸化珪素(StO)、酸化錫、硫酸バリウム等
の無機粉末−子等が用いられる。
補助粒子123としては、常温乃至はインク材料層12
o製作時にバインダー材料121と完全材料、例えばカ
ルナウバワックスやテゾールワツクス粒子を用いること
もできる。この場合、熱転写時にバインダー材料121
と相溶するように選ぶと転写感度が改良され、強固な転
写記録160が得られる利点がある。
これらの補助粒子123は複数種を混合して用いること
もできる。
インク材料層120を構成するバインダー材料121は
、昇温記録制御によってその粘性が低下し、転写付着性
が付与されることが条件で、常温(例えば25°C)で
必ずしも固体である必要はないが、転写記録160の保
存性から常温固形のホットメルト材料の使用が好しい。
    。
ホットメルト材料として、例えばカルナバワックス、ミ
ツロウ、パラフィン、マイクロクリスタンワックス等の
ワックス類、あるいは低分子量ポリエチレン、低分子量
ポリスチレン、ポリステアリン酸ビニル、石油樹脂等ポ
リアミド樹脂、脂環族飽和炭化水素樹脂、ロジン変性マ
レイン酸樹脂等が挙げられるが]転写感度や転写記録物
の堅ろう性等から、融点または流動点は50〜170°
C1好ましくは60〜120’Cが選ばれる。また、柔
軟性をバインダー剤に持たせるため混合させる柔軟剤も
同様に、たとえばポリ酢酸ビニル、セルロースエステル
類、アクリル系樹脂類、あるいはステアリン酸、ラノリ
ンなどからそれらの溶融または軟化温度に基づいて適宜
使用される。バインダー剤として、それ自体柔軟性に富
む、たとえば石油樹脂、低分子量ポリスチレン等が使用
される場合には、特に、柔軟剤を加えないこともある。
さらにまた、昇温と共に粘度が低下し粘着性が増大する
関係にあって且つ常温で流動性の粘着材料をバインダー
剤に含むことにより、より一層、昇温に対する粘度の低
下および転写効率を上げることができ、例えばポリブテ
ン、ポリイソブチレン。
ポリブタジェン、シリコンオイルなど粘着材料をホット
メルト材料に混合して熱特性を調整し、バインダー剤と
して使用することもできる。
色材122としては、着色記録においては、通常の印刷
用インク、塗料等に用いられる有機乃至無機顔料や染料
、更にはこれらの混合色材が、適宜に選択して使用でき
る。
例えば黒色転写記録において顔料としてはカーボンブラ
ック、ダイヤモンドブラック、染料としてはCI 5o
lvent Black 3等を用いる。
また、フルカラー転写記録には上記の他に、シアン色と
してはCI Pigment Blue 15 (顔料
)。
CI 5olvent Blue 25 (染料)、マ
ゼンタ色にはCI Pigment Red 57 (
顔料) 、 CI 5oluentRed49.イエロ
ー色にはCIPigment Yellow12(顔料
) 、 CIPigment Yellow 17 (
顔料)。
Cl5olutnt Yellow 16等、顔料、染
料乃至はこれらの混合物の3原色乃至は黒を加えた4原
色のインク材料120をもって、熱転写層130を同一
の基体シート110上にフレーム順次で順番に配設し、
これらをフレーム順次で重ね転写するか、上記原色熱転
写層を原色毎に別の転写シート1ooを形成し、夫々の
原色転写シート毎に公知のリニヤ型サーマル記録ヘッド
を配し、3乃至は4o、)い@iilJiM*t*h。
。、へ78.。2−1とバインダー材料121との混合
重量%は、転写記録特性を考慮して定められる。
色材122として例えば染料を用いる場合、インク材料
層120に占める重量%が、2チ以下であると転写記録
濃度が不足し、一方、色材122が顔料である場合、重
量%が60チを越えるとインク材料120全体としての
溶融時の粘性低下が不足し、記録媒体表面200への転
写が困難となり、転写記録濃度が不足する。従って色材
122の重量%は2〜60%の範囲内で適当に選び、そ
れ故バインダー材料121はこれに対応して98〜40
%の範囲内に選ぶのが望ましい。
特に、色材122を10〜60チ、バインダー材料12
1を90〜60%の範囲内としたインク材料120は、
転写記録濃度や連続階調性に優れ、推奨される範囲であ
る。この範囲は、色材122として顔料を用いる時に特
に有効である。
シート状基体2としては、例えば厚さが3.5〜15μ
m程度のポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、セ
ロファン、ポリカーボネイト、トリアセチルセルロース
、ナイロンなどの樹脂フィルムあるいは上質紙、グラシ
ン紙、トレーシング紙。
コンデンサ紙などの耐熱紙を用いることができる。
記録媒体200としては、上質紙、コート紙。
アート紙1合成紙等の紙類やポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン、セロファン等のプラスチックフィ
ルム等を使用することができる。
熱転写シート1ooは、以上の構成を適宜、組み合わせ
て例えばホットメルトコーティング法やノルペントコー
ティング法によって基体シート表面110a上に熱転写
層130を塗布、成層して製造できる。
第4図は、本発明にがかる一実施例の熱転写記録シート
を用いた熱転写記録装置のシステム構成図である。
610はリニヤ型サーマル記録ヘッドで、昇温記録部5
11には、抵抗発熱素子が例えば4ドツト/Mの密度で
配置される。この昇温記録部611と金属や耐熱プラテ
ン610との間に、記録媒体200と熱転写層130を
有する熱転写記録シート(転写体)100とを圧力61
2で介挿、圧接し、プラテン610の矢印611の如き
回転により矢印612,613の如く紙送りする。62
1゜622は夫々記録媒体ロール、巻き取りロール、6
31.632は夫々転写体ロール、巻き取りロールであ
る。520は、記録ヘッド510の抵抗発熱素子夫々に
入力画像信号500Bに対応してパルス幅変調された発
熱制御電気信号500Aを、紙送り612,613に同
期して線順次で変換供給する変調電源装置である。記録
ヘッド510によシ、記録部511に対応した熱転写層
130Aを、基体11oを介して線順次で昇温記録制御
する。本例では記録画素夫々の内に多数個の補助粒子1
23が位置し、電気信号500Aのパルス幅Pyに対応
して発熱抵抗素子の発熱が制御され、この昇温記録制御
によって、溶融したインク材料140が微細な多数個の
補助粒子123を介して浸透し、補助粒子123と共に
記録媒体表面200aに転写され、信号600Aのパル
ス幅Pwに対応した連続階調の記録濃度で、記録画素全
面に亘って転写記録160が得られる。
第6図に、記録ヘッド510の圧力512の値pと転写
記録160の光学濃度りとの関係を示す実験特性を示し
た。図からも明らかであるように、実験に用いた3種類
のインクとも圧力Pの増加に伴い濃度りは立ち上るが、
pが2.5Kg/ctd以上ではDはそれ以上増加しな
いことがわかる。さらに、圧力612の値Pが4陽−を
超えると、プラテン610の回転に対し多大の負荷がか
かり、またプラテン610自身のたわみが増大して記録
ヘッド510の幅方向の転写記録濃度にむらを生じたす
する。以上のことから、所期の転写記録濃度と良好な画
質を容易に得るには、記録ヘッド51゜の圧力612を
、2 、 sKg/cdから4恥鷹 の間に設定するこ
とが必要である。
第6図に、記録信号800Aの変調パルス幅Pwと転写
記録160の光学濃度りとの関係を示す実#@alc:
L7h。、71,4−7、ヶ、□(、P、    1極
めて優れた連続階調特性を有することが明らかである。
なお、フルカラー画像記録では、シアン、マゼンタ、イ
エロー、更には黒色のインク材料120を順次重ね転写
する。この場合には、例えばインク材料層として、シア
ン色、マゼンタ色、イエロー色をダンダラ状に基体11
0上に面順次で順次配置した転写体100を用いる。ま
ず入力画像信号500Bのシアン信号のみで、記録媒体
200および転写体100を各々矢印612および61
3の方向に送りながら、シアン色のインク材料による一
画面ぶんの転写を行う。
次に記録ヘッド510の圧力512を解除し転写紙10
0と記録媒体200が離間した状態で転写体1ooは停
止させておき、記録媒体200のみ゛を矢印614の方
向へ送る。こうして記録媒体200が記録開始時と同じ
状態まで戻ったら、再び記録ヘッド610を圧接しシア
ン色の転写記録の上からマゼンタ色の転写記録を行う。
同様にしてイエロー色の転写記録を行って、゛記録媒体
200にはシアン色、マゼンタ色、イエロー色が重ね転
写され、フルカラー画像がいわゆる熱浸透転写記録され
る。
以上ハ、シアン、マゼンタ、イエローの3原色によりカ
ラー記録したが、これに更に黒を加えて4原色でカラー
記録することもでき、またその転′写順位は必要に応じ
て任意に変えることもできる。
なお、本実施例に於いては記録媒体200は長尺状のも
のを用いたが、記録媒体200としてカット紙を用いて
も、また、記録媒体200をプラテン610に巻きつけ
て回転させながら転写記録を行っても同様の効果を得る
ことができる。さらに、記録媒体200の送り手段とし
てプラテン610以外の機構、例えばキャプスタン−ピ
ンチローラによる挟持回転駆動によっても同様の効果を
得ることは明らかである。
発明の効果 以上述べてきたように、本発明によれば、従来の溶融転
写記録装置では困難であった顔料色材による連続階調の
高画質な転写記録を容易にし、OA。
HA、ニューメディア、ファクシミリ分野等のモノクロ
乃至はフルかラーハードコピーとして、産業上有用なる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における熱転写記録シートの
断面構造図、第2図は第1図の熱転写記録シートの熱転
写層の表面平面図、第3図a、bは第1図の熱転写記録
シートを例にとっての転写原理説明図、第4図は本発明
にかかる熱転写記録シートを用いた熱転写記録装置のシ
ステム構成図、第5図は本発明にかかる熱転写記録シー
トの一実施例の実験特性図、第6図は本発明にかかる熱
転写記録シートの一実施例の他の実験特性図である。 1oo・・・・・・熱転写記録シート、110・・・・
・・耐熱性基体、120・・・・・・インク材料、12
1・・・・・・バインダー材料、122・・・・・・色
材、123・・・・・・インク転写補助粒子、130・
・・・・・熱転写層、200・・・・・・記録媒体、3
00・・・・・・昇温記録信号、310・・・・・・記
録画素、400 ・−・−・押圧力、600A 、50
0B・・・・・・電気信号、510・・・・・・サーマ
ル記録ヘッド、612・・・・・・圧力。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名木 にo−一一撮Ik写祈j牽ラード 110−−一耐熊魅体 /Jll)−一一処軟寥層 迦−−一記録媒体 濫、8−−一電気侶号 5to−−−T−73し釈ツ東ヘッド a2−  圧力 第5図 転 写 記

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 昇温記録制御によってその粘性が減少制御され、記録媒
    体への転写性が付与される関係にあるインク材料を有し
    、且つこのインク材料の構成成分たるバインダー材料よ
    りも高い融点乃至は流動点を有すると共に、少なくとも
    その一部の粒径が前記インク材料から成る層の厚さ以上
    の粒径を有するインク転写補助粒子を前記インク材料に
    混入せしめた熱転写層を、シート状の耐熱性基体の一方
    の面側に設置した熱転写記録シートと、前記熱転写記録
    シートのインク材料を有する面に対向する記録媒体と、
    前記熱転写記録シートの耐熱性基体の面側に設置した直
    線状に配列された発熱体を有するリニヤ型サーマル記録
    ヘッドと、前記熱転写記録シートおよび前記記録媒体を
    介して前記記録ヘッドと相対向する位置に設けられたプ
    ラテンと、前記記録ヘッドを前記熱転写記録シートと前
    記記録媒体を介して前記プラテンへ2.5〜4Kg/c
    m^2の圧力で圧接せしめる圧接手段とを備えた熱転写
    記録装置。
JP59247306A 1984-11-22 1984-11-22 熱転写記録装置 Granted JPS61125894A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59247306A JPS61125894A (ja) 1984-11-22 1984-11-22 熱転写記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59247306A JPS61125894A (ja) 1984-11-22 1984-11-22 熱転写記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61125894A true JPS61125894A (ja) 1986-06-13
JPH0544352B2 JPH0544352B2 (ja) 1993-07-06

Family

ID=17161448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59247306A Granted JPS61125894A (ja) 1984-11-22 1984-11-22 熱転写記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61125894A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59101399A (ja) * 1982-12-01 1984-06-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 染料転写体
JPS59131495A (ja) * 1983-01-18 1984-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 染料転写体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59101399A (ja) * 1982-12-01 1984-06-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 染料転写体
JPS59131495A (ja) * 1983-01-18 1984-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 染料転写体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0544352B2 (ja) 1993-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0330520B2 (ja)
JPS61104888A (ja) 熱転写記録シ−トおよびその製造方法
JPS58158291A (ja) カラー熱転写用記録媒体およびカラー熱転写方法
JPS61125894A (ja) 熱転写記録装置
JPS58138685A (ja) カラ−熱転写用記録媒体
JPS6365029B2 (ja)
JPH0144515B2 (ja)
JPS61125896A (ja) 熱転写記録装置
JPS61162387A (ja) 感熱転写媒体
JP2559025B2 (ja) 熱転写記録方法
JPS61125895A (ja) 熱転写記録装置
JPH0257029B2 (ja)
JPS61126857A (ja) 複写装置
JPH0415758B2 (ja)
JPS61125886A (ja) 熱転写記録シ−ト
JPH0548754B2 (ja)
JPH0558917B2 (ja)
JPH0712744B2 (ja) 熱転写記録シ−ト
JPS61125891A (ja) 熱転写記録シ−ト
JPS61137792A (ja) カラ−熱転写記録方法
JPS6382786A (ja) 熱転写記録方法
JPS6250190A (ja) 熱転写記録シ−トの製造方法
JPS61125890A (ja) 熱転写記録シ−ト
JPS62122786A (ja) 熱転写記録シ−ト及び熱転写記録方法
JPH0193394A (ja) 通電熱転写記録材