JPS6111963A - テ−プカセツト自動装填装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、多数のテープカセットの中から、任意の１個
のカセットを選択してテープデツキに装填し、その再生
又は記録が終了すれば、カセットをテープデツキから取
り出して元の位置に格納するようにしたテープカセット
自動装填装置に関するものである。

従来、ビデオテープや音楽録音テープを収録したテープ
カセットの中から１個を選択して、テープデツキに装填
するためのテープカセット自動装填装置には、種々の形
式のものが開発されている。しかし、一般にカセットの
格納数が少なく、それを多くすれば大きなスペースを要
し、またカセットの取り出し・テープデツキへの装填・
収納場所への格納を行わせる機構も相当に大損りとなり
高価である等の間１題がある。

［発明の目的］ 本発明の目的は、比較的小さなスペースで多数のテープ
カセットを格納でき、動作が確実で迅速な割に機構的に
簡素でコストを安価にできるテープカセット自動装填装
置を提供することにる。

［発明の概要］ 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、垂直方向
の枢軸を中心に回転し、該枢軸を中心に放射状に分割し
た複数個の格納室を有す葛カセット−を多段に設けた回
転格納棚と、該回転格納棚に向けて配置したテープデツ
キと、該テープデツキと前記回転格納棚の間に昇降自在
に設けた搬送機構とを有し、該搬送機構は前記格納室に
格納した任意のテープカセットを引出して前記テープデ
ツキに装填し、逆にテープデツキに装填したテープカセ
ットを取出して元の格納室へ格納する回転ローラ群を両
サイドに備えたこセを特徴とするテープカセット自動装
填装置である。

［発明の実施例］ 本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明す第１図、
第２図は本発明に係るビデオテープ用のテープカセット
自動装填装置の概要を示したものであり、垂直方向に構
設された枢軸ｌを中心に回転される例えば６角形の回転
格納棚２には、１段について枢軸ｌを中心に放射状に分
割された６個の格納室３ａ〜３ｆを有する力・セット棚
４が数１０段設けられている。仮に、カセット棚４の段
数が５０段であれば、１段につき６個１合計３００個の
ビデオテープカセットＣを格納することができる。この
回転格納棚２に沿って、適当な数のビデオデツキ５を設
置するデツキ設置棚・６が必要な段数だけ例えば６段に
縦方向１列に並設されている。そして、ここに収納され
たビデオデツキ５と回転格納棚２との間に、搬送機構７
が図示しない昇降案内柱に沿って昇降自在に構設されて
いる。

回転格納棚２の回転運動と搬送機構７の昇降運動を図示
しない制御装置によって制御することにより、格納室３
に格納されている多数個のテープデツキ 引き出し、それをデツキ設置棚６に設置されている任意
のビデオデツキ５に装填し、又はその逆に特定のビデオ
デツキ５から取り出したカセットＣを元の格納室３に格
納するようにしたものであり、これらの作業は制御装置
により次の手順で自動的に行われ・る。

即ち、始めに枢軸ｌを回転駆動しで選択されたカセット
ｃの入っている格納室３をデツキ設置棚６゛と対向させ
た後に、搬送機構７をその格納室３のカセット棚４まで
上下動し、搬送機構７の両サイドに設けられている回転
口―う群８によって格納室３に入っているカセットを引
き出して搬送機構７上に移送する０次に、搬送機構７を
指定されたビデオデツキ５の位置まで上動又は下動し、
搬送機構７上に載置されているカセッｈｃを、その指定
されたビデオデツキ５のカセット投入口９へ回転ローラ
群８により送り込んで装填する。また、以上の動作を逆
順序に行うことによって、特定のビデオデツキ５からカ
セッ）Ｃを取り出して元の格納室３に格納することがで
きる。

さて、このビデオカセット自動装填装置に採用されてい
る搬送機構７は、その両サイドに第３図〜第５図に示す
ような関節構造を有する回転ローラ群８を備え、これら
の回転ローラ群８の間にカセットＣを挟み棒んで、所定
の位置まで搬送する。

ようになっている、これらの回転ローラ群８は、等ピッ
チＰで順次に噛合する一連の歯車１０と、その一つおき
の歯車１０に同軸に設はゴム等の弾性体を周設した複数
個の回転ローラｌｌａ〜ｌｉｅとを有し、歯車ｌＯの１
個を回転駆動することによって、片サイドの全ての回転
ローラ１１ａ〜ｌｉｅが同一回転数でカセットＣを同一
方向に搬送するように回転する。なお、両サイドの回転
ローラ群８は後述する連動機構によって連結され、双方
共に同時に同一回転数で作動するようにされている。

また、これらの回転ローラ群８は関節構造を有している
ため、第４図に示す一列に整列した状態から、その関節
軸に１、Ｋ２を中心にして、関節部Ｒ１，Ｒ２を第５図
に示すように折った状態、つまり開いた状態或いは閉じ
た状態に変化させることができ、これらの状態において
も関節部Ｒ１、Ｒ２上の歯車ｌＯ及び回転ローラ１１を
そのまま駆動できるようにされている。

例えば第３図に示すように、片サイドについて５個の回
転口―う１ｌａ−１ｉｅを用いた場合には、両端部の回
転ローラｌｌａとｌｉｅとが、別々の可動アーム１２．
１３にそれぞれ支持されている。そして、中間部の回転
ローラｌｌｂ〜ｌｉｄは固定支持体１４に支承され、こ
の固定支持体１４の両端部に可動アーム１２．１３の各
一端が関節軸に１、Ｒ２を介して連結されており、可動
アーム１２．１３に取り付けられている関節部Ｒ１、Ｒ
２上の回転ローラｌｌｂ、ｌｉｄ及びアイドラ歯車を成
る角度だけ振らせることができる。

従って、第１図のビデオカセット自動装填装置において
、回転格納棚２を回転するとまは、回転ローラ群８中の
回転格納棚２に近い関節部Ｒ１を開いて、回転格納棚２
の回転を妨げないようにすると共に、関節部Ｒ１を閉じ
ることによりカセットＣを容易に挟み込める状態とし、
また搬送機構７を昇降させるときは、両端部の回転ロー
ラｌｌａ、ｌｉｅがカセットＣやビ・デオデッキ５に引
っ掛らないように双方の関節部旧、Ｒ２を開いた状態で
上下動させることができる。

更に第１図に示すように、カセットＣを格納室３から引
き出すに際しては、回転格納棚２側の関鰯部Ｒ１を閉じ
、ビデオデツキ５側の関節部Ｒ２を開くというように、
関節部Ｒ１、Ｒ２を同時に又は独立的に開閉してカセッ
トＣの取り出し・装填争格納等を行うことができる。

ここで関節部Ｒ１、Ｒ２を設けた理由は、前述したよう
に回転ローラ群８の両端部が格納棚２の回転や搬送機構
７の昇降の支障にならないようにするため、或いはカセ
ットＣを挟み込み易くするためでもあるが、一般的には
関節部Ｒ１、Ｒ２を設けることによって次のような機能
がもたらされる。

即ち、第６図に示すように両サイドの回転ローラ群８に
よりカセッ）Ｃを収納室３の位置Ａから搬送機構７上の
位置Ｂに搬送する場合には、回転ローラ群８を連動させ
ることによって可能であるが、デツキ設置棚６上の位置
Ｃに既にカセットが装填されているビデオデツキがある
と回転ローラ群８によってそのカセットも同時に挟み込
んでしまうなどして、位置Ｃに影響を及ぼすことになる
。この位置Ｃに影響を与えないように搬送する必要があ
る場合には、第７図に示すように後端部の関節部Ｒ２を
外側に開いた状態にすればよい。

同様に第８図に示すように、カセットＣを位置Ｂから位
置Ｃまで搬送する場合に、位置ＡにあるカセッＩ・に影
響を与えないようにするには、先端部の関節部Ｒ１を開
いた状態にすればよい。結局、第９図に示すように両サ
イド共に回転ローラ群８の先端部と後端部を開閉自在な
関節構造とし、必要に応じてその関節部Ｒ１、Ｒ２を適
宜に開閉することにより、位置Ａ、Ｂ、Ｃ間を自在にカ
セットＣの搬送が可能となる。ただし、このような機能
を有するためには関節部Ｒ１、Ｒ２の開閉に拘らず、少
なくとも関節部Ｒ１、Ｒ２上の回転ローラ、１１に回転
動力を伝達する機構でなければならない。

第３図の場合に、回転ローラｌｌａと１１ｂ及びｌｉｄ
とｌｉｅの中間に位置するアイドラ歯車は、関節軸に１
、Ｒ２を中心としてそのまま遊星運動を行うことが可能
であり、関節部Ｒ１、Ｒ２の開閉に拘らず動力伝達機能
を保有することができる。

関節部Ｒ１、Ｒ２を開閉する具体的手段としては、機械
的又は電気的な種々の機構を用い得るが、その−例を第
１Ｏ図、第１１図に示している。両サイドの関節部Ｒ１
の可動アーム１２にそれぞれ回動自在にビン止めされた
２本の駆動レバー１５．１６の各内端が、軸１７の周り
に回転する回転体１８の周縁部に回転自在にビン止めさ
れ、ステップモータ等から成る開閉用モータ１９により
回転体１８を正逆両方向に回転することにより、２本の
可動アーム１２がクランク機構状の運動をして同時に開
閉できるようにされている。

例えば、回転体１８を矢印Ｆ方向に回転すれば、両サイ
ドの可動アーム１２は仮想線１２ａのように閉じ、逆転
すれば実線のように開くことができる、また、関節部Ｒ
２を支持する可動アーム１３についても、２木の駆動レ
バー１５ａ、１６ａ、軸１７ａの周りに一回転する回転
体１８ａと開閉用モータ１９ａによって全く同様な開す
構が設けられており、双方の開閉用モータ１９及び１９
ａを同時又は独立に制御することにより、関節部Ｒ１，
Ｒ２を双方同時に又は単独に開閉することができる。

なお第１１図において、２０は搬送機構の基台、２１は
その両サイドに設けられた昇降用の案内ローラ、２２は
カセットＣを載置するための表板、２３は回転ローラ１
１を駆動するための駆動用モータであり、減速装置及び
駆動用歯車を介して歯車１０：Ｌび回転ローラ１１を駆
動し、更にはベルト２４を用いて両サイド゛の回転ロー
ラ群８を連動させている。また、２５及び２６はそれぞ
れ力セラ）Ｃの存在を検知するための光電検出機構の発
光素子及び受光素子であり、表板２２には発光素子２５
からの光を通すための孔が設けられている。なお、２７
はこれら、の機構の下面を覆うカまた、上述の実施例は
ビデオテープカセットの場合を例にとって説明したが、
通常の音楽録音テープカセットや類似のカセット類の自
動装填装置にも、本発明を適用できることは云うまモも
ない。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係るテープカセット自動装
填装置は、縦型の回転、格納棚を用いているため、比較
的小さなスペースに多数個のテープカセットを格納する
ことができ、小型の１割に大容量のものが得られる。ま
た、搬送機構は同一場所を上下動するだけであるから、
極〈簡易な装置によってカセットの自動装填及び格納を
迅速かつ確実に行うことができ、全体的な構成も簡素で
小型にできるため製造コストも大幅に安価にすることが
できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るテープカセット自動装填装置の一実
施例を示すものであり、第１図はその平面図、第２図は
側面図、第３図は回転ローラ群の片側のみを示す側面図
、第４図は第３図のＩＶ−ｆｆ線方向から見た説明図、
第５図は関節部を折曲した状態の説明図、第６図〜第９
図は搬送機構の作用説明図、第１０図は関節部開閉機構
の平面図、第１１図はその側面図である。 符号１は枢軸、２は回転格納棚、３は格納室、４はカセ
ット棚、５はビデオデー２キ、６はデツキ設置棚、７は
搬送機構、８は回転ローラ群、９は男セット投入口、１
０は歯車、１１は回転ローラ、Ｃはカセット、Ｋｌ、　
Ｋ２は関節軸、Ｒ１，Ｒ２は関節部であ乙。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、垂直方向の枢軸を中心に回転し、該枢軸を中心に放
   射状に分割した複数個の格納室を有するカセット棚を多
   段に設けた回転格納棚と、該回転格納棚に向けて配置し
   たテープデッキと、該テープデッキと前記回転格納棚の
   間に昇降自在に設けた搬送機構とを有し、該搬送機構は
   前記格納室に格納した任意のテープカセットを引出して
   前記テープデッキに装填し、逆にテープデッキに装填し
   たテープカセットを取出して元の格納室へ格納する回転
   ローラ群を両サイドに備えたことを特徴とするテープカ
   セット自動装填装置。 ２、前記テープデッキは縦方向に複数個配列した特許請
   求の範囲第１項に記載のテープカセット自動装填装置。 ３、前記搬送機構の回転ローラ群は、関節部を有し回転
   ローラを回転させながらテープカセットに対し開閉でき
   るようにした特許請求の範囲第１項に記載のテープカセ
   ット自動装填装置。