JPS6099266A - 体液中の蛋白質除去法およびそれに使用する装置 - Google Patents
体液中の蛋白質除去法およびそれに使用する装置Info
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- JPS6099266A JPS6099266A JP58207464A JP20746483A JPS6099266A JP S6099266 A JPS6099266 A JP S6099266A JP 58207464 A JP58207464 A JP 58207464A JP 20746483 A JP20746483 A JP 20746483A JP S6099266 A JPS6099266 A JP S6099266A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
■1発明の背景
支直立が
本発明は体液中に存在する大分子1辻の蛋白質を除去す
る方法およびそれに使用する装置に関する。
る方法およびそれに使用する装置に関する。
近年各種の膠原病、免疫疾患、カン等の治療法として、
患者血液から血漿を分離し、血漿中にイf在する病原物
質を除去し、除去後の浄化血漿を再び思沼にもとす血漿
浄化療法か開発され、臨床にも用いられている。血漿中
の病原物質に関しては未だ不明な点が多いがIll病、
免疫疾患においては免疫複合体、免疫グロブリン、フィ
ブリノーゲン等の大分子量の蛋白質がその中心的存在と
考えられ、これらを血漿中から除去することによって血
漿の浄化が行なわれる。本発明の方法および装置は、こ
のような血漿浄化療法に有効に使用されるものである。
患者血液から血漿を分離し、血漿中にイf在する病原物
質を除去し、除去後の浄化血漿を再び思沼にもとす血漿
浄化療法か開発され、臨床にも用いられている。血漿中
の病原物質に関しては未だ不明な点が多いがIll病、
免疫疾患においては免疫複合体、免疫グロブリン、フィ
ブリノーゲン等の大分子量の蛋白質がその中心的存在と
考えられ、これらを血漿中から除去することによって血
漿の浄化が行なわれる。本発明の方法および装置は、こ
のような血漿浄化療法に有効に使用されるものである。
ざらに本発明の方法および装置は、血漿製剤の製造に際
してFf、料血漿から、@原物質を除去して血漿を浄化
するのに利用され□る。
してFf、料血漿から、@原物質を除去して血漿を浄化
するのに利用され□る。
″マー1弓トT゛よび、!1.屯
現在までの血漿浄化法としては、血漿分離膜よりも孔径
が小さい11りを用いて大分子量の蛋白質を除去するか
あるいは該蛋白質を吸着剤に吸着させる方法が知られて
おり、前者はすでに臨床に使用されて一応の成果をあげ
、治療法の1つとしての地位を確立しつつある。後者に
ついては基礎研究みられる。しかしなからいずれのツノ
法も未だ十分とはいい難く、より効果的、効率的な方法
の開発が望まれている。
が小さい11りを用いて大分子量の蛋白質を除去するか
あるいは該蛋白質を吸着剤に吸着させる方法が知られて
おり、前者はすでに臨床に使用されて一応の成果をあげ
、治療法の1つとしての地位を確立しつつある。後者に
ついては基礎研究みられる。しかしなからいずれのツノ
法も未だ十分とはいい難く、より効果的、効率的な方法
の開発が望まれている。
11 、発明の目的
本発明は、血漿製剤の製造等のムシこ血漿や11y水の
ような体液から大分子量の蛋白質を筒中な操作で安全に
除去するための方法およびそれに使用する装置を提供す
ることを目的とする。
ような体液から大分子量の蛋白質を筒中な操作で安全に
除去するための方法およびそれに使用する装置を提供す
ることを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するため、下記の構成からな
る。
る。
(1)体液に該体液中の蛋白質を沈澱させるのに必要な
量以上のアルカリ金属塩化物を加えて体液中の蛋白質を
塩析し、蛋白質沈澱剤化物体□液とを隔離し、透析処理
により十澄体液からアルカリ金属塩化物を除くことを特
徴とする体液中の蛋白質除去法。
量以上のアルカリ金属塩化物を加えて体液中の蛋白質を
塩析し、蛋白質沈澱剤化物体□液とを隔離し、透析処理
により十澄体液からアルカリ金属塩化物を除くことを特
徴とする体液中の蛋白質除去法。
(2)体液が血漿である第1項記載の蛋白質除去法。
(3)アルカリ金属Ji蟲化物が塩化ナトリウムまたは
JiI化カリウムである第1項またはs 2項記載の蛋
白質除去法。
JiI化カリウムである第1項またはs 2項記載の蛋
白質除去法。
(4)少なくとも1つの体液流出入口を有し、内部にア
ルカリ金属塩化物を収容した容器と、塩析された蛋白質
沈澱と上澄体液とを隔離する手段と、隔離された上澄体
液を循環して前記アルカリ金)iA fl化物を除去す
る透析器とからなり、前記アルカリ金属塩化物の蚤が前
記容器に収容される体液を中の蛋白質を沈澱させるのに
必要な量以上である体液中の蛋白質除去装置。
ルカリ金属塩化物を収容した容器と、塩析された蛋白質
沈澱と上澄体液とを隔離する手段と、隔離された上澄体
液を循環して前記アルカリ金)iA fl化物を除去す
る透析器とからなり、前記アルカリ金属塩化物の蚤が前
記容器に収容される体液を中の蛋白質を沈澱させるのに
必要な量以上である体液中の蛋白質除去装置。
(5)陥敲する手段は前記容器を外から挟圧するΔ1(
材である第4項記載の蛋白質除去装置。
材である第4項記載の蛋白質除去装置。
(6)隔離する手段は前記容器内の上方部と連通ずる第
2の容器である第4項記載の蛋白質除去装置。
2の容器である第4項記載の蛋白質除去装置。
(7)隔離する手段はフィルタである第4項記載の蛋白
質除去装置。
質除去装置。
l■1発明の詳細な説明
血漿中には、免疫複合体、免疫グロブリン、フィブリノ
ーゲン等の大分子量の蛋白質とアルブミン等の比較的小
分イrJ(−の蛋白質が存在し、血漿製剤の製造や血漿
浄化療法においては前述した如く、大分子量の蛋白質の
みを選択的に沈澱させて除去し、アルブミンのような小
分子Iiとのイラ用な!ヅ白質は血漿中に残存させるこ
とが望まれる。本発明者等は血漿中の蛋白質沈澱剤につ
いて鋭だ、研究を重ねた結果、アルカリ金属塩化物、例
えば塩化ナトリウムは比較的塩析効果が弱く溶解度も低
いため血漿中に飽和量以上の塩化すトリウムを加えても
アルブミンは殆ど沈6没せず、フィブリノーゲン、免疫
グロブリン等大分子が、の蛋白質のみか特異的に沈澱す
ることを知った。従って流加する塩化ナトリウムの量は
厳密にコントロールする必要はなく、飽和量以上であれ
ばよい。これに対して他の沈殿剤、例えばエタノールや
硫安はある濃度以−ヒになるとアルブミンも沈澱が始ま
ってしまう為、添加量を厳密にコントロールする心霊が
ある。さらにエタノールや硫安は添加の際の発熱や局部
的に高濃度の部分が生じ血漿中の蛋白質か変性するおそ
れがあり、充分に冷却したり攪拌したリする必要かある
か塩化ナトリウムにはこのような心配がない。従って従
来の、ように血漿を導入してから沈虐う剤を入れる必要
がなく血漿採取容器にあらかじめ体!(&から沈澱を析
出させるに必要な量以j−の塩化す)・リウムを入れて
おくことができる為、そこに血漿を導入することか可能
となりこの場合沈殿効果、沈タラ組成には変化がなく、
蛋白質の変性も起きることかなく、極めて簡り1な操作
で血漿中の大分子量の蛋白質のみを沈澱させることかで
きる。
ーゲン等の大分子量の蛋白質とアルブミン等の比較的小
分イrJ(−の蛋白質が存在し、血漿製剤の製造や血漿
浄化療法においては前述した如く、大分子量の蛋白質の
みを選択的に沈澱させて除去し、アルブミンのような小
分子Iiとのイラ用な!ヅ白質は血漿中に残存させるこ
とが望まれる。本発明者等は血漿中の蛋白質沈澱剤につ
いて鋭だ、研究を重ねた結果、アルカリ金属塩化物、例
えば塩化ナトリウムは比較的塩析効果が弱く溶解度も低
いため血漿中に飽和量以上の塩化すトリウムを加えても
アルブミンは殆ど沈6没せず、フィブリノーゲン、免疫
グロブリン等大分子が、の蛋白質のみか特異的に沈澱す
ることを知った。従って流加する塩化ナトリウムの量は
厳密にコントロールする必要はなく、飽和量以上であれ
ばよい。これに対して他の沈殿剤、例えばエタノールや
硫安はある濃度以−ヒになるとアルブミンも沈澱が始ま
ってしまう為、添加量を厳密にコントロールする心霊が
ある。さらにエタノールや硫安は添加の際の発熱や局部
的に高濃度の部分が生じ血漿中の蛋白質か変性するおそ
れがあり、充分に冷却したり攪拌したリする必要かある
か塩化ナトリウムにはこのような心配がない。従って従
来の、ように血漿を導入してから沈虐う剤を入れる必要
がなく血漿採取容器にあらかじめ体!(&から沈澱を析
出させるに必要な量以j−の塩化す)・リウムを入れて
おくことができる為、そこに血漿を導入することか可能
となりこの場合沈殿効果、沈タラ組成には変化がなく、
蛋白質の変性も起きることかなく、極めて簡り1な操作
で血漿中の大分子量の蛋白質のみを沈澱させることかで
きる。
本発明はこのような知見に基づいて完成されたものであ
る。
る。
本発明は第1に体液に該体液中の蛋白質を沈澱させるに
必要な楢以上のアルカリ金属塩化物を加えて体液中の蛋
白質を塩析し、蛋白質沈澱と上澄体液とを隔離し、透析
処理により上澄体液からアルカリ金属塩化物を除くこと
により体液中の蛋白質を除去する方法からなる。
必要な楢以上のアルカリ金属塩化物を加えて体液中の蛋
白質を塩析し、蛋白質沈澱と上澄体液とを隔離し、透析
処理により上澄体液からアルカリ金属塩化物を除くこと
により体液中の蛋白質を除去する方法からなる。
本発明の方法において体液の例としては血漿、l1l(
水、リンパ液等があげられ、血漿が特に好適に用いられ
る。アルカリ金属Jj、、(、jヒ物の例としては1!
化ナトリウム、塩化カリウム等が使用され、特に塩化ナ
トリウムか々了at、しい。
水、リンパ液等があげられ、血漿が特に好適に用いられ
る。アルカリ金属Jj、、(、jヒ物の例としては1!
化ナトリウム、塩化カリウム等が使用され、特に塩化ナ
トリウムか々了at、しい。
本発明の方法は、予め体液中の蛋白質を沈超させるに必
要な量以上のアルカリ金属塩化物を収容した容器に体液
を導入し、7Iこ合して塩析により体液中の大分子Ji
の蛋白質を沈′/1没させ、ろ過3、適当な手段によっ
て蛋白質性υと上澄体液とを隔離し、上澄体液を透析液
等に対して透析して」二澄体液中に存在するアルカリ金
属塩化物を除去することによって実施される。体液とし
てm+漿を用い、アルカリ金属塩化物としてll化すト
リウムを使用する場合、容器内に収容される塩化すトリ
ウムのJjは採取される血漿に対して20g#f以−1
8,9!ましくは25〜35g#llである。現在−・
競に実施されている血漿交換療法では1回の置換量は2
〜39.かSV均で最大でも 4文4〜!瓜であるので
例えは容器の容量を4500 m l 塩化すトリウム
の量を900gとすると殆どの場合に対応できる。この
ときの至適血漿採取量は2,5〜3.5文である。採取
量がこれより増加すると沈C効果がやや減少する。採取
量が上記の量より少なくても生成する沈澱組成に変化は
ない。沈澱をろ過等により除き、上澄血漿を透析器にか
けて血漿中の塩化ナトリウムの濃度を生理濃度にまで下
げ浄化血漿を得る。
要な量以上のアルカリ金属塩化物を収容した容器に体液
を導入し、7Iこ合して塩析により体液中の大分子Ji
の蛋白質を沈′/1没させ、ろ過3、適当な手段によっ
て蛋白質性υと上澄体液とを隔離し、上澄体液を透析液
等に対して透析して」二澄体液中に存在するアルカリ金
属塩化物を除去することによって実施される。体液とし
てm+漿を用い、アルカリ金属塩化物としてll化すト
リウムを使用する場合、容器内に収容される塩化すトリ
ウムのJjは採取される血漿に対して20g#f以−1
8,9!ましくは25〜35g#llである。現在−・
競に実施されている血漿交換療法では1回の置換量は2
〜39.かSV均で最大でも 4文4〜!瓜であるので
例えは容器の容量を4500 m l 塩化すトリウム
の量を900gとすると殆どの場合に対応できる。この
ときの至適血漿採取量は2,5〜3.5文である。採取
量がこれより増加すると沈C効果がやや減少する。採取
量が上記の量より少なくても生成する沈澱組成に変化は
ない。沈澱をろ過等により除き、上澄血漿を透析器にか
けて血漿中の塩化ナトリウムの濃度を生理濃度にまで下
げ浄化血漿を得る。
この浄化処理により血漿蛋白質のうち、フィブリノーゲ
ン、免疫グロブリン等の70%以北が沈澱として分2F
される。血漿交換治療を必要とする疾、巴の病原因子、
有害物質はほぼこの部分に含まれている。−ブノイーJ
用成分であるアルブミンは7〜8%か沈澱するにすぎな
い。得られた浄化血漿はそのまま、あるいは必要により
蛋白質濃度を補正して次回の血漿交換治療時に採取本人
に補給液として返還される。
ン、免疫グロブリン等の70%以北が沈澱として分2F
される。血漿交換治療を必要とする疾、巴の病原因子、
有害物質はほぼこの部分に含まれている。−ブノイーJ
用成分であるアルブミンは7〜8%か沈澱するにすぎな
い。得られた浄化血漿はそのまま、あるいは必要により
蛋白質濃度を補正して次回の血漿交換治療時に採取本人
に補給液として返還される。
本発明は第2に、上記体液中の蛋白質除去法に好適に使
用される装置であり、少なくとも1つの体液流出入「1
を有し、内部にアルカリ金1が塩化物を収容した容器と
塩析された蛋白沈澱と−L澄体液とを隔離する手段と、
隔離された上澄体液を循環して前記アルカリ金属塩化物
を除去する透析器とからなり、n1j記アルカリ金属塩
化物の9jかJjら記容器に収容される体液中の蛋白質
を沈澱させるに必要な量以上である体液中の蛋白質除去
装置からなる。本発明の装置において、l)θ記容器I
オ少なくとも1つの体液流出入1−1をイjし、内部に
アルカリ金属塩化物を収容している。体液流出入口は容
器内に血漿等の体液を導入したり、蛋白質沈澱と陥12
11した後の、上澄体液を該容器からとり出したりする
だめのものであり、1個で兼用してもよいし、流出1コ
と流入1jを別個に設けてもよい。容器内に収容されて
いるアルカリ金属塩化物は体液中の十白買を塩析により
沈澱させるだめのものであり、その量は容器に導入され
る休11に中に含まれる蛋白質を沈澱させるに必要なI
11以1−のjllである。アルカリ金属塩化物が体液
を飽和させる;−以上に大過剰に存在しても生じる沈l
つの!11.はそれ以上増加せず必要以上に蛋白′鍜の
l1lか減少することかない。容器は、蛋白質性Vと」
曽σ体液とを隔離する際の便宜上柔軟性を有することか
望ましく、ポリエチレン、塩化ビニル等の軟rl↓ポリ
マー製ハングがIlf適である。
用される装置であり、少なくとも1つの体液流出入「1
を有し、内部にアルカリ金1が塩化物を収容した容器と
塩析された蛋白沈澱と−L澄体液とを隔離する手段と、
隔離された上澄体液を循環して前記アルカリ金属塩化物
を除去する透析器とからなり、n1j記アルカリ金属塩
化物の9jかJjら記容器に収容される体液中の蛋白質
を沈澱させるに必要な量以上である体液中の蛋白質除去
装置からなる。本発明の装置において、l)θ記容器I
オ少なくとも1つの体液流出入1−1をイjし、内部に
アルカリ金属塩化物を収容している。体液流出入口は容
器内に血漿等の体液を導入したり、蛋白質沈澱と陥12
11した後の、上澄体液を該容器からとり出したりする
だめのものであり、1個で兼用してもよいし、流出1コ
と流入1jを別個に設けてもよい。容器内に収容されて
いるアルカリ金属塩化物は体液中の十白買を塩析により
沈澱させるだめのものであり、その量は容器に導入され
る休11に中に含まれる蛋白質を沈澱させるに必要なI
11以1−のjllである。アルカリ金属塩化物が体液
を飽和させる;−以上に大過剰に存在しても生じる沈l
つの!11.はそれ以上増加せず必要以上に蛋白′鍜の
l1lか減少することかない。容器は、蛋白質性Vと」
曽σ体液とを隔離する際の便宜上柔軟性を有することか
望ましく、ポリエチレン、塩化ビニル等の軟rl↓ポリ
マー製ハングがIlf適である。
蛋白質沈澱と上澄体液とを隔離する手段はそれ臼体公知
の手段が用いられる。好ましくは、蛋白質沈澱層と上澄
体液層との境を挟圧具で容器の外部から挟圧するか、容
器下方部を静かに押圧して1一方81(から上澄体液を
採取するかあるいは容器内の液をフィルタでろ過する。
の手段が用いられる。好ましくは、蛋白質沈澱層と上澄
体液層との境を挟圧具で容器の外部から挟圧するか、容
器下方部を静かに押圧して1一方81(から上澄体液を
採取するかあるいは容器内の液をフィルタでろ過する。
蛋白質沈澱と隔離された上澄体液は透析器で透析され、
アルカリ金属塩化物が除去される。透析器は前記容器ま
たは隔離された」1澄体液を収容する第2の容器に1.
閉回路を形成して取りつけられる。次に図□面に示す実
施例により本発明をさらに具体的に説明する。
アルカリ金属塩化物が除去される。透析器は前記容器ま
たは隔離された」1澄体液を収容する第2の容器に1.
閉回路を形成して取りつけられる。次に図□面に示す実
施例により本発明をさらに具体的に説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る血漿中の蛋白質除去
装置の構成図である。
装置の構成図である。
第1図において本発明の装置は上方部に血漿流入口1お
よび血漿流出口2′I有し内部に塩化ナトリウム3を収
容した柔軟性を有する容器4と、容器4に透析器5を介
して形成された閉回路と、血漿人口lと連通し無菌ジヨ
イント6を介して容器記塩化す1・1)ラムは容器4に
収容される血lIk中の蛋白質を沈Cさせるに心安な呈
以−1−のjIiである。
よび血漿流出口2′I有し内部に塩化ナトリウム3を収
容した柔軟性を有する容器4と、容器4に透析器5を介
して形成された閉回路と、血漿人口lと連通し無菌ジヨ
イント6を介して容器記塩化す1・1)ラムは容器4に
収容される血lIk中の蛋白質を沈Cさせるに心安な呈
以−1−のjIiである。
この装置を用いて血マ中の蛋白質を除去するには、第2
図に示すよ・)に、ml QR分離器7から容器4に血
漿を供給し、容器内の塩化すトリウム3とイ昆合し、暫
時静1δして血漿中の蛋白質を沈4iQさせ、蛋白質性
V層と上1σ而漿との境をクリンプ8で挟圧して蛋白質
沈澱とJ:澄血漿とを隔離する。
図に示すよ・)に、ml QR分離器7から容器4に血
漿を供給し、容器内の塩化すトリウム3とイ昆合し、暫
時静1δして血漿中の蛋白質を沈4iQさせ、蛋白質性
V層と上1σ而漿との境をクリンプ8で挟圧して蛋白質
沈澱とJ:澄血漿とを隔離する。
このように挟圧により士白質沈Vと上澄血漿とを隔離す
ることが可能なように容器4は柔軟性のある材質でつく
られている。
ることが可能なように容器4は柔軟性のある材質でつく
られている。
次に容器4と透析器5とで形成された閉回路内を循環さ
せて上澄血1(;Lから塩化ナトリウムを除き浄化血漿
を得る。浄化血漿は血漿流出口2から採取され、血漿製
剤の製造や血漿交換療法に供される。
せて上澄血1(;Lから塩化ナトリウムを除き浄化血漿
を得る。浄化血漿は血漿流出口2から採取され、血漿製
剤の製造や血漿交換療法に供される。
第3図は、本発明の他の実施例に係る血漿中の蛋白質除
去装置の構成図である。
去装置の構成図である。
第3図において本発明の装置は、上方部にJhl ’I
F(7%E入ロ1を有し内部に塩化ナトリウム3を収容
した柔軟性を有する容器4と、容器4と血漿流出口2な
通して連通された第2容器9と、第2容器9に透析器5
を介して形成された閉回路と、血漿人口1と連通し無菌
ジヨイント6を介して容器4に、血漿を供給する血漿分
離器7とからなり、前記塩化ナトリウムは容器4に収容
される血漿中の蛋白質を沈澱させるに必要な量以上の量
である。
F(7%E入ロ1を有し内部に塩化ナトリウム3を収容
した柔軟性を有する容器4と、容器4と血漿流出口2な
通して連通された第2容器9と、第2容器9に透析器5
を介して形成された閉回路と、血漿人口1と連通し無菌
ジヨイント6を介して容器4に、血漿を供給する血漿分
離器7とからなり、前記塩化ナトリウムは容器4に収容
される血漿中の蛋白質を沈澱させるに必要な量以上の量
である。
この装置を用いて血漿中の蛋白質を除去するには、血漿
層g!を器7から容器4に血漿を供給し、容器内の塩化
ナトリウム3と混合し、暫時静置して血漿中の蛋白質を
沈澱さ、せる。
層g!を器7から容器4に血漿を供給し、容器内の塩化
ナトリウム3と混合し、暫時静置して血漿中の蛋白質を
沈澱さ、せる。
次いで容器4の下方部を押圧して容器4の上方部の血漿
流出口2から上澄血漿を第2容器9内に4人する。ある
いは血漿流出口2と第2容器9との間にポンプを設置し
、該ポンプにより血漿を第2容器9に導入する。その際
、蛋白質沈澱層と上澄血漿層との境を容器4の外部から
クリップで挟圧しで沈澱が上澄血漿に混入しないように
するのが望ましい。次いで第2容器9と透析器5とで形
成された閉回路内を循環させて上澄血漿から塩化すトリ
ウムを除き浄化血漿を得る。
流出口2から上澄血漿を第2容器9内に4人する。ある
いは血漿流出口2と第2容器9との間にポンプを設置し
、該ポンプにより血漿を第2容器9に導入する。その際
、蛋白質沈澱層と上澄血漿層との境を容器4の外部から
クリップで挟圧しで沈澱が上澄血漿に混入しないように
するのが望ましい。次いで第2容器9と透析器5とで形
成された閉回路内を循環させて上澄血漿から塩化すトリ
ウムを除き浄化血漿を得る。
第4図は、本発明のさらに他の実施例に係る血漿中の蛋
白質除去装置の構成図である。
白質除去装置の構成図である。
第4関において本発明の装置は上方部に血漿が仁人口1
、下方部に血漿流出[J2を有し内部に塩化ナトリウム
3を収容した容器4と、無菌ジヨイント6およびフィル
タlOを介して血漿流出口2により容器4と連通された
第2容器9と、第2容器9に透析器5を介して形成され
た閉回路と、血漿入口lと連通し無菌ジョインI・6を
介して容器4に血漿を供給する血漿分離器7とからなり
、前記塩化すトリウムは容器4に収容される血漿中の蛋
白質を沈澱させるに必要な1.−以上の竜である。
、下方部に血漿流出[J2を有し内部に塩化ナトリウム
3を収容した容器4と、無菌ジヨイント6およびフィル
タlOを介して血漿流出口2により容器4と連通された
第2容器9と、第2容器9に透析器5を介して形成され
た閉回路と、血漿入口lと連通し無菌ジョインI・6を
介して容器4に血漿を供給する血漿分離器7とからなり
、前記塩化すトリウムは容器4に収容される血漿中の蛋
白質を沈澱させるに必要な1.−以上の竜である。
この装置を用いて血漿中の蛋白質を除去するには、血漿
分離器7から容器4に血漿を供給し、容器内の塩化ナト
リウム3と混合し、暫時静lして血漿中の蛋白質を沈敵
させる。次いで容器4の流出口2から血漿をフィルタ1
0を介して第2容器9内に導入する。その際血漿中の沈
澱はフィルタ10によりろ過され、沈Vと隔離された上
澄血漿か第2容器内に収容される。第2容器9と透析器
5とで形成された閉回路内を循環させて上澄血漿から塩
化すトリウムを除き浄化血漿を得る。
分離器7から容器4に血漿を供給し、容器内の塩化ナト
リウム3と混合し、暫時静lして血漿中の蛋白質を沈敵
させる。次いで容器4の流出口2から血漿をフィルタ1
0を介して第2容器9内に導入する。その際血漿中の沈
澱はフィルタ10によりろ過され、沈Vと隔離された上
澄血漿か第2容器内に収容される。第2容器9と透析器
5とで形成された閉回路内を循環させて上澄血漿から塩
化すトリウムを除き浄化血漿を得る。
上記装置で使用される無菌ジヨイントは容器4と血漿分
離器7または第2容器5との連通部を無菌的に1妾続し
ているものであり、#!jfj−)4IJ?357−2
11353に開示されているようにセラミンクスからな
るテーパスリーブおよびこれを嵌め込むテーパ穴の1i
li部材との組合せの採用が望ましい。
離器7または第2容器5との連通部を無菌的に1妾続し
ているものであり、#!jfj−)4IJ?357−2
11353に開示されているようにセラミンクスからな
るテーパスリーブおよびこれを嵌め込むテーパ穴の1i
li部材との組合せの採用が望ましい。
IV 、発明の作用効果
本発明によれば、体液中の蛋白質を簡単な操作で除去す
ることができる体液中の蛋白質除去法が提供される。
ることができる体液中の蛋白質除去法が提供される。
本発明の方法においては、塩化ナトリウムまたは1)シ
化カリウムのようなアルカリ金属塩化物が蛋白質沈澱剤
として使用されるので安全性が高く、また血漿中の蛋白
質を変性させることがない。
化カリウムのようなアルカリ金属塩化物が蛋白質沈澱剤
として使用されるので安全性が高く、また血漿中の蛋白
質を変性させることがない。
さ・らに本発明で使用する洗汚剤は大量に添加しても沈
゛澱効果に変化はなく、免疫グロブリン、7“−)’
+) / −)y” 7シ大分J′絨の蛋″′買のみを
選1°ゞ的に沈澱させ、アルブミン等のイS用な小分子
j11の蛋白質は殆と沈澱させない。従って沈澱剤の添
加量をI′f1.布にコントロールする惑星かない。
゛澱効果に変化はなく、免疫グロブリン、7“−)’
+) / −)y” 7シ大分J′絨の蛋″′買のみを
選1°ゞ的に沈澱させ、アルブミン等のイS用な小分子
j11の蛋白質は殆と沈澱させない。従って沈澱剤の添
加量をI′f1.布にコントロールする惑星かない。
さらに本発明によれは一1二記体液中の蛋白負除去跋に
使用される装置が4に供される。
使用される装置が4に供される。
木装罵は、少なくとも1つの体液流出入口を有し、内部
にアルカリ全屈1;1工化物を収容した容Z:(と、塩
JJiされた蛋白質沈砂と」−澄体液とを隔NLする手
段と、隔離された1−10体液を循環して前記アルカリ
金属塩化物を除去する透析器とからなるものであり、簡
便にしかも安全に体液中の蛋白質を洗汚除去することが
できる。即ち、本発明の装置によれば密閉系で全ての操
作を行うことかできるので、体液か環境を76染するこ
とかなく、また逆に体液か細菌等により汚染されるおそ
れかない。
にアルカリ全屈1;1工化物を収容した容Z:(と、塩
JJiされた蛋白質沈砂と」−澄体液とを隔NLする手
段と、隔離された1−10体液を循環して前記アルカリ
金属塩化物を除去する透析器とからなるものであり、簡
便にしかも安全に体液中の蛋白質を洗汚除去することが
できる。即ち、本発明の装置によれば密閉系で全ての操
作を行うことかできるので、体液か環境を76染するこ
とかなく、また逆に体液か細菌等により汚染されるおそ
れかない。
第1図、第3図および第4図はそれぞれ本発明装置の構
成を示す説明図であり、第2図は本発明の装置の使用例
を示す説明図である。 1・・・血漿流入口 2・・・Jm 12流出113・
・・塩化ナト]ノウム 4・・・容器5・・・透析器
6・・・無菌ジヨイント7・・血漿分離器 8・・・ク
リップ 9・・・第2容器 lO・・・フィルタ第1図 第2図
成を示す説明図であり、第2図は本発明の装置の使用例
を示す説明図である。 1・・・血漿流入口 2・・・Jm 12流出113・
・・塩化ナト]ノウム 4・・・容器5・・・透析器
6・・・無菌ジヨイント7・・血漿分離器 8・・・ク
リップ 9・・・第2容器 lO・・・フィルタ第1図 第2図
Claims (7)
- (1)体液に該体液中の蛋白質を沈澱させるに必要な敬
具tのアルカリ金属塩化物を刃口えて体液中の蛋白質を
塩析し、&白質沈澱と上澄体液とを隔離し、透析処理に
より上澄体液からアルカリ金属1’4化物を除くことを
特徴とする体液中の蛋白質除去法。 - (2)体液が血漿である特許請求の範囲第1項記載の蛋
白質除去法。 - (3)アルカリ金属塩化物か塩化ナトリウムまたは塩化
カリウムである特許請求の範囲第1項または第2項記載
の蛋白質除去法。 - (4)少なくとも1つの体液流出入口を有し、内部にア
ルカリ金属塩化物を収容した容器と、塩析された蛋白質
沈澱と」1澄体液とを隔離する手段と、隔離された上澄
体液を循環して前記アルカリ金属塩化物を除去する透析
器とからなり、1j1]記アルカリ金属塩化物の111
か前記容器に収容される体液中の蛋白質を沈澱させるに
必要なf+7:以上である体液中の蛋白質除去装置。 - (5)隔離する手段は前記容器を外から挟圧する部材で
ある特許請求の範囲第4勺“1記載の蛋白質除去装置。 - (6)隔離する手段は前記容器内の上方部と連通ずる第
2の容器である特許請求の範囲第4ダI記載の蛋白質除
去装置。 - (7)隔離する手段はフィルタである特許請求の範囲第
4項記載の蛋白質除去法z1゜
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58207464A JPS6099266A (ja) | 1983-11-07 | 1983-11-07 | 体液中の蛋白質除去法およびそれに使用する装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58207464A JPS6099266A (ja) | 1983-11-07 | 1983-11-07 | 体液中の蛋白質除去法およびそれに使用する装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6099266A true JPS6099266A (ja) | 1985-06-03 |
Family
ID=16540198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58207464A Pending JPS6099266A (ja) | 1983-11-07 | 1983-11-07 | 体液中の蛋白質除去法およびそれに使用する装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6099266A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5772916A (en) * | 1980-10-16 | 1982-05-07 | Ionics | Separation of protein mixture by salt addition |
JPS5772915A (en) * | 1980-10-16 | 1982-05-07 | Ionics | Separation of aqueous protein mixture |
JPS6092770A (ja) * | 1983-09-23 | 1985-05-24 | コーブ・ラボラトリーズ・インコーポレーテツド | 血液の血漿を処理する方法と装置 |
-
1983
- 1983-11-07 JP JP58207464A patent/JPS6099266A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5772916A (en) * | 1980-10-16 | 1982-05-07 | Ionics | Separation of protein mixture by salt addition |
JPS5772915A (en) * | 1980-10-16 | 1982-05-07 | Ionics | Separation of aqueous protein mixture |
JPS6092770A (ja) * | 1983-09-23 | 1985-05-24 | コーブ・ラボラトリーズ・インコーポレーテツド | 血液の血漿を処理する方法と装置 |
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