JPS6086109A - 気相グラフト重合方法 - Google Patents
気相グラフト重合方法Info
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- JPS6086109A JPS6086109A JP19456083A JP19456083A JPS6086109A JP S6086109 A JPS6086109 A JP S6086109A JP 19456083 A JP19456083 A JP 19456083A JP 19456083 A JP19456083 A JP 19456083A JP S6086109 A JPS6086109 A JP S6086109A
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- graft
- polymerization
- graft polymerization
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F291/00—Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to macromolecular compounds according to more than one of the groups C08F251/00 - C08F289/00
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F2/00—Processes of polymerisation
- C08F2/34—Polymerisation in gaseous state
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- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Organic Chemistry (AREA)
- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、気相グラフト重合方法に係わるものであり
、更に詳しくは、グラフト重合におけるラジカル重合開
始剤の添加の方法に特徴を有するものである。
、更に詳しくは、グラフト重合におけるラジカル重合開
始剤の添加の方法に特徴を有するものである。
本発明者らは、既に特開昭56−34716、特開昭5
7−174809において、ラジカル重合可能な単量体
をガス状で供給する事により高い変性効率でグラフト変
性が可能である事を明らかにした。かかるグラフト変性
重合方法は、(1)単量体のグラフト効率が高い、(2
)幹ポリマーの変性効率が高い、(3)経済性が良好な
どの特徴を有していた。しかしながら、均一なグラフト
変性体を得ようとした場合には、如何に均一にラジカル
重合開始剤をポリマーに含浸するかが重要なポイントで
ある事が判明した。
7−174809において、ラジカル重合可能な単量体
をガス状で供給する事により高い変性効率でグラフト変
性が可能である事を明らかにした。かかるグラフト変性
重合方法は、(1)単量体のグラフト効率が高い、(2
)幹ポリマーの変性効率が高い、(3)経済性が良好な
どの特徴を有していた。しかしながら、均一なグラフト
変性体を得ようとした場合には、如何に均一にラジカル
重合開始剤をポリマーに含浸するかが重要なポイントで
ある事が判明した。
上記の発明においても、実施例で採択されている様に、
グラフト変性しようとするポリマーの非溶剤で、かつラ
ジカル重合開始剤の溶剤を使用して、ポリマーにラジカ
ル重合開始剤を均一に含浸している。これは、もしラジ
カル重合開始剤が不均一に含浸されていると、後のグラ
フト重合段階でラジカル重合開始剤の再結合停止による
開始剤効率の低下、不均一なグラフト変性体の生成など
が生じる為である。又、前記発明の明細書には、同様の
目的で乳化状態でラジカル重合開始剤を含浸する方法も
開示されているが、いずれも乾燥した樹脂に対して、多
量の溶媒を使用して湿潤状態とする為、工業的に実施す
る場合、含浸−分離−乾燥の工程を要し、繁雑であると
同時に、溶媒の乾燥に要するエネルギーコスト、溶媒の
回収に要するエネルギーコストが多大となり、大きな問
題点となっていた。
グラフト変性しようとするポリマーの非溶剤で、かつラ
ジカル重合開始剤の溶剤を使用して、ポリマーにラジカ
ル重合開始剤を均一に含浸している。これは、もしラジ
カル重合開始剤が不均一に含浸されていると、後のグラ
フト重合段階でラジカル重合開始剤の再結合停止による
開始剤効率の低下、不均一なグラフト変性体の生成など
が生じる為である。又、前記発明の明細書には、同様の
目的で乳化状態でラジカル重合開始剤を含浸する方法も
開示されているが、いずれも乾燥した樹脂に対して、多
量の溶媒を使用して湿潤状態とする為、工業的に実施す
る場合、含浸−分離−乾燥の工程を要し、繁雑であると
同時に、溶媒の乾燥に要するエネルギーコスト、溶媒の
回収に要するエネルギーコストが多大となり、大きな問
題点となっていた。
この発明は、前記の問題を解決し、一度も湿潤工程を経
る事なく高い変性効率を容易な操作で低いコストで可能
ならしめるものである。
る事なく高い変性効率を容易な操作で低いコストで可能
ならしめるものである。
即ち本発明は、ポリマーにラジカル重合可能な単址体の
一種以上をガス状で供給して、実質的に固体状態を維持
しつつグラフト変性する方法において、ラジカル重合開
始剤をガス状で供給することを特徴とする気相グラフト
重合方法を内容とする。
一種以上をガス状で供給して、実質的に固体状態を維持
しつつグラフト変性する方法において、ラジカル重合開
始剤をガス状で供給することを特徴とする気相グラフト
重合方法を内容とする。
以下に詳細に説明する。
この発明で使用するポリマーは、ラジカル重合開始剤に
よるラジカル攻撃を受けて重合活性のあるフジ力/L/
を生成するポリマーであれば、すべて使用可能である。
よるラジカル攻撃を受けて重合活性のあるフジ力/L/
を生成するポリマーであれば、すべて使用可能である。
具体的にはポリスチレン、塩素化ポリエチレン、エチレ
ン・プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリスチレン、スチ
レン−α−メチルスチレン共重合体、ヌチレンーa−メ
チルスチレンーアクリロニトリp三元共重合体、スチレ
ン=7クリロニトリル共重合体、スチレン−メタアクリ
ル酸メチル共重合体、ポリメタアクリル酸メチル、メタ
アクリル酸メチル−α−メチルスチレン共重合体、ポリ
アクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリ
ル酸ブチル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、
塩素化ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−ポリプロピレン共
重合体、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテ
ル、ポリビニルイソブチルエーテル、ポリビニルメチル
ケトン、ポリアセタール、ポリプロピレンオキサイド、
ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサイドポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ナ
イロン−6、ナイロン−11゜ナイロン12、ポリイミ
ド、ボリアリールエーテルケトン、ポリスルフォン、ポ
リエーテルヌルホン、ポリアリルスルホン、ビスフェノ
ール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン、トリアリルシアヌレート樹脂、トリアリルシ
アスレート−スチレン共重合体、フェノール樹脂、ユリ
ア樹脂、メラミン樹脂、ポリブタジェン、天然ゴム、ヌ
チレンーブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジェン共重合体、ポリイソプシン、ポリジメチルシロキ
サン、ポリメチルフェニルシロキザン、セルロースアセ
テート、エチルセルロース、EPDMその他などである
。
ン・プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリスチレン、スチ
レン−α−メチルスチレン共重合体、ヌチレンーa−メ
チルスチレンーアクリロニトリp三元共重合体、スチレ
ン=7クリロニトリル共重合体、スチレン−メタアクリ
ル酸メチル共重合体、ポリメタアクリル酸メチル、メタ
アクリル酸メチル−α−メチルスチレン共重合体、ポリ
アクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリ
ル酸ブチル、ポリアクリロニトリル、ポリ塩化ビニル、
塩素化ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−ポリプロピレン共
重合体、塩化ビニル−エチレン共重合体、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビ
ニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテ
ル、ポリビニルイソブチルエーテル、ポリビニルメチル
ケトン、ポリアセタール、ポリプロピレンオキサイド、
ポリカーボネート、ポリフェニレンオキサイドポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ナ
イロン−6、ナイロン−11゜ナイロン12、ポリイミ
ド、ボリアリールエーテルケトン、ポリスルフォン、ポ
リエーテルヌルホン、ポリアリルスルホン、ビスフェノ
ール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、ポリ
ウレタン、トリアリルシアヌレート樹脂、トリアリルシ
アスレート−スチレン共重合体、フェノール樹脂、ユリ
ア樹脂、メラミン樹脂、ポリブタジェン、天然ゴム、ヌ
チレンーブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジェン共重合体、ポリイソプシン、ポリジメチルシロキ
サン、ポリメチルフェニルシロキザン、セルロースアセ
テート、エチルセルロース、EPDMその他などである
。
これらのポリマーは、グラフト重合温度で結晶状、ガラ
ス状又はゴム状であり、粉末、塊状、フィルム状、ベレ
ット状、ビーズ状、繊維状その他の形態でグラフト重合
に供せられる。この発明の特別な例として成形品を挙げ
る事が出来る。特にエチレン/酢ビ共重合体、ポリブテ
ン、E’PDMその他のガラス転移点の低いポリマーを
使用する場合には、グラフト重合温度を慎重に決める必
要がある。グラフト重合温度を、ガラス転移点より高温
側で実施すると、ポリマー同士の付着が生じ、操作不能
となる事がある。この様な場合は、タルク、クレー、カ
ーボンブラック、チタンホワイトその他の無機充実剤を
使用する事により解決出来る事がある。この手段は、ガ
ラス転移点の高いポリマーを使用する際にも有効である
。これらのポリマーの二種以上を混合してグラフト重合
に供する事も可能であり、ポリマーアロイ等を目的とし
た場合に好適に使用される。
ス状又はゴム状であり、粉末、塊状、フィルム状、ベレ
ット状、ビーズ状、繊維状その他の形態でグラフト重合
に供せられる。この発明の特別な例として成形品を挙げ
る事が出来る。特にエチレン/酢ビ共重合体、ポリブテ
ン、E’PDMその他のガラス転移点の低いポリマーを
使用する場合には、グラフト重合温度を慎重に決める必
要がある。グラフト重合温度を、ガラス転移点より高温
側で実施すると、ポリマー同士の付着が生じ、操作不能
となる事がある。この様な場合は、タルク、クレー、カ
ーボンブラック、チタンホワイトその他の無機充実剤を
使用する事により解決出来る事がある。この手段は、ガ
ラス転移点の高いポリマーを使用する際にも有効である
。これらのポリマーの二種以上を混合してグラフト重合
に供する事も可能であり、ポリマーアロイ等を目的とし
た場合に好適に使用される。
本発明で用いるラジカル重合開始剤は通常のラジカル重
合で用いられる有機のラジカル発生剤である。具体的に
はt−プチルハイドロパーオキザイド1、t−プチルパ
ーオキシイソグロビルカーボネート、メチルエチルケト
ンパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジ
クミルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、t−
ブチルクミルパーオキサイド、ビス(t〜ブチルパーオ
キシ)ブタン、t−ブチルパーオキシア七テート、t−
ブチルパーオキシベンゾニー)、2−t−フチルアシー
2−シアノ−4−メトキシ−4−メチルペンタン、2−
t−ブチルアゾ−2−シアノル4−メチルペンタンその
他であるが、この発明では、これらのラジカル重合開始
剤をガス化してポリ→−に供給する為、その蒸気圧が重
要である。
合で用いられる有機のラジカル発生剤である。具体的に
はt−プチルハイドロパーオキザイド1、t−プチルパ
ーオキシイソグロビルカーボネート、メチルエチルケト
ンパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジ
クミルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、t−
ブチルクミルパーオキサイド、ビス(t〜ブチルパーオ
キシ)ブタン、t−ブチルパーオキシア七テート、t−
ブチルパーオキシベンゾニー)、2−t−フチルアシー
2−シアノ−4−メトキシ−4−メチルペンタン、2−
t−ブチルアゾ−2−シアノル4−メチルペンタンその
他であるが、この発明では、これらのラジカル重合開始
剤をガス化してポリ→−に供給する為、その蒸気圧が重
要である。
従って、比較的蒸気圧の大きなジアルキルパーオキサイ
ド、アルキルパーエステル系の開始剤が特に好ましい。
ド、アルキルパーエステル系の開始剤が特に好ましい。
これらは2種以上を併用してもよい。
これらのラジカル重合開始剤は常圧もしくは減圧下で気
化させ、ポリマーに吸着含浸させる。具体的に一例を挙
げると、(1)80℃に加熱した気化器に窒素気流化で
ジ−t−ブチルパーオキサイドを滴下し気化ガスを水、
又はプラインで冷却されたポリマー充項容器に攪拌下導
入する事により可能である。一般にこれらの開始剤蒸気
はポリマーに吸着され易いので水冷も要しない場合が多
く、(2)史に債極的にポリマー充棋器をラジカル重合
開始剤の分解温度以上に加熱して、ラジカル重合開始剤
ガスの吸収、吸着と同時に分解を起こさせ、ポリマー上
にラジカルを生成する事も可能であり、史に発展した方
法として(3)ラジカル重合開始剤ガスの供給と同時に
後述の単量体ガスを供給して、グラフト重合を行なう事
も可能である。本発明者らによるこれ迄の検討によれば
、フリーのラジカル重合体の生成を出来るだけ少くした
い場合は(1)又は(2)が好ましく、ラジカル重合開
始剤の開始剤効率を高くしたい場合は(3)が好ましい
。これらの方法のどれを採択するかは、使用するポリマ
ーの種類、ラジカル重合開始剤の種類、ラジカル重合単
量体の種類及び製品に要求される特性によって適宜選択
される。
化させ、ポリマーに吸着含浸させる。具体的に一例を挙
げると、(1)80℃に加熱した気化器に窒素気流化で
ジ−t−ブチルパーオキサイドを滴下し気化ガスを水、
又はプラインで冷却されたポリマー充項容器に攪拌下導
入する事により可能である。一般にこれらの開始剤蒸気
はポリマーに吸着され易いので水冷も要しない場合が多
く、(2)史に債極的にポリマー充棋器をラジカル重合
開始剤の分解温度以上に加熱して、ラジカル重合開始剤
ガスの吸収、吸着と同時に分解を起こさせ、ポリマー上
にラジカルを生成する事も可能であり、史に発展した方
法として(3)ラジカル重合開始剤ガスの供給と同時に
後述の単量体ガスを供給して、グラフト重合を行なう事
も可能である。本発明者らによるこれ迄の検討によれば
、フリーのラジカル重合体の生成を出来るだけ少くした
い場合は(1)又は(2)が好ましく、ラジカル重合開
始剤の開始剤効率を高くしたい場合は(3)が好ましい
。これらの方法のどれを採択するかは、使用するポリマ
ーの種類、ラジカル重合開始剤の種類、ラジカル重合単
量体の種類及び製品に要求される特性によって適宜選択
される。
この発明できうラジカル重合可能な単量体とは、分子内
に1つ以」二の不飽和部分を持つ化合物をビう。例えば
塩化ビニル、塩化ビニリテ゛ン、酢酸ビニル、スチレン
、アクリロニトリル、アクリル酸、アクリル酸エステノ
ペ 1,3−ブタジェン、エチレン、プロピレン、その
他及びそれらの誘導体である。これら単量体の1種ある
いは2種以上を幹ポリマーにグラフト重合せしめる。単
量体の具体例は塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニ
ル、スチレン、α−メチルスチレン、2・4−ジメチル
スチレン、p−クロロプレン、アクリロニトリル、メタ
アクリロニトリル、アクリル酸、アクリIし酸メチル、
アクリμ酸エチル、アクリル酸グチル、メタアクリル酸
エチル、メタアクリル酸エチル、1,3−ブタジェン、
イソプレン、クロロプレン、]−ブテン、その他であり
、これらは1種もしくけ2種以上企もってグラフト重合
に用いる。2種以上の単量体を用いる場合は、これらの
混合物を使用する場合と、各単量体を時系列的に直列に
添加する場合があり、目的によって選択するとよい。
に1つ以」二の不飽和部分を持つ化合物をビう。例えば
塩化ビニル、塩化ビニリテ゛ン、酢酸ビニル、スチレン
、アクリロニトリル、アクリル酸、アクリル酸エステノ
ペ 1,3−ブタジェン、エチレン、プロピレン、その
他及びそれらの誘導体である。これら単量体の1種ある
いは2種以上を幹ポリマーにグラフト重合せしめる。単
量体の具体例は塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニ
ル、スチレン、α−メチルスチレン、2・4−ジメチル
スチレン、p−クロロプレン、アクリロニトリル、メタ
アクリロニトリル、アクリル酸、アクリIし酸メチル、
アクリμ酸エチル、アクリル酸グチル、メタアクリル酸
エチル、メタアクリル酸エチル、1,3−ブタジェン、
イソプレン、クロロプレン、]−ブテン、その他であり
、これらは1種もしくけ2種以上企もってグラフト重合
に用いる。2種以上の単量体を用いる場合は、これらの
混合物を使用する場合と、各単量体を時系列的に直列に
添加する場合があり、目的によって選択するとよい。
単量体が蒸気圧を持つかぎりグラフト重合は可能である
が、これら単量体の重合温度での蒸気圧が低いと重合速
度が遅くなる。従って工業生産上の観点から単量体の1
種以上が150 ’Cでの蒸気圧が50mml(g以上
あることが好ましい。
が、これら単量体の重合温度での蒸気圧が低いと重合速
度が遅くなる。従って工業生産上の観点から単量体の1
種以上が150 ’Cでの蒸気圧が50mml(g以上
あることが好ましい。
本発明での単量体の使用量はグラフト率で0.5チ以」
−二の任意量用いるとよい。重合方法は、パド)u弐F
ライヤー、流動層式ドライヤー、ユニヵル1’ライヤ
ー、ジャケット式すボンブレンダーその他の粉体攪拌器
利き加熱容器その他を使用してバッチ式あるいは流通式
等種々用いることができる。
−二の任意量用いるとよい。重合方法は、パド)u弐F
ライヤー、流動層式ドライヤー、ユニヵル1’ライヤ
ー、ジャケット式すボンブレンダーその他の粉体攪拌器
利き加熱容器その他を使用してバッチ式あるいは流通式
等種々用いることができる。
本発明のグラフト重合は50〜200’Cで行なうのが
好ましい。特に好ましいのは70〜200℃である。グ
ラフト重合温度は、幹ポリマーの種類及び使用するラジ
カル重合開始剤の種類によって変わるので一概にGえな
い。グラフト重合温度は、上記温度域の中から、重合体
の構造、グラフト重合に用いる単量体の蒸気圧、使用す
るラジカル重合開始剤の分解温度などとの関係で選定さ
れる。
好ましい。特に好ましいのは70〜200℃である。グ
ラフト重合温度は、幹ポリマーの種類及び使用するラジ
カル重合開始剤の種類によって変わるので一概にGえな
い。グラフト重合温度は、上記温度域の中から、重合体
の構造、グラフト重合に用いる単量体の蒸気圧、使用す
るラジカル重合開始剤の分解温度などとの関係で選定さ
れる。
本発明は実質的に固体の幹ポリマーと単量体との気相グ
ラフト重合である。理由は不明であるが幹ポリマ−10
0重量部に対してO〜10ffi量部までのラ置部ル重
合を阻害しない溶媒を加える事によりグラフト重合が促
進される事がある。これら溶媒は使用するラジカル重合
開始剤、単量体、幹ポリマ−、目的とするグラフト重合
体により適宜選択される。溶媒は幹ポリマーにガス状で
含浸させたり、もしくは、ラジカル重合開始剤の溶液を
ガス化して添加するなどの方法で可能である。
ラフト重合である。理由は不明であるが幹ポリマ−10
0重量部に対してO〜10ffi量部までのラ置部ル重
合を阻害しない溶媒を加える事によりグラフト重合が促
進される事がある。これら溶媒は使用するラジカル重合
開始剤、単量体、幹ポリマ−、目的とするグラフト重合
体により適宜選択される。溶媒は幹ポリマーにガス状で
含浸させたり、もしくは、ラジカル重合開始剤の溶液を
ガス化して添加するなどの方法で可能である。
これらの方法で得られた溶媒添加幹ポリマーは添加前と
同様の固りあるいは粉末である。
同様の固りあるいは粉末である。
本発明ではグラフト枝の重合度はラシ男ル重合開始剤の
量、単量体濃度、供給量、重合温度などによって調節で
きるが、通常用いられる連鎖移動剤を用いても調節でき
る。連鎖移動剤はメルカプタン類、アルコール類、ハロ
ゲン化炭化水素その他である。連鎖移動剤は気体状で単
量体と共にグラフト重合系に加えてもよい。あるいはグ
ラフト重合を行なう前に幹ポリマーに吸着、含浸、添加
などで加えておいていてもよい。
量、単量体濃度、供給量、重合温度などによって調節で
きるが、通常用いられる連鎖移動剤を用いても調節でき
る。連鎖移動剤はメルカプタン類、アルコール類、ハロ
ゲン化炭化水素その他である。連鎖移動剤は気体状で単
量体と共にグラフト重合系に加えてもよい。あるいはグ
ラフト重合を行なう前に幹ポリマーに吸着、含浸、添加
などで加えておいていてもよい。
この発明によって得られたグラフト変性体は、組成の均
一性が高く、又通常のグラフト重合で生成するゲル等の
不純物が極めて微量である為に、広汎な用途に使用可能
である。例えば、ポリ塩化ビニル、’+L塩索化ポリ塩
化ビニ)Vなどにスチレンなどの相溶性の無いポリマー
を5〜2oφグラフトする事によって、加工性を改良出
来、又4麦塩素化塩化ビニルに、メチルメタクリレート
スチレン共重合体を10%〜60嗟グラフトする事によ
りポリ塩化ビニルと相溶性の良好なグラフト体が得られ
、アロイ化などが可能となる。又、フィルム、繊維、成
形品などの表面をグラフト変性する事も可能であり、例
えば、塩化ビニル/アクリロニトリル共重合体繊維にメ
チルメタクリレートをグラフトする事により、染色性、
光沢の良好な繊維が得られる。
一性が高く、又通常のグラフト重合で生成するゲル等の
不純物が極めて微量である為に、広汎な用途に使用可能
である。例えば、ポリ塩化ビニル、’+L塩索化ポリ塩
化ビニ)Vなどにスチレンなどの相溶性の無いポリマー
を5〜2oφグラフトする事によって、加工性を改良出
来、又4麦塩素化塩化ビニルに、メチルメタクリレート
スチレン共重合体を10%〜60嗟グラフトする事によ
りポリ塩化ビニルと相溶性の良好なグラフト体が得られ
、アロイ化などが可能となる。又、フィルム、繊維、成
形品などの表面をグラフト変性する事も可能であり、例
えば、塩化ビニル/アクリロニトリル共重合体繊維にメ
チルメタクリレートをグラフトする事により、染色性、
光沢の良好な繊維が得られる。
本発明は実質的に固体状の幹ポリマーに当該グラフト重
合温度で少なくとも1種以上の単量体が気相でグラフト
重合に関与し、幹ポリマ−ヘゲラフト重合せしめてなる
グラフト重合体の製造方法であり、単量体及び幹ポリマ
ーのグラフト効率が高く、工業的に容易に実施できる価
値の高いグラフト重合方法である。
合温度で少なくとも1種以上の単量体が気相でグラフト
重合に関与し、幹ポリマ−ヘゲラフト重合せしめてなる
グラフト重合体の製造方法であり、単量体及び幹ポリマ
ーのグラフト効率が高く、工業的に容易に実施できる価
値の高いグラフト重合方法である。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。
実施例1
内容積51のジャケット付反応容器にPVC粉末aoo
gi仕込み、真空にして脱気した。この容器K 攪拌下
、t−ブチルパーオキシベンゾエート9gを70℃真空
で気化し、PVC粉末に吸着させた。この後、窒素で常
圧に戻し、100℃に昇温して、スチレンモノマー濃度
50 vow%ノヌチレン/窒素混合ガスをガス温度1
10℃で11/ mmの流速で6時間通じた。冷却後、
粉末をメタノールで洗浄し、低分子量不純物を除去して
真空乾燥した。得られたグラフト変性体は元素分析、赤
外線吸収ヌベクトルから、グラフト率は35φで淡黄色
であった。
gi仕込み、真空にして脱気した。この容器K 攪拌下
、t−ブチルパーオキシベンゾエート9gを70℃真空
で気化し、PVC粉末に吸着させた。この後、窒素で常
圧に戻し、100℃に昇温して、スチレンモノマー濃度
50 vow%ノヌチレン/窒素混合ガスをガス温度1
10℃で11/ mmの流速で6時間通じた。冷却後、
粉末をメタノールで洗浄し、低分子量不純物を除去して
真空乾燥した。得られたグラフト変性体は元素分析、赤
外線吸収ヌベクトルから、グラフト率は35φで淡黄色
であった。
実施例2
実施例1の反応器にcpvc粉末300.1−仕込み、
同様操作にてジ−t−ブチルパーオキシド12gを吸着
させた。窒素で常圧に戻した後、110℃に昇温し、M
MA/、<チレン= 1 mob/ 1 mobの組成
で、モノマー濃度50 volチのモノマー/窒素混合
ガスを、ガス温度120℃で1/3/minの流速で1
0時間通じた。以下例1と同様に処理してグラフト率4
6%の変性体を得た。
同様操作にてジ−t−ブチルパーオキシド12gを吸着
させた。窒素で常圧に戻した後、110℃に昇温し、M
MA/、<チレン= 1 mob/ 1 mobの組成
で、モノマー濃度50 volチのモノマー/窒素混合
ガスを、ガス温度120℃で1/3/minの流速で1
0時間通じた。以下例1と同様に処理してグラフト率4
6%の変性体を得た。
実施例3
実施例2に於て、ap’va粉末の代りにPPO粉末を
使用し、145℃でアクリロニトリル/スチレン= 4
mob/ 1 mobの組成で化ツマー濃度5゜VO
Wφのモノマー/窒素混合ガスf l 737 mmの
流速で6時間通じた。この結果グラフト率27φのグラ
フト変性体を得た。
使用し、145℃でアクリロニトリル/スチレン= 4
mob/ 1 mobの組成で化ツマー濃度5゜VO
Wφのモノマー/窒素混合ガスf l 737 mmの
流速で6時間通じた。この結果グラフト率27φのグラ
フト変性体を得た。
特許出願人 鐘淵化学工業株式会社
代理人 弁理士浅 野真−
Claims (1)
- (1)ポリマーにラジカル重合可能な単量体の一種以上
をガス状で供給して、実質的に固体状態を維持しつつグ
ラフト変性する方法において、ラジカル重合開始剤をガ
ス状で供給する事を特徴とする気相グラフト重合方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19456083A JPS6086109A (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 気相グラフト重合方法 |
EP84112455A EP0138224A3 (en) | 1983-10-17 | 1984-10-16 | Gas phase graft polymerization method |
AU34402/84A AU3440284A (en) | 1983-10-17 | 1984-10-17 | Gas phase graft polymerization process |
CN198585100953A CN85100953A (zh) | 1983-10-17 | 1985-04-01 | 气相接技聚合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19456083A JPS6086109A (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 気相グラフト重合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6086109A true JPS6086109A (ja) | 1985-05-15 |
Family
ID=16326560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19456083A Pending JPS6086109A (ja) | 1983-10-17 | 1983-10-17 | 気相グラフト重合方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0138224A3 (ja) |
JP (1) | JPS6086109A (ja) |
CN (1) | CN85100953A (ja) |
AU (1) | AU3440284A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001302738A (ja) * | 2000-04-24 | 2001-10-31 | Asahi Kasei Corp | 新規な官能化ポリフェニレンエーテル樹脂の製造方法およびその組成物 |
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---|---|---|---|---|
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DE3932018A1 (de) * | 1989-09-26 | 1991-04-04 | Bayer Ag | Verfahren fuer die festphasen-polymerisation von acrylnitril aus der gasphase |
FR2695644B1 (fr) * | 1992-09-15 | 1994-10-14 | Atochem Elf Sa | Résines thermoplastiques résultant du greffage de polyoléfines chlorées par des monomères insaturés et procédé d'obtention. |
AT403377B (de) * | 1994-09-26 | 1998-01-26 | Danubia Petrochem Polymere | Verfahren zur pfropfung von polyolefinen |
DE4435534A1 (de) * | 1994-10-05 | 1996-04-11 | Danubia Petrochem Deutschland | Verfahren zur Pfropfung von Polyolefinen |
DE59812014D1 (de) * | 1997-05-14 | 2004-11-04 | Borealis Gmbh Schwechat Mannsw | Polyolefinfasern und Polyolefingarne und daraus hergestellte textile Flächengebilde |
DE19724317C1 (de) * | 1997-06-10 | 1998-08-27 | Pcd Polymere Ag | Segmentierte Polyolefine |
WO2007087892A2 (en) * | 2006-02-04 | 2007-08-09 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Gas phase radical polymerization for fabric treatment |
CA2746699C (en) | 2008-12-16 | 2017-10-24 | Carlsberg A/S | Cellulose based polymer material |
CN104725569A (zh) * | 2015-04-02 | 2015-06-24 | 马清洪 | 一种pvc加工改性助剂及其制备方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS573808A (en) * | 1980-06-09 | 1982-01-09 | Tokuyama Soda Co Ltd | Production of modified polyolefin |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE1279926B (de) * | 1964-09-08 | 1968-10-10 | Dynamit Nobel Ag | Verfahren zum Herstellen von Mischungen aus vernetzbaren Polyolefinen |
US4006283A (en) * | 1974-12-23 | 1977-02-01 | General Electric Company | Preparation of di-tertiary butyl peroxide crosslink polyolefin materials |
JPS57145111A (en) * | 1981-03-04 | 1982-09-08 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Graft polymer |
-
1983
- 1983-10-17 JP JP19456083A patent/JPS6086109A/ja active Pending
-
1984
- 1984-10-16 EP EP84112455A patent/EP0138224A3/en not_active Withdrawn
- 1984-10-17 AU AU34402/84A patent/AU3440284A/en not_active Abandoned
-
1985
- 1985-04-01 CN CN198585100953A patent/CN85100953A/zh active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS573808A (en) * | 1980-06-09 | 1982-01-09 | Tokuyama Soda Co Ltd | Production of modified polyolefin |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001302738A (ja) * | 2000-04-24 | 2001-10-31 | Asahi Kasei Corp | 新規な官能化ポリフェニレンエーテル樹脂の製造方法およびその組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0138224A3 (en) | 1986-11-20 |
CN85100953A (zh) | 1987-01-10 |
EP0138224A2 (en) | 1985-04-24 |
AU3440284A (en) | 1985-04-26 |
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