JPS6075501A - 高強度焼結部品用の合金鋼粉 - Google Patents
高強度焼結部品用の合金鋼粉Info
- Publication number
- JPS6075501A JPS6075501A JP58179211A JP17921183A JPS6075501A JP S6075501 A JPS6075501 A JP S6075501A JP 58179211 A JP58179211 A JP 58179211A JP 17921183 A JP17921183 A JP 17921183A JP S6075501 A JPS6075501 A JP S6075501A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- weight
- steel powder
- alloy steel
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000843 powder Substances 0.000 title claims abstract description 55
- 229910000851 Alloy steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 20
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 13
- 239000011812 mixed powder Substances 0.000 claims abstract description 6
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 15
- 239000002689 soil Substances 0.000 claims description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 abstract description 20
- 239000010959 steel Substances 0.000 abstract description 20
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 abstract description 4
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 abstract description 3
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 abstract 2
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 abstract 2
- 239000007858 starting material Substances 0.000 abstract 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 11
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 8
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 7
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 7
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 6
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000005275 alloying Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- XOOUIPVCVHRTMJ-UHFFFAOYSA-L zinc stearate Chemical compound [Zn+2].CCCCCCCCCCCCCCCCCC([O-])=O.CCCCCCCCCCCCCCCCCC([O-])=O XOOUIPVCVHRTMJ-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 3
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004215 Carbon black (E152) Substances 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- 238000011161 development Methods 0.000 description 2
- 229930195733 hydrocarbon Natural products 0.000 description 2
- 150000002430 hydrocarbons Chemical class 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 238000004663 powder metallurgy Methods 0.000 description 2
- 239000006104 solid solution Substances 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N Ammonia Chemical compound N QGZKDVFQNNGYKY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 1
- 238000000137 annealing Methods 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000005242 forging Methods 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 150000001247 metal acetylides Chemical class 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 229910052698 phosphorus Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011574 phosphorus Substances 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
- 239000000047 product Substances 0.000 description 1
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 1
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 238000005496 tempering Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C33/00—Making ferrous alloys
- C22C33/02—Making ferrous alloys by powder metallurgy
- C22C33/0257—Making ferrous alloys by powder metallurgy characterised by the range of the alloying elements
- C22C33/0264—Making ferrous alloys by powder metallurgy characterised by the range of the alloying elements the maximum content of each alloying element not exceeding 5%
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、高強度焼結部品用の合金鋼粉に関し、とく
に焼結機械部品の原料鋼粉として安価でしかも高強度を
有利に実現し得る合金鋼粉を提案しようとするものであ
る。
に焼結機械部品の原料鋼粉として安価でしかも高強度を
有利に実現し得る合金鋼粉を提案しようとするものであ
る。
周知のとおり、粉末冶金技術の進歩によって焼結部品の
適用分野が拡大し、それに伴って原料粉末も従来の純鉄
粉を主体としたものに加えて、合金銅粉が併用されるよ
うになってきた。この合金鋼粉は、通常水アトマイズ−
ガス還元法によって製造されるが、かような合金鋼粉が
開発されたことによってはじめて、それまでの純鉄粉に
合金元素を混合添加する方式では困IAIMであるとさ
れた高強度の焼結部品が得られるようになった。
適用分野が拡大し、それに伴って原料粉末も従来の純鉄
粉を主体としたものに加えて、合金銅粉が併用されるよ
うになってきた。この合金鋼粉は、通常水アトマイズ−
ガス還元法によって製造されるが、かような合金鋼粉が
開発されたことによってはじめて、それまでの純鉄粉に
合金元素を混合添加する方式では困IAIMであるとさ
れた高強度の焼結部品が得られるようになった。
ところでこの種の合金鋼粉に要求される基本条件は、次
の4点に要約される。
の4点に要約される。
(1)原料粉末が安価であること。
(2)部品成形時の圧縮性が優れていること。
(8)部品焼結時に特殊な雰囲気が不要であること。
(4)焼結体の機械的強度が大きいこと。
従来は上記の条件のうちとくに(8)および(4)に主
眼をおいて鋼粉の開発が進められ、2Ni−0、5MO
や1.5 Ni−0,50u−0,5MOなどの合金鋼
粉が報告すしている。しかしながらこれらの合金鋼粉は
、比較的合金量が高いため、原料コストが嵩むと同時に
銅粉が硬くなる不利があり、このため止揚条件のうち(
1)と(2)については十分満足されているとは言い難
かったのである。
眼をおいて鋼粉の開発が進められ、2Ni−0、5MO
や1.5 Ni−0,50u−0,5MOなどの合金鋼
粉が報告すしている。しかしながらこれらの合金鋼粉は
、比較的合金量が高いため、原料コストが嵩むと同時に
銅粉が硬くなる不利があり、このため止揚条件のうち(
1)と(2)については十分満足されているとは言い難
かったのである。
(2a)
行ういわゆる焼結鍛造の実施を前提にしている場合が多
く、従って焼結体のまま熱間成形などを施すことなしに
製品とする分野では、新たな合金設計が必要と考えられ
ていたのである。
く、従って焼結体のまま熱間成形などを施すことなしに
製品とする分野では、新たな合金設計が必要と考えられ
ていたのである。
そこで発明者らは、1掲した4つの条件全てを満足する
合金鋼粉を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、試行錯誤
の末ついにこの発明を完成させるに至ったのである。
合金鋼粉を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、試行錯誤
の末ついにこの発明を完成させるに至ったのである。
すなわち、この発明は、NiおよびQuを、Ni量 0
.4〜1.8重量%(以下単に%で示す)、Ou +
04〜0.5%でがっN土+Ou : 0,6〜1.5
%の範囲において含有し、さらにMO: O,L−Q、
3%を5み、残余は不可避混入量をそれぞれ0.02%
以下に制限した0、0.1%以下に制限した5110゜
8%以下に制限したMnおよび0.01%以下に制限し
たNならびに実質的にFeの組成になることを特徴とす
る、高強度焼結部品用の合金鋼粉(第1発明)である。
.4〜1.8重量%(以下単に%で示す)、Ou +
04〜0.5%でがっN土+Ou : 0,6〜1.5
%の範囲において含有し、さらにMO: O,L−Q、
3%を5み、残余は不可避混入量をそれぞれ0.02%
以下に制限した0、0.1%以下に制限した5110゜
8%以下に制限したMnおよび0.01%以下に制限し
たNならびに実質的にFeの組成になることを特徴とす
る、高強度焼結部品用の合金鋼粉(第1発明)である。
またこの発明は、上記の成分組成になる鋼粉に(8)
対し、フェロりん粉を、混合粉全体のP含有量が0.0
5〜0.6%となる範囲において添加配合した、高強度
焼結部品用の合金鋼粉(第2発明)である。
5〜0.6%となる範囲において添加配合した、高強度
焼結部品用の合金鋼粉(第2発明)である。
ここに第1発明は、焼結体にその後に熱処理を施して使
用する場合にとりわけ優れた特性が得られ、−力筒2発
明の鋼粉は、焼結体のまま使用する場合にも有利に適合
するものである。
用する場合にとりわけ優れた特性が得られ、−力筒2発
明の鋼粉は、焼結体のまま使用する場合にも有利に適合
するものである。
以下この発明において、成分組成を上記のとおりに限定
した理由について説明する。
した理由について説明する。
Ni : 0,4〜1.8%、Ou + 0.2〜0.
5%でかツN土+Qu + Q、6〜1.5%N1およ
びOuはいずれも、Fe基地に固溶して焼結体を強化す
るのに有効に寄与する。しかしながらその合計量がO,
f1%未満ではその効果に乏しいので少くとも()、6
%以上が必要であり、またN1とOuの合計量を1.5
%以内に制限した場合には、合金元素の添加によって銅
粉が硬化して圧縮性が劣化する程度を最小限に抑えるこ
とができるので、lJi + Quは0.6〜1.5%
の範囲に限定した。この場合、添加元素としては、N1
よりもOuの方が安価であるから同一のNi+Ou f
itあってはできる限りOuを積極的に添加し、Ni量
を低減させた方が有利である。゛ただしOu量が0.2
%未満では添加の効果が極めて小さく、逆に0゜6%を
超えて添加してもそれ以上にNiを置き換える効果は薄
くなるがら、Quは0.2〜O05%の範囲に限定した
。一方N土は、Ouよりも高価であるが、焼結体の靭性
を向上させるのに有用な元素であり、その効果に鑑みて
lJi量の下限は0.4%とした。またNi+Ou +
1.5%以下、Ou I 0.2%以上とした前記条
件から、Ni量の上限はt、a%と定めた。
5%でかツN土+Qu + Q、6〜1.5%N1およ
びOuはいずれも、Fe基地に固溶して焼結体を強化す
るのに有効に寄与する。しかしながらその合計量がO,
f1%未満ではその効果に乏しいので少くとも()、6
%以上が必要であり、またN1とOuの合計量を1.5
%以内に制限した場合には、合金元素の添加によって銅
粉が硬化して圧縮性が劣化する程度を最小限に抑えるこ
とができるので、lJi + Quは0.6〜1.5%
の範囲に限定した。この場合、添加元素としては、N1
よりもOuの方が安価であるから同一のNi+Ou f
itあってはできる限りOuを積極的に添加し、Ni量
を低減させた方が有利である。゛ただしOu量が0.2
%未満では添加の効果が極めて小さく、逆に0゜6%を
超えて添加してもそれ以上にNiを置き換える効果は薄
くなるがら、Quは0.2〜O05%の範囲に限定した
。一方N土は、Ouよりも高価であるが、焼結体の靭性
を向上させるのに有用な元素であり、その効果に鑑みて
lJi量の下限は0.4%とした。またNi+Ou +
1.5%以下、Ou I 0.2%以上とした前記条
件から、Ni量の上限はt、a%と定めた。
MO: 0.L〜0.8%
MOは、Fe基地に固溶して焼結体を強化すると共に、
硬質炭化物を形成して焼結体の強度および硬度を向上さ
せ、さらには焼入性を改善させる元素として欠くことが
できない。その添加量は効果から鑑みて0.1%以上を
必要とし、一方0.8%を超えると圧縮性および原料コ
ストの面がら好ましくないので、MO含有量の範囲は0
.1〜0.8%に限定した。
硬質炭化物を形成して焼結体の強度および硬度を向上さ
せ、さらには焼入性を改善させる元素として欠くことが
できない。その添加量は効果から鑑みて0.1%以上を
必要とし、一方0.8%を超えると圧縮性および原料コ
ストの面がら好ましくないので、MO含有量の範囲は0
.1〜0.8%に限定した。
0 ; 0i02%以下、N : 0.01%以下次に
CおよびNはいずれも、銅粉の圧縮性に悪影響を与える
ので可能な限り低く抑えることが望ましいが、それぞれ
0:0102%以下、N : 0.01%以下程度なら
許容できる。
CおよびNはいずれも、銅粉の圧縮性に悪影響を与える
ので可能な限り低く抑えることが望ましいが、それぞれ
0:0102%以下、N : 0.01%以下程度なら
許容できる。
Si : 0.1%以下
Siは、銅粉の圧縮性に悪影響を与えるとともに、安価
な炭化水素変成ガス(RXガス)などで焼結を行なう場
合に選択酸化され易く、焼結体強度に悪影響を及ぼすの
で、この発明では0.1%以下に限定した。
な炭化水素変成ガス(RXガス)などで焼結を行なう場
合に選択酸化され易く、焼結体強度に悪影響を及ぼすの
で、この発明では0.1%以下に限定した。
Mn : 0.8%以下
Mnは、一般に焼入性向上元素として知られているが、
粉末冶金ではとくに安価な炭化水素変成ガス(RXガス
)などで焼結を行う場合に選択酸化され易く、焼結体強
度に悪影響を及ぼすので、この発明では0.8%以下に
限定した。
粉末冶金ではとくに安価な炭化水素変成ガス(RXガス
)などで焼結を行う場合に選択酸化され易く、焼結体強
度に悪影響を及ぼすので、この発明では0.8%以下に
限定した。
上述した成分組成範囲を満足させることによって、前掲
した4つの条件全てを満足する優れた合金鋼粉が得られ
るa′すなわあ・この発明に従・う合金鋼粉体、;+の
合金量Q占める割合は従来の合金鋼粉に比べてかなり低
いので、銅粉コスト及び圧縮(6) 性の面で浸れているのはいうまでもなく、さらに後述の
実施例からも明らかなように、焼鈍時に特殊な雰囲気な
必要とすることもなく、シかも熱処理後の焼結体強度、
靭性は従来の合金鋼粉を用いた場合に較べて格段に向上
するのである。
した4つの条件全てを満足する優れた合金鋼粉が得られ
るa′すなわあ・この発明に従・う合金鋼粉体、;+の
合金量Q占める割合は従来の合金鋼粉に比べてかなり低
いので、銅粉コスト及び圧縮(6) 性の面で浸れているのはいうまでもなく、さらに後述の
実施例からも明らかなように、焼鈍時に特殊な雰囲気な
必要とすることもなく、シかも熱処理後の焼結体強度、
靭性は従来の合金鋼粉を用いた場合に較べて格段に向上
するのである。
ところで焼結部品には、焼結後に熱処理などを施すこと
なくそのまま用いられるものもあるが、その場合には、
上に述べた組成になる合金鋼粉にフェロりん粉を少量添
加配合した混合粉とすることが、強度の改善にとって極
めて有効であることが明らかにされたのである。すなわ
ち上述組成の合金鋼粉に対して、フェロりん粉を、全体
のP含有量が0.05〜0.6%となる範囲において添
加配合した混合粉とすることによって、従来の如き合金
量の多い合金銅粉よりも安価で、しかもそれ以上の焼結
強度が碍られることか判明したのである。
なくそのまま用いられるものもあるが、その場合には、
上に述べた組成になる合金鋼粉にフェロりん粉を少量添
加配合した混合粉とすることが、強度の改善にとって極
めて有効であることが明らかにされたのである。すなわ
ち上述組成の合金鋼粉に対して、フェロりん粉を、全体
のP含有量が0.05〜0.6%となる範囲において添
加配合した混合粉とすることによって、従来の如き合金
量の多い合金銅粉よりも安価で、しかもそれ以上の焼結
強度が碍られることか判明したのである。
ここでPを予め鋼粉の合金成分とせずに、フェロりん粉
の形で添加するのはつぎの理由による。
の形で添加するのはつぎの理由による。
すなわち、Pを予合金として含有させると鋼粉が硬くな
って圧縮性が低下するからであり、またり(7) ん粉単味で混合添加するとRXガス中での焼結時に酸化
し易いためである。
って圧縮性が低下するからであり、またり(7) ん粉単味で混合添加するとRXガス中での焼結時に酸化
し易いためである。
かような添加Pは、17’6基地に固溶して焼結体を強
化すると共に、焼結体の空孔を球状化させる効果があり
、靭性の向上に寄与する。ただし混合粉全体におけるP
の含有量が、0.05%未満ではその添加効果に乏しく
、一方0.6%を超えて添加してもそれ以上の効果が望
めないばかりか、Pが粒界に析出してかえって靭性を劣
化させるぎらいにあるので、Pの含有量は0.05〜0
.6%の範囲に限定した。
化すると共に、焼結体の空孔を球状化させる効果があり
、靭性の向上に寄与する。ただし混合粉全体におけるP
の含有量が、0.05%未満ではその添加効果に乏しく
、一方0.6%を超えて添加してもそれ以上の効果が望
めないばかりか、Pが粒界に析出してかえって靭性を劣
化させるぎらいにあるので、Pの含有量は0.05〜0
.6%の範囲に限定した。
以下この発明の実施例について説明する。
表1に示した成分組成になる発明鋼粉(A l t2)
および従来銅粉(届3)を溶製し、それぞれタンディツ
シュの溶湯ノズルから流出させながら、150 kg/
cm”の高圧水で噴霧し、ついで脱水、乾燥したのち分
解アンモニアガス中でtooo℃。
および従来銅粉(届3)を溶製し、それぞれタンディツ
シュの溶湯ノズルから流出させながら、150 kg/
cm”の高圧水で噴霧し、ついで脱水、乾燥したのち分
解アンモニアガス中でtooo℃。
90 minの仕上還元を施した。その後得られたケー
キをハンマーミルで解砕し、80メツシユ以下にふるい
分けた。それぞれの粉体特性を表2に示す。
キをハンマーミルで解砕し、80メツシユ以下にふるい
分けた。それぞれの粉体特性を表2に示す。
表1 粉末のfヒ学組成(重量%)
(10)
次に表2に示した各銅粉をそれぞれ原料として以下の要
領で焼結体を作成した。
領で焼結体を作成した。
それぞれの銅粉に、黒鉛粉:0.5%、ステアリン酸亜
鉛=1.0%を加え、6 t/cm”の圧力で成形して
圧粉体とした。ついで圧粉体をRXガス中600″Cで
a o min加熱してステアリン酸亜鉛を揮散させた
のち、同一ガス中で1160°C160m1nの焼結を
施した。引続き得られた焼結体を、Arガス中800°
Cで80m1n間加熱してから、60°Cの油中に焼入
し、ついで170°C19C19Oの焼戻し処理を施し
た。
鉛=1.0%を加え、6 t/cm”の圧力で成形して
圧粉体とした。ついで圧粉体をRXガス中600″Cで
a o min加熱してステアリン酸亜鉛を揮散させた
のち、同一ガス中で1160°C160m1nの焼結を
施した。引続き得られた焼結体を、Arガス中800°
Cで80m1n間加熱してから、60°Cの油中に焼入
し、ついで170°C19C19Oの焼戻し処理を施し
た。
表8に銅粉それぞれの圧粉密度と、熱処理後の焼結体の
機械的性質について鯛べた結果を示す。
機械的性質について鯛べた結果を示す。
表8
※ノツチなし
く11)
表8に示した成績から明らかなように、この発明に従う
合金銅粉は、従来の合金銅粉に較べて、圧縮性ならびに
熱処理後の焼結体の強度および靭性とも優れている。し
かも合金組成からみてこの発明の合金鋼粉がきわめて安
価に製造し得ることを考え併せると、この発明の有効性
は明らかである。
合金銅粉は、従来の合金銅粉に較べて、圧縮性ならびに
熱処理後の焼結体の強度および靭性とも優れている。し
かも合金組成からみてこの発明の合金鋼粉がきわめて安
価に製造し得ることを考え併せると、この発明の有効性
は明らかである。
次に、前掲衣1.2に示したA2の合金銅粉に対シ、粒
度−825メツシユでP−i有量27%の7エロりん粉
を、粉全体のP含有量が0.4%となる量添加した合金
鋼粉A4につき、上述した実験例に準じて、黒鉛粉、ス
テアリン酸亜鉛を加え、ついで成形、焼結処理を施して
焼結体を得た。
度−825メツシユでP−i有量27%の7エロりん粉
を、粉全体のP含有量が0.4%となる量添加した合金
鋼粉A4につき、上述した実験例に準じて、黒鉛粉、ス
テアリン酸亜鉛を加え、ついで成形、焼結処理を施して
焼結体を得た。
表4に、圧粉密度と焼結体の機械的性質について鯛べた
結果を示す。なお表4には、従来鋼粉塵8について同様
の処理を施して得た焼結体の特性について調べた結果も
併記した。
結果を示す。なお表4には、従来鋼粉塵8について同様
の処理を施して得た焼結体の特性について調べた結果も
併記した。
表4
※ノツチなし
表から明らかなように、フェロりん粉の添加により(発
明鋼粉属4)、高い圧縮性が得られるだけでなく、従来
鋼粉(A68)に比し、焼結のままでの強度および靭性
に優れた合金鋼粉を得ることができた。
明鋼粉属4)、高い圧縮性が得られるだけでなく、従来
鋼粉(A68)に比し、焼結のままでの強度および靭性
に優れた合金鋼粉を得ることができた。
以上述べたようにこの発明によれば、高強度焼結部品用
の原料鋼粉として要求される1つの基本条件の全てを兼
ね備えた合金鋼粉を得ることができ、有利である。
の原料鋼粉として要求される1つの基本条件の全てを兼
ね備えた合金鋼粉を得ることができ、有利である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 L NiおよびQuを、 Ni : 0.4〜1.8重量%、 Ou s O,2〜0.15重量%でかつN土+Ou
+ 0.6〜1.5重量%の範囲において含有し、さら
に MO+ 0.1〜O,a重量% を含み、残余は不可避混入量をそれぞれo、o g重量
%以下に制限した01 0.1重量%以下に制限したSl、 0.8重量%以下に制限したMnおよび0.01重量%
以下に制限したN ならびに実質的にFeの組成になることを特徴とする、
高強度焼結部品用の合金鋼粉。 ム NiおよびQuを、 Ni:0.4〜t、a重量%、 Ou : 0.2〜0.5重量% r カッlJi+O
u r O,6〜1.5重量%の範囲において含有し、
さらに MO: O,L〜0.8重量% を含み、残金は不可避混入量をそれぞれ0.02重量%
以下に制限した0、 0.1 重量%以下に制限したSi。 0.8 重量%以下に制限したMnおよび0.01重量
%以下に制限したN ならびに実質的にFeの組成になる銅粉に対し、フェロ
りん粉を、混合粉全体のP含有量が0.06〜0.6重
量%となる範囲において添加配合したことを特徴とする
、高強度焼結部品用の合金鋼粉。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58179211A JPS6075501A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 高強度焼結部品用の合金鋼粉 |
EP84306525A EP0136169B1 (en) | 1983-09-29 | 1984-09-25 | An alloy steel powder for high strength sintered parts |
DE8484306525T DE3477021D1 (en) | 1983-09-29 | 1984-09-25 | An alloy steel powder for high strength sintered parts |
US06/654,369 US4561893A (en) | 1983-09-29 | 1984-09-25 | Alloy steel powder for high strength sintered parts |
CA000464269A CA1222151A (en) | 1983-09-29 | 1984-09-28 | Alloy steel powder for high strength sintered parts |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58179211A JPS6075501A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 高強度焼結部品用の合金鋼粉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6075501A true JPS6075501A (ja) | 1985-04-27 |
JPS6364483B2 JPS6364483B2 (ja) | 1988-12-12 |
Family
ID=16061870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58179211A Granted JPS6075501A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 高強度焼結部品用の合金鋼粉 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4561893A (ja) |
EP (1) | EP0136169B1 (ja) |
JP (1) | JPS6075501A (ja) |
CA (1) | CA1222151A (ja) |
DE (1) | DE3477021D1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01123002A (ja) * | 1987-11-05 | 1989-05-16 | Kawasaki Steel Corp | 高強度焼結鋼の製造方法 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6318001A (ja) * | 1986-07-11 | 1988-01-25 | Kawasaki Steel Corp | 粉末冶金用合金鋼粉 |
DE3633879A1 (de) * | 1986-10-04 | 1988-04-14 | Supervis Ets | Hochverschleissfeste eisen-nickel-kupfer-molybdaen-sinterlegierung mit phosphorzusatz |
CA1337468C (en) * | 1987-08-01 | 1995-10-31 | Kuniaki Ogura | Alloyed steel powder for powder metallurgy |
DE4001899C1 (ja) * | 1990-01-19 | 1991-07-25 | Mannesmann Ag, 4000 Duesseldorf, De | |
DE4001900A1 (de) * | 1990-01-19 | 1991-07-25 | Mannesmann Ag | Metallpulvermischung |
SE9101819D0 (sv) * | 1991-06-12 | 1991-06-12 | Hoeganaes Ab | Jaernbaserad pulverkomposition som efter sintring uppvisar god formstabilitet |
US6551373B2 (en) | 2000-05-11 | 2003-04-22 | Ntn Corporation | Copper infiltrated ferro-phosphorous powder metal |
US6676894B2 (en) | 2002-05-29 | 2004-01-13 | Ntn Corporation | Copper-infiltrated iron powder article and method of forming same |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5638450A (en) * | 1979-09-06 | 1981-04-13 | Kawasaki Steel Corp | Alloy steel powder excellent in compressibility and moldability as well as hardenability and toughness as sealing material |
JPS5810962A (ja) * | 1981-07-14 | 1983-01-21 | Victor Co Of Japan Ltd | 2値化装置 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA935307A (en) * | 1971-03-29 | 1973-10-16 | Ford Motor Company Of Canada | Prealloyed metal forging powder |
US3901661A (en) * | 1972-04-06 | 1975-08-26 | Toyo Kohan Co Ltd | Prealloyed steel powder for formation of structural parts by powder forging and powder forged article for structural parts |
US3864809A (en) * | 1973-03-29 | 1975-02-11 | Int Nickel Co | Process of producing by powder metallurgy techniques a ferritic hot forging of low flow stress |
US4049429A (en) * | 1973-03-29 | 1977-09-20 | The International Nickel Company, Inc. | Ferritic alloys of low flow stress for P/M forgings |
SE393635B (sv) * | 1976-06-24 | 1977-05-16 | Hoeganaes Ab | Fosforhaltigt stalpulver och sett for dess framstellning |
US4069044A (en) * | 1976-08-06 | 1978-01-17 | Stanislaw Mocarski | Method of producing a forged article from prealloyed-premixed water atomized ferrous alloy powder |
US4093449A (en) * | 1976-10-26 | 1978-06-06 | Hoganas Ab, Fack | Phosphorus steel powder and a method of manufacturing the same |
SE408435B (sv) * | 1976-11-03 | 1979-06-11 | Hoeganaes Ab | Sett att framstella ett kopparhaltigt jernpulver |
SE7612279L (sv) * | 1976-11-05 | 1978-05-05 | British Steel Corp | Finfordelat glodgat stalpulver, samt sett att framstella detta. |
JPS5810962B2 (ja) * | 1978-10-30 | 1983-02-28 | 川崎製鉄株式会社 | 圧縮性、成形性および熱処理特性に優れる合金鋼粉 |
US4236945A (en) * | 1978-11-27 | 1980-12-02 | Allegheny Ludlum Steel Corporation | Phosphorus-iron powder and method of producing soft magnetic material therefrom |
JPS57164901A (en) * | 1981-02-24 | 1982-10-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Low alloy steel powder of superior compressibility, moldability and hardenability |
-
1983
- 1983-09-29 JP JP58179211A patent/JPS6075501A/ja active Granted
-
1984
- 1984-09-25 EP EP84306525A patent/EP0136169B1/en not_active Expired
- 1984-09-25 DE DE8484306525T patent/DE3477021D1/de not_active Expired
- 1984-09-25 US US06/654,369 patent/US4561893A/en not_active Expired - Lifetime
- 1984-09-28 CA CA000464269A patent/CA1222151A/en not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5638450A (en) * | 1979-09-06 | 1981-04-13 | Kawasaki Steel Corp | Alloy steel powder excellent in compressibility and moldability as well as hardenability and toughness as sealing material |
JPS5810962A (ja) * | 1981-07-14 | 1983-01-21 | Victor Co Of Japan Ltd | 2値化装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01123002A (ja) * | 1987-11-05 | 1989-05-16 | Kawasaki Steel Corp | 高強度焼結鋼の製造方法 |
JPH0512401B2 (ja) * | 1987-11-05 | 1993-02-18 | Kawasaki Steel Co |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4561893A (en) | 1985-12-31 |
EP0136169B1 (en) | 1989-03-08 |
DE3477021D1 (en) | 1989-04-13 |
EP0136169A3 (en) | 1986-04-23 |
JPS6364483B2 (ja) | 1988-12-12 |
CA1222151A (en) | 1987-05-26 |
EP0136169A2 (en) | 1985-04-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2741199B2 (ja) | 高密度焼結鉄合金 | |
TW201037092A (en) | Iron vanadium powder alloy | |
JPS6075501A (ja) | 高強度焼結部品用の合金鋼粉 | |
JP3853362B2 (ja) | 高引張り強度を有するマンガン含有材料 | |
JP3446322B2 (ja) | 粉末冶金用合金鋼粉 | |
JPH06306403A (ja) | 高強度、高靱性Cr合金鋼粉焼結体およびその製造方法 | |
JPS6318001A (ja) | 粉末冶金用合金鋼粉 | |
JPH08209202A (ja) | 切削性に優れた高強度焼結材料用合金鋼粉 | |
JPS61295302A (ja) | 焼結用低合金鉄粉末 | |
JPH0459362B2 (ja) | ||
JPWO2019188833A1 (ja) | 粉末冶金用合金鋼粉および粉末冶金用鉄基混合粉末 | |
JPH05507967A (ja) | 鉄基粉末、これで製造される部品、及びこの部品の製造方法 | |
JPH0892708A (ja) | 粉末冶金用混合鉄粉および切削性に優れた焼結鋼の製造方法 | |
JPS5923840A (ja) | 高強度焼結材料の製造方法 | |
JPH0213001B2 (ja) | ||
JPH01132701A (ja) | 粉末冶金用合金鋼粉 | |
JPH0375621B2 (ja) | ||
JPH04337001A (ja) | 粉末冶金用低合金鋼粉及びその焼結成形体並びに調質成形体 | |
JPS6136041B2 (ja) | ||
JPH01123002A (ja) | 高強度焼結鋼の製造方法 | |
JPS6164849A (ja) | 高強度鉄系焼結合金 | |
JPS59129753A (ja) | 高強度焼結材料用合金鋼粉 | |
JPH03264642A (ja) | 鉄基高強度焼結体の製造方法 | |
DE1275769B (de) | Pulvermetallurgisches Verfahren zur Herstellung einer waermebehandlungsfaehigen harten Legierung auf Eisen-Wolframkarbid-Basis | |
JPS61139602A (ja) | 低合金鉄粉の製造方法 |