JPS60636B2 - 放射性廃液の処理法 - Google Patents
放射性廃液の処理法Info
- Publication number
- JPS60636B2 JPS60636B2 JP54169076A JP16907679A JPS60636B2 JP S60636 B2 JPS60636 B2 JP S60636B2 JP 54169076 A JP54169076 A JP 54169076A JP 16907679 A JP16907679 A JP 16907679A JP S60636 B2 JPS60636 B2 JP S60636B2
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- JP
- Japan
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- uranium
- waste liquid
- amorphous silica
- water glass
- nuclides
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21F—PROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
- G21F9/00—Treating radioactively contaminated material; Decontamination arrangements therefor
- G21F9/04—Treating liquids
- G21F9/06—Processing
- G21F9/10—Processing by flocculation
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Removal Of Specific Substances (AREA)
- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はウラン及びウランの娘核種である8崩壊核種を
含む放射性廃液からウラン及びウランの娘核種である8
崩壊核種をほぼ完全に除去回収するとともに廃水の放射
性レベルの低減化ならびに凝集沈殿処理の結果生成する
放射性固体廃棄物の大幅な滅客化を可能ならしめる放射
性廃液の処理法に関する。
含む放射性廃液からウラン及びウランの娘核種である8
崩壊核種をほぼ完全に除去回収するとともに廃水の放射
性レベルの低減化ならびに凝集沈殿処理の結果生成する
放射性固体廃棄物の大幅な滅客化を可能ならしめる放射
性廃液の処理法に関する。
六弗化ウランの転換加工工程より排出されるプロセス廃
液中には50〜20蛇pmのウラン及び徴量のウランの
娘核種である8崩壊核種を含んでいる。
液中には50〜20蛇pmのウラン及び徴量のウランの
娘核種である8崩壊核種を含んでいる。
該プロセス廃液より、これらの放射性核種を除去する一
般的な方法としては、イオン交換法、塩化鉄による凝集
沈殿法等がある。イオン交換法は第1図に示すごとき工
程よりなるものであり、イオン交換樹脂を効率的に使用
するために通常例えば1日1回程度の再生処理が必要で
ある。
般的な方法としては、イオン交換法、塩化鉄による凝集
沈殿法等がある。イオン交換法は第1図に示すごとき工
程よりなるものであり、イオン交換樹脂を効率的に使用
するために通常例えば1日1回程度の再生処理が必要で
ある。
そのため、上記六弗化ウラン転換工程よりのプロセス廃
液を連続処理する場合には、イオン交換樹脂再生処理を
並行して行なうために2系列のイオン交換処理ラインを
必要とする。また、このイオン交換樹脂の再処理には多
量の硝酸を必要とし、再生後においてはこれら硝酸系の
廃液が排出されることにより硝酸回収装置等を必要とす
る。さらに、この再生処理を繰り返すことにより、イオ
ン交換樹脂が劣化し、再生後の処理能力が低下するにい
たる。この処理能力の低下は、上記プロセス廃液中に1
0〜20夕/その弗素を含有すること及び再生処理時に
硝酸を用いること等に起因すると考えられる。イオン交
換法は、これらの欠点のほかに、上記プロセス廃液中の
ウラン分の楠集においてはきわめて有効であるが、ウラ
ンの娘核種であるトリウムの比放射能が高いので親核種
のウランと共存する場合にはそのイオン交換法による完
全補集は困難であるといる欠点がある。塩化鉄による凝
集沈殿法は第2図に示すごとき工程よりなるものであり
、上記プロセス廃液中のウランを橘集した殿物が生成し
、その殿物から硝酸等でウランを溶出し回収するとして
も、多量の共存する鉄イオンとの分離が容易でなく「そ
の結果談殿物を放射性固体廃棄物として保管せざるを得
ないという欠点がある。
液を連続処理する場合には、イオン交換樹脂再生処理を
並行して行なうために2系列のイオン交換処理ラインを
必要とする。また、このイオン交換樹脂の再処理には多
量の硝酸を必要とし、再生後においてはこれら硝酸系の
廃液が排出されることにより硝酸回収装置等を必要とす
る。さらに、この再生処理を繰り返すことにより、イオ
ン交換樹脂が劣化し、再生後の処理能力が低下するにい
たる。この処理能力の低下は、上記プロセス廃液中に1
0〜20夕/その弗素を含有すること及び再生処理時に
硝酸を用いること等に起因すると考えられる。イオン交
換法は、これらの欠点のほかに、上記プロセス廃液中の
ウラン分の楠集においてはきわめて有効であるが、ウラ
ンの娘核種であるトリウムの比放射能が高いので親核種
のウランと共存する場合にはそのイオン交換法による完
全補集は困難であるといる欠点がある。塩化鉄による凝
集沈殿法は第2図に示すごとき工程よりなるものであり
、上記プロセス廃液中のウランを橘集した殿物が生成し
、その殿物から硝酸等でウランを溶出し回収するとして
も、多量の共存する鉄イオンとの分離が容易でなく「そ
の結果談殿物を放射性固体廃棄物として保管せざるを得
ないという欠点がある。
さらに、水ガラスによる凝集沈殿法(特許第73307
5号)には水ガラスの添加によって生成し無定形シリカ
殿物により、上記プロセス廃液中のウランはほとんど完
全に捕集することはできるが、ウランの娘核樋であるト
リウム等の3崩壊核種は必ずしも充分補集することがで
きないこと及び該殿物からウランを回収しても残澄殿物
を非放射性廃棄物として扱うことができないために、上
記ウランを楠集した無定形シリカ殿物はそのまま放射性
団体廃棄物として保管されているのが現状であること等
の欠点を有する。
5号)には水ガラスの添加によって生成し無定形シリカ
殿物により、上記プロセス廃液中のウランはほとんど完
全に捕集することはできるが、ウランの娘核樋であるト
リウム等の3崩壊核種は必ずしも充分補集することがで
きないこと及び該殿物からウランを回収しても残澄殿物
を非放射性廃棄物として扱うことができないために、上
記ウランを楠集した無定形シリカ殿物はそのまま放射性
団体廃棄物として保管されているのが現状であること等
の欠点を有する。
本発明は上記の従来法の欠点を解決し、ウラン及びウラ
ンの娘核種である8崩壊核種を含む放射性廃液からウラ
ン及びウランの娘核種である3崩壊核種をほぼ完全に除
去回収するとともに廃水の放射性レベルの低減化ならび
に凝集沈殿処理の結果生成する放射性固体廃棄物の大幅
な減容化を可能ならしめる放射性廃液の処理法を提供す
るもので、その要旨とするところは、ウラン及びウラン
の娘核種である8崩壊核種を含む放射性廃液からウラン
及び8崩壊核種を除去回収するに当り、該放射性廃液に
水ガラス添加による凝集沈殿処理を施し、生成する該ウ
ラン及び8崩壊核種補集の無定形シリカ殿物を固液分離
し、得られた該無定形シリカ殿物を希酸処理して港出す
る該ウラン及び8崩壊核種を炉別回収するとともに残湾
の無定形シリカをアルカリ金属水酸化物溶液で溶解させ
て水ガラスに再生させ、該再生水ガラスを前記凝集沈殿
処理工程に循環させつつ、該凝集沈殿処理工程において
生成する無定形シリカ殿物を固液分離して得られた廃液
にイオン交換処理を施すことを特徴とする放射性廃液の
処理法にある。
ンの娘核種である8崩壊核種を含む放射性廃液からウラ
ン及びウランの娘核種である3崩壊核種をほぼ完全に除
去回収するとともに廃水の放射性レベルの低減化ならび
に凝集沈殿処理の結果生成する放射性固体廃棄物の大幅
な減容化を可能ならしめる放射性廃液の処理法を提供す
るもので、その要旨とするところは、ウラン及びウラン
の娘核種である8崩壊核種を含む放射性廃液からウラン
及び8崩壊核種を除去回収するに当り、該放射性廃液に
水ガラス添加による凝集沈殿処理を施し、生成する該ウ
ラン及び8崩壊核種補集の無定形シリカ殿物を固液分離
し、得られた該無定形シリカ殿物を希酸処理して港出す
る該ウラン及び8崩壊核種を炉別回収するとともに残湾
の無定形シリカをアルカリ金属水酸化物溶液で溶解させ
て水ガラスに再生させ、該再生水ガラスを前記凝集沈殿
処理工程に循環させつつ、該凝集沈殿処理工程において
生成する無定形シリカ殿物を固液分離して得られた廃液
にイオン交換処理を施すことを特徴とする放射性廃液の
処理法にある。
次に、本発明を図面によって説明する。
第3図は本発明の一実施例のフローシートである。
このフローシートにはまず本発明方法における第1工程
である水ガラス添加による上記プロセス廃液の凝集沈殿
処理工程と該凝集沈殿処理工程で生成した無定形シリカ
殿物の水ガラスへの再生工程が含まれている。第3図に
おいて、本発明の水ガラス添加による凝集沈殿処理工程
では六弗化ウラン転換工程よりのプロセス廃液に水ガラ
スを、珪酸ソーダにして0.5〜2多′そ添加し、10
〜30分間燈拝したのち、熟成して生成した無定形シリ
カ殿物に該プロセス廃液中のウランのほとんど全量とウ
ランの娘核種であるB崩壊核種の一部を捕集させた後「
該無定形シリカ殿物を炉8Uし、得られた炉液に次のイ
オン交換処理を行なうことによって、水ガラスによる凝
集沈殿処理において橋集できなかった残余の8崩壊核種
をほぼ完全に捕集することができるので、最終的な排水
中の放射能濃度レベルを従来のイオン交換処理のみの場
合に比して1′10〜1/100程度に低下せしめるこ
とができる。
である水ガラス添加による上記プロセス廃液の凝集沈殿
処理工程と該凝集沈殿処理工程で生成した無定形シリカ
殿物の水ガラスへの再生工程が含まれている。第3図に
おいて、本発明の水ガラス添加による凝集沈殿処理工程
では六弗化ウラン転換工程よりのプロセス廃液に水ガラ
スを、珪酸ソーダにして0.5〜2多′そ添加し、10
〜30分間燈拝したのち、熟成して生成した無定形シリ
カ殿物に該プロセス廃液中のウランのほとんど全量とウ
ランの娘核種であるB崩壊核種の一部を捕集させた後「
該無定形シリカ殿物を炉8Uし、得られた炉液に次のイ
オン交換処理を行なうことによって、水ガラスによる凝
集沈殿処理において橋集できなかった残余の8崩壊核種
をほぼ完全に捕集することができるので、最終的な排水
中の放射能濃度レベルを従来のイオン交換処理のみの場
合に比して1′10〜1/100程度に低下せしめるこ
とができる。
このように、水ガラス添加による凝集沈殿処理を前処理
として行なうことによって、次の第2工程としてのイオ
ン交換処理においてイオン交換樹脂にかかる負担を著し
く軽減させることができるので、従来のイオン交換処理
のみの場合では1日に1回必要とされたイオン交去勢樹
脂の再処理を1〜2ケ月に1回程度に減らすことができ
、同時に、イオン交≠剣樹脂自体の交換量の大幅な節減
およびイオン交換樹脂の劣化度の減少を可能ならしめる
もので、その経済的効果はきわめて大きい。更に、本発
明では上述したように、水ガラス添加による凝集沈殿処
理によって生成し、炉過装置で炉刻された放射性固体廃
棄物であるウラン及びウランの娘核種である8崩壊核種
の1部補集の無定形シリカ殿物を処理してウラン及びウ
ランの娘核種であるB崩壊核種を回収するとともに無定
形シリカを水ガラスに再生せしめる第3工程を行うこと
によって、該放射性固体廃棄物の大幅な減客化を可能な
らしめるものである。
として行なうことによって、次の第2工程としてのイオ
ン交換処理においてイオン交換樹脂にかかる負担を著し
く軽減させることができるので、従来のイオン交換処理
のみの場合では1日に1回必要とされたイオン交去勢樹
脂の再処理を1〜2ケ月に1回程度に減らすことができ
、同時に、イオン交≠剣樹脂自体の交換量の大幅な節減
およびイオン交換樹脂の劣化度の減少を可能ならしめる
もので、その経済的効果はきわめて大きい。更に、本発
明では上述したように、水ガラス添加による凝集沈殿処
理によって生成し、炉過装置で炉刻された放射性固体廃
棄物であるウラン及びウランの娘核種である8崩壊核種
の1部補集の無定形シリカ殿物を処理してウラン及びウ
ランの娘核種であるB崩壊核種を回収するとともに無定
形シリカを水ガラスに再生せしめる第3工程を行うこと
によって、該放射性固体廃棄物の大幅な減客化を可能な
らしめるものである。
すなわち、第3図に示すように、ウラン及びウランの娘
核檀である8崩壊核種の1部を捕集した無定形シリカ殿
物を硝酸などの希酸で処理して溶出するウランを沢別回
収し、残澄殿物の無定形シリカ殿物をアルカリ金属水酸
化物溶液で溶解させ、これを水ガラスとして再生させる
ことができるので、上記放射性固体廃棄物の発生を実質
的にほぼ完全に抑制することができるのである。この場
合の無定形シリカ殿物とアルカIJ金属水酸化物との混
合比、すなわちSi02/M20(M:アルカリ金属)
のモル比は1.5〜3.5の範囲が好適である。このモ
ル比が3.5を超えると、溶解に長時間を要し、水ガラ
ス生成速度が低下し、また1.5未満では溶液が強アル
カリとなって装置の腐食が発生し、また添加するアルカ
リ金属水酸化物の量が多くなる等、経済的効果が著しく
低下する。この再生水ガラスは上記プロセス廃液の凝集
沈殿処理に循環使用することができる。なお、上記無定
形シリカ殿物をアルカリ金属水酸化物溶液で溶解させる
際に、あらかじめ該無定形シリカ殿物を十分水洗浄して
該殿物に付着した硝酸根などのアニオンを除去すれば、
該無定形シリカ殿物のアルカリ金属水酸化物溶液による
溶解をよりスムーズに行なわせ、無定形シリカの水ガラ
スへの再生をより効果的に行なうことができる。上記水
洗浄の程度は洗浄液の電気伝導度測定等の方法によって
判別することが望ましい。また、第3図においてアルカ
リ金属水酸化物溶液として苛性ソーダ溶液を使用してい
るが、これに限定されるものではない。本発明は、以上
のごとく、ウランおよびウランの娘核檀である8崩壊核
種を含む放射性廃液に、第1工程の水ガラス添加による
凝集沈殿処理、第2工程のイオン交換処理及び第3工程
の水ガラス再生処理を絹合せることにより、該放射性廃
液からのウラン及びウランの娘核種であるa崩壊核種の
ほぼ完全な除去回収および廃水の放射性レベルの著しい
低減化を可能ならしめ、さらに上記水ガラス添加による
凝集沈殿処理によって生成したウランのほぼ全量とウラ
ンの娘核種である8崩壊核種の1部とを粕集した無定形
シリカ殿物よりの水ガラス再生によって該再生水ガラス
の第1工程への再利用ならひに該放射性固体廃棄物の大
幅な減客化をも可能ならしめるもので、六弗化ウランの
転換工程よりの放射性廃液の処理上きわめて有用である
。
核檀である8崩壊核種の1部を捕集した無定形シリカ殿
物を硝酸などの希酸で処理して溶出するウランを沢別回
収し、残澄殿物の無定形シリカ殿物をアルカリ金属水酸
化物溶液で溶解させ、これを水ガラスとして再生させる
ことができるので、上記放射性固体廃棄物の発生を実質
的にほぼ完全に抑制することができるのである。この場
合の無定形シリカ殿物とアルカIJ金属水酸化物との混
合比、すなわちSi02/M20(M:アルカリ金属)
のモル比は1.5〜3.5の範囲が好適である。このモ
ル比が3.5を超えると、溶解に長時間を要し、水ガラ
ス生成速度が低下し、また1.5未満では溶液が強アル
カリとなって装置の腐食が発生し、また添加するアルカ
リ金属水酸化物の量が多くなる等、経済的効果が著しく
低下する。この再生水ガラスは上記プロセス廃液の凝集
沈殿処理に循環使用することができる。なお、上記無定
形シリカ殿物をアルカリ金属水酸化物溶液で溶解させる
際に、あらかじめ該無定形シリカ殿物を十分水洗浄して
該殿物に付着した硝酸根などのアニオンを除去すれば、
該無定形シリカ殿物のアルカリ金属水酸化物溶液による
溶解をよりスムーズに行なわせ、無定形シリカの水ガラ
スへの再生をより効果的に行なうことができる。上記水
洗浄の程度は洗浄液の電気伝導度測定等の方法によって
判別することが望ましい。また、第3図においてアルカ
リ金属水酸化物溶液として苛性ソーダ溶液を使用してい
るが、これに限定されるものではない。本発明は、以上
のごとく、ウランおよびウランの娘核檀である8崩壊核
種を含む放射性廃液に、第1工程の水ガラス添加による
凝集沈殿処理、第2工程のイオン交換処理及び第3工程
の水ガラス再生処理を絹合せることにより、該放射性廃
液からのウラン及びウランの娘核種であるa崩壊核種の
ほぼ完全な除去回収および廃水の放射性レベルの著しい
低減化を可能ならしめ、さらに上記水ガラス添加による
凝集沈殿処理によって生成したウランのほぼ全量とウラ
ンの娘核種である8崩壊核種の1部とを粕集した無定形
シリカ殿物よりの水ガラス再生によって該再生水ガラス
の第1工程への再利用ならひに該放射性固体廃棄物の大
幅な減客化をも可能ならしめるもので、六弗化ウランの
転換工程よりの放射性廃液の処理上きわめて有用である
。
次に、本発明を実施例によってさらに具体的に説明する
が、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限
定されるものではない。
が、本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限
定されるものではない。
実施例 1
六弗化ウランの転換加工工程より排出されたウラン及び
ウランの娘核種である8崩壊核種を含むプロセス廃液に
、第1工程として水ガラスを珪酸ソーダにして1.5夕
/そ添加し、15分間健投して凝集沈殿処理を施し、生
成した無定形シリカ穀物を炉列し「得られた炉液を陰イ
オン交換樹脂でイオン交換処理した。
ウランの娘核種である8崩壊核種を含むプロセス廃液に
、第1工程として水ガラスを珪酸ソーダにして1.5夕
/そ添加し、15分間健投して凝集沈殿処理を施し、生
成した無定形シリカ穀物を炉列し「得られた炉液を陰イ
オン交換樹脂でイオン交換処理した。
処理前の上記プロセス廃液ではQ(ウラン)濃度=2×
10‐4〃Ci/cc、8濃度=5×10‐5〃Ci′
ccであったものが前処理の水ガラス添加による凝集沈
殿処理後には、Q濃度〈6×10‐7〃Ci′cc、8
濃度=4×10‐5〃Ci/ccと減少し、次のイオン
交換処理後ではさらにQ濃度《6×10‐7〃Ci′c
c、8濃度く2×10‐6〃Cj′ccとなり、ウラン
及びウランの娘核種である8崩壊核種をほぼ完全に除去
することができた。実施例 2 実施例1で上記水ガラス添加による凝集沈殿処理によっ
て生成し、炉則された無定形シリカ殿物を州硝酸で処理
して該殿物に捕集されているウラン及びウランの娘核種
である8崩壊核種を溶出させて炉別回収するとともに残
糟殿物の無定形シリカを十分水洗浄して該殿物に付着し
たN03‐1などのアニオンを除去したのち、Si02
/Na20のモル比が3となるように調整した苛性ソー
ダ水溶液中で25oCで燭拝して溶解させ、無定形シリ
カを凝集沈殿処理工程において循環使用可能なガラスに
再生させることによって、放射性固体廃棄物である上記
無定形シリカ殿物の大幅な減客化を可能ならしめた。
10‐4〃Ci/cc、8濃度=5×10‐5〃Ci′
ccであったものが前処理の水ガラス添加による凝集沈
殿処理後には、Q濃度〈6×10‐7〃Ci′cc、8
濃度=4×10‐5〃Ci/ccと減少し、次のイオン
交換処理後ではさらにQ濃度《6×10‐7〃Ci′c
c、8濃度く2×10‐6〃Cj′ccとなり、ウラン
及びウランの娘核種である8崩壊核種をほぼ完全に除去
することができた。実施例 2 実施例1で上記水ガラス添加による凝集沈殿処理によっ
て生成し、炉則された無定形シリカ殿物を州硝酸で処理
して該殿物に捕集されているウラン及びウランの娘核種
である8崩壊核種を溶出させて炉別回収するとともに残
糟殿物の無定形シリカを十分水洗浄して該殿物に付着し
たN03‐1などのアニオンを除去したのち、Si02
/Na20のモル比が3となるように調整した苛性ソー
ダ水溶液中で25oCで燭拝して溶解させ、無定形シリ
カを凝集沈殿処理工程において循環使用可能なガラスに
再生させることによって、放射性固体廃棄物である上記
無定形シリカ殿物の大幅な減客化を可能ならしめた。
すなわち、上記放射性固体廃棄物の発生を実質的に完全
に抑制することができた。追加の関係原特許の特許第7
33075号(特公昭48−38320号)の発明はウ
ランまたはトリウムを含む液に水ガラスを添加すること
により該液からウランまたはトリウムを除去回収する方
法に関するもので、水ガラスを添加する工程をその主要
部とするものであるが、本願の各発明もいずれも水ガラ
スを添加する工程をその主要部とし、原特許発明と同一
目的を達成するものであって「特許法第31条1号に該
当するものである。
に抑制することができた。追加の関係原特許の特許第7
33075号(特公昭48−38320号)の発明はウ
ランまたはトリウムを含む液に水ガラスを添加すること
により該液からウランまたはトリウムを除去回収する方
法に関するもので、水ガラスを添加する工程をその主要
部とするものであるが、本願の各発明もいずれも水ガラ
スを添加する工程をその主要部とし、原特許発明と同一
目的を達成するものであって「特許法第31条1号に該
当するものである。
第1図は従釆の六弗化ウランの転換加工工程よりの放射
性廃液のイオン交換処理法の一例を示すプロセスフロー
図、第2図は従釆の上記放射性廃液の塩化鉄による凝集
沈殿処理法の一例を示すプロセスフロ−図、第3図は本
発明の一実施例のプロセスフロー図である。 粥丁図 粥Z図 第3図
性廃液のイオン交換処理法の一例を示すプロセスフロー
図、第2図は従釆の上記放射性廃液の塩化鉄による凝集
沈殿処理法の一例を示すプロセスフロ−図、第3図は本
発明の一実施例のプロセスフロー図である。 粥丁図 粥Z図 第3図
Claims (1)
- 1 ウラン及びウランの娘核種であるβ崩壊核種を含む
放射性廃液からウラン及びβ崩壊核種を除去回収するに
当り、該放射性廃液に水ガラス添加による凝集沈殿処理
を施し、生成する核ウラン及びβ崩壊核種捕集の無定形
シリカ殿物を固液分離し、得られた該無定形シリカ殿物
を希酸処理して溶出する該ウラン及びβ崩壊核種を濾別
回収するとともに残渣の無定形シリカをアルカリ金属水
酸化物溶液で溶解させて水ガラスに再生させ、該再生水
ガラスを前記凝集沈殿処理工程に循環させつつ、該凝集
沈殿処理工程において生成する無定形シリカ殿物を固液
分離して得られた廃液にイオン交換処理を施すことを特
徴とする放射性廃液の処理法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54169076A JPS60636B2 (ja) | 1979-12-25 | 1979-12-25 | 放射性廃液の処理法 |
US06/414,915 US4501691A (en) | 1979-12-25 | 1982-09-03 | Process for treating a radioactive liquid waste |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54169076A JPS60636B2 (ja) | 1979-12-25 | 1979-12-25 | 放射性廃液の処理法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5692499A JPS5692499A (en) | 1981-07-27 |
JPS60636B2 true JPS60636B2 (ja) | 1985-01-09 |
Family
ID=15879871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54169076A Expired JPS60636B2 (ja) | 1979-12-25 | 1979-12-25 | 放射性廃液の処理法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4501691A (ja) |
JP (1) | JPS60636B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Families Citing this family (18)
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HU200971B (en) * | 1984-09-12 | 1990-09-28 | Magyar Asvanyolaj Es Foeldgaz | Combined separation process for reducing inactive salt content of waste solutions of atomic power stations |
JPH0631850B2 (ja) * | 1985-02-08 | 1994-04-27 | 株式会社日立製作所 | 放射性廃液の処理処分方法 |
JPH0646236B2 (ja) * | 1985-04-17 | 1994-06-15 | 株式会社日立製作所 | 放射性廃棄物の処理方法 |
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